JPH05262704A - 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法 - Google Patents
5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法Info
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- JPH05262704A JPH05262704A JP6327592A JP6327592A JPH05262704A JP H05262704 A JPH05262704 A JP H05262704A JP 6327592 A JP6327592 A JP 6327592A JP 6327592 A JP6327592 A JP 6327592A JP H05262704 A JPH05262704 A JP H05262704A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ
キシ酢酸エステルの製造法を提供する。 【構成】5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ
ールとハロ酢酸エステルとを反応させることを特徴とす
る5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢
酸エステルの製造法。
キシ酢酸エステルの製造法を提供する。 【構成】5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ
ールとハロ酢酸エステルとを反応させることを特徴とす
る5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢
酸エステルの製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬中間体として有用
な5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢
酸エステルの製造法に関する。
な5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢
酸エステルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、5−アミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノキシ酢酸エステルは、2−クロロ−4−フ
ルオロ−5−ニトロフェノ─ルをハロ酢酸エステルと反
応させ、得られた2−クロロ−4−フルオロ−5−ニト
ロフェノキシ酢酸エステルを還元することにより製造す
る方法が知られていた(特開平1─163154)。
ルオロフェノキシ酢酸エステルは、2−クロロ−4−フ
ルオロ−5−ニトロフェノ─ルをハロ酢酸エステルと反
応させ、得られた2−クロロ−4−フルオロ−5−ニト
ロフェノキシ酢酸エステルを還元することにより製造す
る方法が知られていた(特開平1─163154)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法によれ
ば、最初の工程であるハロ酢酸エステルとの反応収率が
低く、必ずしも満足しうる方法とは言えなかった。この
ようなことから本発明者らは好収率で目的物を製造する
方法を検討した結果、本発明に至った。
ば、最初の工程であるハロ酢酸エステルとの反応収率が
低く、必ずしも満足しうる方法とは言えなかった。この
ようなことから本発明者らは好収率で目的物を製造する
方法を検討した結果、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、5
−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルと式
(1)
−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルと式
(1)
【0005】 XCH2 COOR1 (1)
【0006】(式中、Xはハロゲン原子を表し、R
1 は、炭素数1から5のアルキル基を表わす。)で表わ
されるハロ酢酸エステルとを、塩基の存在下、反応させ
ることを特徴とする式(2)
1 は、炭素数1から5のアルキル基を表わす。)で表わ
されるハロ酢酸エステルとを、塩基の存在下、反応させ
ることを特徴とする式(2)
【0007】
【0008】(式中、R1 は、炭素数1から5のアルキ
ル基を表わす。)で表わされる5−アミノ−2−クロロ
−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法を提供
するものである。
ル基を表わす。)で表わされる5−アミノ−2−クロロ
−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法を提供
するものである。
【0009】本発明方法の原料である式(1)のハロ酢
酸エステルにおいて、置換基Xとしては塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子が挙げられ、置換基
R1としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基あるいはイソアミル基等の炭
素数1から5までのアルキル基が挙げられる。ハロ酢酸
エステルの使用量は、5−アミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノ─ル1モルに対して、1倍モル以上、通常
1〜1.5倍モルである。
酸エステルにおいて、置換基Xとしては塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子が挙げられ、置換基
R1としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−
ブチル基、n−ペンチル基あるいはイソアミル基等の炭
素数1から5までのアルキル基が挙げられる。ハロ酢酸
エステルの使用量は、5−アミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノ─ル1モルに対して、1倍モル以上、通常
1〜1.5倍モルである。
【0010】この反応は塩基の存在下に行われ、塩基と
しては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属炭酸塩、あるいはトリエチルアミン、ピリジ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機アミンが挙げら
れる。これら塩基は混合物として用いることもできる。
塩基の使用量は5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロ
フェノ─ル1モルに対して、1倍モル以上、通常1〜5
倍モルである。
しては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属炭酸塩、あるいはトリエチルアミン、ピリジ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機アミンが挙げら
れる。これら塩基は混合物として用いることもできる。
塩基の使用量は5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロ
フェノ─ル1モルに対して、1倍モル以上、通常1〜5
倍モルである。
【0011】また上記反応には触媒を用いることも有効
であり、臭化テトラノルマルブチルアンモニウム、塩化
トリエチルベンジルアンモニウム等の4級アンモニウム
塩、臭化セチルトリブチルホスホニウムに代表される4
級ホスホニウム塩等の相関移動触媒類、トリス(3,6
−ジオキサヘプチル)アミン(TDA−1)、18−C
rown−6等のクラウンエ─テル類およびヨウ化カリ
ウム等が有効な触媒として挙げられる。
であり、臭化テトラノルマルブチルアンモニウム、塩化
トリエチルベンジルアンモニウム等の4級アンモニウム
塩、臭化セチルトリブチルホスホニウムに代表される4
級ホスホニウム塩等の相関移動触媒類、トリス(3,6
−ジオキサヘプチル)アミン(TDA−1)、18−C
rown−6等のクラウンエ─テル類およびヨウ化カリ
ウム等が有効な触媒として挙げられる。
【0012】またこの反応には、通常、溶媒が用いら
れ、溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族化合物、モノクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化
物、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素化合物、ヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素化合物、あるいはテ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエ─テル系溶媒、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ルピロリドン等の極性溶媒、また、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソプロピ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、
ジブチルケトン等の脂肪族ケトン類またはシクロペンタ
ノン、シクロヘキサノン等の脂環式ケトン類に代表され
る環を形成していてもよいジ低級アルキル基を有するケ
トン類が挙げられ、これらは単独、あるいは混合溶媒と
して用いることもできる。これら溶媒の使用量は、特に
限定されない。
れ、溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族化合物、モノクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化
物、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素化合物、ヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素化合物、あるいはテ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエ─テル系溶媒、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ルピロリドン等の極性溶媒、また、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソプロピ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、
ジブチルケトン等の脂肪族ケトン類またはシクロペンタ
ノン、シクロヘキサノン等の脂環式ケトン類に代表され
る環を形成していてもよいジ低級アルキル基を有するケ
トン類が挙げられ、これらは単独、あるいは混合溶媒と
して用いることもできる。これら溶媒の使用量は、特に
限定されない。
【0013】反応温度は通常室温から溶媒沸点の範囲で
ある。
ある。
【0014】この反応により、5−アミノ−2−クロロ
−4−フルオロフェノ─ルとハロ酢酸エステルを一段で
反応させることにより目的物を得ることができるが、こ
の反応における溶媒として先に例示したジ低級アルキル
ケトン類単独または該ケトン類と他の溶媒との混合物を
使用し、かつ5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフ
ェノ─ルとの反応により副生する水を除去しながらあら
かじめ脱水縮合させて中間体である式(4)
−4−フルオロフェノ─ルとハロ酢酸エステルを一段で
反応させることにより目的物を得ることができるが、こ
の反応における溶媒として先に例示したジ低級アルキル
ケトン類単独または該ケトン類と他の溶媒との混合物を
使用し、かつ5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフ
ェノ─ルとの反応により副生する水を除去しながらあら
かじめ脱水縮合させて中間体である式(4)
【0015】
【0016】(式中、R2 、R3 は低級アルキル基を示
し、一緒になって環を形成してもよい。)で表わされる
イミン誘導体を生成せしめ、次いで塩基の存在下にハロ
酢酸エステルと反応させるという二段法によってより好
収率で目的物を製造することもできる。この場合のケト
ン類は反応成分としても作用するため、その使用量は5
−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルに対し
て等モル以上必要であり、通常は溶媒をかねるため大過
剰量使用される。
し、一緒になって環を形成してもよい。)で表わされる
イミン誘導体を生成せしめ、次いで塩基の存在下にハロ
酢酸エステルと反応させるという二段法によってより好
収率で目的物を製造することもできる。この場合のケト
ン類は反応成分としても作用するため、その使用量は5
−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルに対し
て等モル以上必要であり、通常は溶媒をかねるため大過
剰量使用される。
【0017】脱水縮合反応において、副生する水の除去
法としては通常の方法、たとえば副生する水を蒸留によ
り反応系外へ取り出しながら反応を行う方法、モレキュ
ラーシーブ、シリカゲル等の脱水剤を系中に存在させる
方法、あるいはこれら脱水剤を反応器の頂部に充填する
等の方法により行われる。脱水縮合反応後、反応液から
イミン誘導体を取り出すことなく、ハロ酢酸エステル、
塩基および必要に応じて触媒を加えて反応させることに
より目的物を得ることができる。
法としては通常の方法、たとえば副生する水を蒸留によ
り反応系外へ取り出しながら反応を行う方法、モレキュ
ラーシーブ、シリカゲル等の脱水剤を系中に存在させる
方法、あるいはこれら脱水剤を反応器の頂部に充填する
等の方法により行われる。脱水縮合反応後、反応液から
イミン誘導体を取り出すことなく、ハロ酢酸エステル、
塩基および必要に応じて触媒を加えて反応させることに
より目的物を得ることができる。
【0018】ケトン類と5−アミノ−2−クロロ−4−
フルオロフェノ─ルとの脱水縮合反応に際しては硫酸、
塩酸、酢酸、プロピオン酸、ハロ酢酸、p−トルエンス
ルホン酸等を必要により触媒として用いることもでき、
その使用量は、通常、5−アミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノ─ル1モルに対して触媒量である。
フルオロフェノ─ルとの脱水縮合反応に際しては硫酸、
塩酸、酢酸、プロピオン酸、ハロ酢酸、p−トルエンス
ルホン酸等を必要により触媒として用いることもでき、
その使用量は、通常、5−アミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノ─ル1モルに対して触媒量である。
【0019】縮合反応の温度は室温から溶媒の沸点まで
の範囲である。
の範囲である。
【0020】反応終了後、反応液を水あるいは希硫酸、
希塩酸等の酸で洗い、必要によりソ─ダ灰、重炭酸ソ─
ダ等のアルカリ水溶液で中和洗浄して得られた有機層を
濃縮して目的物を得ることができる。
希塩酸等の酸で洗い、必要によりソ─ダ灰、重炭酸ソ─
ダ等のアルカリ水溶液で中和洗浄して得られた有機層を
濃縮して目的物を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、式(2)で表わされる
5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸
エステルを好収率で得ることができ、工業的にも非常に
有利である。
5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸
エステルを好収率で得ることができ、工業的にも非常に
有利である。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
【0023】実施例 1 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸
ペンチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル(1
6.2g)、ヘプタン(19g)、メチルイソブチルケ
トン(77g)およびp−トルエンスルホン酸・水和物
(0.076g)を攪拌機付フラスコに仕込んだ。内温
65℃、減圧度195〜197Torr下に還流脱水を
行った。反応液中に5−(1,3−ジメチルブチリデン
アミノ)−2−クロロ−4−フルオロフェノ−ルの生成
が確認された。この反応液を60℃以下に冷却後、ヨウ
化カリウム(0・33g)、塩化トリエチルベンジルア
ンモニウム(1.14g)および炭酸カリウム(16.
6g)を反応液に加え、次いで、クロロ酢酸ペンチル
(18.0g)を滴下した。内温60℃、減圧度170
〜180Torr下に還流脱水を行った。反応終了後、
反応液を水(60g)、1%塩酸水(60g)および、
5%Na2 CO3 水溶液(30g)で順次洗った。得ら
れた有機層を減圧下に溶媒留去して5−アミノ−2−ク
ロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸ペンチル(27.2
g)を得た。収率 94.2%.融点 32〜34℃.
ペンチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル(1
6.2g)、ヘプタン(19g)、メチルイソブチルケ
トン(77g)およびp−トルエンスルホン酸・水和物
(0.076g)を攪拌機付フラスコに仕込んだ。内温
65℃、減圧度195〜197Torr下に還流脱水を
行った。反応液中に5−(1,3−ジメチルブチリデン
アミノ)−2−クロロ−4−フルオロフェノ−ルの生成
が確認された。この反応液を60℃以下に冷却後、ヨウ
化カリウム(0・33g)、塩化トリエチルベンジルア
ンモニウム(1.14g)および炭酸カリウム(16.
6g)を反応液に加え、次いで、クロロ酢酸ペンチル
(18.0g)を滴下した。内温60℃、減圧度170
〜180Torr下に還流脱水を行った。反応終了後、
反応液を水(60g)、1%塩酸水(60g)および、
5%Na2 CO3 水溶液(30g)で順次洗った。得ら
れた有機層を減圧下に溶媒留去して5−アミノ−2−ク
ロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸ペンチル(27.2
g)を得た。収率 94.2%.融点 32〜34℃.
【0024】実施例 2 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸
ペンチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル
(8.08g)、トルエン(10.1g)およびアセト
ン(30.3g)を攪拌機付フラスコに仕込んだ。塩化
トリエチルベンジルアンモニウム(0.57g)および
炭酸カリウム(10.37g)を反応液に加えた後で、
クロロ酢酸ペンチル(9.39g)を滴下した。内温6
0℃で4時間保温した。反応終了後、反応液を水(60
g)、1%塩酸水(60g)および、5%Na2 CO3
水溶液(30g)で順次洗った。得られた有機層を減圧
下に溶媒留去して5−アミノ−2−クロロ−4−フルオ
ロフェノキシ酢酸ペンチル(14.3g)を得た。収率
91.1%.融点 32〜34℃.
ペンチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル
(8.08g)、トルエン(10.1g)およびアセト
ン(30.3g)を攪拌機付フラスコに仕込んだ。塩化
トリエチルベンジルアンモニウム(0.57g)および
炭酸カリウム(10.37g)を反応液に加えた後で、
クロロ酢酸ペンチル(9.39g)を滴下した。内温6
0℃で4時間保温した。反応終了後、反応液を水(60
g)、1%塩酸水(60g)および、5%Na2 CO3
水溶液(30g)で順次洗った。得られた有機層を減圧
下に溶媒留去して5−アミノ−2−クロロ−4−フルオ
ロフェノキシ酢酸ペンチル(14.3g)を得た。収率
91.1%.融点 32〜34℃.
【0025】実施例 3 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸
エチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル(1
6.2g)、ヘプタン(19g)、メチルイソブチルケ
トン(77g)およびp−トルエンスルホン酸・水和物
(0.076g)を攪拌機付フラスコに仕込み、内温6
5℃、減圧度195〜197Torr下に還流脱水を行
うことにより5−(1,3−ジメチルブチリデンアミ
ノ)−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルの生成が確
認された。この反応液を60℃以下に冷却後、ヨウ化カ
リウム(0・33g)、塩化トリエチルベンジルアンモ
ニウム(1.14g)および炭酸カリウム(16.6
g)を反応液に加えた後で、ブロモ酢酸エチル(18.
3g)を滴下した。内温60℃、減圧度170〜180
Torr下に還流脱水を行った。反応終了後、反応液を
水(60g)、1%塩酸水(60g)および5%Na2
CO3 水溶液(30g)で順次洗った。得られた有機層
を減圧下に溶媒留去して5−アミノ−2−クロロ−4−
フルオロフェノキシ酢酸エチル(23.6g)を得た。
収率 95.0%.融点 85〜87℃.
エチルの製造 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ル(1
6.2g)、ヘプタン(19g)、メチルイソブチルケ
トン(77g)およびp−トルエンスルホン酸・水和物
(0.076g)を攪拌機付フラスコに仕込み、内温6
5℃、減圧度195〜197Torr下に還流脱水を行
うことにより5−(1,3−ジメチルブチリデンアミ
ノ)−2−クロロ−4−フルオロフェノ─ルの生成が確
認された。この反応液を60℃以下に冷却後、ヨウ化カ
リウム(0・33g)、塩化トリエチルベンジルアンモ
ニウム(1.14g)および炭酸カリウム(16.6
g)を反応液に加えた後で、ブロモ酢酸エチル(18.
3g)を滴下した。内温60℃、減圧度170〜180
Torr下に還流脱水を行った。反応終了後、反応液を
水(60g)、1%塩酸水(60g)および5%Na2
CO3 水溶液(30g)で順次洗った。得られた有機層
を減圧下に溶媒留去して5−アミノ−2−クロロ−4−
フルオロフェノキシ酢酸エチル(23.6g)を得た。
収率 95.0%.融点 85〜87℃.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武元 一樹 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロ
フェノ─ルと式(1) XCH2 COOR1 (1) (式中、Xはハロゲン原子を表し、R1 は、炭素数1〜
5のアルキル基を表わす。)で表わされるハロ酢酸エス
テルを塩基の存在下、反応させることを特徴とする式
(2) (式中、R1 は上記と同じ意味を表わす。)で表わされ
る5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢
酸エステルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327592A JPH05262704A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327592A JPH05262704A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05262704A true JPH05262704A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13224600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6327592A Pending JPH05262704A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノキシ酢酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05262704A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115021A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | 住友化学株式会社 | 精製された化合物の製造方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP6327592A patent/JPH05262704A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115021A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | 住友化学株式会社 | 精製された化合物の製造方法 |
US9598382B2 (en) | 2014-01-29 | 2017-03-21 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing purified compound |
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