JPH05264501A - 炭化水素濃度の計測装置 - Google Patents

炭化水素濃度の計測装置

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JPH05264501A
JPH05264501A JP4065340A JP6534092A JPH05264501A JP H05264501 A JPH05264501 A JP H05264501A JP 4065340 A JP4065340 A JP 4065340A JP 6534092 A JP6534092 A JP 6534092A JP H05264501 A JPH05264501 A JP H05264501A
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JP
Japan
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gas
gas diffusion
sensor
catalyst
fuel ratio
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JP4065340A
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English (en)
Inventor
Akinobu Moriyama
明信 森山
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広域空燃比センサを2つ用意し、一方のセン
サにだけ触媒を担持することなどにより、燃焼用水素や
助燃用空気を必要とすることなく、HC濃度の測定を可
能とする。 【構成】 酸素ドウプ手段108A,108Bによって
過濃空燃比領域でも大気側からO2がガス拡散室102
A,102Bに輸送される。触媒106の担持されたガ
ス拡散制限部101Bでは、輸送されたO2を用い、触
媒の助けをかりてHCが酸化され、ガス拡散室102B
にはO2成分だけが拡散する。触媒の担持されていない
ガス拡散制限部101Aでは、HC成分が酸化されるこ
となく、O2成分とともにガス拡散室102Aに拡散す
る。触媒の有無によってセンサ制御回路105A,10
5Bからのセンサ出力に違いを生じ、これらセンサ出力
と上記輸送されたO2量にもとづいて演算手段109に
よりHC濃度が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炭化水素濃度の計測装
置、特に広域空燃比センサを応用したものに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンから排出されるガス(被測定ガ
ス)中の未燃炭化水素(HC)を計測する装置に水素炎
イオン化検出器(FID)が知られている((株)山海
堂発行、内燃機関、VOL.25,No.318(19
86)第64頁、第65頁参照。)これを図16で説明
すると、同図は検出部だけを示す。図において、エンジ
ンからの排出ガス(被測定ガス)を水素と混合してバー
ナージェット1に導き、点火プラグ2の助けを借りて燃
焼させると、水素炎のエネルギーによって炭化水素の一
部がイオン化する。
【0003】このとき、高電圧用電極3に高電圧をかけ
ると、イオンが図で上下方向に流れ、そのイオン電流の
強さは炭化水素の濃度および炭素数に比例する。
【0004】そこで、イオンを電場中に置いたイオンコ
レクタ4で捕らえ、これをコレクタケーブル5を介して
出力させることによって、炭化水素の濃度を検出するの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来装置では燃焼用水素や助燃用空気を検出部にまで供
給するための装置(ポンプやフィルタ)が必要であり、
テストベンチ用には向いているが、エンジン制御への適
用などのため車載することは到底不可能である。
【0006】また、燃焼用水素や助燃用空気を十分に流
量制御して供給しないと、それらの供給量の変化によっ
て検出感度をはじめとした計器の特性が大きく影響をう
ける。
【0007】そこでこの発明は、広域空燃比センサを2
つ用意し、一方のセンサにだけ触媒を担持することなど
により、燃焼用水素や助燃用空気を必要とすることな
く、炭化水素濃度の測定を可能とすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、図1に
示すように、ガス拡散制限部101A,101Bを介し
て被測定ガスの導かれるガス拡散室102A,102B
と、このガス拡散室102A,102Bと大気の酸素分
圧比に応じた電圧を出力するセンシングセル103A,
103Bと、電流値に応じて前記ガス拡散室102A,
102Bの酸素分圧を調整するポンピングセル104
A,104Bと、前記センシングセル103A,103
Bの出力電圧があらかじめ定めた目標値と一致するよう
に前記ポンピングセル104A,104Bに電流を供給
する一方で、この供給電流値をセンサ出力として出力す
る回路105A,105Bとからなる一対の広域空燃比
センサ100A,100Bを備え、一方のセンサのガス
拡散制限部(たとえば102B)にだけ触媒106を担
持するとともに、各ガス拡散制限部上流の第2のガス拡
散室107A,107Bに大気から酸素をそれぞれドウ
プする手段108A,108Bと、このドウプされた酸
素量および前記各センサ100A,100Bからのセン
サ出力にもとづいて炭化水素濃度を演算する手段109
とを設けた。
【0009】第2の発明は、図2に示すように、ガス拡
散制限部101A,101Bを介して被測定ガスの導か
れるガス拡散室102A,102Bと、このガス拡散室
102A,102Bと大気の酸素分圧比に応じた電圧を
出力するセンシングセル103A,103Bと、電流値
に応じて前記ガス拡散室102A,102Bの酸素分圧
を調整するポンピングセル104A,104Bと、前記
センシングセル103A,103Bの出力電圧があらか
じめ定めた目標値と一致するように前記ポンピングセル
104A,104Bに電流を供給する一方で、この供給
電流値をセンサ出力として出力する回路105A,10
5Bとからなる一対の広域空燃比センサを備え、一方の
センサのガス拡散制限部(たとえば102B)にだけ触
媒106を担持するとともに、前記各センサ100A,
100Bからのセンサ出力にもとづいて炭化水素ガス濃
度を演算する手段110を設けた。
【0010】第3の発明は、図3で示すように、一対の
広域空燃比センサ100A,100Bを備え、被測定ガ
スの流れる通路111に触媒112を介装するととも
に、この触媒112の上流に前記一対のセンサの一方1
00Aを、下流に前記一対のセンサの他方100Bを配
設するとともに、これら各センサ100A,100Bか
らのセンサ出力にもとづいて炭化水素ガス濃度を演算す
る手段110を設けた。
【0011】
【作用】第1の発明では、酸素ドウプ手段108A,1
08Bによって過濃空燃比領域(残存O2がない)でも
大気側からO2がガス拡散室102A,102Bに輸送
される。触媒106の担持されたガス拡散制限部101
Bでは、輸送されたO2を用い、触媒の助けをかりて炭
化水素HCが酸化され、ガス拡散室102BにはO2
分だけが拡散していく。
【0012】これに対して、触媒の担持されていないガ
ス拡散制限部101Aでは、HC成分が酸化されること
なく、O2成分とともにガス拡散室102Aに拡散して
いく。
【0013】これら触媒のあるなしによって、センサ制
御回路105A,105Bからの2つのセンサ出力に違
いを生じ、これらセンサ出力と上記輸送されたO2量に
もとづいて演算手段109によりHC濃度が求められ
る。
【0014】この場合、HC濃度は一対の広域空燃比セ
ンサに少し手を加えただけの簡単な構成によって求めら
れるため、従来のように被測定ガスをサンプリングする
ための装置(ポンプやフィルタ)が不要となり、装置が
小型化されるとともに、車載が容易となる。
【0015】また、被測定ガスがガス通路から直接にセ
ンシングされるため、応答性もよくなる。
【0016】酸素ドウプ手段の設けられていない第2と
第3の発明でも、O2が残存する希薄空燃比領域では、
第1の発明と同じに触媒106の有無または触媒112
の前後によって、センサ制御回路105A,105Bか
らの2つのセンサ出力に違いを生じ、これらセンサ出力
にもとづいて演算手段110によりHC濃度が求められ
る。
【0017】第2と第3の発明ではO2の不足する過濃
空燃比領域になると、第1の発明と異なり炭化水素濃度
を求められないが、酸素ドウプ手段のない分だけ構成が
簡単である。
【0018】第3の発明では、排気管にすでに触媒が介
装されているガソリンエンジンの排出ガスを被測定ガス
とするときは、あらためて触媒を設ける必要がないた
め、第2の発明よりもコストを下げることができる。
【0019】
【実施例】図8にセンサの構造を示すと、これは従来の
広域空燃比センサを応用したものである。
【0020】従来の広域空燃比センサは、図4のように
センサ本体11とセンサ制御回路25とからなるもの
で、先にこの広域空燃比センサについて簡単に概説し、
その後に炭化水素濃度の演算理論を説明する。
【0021】なお、広域空燃比センサの基本的な動作原
理、基本特性等については、論文(「広域空燃比センサ
を用いた小型高応答空燃比計の開発」自動車技術 VO
L.41,NO.12,1987,第1414頁ないし
第1418頁)で公知にされている。
【0022】(1)広域空燃比センサの動作原理 図4において、酸素イオン伝導性の固体電解質(O2
選択的に透過する特性を有するジルコニア)13を挟ん
で対向する一対のリング状電極14,15を配設したポ
ンピングセル12が層状に形成されている。
【0023】排出ガス(被測定ガス)は、固体電解質1
3の中央を図で上下方向に貫通するガス導入孔17を介
してセル外側(図で上方)からガス拡散室16に導かれ
る。ガス導入孔17によってガス拡散室へのガス拡散を
制限するわけである。
【0024】26はポンピングセル12の両電極14,
15間に電流を流し込む手段(電流供給手段)で、この
電流値Ipによってポンピングセル12の下方電極14
近傍の酸素分圧を自由に設定することができる。下方電
極14近傍に拡散してくる被測定ガス中の酸素分圧を理
論空燃比の酸素分圧とするためには、希薄空燃比領域で
の燃焼時(過剰O2が存在する)に、ポンピング電流を
実線矢印の方向に流すことにより過剰のO2をセル外側
(図で上方)の排出ガス中にくみ出し、この逆に過濃空
燃比領域での燃焼時(可燃成分CO,H2が存在する)
には、破線矢印の方向にポンピング電流を流すことによ
りセル外側の排出ガス中から過剰燃料分のO2を拡散室
16内にくみ入れる(主にCO2を還元して得られる)
のである。
【0025】ここで、ネルンストによれば電極14近傍
の酸素分圧に応じて次に示す起電力E E=(RT/4F)ln[(基準極の酸素分圧)/(測定極の酸素分圧)] … ただし、R:気体定数、F:ファラデー定数、 T:素子の絶対温度、ln:自然対数 が発生することが知られている。
【0026】このため、酸素イオン伝導性の固体電解質
20を挟んで対向する一対の電極21,22を配設した
センシングセル19を、ポンピングセル12に積層して
形成し、図で上方電極21を上記の電極14の近傍に設
け、大気導入室23に大気を導入して下方電極22を大
気にさらせば、上方電極21が測定極、下方電極22が
基準極となる。つまり、センシングセル19の両電極2
1,22間の電圧(Vs)を測定することによって酸素
分圧比を測定することができる。
【0027】図4においては、目標値としての基準電極
EとVsとを比較器としての差動アンプ27に入力
し、VEとVsの差を電流供給手段26にフィードバッ
クしてIpを増減させることで、VsがVEと一致する
ように制御するとともに、このときの供給電流値Ipを
センサ出力として電流測定手段28で取り出す。
【0028】なお、センサ出力Ipとガス成分濃度との
関係をネルンストの式を用いて表せば、 Ip=(nF/RT)P・D・(A/l)X… ただし、n:電極反応における電荷の数、 P:ガス圧
力、 A:ガス拡散室の拡散有効断面積、l:ガス拡散室の拡
散有効距離、 D:燃焼成分の拡散係数、 X:ガス成分濃度 となり、この式によってもセンサ出力Ipがガス成分
濃度(X)に比例する特性をもって動作することがわか
る。
【0029】(2)センサの基本特性 (2.1)排出ガス組成とセンサ出力特性 エンジンの排出ガス組成は、理論上は燃料の組成が求ま
れば燃焼反応式(水性ガス反応を含む)で求められる。
燃焼反応式で求められる成分のモデルガスを用いて、O
2,CO,H2,NO,HCの各ガス成分濃度とセンサ出
力の関係を実験すると、センサ出力の絶対値は、図5に
示すようにそれぞれのガス成分濃度に比例した出力とし
て得られる(温度、圧力一定)。
【0030】この各成分濃度に対するセンサ出力Ipの
傾き(この傾きを感度係数という)は、前式にもとづ
くガス成分固有の値をもつ。また、計算で求められる上
記以外のガス成分(N2、CO2、H2O)は、前式に
おいてn(電極反応における電荷の数)が0であり、セ
ンサ出力に関与しない。この結果から、センサ出力は、
排出ガス組成(希薄空燃比領域ではO2、HC、NO濃
度、過濃空燃比領域ではCO、H2、HC、NO)と一
定の関係にあることがわかり、このことは、排出ガス組
成が燃焼反応式にしたがって生成されるならば、センサ
出力から空燃比が算出できることを示している。
【0031】(2.2)共存ガスの影響 実際の排出ガス中には、燃焼反応式で求められないN
O,HCなどが共存するのであるが、NOについては、
NO生成時に(1/2)O2が使われ、その濃度相当の
2が存在すると仮定して求めたセンサ出力と実測値が
よく一致するため、NOによる影響はない。ただし、各
種成分の集まりであるHCについては、特に分子量の大
きいHCほど検出しにくいため、HCの影響は無視でき
ない。
【0032】(3)空燃比の演算 センサの基本特性からセンサ出力Ipは空燃比の全域に
わたり次式 Ip=γO2O2+γCOCO+γH2H2+γHCHC+γNONO… ただし、X:各ガス成分の濃度(%)、 γ:各ガス成分に対する感度係数(mA/%) で表すことができる。
【0033】式によれば、各ガスの感度係数を測定し
ておくことにより、空燃比と各成分濃度Xの関係が一定
であれば、センサ出力と空燃比の関係が計算できる。
【0034】以上で広域空燃比センサの概説を終え、実
施例の説明に移る。以下にはセンサの構造、HC濃度の
演算、全体構成の順に説明する。
【0035】(1)センサの構造 図8のように、一対の広域空燃比センサのセンサ本体1
1A,11Bが左右に一体で設けられている。なお、左
右で区別するため、AとBをつけている。
【0036】左側のセンサ本体11Aには、ガス導入孔
17Aの入口に外側電極15Aをも覆って円板状の多孔
質30Aが、また右側のセンサ本体11Bにもガス導入
孔17Bの入口に外側電極15Bをも覆って円板状の多
孔質30Bがそれぞれ積層され、右側の多孔質30Bに
だけ触媒(たとえば白金)が担持されている。
【0037】酸素イオン伝導性の固体電解質34を挟ん
で対向する一対のリング状電極35,36を配設したO
2ドウプセル33によって、上記多孔質30A,30B
の上流に第2のガス拡散室31が区画され、この第2の
ガス拡散室31に左右にそれぞれ開口する第2のガス導
入孔32A,32Bを介して被測定ガスが導入される。
【0038】一対のセンサ本体11A,11Bに上方か
ら積層されるO2ドウプセル33は、過濃空燃比領域で
不足するO2を、上方電極35の晒される大気室37か
ら第2のガス拡散室31に向けて輸送するためのもの
で、O2ドウプセル33の電極35,36間に図で矢印
方向に電流(ドウプ電流)DIpを流すと、電流とは逆の
向きに、つまり大気室37側から第2のガス拡散室31
に向けてO2がドウプされる。
【0039】そのO2ドウプ量(O2濃度)は、電極3
5,36の大きさと第2のガス導入孔32A,32Bの
開口面積によって決まる。基本的には電極35,36の
大きさを大きくするほどO2ドウプ量を多くすることが
できるのであるが、O2ドウプ量のすべてが各ガス拡散
室16A,16Bに拡散されていくわけでなく、第2の
ガス導入孔32A、32Bからセル外側へ逃げていく分
もあるからである。
【0040】しかしながら、第2のガス導入孔32A,
32Bの開口面積をガス導入孔17A,17Bより小さ
くすると、センサの応答性を損なうことになるので、第
2のガス導入孔32A,32Bのほうを大きくすること
が望ましい。したがって、電極35,36には十分な大
きさが必要となる。
【0041】(2)HC濃度の演算 過濃空燃比領域では第2のガス拡散室31にガス導入孔
32A,32Bを通してCO、H2、HC、NOといっ
た排出ガス中の各成分が酸化されないまま入ってくるの
であるが、センサ本体11A,11Bがヒーター24に
よって700℃程度に加熱されているため、COとH2
は触媒がなくともドウプされたO2によって燃焼し(酸
化され)、COはCO2に、H2はH2Oになる。しかし
ながら、HCは燃焼速度が遅く、触媒の助けを借りてや
っと燃焼でき、H2OとCO2になる。
【0042】ここで、触媒は右側の多孔質30Bにだけ
担持されているので、左側のガス拡散室16Aには、燃
焼できなかったHCとO2のガス成分が導かれるのに対
し、右側のガス拡散室16BにはO2のガス成分だけが
導かれる。
【0043】この結果、センサ本体11A,11Bから
の各センサ出力Ip(A),Ip(B)は、前述の式にO2
ドウプによるO2濃度DO2(A)、DO2(B)を加えることに
よって表すことができる。 Ip(A)=γO2(A)・XO2(A)+γHC・XHC+γO2(A)・DO2(A)… Ip(B)=γO2(B)・XO2(B)+γO2(B)・DO2(B)
【0044】,式でγO2(A)・DO2(A)とγO2(B)
O2(B)は、O2ドウプによって発生するIp分であり、
ドウプ電流DIp(A),DIp(B) DIp(A)=γO2(A)・DO2(A)、 DIp(B)=γO2(B)
O2(B) としてあらかじめ実測できる。この分は過濃空燃比領域
における過濃分に見合うO2をドウプすればよく、たと
えば計測範囲を空燃比10までとすると、公知の計算式
で必要O2ドウプ量が求まり、それに見合うドウプ電流
DIp(A),DIp(B)を与えればよい。この電流値は一定値
であるため、以下の計算ではDIp(A),DIp(B)を減じた
値Ip(A)′,Ip(B)′ Ip(A)′=γO2(A)・XO2(A)+γHC・XHC Ip(B)′=γO2(B)・XO2(B) を扱う。
【0045】なお、,式でNOについて触れなかっ
たが、NO濃度XNOは、O2濃度XO2の1/2になるこ
とが理論上わかっているため無視している。
【0046】さらにIp(B)′をセンサ本体11A側の
感度係数に合わせた値のIp(B)′′ Ip(B)′′=Ip(B)′・γO2(A)/γO2(B)… とし、これとIp(A)′との差ΔIp ΔIp=Ip(A)′−Ip(B)′′… を計算する。
【0046】こうして計算したΔIpは、HC濃度XHC
とHCに対する感度係数γHCに依存するから、ΔIp=
γHC・XHCである。これより XHC=ΔIp/γHC… が成立する。
【0047】ここで、γHCを考えると、エンジンから排
出されるHCは、C14、……、C1012、……など1
00種前後の混合成分であるため、他の単一成分のよう
にはγHCを特定できない。
【0048】いま、HC成分をCmHnで表すと、 γHC=ηHC・(m+(1/4)n)・γO2(A)… によってO2に対する感度係数γO2(A)に換算することが
できる。C+O2→CO2、4H+O2→2H2Oより、1個の
Cは1個のO2に、また1個のHは1/4のO2に換算さ
れるので、m個のCとn個のHがあると、これらの合計
は(m×1+(1/4)×n)個のO2に換算されるの
である。
【0049】通常の場合、HC濃度はC1換算値を用い
るため、炭水比(通称CH比といわれる)Z=n/mを
与えると、式は γHC=ηHC・(1+(1/4)Z)・γO2(A)…10 となる。なお、Zは被測定ガスに固有の値(Zは燃料の
種類に応じて相違し、ハイオクタン価燃料で1.75、
レギュラー燃料で1.90、プロパン燃料で2.7であ
る)である。
【0050】また、炭化水素検出効率ηHCは ηHC=(Ipの実測値)/(Ipの計算値) で定義され、これは図6から求めることができる。
【0051】図6において実測値はHCの各種濃度のモ
デルガスを用いて測定したセンサ出力、計算値はHCが
完全に燃焼する(そのために必要なO2量が減る)と仮
定して求めたセンサ出力である。図6より異なるカーボ
ン数mについてηHCを計算し、あらためて縦軸にηHC
取り直すと、図7で示したηHCの特性が得られる。同図
より次式 ηHC=1.195/m0・6041…11 によって検出効率ηHCとカーボン数mとの相関式(近似
式)が求まる。
【0052】ここで、ガソリンエンジンの場合、平均カ
ーボン数(約4程度)をmに選べば11式よりηHCが固有
の値として求まる。
【0053】よって,10,11式を用いれば、ΔIpか
らXHC(C1換算値)が求められるのである。
【0054】(3)全体の構成 図9において、センサ本体(図8参照)42が広域空燃
比センサの1つのセンサ本体と同じように形成され、排
気管(被測定ガス通路)41に直接取り付けられる。
【0055】各設定器にはあらかじめ求めた各種の値が
設定され(センサ感度設定器43A、43Bで
γO2(A)、γO2(B)が、検出効率設定器44でηHCが、C
H比設定器45でZが、O2ドウプ量設定器46でO2
ウプ量がそれぞれ設定される)、これらの設定値は演算
装置47に入力される。
【0056】主に8ビットや16ビットのマイクロコン
ピュータからなる演算装置47では、O2ドウプセル3
3に一定値のドウプ電流が流れるようO2ドウプ制御回
路(たとえば定電流回路から構成する)39に指令信号
を出力し、このときのセンサ制御回路25A,25Bか
らのセンサ出力Ip(A),Ip(B)を入力する。これらセ
ンサ出力と各設定器から入力される設定値にもとづい
て、演算装置47では図10に示した動作を行ってHC
濃度XHCを演算する。求めたXHCは出力装置48により
アナログ表示器(またはデジタル表示器)に出力させ
る。
【0057】ここで、この例の作用を説明する。
【0058】あらかじめ求めておく必要がある感度係数
γO2(A),γO2(B)については従来知られている方法で、
また炭化水素検出効率ηHCは燃料の種類が決まれば前述
した方法で求めることができる。
【0059】O2ドウプ量の設定については、まず過濃
空燃比領域での計測範囲にしたがってO2ドウプ量(O2
濃度)を決める。たとえば、空燃比10までを計測する
ときの必要O2ドウプ量は、12%O2程度でよい。この
12%O2に見合うドウプ電流を流すためには、センサ
本体11A(センサ本体11Bでもよい)の感度係数γ
O2(A)が0.5mA/%であるとき、0.5×12=6
mAとなるドウプ電流DIp(A)を流せばよい。
【0060】なお、図8のように同一素子上に近接して
一対のセンサ本体11A,11Bを構成することによっ
て両方の感度係数γO2(A),γO2(B)をほぼ同じにしてい
るため、DIp(B)=DIp(A)(≡DIp)となっており、1
つのO2ドウプセル33と1つのO2ドウプ制御回路39
だけで足りている。したがって、両方の感度係数γ
O2(A),γO2(B)が大きく異なるときは、別個にO2ドウ
プセル33とO2ドウプ制御回路39を設ける必要があ
る。
【0061】ドウプ電流DIpが流され、過濃空燃比領域
(残存O2がない)で大気室37からのO2が第2のガス
拡散室31に輸送されると、このO2を用い、触媒の担
持された多孔質30Bでは触媒の助けをかりてHCが酸
化され、右側のガス拡散室16BにO2成分だけが拡散
していく。
【0062】これに対して、触媒の担持されていない多
孔質30Aでは、HC成分が酸化されることなく、O2
成分とともに左側のガス拡散室16Aに拡散していく。
【0063】これら触媒のあるなしによって、,式
のようにHCについての項(γHC・XHC)だけ2つのセ
ンサ出力Ip(A),Ip(B)に違いを生じ、これらセンサ
出力Ip(A),Ip(B)が演算装置47に入力されると、
演算装置47では図10のようにしてHC濃度XHCが求
められる。
【0064】この場合、HC濃度は図9に示した簡単な
構成によって求められるため、従来よりも装置が小型化
される。排出ガスをサンプリングするための装置(ポン
プやフィルタ)が不要であるため、装置を車両に容易に
装着することができ、これによってベンチテストだけで
なく実車走行での計測も可能となるのである。
【0065】また、排出ガスを排気管41より直接にセ
ンシングしているので、応答性にきわめて優れ、したが
ってエンジン制御などへの適用も期待できる。
【0066】さらに、別個に構成された2つのセンサ本
体11A,11Bが同性能であっても、取り付け位置が
相違して被測定ガスの圧力および温度が異なると、同性
能でなくなるのであるが、この例では一対のセンサ本体
11A,11Bを同一素子上に一体に形成しているた
め、排出ガスの圧力および温度の両センサ出力I
(A),Ip(B)に及ぼす影響がきわめて小さくなり、計
測精度が向上する。また、1本のセンサで構成できるた
め、装置が一段とコンパクトになり、取り付けも一か所
ですむのである。
【0067】ところで、上記の実施例では主にO2が不
足する過濃空燃比領域で説明したが、O2ドウプは希薄
空燃比領域でも実行している。ただし、希薄空燃比領域
ではO2が十分に残存するので、O2ドウプを実行する必
要はない。したがって、実際の空燃比がいずれの領域に
あるかを公知の技術で知って、O2ドウプが必要な領域
(つまり過濃空燃比領域)でだけO2ドウプを実行する
ようにすることもできる。希薄空燃比領域では不要なO
2ドウプを実行しないほうが、希薄空燃比領域での計測
精度が向上するのである。
【0068】この点を推し進めると、希薄空燃比領域に
限れば、O2ドウプを実行しなくともHC濃度を精度よ
く計測することができるし、O2ドウプを実行しないこ
とによって構成も簡単になる。たとえば他の実施例であ
る図11や別の他の実施例である図12,図13のよう
にO2ドウプセルを設けないのである。あるいはすでに
ある触媒を利用できれば多孔質30A,30Bを積層す
ることも必要でなくなるため、図14のようにエンジン
排気管41に設けられている触媒(三元触媒や酸化触
媒)51の上流と下流にそれぞれ広域空燃比センサのセ
ンサ本体11A、11Bをそのまま設けただけとするの
である。
【0069】これら3つの例でも図15にしたがうこと
によって、残存O2が多く存在する希薄空燃比領域でH
C濃度XHCを精度良く測定できるほか、図12,図13
の例では従来の広域空燃比センサをほとんど変更するこ
となく、また図14の例では従来の広域空燃比センサを
そのまま用いることができるため、コストアップを招か
ずにすむ。
【0070】ただし、図14の例では排気管41に設け
た触媒51を利用しないといけいないため、触媒そのも
のが装着されていない車両や触媒性能が確認できないも
のにおいては計測不能となるのであるが、図11の例と
図12,図13の例ではそうした場合においても計測が
可能である。
【0071】また、図11の例のほうが、図12,図1
3のようにセンサ本体を独立に構成したものより計測精
度が向上し、また装置が一段とコンパクトになることな
どはいうまでもない。
【0072】
【発明の効果】第1の発明では、一対の広域空燃比セン
サを備え、一方のセンサのガス拡散制限部にだけ触媒を
担持するとともに、各ガス拡散制限部上流の第2のガス
拡散室に大気から酸素をそれぞれドウプする手段と、こ
のドウプされた酸素量および前記各センサからのセンサ
出力にもとづいて炭化水素濃度を演算する手段とを設け
たため、空燃比の全域で炭化水素濃度を検出できるほ
か、従来に比べて小型のため車載が容易になるととも
に、被測定ガスの流れる通路から直接センシングできる
ため応答性も優れる。
【0073】第2の発明は、一対の広域空燃比センサを
備え、一方のセンサのガス拡散制限部にだけ触媒を担持
するとともに、前記各センサからのセンサ出力にもとづ
いて炭化水素ガス濃度を演算する手段を設けたため、希
薄空燃比領域で炭化水素濃度を精度良く計測できるほ
か、第1の発明よりも構成を簡単にすることができる。
【0074】第3の発明は、一対の広域空燃比センサを
備え、被測定ガスの流れる通路に触媒を介装するととも
に、この触媒の上流に前記一対のセンサの一方を、下流
に前記一対のセンサの他方を配設するとともに、これら
各センサからのセンサ出力にもとづいて炭化水素ガス濃
度を演算する手段を設けたため、希薄空燃比領域で炭化
水素濃度を精度良く計測できるほか、排気管にすでに触
媒が介装されているガソリンエンジンの排出ガスを被測
定ガスとするときは、触媒を設けることが必要ないた
め、第2の発明よりもコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のクレーム対応図である。
【図2】第2の発明のクレーム対応図である。
【図3】第3の発明のクレーム対応図である。
【図4】広域空燃比センサの作動原理を説明するための
概略図である。
【図5】各ガス成分濃度に対するセンサ出力の特性図で
ある。
【図6】HCの各種濃度のモデルガスに対するセンサ出
力の実測値と計算値を重ねて示す特性図である。
【図7】炭化水素検出効率ηHCの特性図である。
【図8】一実施例のセンサ本体の構造を示す概略図であ
る。
【図9】一実施例の装置全体図である。
【図10】この実施例の制御動作を説明するための流れ
図である。
【図11】第2実施例のセンサ本体の構造を示す概略図
である。
【図12】第3実施例の一方のセンサ本体の構造とセン
サ制御回路を示す概略図である。
【図13】第3実施例の他方のセンサ本体の構造とセン
サ制御回路を示す概略図である。
【図14】第4実施例の装置全体図である。
【図15】第2実施例ないし第4実施例の制御動作を説
明するための流れ図である。
【図16】従来例の概略図である。
【符号の説明】
11A,11B 広域空燃比センサのセンサ本体 12A,12B ポンピングセル 16A,16B ガス拡散室 17A,17B ガス導入孔(ガス拡散制限部) 19A,19B センシングセル 25A,25B センサ制御回路 30A,30B 多孔質 31 第2のガス拡散室 33 O2ドウプセル 39 O2ドウプ制御回路 41 排気管 42 センサ本体 43A,43B センサ感度設定器 44 検出効率設定器 45 CH比設定器 46 O2ドウプ量設定器 47 演算装置 51 触媒 100A,100B 広域空燃比センサ 101A,101B ガス拡散制限部 102A,102B ガス拡散室 103A,103B センシングセル 104A,104B ポンピングセル 105A,105B センサ制御回路 106 触媒 107A,107B 第2のガス拡散室 108A,108B 酸素ドウプ手段 109 炭化水素濃度演算手段 110 炭化水素濃度演算手段 111 ガス通路 112 触媒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス拡散制限部を介して被測定ガスの導
    かれるガス拡散室と、このガス拡散室と大気の酸素分圧
    比に応じた電圧を出力するセンシングセルと、電流値に
    応じて前記ガス拡散室の酸素分圧を調整するポンピング
    セルと、前記センシングセルの出力電圧があらかじめ定
    めた目標値と一致するように前記ポンピングセルに電流
    を供給する一方で、この供給電流値をセンサ出力として
    出力する回路とからなる一対の広域空燃比センサを備
    え、一方のセンサのガス拡散制限部にだけ触媒を担持す
    るとともに、各ガス拡散制限部上流の第2のガス拡散室
    に大気から酸素をそれぞれドウプする手段と、このドウ
    プされた酸素量および前記各センサからのセンサ出力に
    もとづいて炭化水素濃度を演算する手段とを設けたこと
    を特徴とする炭化水素濃度の計測装置。
  2. 【請求項2】 ガス拡散制限部を介して被測定ガスの導
    かれるガス拡散室と、このガス拡散室と大気の酸素分圧
    比に応じた電圧を出力するセンシングセルと、電流値に
    応じて前記ガス拡散室の酸素分圧を調整するポンピング
    セルと、前記センシングセルの出力電圧があらかじめ定
    めた目標値と一致するように前記ポンピングセルに電流
    を供給する一方で、この供給電流値をセンサ出力として
    出力する回路とからなる一対の広域空燃比センサを備
    え、一方のセンサのガス拡散制限部にだけ触媒を担持す
    るとともに、前記各センサからのセンサ出力にもとづい
    て炭化水素ガス濃度を演算する手段を設けたことを特徴
    とする炭化水素濃度の計測装置。
  3. 【請求項3】 一対の広域空燃比センサを備え、被測定
    ガスの流れる通路に触媒を介装するとともに、この触媒
    の上流に前記一対のセンサの一方を、下流に前記一対の
    センサの他方を配設するとともに、これら各センサから
    のセンサ出力にもとづいて炭化水素ガス濃度を演算する
    手段を設けたことを特徴とする炭化水素濃度の計測装
    置。
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