JPH05262041A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH05262041A JPH05262041A JP4058550A JP5855092A JPH05262041A JP H05262041 A JPH05262041 A JP H05262041A JP 4058550 A JP4058550 A JP 4058550A JP 5855092 A JP5855092 A JP 5855092A JP H05262041 A JPH05262041 A JP H05262041A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】記録感度が優れ、高い反射率を示し、再生光波
長に対して、反射率の波長依存性が少ない光記録媒体を
提供する。 【構成】基板上に順に有機色素からなる記録層及び反射
層を含む構造の光記録媒体において、記録層の有機色素
として下記化1〔一般式(I)〕で表される色素と下記
化2〔一般式(II)〕で表される色素を混合してなるも
のである光記録媒体。 【化1】 〔ただし、一般式(I)中、X-は対アニオンを示
す〕。 【化2】 〔ただし、一般式(II)中、X-は対アニオンを示
す〕。
長に対して、反射率の波長依存性が少ない光記録媒体を
提供する。 【構成】基板上に順に有機色素からなる記録層及び反射
層を含む構造の光記録媒体において、記録層の有機色素
として下記化1〔一般式(I)〕で表される色素と下記
化2〔一般式(II)〕で表される色素を混合してなるも
のである光記録媒体。 【化1】 〔ただし、一般式(I)中、X-は対アニオンを示
す〕。 【化2】 〔ただし、一般式(II)中、X-は対アニオンを示
す〕。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は追記型光記録媒体に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】光情報記録媒体は、コンパクトディスク
(CD)に代表される再生専用形ディスクが広く普及
し、これに続いて将来大きな需要が期待される追記形光
ディスク、および書換え形光ディスクの研究が盛んに行
われている。この中でシアニン色素、フタロシアニン色
素、ナフタロシアニン色素等の有機色素を用いた追記形
光ディスクはテルル等の無機系材料を用いた光ディスク
に比べ、回転塗布による製膜が可能であることから、低
コスト化が期待できるために新たに注目されている。近
年では、さらに再生専用形光ディスク、すなわちコンパ
クトディスク(CD)と互換性があり、かつ一回の記録
が可能な追記形光ディスク(CD−WO)が提案され、
コンパクトディスクの規格に準拠する追記形光ディスク
の研究開発が一層盛んに行われている。特に、再生レー
ザー光に対してディスク未記録部の反射率を高くするた
めに種々のディスク構造が検討されている。
(CD)に代表される再生専用形ディスクが広く普及
し、これに続いて将来大きな需要が期待される追記形光
ディスク、および書換え形光ディスクの研究が盛んに行
われている。この中でシアニン色素、フタロシアニン色
素、ナフタロシアニン色素等の有機色素を用いた追記形
光ディスクはテルル等の無機系材料を用いた光ディスク
に比べ、回転塗布による製膜が可能であることから、低
コスト化が期待できるために新たに注目されている。近
年では、さらに再生専用形光ディスク、すなわちコンパ
クトディスク(CD)と互換性があり、かつ一回の記録
が可能な追記形光ディスク(CD−WO)が提案され、
コンパクトディスクの規格に準拠する追記形光ディスク
の研究開発が一層盛んに行われている。特に、再生レー
ザー光に対してディスク未記録部の反射率を高くするた
めに種々のディスク構造が検討されている。
【0003】例えば、反射率を高めるために、基板の上
に特定の光学定数を有する色素記録層、さらに金、銀、
銅、アルミニウム等の金属反射層を所定の膜厚に積層し
てなる構造が提案されている。この構造によれば、記録
再生レ−ザ−光に対する反射率を高くするがことが可能
である。そこで、従来、このために記録層色素として入
手しやすいシアニン色素が種々提案されている。しか
し、従来提案されているシアニン色素は、記録再生波長
を中心として波長のわずかな変化に対して反射率が急激
に変化する、すなわち、反射率の波長依存性が大きい。
記録再生用に用いられている半導体レ−ザは温度等の外
的要因により、その発振波長が10nm程度変動すると
言われている。そのためレーザ発振波長の変動により、
ディスクの反射率、吸収率、ひいては記録感度が変化し
てしまう問題が指摘されている。
に特定の光学定数を有する色素記録層、さらに金、銀、
銅、アルミニウム等の金属反射層を所定の膜厚に積層し
てなる構造が提案されている。この構造によれば、記録
再生レ−ザ−光に対する反射率を高くするがことが可能
である。そこで、従来、このために記録層色素として入
手しやすいシアニン色素が種々提案されている。しか
し、従来提案されているシアニン色素は、記録再生波長
を中心として波長のわずかな変化に対して反射率が急激
に変化する、すなわち、反射率の波長依存性が大きい。
記録再生用に用いられている半導体レ−ザは温度等の外
的要因により、その発振波長が10nm程度変動すると
言われている。そのためレーザ発振波長の変動により、
ディスクの反射率、吸収率、ひいては記録感度が変化し
てしまう問題が指摘されている。
【0004】波長依存性を軽減し、記録感度するため
に、特定の異なる光学定数を有するシアニン色素を混合
して用いることが、特開平2−179790号公報に開
示されている。しかし、ここに具体的に開示されている
混合色素では、レーザ発振波長の±10nmで反射率の
変動率が5%であり、記録感度もレーザパワー10.5
nWであって8mWでは、記録特性が劣る。
に、特定の異なる光学定数を有するシアニン色素を混合
して用いることが、特開平2−179790号公報に開
示されている。しかし、ここに具体的に開示されている
混合色素では、レーザ発振波長の±10nmで反射率の
変動率が5%であり、記録感度もレーザパワー10.5
nWであって8mWでは、記録特性が劣る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題に
鑑み、記録層材料として特定の色素の新規な組合せによ
る混合物を使用し、反射率が高く、しかも反射率の波長
依存性が大きく軽減され、さらに記録感度も改善された
光記録媒体を提供するものである。
鑑み、記録層材料として特定の色素の新規な組合せによ
る混合物を使用し、反射率が高く、しかも反射率の波長
依存性が大きく軽減され、さらに記録感度も改善された
光記録媒体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における光記録媒
体は、基板上に順に有機色素からなる記録層及び反射層
を含む構造の光記録媒体において、記録層の有機色素と
して化3〔一般式(I)〕
体は、基板上に順に有機色素からなる記録層及び反射層
を含む構造の光記録媒体において、記録層の有機色素と
して化3〔一般式(I)〕
【化3】 〔ただし、一般式(I)中、X-は対アニオンを示す〕
で表される色素と化4〔一般式(II)〕
で表される色素と化4〔一般式(II)〕
【化4】 〔ただし、一般式(II)中、X-は対アニオンを示す〕
で表される色素を混合してなるものである
で表される色素を混合してなるものである
【0007】上記基板としては、塩化ビニル、アクリル
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポ
リビニルアセタ−ル樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂、ガラス等の材料からなるものが用いられ
る。
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポ
リビニルアセタ−ル樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂、ガラス等の材料からなるものが用いられ
る。
【0008】前記一般式(I)及び一般式(II)におい
て、X-としてはBF4 -、PF6 -、ClO4 -、Cl-、B
r-、I-等がある。一般式(I)で表される色素と一般
式(II)で表される色素の混合色素は、消衰係数を0.
13以下になるように混合するのが好ましい。これによ
り、高反射率(反射率65%以上)が可能となる。ま
た、反射率および記録感度の波長依存性を最小限におさ
えやすくなる。混合色素の屈折率は2.0以上であるの
が好ましい。屈折率が小さすぎると記録感度が小さくな
りやすい。一般式(I)で表される色素は、特に限定す
るものではないが、混合色素全体に対して0.1〜10
重量%配合されるのが好ましい。また色素の耐光性を改
善するために、退色防止剤等を添加してもよい。
て、X-としてはBF4 -、PF6 -、ClO4 -、Cl-、B
r-、I-等がある。一般式(I)で表される色素と一般
式(II)で表される色素の混合色素は、消衰係数を0.
13以下になるように混合するのが好ましい。これによ
り、高反射率(反射率65%以上)が可能となる。ま
た、反射率および記録感度の波長依存性を最小限におさ
えやすくなる。混合色素の屈折率は2.0以上であるの
が好ましい。屈折率が小さすぎると記録感度が小さくな
りやすい。一般式(I)で表される色素は、特に限定す
るものではないが、混合色素全体に対して0.1〜10
重量%配合されるのが好ましい。また色素の耐光性を改
善するために、退色防止剤等を添加してもよい。
【0009】混合色素の製膜は、適当量の混合色素を有
機溶媒に溶解し回転塗布することによって容易に製膜す
ることができる。
機溶媒に溶解し回転塗布することによって容易に製膜す
ることができる。
【0010】反射層には、高反射率を示す金、銀、銅、
アルミニウム等を用いることができる。これらはスパッ
タリング法、蒸着法等により製膜することができる。
アルミニウム等を用いることができる。これらはスパッ
タリング法、蒸着法等により製膜することができる。
【0011】本発明の光記録媒体は、高い反射率を示
し、従って、再生専用形光ディスクの再生装置により再
生することも可能である。
し、従って、再生専用形光ディスクの再生装置により再
生することも可能である。
【0012】
実施例1 記録再生レーザ波長付近に光吸収極大を有する有機色素
として化5)〕
として化5)〕
【化5】 の色素(A)0.5重量%及び記録再生レーザ波長に長
波長側吸収端を有する有機色素として化6
波長側吸収端を有する有機色素として化6
【化6】 の色素(B)99.5重量%からなる混合色素120m
gを塗布溶媒1−プロパノール5mlに溶解した。用い
た色素(A)は、780nmにおいて、屈折率が2.
2、消衰系数が1.6であり、吸収極大波長は750n
mであった。色素(B)は、780nmにおいて、屈折
率が2.5、消衰系数が0.025であり、吸収極大波
長は660nmであった。
gを塗布溶媒1−プロパノール5mlに溶解した。用い
た色素(A)は、780nmにおいて、屈折率が2.
2、消衰系数が1.6であり、吸収極大波長は750n
mであった。色素(B)は、780nmにおいて、屈折
率が2.5、消衰系数が0.025であり、吸収極大波
長は660nmであった。
【0013】この混合色素の溶液を用い回転塗布法によ
りポリカーボネート基板(外径:120mm、内径:1
5mm、トラックピッチ:1.6μm、出光石油化学株
式会社製)上に塗布し、乾燥して膜厚120nmの記録
層形成した。この混合色素からなる記録層は、780n
mにおいて、屈折率が2.5、消衰系数が0.05であ
った。ついで、この上に反射層としてアルミニミウムを
スパッタリング法により100nm製膜し、さらにこの
上に、保護層として光硬化製樹脂(SD−17、大日本
インキ化学工業株式会社商品名)を10μm製膜した。
レーザー光の波長を変化させて測定した光ディスクの反
射率を表1に示す。
りポリカーボネート基板(外径:120mm、内径:1
5mm、トラックピッチ:1.6μm、出光石油化学株
式会社製)上に塗布し、乾燥して膜厚120nmの記録
層形成した。この混合色素からなる記録層は、780n
mにおいて、屈折率が2.5、消衰系数が0.05であ
った。ついで、この上に反射層としてアルミニミウムを
スパッタリング法により100nm製膜し、さらにこの
上に、保護層として光硬化製樹脂(SD−17、大日本
インキ化学工業株式会社商品名)を10μm製膜した。
レーザー光の波長を変化させて測定した光ディスクの反
射率を表1に示す。
【0014】また、この光ディスクに、基板側から波長
780nmの半導体レーザーを用い、線速度1.4m/
secでEFM信号に対する3T、7T及び11T(デ
ューティ比50%)の単一信号を7mWで記録した。記
録した信号を波長780nmの半導体レーザーを用い再
生したところ、いずれの周波数信号でもC/Nは45d
B以上を示した。
780nmの半導体レーザーを用い、線速度1.4m/
secでEFM信号に対する3T、7T及び11T(デ
ューティ比50%)の単一信号を7mWで記録した。記
録した信号を波長780nmの半導体レーザーを用い再
生したところ、いずれの周波数信号でもC/Nは45d
B以上を示した。
【0015】比較例1 記録再生レーザ波長に長波長側吸収端を有する有機色素
として化7
として化7
【化7】 の色素C100mgを塗布溶媒2,2,3,3−テトラ
フルオロ−1−プロパノール5mlに溶解した。用いた
色素(A)は、780nmにおいて、屈折率が2.8、
消衰系数が0.10であり、吸収極大波長は750nm
であった。得られた溶液を用い回転塗布法によりポリカ
ーボネート基板(外径:120mm、内径:15mm、
トラックピッチ:1.6μm、出光石油化学株式会社
製)上に塗布し、乾燥して膜厚120nmの記録層を形
成した。ついで、この上に反射層として金を真空蒸着法
により100nm製膜し、さらにこの上に保護層として
光硬化製樹脂(SD−17、大日本インキ化学工業株式
会社商品名)を10μm製膜した。得られた光ディスク
の反射率をレーザー光の波長を変化させて測定した結果
を表1に示す。
フルオロ−1−プロパノール5mlに溶解した。用いた
色素(A)は、780nmにおいて、屈折率が2.8、
消衰系数が0.10であり、吸収極大波長は750nm
であった。得られた溶液を用い回転塗布法によりポリカ
ーボネート基板(外径:120mm、内径:15mm、
トラックピッチ:1.6μm、出光石油化学株式会社
製)上に塗布し、乾燥して膜厚120nmの記録層を形
成した。ついで、この上に反射層として金を真空蒸着法
により100nm製膜し、さらにこの上に保護層として
光硬化製樹脂(SD−17、大日本インキ化学工業株式
会社商品名)を10μm製膜した。得られた光ディスク
の反射率をレーザー光の波長を変化させて測定した結果
を表1に示す。
【0016】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表1 再生波長に対する反射率 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 反 射 率(%) 波 長 実施例1 比較例1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 770nm 69.5 58.8 775nm 70.0 70.4 780nm 71.0 74.3 790nm 70.8 75.6 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0017】以上から明らかであるように。実施例1の
光記録媒体は、高い反射率を示し、再生光波長780n
m±10nmにおいて、変動率が1.5%以下であり、
再生光波長付近での反射率の波長依存性が著しく小さ
い。また、記録感度もレーザーパワー7mWと優れてい
る。
光記録媒体は、高い反射率を示し、再生光波長780n
m±10nmにおいて、変動率が1.5%以下であり、
再生光波長付近での反射率の波長依存性が著しく小さ
い。また、記録感度もレーザーパワー7mWと優れてい
る。
【0018】実施例2〜4 実施例1における色素(A)及び色素(B)の混合割合
を変えて下記の光学定数(780nmにおいて測定)を
有する混合色素からなる記録層を厚さ130nmに形成
すること、反射層をアルミニウムに代えて金としたこと
以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製し、反射
率を測定した。この結果を表2に示す。
を変えて下記の光学定数(780nmにおいて測定)を
有する混合色素からなる記録層を厚さ130nmに形成
すること、反射層をアルミニウムに代えて金としたこと
以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製し、反射
率を測定した。この結果を表2に示す。
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表2 光ディスクの反射率 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 光 学 定 数 反射率(%) 屈折率 消衰系数 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例2 2.5 0.09 74 実施例3 2.5 0.1 72 実施例4 2.5 0.15 62 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0019】
【発明の効果】請求項1における光記録媒体は、記録感
度が優れ、高い反射率を示し、再生光波長に対して、反
射率の波長依存性が少なく、従って再生装置の再生光の
波長の変動に対して特性の変動が少ない。
度が優れ、高い反射率を示し、再生光波長に対して、反
射率の波長依存性が少なく、従って再生装置の再生光の
波長の変動に対して特性の変動が少ない。
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に順に有機色素からなる記録層及び
反射層を含む構造の光記録媒体において、記録層の有機
色素として化1〔一般式(I)〕 【化1】 〔ただし、一般式(I)中、X-は対アニオンを示す〕
で表される色素と化2〔一般式(II)〕 【化2】 〔ただし、一般式(II)中、X-は対アニオンを示す〕
で表される色素を混合してなるものである光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058550A JPH05262041A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058550A JPH05262041A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05262041A true JPH05262041A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13087569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4058550A Pending JPH05262041A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05262041A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11321098A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-24 | Mitsui Chem Inc | 光記録媒体 |
US7914969B2 (en) | 2005-04-14 | 2011-03-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Storage medium, reproducing method, and recording method |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4058550A patent/JPH05262041A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11321098A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-24 | Mitsui Chem Inc | 光記録媒体 |
US7914969B2 (en) | 2005-04-14 | 2011-03-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Storage medium, reproducing method, and recording method |
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