JPH05262759A - チオフェン化合物 - Google Patents

チオフェン化合物

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JPH05262759A
JPH05262759A JP2629393A JP2629393A JPH05262759A JP H05262759 A JPH05262759 A JP H05262759A JP 2629393 A JP2629393 A JP 2629393A JP 2629393 A JP2629393 A JP 2629393A JP H05262759 A JPH05262759 A JP H05262759A
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JP
Japan
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alkyl
hydrogen
aryl
ring
mono
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JP2629393A
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English (en)
Inventor
Tatsu Nakao
達 中尾
Yuji Ono
雄二 小野
Hiroshi Tanaka
寛 田中
Minoru Obata
実 小畑
Yasuto Morimoto
保人 森本
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Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 (式中、R1 ,R2 は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、ニトロ、アミノ、アルカノイルアミノアルキルなど
を、Xは−CO−,−CH(OH)−,−CH2−など
を、Aはアルキレンを、Tは4位に6−フルオロ−1,
2−ベンズイソキサゾールが置換したピペリジノなどを
示す。により表されるチオフェン化合物またはその製薬
上許容される塩。 【構成】 ドーパミン(D2 )受容体、セロトニン(5
−HT2 )受容体に高い親和性を示し、錐体外路系副作
用の少ない抗精神病薬として有用である。また、抗不安
薬としても有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規かつ医薬として有
用なチオフェン化合物またはその製薬上許容される塩に
関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとす課題】現在に至る
まで、不安神経症、精神分裂病、躁病などの治療のため
に多くの向精神病薬が開発されてきているが、これら薬
物の大多数は連続投与などにより種々の副作用(過度の
鎮静、耽溺性、ジスキネジア、パーキンソン氏病など)
を生じ、十分に満足のいくものではなかった。ところ
で、特開昭60−115568号公報に抗糖尿病効果を
有する(2RS,5R)−3−〔2−(5−カルバモイ
ル−2−チエニル)エチル〕−5−フェニル−2−オキ
サゾリジンカルボン酸メチルなどが示されている。特開
平1−213278号公報に鎮痛作用を有する1−〔2
−(2−チエニル)エチル〕−4−(2−エチル−1,
3,4−オキサジアゾール−5−イル)−4−(N−フ
ェニルプロピオンアミド)ピペリジンなどが示されてい
る。薬学雑誌104(6)、680〜690頁(198
4)に抗潰瘍作用を有する3−〔2−(5−アセチル−
2−チエニル)エチル〕−2,4−オキサゾリジンジオ
ンなどの化合物が報告されている。さらに、特開昭60
−185777号、特開平1−45381号、米国特許
第4032531号、特開昭52−151183号、特
開昭49−93334号、特開昭50−40582号、
米国特許第3919243号、特公昭42−14557
号、米国特許第3171838号、イギリス特許第12
94720号、特開昭48−85576号、特開昭48
−85578号および特開昭58−206558号など
によりチオフェン化合物が知られているが、これらの化
合物について、中枢神経系に対する作用は何ら報告され
ていない。また、向精神病作用を有する化合物としては
特開昭52−156879号に4−2−(4−アセチル
アミノメチルフェニル)エチル−1−フェニルピペラジ
ンが報告されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、副作用の
少ない向精神病薬の開発を目的として鋭意研究を重ねた
結果、すぐれた作用を有する新規なチオフェン化合物を
見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発
明は 1. 一般式
【0004】
【化6】
【0005】〔式中、R1 ,R2 は同一または異なっ
て、水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキ
ル、モノまたはジ置換アミノ、ホルミル、式 −COO
3 (R3 は水素、アルキルまたは生体内で加水分解さ
れうるエステル残基を示す。)、アルコキシ、ヒドロキ
シアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルカノ
イル、アロイル、アリールアルカノイル、アルカノイル
オキシアルキル、アロイルオキシアルキル、ホルミルア
ミノ、アルカノイルアミノ、アリールアルカノイルアミ
ノ、アロイルアミノ、ホルミルアミノアルキル、アルカ
ノイルアミノアルキル、ハロアルカノイルアミノアルキ
ル、アリールアルカノイルアミノアルキル、アロイルア
ミノアルキル、アリールアルキル、カルバモイル、モノ
またはジ置換カルバモイル、カルバモイルアルキル、モ
ノまたはジ置換カルバモイルアルキル、アミノアルキ
ル、モノまたはジ置換アミノアルキル、アルキルスルホ
ニルアミノアルキル、ヒドロキシイミノアルキルまたは
アルコキシイミノアルキルを示す。Xは−CO−,−C
H(OR10)− (R10は水素、アルキルまたはアシル
を示す)、−CH2 −,−C(=NOR11)− (R11
は水素、アルキルまたはアシルを示す)または−CH
(NH2 )−を示す。Aはアルキレンを示す。Tは式
【0006】
【化7】
【0007】(式中、tは1〜4の整数を示し、R5
水素、水酸基、アルキル、アルコキシまたはカルバモイ
ルを示し、YはC(R6)( R7) (R6 は水素、水酸
基、カルバモイル、モノまたはジ置換カルバモイルまた
はアルキルを、R7 は水酸基、アルキル、シアノアルキ
ル、ヒドロキシアルキル、アリール、アリールアルキ
ル、アルコキシカルボニル、ジアリールアルキル、ヘテ
ロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール
カルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、アルカノイル、アロイル、アロイルアミノ、アミ
ノ、モノまたはジ置換アミノ、または環状アミノを示す
か、またはR6 、R7 はビスアリールメチレンを形成し
てもよい。)またはN−R8 (R8 はアルキル、カルバ
モイル、モノまたはジ置換カルバモイル、シアノアルキ
ル、ヒドロキシアルキル、アリール、アリールアルキ
ル、アルコキシカルボニル、ジアリールアルキル、ヘテ
ロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール
カルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、アルカノイル、アロイルまたはシンナミルを示
す。)を示す。式(2)の環Amは環中にアミド結合を
有し、さらに酸素原子、硫黄原子、カルボニルおよび/
またはN−R9 (R9 は水素、アルキルまたはアリール
を示す。)を有していてもよい5〜7員環を示し、環A
mはさらに5〜7員の飽和または不飽和環と縮合するこ
ともできる。)により表される基を示す。上記定義中、
シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールを含む基に
あっては、その環上に1〜5個の置換基を有していても
よい。ただし、Tが式(1)を示し、tが2または3、
5 が水素であって、かつYが次の場合、R1 ,R2
少なくとも1つは水素、ハロゲン、ニトロ、アルコキ
シ、アルキル以外の基を示す。 (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
(R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、アリ
ール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ジ
アリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはアロ
イルを示す)のとき。〕により表されるチオフェン化合
物またはその製薬上許容される塩、
【0008】2. R1 ,R2 は同一または異なって、
水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキル、
モノまたはジ置換アミノ、ホルミル、式 −COOR3
(R3は水素、アルキルまたは生体内で加水分解されう
るエステル残基を示す。)、アルコキシ、ヒドロキシア
ルキル、ハロアルキル、アルカノイル、アロイル、アリ
ールアルカノイル、アルカノイルアミノ、アリールアル
カノイルアミノ、アロイルアミノ、アルカノイルアミノ
アルキル、ハロアルカノイルアミノアルキル、アリール
アルカノイルアミノアルキル、アロイルアミノアルキ
ル、アリールアルキル、カルバモイル、モノまたはジ置
換カルバモイル、カルバモイルアルキル、モノまたはジ
置換カルバモイルアルキル、アミノアルキル、モノまた
はジ置換アミノアルキル、アルキルスルホニルアミノア
ルキル、ヒドロキシイミノアルキルまたはアルコキシイ
ミノアルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR10
− (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)、−
CH2 −,−C(=NOR11)− (R11は水素、アル
キルまたはアシルを示す)または−CH(NH2 )−を
示す;Aはアルキレンを示す;Tは式
【0009】
【化8】
【0010】(式中、tは1〜4の整数を示し、R5
水素または水酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6
は水素、水酸基またはカルバモイルを、R7 はアリー
ル、アリールアルキル、ジアリールアルキル、ヘテロア
リール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカル
ボニル、アルカノイル、アロイル、アロイルアミノ、ア
ミノ、モノまたはジ置換アミノ、または環状アミノを示
すか、またはR6 、R7 はビスアリールメチレンを形成
してもよい。)またはN−R8 (R8 はアルキル、カル
バモイル、モノまたはジ置換カルバモイル、アリール、
アリールアルキル、ジアリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニ
ル、アルカノイルまたはアロイルを示す。)を示す。式
(2)の環Amは環中にアミド結合を有し、さらに酸素
原子、硫黄原子、カルボニルおよび/またはN−R
9 (R9 は水素、アルキルまたはアリールを示す。)を
有していてもよい5〜7員環を示し、環Amはさらに5
〜7員の飽和または不飽和環と縮合することもでき
る。)により表される基を示す;上記定義中、アリー
ル、ヘテロアリールを含む基にあっては、その環上に1
〜5個の置換基を有していてもよい;ただし、Tが式
(1)を示し、tが2または3、R5 が水素であって、
かつYが次の場合、R1 ,R2 の少なくとも1つは水
素、ハロゲン、ニトロ、アルコキシ、アルキル以外の基
を示す; (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
(R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、ア
リール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
ジアリールアルキルまたはアロイルを示す)のとき;で
ある前記1記載のチオフェン化合物またはその製薬上許
容される塩、
【0011】3. R1 ,R2 は同一または異なって、
水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、ホルミル、ヒドロ
キシアルキル、ハロアルキル、アルカノイル、アロイ
ル、アルカノイルアミノ、アルカノイルアミノアルキ
ル、ハロアルカノイルアミノアルキル、アリールアルカ
ノイルアミノアルキル、アロイルアミノアルキル、カル
バモイルアルキル、モノまたはジ置換カルバモイルアル
キル、アミノアルキル、モノまたはジ置換アミノアルキ
ル、アルキルスルホニルアミノアルキルまたはヒドロキ
シイミノアルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR
10)− (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)
または−CH2 −を示す;Aはアルキレンを示す;Tは
【0012】
【化9】
【0013】(式中、tは1〜4の整数を示し、R5
水素または水酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6
は水素、水酸基またはカルバモイルを、R7 はアリー
ル、アリールアルキル、ジアリールアルキル、ヘテロア
リール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカル
ボニル、アロイルまたは環状アミノを示すか、またはR
6、R7 はビスアリールメチレンを形成してもよい。)
またはN−R8 (R8 はアルキル、カルバモイル、モノ
またはジ置換カルバモイル、アリール、アリールアルキ
ル、ジアリールアルキルまたはヘテロアリールを示
す。)を示す。式(2)の環Amは環中にアミド結合を
有し、さらにカルボニルおよび/またはN−R9(R9
は水素またはアルキルを示す。)を有していてもよい5
〜7員環を示し、環Amはさらに5〜7員の飽和または
不飽和環と縮合することもできる。)により表される基
を示す;上記定義中、アリール、ヘテロアリールを含む
基にあっては、その環上に1〜5個の置換基を有してい
てもよい;ただし、Tが式(1)を示し、tが2または
3、R5 が水素であって、かつYが次の場合、R1 ,R
2 の少なくとも1つは水素、ハロゲン、アルキル以外の
基を示す; (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
(R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、ア
リール、アリールアルキルまたはジアリールアルキルを
示す)のとき;である前記1記載のチオフェン化合物ま
たはその製薬上許容される塩、
【0014】4. R1 はホルミル、ヒドロキシアルキ
ル、ハロアルキル、アルカノイル、アロイル、アルカノ
イルアミノ、アルカノイルアミノアルキル、ハロアルカ
ノイルアミノアルキル、アリールアルカノイルアミノア
ルキル、アロイルアミノアルキル、カルバモイルアルキ
ル、モノまたはジ置換カルバモイルアルキル、アミノア
ルキル、モノまたはジ置換アミノアルキル、アルキルス
ルホニルアミノアルキルまたはヒドロキシイミノアルキ
ルを示す;R2 は水素、ハロゲン、ニトロ、シアノまた
はアルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR10)−
(R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)または
−CH2 −を示す;Aはアルキレンを示す;Tは式
【0015】
【化10】
【0016】(式中、tは1〜4の整数を示し、R5
水素または水酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6
は水素、水酸基またはカルバモイルを、R7 はアリー
ル、アリールアルキル、ジアリールアルキル、ヘテロア
リール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカル
ボニル、アロイルまたは環状アミノを示すか、またはR
6、R7 はビスアリールメチレンを形成してもよい。)
またはN−R8 (R8 はアルキル、カルバモイル、モノ
またはジ置換カルバモイル、アリール、アリールアルキ
ル、ジアリールアルキルまたはヘテロアリールを示
す。)を示す。式(2)の環Amは環中にアミド結合を
有し、さらにカルボニルおよび/またはN−R9(R9
は水素またはアルキルを示す。)を有していてもよい5
〜7員環を示し、環Amはさらに5〜7員の飽和または
不飽和環と縮合することもできる。)により表される基
を示す;上記定義中、アリール、ヘテロアリールを含む
基にあっては、その環上に1〜5個の置換基を有してい
てもよい;である前記1記載のチオフェン化合物または
その製薬上許容される塩、
【0017】5. 好ましい化合物として、3−(1−
(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエニル)−
4−オキソブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フル
オロ−1,2−ベンズイソキサゾール、3−(1−(4
−(5−アセチルアミノメチル−2−チエニル)ブチル)
ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベン
ズイソキサゾール、3−(1−(2−(5−アセチルア
ミノメチル−2−チエニル)エチル)ピペリジン−4−
イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル、3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−4
−メチル−2−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、
3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−メ
チル−3−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)
−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、3−
(1−(2−(5−(2−アセチルアミノエチル)−2
−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、3−(1−
(2−(5−(2−アセチルアミノエチル)−4−ブロ
モ−2−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)−
6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、および
3−(1−(4−(5−アセチルアミノ−2−チエニ
ル)ブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−
1,2−ベンズイソキサゾールから選ばれる前記1記載
のチオフェン化合物またはその製薬上許容される塩、
【0018】6. 前記1記載の化合物と医薬用添加剤
とからなる医薬用組成物、および
【0019】7. 前記1記載の化合物を有効成分とし
て含有してなる抗精神病薬に関する。
【0020】上記一般式(I)に関し、R1 ,R2 にお
けるハロゲンとは塩素、臭素、ヨウ素、フッ素を示す。
【0021】R1 ,R2 ,R3 ,R5 ,R6 ,R7 ,R
8 ,R9 ,R10,R11におけるアルキルとは炭素数1〜
8個の直鎖または分枝鎖状のアルキルであって、たとえ
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどを示し、とりわけ炭
素数1〜4個のものが好ましい。
【0022】R1 ,R2 ,R7 におけるモノまたはジ置
換アミノとはメチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルア
ミノ、ジエチルアミノ、プロピルアミノ、ジプロピルア
ミノ、イソプロピルアミノなどの炭素数1〜4個のアル
キルでモノまたはジ置換されたアミノを示す。
【0023】R1 ,R2 ,R5 におけるアルコキシとは
炭素数1〜8個の直鎖または分枝鎖状のアルコキシであ
って、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキ
シ、オクチルオキシなどを示し、とりわけ炭素数1〜4
個のものが好ましい。
【0024】R1 ,R2 におけるヒドロキシアルキルと
はヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、1−ヒド
ロキシプロピル、1−ヒドロキシブチルなどの炭素数1
〜4個のものを示し、ハロアルキルとはクロロメチル、
ブロモメチル、フルオロメチル、ジクロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロエチル、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、2,2,2
−トリフルオロエチルなどの炭素数1〜4個のものを示
し、ハロアルコキシとはクロロメトキシ、ブロモメトキ
シ、フルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、ジフルオロ
メトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロエトキシ、
2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ、2,2,
2−トリフルオロエトキシなどの炭素数1〜4個のもの
を示す。
【0025】R1 ,R2 ,R7 ,R8 におけるアルカノ
イルとはアセチル、プロピオニル、ブチリル、ピバロイ
ルなどの炭素数2〜5個のアルカノイルを示し、アロイ
ルとはベンゾイル、ナフトイルなどを示す。
【0026】R1 ,R2 におけるアリールアルカノイル
のアルカノイル部は炭素数2〜5個のアルカノイルであ
って、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、フェ
ニルブチリルなどを示し、アルカノイルオキシアルキル
のアルカノイル部は炭素数1〜5個のアルカノイルで、
アルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであって、1−
ホルミルオキシプロピル、アセトキシメチル、プロピオ
ニルオキシメチル、1−または2−アセトキシエチル、
1−または2−プロピオニルオキシエチル、1−または
3−アセトキシプロピル、1−または3−プロピオニル
オキシプロピルなどを示し、アロイルオキシアルキルの
アルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであって、ベン
ゾイルオキシメチル、ベンゾイルオキシエチル、ベンゾ
イルオキシプロピル、ベンゾイルオキシブチルなどを示
し、アルカノイルアミノのアルカノイル部は炭素数2〜
5個のアルカノイルであって、アセチルアミノ、プロピ
オニルアミノ、ブチリルアミノなどを示し、アリールア
ルカノイルアミノのアルカノイル部は炭素数2〜5個の
アルカノイルであって、フェニルアセチルアミノ、フェ
ニルプロピオニルアミノ、フェニルブチリルアミノなど
を示す。
【0027】R1 ,R2 ,R7 におけるアロイルアミノ
とはベンゾイルアミノ、ナフトイルアミノなどを示す。
【0028】R1 ,R2 におけるホルミルアミノアルキ
ルのアルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであって、
ホルミルアミノメチル、ホルミルアミノエチルなどを示
し、アルカノイルアミノアルキルのアルカノイル部は炭
素数2〜5個のアルカノイルであり、アルキル部は炭素
数1〜4個のアルキルであって、アセチルアミノメチ
ル、アセチルアミノエチル、プロピオニルアミノメチル
などを示し、ハロアルカノイルアミノアルキルのアルカ
ノイル部は炭素数2〜5個のアルカノイルであり、アル
キル部は炭素数1〜4個のアルキルであって、トリフル
オロアセチルアミノメチル、トリフルオロアセチルアミ
ノエチルなどを示し、アリールアルカノイルアミノアル
キルのアルカノイル部は炭素数2〜5個のアルカノイル
であり、アルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであっ
て、フェニルアセチルアミノメチルなどを示し、アロイ
ルアミノアルキルのアルキル部は炭素数1〜4個のアル
キルであって、ベンゾイルアミノメチルなどを示す。
【0029】R1 ,R2 ,R7 ,R8 におけるアリール
アルキルのアルキル部は炭素数1〜6個のアルキルであ
って、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、
ジフェニルメチルなどを示す。
【0030】R1 ,R2 ,R6 ,R8 におけるモノまた
はジ置換カルバモイルとは、たとえばメチルカルバモイ
ル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、ジメ
チルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジプロピル
カルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、フェニル
カルバモイル、ベンジルカルバモイルなどの炭素数1〜
4個のアルキル、シクロヘキシル、フェニルまたはベン
ジルでモノまたはジ置換されたカルバモイルを示す。
【0031】R1 ,R2 におけるカルバモイルアルキル
のアルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであって、カ
ルバモイルメチル、2−カルバモイルエチルなどを示
し、モノまたはジ置換カルバモイルアルキルにおけるモ
ノまたはジ置換カルバモイルとは炭素数1〜4個のアル
キルまたはベンジルでモノまたはジ置換されたカルバモ
イルであり、アルキル部は炭素数1〜4個のアルキルで
あって、メチルカルバモイルメチルなどを示し、アミノ
アルキルのアルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであ
り、アミノメチル、アミノエチル、アミノプロピルなど
を示し、モノまたはジ置換アミノアルキルにおけるモノ
またはジ置換アミノとは炭素数1〜4個のアルキルでモ
ノまたはジ置換されたアミノであり、アルキル部は炭素
数1〜4個のアルキルであり、メチルアミノメチル、ジ
メチルアミノメチル、メチルアミノエチル、ジメチルア
ミノエチル、エチルアミノメチル、ジエチルアミノメチ
ル、プロピルアミノメチル、メチルアミノプロピル、ジ
メチルアミノプロピルなどを示し、アルキルスルホニル
アミノアルキルのアルキル部はそれぞれ炭素数1〜4個
のアルキルであり、メタンスルホニルアミノメチル、メ
タンスルホニルアミノエチルなどを示し、ヒドロキシイ
ミノアルキルのアルキル部は炭素数1〜4個のアルキル
であり、1−ヒドロキシイミノエチル、1−ヒドロキシ
イミノプロピル、1−ヒドロキシイミノブチルなどを示
し、アルコキシイミノアルキルにおけるアルコキシ部お
よびアルキル部はそれぞれ炭素数1〜4個であり、1−
メトキシイミノエチル、1−エトキシイミノエチル、1
−メトキシイミノプロピル、1−イソプロポキシイミノ
エチルなどを示す。
【0032】R3 における生体内で加水分解されうるエ
ステル残基とは生体内で容易に分解して遊離のカルボン
酸またはその塩としうるものであって、アセトキシメチ
ル、ピバロイルオキシメチル、1−アセトキシエチル、
1−ピバロイルオキシエチルなどのアルカノイルオキシ
アルキルエステル、エトキシカルボニルオキシメチル、
1−エトキシカルボニルオキシエチルなどのアルコキシ
カルボニルオキシアルキルエステル、フタリジル、ジメ
トキシフタリジルなどのエステル、カルバモイルメチ
ル、カルバモイルエチル、N−メチルカルバモイルメチ
ル、N,N−ジメチルカルバモイルメチル、N,N−ジ
エチルカルバモイルメチルなどのカルバモイルアルキル
エステル、メトキシメチル、メトキシエチルなどのアル
コキシアルキルエステルまたは5−メチル−1,3−ジ
オキソレン−2−オン−4−イルメチルエステルをあげ
ることができる。
【0033】Aにおけるアルキレンとは炭素数1〜10
個の直鎖または分枝鎖状のアルキレンであって、たとえ
ばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレ
ン、デカメチレン、プロピレン、1,1−ジメチルエチ
レン、2,2−ジメチルトリメチレンなどを示し、とり
わけ炭素数1〜6個のものが好ましい。
【0034】R4 における水素添加されていてもよいヘ
テロアリールアルキルのアルキル部は炭素数1〜4個の
アルキルであり、ピリジルメチル、フリルメチル、チエ
ニルメチル、(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル)
メチルなどを示す。
【0035】R7 ,R8 ,R9 におけるアリールとはフ
ェニル、ナフチルなどを示す。
【0036】R7 ,R8 におけるシアノアルキルのアル
キル部は炭素数1〜4個のアルキルであり、シアノメチ
ル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−シア
ノブチルなどを示し、ヒドロキシアルキルのアルキル部
は炭素数1〜4個のアルキルであり、ヒドロキシメチ
ル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、
4−ヒドロキシブチルなどを示し、アルコキシカルボニ
ルにおけるアルコキシとは炭素数1〜4個のアルコキシ
であり、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブト
キシカルボニル、イソブトキシカルボニル、第3級ブト
キシカルボニルなどを示し、ジアリールアルキルのアル
キル部とは炭素数1〜4個のアルキルであり、ジフェニ
ルメチル、2,2−ジフェニルエチルなどを示し、ヘテ
ロアリールとはピリジル、チエニル、フリル、ピリミジ
ニル、チアゾリル、オキサゾリル、インドリル、ベンゾ
チアゾリル、ベンズイミダゾリル、1,2−ベンズイソ
チアゾリル、1,2−ベンズイソキサゾリル、ベンゾチ
オフェン−2−または3−イル、ベンゾフラン−2また
は3−イル、キノリル、イソキノリル、ベンズオキサゾ
リル、ピラジニル、ピリダジニル、イミダゾリル、チエ
ノ〔3,2−c〕ピリジン−4−イル、フロ〔3,2−
c〕ピリジン−4−イル、7,8−ジヒドロ−5H−チ
オピラノ〔4,3−b〕ピリジン−2−イル、1,2−
ベンズイソチアゾリル−S,S−ジオキシド、2−オキ
ソ−1−ベンズイミダゾリル、2−チオキソ−1−ベン
ズイミダゾリル、2,4−ジオキソヘキサヒドロピリミ
ジン−1−イル、ヒダントイン−1−イルなどを示し、
ヘテロアリールアルキルとは水素添加されていてもよ
く、そのアルキル部は炭素数1〜4個のアルキルであ
り、たとえばピリジルメチル、フリルメチル、チエニル
メチル、ピロリルメチル、オキサゾリルメチル、チアゾ
リルメチル、(1,2−ベンゾジオキサン−2−イル)
メチルなどを示し、ヘテロアリールカルボニルとはニコ
チノイル、イソニコチノイル、テノイル、フロイル、ピ
ロリルカルボニル、オキサゾリルカルボニル、チアゾリ
ルカルボニルなどを示し、シクロアルキルとはシクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルなどの炭素数3〜8個のシクロアル
キルを示し、シクロアルキルアルキルにおけるシクロア
ルキル部は炭素数3〜8個のシクロアルキルであり、ア
ルキル部は1〜4個のアルキルであり、シクロプロピル
メチル、シクロブチルメチル、シクロヘキシルメチル、
シクロヘプチルメチルなどを示す。
【0037】R7 における環状アミノとはピロリジニ
ル、ピペリジノ、ヘキサメチレンイミノ、モルホリノ、
チオモルホリノ、ピペラジニル、ホモピペラジニル、4
−置換ピペラジニル、4−置換ホモピペラジニル(置換
基としては炭素数1〜4個のアルキル、アリール、ベン
ジル、炭素数2〜5個のアルカノイルまたはベンゾイル
を示す。)などを示す。
【0038】R6 ,R7 により形成されるビスアリール
メチレンとはジフェニルメチレン、ビス(4−フルオロ
フェニル)メチレン、ビス(4−クロロフェニル)メチ
レンなどを示す。
【0039】R10,R11におけるアシルとは、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなどの炭素数2〜5個のア
ルカノイルまたはベンゾイルなどを示す。
【0040】式(2)における環中にアミド結合を有す
る5〜7員の環Amとしてはチアゾリジノン、イミダゾ
リジノン、ピラゾリジノン、ピロリジノンなどがあげら
れ、環Amは環中にさらに酸素原子、硫黄原子、カルボ
ニルおよび/またはN−R9(R9 は水素、アルキルま
たはアリールを示す。)を有していてもよい。また環A
mはさらに5〜7員の飽和または不飽和環と縮合するこ
ともでき、このような例としては2−オキソ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイミダゾ
〔1,2−a〕ピリジン−3−スピロ−4’−ピペリジ
ノ、2−オキソ−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒド
ロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−スピロ−4’
−ピペリジノなどがあげられる。
【0041】上記定義中、シクロアルキル、アリール、
ベンジル、ベンゾイルまたはヘテロアリールを含む基に
あっては1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基(ハロ
ゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、炭素数1〜4個のハロ
アルキル、水酸基、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数
1〜4個のアルコキシ、炭素数2〜4個のアルケニル、
フェニルなど)を有していてもよい。
【0042】上記一般式(I)において、R1 として
は、アセチル、アセチルアミノ、アセチルアミノメチ
ル、2−アセチルアミノエチル、メチル、アミノメチ
ル、ベンゾイルアミノ、プロピオニルアミノメチルな
ど、R2 としては水素、ハロゲン、メチルなどが特に好
ましい。好ましいXとしては−CO−,−CH2 −,−
CH(OH)−が挙げられ、Aとしては、メチレン、エ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレ
ン、ヘキサメチレン、2−メチルトリメチレンなどが挙
げられる。Tとしては、4位に2−ピリミジニル、3−
トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、2,3
−ジメチルフェニル、1,2−ベンズイソチアゾール−
3−イル、メチル、3−クロロフェニル、ビス(4−ク
ロロフェニル)メチル、3−トリフルオロメチル、6−
ピリジル、1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル、
シクロヘキシルカルバモイル、フェニルカルバモイルな
どが置換した1−ピペラジニル、または4位に4−フル
オロベンゾイル、6−フルオロ−1,2−ベンズイソキ
サゾール−3−イル、1,2−ベンズイソチアゾール−
3−イルなどが置換したピペリジノなどが好ましく、と
りわけ4−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イ
ル)−1−ピペラジニル、4−(6−フルオロ−1,2
−ベンズイソキサゾール−3−イル)ピペリジノなどが
より好ましい。
【0043】一般式(I)の化合物の製薬上許容される
塩とは塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、硝酸などの無機
酸との塩、酢酸、コハク酸、グリコール酸、乳酸、リン
ゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン
酸、フマール酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸などの有機酸との塩、またカルボキシル基を有する化
合物はナトリウム、カリウム、カルシウムなどの金属
塩、メチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン
などとのアミン塩、リジン、オルニチン、アルギニンな
どのアミノ酸との塩があげられる。さらに、水和物(1
/2水和物、1水和物、3/2水和物等)やその他の溶
媒和物も包含される。本発明化合物中、不斉炭素原子を
有する場合は、ラセミ体または光学異性体として存在す
る。また、オキシムを有する場合はシン、アンチ異性体
が存在するが、本発明はこれらをすべて包含する。
【0044】本発明のチオフェン化合物は、以下の方法
により製造することができる。
【0045】方法1 一般式(I)の化合物は一般式
【0046】
【化11】
【0047】〔式中、Zは水酸基または水酸基から誘導
される反応性の原子または基(ハロゲン、メタンスルホ
ニルオキシ、パラトルエンスルホニルオキシなど)を示
し、他の各記号は前記と同義である。〕により表される
化合物と一般式 H−T (III) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物とを反応させることによって得られる。
【0048】一般式(II)の化合物中、Zが水酸基から
誘導される反応性の原子または基である場合、一般式
(III)の化合物との反応は適当な溶媒、たとえばメタノ
ール、エタノール、プロパノール、ベンゼン、トルエ
ン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセ
トニトリル、アセトンなどの反応を阻害しない溶媒中、
適当な脱酸剤(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、水酸化カリウム、ピリジン、トリエチル
アミン、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなど)の存在
下、20〜150℃にて30分間から30時間反応させ
ることにより進行する。また、一般式(II)の化合物
中、Zが水酸基である場合、反応は適当は溶媒、たとえ
ばジメチルホルムアミド、ベンゼンなどの反応を阻害し
ない溶媒中、アミノホスホニウム試薬(N,N−メチル
フェニルアミノトリフェニルホスホニウム、ヨーダイド
など)の存在下、20〜150℃にて30分間から5時
間反応させることにより進行する。
【0049】方法2 一般式(I)の化合物のうち、R1 またはR2 がR12
CONH−(R12は水素、アルキル、アラルキル、アリ
ールを意味する。)またはR12−NHCO−(R12は前
記と同義である。)である化合物は、たとえば一般式
【0050】
【化12】
【0051】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物をオキシム体に誘導したのち、ベッ
クマン転位を行うことによって製造することができる。
オキシム化は、塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)の存
在下、水、エタノールなどの溶媒中、ヒドロキシルアミ
ン塩酸塩を用いて行う。反応温度は0℃乃至溶媒の沸点
付近までであり、好ましくは80℃〜100℃である。
このようにして得られたオキシム体をポリリン酸あるい
は硫酸中、70℃〜120℃に加熱することによりベッ
クマン転位を行う。
【0052】方法3 一般式(I)の化合物のうち、R1 またはR2 がアミノ
アルキルである化合物は、方法2のようにして得られる
オキシム体を還元することによって得られる。還元反応
はテトラヒドロフラン、エーテルなどの溶媒中、水素化
アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウムなどの
化学的還元剤を用いて、50℃〜100℃で行われる。
【0053】方法4 一般式(IV)の化合物は一般式
【0054】
【化13】
【0055】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物と一般式 R12COOH (VI) (式中、R12は前記と同義である。)により表されるカ
ルボン酸またはその反応性誘導体(酸ハライド、酸無水
物、混合酸無水物、活性エステルなど)を反応させるこ
とによって得られる。一般式(VI)の化合物が遊離のカル
ボン酸である場合、反応はポリリン酸などの脱水剤の存
在下、室温から150℃で行われる。一般式(VI)の反応
性誘導体として、酸ハライド(塩化物、臭化物、ヨウ化
物など)を用いる場合、反応は適当な溶媒、たとえばベ
ンゼン、トルエン、クロロホルム、塩化メチレン、ジク
ロロエタンなどの反応を阻害しない溶媒中、ルイス酸
(塩化アルミニウム、塩化スズ、塩化鉄など)の存在
下、−10℃から100℃に5分間から20時間保つこ
とにより行われる。
【0056】方法5 一般式(IV)の化合物を適当な溶媒、たとえばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、酢酸など
の反応を阻害しない溶媒中、水素化ホウ素ナトリウム、
水素化アルミニウムリチウム、トリエチルシランなどの
化学的還元法あるいは適当な触媒、たとえばパラジウ
ム、ロジウム、白金などの存在下、接触還元法などで、
−10℃から150℃に5分間から20時間保つことに
より、一般式
【0057】
【化14】
【0058】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物が得られる。
【0059】方法6 一般式(VII)の化合物と一般式 R13COOH (VIII) (式中、R13は水素、アルキル、アリール、アラルキル
またはヘテロアリールを示す。)により表されるカルボ
ン酸もしくはその酸無水物とを反応させることによって
一般式
【0060】
【化15】
【0061】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物が得られる。反応は、適当な溶媒
(ベンゼン、トルエンなどの反応を阻害しない溶媒)中
もしくは無溶媒で、室温から150℃にて進行する。ま
た本反応は塩基、たとえばトリエチルアミン等の共存下
でも進行する。
【0062】方法7 一般式(I)の化合物のうち、Xが−CH(OH)−あ
るいは−CH2 −である化合物は、Xが−CO−の化合
物を、水素化ホウ素ナトリウムなどの適当な還元剤で還
元することによって得ることができる。反応は適当な溶
媒、たとえばメタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタンなどの反応を阻害しない溶媒
中、適当な還元剤(リチウムアルミニウムハイドライ
ド、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノボロハイド
ライド、トリフルオロホウ素ジエチラート、トリエチル
シランなど)の存在下、−10℃から100℃にて、3
0分から10時間で行われる。
【0063】方法8 一般式(I)の化合物のうち、R1 またはR2 がR14
CONH−B−(R14は水素、アルキル、ハロアルキ
ル、アラルキル、アリールを、Bは単結合またはアルキ
レンを意味する。)である化合物は、一般式
【0064】
【化16】
【0065】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物と一般式 R14COOH (XI) (式中、R14は前記と同義である。)により表されるカ
ルボン酸またはその反応性誘導体(酸ハライド、酸無水
物)を反応させることによって得られる。反応は適当な
溶媒、たとえばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルムなどの反応を阻害しない溶媒中、適当な脱酸剤
(トリエチルアミン、メチルモルホリン、ピリジンな
ど)の存在下、0℃から100℃にて行われる。
【0066】方法9 一般式(I)の化合物のうち、R1 またはR2 がR15
SO2 NH−B−(R15はアルキル、アリールを、Bは
単結合またはアルキレンを意味する。)である化合物
は、一般式(X) の化合物と一般式 R15SO3 H (XII) (式中、R15は前記と同義である。)により表されるス
ルホン酸またはその反応性誘導体(酸ハライド)を反応
させることによって得られる。反応は適当な溶媒、たと
えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムな
どの反応を阻害しない溶媒中、適当な脱酸剤(トリエチ
ルアミン、メチルモリホリン、ピリジンなど)の存在
下、0℃から100℃にて行われる。
【0067】方法10 一般式(I)の化合物のうち、R1 またはR2 がアミノ
アルキルである化合物は、一般式
【0068】
【化17】
【0069】(式中、B’はアルキレンを示し、他の各
記号は前記と同義である。)により表される化合物を加
水分解することにより得られる。
【0070】方法11 一般式(I)の化合物においてXが−CH(OR10’)
−(R10’はアルキルまたはアシルを示す)である化合
物は、Xが−CH(OH)−である化合物と一般式 R10' −Z1 (XIV) (式中、Z1 はハロゲンを示し、R10’は前記と同義で
ある。)により表される化合物を反応させることによっ
て得られる。反応は適当な溶媒、たとえばメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、N,N−ジメ
チルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ベンゼン、ト
ルエンなどの反応を阻害しない溶媒中、脱酸剤たとえば
水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウムなどの存在下、室温から150℃にて1時
間から20時間反応させることにより進行する。
【0071】方法12 一般式(I)の化合物において、Xが−C(=NOH)
−である化合物は、Xが−CO−である化合物にヒドロ
キシルアミンを反応させることにより製造することがで
きる。反応は適当な溶媒(反応を阻害しない限りいかな
るものでもよいがメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロピルアルコール、ブタノールのようなアル
コール類が望ましい)中、ヒドロキシルアミンまたはそ
の塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩など)を脱酸剤
(トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニ
リンなどの有機塩基や炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基)の存在または非存
在下において反応させることにより行われる。反応温
度、反応時間も特に限定されるものではなく、通常、室
温から溶媒の沸点付近で数時間から数十時間反応させる
ことにより行われる。
【0072】方法13 一般式(I)の化合物において、Xが−C(=NO
11’)−(R11’はアルキルまたはアシルを示す)で
ある化合物は、Xが−C(=NOH)−である化合物と
一般式 R11’−Z1 (XV) (式中、Z1 はハロゲンを示し、R11’は前記と同義で
ある。)により表される化合物を方法11と同様に反応
させることによって得られる。
【0073】方法14 一般式(I)の化合物においてXが−CH(NH2 )−
である化合物は一般式(I)の化合物においてXが−C
(=NOH)−である化合物を適当な還元剤を用いて還
元反応に付すことにより製造することができる。還元反
応としては適当な触媒(たとえばパラジウム炭素、ラネ
ーニッケル、白金、ロジウムなど)を用い、適当な溶媒
(反応を阻害しない限りいかなるものでもよく、たとえ
ばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピ
ルアルコールなどのアルコール類、ギ酸、酢酸等の酸類
など)中、常圧または加圧下に接触水素化することによ
り行われる。反応温度、反応時間も限定されるものでな
く、通常、室温から150℃前後で数時間から数十時間
で行われるか、あるいは適当な還元剤(たとえば水素化
リチウムアルミニウム、水素化トリ−tert−ブトキ
シアルミニウムなど)を用いて適当な溶媒(反応を阻害
しない限りいかなるものでもよいが、たとえばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
セルソルブなどのエーテル類が望ましい)中、冷却下ま
たは室温あるいは加温下に数時間から数十時間反応させ
ることにより行われる。
【0074】方法1の一般式(II)で表される原料化合
物のうち、Xが−CO−の化合物は、一般式
【0075】
【化18】
【0076】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物と一般式 Z−A−CO−Z1 (XVII) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
カルボン酸ハライドを反応させることによって得られ
る。反応は適当な溶媒、たとえばベンゼン、トルエン、
クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタンなどの反
応を阻害しない溶媒中、ルイス酸(塩化アルミニウム、
塩化スズ、塩化鉄など)の存在下、−10℃から100
℃に5分間から20時間保つことにより行われる。
【0077】方法1の一般式(II)で表される原料化合
物のうち、Xが−CH(OH)−あるいは−CH2 −で
ある化合物は、Xが−CO−の化合物を、水素化ホウ素
ナトリウムなどの適当な還元剤で、還元することによっ
て得ることができる。反応は適当な溶媒、たとえばメタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアル
コール、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタンなどの反応を阻害しない溶媒中、適当な還元剤
(リチウムアルミニウムハイドライド、水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化シアノボロハイドライド、トリフルオ
ロホウ素ジエチラート、トリエチルシランなど)の存在
下、−10℃から100℃にて、30分から10時間で
行われる。
【0078】このようにして製造される一般式(I)の
チオフェン化合物は、必要により前記した無機酸および
有機酸との酸付加塩とすることができる。また、カルボ
キシル基を有する化合物はナトリウム、カリウム、カル
シウムなどの金属塩、トリエチルアミンなどとのアミン
塩、リジン、オルニチンなどのアミノ酸との塩にするこ
とができる。また、水和物等の溶媒和物としても存在す
る。
【0079】以上のようにして得られる本発明の化合物
に不斉中心が存在する場合、通常、ラセミ体として製造
されるが、これは分別再結晶、クロマトグラフィーなど
の常法により光学異性体に光学分割することができる。
また、光学活性な原料化合物を用いて光学異性体を製造
することもできる。シン・アンチ異性体も常法により分
離される。
【0080】
【作用および発明の効果】
試験例1:ドーパミン2受容体への親和性 特異的ドーパミン2(D2 )受容体結合試験をヨーロピ
アン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur. J.
Pharmacol.) 46,377(1977)に記載の方法に
準じて行った。9〜10週令のウィスターラット線条体
よりシナプトソーム画分を分離し、120mM塩化ナト
リウム、5mM塩化カリウム、2mM塩化カルシウム、
1mM塩化マグネシウム、10μMパージリン(pargyl
ine)および0.1%アスコルビン酸を含む50mMトリ
ス−塩酸緩衝液(pH7.1)に懸濁して実験に用い
た。次にシナプトソーム懸濁液に数種類の濃度の試験化
合物とトリチウム化したスピペロン(終濃度0.2n
M)を加えて、37℃で20分間反応させた。反応後、
反応液をワットマン(Whatman)GF/Bグラス
フィルターで吸引濾過し、50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.7)でフィルターを洗ったのち、フィルター
に残った放射能活性を液体シンチレーションカウンター
で測定した。非特異的結合を10-4M(±)−スルピリ
ド存在下で決定した。50%抑制濃度(IC50)をグラ
フ的に決定し、阻害定数(Ki値)を求めた。結果を第
1表に示す。
【0081】試験例2:セロトニン1A受容体への親和
性 特異的セロトニン1A(5−HT1A)受容体結合試験を
ジャーナル・オブ・ニューロケミストリー(J. Neuroch
em.)44、1685(1985)に記載の方法に準じて
行った。9〜10週令のウィスターラット海馬より粗シ
ナプトソーム画分を分離し、1mM塩化マンガンを含む
50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)に懸濁して
実験に用いた。次にシナプトソーム懸濁液に数種類の濃
度の試験化合物とトリチウム化した8−ヒドロキシ−2
−ジプロピルアミノテトラリン(8−OH−DPAT:
終濃度0.2nM)を加え、37℃で12分間反応させ
た。反応後、反応液をホワットマン(Whatman)
GF/Bグラスフィルターで吸引濾過し、50mMトリ
ス−塩酸緩衝液(pH7.7)でフィルターを洗ったの
ち、フィルターに残った放射能活性を液体シンチレーシ
ョンカウンターで測定した。非特異的結合を10-5Mセ
ロトニン(5−HT)存在下で決定した。50%抑制濃
度(IC50)をグラフ的に決定し、阻害定数(Ki値)
を求めた。結果を第1表に示す。
【0082】試験例3:セロトニン2受容体への親和性 特異的セロトニン2(5−HT2 )受容体結合試験をモ
レキュラー・ファーマコロジー(Mol. Pharmacol.)2
1,301(1981)に記載の方法に準じて行った。
9〜10週令のウィスターラット海馬より粗シナプトソ
ーム画分を分離し、50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.7)に懸濁して実験に用いた。次に、シナプトソー
ム懸濁液に数種類の濃度の試験化合物とトリチウム化し
たケタンセリン(終濃度0.2nM)を加え、37℃で
20分間反応させた。反応後、反応液をホワットマン
(Whatman)GF/Bグラスフィルターで吸引濾
過し、50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.7)でフ
ィルターを洗ったのち、フィルターに残った放射能活性
を液体シンチレーションカウンターで測定した。非特異
的結合を10-5Mミアンセリン(Mianserin)
存在下で決定した。50%抑制濃度(IC50)をグラフ
的に決定し、阻害定数(Ki値)を求めた。結果を第1
表に示す。
【0083】試験例4:抗アポモルヒネ作用(マウス) dd系雄性マウスを1群3匹として使用した。試験薬を
経口投与して60分後に塩酸アポモルヒネ0.5mg/
kgを皮下投与し、直後から20分間の運動量をバリメ
ックス(米国コロンバス社製)を用いて測定した。各群
3回の繰り返しを行い、対照群の運動量を50%低下さ
せる試験薬用量を、ED50値としてグラフ的に求めた。
結果を第1表に示す。
【0084】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 試験化合物 Binding (nM) 抗アポモルヒネ (実施例番号) D2 5-HT1A 5-HT2 ED50(mg/kg p.o.) ──────────────────────────────────── 1 2.5 140 0.059 2.6 14 2.0 56 2.1 0.41 25 3.8 14 0.65 0.16 57 3.8 15 0.099 0.76 61 1.4 >100 0.37 1.2 64 0.94 16 0.13 0.14 65 0.5 12 0.047 0.53 71 0.69 1.7 1.3 0.24 ────────────────────────────────────
【0085】試験例5:急性毒性 雄性ddYマウスを一群5匹として用い、実施例1の化
合物100mg/kgを腹腔内投与したところ、投与後
5日間まで死亡例は認められなかった。また同様にして
300mg/kgを経口投与したところ、投与後5日間
死亡例は認められなかった。
【0086】本発明化合物は自動運動抑制作用、抗アポ
モルヒネ作用、メタフェタミン拮抗作用、テトラベナジ
ン誘発眼瞼下垂増強作用などの抗精神病薬として必要な
薬理作用を有するほかに、特にセロトニンで誘発したh
ead−twichに対し、強い抑制作用を示した。ま
た、トリチウムラベルしたリガンドを用い、受容体に対
する親和性を測定したところドーパミン(D2 )受容
体、セロトニン(5−HT2 )受容体に高い親和性を示
した。さらに、錐体外路系副作用を知る上での指標とな
るラットのカタレプシー惹起作用を検討したところ非常
に弱い作用を示したことから、本発明化合物は錐体外路
系副作用の少ない抗精神病薬として有用であり、同時
に、セロトニン(5−HT1A)受容体に対する親和性が
高く、抗不安活性も示すことから、非ベンゾジアゼピン
型の抗不安薬としても有用である。
【0087】本発明の化合物を医薬として用いる場合、
通常、賦形剤、希釈剤、溶解補助剤などと混合して錠
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤、点滴用剤など
の形態で患者に安全に投与されうる。投与量は患者の症
状、体重、年齢などにより変わりうるが、通常成人1人
当たり1〜500mgの範囲で、かつ1日1回または数
回に分けて投与される。
【0088】
【実施例】以下、参考例および実施例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0089】参考例1 2−アセチルアミノメチルチオフェン15g、4−クロ
ロブチリルクロライド17.7g、ジクロロエタン15
0mlの混合液に、氷冷下塩化アルミニウム32gを加
え、4時間攪拌した。反応液を氷水中にあけ、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を水洗、硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下溶媒を留去し、2−アセチルアミノメチル
−5−(4−クロロブチリル)チオフェン25gを得
た。
【0090】参考例2 2−アセチルアミノメチル−5−(4−クロロブチリ
ル)チオフェン15g、トリエチルシラン21.6m
l、トリフルオロ酢酸70mlの混合液を室温で10時
間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した
のち、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトにて精製し、2−
アセチルアミノメチル−5−(4−クロロブチル)チオ
フェン10gを得た。
【0091】実施例1 2−アセチルアミノメチル−5−(4−クロロブチリ
ル)チオフェン2.6g、4−(6−フルオロ−1,2
−ベンズイソキサゾール−3−イル)ピペリジン2.7
g、炭酸カリウム3.0g、ヨウ化カリウム1.6g、
ジメチルホルムアミド20ml、トルエン20mlの混
合液を60℃で6時間攪拌した。反応液を水にあけ、析
出した結晶を濾取し、エタノールから再結晶して白色結
晶の3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−オキソブチル)ピペリジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール
0.9gを得た。融点140〜142℃
【0092】実施例2 2−アセチルアミノメチル−5−(4−クロロブチリ
ル)チオフェン3g、1−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピペラジン・臭化水素酸塩4g、炭酸カリウム
3.5g、ヨウ化カリウム2g、ジメチルホルムアミド
25ml、トルエン25mlの混合液を60℃で7時間
攪拌した。反応液を水にあけ、トルエンで抽出したの
ち、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトにて精製後、フマ
ール酸塩とし、これをアセトンから再結晶すると、白色
結晶の1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チ
エニル)−4−オキソブチル)−4−(3−トリフルオ
ロメチルフェニル)ピペラジン・フマール酸塩0.9g
を得た。融点135〜137℃
【0093】実施例3 4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル)ピペリジンの代わりに1−(1,2−ベンズ
イソチアゾール−3−イル)ピぺラジンを用いて、実施
例1と同様に処理して3−(1−(4−(5−アセチル
アミノメチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピ
ペラジン−4−イル)−1,2−ベンズイソチアゾール
を得た。融点111〜114℃
【0094】実施例4 3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チ
エニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)
−1,2−ベンズイソチアゾール0.3g、水10ml
の水溶液に濃硫酸0.3mlを加え、2時間還流した。
反応液を水にあけ、炭酸カリウムでアルカリ性にした
後、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシュウ酸塩
とし、エタノールから再結晶して、白色結晶の3−(1
−(4−(5−アミノメチル−2−チエニル)−4−オ
キソブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2−ベンズ
イソチアゾール・シュウ酸塩0.1gを得た。融点20
0〜202℃
【0095】実施例5 2−アセチルアミノメチル−5−(4−クロロブチリ
ル)チオフェンの代わりに2−アセチルアミノメチル−
5−(4−クロロブチル)チオフェン、4−(6−フル
オロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)ピペ
リジンの代わりに1−(1,2−ベンズイソチアゾール
−3−イル)ピペラジンを用いて実施例1と同様にして
3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チ
エニル)ブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2−ベ
ンズイソチアゾールを得た。融点109〜111℃
【0096】実施例6 3−(1−(4−(5−アミノメチル−2−チエニル)
−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2
−ベンズイソチアゾール1.5g、トリエチルアミン5
ml、テトラヒドロフラン10mlの混合液に、氷冷下
ベンゾイルクロライド2mlを加え、30分間攪拌し
た。反応液を水にあけ、析出した結晶を濾取し、イソプ
ロピルアルコールから再結晶して白色結晶の3−(1−
(4−(5−(2−ベンゾイルアミノメチル)−2−チ
エニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)
−1,2−ベンズイソチアゾール1.4gを得た。融点
107〜109℃
【0097】以下、同様にして製造した化合物を示す。
【0098】(7) 3−(1−(4−(5−メチルカルバ
モイルメチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピ
ペラジン−4−イル)−1,2−ベンズイソチアゾー
ル、融点118〜120℃ (8) 1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)−4−オキソブチル)−4−(5−トリフルオロ
メチル−2−ピリジル)ピペラジン、融点176〜17
8℃ (9) 3−(1−(4−(5−(1−アセチルアミノエチ
ル)−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペリジン
−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサ
ゾール、融点124〜127℃ (10)3−(1−(4−(5−(2−アセチルアミノエチ
ル)−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン
−4−イル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩・
1/2水和物、融点207〜208℃(分解) (11)3−(1−(4−(5−(2−アセチルアミノエチ
ル)−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペリジン
−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサ
ゾール、融点139〜140℃
【0099】(12)3−(1−(4−(5−メチルカルバ
モイルメチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピ
ペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズ
イソキサゾール、融点147〜148℃ (13)3−(1−(3−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−3−オキソプロピル)ピペリジン−4−
イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル、融点149〜150℃ (14)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)ブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、融点73〜7
5℃ (15)3−(1−(4−(5−(3−フルオロベンゾイル
アミノメチル)−2−チエニル)−4−オキソブチル)
ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベン
ズイソキサゾール・シュウ酸塩・1/2水和物、融点1
55〜157℃ (16)3−(1−(4−(5−カルバモイルメチル−2−
チエニル)−4−オキソブチル)ピペリジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール・
水和物、融点146〜147℃
【0100】(17)3−(1−(2−(5−アセチルアミ
ノメチル−2−チエニル)−2−オキソエチル)ピペリ
ジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
キサゾール、融点132〜134℃ (18)3−(1−(4−(5−トリフルオロアセチルアミ
ノメチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペリ
ジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
キサゾール、融点113〜115℃ (19)3−(1−(4−(5−プロピオニルアミノメチル
−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4
−イル)−1,2−ベンズイソチアゾール、融点75〜
77℃ (20)3−(1−(4−(5−メシルアミノメチル−2−
チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イ
ル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩・水和物、
融点216〜219℃ (21)3−(1−(4−(5−ブチル−2−チエニル)−
4−オキソブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フル
オロ−1,2−ベンズイソキサゾール塩酸塩、融点20
2〜203℃
【0101】(22)3−(1−(4−(2−チエニル)−
4−オキソブチル)ピぺリジン−4−イル)−6−フル
オロ−1,2−ベンズイソキサゾール、融点97〜99
℃ (23)3−(1−(6−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−6−オキソヘキシル)ピペリジン−4−
イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル、融点107〜109℃ (24)3−(1−(5−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−5−オキソペンチル)ピペリジン−4−
イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル、融点154〜156℃ (25)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、融点98〜9
9℃ (26)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4
−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル塩酸塩1/2水和物、融点102〜104℃
【0102】(27)3−(1−(2−(5−アセチルメチ
ルアミノメチル−2−チエニル)−2−オキソエチル)
ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベン
ズイソキサゾール塩酸塩1/4水和物、融点112〜1
14℃
【0103】以下、同様にして次の化合物が得られる。
【0104】(28)3−(1−(4−(5−ブロモ−2−
チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イ
ル)−1,2−ベンズイソチアゾール (29)3−(1−(4−(5−ニトロ−2−チエニル)−
4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2−
ベンズイソチアゾール (30)3−(1−(4−(5−アミノ−2−チエニル)−
4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2−
ベンズイソチアゾール (31)3−(1−(4−(5−ホルミル−2−チエニル)
−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イル)−1,2
−ベンズイソチアゾール (32)5−(4−(4−(1,2−ベンズイソチアゾール
−3−イル)−1−ピペラジニル)ブチリル)チオフェ
ン−2−カルボン酸
【0105】(33)3−(1−(4−(5−メチル−2−
チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール (34)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−3
−メチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペリ
ジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
キサゾール (35)3−(1−(4−(5−アセチル−2−チエニル)
ブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,
2−ベンズイソキサゾール (36)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−ヒドロキシブチル)ピペリジン−4
−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル (37)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−ヒドロキシブチル)ピペリジン−4
−イル)−1,2−ベンズイソチアゾール
【0106】(38)3−(1−(4−(5−ベンゾイル−
2−チエニル)ブチル)ピペリジン−4−イル)−6−
フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール (39)1−(4−(5−ヒドロキシメチル−2−チエニ
ル)ブチル)−4−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピペラジン (40)1−(4−(5−アセトキシメチル−2−チエニ
ル)ブチル)−4−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)ピペラジン (41)1−(4−(5−アセチルアミノ−2−チエニル)
−4−オキソブチル)−4−(3−クロロフェニル)ピ
ペラジン (42)1−(4−(5−ベンゾイルオキシメチル−2−チ
エニル)ブチル)−4−(2−メトキシフェニル)ピペ
ラジン
【0107】(43)1−(3−(5−フェニルアセチルア
ミノ−2−チエニル)プロピル)−4−フェニルピペラ
ジン (44)3−(1−(3−(5−ベンゾイルアミノ−2−チ
エニル)プロピル)ピペラジン−4−イル)−1,2−
ベンズイソチアゾール (45)3−(1−(3−(5−ホルミルアミノメチル−2
−チエニル)−3−オキソプロピル)ピペラジン−4−
イル)−1,2−ベンズイソチアゾール (46)1’−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チ
エニル)−4−オキソブチル)−2,3,5,6,7,
8−ヘキサヒドロ−2−オキソイミタゾ〔1,2−a〕
ピリジン−3−スピロ−4’−ピペリジン (47)1−(2−(5−ベンジル−2−チエニル)−2−
オキソエチル)−4−(4−クロロフェニル)−4−ヒ
ドロキシピペリジン
【0108】(48)3−(1−(4−(5−アセチルアミ
ノメチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピペラ
ジン−4−イル)−1,2−ベンズイソチアゾール
S,S−ジオキシド (49)2−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イ
ル)−4−フェニルチアゾール (50)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−オキソブチル)ピペラジン−4−イ
ル)インドール (51)1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)−2,2−ジメチル−4−オキソブチル)−4−
(2−メトキシフェニル)ピペラジン (52)1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)−4−オキソブチル)−4−(2−ピリミジニ
ル)ピペラジン
【0109】(53)1−(4−(5−アセチルアミノメチ
ル−2−チエニル)−4−オキソブチル)−4−(5−
フルオロ−2−ピリミジニル)ピペラジン (54)1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)−4−オキソブチル)−4−フェニルカルバモイ
ルピペラジン (55)1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)−4−オキソブチル)−4−エチルカルバモイル
ピペラジン (56)3−(1−(4−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)−4−ヒドロキシブチル)ピペリジン−4
−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾー
ル・シュウ酸塩、融点117〜120℃ (57)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−4
−メチル−2−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、
融点139〜140℃
【0110】(58)1−(2−(5−アセチルアミノメチ
ル−2−チエニル)エチル)−4−(2−ピリミジニ
ル)ピペラジン、融点103〜105℃ (59)1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)エチル)−4−(4−クロロフェニル)−4−ヒ
ドロキシピペリジン、融点131〜134℃ (60)3−(4−(2−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)エチル)ピペラジン−1−イル)−1,2
−ベンズイソキサゾール、融点99〜100℃ (61)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2
−メチル−3−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イ
ル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、
融点141〜143℃ (62)1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)エチル)−4−(ビス(4−フルオロフェニル)
メチレン)ピペリジン・シュウ酸塩、融点137〜13
8℃
【0111】(63)1’−(2−(5−アセチルアミノメ
チル−2−チエニル)エチル)−4−(2−オキソ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイミ
ダゾール〔1,2−a〕ピリジン−3−スピロ)ピペリ
ジン・2塩酸塩・1/2水和物、融点247〜249℃ (64)3−(1−(2−(5−(2−アセチルアミノエチ
ル)−2−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)
−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール・1/
2水和物、融点101〜103℃ (65)3−(1−(2−(5−(2−アセチルアミノエチ
ル)−4−ブロモ−2−チエニル)エチル)ピペリジン
−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサ
ゾール、融点119〜121℃ (66)4−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)エチル)−N−シクロヘキシル−1−ピペラジン
カルボキサミド、融点188〜190℃ (67)4−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)エチル)−N−フェニル−1−ピペラジンカルボ
キサミド、融点182〜184℃
【0112】(68)3−(1−(2−(5−フェニルアセ
チルアミノメチル−2−チエニル)エチル)ピペリジン
−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサ
ゾール、融点117〜119℃ (69)4−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエ
ニル)エチル)−N−エチル−1−ピペラジンカルボキ
サミド、融点155〜157℃ (70)3−(1−(2−(5−アミノメチル−2−チエニ
ル)エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−
1,2−ベンズイソキサゾール、融点80〜82℃ (71)3−(1−(4−(5−アミノメチル−2−チエニ
ル)ブチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−
1,2−ベンズイソキサゾール・塩酸塩・1/2水和
物、融点255℃ (72)3−(1−(2−(5−ジメチルアミノメチル−2
−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール・シュウ酸塩、
融点122〜125℃ (73)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2
−チエニル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、融点101〜
102℃ (74)3−(1−(2−(5−アセチルアミノメチル−4
−メチル−2−チエニル)エチル)ピぺリジン−4−イ
ル)−6−フルオロベンゾ(b)チオフェン、融点12
3〜125℃
【0113】製剤処方例 一般式(I)の化合物10mgを含有する錠剤は、以下
の処方により調製される。
【0114】一般式(I)の化合物をアトマイザーで粉
砕し、平均粒子径が10μ以下の微粉末にし、これと、
乳糖、とうもろこしでんぷんおよび結晶セルロースを練
合機中で十分に混合し、ポリビニルピロリドン糊液を用
いて練合する。練合物を200メッシュの篩に通し、5
0℃で乾燥し、さらに24メッシュの篩に通す。タルク
およびステアリン酸マグネシウムを混合し直径8mmの杵
を用いて重量120.0mgの錠剤を得る。この錠剤は
必要により糖衣またはフィルムコート処理することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 409/06 211 8829−4C 413/12 333 8829−4C 413/14 8829−4C 417/12 333 9051−4C 417/14 9051−4C (72)発明者 小畑 実 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地 吉 富製薬株式会社中央研究所内 (72)発明者 森本 保人 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番9号 吉富製薬株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 〔式中、R1 ,R2 は同一または異なって、水素、ハロ
    ゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキル、モノまたは
    ジ置換アミノ、ホルミル、式 −COOR3 (R3 は水
    素、アルキルまたは生体内で加水分解されうるエステル
    残基を示す。)、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハ
    ロアルキル、ハロアルコキシ、アルカノイル、アロイ
    ル、アリールアルカノイル、アルカノイルオキシアルキ
    ル、アロイルオキシアルキル、ホルミルアミノ、アルカ
    ノイルアミノ、アリールアルカノイルアミノ、アロイル
    アミノ、ホルミルアミノアルキル、アルカノイルアミノ
    アルキル、ハロアルカノイルアミノアルキル、アリール
    アルカノイルアミノアルキル、アロイルアミノアルキ
    ル、アリールアルキル、カルバモイル、モノまたはジ置
    換カルバモイル、カルバモイルアルキル、モノまたはジ
    置換カルバモイルアルキル、アミノアルキル、モノまた
    はジ置換アミノアルキル、アルキルスルホニルアミノア
    ルキル、ヒドロキシイミノアルキルまたはアルコキシイ
    ミノアルキルを示す。Xは−CO−,−CH(OR10
    − (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)、−
    CH2 −,−C(=NOR11)− (R11は水素、アル
    キルまたはアシルを示す)または−CH(NH2 )−を
    示す。Aはアルキレンを示す。Tは式 【化2】 (式中、tは1〜4の整数を示し、R5 は水素、水酸
    基、アルキル、アルコキシまたはカルバモイルを示し、
    YはC(R6)( R7) (R6 は水素、水酸基、カルバモ
    イル、モノまたはジ置換カルバモイルまたはアルキル
    を、R7 は水酸基、アルキル、シアノアルキル、ヒドロ
    キシアルキル、アリール、アリールアルキル、アルコキ
    シカルボニル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、
    ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、
    シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルカノイ
    ル、アロイル、アロイルアミノ、アミノ、モノまたはジ
    置換アミノ、または環状アミノを示すか、またはR6
    7 はビスアリールメチレンを形成してもよい。)また
    はN−R8 (R8 はアルキル、カルバモイル、モノまた
    はジ置換カルバモイル、シアノアルキル、ヒドロキシア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルコキシカル
    ボニル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
    アリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、シクロ
    アルキル、シクロアルキルアルキル、アルカノイル、ア
    ロイルまたはシンナミルを示す。)を示す。式(2)の
    環Amは環中にアミド結合を有し、さらに酸素原子、硫
    黄原子、カルボニルおよび/またはN−R9 (R9 は水
    素、アルキルまたはアリールを示す。)を有していても
    よい5〜7員環を示し、環Amはさらに5〜7員の飽和
    または不飽和環と縮合することもできる。)により表さ
    れる基を示す。上記定義中、シクロアルキル、アリー
    ル、ヘテロアリールを含む基にあっては、その環上に1
    〜5個の置換基を有していてもよい。ただし、Tが式
    (1)を示し、tが2または3、R5 が水素であって、
    かつYが次の場合、R1 ,R2 の少なくとも1つは水
    素、ハロゲン、ニトロ、アルコキシ、アルキル以外の基
    を示す。 (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
    リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
    YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
    アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
    (R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
    き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、アリ
    ール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ジ
    アリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはアロ
    イルを示す)のとき。〕により表されるチオフェン化合
    物またはその製薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 R1 ,R2 は同一または異なって、水
    素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキル、モ
    ノまたはジ置換アミノ、ホルミル、式 −COOR
    3 (R3 は水素、アルキルまたは生体内で加水分解され
    うるエステル残基を示す。)、アルコキシ、ヒドロキシ
    アルキル、ハロアルキル、アルカノイル、アロイル、ア
    リールアルカノイル、アルカノイルアミノ、アリールア
    ルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アルカノイルアミ
    ノアルキル、ハロアルカノイルアミノアルキル、アリー
    ルアルカノイルアミノアルキル、アロイルアミノアルキ
    ル、アリールアルキル、カルバモイル、モノまたはジ置
    換カルバモイル、カルバモイルアルキル、モノまたはジ
    置換カルバモイルアルキル、アミノアルキル、モノまた
    はジ置換アミノアルキル、アルキルスルホニルアミノア
    ルキル、ヒドロキシイミノアルキルまたはアルコキシイ
    ミノアルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR10
    − (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)、−
    CH2 −,−C(=NOR11)− (R11は水素、アル
    キルまたはアシルを示す)または−CH(NH2 )−を
    示す;Aはアルキレンを示す;Tは式 【化3】 (式中、tは1〜4の整数を示し、R5 は水素または水
    酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6 は水素、水酸
    基またはカルバモイルを、R7 はアリール、アリールア
    ルキル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
    アリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルカ
    ノイル、アロイル、アロイルアミノ、アミノ、モノまた
    はジ置換アミノ、または環状アミノを示すか、またはR
    6 、R7 はビスアリールメチレンを形成してもよい。)
    またはN−R8 (R8 はアルキル、カルバモイル、モノ
    またはジ置換カルバモイル、アリール、アリールアルキ
    ル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリ
    ールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルカノイ
    ルまたはアロイルを示す。)を示す。式(2)の環Am
    は環中にアミド結合を有し、さらに酸素原子、硫黄原
    子、カルボニルおよび/またはN−R9 (R9 は水素、
    アルキルまたはアリールを示す。)を有していてもよい
    5〜7員環を示し、環Amはさらに5〜7員の飽和また
    は不飽和環と縮合することもできる。)により表される
    基を示す;上記定義中、アリール、ヘテロアリールを含
    む基にあっては、その環上に1〜5個の置換基を有して
    いてもよい;ただし、Tが式(1)を示し、tが2また
    は3、R5 が水素であって、かつYが次の場合、R1
    2 の少なくとも1つは水素、ハロゲン、ニトロ、アル
    コキシ、アルキル以外の基を示す; (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
    リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
    YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
    アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
    (R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
    き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、ア
    リール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、
    ジアリールアルキルまたはアロイルを示す)のとき;で
    ある請求項1記載のチオフェン化合物またはその製薬上
    許容される塩。
  3. 【請求項3】 R1 ,R2 は同一または異なって、水
    素、ハロゲン、シアノ、アルキル、ホルミル、ヒドロキ
    シアルキル、ハロアルキル、アルカノイル、アロイル、
    アルカノイルアミノ、アルカノイルアミノアルキル、ハ
    ロアルカノイルアミノアルキル、アリールアルカノイル
    アミノアルキル、アロイルアミノアルキル、カルバモイ
    ルアルキル、モノまたはジ置換カルバモイルアルキル、
    アミノアルキル、モノまたはジ置換アミノアルキル、ア
    ルキルスルホニルアミノアルキルまたはヒドロキシイミ
    ノアルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR10)−
    (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)または
    −CH2 −を示す;Aはアルキレンを示す;Tは式 【化4】 (式中、tは1〜4の整数を示し、R5 は水素または水
    酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6 は水素、水酸
    基またはカルバモイルを、R7 はアリール、アリールア
    ルキル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
    アリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アロイ
    ルまたは環状アミノを示すか、またはR6、R7 はビス
    アリールメチレンを形成してもよい。)またはN−R8
    (R8 はアルキル、カルバモイル、モノまたはジ置換カ
    ルバモイル、アリール、アリールアルキル、ジアリール
    アルキルまたはヘテロアリールを示す。)を示す。式
    (2)の環Amは環中にアミド結合を有し、さらにカル
    ボニルおよび/またはN−R9(R9 は水素またはアル
    キルを示す。)を有していてもよい5〜7員環を示し、
    環Amはさらに5〜7員の飽和または不飽和環と縮合す
    ることもできる。)により表される基を示す;上記定義
    中、アリール、ヘテロアリールを含む基にあっては、そ
    の環上に1〜5個の置換基を有していてもよい;ただ
    し、Tが式(1)を示し、tが2または3、R5 が水素
    であって、かつYが次の場合、R1 ,R2 の少なくとも
    1つは水素、ハロゲン、アルキル以外の基を示す; (i) YがC(R6)( R7) (R6 は水酸基、R7 はア
    リールまたはアリールアルキルを示す)のとき、(ii)
    YがC(R6)( R7) (R6 は水素、R7 はジアリール
    アルキルを示す)のとき、(iii) YがC(R6)( R7)
    (R6 ,R7 はビスアリールメチレンを形成する)のと
    き、および(iv) YがN−R8 (R8 はアルキル、ア
    リール、アリールアルキルまたはジアリールアルキルを
    示す)のとき;である請求項1記載のチオフェン化合物
    またはその製薬上許容される塩。
  4. 【請求項4】 R1 はホルミル、ヒドロキシアルキル、
    ハロアルキル、アルカノイル、アロイル、アルカノイル
    アミノ、アルカノイルアミノアルキル、ハロアルカノイ
    ルアミノアルキル、アリールアルカノイルアミノアルキ
    ル、アロイルアミノアルキル、カルバモイルアルキル、
    モノまたはジ置換カルバモイルアルキル、アミノアルキ
    ル、モノまたはジ置換アミノアルキル、アルキルスルホ
    ニルアミノアルキルまたはヒドロキシイミノアルキルを
    示す;R2 は水素、ハロゲン、ニトロ、シアノまたはア
    ルキルを示す;Xは−CO−,−CH(OR10)−
    (R10は水素、アルキルまたはアシルを示す)または−
    CH2 −を示す;Aはアルキレンを示す;Tは式 【化5】 (式中、tは1〜4の整数を示し、R5 は水素または水
    酸基を示し、YはC(R6)( R7) (R6 は水素、水酸
    基またはカルバモイルを、R7 はアリール、アリールア
    ルキル、ジアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
    アリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アロイ
    ルまたは環状アミノを示すか、またはR6、R7 はビス
    アリールメチレンを形成してもよい。)またはN−R8
    (R8 はアルキル、カルバモイル、モノまたはジ置換カ
    ルバモイル、アリール、アリールアルキル、ジアリール
    アルキルまたはヘテロアリールを示す。)を示す。式
    (2)の環Amは環中にアミド結合を有し、さらにカル
    ボニルおよび/またはN−R9(R9 は水素またはアル
    キルを示す。)を有していてもよい5〜7員環を示し、
    環Amはさらに5〜7員の飽和または不飽和環と縮合す
    ることもできる。)により表される基を示す;上記定義
    中、アリール、ヘテロアリールを含む基にあっては、そ
    の環上に1〜5個の置換基を有していてもよい;である
    請求項1記載のチオフェン化合物またはその製薬上許容
    される塩。
  5. 【請求項5】 3−(1−(4−(5−アセチルアミノ
    メチル−2−チエニル)−4−オキソブチル)ピぺリジ
    ン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキ
    サゾール)、3−(1−(4−(5−アセチルアミノメ
    チル−2−チエニル)ブチル)ピペリジン−4−イル)
    −6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール、3−
    (1−(2−(5−アセチルアミノメチル−2−チエニ
    ル)エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−
    1,2−ベンズイソキサゾール、3−(1−(2−(5
    −アセチルアミノメチル−4−メチル−2−チエニル)
    エチル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,
    2−ベンズイソキサゾール、3−(1−(2−(5−ア
    セチルアミノメチル−2−メチル−3−チエニル)エチ
    ル)ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−
    ベンズイソキサゾール、3−(1−(2−(5−(2−
    アセチルアミノエチル)−2−チエニル)エチル)ピペ
    リジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイ
    ソキサゾール、3−(1−(2−(5−(2−アセチル
    アミノエチル)−4−ブロモ−2−チエニル)エチル)
    ピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,2−ベン
    ズイソキサゾール、および3−(1−(4−(5−アセ
    チルアミノ−2−チエニル)ブチル)ピペリジン−4−
    イル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール
    から選ばれる請求項1記載のチオフェン化合物またはそ
    の製薬上許容される塩。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の化合物と医薬用添加剤と
    からなる医薬用組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の化合物を有効成分として
    含有してなる抗精神病薬。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994025450A1 (en) * 1993-04-27 1994-11-10 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Serine derivative
WO1998031679A1 (fr) * 1997-01-21 1998-07-23 Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. Composes de thiophene et leur application medicinale

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WO1994025450A1 (en) * 1993-04-27 1994-11-10 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Serine derivative
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