JPH05262258A - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JPH05262258A
JPH05262258A JP9183892A JP9183892A JPH05262258A JP H05262258 A JPH05262258 A JP H05262258A JP 9183892 A JP9183892 A JP 9183892A JP 9183892 A JP9183892 A JP 9183892A JP H05262258 A JPH05262258 A JP H05262258A
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JP
Japan
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turn
rear wheel
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mower
wheels
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JP9183892A
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Takeyuki Ishimaru
雄之 石丸
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後輪が操舵輪となった四輪車両の前部にモー
アを装着したフロントモーア型の草刈機において、最小
旋回半径を小さくする。 【構成】 後輪が操舵輪となった四輪車両の前部にモー
アを装着した草刈機において、前記四輪車両に後輪デフ
装置(40)を設けると共に、操舵角が所定の角度以上
になると旋回外側の車輪の回転数を高くする切替手段を
設けた。 【効果】 後輪の回転速度が回転半径に応じた適正な速
度になるため、小半径の旋回を円滑に行うことができ、
しかも草を傷めない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公園やゴルフ場等の広
い面積の草を刈るために使用するに適した乗用型草刈機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】後輪が操舵輪となった四輪車両の前部に
モーアを装着したフロントモーア型の乗用型草刈機が広
く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の草刈機におい
ては、例えば立ち木の周囲を1回の旋回動作で草刈作業
を行えるように、最小旋回半径を極力小さくすることが
大きな課題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる草刈機は、後輪が操舵輪となった四輪車両の前
部にモーアを装着した草刈機において、前記四輪車両に
後輪デフ装置を設けると共に、操舵角が所定角度以上に
なると旋回外側の車輪を高速で回転させる切替手段を設
けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】旋回時に操舵角が所定の角度以上になると、旋
回外側の後輪が高速で回転するようになるので、小半径
の旋回を円滑に行うことができ、しかも草を傷めない。
【0006】
【実施例1】図1、図2は本発明の1実施例であるフロ
ントモーア型草刈機の側面図と平面図である。この草刈
機1は、四輪車両である本機2の前方にモーア3が昇降
自在に設けられており、本機2に設置した操縦席4にオ
ペレータが座って操縦するようになっている。
【0007】本機2は走行用車輪として、左右一対の前
輪6,6および後輪7,7を有する。図示の如く、前輪
6,6の方が後輪7,7よりも径が大きく、後輪7,7
が操舵輪となっている。操縦席4は機体の前部に前向き
に設置され、その前方にステアリングハンドル8が設け
られている。後輪7,7は水平に回動可能な後輪支持ケ
ース9,9に支承されており、ステアリングハンドル8
の操作に応じて左右に変向する。操縦席4の後方にエン
ジン10、燃料タンク11、ラジエータ12等が設けら
れ、機体の下部に伝動装置が配設されている。
【0008】図3および図4は伝動装置の断面図であ
る。
【0009】15はメインクラッチで、エンジン10の
回転動力は該メインクラッチを介して互いに嵌合する内
軸16と外軸17に伝えられる。内軸16の回転動力は
走行出力軸19に走行出力として取り出され、外軸の回
転動力はPTO出力軸20にPTO出力として取り出さ
れる。メインクラッチ15は内軸16への伝動部と外軸
17への伝動部が同時に作動するように構成されている
ので、走行出力およびPTO出力が常に同時に入・切さ
れる。このメインクラッチ15はシフタ23で操作す
る。
【0010】走行出力軸19に取り出された走行出力
は、油圧式無段変速装置(HST)26と走行ミッショ
ン27で変速される。HST26は斜板角度を変えるこ
とにより前後進の切替と変速が無段階に行なわれる。ま
た、走行ミッション27はギヤミッションであり、ギヤ
をHにシフトすると高速伝動となり、Lにシフトすると
低速伝動となり、Nにシフトすると停止となる。走行速
度の調整は、HST26で主変速を行い、走行ミッショ
ン27で副変速を行う。
【0011】変速後の走行出力は前輪駆動用の出力と後
輪駆動用の出力に分離される。前輪駆動出力は前輪デフ
装置28を介して左右の前輪6,6を回転駆動させる。
また、後輪駆動出力は後輪伝動軸29でリヤケース30
に伝動される。なお、後輪伝動軸29にはワンウェイク
ラッチ31が設けられており、後輪伝動軸29の一次軸
29aの回転数の方が二次軸29bの回転数よりも多い
場合は一次軸29aから二次軸29bへ伝動するが、一
次軸29aの回転数よりも二次軸29bの回転数の方が
多い場合は伝動しないようになっている。このため、前
輪6,6がスリップしても後輪7,7に伝動される。
【0012】リヤケース30の内部は図5に示すように
なっている。図中の40は後輪デフ装置で、該後輪デフ
装置から左右にリヤアクスル41(L,R)が突出して
いる。後輪デフ装置40と前記後輪伝動軸29とはベベ
ルギヤ42,43によって伝動連結されており、リヤケ
ース30に入力された回転動力は、後輪デフ装置40の
作用で、後輪7,7に加わる負荷に応じた比率で左右の
リヤアクスル41(L,R)に分配して伝えられる。図
では省略されているが、リヤアクスル41(L,R)か
ら後輪7,7までの間に複数の伝動用ギヤが設けられて
いる。ベベルギヤ44はその伝動用ギヤのひとつであ
る。
【0013】左のリヤアクスル41(L)からベベルギ
ヤ44への伝動部は爪クラッチ46として構成されてい
る。リヤアクスル41(L)に摺動自在にスプライン嵌
合する摺動筒47の爪47aとベベルギヤ44の爪44
aが噛み合うとクラッチ入となり、両爪が外れるとクラ
ッチ切となる。
【0014】また、摺動筒47には内周面にライニング
50を貼着したブレーキドラム51が一体に取り付けら
れており、これに対応してハウジングの内周部に環状張
出部52が形成されている。これらでもって後輪ブレー
キ装置54が構成され、ブレーキドラム51を環状張出
部52に押し付けることによりリヤアクスル41(L)
を制動するようになっている。
【0015】上記爪クラッチ46および後輪ブレーキ装
置54を操作する操作部は、図6および図7に示す如く
構成されている。すなわち、摺動筒47のシフタ55は
支持軸56に揺動自在に支持したシフトアーム57に取
り付けられており、リヤケース30外に突出した支持軸
56の端部にクラッチレバー58が一体に形成されてい
る。また、リヤケース30の左側端部には、後輪支持ケ
ース9の外周部に形成したカム60によって駆動される
駆動アーム61が設けられている。そして、これらシフ
トアーム56と駆動アーム61とが連結ロッド62で連
結されている。
【0016】左の後輪7が所定角度α以上左に切られる
と、クラッチレバー58が引かれ、爪クラッチ46が切
られる。さらに、それ以上後輪7が左に切られ、その切
れ角が一定角度β以上になると、後輪ブレーキ装置54
が掛かる。また、左の後輪7の向きが正面に向き直る
と、スプリング63の力でクラッチレバー58が元に戻
り、後輪ブレーキ装置54が解除されると共に再び爪ク
ラッチ46が入るようになる。
【0017】なお、この操作部は後輪7の切れ角に基づ
いて爪クラッチ46および後輪ブレーキ装置54を操作
するようになっているが、ステアリングハンドル8の操
作量に基づいて両者を操作するようにしてもよい。
【0018】PTO出力軸20に取り出されたPTO出
力は、PTO伝動軸65で前方に伝えられ、PTOミッ
ション66にて変速される。ギヤをHにシフトすると高
速伝動となり、Lにシフトすると低速伝動となり、Nに
シフトすると停止となる。変速後のPTO出力はユニバ
ーサルジョイント67を介してモーア3に伝えられる。
【0019】モーア3は、デッキ70の内部に3連式の
回転刃71,…を有し、これら回転刃で刈り取られた刈
草がデッキ70の右側部に形成した排草口72から排出
されるようになっている。モーア3は本機2から前方に
突出する取付リンク74,74に取り付けられ、図示を
省略した油圧シリンダで取付リンク74,74を上下に
回動させることにより昇降させるようになっている。作
業時は、デッキ70の前方に設けた支持輪75,75に
よって支持され、地面から一定高さに浮上した状態とな
っている。この支持輪75,75の取付高さを変えるこ
とにより、刈取後の草の長さを調節することができる。
なお、デッキ70の後部は図示を省略した吊りリンクに
よって取付リンク74に吊られている。77,78はデ
ッキ70の前後に設けた補助ローラで、モーア3を取付
リンク74,74から取り外した場合にデッキ70の下
面が直接地面等に接しないようにするためのものであ
る。
【0020】この草刈機1を使用するに際しては、モー
ア3を作業位置まで下降させた状態で、走行ミッション
27とPTOミッション64を低速もしくは高速にシフ
トし、メインクラッチ15を入れる。すると、モーア3
が作動し、刈取りを開始する。そして、HST26を前
進側に操作して発進させる。進行速度はHST26で調
節する。作業中、地面の凹凸等によってモーア3が押し
上げられた場合は長穴51に吸収される。
【0021】立ち木等の周囲を草刈作業する際は左旋回
でこれを行う。その理由は、モーア3の排出口72が右
側に設けられているためで、刈り草は旋回外側の草地に
排出される。図8に示す如く、前輪6,6の軸心上を回
転中心として旋回する。旋回時に、左後輪7(L)の切
れ角が2駆切替角度α以上になると、爪クラッチ46が
切れ、後輪7,7はフリーで回転するようになる。この
2駆状態では、機体の回転半径に応じた速度で左右の後
輪7,7がそれぞれ回転するので、旋回を円滑に行うこ
とができる。また、車輪と草とのずれがないので、草を
傷めない。さらに操舵量が大きくなり、左後輪7(L)
の切れ角が3駆切替角度β以上になると、後輪ブレーキ
装置54が掛かり、左のリヤアクスル41(L)の回転
が停止するので、右後輪の回転速度が2倍に増速され
る。図8は操舵角が最大の状態をあらわし、この時には
外行側後輪の回転半径(=2R)は機体中心の回転半径
(=R)の約2倍であるので、外行側後輪7(R)の回
転速度が旋回に適した速度となり、小半径で円滑に行え
る。
【0022】前記の如く、旋回作業は左旋回で行うのは
各国共通であり、特殊な場合を除いてほとんどの場合は
左旋回による作業しか行わないから、クラッチ46およ
びブレーキ装置54は左側だけに設けておけばよい。ま
た、本実施例のようにクラッチ46およびブレーキ装置
54の操作を後輪7の変向に直接に連動させず、ステア
リングハンドル8の操作量に連動するようにしてもよ
い。
【0023】
【実施例2】図9は異なる実施例のリヤケース内部をあ
らわしている。この草刈機の後輪ブレーキ装置80は、
リヤアクスル41(L)に一体化したブレーキドラム8
1にブレーキプレート82を押し付けて制動するように
なっている。84は駆動用のモータで、該モータで偏心
カム85を回転させることにより揺動アーム86を揺動
し、この揺動アームの動作をスプリング87を介してブ
レーキレバー88に伝え、ブレーキプレート82をブレ
ーキドラム81に接触および離反させる。このため、断
続的にブレーキが作用する。クラッチレバー51の基部
にポテンションメータ89が設けられ、該ポテンション
メータによって検出される操舵角に応じてモータ84の
回転数を変えるように制御し、ブレーキが作用する頻度
によって操舵輪である後輪7の回転速度を調節する。操
舵角に応じた適切な制動を得られるので、回行時に草を
傷めず、しかも回転半径の小さい旋回を行うことができ
る。
【0024】
【実施例3】図10はさらに異なる実施例のクラッチ操
作部をあらわす。この操作部は、クラッチレバー90に
ロッド91の端部を付け替えることのできる円弧状長穴
92が形成されていると共に、クラッチレバー90が一
定以上右に回動しないよう拘束することのできるストッ
パ93が設けられている。通常は、実線で示す如く、ロ
ッド91の端部がクラッチレバー90の定点94に連結
され、ストッパ93がクラッチレバー90と反対側に向
けられているので、クラッチレバー90が前記実施例
1,2と同様に作動し、クラッチ46が入切させられ
る。したがって、後輪の操舵角に応じて4駆状態になっ
たり、2駆状態になったりする。ロッド91の端部を定
点94から外し長穴92に遊嵌させると、ロッド91の
動きがクラッチレバー90に伝わらないので、常時4駆
状態となる。また、ストッパ93を鎖線で示すようにク
ラッチレバー90側に向けると、クラッチレバー90が
鎖線で示す位置に拘束されるので、常時2駆状態とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる草
刈機は、操舵輪である後輪の操舵角が一定値以上になる
とその旋回操作に連動して旋回外側の車輪の回転速度が
高くなるので、小半径の旋回を円滑に行え、後輪で草を
傷めないようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である草刈機の側面図であ
る。
【図2】図1に草刈機の平面図である。
【図3】伝動装置の一部をあらわす断面図である。
【図4】伝動装置の図3とは異なる部分をあらわす断面
図である。
【図5】実施例1のリヤケースの断面図である。
【図6】クラッチ操作部の背面図である。
【図7】クラッチ操作部の平面図である。
【図8】旋回状態の説明図である。
【図9】実施例2のリヤケースの断面図である。
【図10】実施例3のリヤケースの断面図である。
【符号の説明】
1 草刈機 2 本機(四輪車両) 3 モーア 6 前輪 7 後輪 8 ステアリングハンドル 40 後輪デフ装置 46 爪クラッチ 54 後輪ブレーキ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪が操舵輪となった四輪車両の前部に
    モーアを装着した草刈機において、前記四輪車両に後輪
    デフ装置を設けると共に、操舵角が所定角度以上になる
    と旋回外側の車輪を高速で回転させる切替手段を設けた
    ことを特徴とする草刈機。
JP04091838A 1992-03-16 1992-03-16 草刈機 Expired - Fee Related JP3127561B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8950521B2 (en) 2013-04-05 2015-02-10 Worldlawn Power Equipment, Inc. Tractor mower with enhanced turning radius

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8950521B2 (en) 2013-04-05 2015-02-10 Worldlawn Power Equipment, Inc. Tractor mower with enhanced turning radius

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JP3127561B2 (ja) 2001-01-29

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