JPH052622Y2 - - Google Patents

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JPH052622Y2
JPH052622Y2 JP430488U JP430488U JPH052622Y2 JP H052622 Y2 JPH052622 Y2 JP H052622Y2 JP 430488 U JP430488 U JP 430488U JP 430488 U JP430488 U JP 430488U JP H052622 Y2 JPH052622 Y2 JP H052622Y2
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JP
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pantograph mechanism
spinning machine
drive shaft
machine
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボビン把持装置を有するドツフイング
バーがパンタグラフ機構により昇降動されるとと
もに該パンタグラフ機構全体が紡機機台の幅方向
に往復動される形式の管換装置を備えた紡機の管
換装置の支持装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、紡績工場における自動化が進み、精紡
機、撚糸機等の紡機においては満管に伴う玉揚げ
および新たな空ボビンをスピンドルに挿入する管
換作業が管換装置により自動的に行われるように
なつている。
管換装置としては、作業を必要とする紡機機
台の対応位置にキヤリヤによつて運搬され、また
は自力で走行移動した後、紡機機台に沿つて移動
して管換作業を行う移動式の管換装置と、各紡
機機台毎に装備された全錘一斉式の管換装置とが
ある。
全錘一斉式の管換装置では、ボビン把持装置を
備えたドツフイングバーが、スピンドル列と機台
下部に設けられたコンベヤ装置との間を昇降変位
して満ボビンと空ボビンとの交換を行う。ドツフ
イングバーの昇降運動は通常いわゆるパンタグラ
フ機構の作動によつて行われる。一方、ボビン把
持装置をスピンドル列に接近および離間した位置
とする手段としては、特開昭52−105427号公報等
に開示されているように、パンタグラフ機構をそ
の駆動軸を中心に揺動可能としたものと、特公昭
51−24008号公報に開示されているように、パン
タグラフ機構の駆動軸を紡機機台の幅方向に往復
動させてパンタグラフ機構全体を幅方向に移動さ
せるようにしたものとがある。
本考案は、これら従来の管換装置のうち、ボビ
ン把持装置を有するドツフイングバーがパンタグ
ラフ機構により昇降動されるとともに該パンタグ
ラフ機構全体が紡機機台の幅方向に往復動される
形式の管換装置を備えた紡機の管換装置に関す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
パンタグラフ機構全体を紡機機台の幅方向に往
復動される形式の管換装置にあつては、前記パン
タグラフ機構の基軸を機台幅方向に移動させる駆
動源が紡機の機幅中央部に設けられ、該駆動源と
パンタグラフ機構の基軸とが紡機の機台幅方向に
移動可能な駆動軸により連結されている。駆動源
としては、ねじ機構を有するものが多用されてい
る。このような管換装置では、特にパンタグラフ
機構を紡機の幅方向外側へ移動させたときには、
駆動軸が駆動源のみによつて片持ち状態となり、
この結果、駆動源に大きな曲げモーメントが作用
して、摩耗や損傷が生じるという問題がある。
更に、紡績工場における自動かをさらに進める
ため、精紡機における粗糸換えあるいは糸継ぎ作
業、撚糸機における糸継ぎ作業等を自動機により
行うことが考えられている。
このような自動機は、管換装置の側部に設けら
れたガイドレールに沿つて走行させることが設置
スペース等から好ましいが、このような走行方法
をとつた場合には、ガイドレール上を自動機が走
行するために、上述した駆動源の摩耗、損傷が一
層顕著となる。
本考案は、上述した駆動源の摩耗、損傷が生じ
難い紡機の管換装置の支持装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては、ボビン把持装置を備えたド
ツフイングバーがパンタグラフ機構により昇降動
されるとともに該パンタグラフ機構全体が紡機機
台の幅方向に往復動される形式の管換装置を備え
た紡機において、前記パンタグラフ機構の基軸を
機台幅方向に移動させる駆動源が紡機の機幅中央
部に設けられ、該駆動源とパンタグラフ機構の基
軸のブラケツトとが紡機の機台幅方向に移動可能
な駆動軸により連結されており、該駆動軸のパン
タグラフ機構側端部近傍の下方位置に駆動軸を支
持する軸受部材が設けられている紡機の管換装置
の支持装置により、上記の目的を達成する。
本考案においては、軸受部材を、駆動軸の軸心
に対してパンタグラフ機構の基軸の長手方向に偏
心して設けてもよい。
更に、軸受部材を駆動軸の先端に取着された可
動ブラケツトの下面に係合可能なローラーとし、
該ローラーの高さが調節可能に設けられてもよ
い。
〔作用〕
本考案においては、駆動軸のパンタグラフ機構
側端部近傍の下方位置に駆動軸を支持する軸受部
材が設けられており、駆動軸は駆動源と軸受部材
とによつて両持ち支持される。この結果、駆動源
が摩耗や損傷することが防止され、大幅に寿命が
延長される。また、摩耗が小さいので駆動源を軽
量化でき、移動動力を低減できる。更に、自動機
走行用のガイドレールをパンタグラフ機構に取付
けることが可能となる。
また、本考案の軸受部材を駆動軸の軸心と同位
置とすることに比較し、パンタグラフ機構の基軸
の長手方向に偏心して設けることにより、軸受部
材によつてパンタグラフ機構の基軸の取付高さを
調整することができ、該基軸の調整、組立てが容
易に行える。
更に、軸受部材を駆動軸の先端に取着された可
動ブラケツトの下面に係合可能なローラーとし、
該ローラーの高さが調整可能とすることにより軸
受部材の調整が容易となる。なお、場合によつて
は、軸受部材を上記ブラケツトの下面に回転可能
に支承したローラーとし、該ローラーが紡機機台
の設置床面またはその上に設けたレール上を移動
するようにしてもよい。
〔実施例〕
以下、本考案を精紡機に具体化した一実施例を
図面に従つて説明する。
第3図に示すように精紡機機台1の左右両面側
には全錘一斉式の管換装置2が配設されている。
管換装置2は、第4図に示すようにボビン把持
装置3を備えたドツフイングバー4を有し、ドツ
フイングバー4は所謂パンタグラフ機構5により
昇降動される。
すなわち、可動ブラケツト7がパンタグラフ機
構5の基軸6を機台長手方向に摺動可能に支承す
る。なお、可動ブラケツト7は第1図、第2図に
示すように駆動軸9の先端に固着されている。
そして、第4図において、パンタグラフ機構5
を構成する2本のリンク11,12のうち、リン
ク11は一端がドツフイングバー4に連結され、
他端はブラケツト13に連結され、ブラケツト1
3は基軸6に固定されている。
リンク12はリンク11の2分の1の長さを有
する。リンク12はその一端がリンク11の中央
にピン連結され、他端が可動ブラケツト7にピン
連結されている。
精紡機機台1のアウトエンドOE側の基軸6端
部には雄ねじ6aが形成され、雄ねじ6aがアウ
トエンド側に配設された可動ブラケツト7を貫通
している。アウトエンドOE側の可動ブラケツト
7の外側には傘歯車14が回転自在に取付られて
いる。傘歯車14は駆動軸6の雄ねじ6aと螺合
するねじ孔(図示せず)を有する。傘歯車14と
噛合する傘歯車15が支持ブラケツト(図示せ
ず)を介して支承されている。傘歯車15はその
回転軸が正逆回転可能なモータ16の駆動軸にス
プライン連結されている。
通常はドツフイングバー4が第3図に実線で、
第4図に鎖線で示される格納位置にあり、管換作
業時にはモータ16が正転駆動され、傘歯車1
5,14を介して駆動軸6が第1図、第4図の右
方向へ移動し、ドツフイングバー4がパンタグラ
フ機構5の作用により上昇移動される。また、モ
ータ16の逆転駆動により駆動軸6が第1図、第
4図の左方向へ移動してドツフイングバー4は下
降移動される。
更に、パンタグラフ機構5全体が第3図に示し
た本考案の駆動源である回転軸10により紡機機
台の幅方向(第3図の左右方向)に往復動され
る。すなわち、駆動軸9が精紡機機台1の長手方
向と直交して機台下部の複数箇所に配設された支
持筒8内に支承されている。
駆動軸9はその基端側に雄ねじ(図示せず)が
形成され、雄ねじは筒状体に形成された雌ねじ部
(いずれも図示せず)と螺合し、筒状体は機台中
央長手方向に設けられた回転軸10のギヤ部(図
示せず)と噛合して回転駆動される。従つて、回
転軸10の正逆回転により、駆動軸9は精紡機機
台1の幅方向に往復動される。
すなわち、図示しない駆動モータの正転駆動に
より回転軸10が正転されると可動ブラケツト7
が機台から離れる方向、すなわち第1図の上方へ
移動され、回転軸10の逆転により可動ブラケツ
ト7は機台に近付く方向すなわち第1図の下方へ
移動される。そして、基軸6の往復動および可動
ブラケツト7の往復動により、ドツフイングバー
4が昇降動および機台に接近、離間するように作
動されて管換作業が行われる。
駆動軸9の先端に固着された可動ブラケツト7
の長さ(第2図の左右方向の長さ)は、その移動
量より大きく設定されている。
更に、糸継ぎ作業あるいは粗糸換え作業を行う
自動機17の走行用レール18が可動ブラケツト
7の外側に固定されスピンドルレールに沿つて延
びている。
支持筒8の先端の下部にアングル25が取着さ
れ、アングル25を介して支持ブラケツト22が
設けられている。支持ブラケツト22は可動ブラ
ケツト7の下方に位置し、支持ブラケツト22の
先端に本考案の軸受部材であるローラベアリング
23が回動可能に支持され、ローラベアリング2
3に可動ブラケツト7の下面が当接する。
ローラベアリング23の回転中心は第5図に示
すように支軸24の支持ブラケツト側中心から偏
心しており、支軸24を支持ブラケツト22の支
持孔に対して回動調節することによりローラベア
リング23の回転中心の高さが変化し、ローラベ
アリング23上面の高さの調節が行える。
また、第1図に示すように、ローラベアリング
23は駆動軸9の軸心に対して基軸6の長手方向
に偏心して設けられている。これにより、ローラ
ベアリング23と駆動軸9とで可動ブラケツト7
を支持するため、可動ブラケツト7の水平を容易
に調節することができ、基軸6の水平を確実に出
すことができる。
〔考案の効果〕
本考案においては、駆動軸のパンタグラフ機構
側端部近傍の下方位置に駆動軸を支持する軸受部
材が設けられており、駆動軸は駆動源と軸受部材
とによつて両持ち支持される。この結果、駆動源
が摩耗や損傷することが防止され、大幅に寿命が
延長される。また、摩耗が小さいので駆動源を軽
量化でき、移動動力を低減できる。更に、自動機
走行用のガイドレールをパンタグラフ機構に取付
けることで可能となる。
また、本考案の軸受部材を駆動軸の軸心と同位
置とすることに比較し、パンタグラフ機構の基軸
の長手方向に偏心して設けることにより、軸受部
材によつてパンタグラフ機構の基軸の取付高さを
調整することができ、該基軸の調整、組立てが容
易に行える。
更に、軸受部材を駆動軸の先端に取着された可
動ブラケツトの下面に係合可能なローラーとし、
該ローラーの高さが調整可能とすることにより軸
受部材の調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部平面図、第2図は要部側面図、第
3図は精紡機機台、自動機および管換装置の関係
を示す概略側面図、第4図は管換装置の正面図、
第5図はローラベアリングの支持状態を示す部分
断面図である。 2……管換装置、3……ボビン把持装置、4…
…ドツフイングバー、5……パンタグラフ機構、
6……基軸、7……可動ブラケツト、17……自
動機、18……走行用レール、22……支持ブラ
ケツト、23……ローラベアリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ボビン把持装置を備えたドツフイングバーが
    パンタグラフ機構により昇降動されるとともに
    該パンタグラフ機構全体が紡機機台の幅方向に
    往復動される形式の管換装置を備えた紡機にお
    いて、前記パンタグラフ機構の基軸を機台幅方
    向に移動させる駆動源が紡機の機幅中央部に設
    けられ、該駆動源とパンタグラフ機構の基軸の
    ブラケツトとが紡機の機台幅方向に移動可能な
    駆動軸により連結されており、該駆動軸のパン
    タグラフ機構側端部近傍の下方位置に駆動軸を
    支持する軸受部材が設けられていることを特徴
    とする紡機の管換装置の支持装置。 2 ボビン把持装置を備えたドツフイングバーが
    パンタグラフ機構により昇降動されるとともに
    該パンタグラフ機構全体が紡機機台の幅方向に
    往復動される形式の管換装置を備えた紡機にお
    いて、前記パンタグラフ機構の基軸を機台幅方
    向に移動させる駆動源が紡機の機幅中央部に設
    けられ、該駆動源とパンタグラフ機構の基軸の
    ブラケツトとが紡機の機台幅方向に移動可能な
    駆動軸により連結されており、該駆動軸のパン
    タグラフ機構側端部近傍の下方位置に駆動軸を
    支持する軸受部材が設けられており、該軸受部
    材は前記駆動軸の軸心に対してパンタグラフ機
    構の基軸の長手方向に偏心して設けられている
    ことを特徴とする紡機の管換装置の支持装置。 3 前記軸受部材が駆動軸の先端に取着された可
    動ブラケツトの下面に係合可能なローラーであ
    り、該ローラーの高さが調節可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の
    紡機の管換装置の支持装置。
JP430488U 1988-01-18 1988-01-18 Expired - Lifetime JPH052622Y2 (ja)

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JPH01110276U JPH01110276U (ja) 1989-07-25
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