JPH0526426Y2 - - Google Patents

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JPH0526426Y2
JPH0526426Y2 JP1985100066U JP10006685U JPH0526426Y2 JP H0526426 Y2 JPH0526426 Y2 JP H0526426Y2 JP 1985100066 U JP1985100066 U JP 1985100066U JP 10006685 U JP10006685 U JP 10006685U JP H0526426 Y2 JPH0526426 Y2 JP H0526426Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はインバータを用いた空気調和機に適用
される制御装置すなわち暖房運転開始時等の急激
な圧力変動がある場合に、インバータ・エアコン
を運転した時の急激な電流値変化(過電流)をお
さえるための制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来の空気調和機の電気回路図であ
る。第3図において、11は空気調和機の電源
(商用電源)、13は室内フアン、14は冷暖房切
り換えスイツチ、15は温度スイツチ、16は空
気調和機の制御部、17はA点を流れる電流を検
出する部分、18は整流回路、19はアンプ、2
0は可変抵抗器、21は直流電源、22はアース
である。
第3図において、冷暖房切り換えスイツチ14
は冷房運転時は第3図中の実線で示すように、暖
房運転時は破線で示すようにそれぞれ接続され
る。温度スイツチ15は暖房運転時に凝縮器の温
度が一定の値以上になると接続されるスイツチで
ある。電源回路のA点を流れる電流は、圧縮機
1、室内フアン13および室外フアン28に供給
される。空気調和機の電源回路を流れる電流を検
出する電流検出部17はA点に電流が流れた時、
それに比例した電流を検出する。検出された交流
電流は整流回路18により直流に変換され、C点
とアース22間に電位差が生ずる。又、直流電源
21から可変抵抗器20を介して発生するB点に
も電圧が発生する。このB点の電圧が基準となり
C点との電圧をアンプ19で比較して、B点の電
圧よりもC点の電圧が高くなつた時には過電流を
防止するため空気調和機の接続部16へ信号を出
し、圧縮機へ供給する電源の周波数を低下し、電
流を下げるようになつている。第3図において空
気調和機が暖房運転された場合、冷暖房切り換え
スイツチ14は第3図中の破線で示すように接続
される。温度スイツチ15は凝縮器の温度が上昇
するまで接続されない。このように空気調和機が
運転されると室内フアン13は凝縮器の温度が上
昇するまで接続されずフアンロツク状態となる。
このとき、電源回路のA点を通る電流は圧縮機1
及び室外フアン28に供給される。そしてA点を
流れる電流は空気調和機の圧縮機へ印加される周
波数が増加するにつれて増加し、C点の電圧も上
昇する。C点の電圧がB点よりも高くなると空気
調和機の制御部16より周波数を低下させる指令
が出て、周波数が低下する。これは空気調和機の
電流容量を制限する保護機能である。未だ、この
状態でも凝縮器の温度が低いため室内フアン13
は運転されない。これは温度の低い空気の吹き出
しを防止するためである。上記の周波数低下の現
象を数回繰り返した後に凝縮器の温度が上昇し、
温度スイツチ15が閉じて室内フアン13が運転
される。それと同時にA点を流れる電流も凝縮圧
力の低下にともない低下する。逆にA点を流れる
電流が低下して、C点での電圧が低下し、B点で
の電圧より低くなると空気調和機の制御部16で
設定された周波数で運転される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図の空気調和機において、暖房運転開始時
圧縮機に供給される周波数が上昇する過程で室内
フアン13が温度スイツチ15により運転される
までの間にA点を流れる電流が増加すると、圧縮
機に供給される周波数を低下して圧縮機を低回転
数で低負荷運転し、過電流を防止するようにして
いる。実際、室内フアン13が運転されない状態
では、電源回路のA点を通る電流は、圧縮機1及
び室外フアン28に供給されるが、室外フアン2
8は、周波数の高低に関係なく運転しているた
め、A点を通る電流が大きな過電流になることを
防止するには、圧縮機1は、過電流とならない範
囲の周波数(回転数)の低いところで使用してい
る。そのため暖房運転の立ち上がり時の高暖房能
力が必要な時にも低い周波数で圧縮機を運転する
ことになりその能力を出せない欠点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解消するため、暖
房運転の立ち上がり時、電源回路のA点を流れる
電流が増加したとき、先ず室外フアン28を停止
することにより保護機能に影響なく、圧縮機をで
きるだけ高い周波数、すなわち回転数の高いとこ
ろで使い、冷凍サイクル中を循環する冷媒の量を
増加させることのできる空気調和機の制御装置を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による空気調和機の制御装置は、インバ
ータ駆動のヒートポンプ式空気調和機において、
空気調和機の電源回路を流れる電流を検出する電
流検出部と、同電流検出部で検出した電流値に比
例した電圧CとE(電圧C=電圧E)と高低2つ
の異なる基準電圧BとDとを比較し、高い方の基
準電圧Bと検出電流値に比例した電圧Cとの比較
によりB≦Cのときは圧縮機へ供給する電源の周
波数を制御し、低い方の基準電圧Dと検出電流値
に比例した電圧Eとの比較により、D≦Eのとき
は室外フアンを停止し、D>Eのときは室外フア
ンを運転する制御手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
即ち空気調和機の電源回路中の電流を電流検出
部で検出し、電流が増加して過電流となり圧縮機
に印加される周波数が低下する前に、電流値上昇
の原因となる蒸発器の吸熱能力を室外フアンの運
転を一時的に停止することによつて低減し、これ
によつて電流値の上昇を押え、過電流により圧縮
機の周波数が低下されるのを、できるだけ抑える
ようにしている。
〔作用〕
本考案によれば、例えば第2図において、暖房
運転時A点の電流によりE点で発生する電圧が直
流電源27から可変抵抗器26を介して発生する
D点の電圧より高い時、すなわち、D点で設定さ
れた電圧よりもE点での電圧が高い時リレーのコ
イル29に通電し、接点30を開として室外フア
ン28を停止する。又、逆にA点の電流値が低下
し、それによりE点で発生する電圧がD点の設定
された電圧よりも低くなつた時、リレーのコイル
29が無通電となり、接点30が閉となり室外フ
アン28が運転される。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の空気調和機の冷媒
回路図で、1は圧縮機、2は四方弁、3は室外側
熱交換器、4は絞り機構、5は室内側熱交換器、
6はバイパス回路に設けられた開閉弁、7は絞り
機構、13は室内フアン、28は室外フアンであ
る。
第2図は本考案の一実施例としての空気調和機
の電気回路図である。
第2図において、11は空気調和機の電源(商
用電源)、13は室内フアン、14は冷暖房切り
換えスイツチ、15は温度スイツチ、16は空気
調和機の制御部、17および23はA点を流れる
電流を検出する部分、18および24は整流回
路、19および25はアンプ、20および26は
可変抵抗器、21および27は直流電源、22は
アース、28は室外フアン、29はリレーのコイ
ル、30はリレーの接点である。
第2図において、本考案の実施例を説明する。
本考案の目的は主として周波数を変化して能力制
御を行なう空気調和機の暖房運転の立ち上がり時
の改善であるので暖房運転を中心に説明する。
第2図の空気調和機は暖房運転時、スイツチ1
4は破線で示すように接続される。
温度スイツチ15は凝縮器(暖房運転時は室内
側熱交換器5)の温度が上昇するまで閉じない様
になつており、室内フアン13は凝縮器の温度が
上昇するまで運転されない。
空気調和機の電源回路中のA点の電流は電流検
出部17および23で検出され、それに比例した
電流が電流検出部17および23に流れる。その
電流により整流回路18および24で直流電圧が
発生する。その直流電圧と、直流電源21および
27と可変抵抗器20および26とにより発生し
た基準電圧(B点の電圧およびD点の電圧)と
が、アンプ19および25で比較されて、空気調
和機の制御部16へ信号が送られる。ただしB点
とD点の直流電圧の設定値はB点の電圧>D点の
電圧となつている。アンプ19ではB点の電圧と
C点の電圧を、アンプ25ではD点の電圧とE点
の電圧(E点の電圧=C点の電圧)をそれぞれ比
較する。そして (1) D点の電圧≦E点の電圧となつたとき、アン
プ25から空気調和機の制御部16へ信号を出
し、D点の電圧>E点の電圧となつた時、アン
プ25からの信号を解除するようになつてい
る。
(2) またB点の電圧≦C点の電圧となつたとき、
アンプ19から制御部16へ信号を出し、B点
の電圧>C点の電圧となつた時、アンプ19か
らの信号を解除するようになつている。
(3) アンプ19から空気調和機の制御部16への
信号が出た時、圧縮機へ加える周波数を低下
し、信号がない時は空気調和機の制御部16で
設定された周波数(一定値ではなく、負荷の大
小により変化する)で運転される様になつてい
る。
(4) アンプ25から空気調和機の制御部16への
信号が出た時、リレーのコイル29が通電さ
れ、接点30が開となり、室外フアン28を停
止し、信号が無い時はリレーのコイル29が無
通電となり、接点30が閉となり室外フアン2
8を運転するようになつている。
従つて空気調和機の電源11が入ると、 (1) 圧縮機1と室外フアン28は同時に運転され
る。そして空気調和機が暖房運転されると圧縮
機に加えられる周波数も徐々に上昇し、高圧圧
力と低圧圧力の圧力差がつくに従つてA点を流
れる電流の徐々に上昇する。一方、温度スイツ
チ15は暖房運転が開始されても凝縮器の温度
が低い間は運転されない。
(2) しかし圧縮機に加えられる周波数が徐々に上
昇してA点を流れる電流値が増加するとC点お
よびE点の電圧(C点の電圧=E点の電圧)が
高くなる。B点の電圧の設定値>D点の電圧の
設定値であるので、先ず、D点の電圧>E点の
電圧となると、リレーのコイル29が通電さ
れ、接点30が開となり、室外フアン28が停
止する。(室外フアン28は空気調和機が運転
されると同時に運転される様になつている。)
室外フアン28が停止することにより、蒸発器
で吸熱する量が減少し、凝縮器にて放熱する量
も減少するのでA点を流れる電流値が減少す
る。この間、圧縮機に供給される周波数が徐々
に上昇する。
(3) さらに、空気調和機の負荷が大きく、圧縮機
の周波数が上昇してA点の電流が増加した場合
には、B点の電圧<C点の電圧となり、これに
より周波数が低下するよう制御されることにな
るが、上記した圧縮機の高周波数での運転によ
つて、凝縮器温度が上昇し、凝縮器に取り付け
られた温度スイツチ15の動作により室内フア
ン13が運転するので、室温が上昇することに
より、空気調和機の負荷が減少し、周波数低下
まで至らない。
(4) 又、室内フアン13の運転によりD点の電圧
>E点の電圧となると、リレーのコイル29が
無通電となり、接点30が閉となり室外フアン
28が運転され、通常運転に戻る。
なお、電流検出部は1つでもよく、この場合整
流回路18から分岐して直流電圧を取出し、E点
の電圧とすればよい。
〔考案の効果〕
本考案は前述したよに構成されているので以下
に記載するような効果を奏する。
(1) 「B点の直流電圧の設定値>D点の直流電圧
の設定値」としているので、 (a) 「B点の電圧≦C点の電圧」のとき圧縮機
1の周波数を低下し、 (b) 「D点の電圧≦E点の電圧」のときリレー
コイル29を通電し、接点30を開とし、室
外フアン28をオフにし、 (c) 「B点の電圧>C点の電圧」のとき、圧縮
機1を設定された周波数で運転し、 (d) 「D点の電圧>E点の電圧」のときリレー
コイル29を無通電とし接点30を閉とする
ことにより室外フアン28を運転することが
できる。
(2) 従つて暖房運転立ち上がり時、凝縮器の温度
が上昇するまでの間、 (a) 「C点及びE点の電圧>D点の電圧」のと
き室外フアン28も圧縮機1も運転し、 (b) 「B点の電圧>C点及びE点の電圧≧D点
の電圧」のとき室外フアン28を停止し、圧
縮機1を周波数を上昇させながら運転し、
(従来は、この条件下でも室外フアン28を
運転していた。) (c) 「C点およびE点の電圧>B点の電圧」の
とき室外フアン28の停止を続けるととも
に、圧縮機1の周波数を低下する。ことがで
きる。
(3) そのため、(2)(b)、及び(2)(c)の条件下では従来
に比し、室外フアン28を停止することにより
節約できた電力を圧縮機1の運転に使用するこ
とができる。従つて「C点電圧及びE点の電圧
>D点の電圧」のとき、圧縮機1に印加される
周波数は従来の装置よりも高いところで使用で
きる。
(4) 従つて圧縮機の回転数の高いところで使用で
きる。これにより凝縮器の温度は、従来の装置
よりも早く高い温度に達することができるの
で、暖房能力が増大し、暖房運転の立ち上がり
性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す冷凍サ
イクル図、第2図は第1図に示す一実施例の電気
回路図、第3図は従来例を示す図である。 1……圧縮機、2……四方弁、3……室外側熱
交換器、4……絞り機構、5……室内側熱交換
器、6……バイパス回路に設けられた開閉弁、7
……絞り機構、11……空気調和機の電源(商用
電源)、13……室内フアン、14……冷暖房切
り換えスイツチ、15……温度スイツチ、16…
…空気調和機の制御部、17,23……電流検出
部、18および24……整流回路、19および2
5……アンプ、20および26……可変抵抗器、
21および27……直流電源、28……室外フア
ン。29……リレーのコイル、30……リレーの
接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インバータ駆動のヒートポンプ式空気調和機に
    おいて、空気調和機の電源回路を流れる電流を検
    出する電流検出部と、同電流検出部で検出した電
    流値に比例した電圧CとE(電圧C=電圧E)と
    高低2つの異なる基準電圧BとDとを比較し、高
    い方の基準電圧Bと検出電流値に比例した電圧C
    との比較によりB≦Cのときは圧縮機に印加する
    周波数を低下させ、B>Cのときは設定された周
    波数で運転し、低い方の基準電圧Dと検出電流値
    に比例した電圧Eとの比較により、D≦Eのとき
    は室外フアンを停止し、D>Eのときは室外フア
    ンを運転する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る空気調和機の制御装置。
JP1985100066U 1985-07-02 1985-07-02 Expired - Lifetime JPH0526426Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954789A (ja) * 1982-09-20 1984-03-29 Sharp Corp インバ−タ駆動式空気調和機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563585Y2 (ja) * 1976-08-24 1981-01-26

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JPS5954789A (ja) * 1982-09-20 1984-03-29 Sharp Corp インバ−タ駆動式空気調和機

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