JPH0526272U - ベアリング嵌込工具 - Google Patents

ベアリング嵌込工具

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Publication number
JPH0526272U
JPH0526272U JP8474591U JP8474591U JPH0526272U JP H0526272 U JPH0526272 U JP H0526272U JP 8474591 U JP8474591 U JP 8474591U JP 8474591 U JP8474591 U JP 8474591U JP H0526272 U JPH0526272 U JP H0526272U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft
diameter portion
inner ring
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8474591U
Other languages
English (en)
Inventor
繁 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei Co Ltd
Original Assignee
Sanei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanei Co Ltd filed Critical Sanei Co Ltd
Priority to JP8474591U priority Critical patent/JPH0526272U/ja
Publication of JPH0526272U publication Critical patent/JPH0526272U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベアリング嵌込用の太径部と細径部とをそな
えた軸の太径部に、ベアリングを破損させることなく短
時間で容易にベアリングを嵌込む。 【構成】 軸1の太径部2に嵌込まれるベアリングの内
輪5の端面5aに対向する押圧面11bを前端部に、ハ
ンマ−打撃用の打撃面11cを後端部に、それぞれそな
えた外筒11内に、スリ−ブ12を摺動自在に嵌込む。
スリ−ブ12には、軸の細径部3に嵌合する穴15を設
け、外筒11の筒壁11aに設けた長穴13を貫通する
ハンドル14の基部を固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はベアリングを軸に嵌込む工具に関し、さらに詳しくは、ベアリング 嵌込用の太径部と細径部とをそなえた軸の前記太径部にベアリングを嵌込むため の工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車の車軸のベアリングは、一定期間あるいは走行距離ごとに、車軸 から抜取り、点検清掃後車軸に嵌込み給脂する必要がある。この車軸としては、 図4に示すように太径部2と細径部3とをそなえ、これらの太径部2および細径 部3に内輪が嵌込まれる各1個のテ−パロ−ラベアリング21,22を介してホ イ−ルハブ(図示しない)を回転自在に支持する構成の軸1が一般的である。そ してベアリング21の嵌込みの際は、目打棒23の先をベアリングの内輪5の端 面に当て、目打棒23の後端部をハンマ−6で叩いて打込んでいるが、内輪5が 大きく傾かないように目打棒23の先端位置を変えながら打撃力を加減して嵌込 むのに手間と時間がかかり、内輪5に偏心荷重が衝撃的にかかつて破損すること が多く、また目打棒23を把持する手を誤つて打撃することもあつた。また目打 棒23のかわりに、筒状の打込工具の先端面を内輪5の端面に当て、該打込工具 をハンマ−で叩くやり方もあるが、この場合も、打込工具を手で軸1と同心に保 持しつつ内輪5の端面に垂直に小荷重をかけつつ嵌込むのは手間と時間がかかり 、内輪5に偏荷重がかかつてベアリングを破損することが多かつた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、ベアリングを破損させること なく短時間で容易に軸の太径部に嵌込むことができるベアリング嵌込工具を提供 しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この考案のベアリング嵌込工具は、軸の太径部に嵌込まれるベアリングの内輪 の端面に対向する押圧面を前端にそなえ、ハンマ打撃用の打撃面を後端にそなえ た外筒内に、前記軸の細径部に嵌合する穴を有するスリ−ブを摺動自在に嵌込み 、前記スリ−ブに基部を固着したハンドルを、前記外筒の筒壁部を貫通させ外方 へ突出させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案の工具の使用時には、ハンドルを手で把持してスリ−ブの穴に軸の細 径部を嵌込み、次いで外筒の打撃面をハンマで打撃してベアリングの内輪を軸の 太径部に嵌込む。スリ−ブは軸の細径部に嵌合して、外筒を軸と同芯にかつ内輪 の端面に対して垂直方向にガイドするので、内輪には押圧面を介して大きな偏心 荷重がかかることがなく、数回のハンマによる打撃によつて、迅速容易に、かつ 内輪の傾斜による破損をひきおこすことなく、嵌込みができる。
【0006】
【実施例】
以下図1乃至図3によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1は自動車の フロントアクスルのナツクルの軸で、太径部2と細径部3に嵌込んだテ−パロ− ラベアリング(太径部用ベアリングの内輪5部のみを図示)により、フロントホ イ−ルハブ(図示しない)を回転自在に支持するものである。4は軸端部に設け たナツト締込用のねじ部である。
【0007】 10はベアリング嵌込工具で、外筒11と、この外筒11内に少量のすきまを もつて軸線方向に摺動自在に嵌込んだスリ−ブ12と、このスリ−ブ12に基部 を固着され、外筒11の筒壁11aに穿設した長穴13を貫通して外方へ突出し たハンドル14とから成る。外筒11は太径部2とほぼ同じ内径寸法を有する有 底円筒体から成り、11bはその前端の押圧面で、内輪5の端面5aに対向する 。また11cは外筒11の後端の打撃面で、ハンマ−6による打撃を受ける面で ある。
【0008】 またスリ−ブ12は、細径部3に少量のすきまをもつて嵌合する穴15を有し 、この穴15の端に形成した段部15aは、細径部3の端の肩部3aに係合する ようになつている。スリ−ブ12の段部15aに続く穴16は、軸1のねじ部4 と、前記すきまより大きいすきまをもつて嵌合している。
【0009】 上記構成のベアリング嵌込工具10を使用するには、先ず図1に示すように、 太径部用のベアリングの内輪5を軸1の太径部2付近に挿入したのち、ハンドル 14を手で把持して嵌込工具全体を持上げて軸1に接近させ、細径部3をスリ− ブ12の穴15に嵌合させる。次にハンマ−6で外筒11の打撃面11cを叩け ば、外筒11はスリ−ブ12によつてガイドされつつ矢印X方向に前進し、押圧 面11bが内輪5の端面5aをほぼ均等に打撃するので、内輪5は殆ど傾斜する ことなく、円滑に数回のハンマ−6による打撃により打込まれて、図3の状態と なる。その後はハンドル14を把持して嵌込工具全体を軸1部から引抜けば、1 回の嵌込作業は短時間で終了する。
【0010】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たとえばスリ−ブ12は、 穴15のみを有する有底円筒体として、その底面をねじ部4の端面4aに係合さ せるようにしてもよい。なお上記実施例では分解状態のベアリングの内輪のみを 軸に嵌込んだが、この考案の嵌込工具は組立状態のベアリング全体を軸に嵌込む のにも使用できる。またこの考案の嵌込工具は、自動車の車軸以外の、太径部と 細径部を有する軸の太径部にベアリングを嵌込むための工具にも適用できるもの である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、軸の細径部に嵌込んだスリ−ブをガイ ドとして外筒を摺動させ、外筒の先端の環状の押圧面によりベアリングの内輪の 端面を押圧して打込むようにしたので、ベアリングを偏荷重により破損させるこ となく短時間で容易に軸の太径部に嵌込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すベアリング打込中の
ベアリング嵌込工具の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のベアリング嵌込工具のベアリング嵌込完
了状態を示す縦断面図である。
【図4】従来のベアリング打込状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…軸、2…太径部、3…細径部、5…内輪、5a…端
面、6…ハンマ−、10…ベアリング嵌込工具、11…
外筒、11a…筒壁、11b…押圧面、11c…打撃
面、12…スリ−ブ、13…長穴、14…ハンドル、1
5…穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の太径部に嵌込まれるベアリングの内
    輪の端面に対向する押圧面を前端にそなえ、ハンマ打撃
    用の打撃面を後端にそなえた外筒内に、前記軸の細径部
    に嵌合する穴を有するスリ−ブを摺動自在に嵌込み、前
    記スリ−ブに基部を固着したハンドルを、前記外筒の筒
    壁部を貫通させ外方へ突出させたことを特徴とするベア
    リング嵌込工具。
JP8474591U 1991-09-20 1991-09-20 ベアリング嵌込工具 Pending JPH0526272U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8474591U JPH0526272U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 ベアリング嵌込工具

Applications Claiming Priority (1)

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JP8474591U JPH0526272U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 ベアリング嵌込工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526272U true JPH0526272U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13839230

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JP8474591U Pending JPH0526272U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 ベアリング嵌込工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109318177A (zh) * 2018-11-28 2019-02-12 福州天宇电气股份有限公司 口挡圈的敲打装置及其使用方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS627336B2 (ja) * 1981-02-10 1987-02-17 Itt

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