JPH1182650A - ベルト張力調整治具及びベルト張力調整方法 - Google Patents

ベルト張力調整治具及びベルト張力調整方法

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JPH1182650A
JPH1182650A JP24800597A JP24800597A JPH1182650A JP H1182650 A JPH1182650 A JP H1182650A JP 24800597 A JP24800597 A JP 24800597A JP 24800597 A JP24800597 A JP 24800597A JP H1182650 A JPH1182650 A JP H1182650A
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JP
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belt
pulleys
measurement
pair
tension
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JP24800597A
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Wataru Watanabe
渡 渡辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベルト張力の調整を正確に実行す
ることが可能なベルト張力調整治具を提供する。 【解決手段】 駆動ベルト1が張設された一対のプーリ
2,3間上に配置され測定基準位置を設定する基準部材
11と、この基準部材11から上方に立設した上下動案
内棒12、13と、この上下動案内棒12、13により
上下方向に案内される支持部材14により支持されると
ともに作動子20aを備えたバネ秤20と、前記上下動
案内棒12、13に添設され前記支持部材14に支持さ
れたバネ秤20の前記基準部材11に対する位置を定位
置に規制する位置決め用コマ16と、前記基準部材11
に取り付けられ、前記バネ秤20の作動子20a前記測
定基準位置を基準とする撓み量測定の指標となる調整用
ゲージ15とからなる張力調整機構とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト張力調整治
具及びベルト張力調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、ベルト張力調
整手段を使用してプーリ52、53間に張られた駆動ベ
ルト51のベルト張力を調整する場合、駆動ベルト51
をバネ秤50により撓み荷重fで押した時の基準位置d
からの撓み量eを測定して調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、バネ秤50により駆動ベルト51を撓み荷重
fで押しているため、プーリ52、53間に張られた駆
動ベルト51が変位してしまい、基準位置dが実際上空
間を占める位置となってしまい、基準位置dを明確に把
握できず撓み量eの測定が不明確になるという課題があ
った。
【0004】また、バネ秤50は手動操作で保持するも
のであるため、バネ秤50の荷重状態を撓み荷重fで一
定に保つことは難しい等の問題もあり、従来の張力調整
手段ではベルト張力の調整を正確に実行することは困難
であった。
【0005】そこで、本発明は、ベルト張力の調整を正
確に実行することが可能なベルト張力調整治具及びベル
ト張力調整方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るベルト張力調整治具は、一対のプーリ間上に張設され
たベルトの張力を調整するベルト張力調整治具におい
て、測定基準位置を設定する基準部材と、この基準部材
を介して定位置に保持されるとともに、上下動可能な測
定片とからなり、さらに、前記基準部材を前記一対のプ
ーリ間に配置して前記測定基準位置の測定後の測定片を
前記ベルトに当接させることでベルトの撓み量を測定
し、一対のプーリ間の張力を設定可能とする測定具を備
えた張力調整機構とを有することを特徴とするベルト張
力調整治具。
【0007】この発明によれば、測定具が基準部材を介
して定位置に保持されるので、基準部材により測定基準
位置が明確に設定されるので、ベルトの撓み量の測定が
正確となり、ベルト張力の調整を正確に実行することが
可能なベルト張力調整治具を提供することができる。
【0008】請求項2記載の発明に係るベルト張力調整
方法は、基準部材をベルトが張設された一対のプーリ間
上に配置してこの基準部材の下面により測定基準位置を
設定し、この基準部材を介して定位置に保持した測定具
の上下動可能な測定片を、前記測定基準位置を基準とし
て前記ベルトに当接させることでベルトの撓み量を測定
し、一対のプーリ間の張力を設定可能とすることを特徴
とするものである。
【0009】この発明によれば、測定具が基準部材を介
して定位置に保持されるので、基準部材により測定基準
位置が明確に設定されるので、ベルトの撓み量の測定が
正確となり、ベルト張力の調整を正確に実行することが
可能なベルト張力調整方法を提供することができる。
【0010】請求項3記載の発明に係るベルト張力調整
治具は、一対のプーリ間上に張設されたベルトの張力を
調整するベルト張力調整治具において、前記一対のプー
リに対する測定基準位置を設定する基準部材と、この基
準部材から上方に立設した上下動案内部材と、この上下
動案内部材により上下方向に案内される支持部材により
支持されるとともに測定片を備えたバネ秤と、前記上下
動案内部材に添設され前記支持部材に支持されたバネ秤
の前記基準部材に対する位置を定位置に規制する位置決
め部材と、前記基準部材に取り付けられ、前記バネ秤の
測定片の前記測定基準位置を基準とする撓み量測定の指
標となる調整用ゲージとからなる張力調整機構とを有す
ることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、バネ秤が基準部材から
上方に立設した上下動案内部材、支持部材により安定し
て保持され位置決め部材により基準部材に対して位置決
めされるとともに、バネ秤の測定片の測定基準位置を基
準とする撓み量測定の指標となる調整用ゲージをも備え
ているので、基準部材により測定基準位置が明確に設定
され、バネ秤の測定片によるベルトの撓み量の測定が正
確となり、ベルト張力の調整を正確に実行することが可
能なベルト張力調整治具を提供することができる。
【0012】請求項4記載の発明に係るベルト張力調整
治具は、一対のプーリ間上に張設されたベルトの張力を
調整するベルト張力調整治具において、ベルトが張設さ
れた一対のプーリ間上に配置され測定基準位置を設定す
る基準部材と、この基準部材から上方に立設した上下動
案内部材と、この上下動案内部材により上下方向に案内
される支持部材により支持されるとともに目印付きの測
定片を備えたバネ秤と、前記上下動案内部材に添設され
前記支持部材に支持されたバネ秤の前記基準部材に対す
る位置を定位置に規制する位置決め部材と、前記基準部
材に取り付けられ、前記バネ秤の目印付きの前記測定片
の前記測定基準位置を基準とする撓み量測定の指標とな
る目盛付きの調整用ゲージとからなる張力調整機構とを
有することを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、請求項3記載の発明に
係るベルト張力調整治具と同様の作用を発揮するととも
に、バネ秤の測定片は目印を備え、調整用ゲージも目盛
付きであるため、バネ秤の測定片によるベルトの撓み量
の測定がより厳密となり、ベルト張力の調整をより正確
に実行することが可能なベルト張力調整治具を提供する
ことができる。
【0014】請求項5記載の発明に係るベルト張力調整
方法は、基準部材をベルトが張設された一対のプーリ間
上に配置してこの基準部材の下面により測定基準位置を
設定し、この基準部材から上方に立設した上下動案内部
材により上下方向に案内される支持部材に目印付きの測
定片を備えたバネ秤を取り付け、前記上下動案内部材に
添設した位置決め部材によりバネ秤の前記基準部材に対
する位置を定位置に規制して、バネ秤と基準部材との間
の撓み荷重長を定め、前記バネ秤の目印付きの前記測定
片を、測定基準位置を基準として前記ベルトに当接さ
せ、前記目盛付きの調整用ゲージを指標として前記ベル
トの撓み量を測定し、前記一対のプーリ間の張力を設定
可能とすることを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、バネ秤が基準部材から
上方に立設した上下動案内部材、支持部材を介して安定
して保持され、位置決め部材によりバネ秤の前記基準部
材に対する位置が定位置に規制されてバネ秤と基準部材
との間の撓み荷重長が定められ、さらに、基準部材によ
り測定基準位置が明確に設定されるとともに、バネ秤の
測定片は目印を備え、調整用ゲージも目盛付きであるた
め、バネ秤の測定片によるベルトの撓み量の測定がより
厳密となり、ベルト張力の調整をより正確に実行するこ
とが可能なベルト張力調整方法を提供することができ
る。
【0016】請求項6記載の発明に係るベルト張力調整
治具は、ベース部材に支持された一対のプーリ間に張設
されたたベルトの張力を測定するベルト張力調整治具に
おいて、接合部を有し、前記ベース部材に接合配置可能
な基準部材と、この基準部材を介して定位置に保持され
るとともに、上下動可能な測定片を備え、この測定片を
前記ベルト当接させ、前記基準部材のベース部材に対す
る接合面から前記一対のプーリの上端面間に形成される
測定基準位置までの距離を考慮しつつ前記測定基準位置
から前記ベルトへの当接位置までの距離からなるベルト
の撓み量を測定し、前記一対のプーリ間の張力を設定可
能とする測定具を備えた張力調整機構とを有することを
特徴とするものである。
【0017】この発明によれば、垂直配置のベース部材
によりベルトが張設された一対のプーリを支持する構成
の場合において、ベース部材上に接合配置された基準部
材を介して測定片を有する測定具を備え、この測定片を
前記ベルトに当接させ、前記基準部材のベース部材に対
する接合面から前記一対のプーリの上端面間に形成され
る測定基準位置までの距離を考慮しつつ前記測定基準位
置から前記ベルトへの当接位置まで距離からなるベルト
の撓み量を測定するものである。
【0018】従って、ベルトが張設された一対のプーリ
の間に遮蔽物が存在するような場合においても、遮蔽物
の位置を避けて前記測定具の測定片を測定基準位置から
前記ベルトへの当接位置までの距離からなるベルトの撓
み量を測定することができ、遮蔽物が存在する狭スペー
スの場合においても前記一対のプーリ間の張力を設定す
ることができる。
【0019】請求項7記載の発明に係るベルト張力調整
方法は、ベルトが張設された一対のプーリを支持する垂
直配置のベース部材上に基準部材を接合配置し、この基
準部材を介して定位置に保持した測定具の測定片を前記
ベルトに当接させ、前記基準部材のベース部材に対する
接合面から前記一対のプーリの上端面間に形成される測
定基準位置までの距離を考慮しつつ前記測定基準位置か
ら前記ベルトへの当接位置まで距離からなるベルトの撓
み量を測定し、前記一対のプーリ間の張力を設定可能と
することを特徴とするもである。
【0020】この発明によれば、垂直配置のベース部材
によりベルトが張設された一対のプーリを支持する構成
の場合において、前記測定片を前記ベルト当接させ、前
記基準部材のベース部材に対する接合面から前記一対の
プーリの上端面間に形成される測定基準位置までの距離
を考慮しつつ前記測定基準位置から前記ベルトへの当接
位置まで距離からなるベルトの撓み量を測定するもので
あるから、ベルトが張設された一対のプーリの間に遮蔽
物が存在するような場合においても、遮蔽物の位置を避
けて前記測定具の測定片を測定基準位置から前記ベルト
への当接位置までの距離からなるベルトの撓み量を測定
することが可能にベルト張力調整方法を提供することが
できる。
【0021】請求項8記載の発明に係るベルト張力調整
治具は、ベース部材に支持された一対のプーリ間に張設
されたたベルトの張力を測定するベルト張力調整治具に
おいて、接合部を有し、前記ベース部材に接合配置可能
な基準部材と、この基準部材から上方に立設した上下動
案内部材と、この上下動案内部材により上下方向に案内
される支持部材により支持されるとともに目印付きの測
定片を備えたバネ秤と、前記基準部材に取り付けられ、
前記バネ秤の目印付きの前記測定片の撓み量測定の指標
となる目盛付きの調整用ゲージと、前記基準部材をベー
ス部材に固定する固定ネジと、前記測定片の位置決めを
行うバネ秤固定ネジとからなる張力調整機構とを有する
ことを特徴とするものである。
【0022】この発明によれば、請求項6記載の発明に
係るベルト張力調整治具の場合と同様、垂直配置のベー
ス部材によりベルトが張設された一対のプーリを支持す
る構成の場合において、ベース部材上に接合配置された
基準部材から上方に立設した上下動案内部材と、この上
下動案内部材により上下方向に案内される支持部材とに
より目印付きの測定片を有するバネ秤が安定して保持さ
れ、この測定片を前記ベルト当接させ、前記基準部材の
ベース部材に対する接合面から前記一対のプーリの上端
面間に形成される測定基準位置までの距離を考慮しつつ
前記測定基準位置から前記ベルトへの当接位置まで距離
からなるベルトの撓み量を前記目盛付きの調整用ゲージ
を使用して測定するものである。
【0023】従って、ベルトが張設された一対のプーリ
の間に遮蔽物が存在するような場合においても、遮蔽物
の位置を避けて前記バネ秤の測定片を測定基準位置から
前記ベルトへの当接位置までの距離からなるベルトの撓
み量を正確に測定することができ、遮蔽物が存在する狭
スペースの場合においても前記一対のプーリ間の張力を
正確に設定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のベルト張力
調整治具を図1、図2に示す。
【0025】本実施の形態のベルト張力調整治具は、プ
ーリ2、3間に張られた駆動ベルト1のベルト張力の調
整に用いられるものであり、このベルト張力調整治具
は、駆動ベルト1が張られたプーリ2、3の上面に架設
された撓み量iの基準位置を形成する基準ブロック11
と、この基準ブロック11の上面から上方に立設した一
対の上下案内棒12、13と、上下案内棒12、13に
より支持された支持部材14と、この支持部材14に垂
直配置に取り付けたバネ秤20と、前記基準ブロック1
1に取り付けた撓み量iを指示する目盛り付きの調整用
ゲージ15と、上下動可能なバネ秤20の測定片である
作動子20aに取り付けた目印20bと、前記上下案内
棒12の外周部に配置された撓み荷重長hを一定に保つ
位置決め用コマ16とを具備している。
【0026】このベルト張力調整治具による駆動ベルト
1のベルト張力の調整方法は、まず、基準ブロック11
を撓み量iの基準となるプーリ2、3間に張られた駆動
ベルト1上に配置し、バネ秤20を支持する支持部材1
4が位置決め用コマ16に突き当たる位置まで下降させ
る。これにより、バネ秤20は駆動ベルト1上において
撓み荷重長hが一定に保たれた位置に配置される。
【0027】この状態で、前記バネ秤20の作動子20
aを駆動ベルト1の例えば中央部分に押し当て、調整用
ゲージ15の目盛りを利用して、駆動ベルト1の撓み量
iを必要とするベルト張力になるように調整する。
【0028】本実施の形態によれば、前記上下案内棒1
2に位置決め用コマ16を設けることにより、撓み荷重
長hを一定に保ち、駆動ベルト1の撓み量iを正確に測
定できる。
【0029】また、基準部材11により測定基準位置が
明確に設定されるとともに、バネ秤20の作動子20a
は目印20bを備え、調整用ゲージ15も目盛付きであ
るため、バネ秤20の作動子20aによる駆動ベルト1
の撓み量iの測定がより厳密となり、駆動ベルト1の張
力の調整をより正確に実行することが可能となる。
【0030】次に、本発明の他の実施の形態を図3、図
4を用いて説明する。
【0031】前記実施の形態のベルト張力調整治具にお
いては、駆動ベルト1を張るプーリ2、3の間に例えば
干渉物30があるような狭いスペースでの駆動ベルト1
のベルト張力の調整が困難である。また、ベルト張力の
調整時、張力調整治具を保持する必要もある。
【0032】そこで、本発明の他の実施の形態の張力調
整治具は、基準ブロック31と、この基準ブロック31
を後述するベース31に固定する基準ブロック固定ネジ
32と、基準ブロック31に対して上下案内棒33、支
持部材34を介して上下動可能に取り付けたバネ秤20
と、基準ブロック31に取り付けられ駆動ベルト1の撓
み量kを指示する目盛り付きの調整用ゲージ36と、バ
ネ秤20の上下動可能なバネ秤20の作動子20aに取
り付けた目印20bと、作動子20aの上下位置を位置
規制するためのバネ秤固定ネジ35とを具備している。
【0033】また、前記プーリ2、3は、薄い直方体状
のベース36に各々取り付けられており、このベース3
6の上端面を基準位置と利用するものである。
【0034】前記張力調整治具の自由状態での各構成部
品の位置を図5に示す。図5中、バネ秤20の端面から
バネ秤20の作動子20aの先端部までの長さaは、基
準ブロック31の下面からバネ秤20の下面までの長さ
(撓み荷重長)h+基準ブロック31の下面(ベース3
6の上端面)から駆動ベルト基準位置までの長さl+撓
み量iとなる位置とする。
【0035】これにより、バネ秤固定ネジ35を操作
し、基準ブロック31からバネ秤の作動子20aの先端
部までの長さaを変化させることにより、撓み荷重長h
及び撓み量iを変化させることができる。
【0036】本発明の他の実施の形態における調整方法
は、駆動ベルト1とプーリ2、3を支持するベース31
の上端面を基準位置とし、基準ブロック31を図4に示
すようにベース31の上端面に嵌め付け、基準ブロック
固定ネジ32でベース31に固定する。
【0037】次に、バネ秤20の作動子20aを、図3
に示す長さl+(撓み量i)だけ下降させ、バネ秤固定
ネジ35により固定する。
【0038】この状態で、前記バネ秤20の作動子20
aを駆動ベルト1に押し当て、調整用ゲージ15の目盛
り利用して前記駆動ベルト1の撓み量iを必要とするベ
ルト張力になるように調整する。
【0039】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、測定用のバネ秤20に上下案内棒により連結された
基準ブロック31を設け、その基準ブロック31を基準
に駆動ベルト1の張力を調整することにより、より正確
な張力調整ができる。
【0040】また、基準ブロック31を駆動ベルト機構
を構成するベース36に固定することにより、狭いスペ
ースでの張力調整が可能になる。
【0041】さらに、測定用のバネ秤20を上下案内棒
33上の任意の位置に固定できる構造にしていることに
より、撓み荷重長hと、撓み量iを任意に設定すること
が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、測定基準位置が明確に
設定され、かつ、測定具であるバネ秤が、定位置に保持
されるので、ベルトの撓み量の測定が正確となり、ベル
ト張力の調整を正確に実行することが可能なベルト張力
調整治具を提供することができる。
【0043】また、本発明によれば、測定基準位置を明
確に設定し、かつ、測定具であるバネ秤を定位置に保持
して、ベルトの撓み量を正確に測定し、ベルト張力の調
整を正確に実行することが可能なベルト張力調整方法を
提供することができる。
【0044】さらに、本発明によれば、ベルトが張設さ
れた一対のプーリの間に遮蔽物が存在するような場合に
おいても、遮蔽物の位置を避けて前記測定具の測定片を
測定基準位置から前記ベルトへの当接位置までの距離か
らなるベルトの撓み量を測定することができ、遮蔽物が
存在する狭スペースの場合においても前記一対のプーリ
間の張力を設定することができるベルト張力調整治具を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のベルト張力調整治具のベ
ルト張力調整状態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態のベルト張力調整治具のベ
ルト張力調整状態を示す側面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態のベルト張力調整治具
のベルト張力調整状態を示す正面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のベルト張力調整治具
のベルト張力調整状態を示す側面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態のベルト張力調整治具
を示す正面図である。
【図6】従来のベルト張力調整方法を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 駆動ベルト 2 プーリ 3 プーリ 11 基準ブロック 12 上下案内棒 14 支持部材 15 調整用ゲージ 16 位置決め用コマ 20 バネ秤 20a 作動子 20b 目印

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のプーリ間上に張設されたベルトの
    張力を調整するベルト張力調整治具において、 測定基準位置を設定する基準部材と、 この基準部材を介して定位置に保持されるとともに、上
    下動可能な測定片とからなり、さらに、前記基準部材を
    前記一対のプーリ間に配置して前記測定基準位置の測定
    後の測定片を前記ベルトに当接させることでベルトの撓
    み量を測定し、前記一対のプーリ間の張力を設定可能と
    する測定具を備えた張力調整機構と、 を有することを特徴とするベルト張力調整治具。
  2. 【請求項2】 基準部材をベルトが張設された一対のプ
    ーリ間上に配置してこの基準部材の下面により測定基準
    位置を設定し、 この基準部材を介して定位置に保持した測定具の上下動
    可能な測定片を、前記測定基準位置を基準として前記ベ
    ルトに当接させることでベルトの撓み量を測定し、前記
    一対のプーリ間の張力を設定可能とすること、 を特徴とするベルト張力調整方法。
  3. 【請求項3】 一対のプーリ間上に張設されたベルトの
    張力を調整するベルト張力調整治具において、 前記一対のプーリに対する測定基準位置を設定する基準
    部材と、 この基準部材から上方に立設した上下動案内部材と、こ
    の上下動案内部材により上下方向に案内される支持部材
    により支持されるとともに測定片を備えたバネ秤と、前
    記上下動案内部材に添設され前記支持部材に支持された
    バネ秤の前記基準部材に対する位置を定位置に規制する
    位置決め部材と、前記基準部材に取り付けられ、前記バ
    ネ秤の測定片の前記測定基準位置を基準とする撓み量測
    定の指標となる調整用ゲージとからなる張力調整機構
    と、 を有することを特徴とするベルト張力調整治具。
  4. 【請求項4】 一対のプーリ間上に張設されたベルトの
    張力を調整するベルト張力調整治具において、 前記一対のプーリに対する測定基準位置を設定する基準
    部材と、 この基準部材から上方に立設した上下動案内部材と、こ
    の上下動案内部材により上下方向に案内される支持部材
    により支持されるとともに目印付きの測定片を備えたバ
    ネ秤と、前記上下動案内部材に添設され前記支持部材に
    支持されたバネ秤の前記基準部材に対する位置を定位置
    に規制する位置決め部材と、前記基準部材に取り付けら
    れ、前記バネ秤の目印付きの前記測定片の前記測定基準
    位置を基準とする撓み量測定の指標となる目盛付きの調
    整用ゲージとからなる張力調整機構と、 を有することを特徴とするベルト張力調整治具。
  5. 【請求項5】 基準部材をベルトが張設された一対のプ
    ーリ間上に配置してこの基準部材の下面により測定基準
    位置を設定し、 この基準部材から上方に立設した上下動案内部材により
    上下方向に案内される支持部材に目印付きの測定片を備
    えたバネ秤を取り付け、 前記上下動案内部材に添設した上下動案内部材によりバ
    ネ秤の前記基準部材に対する位置を定位置に規制して、
    バネ秤と基準部材との間の撓み荷重長を定め、 前記バネ秤の目印付きの前記測定片を、測定基準位置を
    基準として前記ベルトに当接させ、前記目盛付きの調整
    用ゲージを指標として前記ベルトの撓み量を測定し、前
    記一対のプーリ間の張力を設定可能とすること、 を特徴とするベルト張力調整方法。
  6. 【請求項6】 ベース部材に支持された一対のプーリ間
    に張設されたたベルトの張力を測定するベルト張力調整
    治具において、 接合部を有し、前記ベース部材に接合配置可能な基準部
    材と、 この基準部材を介して定位置に保持されるとともに、上
    下動可能な測定片を備え、この測定片を前記ベルトに当
    接させ、前記基準部材のベース部材に対する接合面から
    前記一対のプーリの上端面間に形成される測定基準位置
    までの距離を考慮しつつ前記測定基準位置から前記ベル
    トへの当接位置まで距離からなるベルトの撓み量を測定
    し、前記一対のプーリ間の張力を設定可能とする測定具
    を備えた張力調整機構と、 を有することを特徴とするベルト張力調整治具。
  7. 【請求項7】 ベルトが張設された一対のプーリを支持
    する垂直配置のベース部材上に基準部材を接合配置し、 この基準部材を介して定位置に保持した測定具の測定片
    を前記ベルトに当接させ、 前記基準部材のベース部材に対する接合面から前記一対
    のプーリの上端面間に形成される測定基準位置までの距
    離を考慮しつつ前記測定基準位置から前記ベルトへの当
    接位置まで距離からなるベルトの撓み量を測定し、前記
    一対のプーリ間の張力を設定可能とすることを特徴とす
    るベルト張力調整方法。
  8. 【請求項8】 ベース部材に支持された一対のプーリ間
    に張設されたたベルトの張力を測定するベルト張力調整
    治具において、 接合部を有し、前記ベース部材に接合配置可能な基準部
    材と、 この基準部材から上方に立設した上下動案内部材と、こ
    の上下動案内部材により上下方向に案内される支持部材
    により支持されるとともに目印付きの測定片を備えたバ
    ネ秤と、前記基準部材に取り付けられ、前記バネ秤の目
    印付きの前記測定片の撓み量測定の指標となる目盛付き
    の調整用ゲージと、前記基準部材をベース部材に固定す
    る固定ネジと、前記測定片の位置決めを行うバネ秤固定
    ネジとからなる張力調整機構と、 を有することを特徴とするベルト張力調整治具。
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