JPH05264264A - ひずみ計測装置 - Google Patents

ひずみ計測装置

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Publication number
JPH05264264A
JPH05264264A JP9145692A JP9145692A JPH05264264A JP H05264264 A JPH05264264 A JP H05264264A JP 9145692 A JP9145692 A JP 9145692A JP 9145692 A JP9145692 A JP 9145692A JP H05264264 A JPH05264264 A JP H05264264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test body
extensometer
test
different
strain
Prior art date
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Pending
Application number
JP9145692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Matsubara
俊郎 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9145692A priority Critical patent/JPH05264264A/ja
Publication of JPH05264264A publication Critical patent/JPH05264264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接部などの材質の異なる部分を有する試験
体について異なる材質の各部のひずみを同時に計測す
る。 【構成】 互いに異なる形式の複数個のひずみ計測器
1,2,3を互いに異なる方向から互いに異なる箇所に
装着して試験体5の異なる箇所のひずみを同時に計測す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶接部などの異なる
材質の部分を含む試験体の試験におけるひずみ計測に好
適なひずみ計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】試験体を試験機に装着して、例えば、引
張り試験を行う場合、従来、試験体に設定した一箇所の
標点間の伸びを1個の伸び計で計測している。通常の試
験ではひずみ計測器は1個あればよく、また、試験体は
小さいので、複数個のひずみ計測器を取り付けるのは難
しく、高周波加熱コイル等があるとさらに装着が難しい
からである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のひずみ計測装置
は上記のようであるが、1個の試験体中に溶接部などの
異なる材質の部分がある場合、異なる材質の部分のひず
みが、それぞれどのように生じるか判らず、これを解明
する必要があるというような課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、1個の試験体についての1回の試験におい
て、その1個の試験体について複数箇所のひずみを同時
に計測することができるひずみ計測装置を得ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るひずみ計
測装置は、互いに異なる形式の複数個のひずみ計測器を
互いに異なる方向から互いに異なる箇所に装着して試験
体の異なる箇所のひずみを同時に計測するようにしたも
のである。
【0006】
【作用】この発明における複数個のひずみ計測器は、互
いに異なる形式であるので、異なる箇所に対してそれぞ
れ適当な形式のひずみ計測器を適切に用いることができ
る。また、互いに異なる方向から互いに異なる箇所に装
着するので、小さい試験体の周囲の空間を全面的に利用
して複数個のひずみ計測器を装着することができる。こ
れにより、1個の試験体の複数箇所のひずみを同時に計
測し、1個の試験体の各部分に生じるひずみ特性を適切
に調べることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図3は試験装置の側面図である。試験機9は、頑
丈な支脚91及びテーブル94と、テーブル94の上に
立てられた支柱92と、支柱92の頂部に架設された上
部ベッド93と、上部ベッド93に下方に向けて取り付
けられた上部クロスヘッド97と、テーブル94に上方
に向けて取り付けられた下部クロスヘッド96と、下部
クロスヘッド96を昇降駆動するアクチュエータ95
と、アクチュエータ95の動力源である油圧源98と、
荷重計等を備えてこの試験機の動作を制御する制御盤9
9等からなる。試験体5の両端を下部クロスヘッド96
及び上部クロスヘッド97に咬ませて取り付け、引張り
試験などの試験をする。
【0008】図1はこのひずみ計測装置の斜視図であ
る。図において、5は引張り試験用の試験体である。試
験体5の両端を試験機の下部クロスヘッド96及び上部
クロスヘッド97に取り付け、試験体5に引張り荷重を
かけて試験をする。この試験中に試験体5に生じるひず
みである伸びを計測するため、3個の伸び計を設ける。
第1伸び計1は押し当て式伸び計であり、試験体5の左
前方からその計測針11,12の先端を試験体5に当て
るように設ける。第2伸び計2は引き当て式伸び計であ
り、試験体5の後方からその計測針21,22の先端を
試験体5に当てるように設ける。第3伸び計3は抱き込
み式伸び計であり、試験体5の右前方からその計測針3
1,32の先端を試験体5に当てるように設ける。
【0009】図2は試験体5の付近の拡大側面図であ
る。試験体5は、母材の溶接部付近から切り出して作ら
れたものであり、図の上部の白色の母材部5aと、図の
下部の点を散布して図示した溶接金属部5cと、その間
の×を散布して図示した溶接の熱影響部5bという異な
る材質の部分からなっている。試験体5に対して3方向
から形式の異なる3個の伸び計の各1対の計測針の各先
端を試験体5に当てる。すなわち、押し当て式の第1伸
び計1は、母材部5a,熱影響部5b及び溶接金属部5
cにわたる部分の伸びを計測するように、全標点間tで
示す上下1対の標点を試験体5の左前側に設定する。引
き当て式の第2伸び計2は、溶接金属部5cの部分の伸
びを計測するように、溶接金属部標点間cで示す上下1
対の標点を試験体5の後側に設定する。抱き込み式の第
3伸び計3は、熱影響部5bの伸びを計測するように、
熱影響部標点間bで示す上下1対の標点を試験体5の右
前側に設定する。なお、7は加熱用コイルであり、各計
測針に邪魔にならないように設ける。
【0010】次に計測について説明する。全標点間tの
両標点の位置が左前方になるように試験体5を持ち、図
示のように、試験体5の両端を下部クロスヘッド96及
び上部クロスヘッド97に咬ませて試験機9に取り付け
る。次に、押し当て式の第1伸び計1を試験体5の左前
方からその計測針11,12の先端を全標点間tの両標
点に当てるようにして取り付ける。また、引き当て式の
第2伸び計2を試験体5の後方からその計測針21,2
2の先端を溶接金属部標点間cの両標点に当てるように
して取り付ける。また、抱き込み式の第3伸び計3を試
験体5の右前方からその計測針31,32の先端を熱影
響部標点間bの両標点に当てるようにして取り付ける。
必要な場合は、これらの計測針等の邪魔にならないよう
に加熱コイル7または冷却装置や温度計測装置等も取り
付ける。
【0011】準備が完了した後、試験機9を運転して、
下部クロスヘッド96,上部クロスヘッド97の間で試
験体5に例えば張力などの荷重をかける。その張力の大
きさ及び変化は制御盤99の計器に示される。その張力
に対して試験体5に引張り応力が生じ、その引張り応力
に対応する伸びが試験体5に生じる。この試験体5は母
材部5a,熱影響部5b及び溶接金属部5cという異な
る材質の部分を有しているので、同一の引張り応力に対
して各部の伸び率は異なり、各部分で異なるひずみ性状
を示す。従来は1個の伸び計で1箇所の標点間を計測す
るだけであったので、材質の異なる各部分がそれぞれど
のようなひずみ性状を示すか判らなかった。このひずみ
計測装置では、3セットの伸び計を前述のように装着し
たので、第1伸び計1により母材部5a,熱影響部5
b,溶接金属部5cにわたる全標点間tの伸びを計測
し、第2伸び計2により溶接金属部標点間cの伸びを計
測し、第3伸び計3により熱影響部標点間bの伸びを計
測することができる。なお、第1伸び計1が計測した全
標点間tの伸びから第2伸び計2及び第3伸び計3が計
測した溶接金属部標点間c及び熱影響部標点間bの伸び
を差し引くことにより、母材部標点間aの伸びが得られ
る。勿論、さらに1セットの伸び計を装着して母材部標
点間aの伸びも直接に計測し、計測して得られた母材部
標点間a,熱影響部標点間b,溶接金属部標点間cの伸
びの値を合計したものと、全標点間tの伸びの計測値と
を比較すれば、計測の正確さをチェックすることができ
る。なお、試験機9の運転制御は、例えば、第1伸び計
1の検出結果をフィードバックして行わせる。
【0012】このひずみ計測装置は、1本の試験体に3
セットの伸び計を装着して、1回の試験において3箇所
の伸びを同時に計測するものであるが、第1伸び計1は
押し当て式、第2伸び計2は引き当て式、第3伸び計3
は抱き込み式というように、各計測器が互いに異なる形
式のものとしたので、標点間距離の大小等に応じて適合
性の良い計測器を配設することができる。また、各計測
器の装着に要するスペースも異なるので装着の融通性も
良くなる。また、互いに異なる方向から装着するので、
小さい試験体の周囲の空間を全面的に有効に利用するこ
とができる。なお、多数の試験体を製作し、試験を多数
回行うことにより、母材部,溶接金属部,熱影響部等を
個別に計測して、材質の異なる各部の性状を調べること
も可能であるが、試験体には性状のばらつきが避けられ
ず、多数の試験体を製作して多数回の試験をしなければ
ならないので、1本の試験体で複数箇所のひずみを同時
に計測して異なる材質の部分のひずみ特性を解明するこ
とができるこのひずみ計測装置の有利さは極めて大き
い。
【0013】なお、上記実施例は、3セットの計測器を
装着するものについて説明したが、2セットあるいは4
セット以上の計測器を装着してもよい。また、引張り試
験における伸び計測について説明したが、その他の試験
におけるひずみ計測についても同様に適用して同様な作
用効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、異な
る形式の複数個のひずみ計測器を異なる方向から試験体
に装着して、複数箇所のひずみを同時に計測するように
したので、特に、異なる材質の部分を有する試験体のひ
ずみ特性の調査などを小数の試験体で少ない工数で適切
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるひずみ計測装置の斜
視図である。
【図2】この発明の一実施例によるひずみ計測装置の要
部拡大図である。
【図3】この発明の一実施例によるひずみ計測装置の試
験器の正面図である。
【符号の説明】
1:第1伸び計、 2:第2伸び計、 3:第3伸び
計、5:試験体、 7:加熱コイル、 9:試験機、
t:全標点間、a:母材部標点間、 b:熱影響部標点
間、 c:溶接金属部標点間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験機に装着されて試験される試験体の
    ひずみを計測する装置であって、互いに異なる形式の複
    数個のひずみ計測器を互いに異なる方向から互いに異な
    る箇所に装着して前記試験体の異なる箇所のひずみを同
    時に計測するようにしたことを特徴とするひずみ計測装
    置。
JP9145692A 1992-03-18 1992-03-18 ひずみ計測装置 Pending JPH05264264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9145692A JPH05264264A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ひずみ計測装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9145692A JPH05264264A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ひずみ計測装置

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Publication Number Publication Date
JPH05264264A true JPH05264264A (ja) 1993-10-12

Family

ID=14026875

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9145692A Pending JPH05264264A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 ひずみ計測装置

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JP (1) JPH05264264A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008060568A1 (de) 2008-12-04 2010-06-17 Dr.Ing.H.C.F.Porsche Aktiengesellschaft Prüfverfahren
CN106404538A (zh) * 2016-11-16 2017-02-15 北方工业大学 热双拉实验加热装置以及热双拉实验加热方法

Cited By (4)

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DE102008060568A1 (de) 2008-12-04 2010-06-17 Dr.Ing.H.C.F.Porsche Aktiengesellschaft Prüfverfahren
DE102008060568B4 (de) * 2008-12-04 2012-10-25 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Prüfverfahren
CN106404538A (zh) * 2016-11-16 2017-02-15 北方工业大学 热双拉实验加热装置以及热双拉实验加热方法
CN106404538B (zh) * 2016-11-16 2023-09-12 北方工业大学 热双拉实验加热装置以及热双拉实验加热方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19991130