JPH0526160A - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

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Publication number
JPH0526160A
JPH0526160A JP17819691A JP17819691A JPH0526160A JP H0526160 A JPH0526160 A JP H0526160A JP 17819691 A JP17819691 A JP 17819691A JP 17819691 A JP17819691 A JP 17819691A JP H0526160 A JPH0526160 A JP H0526160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
gas
cryopump
gap
regeneration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17819691A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Nishijo
徳二 西場
Kazuo Nomura
和雄 野村
Shigeru Murayama
茂 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP17819691A priority Critical patent/JPH0526160A/ja
Publication of JPH0526160A publication Critical patent/JPH0526160A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クライオポンプの再生効率を向上し、再生時
間を短縮して稼動率を向上する。 【構成】 ポンプケース1とシールド5との隙間6に再
生用の不活性ガスの吐出口13を位置させると共に、シ
ールド5の下部にガス流出孔7を形成し、吐出口13か
ら流出した不活性ガスは隙間6からシールド5内に流入
し、コールドパネル8の周囲を流下してコールドパネル
8を加熱して再生し、再生ガスと共に流出孔7から流出
し、不活性ガスの流れによってコールドパネル8の加熱
及び再生ガスの流出が促進され、再生時間が短くなり、
クライオポンプの稼動率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクライオポンプに関し、
特に再生効率の向上を図るクライオポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公昭63−34316号公報に
は、排気口に向って開口した筒状のシールド内に複数枚
の凝縮パネルを設け、極低温化した凝縮パネルが凝縮温
度が低いAr,N2,O2等を吸着するクライオポンプが
開示されている。このクライオポンプを再生活性化する
場合には、例えば実開昭61−12982号公報に開示
されているように、ガス封入管からクライオパネル(コ
ールドパネル)及び輻射シールド板とバッフル間に再生
用の不活性ガスを吐出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、導入した窒素などの不活性ガスがクライオポンプ及
び輻射シールドを加熱再生するが、不活性ガスの流れが
クライオパネルによって乱れる。又、気化した再生ガス
がシールド内に停滞し、かつ自然対流がないため、不活
性ガスによるシールド及びクライオパネルの加熱効率及
び再生ガスの排出効率が低下する。
【0004】本発明はクライオポンプの再生時の加熱効
率、及び再生ガスの排出効率を向上し、再生時間を短縮
し、クライオポンプの稼動率を向上することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、コールドパネル8と、このコールドパネル
8を収納する筒状のシールド5と、シールド5を収納す
る筒状のポンプケース1とを備えたクライオポンプにお
いて、ポンプケース1とシールド5との隙間6に不活性
ガスの吐出口13を位置させ、かつ、シールド5の下部
にガス流出孔7を形成したクライオポンプを提供し、再
生時間を短縮するものである。
【0006】又、外周面に加熱装置2を備えたポンプケ
ース1の周壁1Aとシールド5の周壁5Aとの隙間6の
下部に不活性ガスの吐出口13を位置させ、かつシール
ド5の下部にガス流出孔7を形成したクライオポンプを
提供し、再生時間を大幅に短縮してクライオポンプの稼
動率を向上するものである。
【0007】
【作用】クライオポンプの再生時、隙間6に設けられた
吐出口13から流出した不活性ガスはシールド5内へ流
入してコールドパネル8を加熱しつつ流下して再生ガス
と共にガス流出孔7から流出し、隙間からシールド内へ
流入してシールド5の下部から流出する不活性ガスの流
れによって、コールドパネル8の加熱及び再生ガスの排
出を促進することができ、再生時間を短縮し、クライオ
ポンプの稼動率を向上することが可能になる。
【0008】又、隙間6の下部に設けた吐出口13から
流出した不活性ガスは隙間6を加熱装置2によって加熱
されつつ上昇し、シールド5内へ流入してコールドパネ
ル8を加熱しつつ流下して再生ガスと共にガス流出孔7
から流出し、不活性ガスの一部は再び隙間を上昇して不
活性ガスの対流によって、コールドパネルの再生が促進
され、再生時間を一層短縮することが可能になり、クラ
イオポンプの稼動率は一層向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。1はクライオポンプの筒状のポンプケー
ス、2はポンプケース1の周壁の外面に設けられた加熱
ヒータなどの加熱装置、3は上面の排気口、4は排気口
3に設けられたバッフル、5はポンプケース1の上部に
収納されたラジエーションシールド(以下シールドとい
う)であり、シールド5は筒状であり、上面はバッフル
4に臨み、シールド5の周壁5Aとポンプケース1の周
壁1Aとの間に例えば数mmの隙間6が形成されてい
る。又、シールド5の底壁5Bの周縁部には複数のガス
流出孔7が形成されている。
【0010】8はシールド5に収納されたコールドパネ
ルであり、このコールドパネル8は例えば円形で、シー
ルド5内の中央に複数枚重ねられて設けられている。
又、各コールドパネル8の上面には活性炭(図示せず)
が設けられている。
【0011】10はポンプケース1に収納された第1段
のコールドヘッドであり、その上端にシールド5の底壁
5Bが熱的に接続されている。又、11はシールド5内
のコールドパネル8の中央に設けられた第2段のコール
ドヘッドであり、この第2段のコールドヘッド11の上
端が例えば最上段のコールドパネル8に熱的に接続され
ている。
【0012】12は例えば窒素ガス等の不活性ガス(以
下導入ガスとい)の導入管であり、この導入管12はポ
ンプケース1の底壁1Bを貫通し、シールド5下方の空
間を上方へ延び、ガス吐出口13はポンプケース1とシ
ールド5との隙間6の下部に位置している。
【0013】14は冷凍機モータ、14Aは冷凍機駆動
部、15Aはヘリウムガスの流入口、15Bはヘリウム
ガスの流出口である。又、17は矢印18方向のみにガ
スを流す安全弁20を備えた再生ガスの排出管接続装置
である。この排出管接続装置17は例えば再生ガスの処
理槽(図示せず)に配管接続されている。
【0014】上記クライオポンプの運転時、従来のクラ
イオポンプと同様に冷凍機モータ14が運転し、シール
ド5及びバッフル4の温度が低下して、排気口3から流
れて来た気体中の例えば水蒸気がシールド5及びバッフ
ル4に吸着する。又、コールドパネル8…が極低温に冷
却され、例えばAr,N2,O2などのガスがコールドパ
ネル8…に吸着する。
【0015】時間が経過し、コールドパネル8…の吸着
量が飽和状態になり、クライオポンプの活性化(再生
化)を行う場合には、冷凍機モータ14が停止し、加熱
装置2が作動すると共に、例えば40℃〜50℃の導入
ガスが導入管12から隙間6の下部に吐出する。吐出し
た導入ガスは、図1に実線矢印で示したように上方へ流
れる。このとき、導入ガスは加熱装置2によって加熱さ
れるポンプケース1の周壁1Aからの輻射熱によって加
熱されると共に、シールド5に放熱しつつ隙間6を上昇
する。そして、導入ガスはバッフル4を通りバッフル4
を加熱して再生し、シールド5内へ流入し、コールドパ
ネル8…の周囲を流下する。各コールドパネル8…は導
入ガスによって加熱され、コールドパネル8…に吸着し
ていたガスが気化して再生ガスが導入ガスと共に流下す
る。
【0016】シールド5の底に溜った再生ガス及び導入
ガスはガス流出孔7を通り、ポンプケース1の下部へ流
れ、排出管接続装置17を経て外部へ排出される。
【0017】その後、導入管12からの導入ガスの供給
が停止した後も、ガス流出孔7から流出したガスの一部
は隙間6をポンプケース1の周壁1Aからの輻射熱によ
って加熱されつつ上昇し、再びバッフル4を通りシール
ド5内へ流入し、ガス流出孔7から流出する。そして、
導入ガス及び、再生ガスの対流が形成される。この対流
によって再びコールドパネル8…が加熱されて発生した
再生ガスがガス流出孔7から流出し外部へ排出される。
【0018】時間が経過してバッフル4、シールド5及
びコールドパネル8…の再生が終了すると、再び冷凍機
モータ14が起動し、冷凍運転が始まり、排出口3から
のArなどのガスがコールドパネル8…に吸着する。
【0019】上記実施例によれば、クライオポンプの再
生時、再生用の導入ガスが隙間6を上昇してバッフル4
を通りシールド5内へ流入しコールドパネル8…の周囲
を流れた後ガス流出孔7から流出し、コールドパネル8
…の加熱及び再生ガスの排出を促進することができる。
又、導入ガスは再び隙間6を上昇し、この導入ガスの対
流によってバッフル4及びコールドパネル8…を加熱し
て吸着していたガスを速やかに気化してシールド5内に
溜めることなく外部へ排出することができる。この結
果、排出効率を向上して再生時間を短縮することがで
き、クライオポンプの稼動率を向上することができる。
【0020】又、導入ガスの吐出孔13は隙間6の下部
に設けられているため、導入ガスが隙間6を上昇する間
にポンプケース1の周壁1Aによって加熱され、導入ガ
スの上昇速度が速くなり、導入ガスの対流が促進され、
一層、再生効率が向上し、再生時間を短縮することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたクライ
オポンプであり、ポンプケースとシールドとの隙間に再
生用の不活性ガスの吐出口を位置させ、かつシールドの
下部にガス流出孔を形成したので、クライオポンプの再
生時、不活性ガスが上記隙間からシールド内へ流入して
コールドパネルの周囲を通り、再生ガスと共にガス流出
孔から流出して外部へ排出される不活性ガスの流れが形
成され、コールドパネルの加熱及び再生ガスのシールド
からの流出を促進することができ、再生効率を向上し、
再生時間を短縮してクライオポンプの稼動率を向上する
ことができる。
【0022】又、外周面に加熱装置を備えたポンプケー
スとシールドとの隙間の下部に不活性ガスの吐出口を位
置させ、かつシールドの下部にガス流出孔を形成するこ
とによって、ガス流出孔から流出した不活性ガスが上記
隙間を加熱されつつ上昇してシールド内へ流入し、コー
ルドパネルの周囲を通過して再生ガスと共にガス流出孔
から流出し、再び隙間を上昇する不活性ガスの対流が発
生し、加熱された不活性ガスの対流によりコールドパネ
ルの再生及び再生ガスのシールドからの流出を促進する
ことができ、この結果、再生時間を一層短縮し、クライ
オポンプの稼動率を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クライオポンプの概略構成図である。
【符号の説明】
1 ポンプケース 2 加熱装置 5 シールド 6 隙間 7 ガス流出孔 8 コールドパネル 13 ガス吐出孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コールドパネルと、このコールドパネル
    を収納する筒状のシールドと、このシールドを収納する
    筒状のポンプケースとを備えたクライオポンプにおい
    て、ポンプケースとシールドとの隙間に不凝縮ガスの吐
    出口を位置させ、かつ、シールドの下部にガス流出孔を
    形成したことを特徴とするクライオポンプ。
  2. 【請求項2】 コールドパネルと、このコールドパネル
    を収納する筒状のシールドと、このシールドを収納する
    筒状のポンプケースと、このポンプケースの外周面に設
    けられた加熱装置とを備えたクライオポンプにおいて、
    ポンプケースの周壁とシールドの周壁との隙間の下部に
    不凝縮ガスの吐出口を位置させ、かつ、シールドの下部
    にガス流出孔を形成したことを特徴とするクライオポン
    プ。
JP17819691A 1991-07-18 1991-07-18 クライオポンプ Pending JPH0526160A (ja)

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JP17819691A JPH0526160A (ja) 1991-07-18 1991-07-18 クライオポンプ

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JP17819691A JPH0526160A (ja) 1991-07-18 1991-07-18 クライオポンプ

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JPH0526160A true JPH0526160A (ja) 1993-02-02

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JP17819691A Pending JPH0526160A (ja) 1991-07-18 1991-07-18 クライオポンプ

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