JPH05263724A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents
電磁式燃料噴射弁Info
- Publication number
- JPH05263724A JPH05263724A JP9582192A JP9582192A JPH05263724A JP H05263724 A JPH05263724 A JP H05263724A JP 9582192 A JP9582192 A JP 9582192A JP 9582192 A JP9582192 A JP 9582192A JP H05263724 A JPH05263724 A JP H05263724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- coil assembly
- fuel injection
- injection valve
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁式燃料噴射弁のハウジングを切削加工に
よらずに形成できるようにし、微小バリによるバルブリ
ークやシームリークを無くすとともに、ハウジングの加
工コストの低減を図る。 【構成】 ハウジング17のコイルアッシー22との対
向部分を無切削加工で冷鍛素材のまま使用する。また、
コイルアッシー22の外装モールド23の先端側端部に
円周方向に沿って複数個の凸部27を形成し、この凸部
27をコイルアッシー22の組付時におけるハウジング
17との当接部とする。また、凸部は全周に亙って設け
てもよい。
よらずに形成できるようにし、微小バリによるバルブリ
ークやシームリークを無くすとともに、ハウジングの加
工コストの低減を図る。 【構成】 ハウジング17のコイルアッシー22との対
向部分を無切削加工で冷鍛素材のまま使用する。また、
コイルアッシー22の外装モールド23の先端側端部に
円周方向に沿って複数個の凸部27を形成し、この凸部
27をコイルアッシー22の組付時におけるハウジング
17との当接部とする。また、凸部は全周に亙って設け
てもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子制御燃料噴射式内
燃機関に使用する電磁式燃料噴射弁に関するものであ
る。
燃機関に使用する電磁式燃料噴射弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内部に電磁コイルを備え、この電磁コイ
ルに駆動パルスを印加することでニードル等の弁体を作
動させて噴射孔より燃料を噴射させるようにした電磁式
燃料噴射弁は、従来から良く知られている。
ルに駆動パルスを印加することでニードル等の弁体を作
動させて噴射孔より燃料を噴射させるようにした電磁式
燃料噴射弁は、従来から良く知られている。
【0003】図6はこの種従来の電磁式燃料噴射弁にお
けるコイルアッシー周りの部分断面図、図7は同コイル
アッシーの外観図である。この従来の電磁式燃料噴射弁
は、先端中央に開口を有するバルブボディと、上記開口
を開閉するようバルブボディの内側に摺動自在に装着さ
れたニードルからなるバルブアッシーを備えるものであ
る。この噴射弁は、上記ニードルの後端に結合されたア
ーマチュア1を備え、また、上記バルブアッシーを一端
に保持するハウジング2を備えている。また、このハウ
ジング2の他端側は上記アーマチュア1に対向して配置
されたコア3のフランジ部にかしめ結合されている。そ
して、コア3の先端にはアーマチュア1を前方に押して
ニードルを閉方向に付勢するスプリング4が保持されて
いる。また、ハウジング2の内側には上記コア3との間
に環状空間が形成され、この環状空間には、コア3に外
装されたコイルボビン5に電磁コイル6を巻装してなる
コイルアッシー7が設けられている。そして、このコイ
ルアッシー7の外周を覆うよう外装モールド8が形成さ
れている。また、シール性を確保するため、コイルボビ
ン5の内径部には前後にそれぞれOリング9a,9bが
介挿されている。また、上記電磁コイル6にはターミナ
ル10が接続されている。このターミナル10はコネク
タモールドによって保持される。
けるコイルアッシー周りの部分断面図、図7は同コイル
アッシーの外観図である。この従来の電磁式燃料噴射弁
は、先端中央に開口を有するバルブボディと、上記開口
を開閉するようバルブボディの内側に摺動自在に装着さ
れたニードルからなるバルブアッシーを備えるものであ
る。この噴射弁は、上記ニードルの後端に結合されたア
ーマチュア1を備え、また、上記バルブアッシーを一端
に保持するハウジング2を備えている。また、このハウ
ジング2の他端側は上記アーマチュア1に対向して配置
されたコア3のフランジ部にかしめ結合されている。そ
して、コア3の先端にはアーマチュア1を前方に押して
ニードルを閉方向に付勢するスプリング4が保持されて
いる。また、ハウジング2の内側には上記コア3との間
に環状空間が形成され、この環状空間には、コア3に外
装されたコイルボビン5に電磁コイル6を巻装してなる
コイルアッシー7が設けられている。そして、このコイ
ルアッシー7の外周を覆うよう外装モールド8が形成さ
れている。また、シール性を確保するため、コイルボビ
ン5の内径部には前後にそれぞれOリング9a,9bが
介挿されている。また、上記電磁コイル6にはターミナ
ル10が接続されている。このターミナル10はコネク
タモールドによって保持される。
【0004】このような構成において、ターミナル10
を介して電磁コイル6に駆動パルスが印加されると、電
磁力が発生し、スプリング4の付勢力に抗してニードル
が開方向に駆動され、加圧燃料はコア3の内径部によっ
て構成される燃料通路を経由してバルブアッシーに供給
され、先端の開口から噴射される。
を介して電磁コイル6に駆動パルスが印加されると、電
磁力が発生し、スプリング4の付勢力に抗してニードル
が開方向に駆動され、加圧燃料はコア3の内径部によっ
て構成される燃料通路を経由してバルブアッシーに供給
され、先端の開口から噴射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の電磁式燃料噴射弁では、ハウジングは冷間鍛造
素材によって製作されていることから、コイルアッシー
の組付精度を出すためには、該コイルアッシーをハウジ
ングに組付固定する際の軸方向当接部であるハウジング
の内周側端面(図5において符号5aで示す部分)に切
削加工を施す必要があった。ところが、このようにハウ
ジングに切削加工を施した場合、切削による微小バリが
残ることがあり、このバリがOリングやバルブシート部
に噛み込むことによって、バルブリークやシームリーク
を起こす恐れがあった。また、このように切削加工を行
うことによってハウジングの加工コスト高を招いてしま
うという問題もあった。
た従来の電磁式燃料噴射弁では、ハウジングは冷間鍛造
素材によって製作されていることから、コイルアッシー
の組付精度を出すためには、該コイルアッシーをハウジ
ングに組付固定する際の軸方向当接部であるハウジング
の内周側端面(図5において符号5aで示す部分)に切
削加工を施す必要があった。ところが、このようにハウ
ジングに切削加工を施した場合、切削による微小バリが
残ることがあり、このバリがOリングやバルブシート部
に噛み込むことによって、バルブリークやシームリーク
を起こす恐れがあった。また、このように切削加工を行
うことによってハウジングの加工コスト高を招いてしま
うという問題もあった。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、電磁式燃料噴射弁のハウジングを切削加
工によらずに形成できるようにし、微小バリによるバル
ブリークやシームリークを無くすとともに、ハウジング
の加工コストの低減を達成することを目的とする。
されたもので、電磁式燃料噴射弁のハウジングを切削加
工によらずに形成できるようにし、微小バリによるバル
ブリークやシームリークを無くすとともに、ハウジング
の加工コストの低減を達成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁式燃
料噴射弁は、ハウジングのコイルアッシーとの対向部分
を素材のまま無加工で形成するとともに、コイルアッシ
ーの外周面を覆う外装モールドにハウジングとの当接部
となる凸部を設けたものである。
料噴射弁は、ハウジングのコイルアッシーとの対向部分
を素材のまま無加工で形成するとともに、コイルアッシ
ーの外周面を覆う外装モールドにハウジングとの当接部
となる凸部を設けたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、コイルアッシーの組付時
に外装モールドに設けた凸部がハウジングに当接するこ
とによりコイルアッシーの軸方向の位置決めがなされ
る。したがって、ハウジングにおけるコイルアッシーの
内周側端面に対向する部分が無加工で形成できるため、
切削時の微小バリによるバルブリークやシームリーク等
の悪影響が生じず、また、ハウジングの加工コストが削
減できる。
に外装モールドに設けた凸部がハウジングに当接するこ
とによりコイルアッシーの軸方向の位置決めがなされ
る。したがって、ハウジングにおけるコイルアッシーの
内周側端面に対向する部分が無加工で形成できるため、
切削時の微小バリによるバルブリークやシームリーク等
の悪影響が生じず、また、ハウジングの加工コストが削
減できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1はこの発明による電磁式燃料噴射弁の
一実施例を示す断面図、図2は図1のA部拡大図、図3
は同電磁式燃料噴射弁におけるコイルアッシーの外観
図、図4は図3の下面図である。
一実施例を示す断面図、図2は図1のA部拡大図、図3
は同電磁式燃料噴射弁におけるコイルアッシーの外観
図、図4は図3の下面図である。
【0011】この実施例において、電磁式燃料噴射弁1
1は、先端中央に開口12を有するバルブボディ13
と、上記開口12を開閉するようバルブボディ13の内
側に摺動自在に装着されたニードル14からなるバルブ
アッシー15を備え、また、上記ニードル14の後端に
結合されたアーマチュア16を備えている。また、上記
バルブアッシー15を一端に保持するハウジング17が
設けられ、このハウジング17の他端側は上記アーマチ
ュア16に対向して配置されたコア18のフランジ部に
かしめ結合されている。そして、コア18の先端にはア
ーマチュア16を前方に押してニードル14を閉方向に
付勢するスプリング19が保持されている。また、ハウ
ジング17の内側には上記コア18との間に環状空間が
形成され、この環状空間には、コア18に外装されたコ
イルボビン20に電磁コイル21を巻装してなるコイル
アッシー22が設けられている。そして、このコイルア
ッシー22の外周を覆うよう外装モールド23が形成さ
れている。また、シール性を確保するため、コイルボビ
ン20の内径部には前後にそれぞれOリング24a,2
4bが介挿されている。また、上記電磁コイル21には
ターミナル25が接続され、該ターミナル25はコネク
タモールド26によって保持されている。
1は、先端中央に開口12を有するバルブボディ13
と、上記開口12を開閉するようバルブボディ13の内
側に摺動自在に装着されたニードル14からなるバルブ
アッシー15を備え、また、上記ニードル14の後端に
結合されたアーマチュア16を備えている。また、上記
バルブアッシー15を一端に保持するハウジング17が
設けられ、このハウジング17の他端側は上記アーマチ
ュア16に対向して配置されたコア18のフランジ部に
かしめ結合されている。そして、コア18の先端にはア
ーマチュア16を前方に押してニードル14を閉方向に
付勢するスプリング19が保持されている。また、ハウ
ジング17の内側には上記コア18との間に環状空間が
形成され、この環状空間には、コア18に外装されたコ
イルボビン20に電磁コイル21を巻装してなるコイル
アッシー22が設けられている。そして、このコイルア
ッシー22の外周を覆うよう外装モールド23が形成さ
れている。また、シール性を確保するため、コイルボビ
ン20の内径部には前後にそれぞれOリング24a,2
4bが介挿されている。また、上記電磁コイル21には
ターミナル25が接続され、該ターミナル25はコネク
タモールド26によって保持されている。
【0012】上記ハウジング17は無切削加工で冷鍛素
材のまま使用され、また、外装モールド23の先端側の
端部には円周方向に沿って複数個(図では6個)の凸部
27が形成されている。そして、これらの凸部27は、
コイルアッシー22の組付時におけるハウジング17と
の当接部とされ、この部分の当接によってコイルアッシ
ー22の軸方向の位置決めがなされる。ここで、コイル
アッシー22の組付状態において、コイルアッシー22
の内周側端面とハウジング17の上記内周側端面との対
向部分17aとの間には若干の隙間が形成される。
材のまま使用され、また、外装モールド23の先端側の
端部には円周方向に沿って複数個(図では6個)の凸部
27が形成されている。そして、これらの凸部27は、
コイルアッシー22の組付時におけるハウジング17と
の当接部とされ、この部分の当接によってコイルアッシ
ー22の軸方向の位置決めがなされる。ここで、コイル
アッシー22の組付状態において、コイルアッシー22
の内周側端面とハウジング17の上記内周側端面との対
向部分17aとの間には若干の隙間が形成される。
【0013】この実施例の構成によれば、ハウジング1
7のコイルアッシー22の内周側端面との対向部分17
aが無加工で形成できるため、切削時の微小バリによる
バルブリークやシームリーク等の悪影響が生じることが
ない。また、切削加工を行わないため、ハウジングの加
工コストが削減できる。
7のコイルアッシー22の内周側端面との対向部分17
aが無加工で形成できるため、切削時の微小バリによる
バルブリークやシームリーク等の悪影響が生じることが
ない。また、切削加工を行わないため、ハウジングの加
工コストが削減できる。
【0014】図5はこの発明の他の実施例に係る電磁式
燃料噴射弁におけるコイルアッシーの下面図である。こ
の実施例においては、コイルアッシー22′の端部の凸
部27′を、複数個に分割せずに全周に亙って設けるよ
う構成している。このような構成によっても、先の実施
例と同様の効果を奏するものである。
燃料噴射弁におけるコイルアッシーの下面図である。こ
の実施例においては、コイルアッシー22′の端部の凸
部27′を、複数個に分割せずに全周に亙って設けるよ
う構成している。このような構成によっても、先の実施
例と同様の効果を奏するものである。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ハウジ
ングを切削加工によらずに形成できるよう構成されてい
るので、切削時の微小バリによるバルブリークやシーム
リーク等の悪影響を無くすことができ、また、ハウジン
グの加工コストを低減することができる。
ングを切削加工によらずに形成できるよう構成されてい
るので、切削時の微小バリによるバルブリークやシーム
リーク等の悪影響を無くすことができ、また、ハウジン
グの加工コストを低減することができる。
【図1】この発明による電磁式燃料噴射弁の一実施例を
示す断面図
示す断面図
【図2】図1のB部拡大図
【図3】この発明による電磁式燃料噴射弁におけるコイ
ルアッシーの外観図
ルアッシーの外観図
【図4】図3の下面図
【図5】この発明の他の実施例に係る電磁式燃料噴射弁
におけるコイルアッシーの下面図
におけるコイルアッシーの下面図
【図6】従来の電磁式燃料噴射弁におけるコイルアッシ
ー周りの部分断面図
ー周りの部分断面図
【図7】従来の電磁式燃料噴射弁におけるコイルアッシ
ーの外観図
ーの外観図
11 電磁式燃料噴射弁 17 ハウジング 17a 対向部分 18 コア 22,22′ コイルアッシー 23 外装モールド 27,27′ 凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングとコアとに囲まれた環状空間
にコイルアッシーを配置してなる電磁式燃料噴射弁にお
いて、前記ハウジングの前記コイルアッシーとの対向部
分を素材のまま無加工で形成するとともに、前記コイル
アッシーの外周面を覆う外装モールドに前記ハウジング
との当接部となる凸部を設けたことを特徴とする電磁式
燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9582192A JPH05263724A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電磁式燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9582192A JPH05263724A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電磁式燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05263724A true JPH05263724A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14148081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9582192A Pending JPH05263724A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電磁式燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05263724A (ja) |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP9582192A patent/JPH05263724A/ja active Pending
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