JPH05263794A - 渦流形素子 - Google Patents
渦流形素子Info
- Publication number
- JPH05263794A JPH05263794A JP9588292A JP9588292A JPH05263794A JP H05263794 A JPH05263794 A JP H05263794A JP 9588292 A JP9588292 A JP 9588292A JP 9588292 A JP9588292 A JP 9588292A JP H05263794 A JPH05263794 A JP H05263794A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- flow
- vortex
- control
- fluid supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比例動作特性を持った渦流形素子を提供する
こと。 【構成】 渦室２の半径方向に流体供給口３を、渦室２
の接線方向に制御流体供給口４を、渦室２中央に流出口
５をそれぞれ備えた、流体供給口３から流入した流体が
制御流体供給口４から流入する制御流によって該渦室２
に旋回渦流を誘起させる渦流形素子１において、流体供
給口３を該流体供給口３から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口４から噴出される制御流体の流れの
方向に傾斜するように配置し、主流体に予旋回を与え
る。
こと。 【構成】 渦室２の半径方向に流体供給口３を、渦室２
の接線方向に制御流体供給口４を、渦室２中央に流出口
５をそれぞれ備えた、流体供給口３から流入した流体が
制御流体供給口４から流入する制御流によって該渦室２
に旋回渦流を誘起させる渦流形素子１において、流体供
給口３を該流体供給口３から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口４から噴出される制御流体の流れの
方向に傾斜するように配置し、主流体に予旋回を与え
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、渦流形素子に関し、特
に比例動作特性を有する渦流形素子に関するものであ
る。
に比例動作特性を有する渦流形素子に関するものであ
る。
【０００２】
【従来技術】図３は従来の渦流形素子の概略構造を示す
図で、図３（ａ）は平断面図、図３（ｂ）側断面図であ
る。渦流形素子１は、渦室２の半径方向に流体供給口３
を、渦室２の接線方向に制御流体供給口４を、渦室中央
に流出口５を設けた構造である。流体供給口３から半径
方向に流入した流体は、図３（ａ）のＡの領域で接線方
向に流入した制御流体供給口４からの制御流の運動量を
受けて流方向が変化し、渦室２内に旋回渦流を形成す
る。もともと、制御流が無い場合の流体供給口３から流
出口５に至る流れは、あまり安定していないため、制御
流により安定性の良い旋回渦流が生じる。
図で、図３（ａ）は平断面図、図３（ｂ）側断面図であ
る。渦流形素子１は、渦室２の半径方向に流体供給口３
を、渦室２の接線方向に制御流体供給口４を、渦室中央
に流出口５を設けた構造である。流体供給口３から半径
方向に流入した流体は、図３（ａ）のＡの領域で接線方
向に流入した制御流体供給口４からの制御流の運動量を
受けて流方向が変化し、渦室２内に旋回渦流を形成す
る。もともと、制御流が無い場合の流体供給口３から流
出口５に至る流れは、あまり安定していないため、制御
流により安定性の良い旋回渦流が生じる。
【０００３】図４は上記構造の渦流形素子の出力流量−
制御流圧力特性を示す図である。制御流により形成され
る安定性のよい旋回流は、半径方向の流れを阻害するた
め、図４に示すように出力流量−制御流圧力特性はダイ
オード特性となる。従って、従来の渦流形素子はその用
途が切り換え素子としての用途に限定されていた。
制御流圧力特性を示す図である。制御流により形成され
る安定性のよい旋回流は、半径方向の流れを阻害するた
め、図４に示すように出力流量−制御流圧力特性はダイ
オード特性となる。従って、従来の渦流形素子はその用
途が切り換え素子としての用途に限定されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、渦流形
素子は他の流体素子と異なり、全流量を漏洩無しに取り
出せ、パワー出力を得ることができることから、制御範
囲の広い比例動作特性が得られれば純流体式制御素子と
して応用範囲が大きくなるにもかかわらず、このような
比例動作特性を持った渦流形素子がなかった。
素子は他の流体素子と異なり、全流量を漏洩無しに取り
出せ、パワー出力を得ることができることから、制御範
囲の広い比例動作特性が得られれば純流体式制御素子と
して応用範囲が大きくなるにもかかわらず、このような
比例動作特性を持った渦流形素子がなかった。
【０００５】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、比例動作特性を持った渦流形素子を提供することを
目的とする。
で、比例動作特性を持った渦流形素子を提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、渦室２の半径方向に流体供給口３を、渦室２
の接線方向に制御流体供給口４を、渦室２中央に流出口
５をそれぞれ備えた、流体供給口３から流入した流体が
制御流体供給口４から流入する制御流によって該渦室２
に旋回渦流を誘起させる渦流形素子１において、図１に
示すように、流体供給口３を該流体供給口３から供給さ
れる主流体の流れ方向が制御流体供給口４から噴出され
る制御流体の流れの方向に傾斜するように配置し、主流
体に予旋回を与えることを特徴とする。
本発明は、渦室２の半径方向に流体供給口３を、渦室２
の接線方向に制御流体供給口４を、渦室２中央に流出口
５をそれぞれ備えた、流体供給口３から流入した流体が
制御流体供給口４から流入する制御流によって該渦室２
に旋回渦流を誘起させる渦流形素子１において、図１に
示すように、流体供給口３を該流体供給口３から供給さ
れる主流体の流れ方向が制御流体供給口４から噴出され
る制御流体の流れの方向に傾斜するように配置し、主流
体に予旋回を与えることを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明は上記の如く、流体供給口３を該流体供
給口３から供給される主流体の流れ方向が制御流体供給
口４から噴出される制御流体の流れの方向に傾斜するよ
うに配置し、主流体に予旋回を与えるので、図２に示す
ように、制御流圧力の小さい領域から特性が比例的（反
比例的）になるので、比較的簡単な手段によって制御流
圧力の小さい領域から安定した比例動作を得ることがで
き、渦流形素子の利用範囲が広くなる。
給口３から供給される主流体の流れ方向が制御流体供給
口４から噴出される制御流体の流れの方向に傾斜するよ
うに配置し、主流体に予旋回を与えるので、図２に示す
ように、制御流圧力の小さい領域から特性が比例的（反
比例的）になるので、比較的簡単な手段によって制御流
圧力の小さい領域から安定した比例動作を得ることがで
き、渦流形素子の利用範囲が広くなる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の渦流形素子の概略構造を示す図
で、図１（ａ）は平断面図、図１（ｂ）は側断面図であ
る。図示するように、渦流形素子１は、渦室２の半径方
向に流体供給口３を、渦室２の接線方向に制御流体供給
口４を、渦室中央に流出口５を設け、流体供給口３から
流入する流体に、制御流体供給口４からの制御流によっ
て渦室２内に旋回渦流を誘起される点は図４に示す従来
の渦流形素子と同一である。
明する。図１は本発明の渦流形素子の概略構造を示す図
で、図１（ａ）は平断面図、図１（ｂ）は側断面図であ
る。図示するように、渦流形素子１は、渦室２の半径方
向に流体供給口３を、渦室２の接線方向に制御流体供給
口４を、渦室中央に流出口５を設け、流体供給口３から
流入する流体に、制御流体供給口４からの制御流によっ
て渦室２内に旋回渦流を誘起される点は図４に示す従来
の渦流形素子と同一である。
【０００９】本発明の渦流形素子が図４の従来の渦流形
素子と相違する点は、流体供給口３を該流体供給口３か
ら供給される主流体の流れ方向が制御流体供給口４から
噴出される制御流体の流れの方向に傾斜するように配置
し、主流体それ自体に予旋回を与えるようにした点であ
る。
素子と相違する点は、流体供給口３を該流体供給口３か
ら供給される主流体の流れ方向が制御流体供給口４から
噴出される制御流体の流れの方向に傾斜するように配置
し、主流体それ自体に予旋回を与えるようにした点であ
る。
【００１０】渦流形素子において、制御流体供給口４か
らの制御流が無い場合は、流体供給口３から流出口５に
至る流れは安定していないため、制御流によりすぐに安
定性の良い旋回渦流を生じる。しかし、流れが旋回渦流
に切り替わる前の小さい制御圧力の場合では、流がの不
安定なために出力が変動する。そして一旦旋回渦流にな
ると旋回渦流は半径方向の流れを阻害するため、制御流
圧力と流出流の関係は図４に示すようにダイオード特性
となる。そこで、渦流形素子を小さな制御圧力の領域か
ら比例制御弁として安定して作動させるためには、制御
流と主流の衝突で流れの不安定が起きないようにする必
要がある。
らの制御流が無い場合は、流体供給口３から流出口５に
至る流れは安定していないため、制御流によりすぐに安
定性の良い旋回渦流を生じる。しかし、流れが旋回渦流
に切り替わる前の小さい制御圧力の場合では、流がの不
安定なために出力が変動する。そして一旦旋回渦流にな
ると旋回渦流は半径方向の流れを阻害するため、制御流
圧力と流出流の関係は図４に示すようにダイオード特性
となる。そこで、渦流形素子を小さな制御圧力の領域か
ら比例制御弁として安定して作動させるためには、制御
流と主流の衝突で流れの不安定が起きないようにする必
要がある。
【００１１】本実施例では、図１に示すように、流体供
給口３を該流体供給口３から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口４から噴出される制御流体の流れの
方向に傾斜して配置しているので、渦流室２に流入した
主流はすぐに旋回流となる。従って、主流が始めからあ
る程度旋回しているので、制御流体供給口４から制御流
を流しても流れの衝突により、主流の流れに不安定な状
態は起きない。また、主流の旋回の強さは、制御流の圧
力に略比例（反比例）した出力流量が得られる。
給口３を該流体供給口３から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口４から噴出される制御流体の流れの
方向に傾斜して配置しているので、渦流室２に流入した
主流はすぐに旋回流となる。従って、主流が始めからあ
る程度旋回しているので、制御流体供給口４から制御流
を流しても流れの衝突により、主流の流れに不安定な状
態は起きない。また、主流の旋回の強さは、制御流の圧
力に略比例（反比例）した出力流量が得られる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、流
体供給口を該流体供給口から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口から噴出される制御流体の流れの方
向に傾斜するように配置し、主流体に予旋回を与えるの
で、制御流圧力の小さい領域から特性が略比例的（反比
例的）になるので、比較的簡単な手段によって制御流圧
力の小さい領域から安定した比例動作を得ることがで
き、渦流形素子の利用範囲が広くなるという優れた効果
が得られる。
体供給口を該流体供給口から供給される主流体の流れ方
向が制御流体供給口から噴出される制御流体の流れの方
向に傾斜するように配置し、主流体に予旋回を与えるの
で、制御流圧力の小さい領域から特性が略比例的（反比
例的）になるので、比較的簡単な手段によって制御流圧
力の小さい領域から安定した比例動作を得ることがで
き、渦流形素子の利用範囲が広くなるという優れた効果
が得られる。
【図１】本発明の渦流形素子の概略構造を示す図で、図
１（ａ）は平断面図、図１（ｂ）は側断面図である。
１（ａ）は平断面図、図１（ｂ）は側断面図である。
【図２】本発明の渦流形素子の出力流量−制御流圧力特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図３】従来の渦流形素子の概略構造を示す図で、図３
（ａ）は平断面図、図３（ｂ）は側断面図である。
（ａ）は平断面図、図３（ｂ）は側断面図である。
【図４】従来の渦流形素子の出力流量−制御流圧力特性
を示す図である。
を示す図である。
１ 渦流形素子 ２ 渦室 ３ 流体供給口 ４ 制御流体供給口 ５ 流出口
Claims (1)
- 【請求項１】 渦室の半径方向に流体供給口を、渦室の
接線方向に制御流体供給口を、渦室中央に流出口をそれ
ぞれ備えた、前記流体供給口から流入した流体が前記制
御流体供給口から流入する制御流によって該渦室に旋回
渦流を誘起させる渦流形素子において、 前記流体供給口を該流体供給口から供給される主流体の
流れ方向が前記制御流体供給口から噴出される制御流体
の流れの方向に傾斜するように配置し、該主流体に予旋
回を与えることを特徴とする渦流形素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588292A JPH05263794A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 渦流形素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588292A JPH05263794A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 渦流形素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263794A true JPH05263794A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14149700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9588292A Pending JPH05263794A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 渦流形素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05263794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013217346A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Hitachi Ltd | ポンプ吸込管 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP9588292A patent/JPH05263794A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013217346A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Hitachi Ltd | ポンプ吸込管 |
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