JPH05261305A - 穀物処理設備 - Google Patents
穀物処理設備Info
- Publication number
- JPH05261305A JPH05261305A JP6080692A JP6080692A JPH05261305A JP H05261305 A JPH05261305 A JP H05261305A JP 6080692 A JP6080692 A JP 6080692A JP 6080692 A JP6080692 A JP 6080692A JP H05261305 A JPH05261305 A JP H05261305A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silo
- grain
- grains
- machine
- cereal grains
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- Pending
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- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設備コストの低減を図りながら、米と麦の脱
ぷ、選別処理を支障なく行う。 【構成】 乾燥機13にて乾燥された穀粒を貯蔵するサ
イロ9と、そのサイロ9から取り出された穀粒から枝梗
付穀粒や脱ぷ粒等を取り除いて計量する精選機24及び
売渡用計量機30と、サイロ9から取り出された穀粒を
脱ぷして選別する籾摺調整装置37が設けられた穀粒処
理設備において、サイロ9から精選機24までの穀粒搬
送経路に、麦専用の脱ぷ装置25を経由するバイパス路
と、サイロ9から取り出された穀粒の搬送経路を精選機
24に直接搬送する経路又はバイパス路のいずれかに切
り換える切換弁22が設けられている穀物処理設備。
ぷ、選別処理を支障なく行う。 【構成】 乾燥機13にて乾燥された穀粒を貯蔵するサ
イロ9と、そのサイロ9から取り出された穀粒から枝梗
付穀粒や脱ぷ粒等を取り除いて計量する精選機24及び
売渡用計量機30と、サイロ9から取り出された穀粒を
脱ぷして選別する籾摺調整装置37が設けられた穀粒処
理設備において、サイロ9から精選機24までの穀粒搬
送経路に、麦専用の脱ぷ装置25を経由するバイパス路
と、サイロ9から取り出された穀粒の搬送経路を精選機
24に直接搬送する経路又はバイパス路のいずれかに切
り換える切換弁22が設けられている穀物処理設備。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥機にて乾燥された
穀粒を貯蔵するサイロと、そのサイロから取り出された
穀粒から枝梗付穀粒や脱ぷ粒等を取り除いて計量する精
選機及び売渡用計量機と、前記サイロから取り出された
穀粒を脱ぷして選別する籾摺調整装置が設けられた穀物
処理設備に関する。
穀粒を貯蔵するサイロと、そのサイロから取り出された
穀粒から枝梗付穀粒や脱ぷ粒等を取り除いて計量する精
選機及び売渡用計量機と、前記サイロから取り出された
穀粒を脱ぷして選別する籾摺調整装置が設けられた穀物
処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる穀物処理設備は、乾燥機やサイロ
を中心に構成された、カントリーエレベータといわれる
ものである。荷受され、選別、計量、乾燥等の処理を終
えた穀粒はサイロに貯蔵される。そして、出荷時にサイ
ロから取り出されて精選機にて枝梗付穀粒や脱ぷ粒等が
取り除かれ、売渡用計量機にて計量される。穀粒が米の
場合は、籾の状態で出荷する場合と、玄米にして出荷す
る場合とがあり、後者の場合は籾摺調整装置を通して、
脱ぷ、選別処理を行う。穀粒が麦の場合も脱ぷ、選別処
理を行う必要があり、1台の籾摺調整装置で米の処理と
麦の処理に兼用することは、切り換えの際の時間ロス等
の問題があるのでるので、従来は、籾摺調整装置を2台
設けていた。
を中心に構成された、カントリーエレベータといわれる
ものである。荷受され、選別、計量、乾燥等の処理を終
えた穀粒はサイロに貯蔵される。そして、出荷時にサイ
ロから取り出されて精選機にて枝梗付穀粒や脱ぷ粒等が
取り除かれ、売渡用計量機にて計量される。穀粒が米の
場合は、籾の状態で出荷する場合と、玄米にして出荷す
る場合とがあり、後者の場合は籾摺調整装置を通して、
脱ぷ、選別処理を行う。穀粒が麦の場合も脱ぷ、選別処
理を行う必要があり、1台の籾摺調整装置で米の処理と
麦の処理に兼用することは、切り換えの際の時間ロス等
の問題があるのでるので、従来は、籾摺調整装置を2台
設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、籾摺装置及び
選別装置を含む、高価な籾摺調整装置を2台設けること
は、設備コスト面で不利である。本発明はかかる実情に
鑑みて為されたものであって、その目的は、2台の籾摺
調整装置を1台に減らして、設備コストの低減を図りな
がら、米と麦の脱ぷ、選別処理を支障なく行うことにあ
る。
選別装置を含む、高価な籾摺調整装置を2台設けること
は、設備コスト面で不利である。本発明はかかる実情に
鑑みて為されたものであって、その目的は、2台の籾摺
調整装置を1台に減らして、設備コストの低減を図りな
がら、米と麦の脱ぷ、選別処理を支障なく行うことにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の穀物処理設備
は、乾燥機にて乾燥された穀粒を貯蔵するサイロと、そ
のサイロから取り出された穀粒から枝梗付穀粒や脱ぷ粒
等を取り除いて計量する精選機及び売渡用計量機と、前
記サイロから取り出された穀粒を脱ぷして選別する籾摺
調整装置が設けられたものであって、前記サイロから前
記精選機までの穀粒搬送経路に、麦専用の脱ぷ装置を経
由するバイパス路と、前記サイロから取り出された穀粒
の搬送経路を前記精選機に直接搬送する経路又は前記バ
イパス路のいずれかに切り換える切換弁が設けられてい
る点にある。
は、乾燥機にて乾燥された穀粒を貯蔵するサイロと、そ
のサイロから取り出された穀粒から枝梗付穀粒や脱ぷ粒
等を取り除いて計量する精選機及び売渡用計量機と、前
記サイロから取り出された穀粒を脱ぷして選別する籾摺
調整装置が設けられたものであって、前記サイロから前
記精選機までの穀粒搬送経路に、麦専用の脱ぷ装置を経
由するバイパス路と、前記サイロから取り出された穀粒
の搬送経路を前記精選機に直接搬送する経路又は前記バ
イパス路のいずれかに切り換える切換弁が設けられてい
る点にある。
【0005】
【作用】上記の特徴構成によれば、籾の処理に関しては
従来どおりであるが、麦の処理に関しては以下のような
流れになる。即ち、サイロから取り出された麦は、切換
弁からバイパス路に分岐して、脱ぷ装置で脱ぷされた
後、主経路に戻り精選機で、穀粒、殼、ワラ屑等に選別
される。従って、後工程に、麦用の籾摺調整装置(脱ぷ
・選別装置)を設ける必要がない。
従来どおりであるが、麦の処理に関しては以下のような
流れになる。即ち、サイロから取り出された麦は、切換
弁からバイパス路に分岐して、脱ぷ装置で脱ぷされた
後、主経路に戻り精選機で、穀粒、殼、ワラ屑等に選別
される。従って、後工程に、麦用の籾摺調整装置(脱ぷ
・選別装置)を設ける必要がない。
【0006】麦は籾(米)に比べて脱ぷされやすいこと
から、バイパス路に設けられる麦専用の脱ぷ装置は、通
常の籾摺調整装置の脱ぷ装置(籾摺ヘッド)より小さな
もので済み、しかも、脱ぷ後の選別装置として専用のも
のが不要となるので、全体の設備コストを従来より低減
できる。
から、バイパス路に設けられる麦専用の脱ぷ装置は、通
常の籾摺調整装置の脱ぷ装置(籾摺ヘッド)より小さな
もので済み、しかも、脱ぷ後の選別装置として専用のも
のが不要となるので、全体の設備コストを従来より低減
できる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、設備コストの
低減を図りながら、米と麦の脱ぷ、選別処理を支障なく
行うことができるものとなった。
低減を図りながら、米と麦の脱ぷ、選別処理を支障なく
行うことができるものとなった。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の穀物処理設備全体の概略フローチャー
トを図1及び図2に示す。荷受部を構成する荷受ホッパ
1に荷受された穀粒は、ベルトコンベヤ等の横搬送装置
(以下、単に搬送装置という)2及びバケットエレベー
タ等の縦搬送装置(以下、揚穀機という)3にて粗選機
4のバッファタンク4aまで搬送される。但し、図に示
すように、荷受ホッパ1からバッファタンク4aまでは
二系統設けられ、そのうちの一系統には切換弁5が設け
られ、後述するバイパス路へ穀粒を搬送できるように構
成されている。
する。本実施例の穀物処理設備全体の概略フローチャー
トを図1及び図2に示す。荷受部を構成する荷受ホッパ
1に荷受された穀粒は、ベルトコンベヤ等の横搬送装置
(以下、単に搬送装置という)2及びバケットエレベー
タ等の縦搬送装置(以下、揚穀機という)3にて粗選機
4のバッファタンク4aまで搬送される。但し、図に示
すように、荷受ホッパ1からバッファタンク4aまでは
二系統設けられ、そのうちの一系統には切換弁5が設け
られ、後述するバイパス路へ穀粒を搬送できるように構
成されている。
【0009】粗選機4で藁屑等が取り除かれた穀粒は、
荷受用計量機6で計量された後、揚穀機7等によって荷
受タンク8又はサイロ9まで搬送されて貯留される。
尚、荷受された穀粒の中に単粒化していないものが混ざ
っていた場合は、粗選機4で取り除かれた後、再脱穀機
10で単粒化される。又、上記バイパス路を経由した穀
粒は、揚穀機7に戻って来る。
荷受用計量機6で計量された後、揚穀機7等によって荷
受タンク8又はサイロ9まで搬送されて貯留される。
尚、荷受された穀粒の中に単粒化していないものが混ざ
っていた場合は、粗選機4で取り除かれた後、再脱穀機
10で単粒化される。又、上記バイパス路を経由した穀
粒は、揚穀機7に戻って来る。
【0010】乾燥のために荷受タンク8又はサイロ9か
ら適宜取り出される穀粒は、搬送装置10、11や揚穀
機12等を経て連続流下式の乾燥機13に供給される。
乾燥機13から排出された穀粒は、搬送装置14や揚穀
機15、16等を経てサイロ9に搬送されて貯蔵され
る。尚、切換弁17によって穀粒を揚穀機12に還元
し、乾燥機13を循環させることもできる。通常は、一
旦サイロ9に数時間貯留してから再び乾燥する、いわゆ
るテンパリング乾燥を行う。
ら適宜取り出される穀粒は、搬送装置10、11や揚穀
機12等を経て連続流下式の乾燥機13に供給される。
乾燥機13から排出された穀粒は、搬送装置14や揚穀
機15、16等を経てサイロ9に搬送されて貯蔵され
る。尚、切換弁17によって穀粒を揚穀機12に還元
し、乾燥機13を循環させることもできる。通常は、一
旦サイロ9に数時間貯留してから再び乾燥する、いわゆ
るテンパリング乾燥を行う。
【0011】サイロ9に貯蔵されている乾燥済の穀粒
は、出荷の際に搬送装置18、揚穀機19、切換弁20
を経て調整タンク21まで搬送される。調整タンク21
を出た穀粒の経路は、穀粒が籾(米)であるか、麦であ
るかによって切換弁22で切り換えられる。即ち、籾の
場合は、直接、風選別装置23を通って精選機24に至
るが、麦の場合は、専用の脱ぷ装置25を経由するバイ
パス路を通って風選別装置23及び精選機24に至る。
但し、風選別装置23から精選機24への経路には、切
換弁26が設けられ、精選済の状態でサイロ9に貯蔵さ
れていた籾を精選機24を通さずに切換弁26から売渡
計量機30に直接搬送することができる。
は、出荷の際に搬送装置18、揚穀機19、切換弁20
を経て調整タンク21まで搬送される。調整タンク21
を出た穀粒の経路は、穀粒が籾(米)であるか、麦であ
るかによって切換弁22で切り換えられる。即ち、籾の
場合は、直接、風選別装置23を通って精選機24に至
るが、麦の場合は、専用の脱ぷ装置25を経由するバイ
パス路を通って風選別装置23及び精選機24に至る。
但し、風選別装置23から精選機24への経路には、切
換弁26が設けられ、精選済の状態でサイロ9に貯蔵さ
れていた籾を精選機24を通さずに切換弁26から売渡
計量機30に直接搬送することができる。
【0012】穀粒が籾の場合は、風選別装置23で粃等
の未熟米や藁屑が取り除かれる。又、精選機24にて枝
梗付籾や脱ぷ粒等の異種穀粒が除かれ、精選籾のみが得
られる。除かれた枝梗付籾は、脱芒機27で枝梗を取り
除かれた後、揚穀機19で前記調整タンク21に還元さ
れる。上記異種穀粒から粒選機28で選別された籾も同
様に調整タンク21に還元される。脱ぷ粒等の異種穀粒
や、風選別装置23で除かれた未熟米は破線で示すよう
に屑米として回収される。精選機24から得られる精選
籾は、切換弁29を通って売渡用計量機30に搬送さ
れ、計量後、切換弁31を通って揚穀機32に搬送され
る。
の未熟米や藁屑が取り除かれる。又、精選機24にて枝
梗付籾や脱ぷ粒等の異種穀粒が除かれ、精選籾のみが得
られる。除かれた枝梗付籾は、脱芒機27で枝梗を取り
除かれた後、揚穀機19で前記調整タンク21に還元さ
れる。上記異種穀粒から粒選機28で選別された籾も同
様に調整タンク21に還元される。脱ぷ粒等の異種穀粒
や、風選別装置23で除かれた未熟米は破線で示すよう
に屑米として回収される。精選機24から得られる精選
籾は、切換弁29を通って売渡用計量機30に搬送さ
れ、計量後、切換弁31を通って揚穀機32に搬送され
る。
【0013】穀粒が麦の場合は、脱ぷ装置25で脱ぷさ
れた後、風選別装置23で殻、未熟粒、藁屑等が取り除
かれ、さらに精選機24で選別された精選粒が切換弁2
9を通って麦専用の粒選別機33に搬送される。粒選別
機33で粒の小さいものや割れたものが除かれ、さらに
石抜機34を通った後、揚穀機32に搬送される。
れた後、風選別装置23で殻、未熟粒、藁屑等が取り除
かれ、さらに精選機24で選別された精選粒が切換弁2
9を通って麦専用の粒選別機33に搬送される。粒選別
機33で粒の小さいものや割れたものが除かれ、さらに
石抜機34を通った後、揚穀機32に搬送される。
【0014】揚穀機32を出た穀粒は、切換弁36を通
って籾摺調整装置37へ搬送される。或いは、切換弁3
6、揚穀機38を通ってサイロ9に戻される場合もあ
る。籾摺調整装置37にて脱ぷ、選別された玄米は、石
抜機39、揚穀機40を経て玄米用計量機41に搬送さ
れ、計量された後、出荷タンク42を介して出荷され
る。尚、切換弁36から籾摺調整装置37への経路に
は、切換弁43、バッファタンク44が設けられ、籾の
ままで出荷される穀粒、又は、脱ぷ・選別済の麦の場合
は、切換弁43から籾摺調整装置37を通らずに直接石
抜機39に搬送される。
って籾摺調整装置37へ搬送される。或いは、切換弁3
6、揚穀機38を通ってサイロ9に戻される場合もあ
る。籾摺調整装置37にて脱ぷ、選別された玄米は、石
抜機39、揚穀機40を経て玄米用計量機41に搬送さ
れ、計量された後、出荷タンク42を介して出荷され
る。尚、切換弁36から籾摺調整装置37への経路に
は、切換弁43、バッファタンク44が設けられ、籾の
ままで出荷される穀粒、又は、脱ぷ・選別済の麦の場合
は、切換弁43から籾摺調整装置37を通らずに直接石
抜機39に搬送される。
【0015】前記風選別装置23及び精選機24へ穀粒
を供給する調整タンク21には、サイロ9からの籾のみ
ならず、荷受部からの籾も供給できる。即ち、前述のよ
うに、荷受ホッパ1からからバッファタンク4aまでの
二系統の経路のうちの一つに設けられた切換弁5から搬
送装置45を通って、調整タンク21に至る経路が設け
られている。
を供給する調整タンク21には、サイロ9からの籾のみ
ならず、荷受部からの籾も供給できる。即ち、前述のよ
うに、荷受ホッパ1からからバッファタンク4aまでの
二系統の経路のうちの一つに設けられた切換弁5から搬
送装置45を通って、調整タンク21に至る経路が設け
られている。
【0016】又、売渡用計量機30を出た穀粒を、切換
弁31を経由して揚穀機19に戻し、揚穀機19を出た
後、切換弁20を経由して揚穀機7に戻すことができる
ように構成されている。つまり、売渡用計量機30から
揚穀機7を経由して荷受タンク8へ穀粒を搬送する経路
が設けられている。
弁31を経由して揚穀機19に戻し、揚穀機19を出た
後、切換弁20を経由して揚穀機7に戻すことができる
ように構成されている。つまり、売渡用計量機30から
揚穀機7を経由して荷受タンク8へ穀粒を搬送する経路
が設けられている。
【0017】上記のように、荷受部1から精選機24へ
穀粒を搬送する搬送経路、及び、売渡用計量機30から
荷受タンク8へ穀粒を搬送する搬送経路により、荷受さ
れた穀粒を精選機24及び売渡用計量機30を通して荷
受タンク8へ貯留することができる。この場合、精選機
24及び売渡用計量機30は荷受用粗選機及び荷受用計
量機として機能することになる。これにより、本来の荷
受用粗選機4又は荷受用計量機6が故障したときのバッ
クアップが可能であり、又、荷受処理能力の増強にも対
応できる。精選機24には、通常のインテンドシリンダ
式のものではなく、ふるい式のものが用いられ、荷受用
粗選機として機能するときに必要な選別処理能力を確保
している。
穀粒を搬送する搬送経路、及び、売渡用計量機30から
荷受タンク8へ穀粒を搬送する搬送経路により、荷受さ
れた穀粒を精選機24及び売渡用計量機30を通して荷
受タンク8へ貯留することができる。この場合、精選機
24及び売渡用計量機30は荷受用粗選機及び荷受用計
量機として機能することになる。これにより、本来の荷
受用粗選機4又は荷受用計量機6が故障したときのバッ
クアップが可能であり、又、荷受処理能力の増強にも対
応できる。精選機24には、通常のインテンドシリンダ
式のものではなく、ふるい式のものが用いられ、荷受用
粗選機として機能するときに必要な選別処理能力を確保
している。
【0018】この精選機24は、図3に示すような構造
を有する。簡単に説明すると、上下2段のふるい板4
6,47が傾斜姿勢で、且つ、水平方向に揺動自在にロ
ッド48にて4隅を吊り下げられている。ふるい板4
6,47(が装着されたフレーム)の下部に、偏心ウェ
イトが固着された鉛直方向の回転軸を備える回転部49
が取り付けられ、モータ50にて回転駆動される。回転
部49の回転軸が回転すると、偏心ウェイトの回転によ
る水平方向での重心の移動による慣性力が発生し、その
反作用により回転部49が水平面で円を描くように移動
する。従って、ふるい板46,47が水平方向に円を描
くように揺動駆動される。
を有する。簡単に説明すると、上下2段のふるい板4
6,47が傾斜姿勢で、且つ、水平方向に揺動自在にロ
ッド48にて4隅を吊り下げられている。ふるい板4
6,47(が装着されたフレーム)の下部に、偏心ウェ
イトが固着された鉛直方向の回転軸を備える回転部49
が取り付けられ、モータ50にて回転駆動される。回転
部49の回転軸が回転すると、偏心ウェイトの回転によ
る水平方向での重心の移動による慣性力が発生し、その
反作用により回転部49が水平面で円を描くように移動
する。従って、ふるい板46,47が水平方向に円を描
くように揺動駆動される。
【0019】上段のふるい板46には、例えば枝梗付籾
を通過させないための荒目の孔が多数形成されている。
下段のふるい板47には、未熟粒、藁屑等を通過させさ
せて精選粒を通過させない細目の孔が多数形成されてい
る。
を通過させないための荒目の孔が多数形成されている。
下段のふるい板47には、未熟粒、藁屑等を通過させさ
せて精選粒を通過させない細目の孔が多数形成されてい
る。
【0020】上記のような構造により、供給口51から
供給される穀粒のうちの上段のふるい板46を通過しな
い枝梗付籾等は第1回収口52から回収され、上段のふ
るい板46及び下段のふるい板47を通過した未熟粒等
は第2回収口53から回収され、上段のふるい板46を
通過して下段のふるい板47を通過しない精選粒が第3
回収口54から回収される。
供給される穀粒のうちの上段のふるい板46を通過しな
い枝梗付籾等は第1回収口52から回収され、上段のふ
るい板46及び下段のふるい板47を通過した未熟粒等
は第2回収口53から回収され、上段のふるい板46を
通過して下段のふるい板47を通過しない精選粒が第3
回収口54から回収される。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施例に係る穀物処理設備のフローチ
ャート
ャート
【図2】穀物処理設備のフローチャート(後半部)
【図3】精選機の側面図
1 荷受部 9 サイロ 13 乾燥機 22 切換弁 24 精選機 25 脱ぷ装置 30 売渡用計量機 37 籾摺調整装置
Claims (1)
- 【請求項1】 乾燥機(13)にて乾燥された穀粒を貯
蔵するサイロ(9)と、そのサイロ(9)から取り出さ
れた穀粒から枝梗付穀粒や脱ぷ粒等を取り除いて計量す
る精選機(24)及び売渡用計量機(30)と、前記サ
イロ(9)から取り出された穀粒を脱ぷして選別する籾
摺調整装置(37)が設けられた穀粒処理設備であっ
て、前記サイロ(9)から前記精選機(24)までの穀
粒搬送経路に、麦専用の脱ぷ装置(25)を経由するバ
イパス路と、前記サイロ(9)から取り出された穀粒の
搬送経路を前記精選機(24)に直接搬送する経路又は
前記バイパス路のいずれかに切り換える切換弁(22)
が設けられている穀物処理設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080692A JPH05261305A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 穀物処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080692A JPH05261305A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 穀物処理設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261305A true JPH05261305A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13152958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6080692A Pending JPH05261305A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 穀物処理設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091037A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Shinnakano Industry Co Ltd | 酒造用精米機 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP6080692A patent/JPH05261305A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091037A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Shinnakano Industry Co Ltd | 酒造用精米機 |
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