JPH09141206A - カントリーエレベーターの脱ぷ米除去装置 - Google Patents

カントリーエレベーターの脱ぷ米除去装置

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JPH09141206A
JPH09141206A JP32380795A JP32380795A JPH09141206A JP H09141206 A JPH09141206 A JP H09141206A JP 32380795 A JP32380795 A JP 32380795A JP 32380795 A JP32380795 A JP 32380795A JP H09141206 A JPH09141206 A JP H09141206A
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JP
Japan
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rice
paddy
brown rice
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sorting
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Application number
JP32380795A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Akihiko Nakamoto
昭彦 中本
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精選工程及び調製工程の両工程において、籾
・玄米選別装置に供給される米粒を良好に区分するとと
もに、籾・玄米選別装置の排出側の搬送工程路が複雑で
ないカントリーエレベーターの脱ぷ粒除去装置を提供す
る。 【構成】 精選時には、籾・玄米選別装置23に、玄米
層と混合層とを区分する仕切板が選別板39の傾斜高位
端近傍を移動する精選工程用の排出カバー53を仮設
し、調製時には、籾・玄米選別装置23に、玄米層と混
合層とを区分する仕切板が選別板の傾斜高位端と傾斜低
位端との中間を移動する調製工程用の排出カバー59を
仮設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カントリーエレベータ
ー、特に、精選工程における籾米からの脱ぷ米(玄米)
の除去を、調製工程の籾・玄米選別装置を用いて行うカ
ントリーエレベーターの脱ぷ米除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カントリーエレベーターにおいて、精選
工程における脱ぷ米の除去には調製工程の揺動式の籾・
玄米選別装置が用いられている(特開平2−22955
7号)。精選時には、籾・玄米選別装置に供給される米
粒の大部分は籾米であり、この籾米から脱ぷ粒(玄米)
と枝梗粒とを区分するため、籾・玄米選別装置には、選
別板の傾斜上位端近傍を移動可能な仕切板と、傾斜下位
端近傍を移動可能な仕切板とが必要である。
【0003】また、調製時には、籾・玄米選別装置に供
給される米粒の大部分が玄米であり、この玄米から、玄
米及び籾米からなる混合粒と籾米とを区分するため、籾
・玄米選別装置には、選別板の傾斜上位端と傾斜下位端
との中間付近を移動可能な仕切板と、傾斜下位端近傍を
移動可能な仕切板とが必要である。
【0004】このように、精選工程と調製工程とでは仕
切板の移動範囲が異なっているために、傾斜上位端と傾
斜下位端との中間を移動可能な仕切板と、傾斜下位端近
傍を移動可能な仕切板とを有する通常の籾・玄米選別装
置を用いた場合、精選工程と調製工程との両工程で良好
に米粒を区分することが困難であるという問題点があっ
た。
【0005】上記問題点を解決するための装置として、
特開平2−104215号公報に開示された揺動選別装
置97がある(図5参照)。この装置は、選別板90の
傾斜上位端近傍を移動可能な上位仕切板91、傾斜下位
端近傍を移動可能な下位仕切板92及びその中間を移動
可能な中位仕切板93とを有した排出カバー94が備え
られており、精選工程においては、脱ぷ粒と籾米とを上
位仕切板91で区分し、籾米と枝梗粒とを下位仕切板9
2で区分し、調製工程においては、玄米と混合粒とを中
位仕切板93で区分し、混合粒と籾米とを下位仕切板9
3とで区分して、両工程において良好な米粒の区分を行
うことができると記載されている。
【0006】ところで、精選工程及び調製工程の各工程
では、籾・玄米選別装置に供給された米粒を3つの米粒
層に区分すればよいのであるが、前述した揺動選別装置
97では3つの仕切板91,92,93によって米粒を
4区分しているために、カバー94の下部には4つの排
出ホッパー95が形成され、各ホッパー95の下方には
ホッパー95からの米粒を各々別々に搬送するための4
つの流路96が設けられており、揺動選別装置97の排
出側の搬送工程路が複雑になるという問題点がある。
【0007】また、精選工程では、揺動選別機に供給さ
れる米粒の大部分が籾米であり、脱ぷ粒はごくわずかに
しか含まれておらず、籾米層と脱ぷ粒層との明確な境界
線が形成されにくいために、米粒を揺動選別機に一回通
して区分処理したとしても脱ぷ粒中に籾米が混入して完
全な脱ぷ粒のみの除去を行うことができず、また、これ
ら脱ぷ粒と籾米とを粒選別機等で処理しても、大径の脱
ぷ粒と小径の籾米とを区分することは困難であり、完全
に脱ぷ粒のみを除去することができないという問題点が
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、精選工程、調製工程の両工程において、籾・
玄米選別装置に供給される米粒を良好に区分することが
できるとともに、籾・玄米選別装置の排出側の搬送工程
路が複雑にならず、また、精選工程おいて、完全に脱ぷ
粒のみを除去することができるカントリーエレベーター
の脱ぷ米除去装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のカントリーエレベーターの脱ぷ米除去装置は、
精選時には、籾・玄米選別装置に、玄米層と混合層とを
区分する仕切板が選別板の傾斜高位端近傍を移動する精
選工程用の排出カバーを着脱自在に設けるとともに、調
製時には、籾・玄米選別装置に、玄米層と混合層とを区
分する仕切板が選別板の傾斜高位端と傾斜低位端との中
間を移動する調製工程用の排出カバーを着脱自在に設け
る。
【0010】また、籾・玄米選別装置の供給側の搬送工
程路に揺動式選別機を設けるとともに、精選時、籾・玄
米選別装置には、揺動式選別機の選別板の傾斜高位端近
傍の米粒のみを供給する、という技術的手段を講じた。
【0011】
【作用】精選時、籾・玄米選別装置の選別板上では、傾
斜高位端近傍に脱ぷ粒層が形成されるとともに、傾斜低
位端近傍に枝梗粒層が形成され、その他の部分に籾米層
が形成される。このとき、該籾・玄米選別装置には精選
工程用の排出カバーが設けられているので、脱ぷ粒層、
籾米層及び枝梗粒層は各々別々に仕切板によって区分さ
れる。一方、調製時、籾・玄米選別装置の選別板上で
は、傾斜高位端から傾斜高位端と傾斜低位端との中間に
かけてに玄米層が形成されるとともに、傾斜低位端近傍
には籾米層が形成され、その中間部分に混合層が形成さ
れる。このとき、籾・玄米選別装置には調製工程用の排
出カバーが設けられているので、玄米層、混合層及び籾
米層の3層に仕切板によって区分される。
【0012】また、精選時、サイロ等から搬送された米
粒は、揺動式選別機により、選別板上で選別板の傾斜高
位側から順に脱ぷ粒層、籾米層及び枝梗粒層を形成する
とともに、仕切板で区分され、脱ぷ粒層を含む傾斜高位
側の米粒のみが籾・玄米選別装置に供給される。そし
て、籾・玄米選別装置により、選別板の傾斜高位側から
順に脱ぷ粒層、脱ぷ粒と籾米層との混合層及び籾米層の
3層が形成されるとともに、各層別々に区分される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0014】図1において、符号1は搬入される原料籾
の荷受工程であり、原料を投入する荷受ホッパー2と原
料籾の選別を行う粗選機3とは揚穀機4及びタンク75
を介して連結され、粗選機3の精品排出口は流路切換装
置としての切換弁6を介して計量機7に連絡され、計量
機7の排出口は揚穀機8、切換弁9及び搬入用コンベア
10を介して貯蔵サイロ11に連絡されている。この貯
蔵サイロ11の間隙には乾燥作用を受けた籾を調質する
テンパリングタンク12が設けられるとともに、籾を乾
燥させるための乾燥装置13が設けられており、乾燥装
置13には熱風発生装置14及び吸引ファン15が付設
され、また、乾燥装置13からの籾を循環させるか又は
搬入用コンベア10へ供給するための揚穀機16及び切
換弁17が設けられている。
【0015】次に精選工程について説明する。貯蔵サイ
ロ群の下方に設けられた排出用コンベア18は揚穀機1
9、切換弁20、切換弁21及びタンク5を介して粗選
機3に連結される。粗選機3の排出側流路は切換弁6、
切換弁21及びタンク33を介して後述する揺動式選別
機22に連絡され、揺動式選別機22の排出側流路は後
述する調製工程の籾・玄米選別装置23に連絡されてい
る。そして、籾・玄米選別装置23の排出側流路は揚穀
機24、切換弁25、揚穀機26、計量機7、揚穀機
8、切換弁9及び搬入用コンベア10を介して各貯蔵サ
イロ11に連絡される。
【0016】調製工程は先の精選工程と同様に、各貯蔵
サイロ11の排出口と粗選機3とを接続するとともに、
粗選機3の排出口は切換弁6、計量機7、揚穀機8、切
換弁9及びタンク27を介して籾摺機28に接続され、
籾摺機28は籾・玄米選別装置23に接続されるととも
に、揚穀機29及び切換弁30を介して粒選別機31及
び石抜機32に連結されている。
【0017】最後の出荷工程は、切換弁34を介して2
経路設けられ、一方はフレコンバッグ35用の計量機3
6を備え、他方には小袋系の袋口を縫うためのミシン3
7及び小型の計量機38が備えられている。
【0018】次に、図2〜図4を参照しながら精選時に
おける籾・玄米選別装置23A、調製時における籾・玄
米選別装置23B及び揺動式選別機22について説明す
る。
【0019】籾・玄米選別装置23A、23B及び揺動
式選別機22は、1辺を開放し、他の3辺には側壁を立
設するとともに、底面には粗雑面を形成して傾斜してな
る長方形の選別板39を多段に重合し、選別板39を架
台40上に揺動自在に設けるよう、揺動アーム41で支
持し、傾斜方向の一側には選別板39に揺動運動を与え
るための偏心輪42、ロッド43及び偏心輪42を回転
させる電動機44を設け、他方には傾斜方向の傾斜面の
偏角を変える変角装置45が設けられている。選別板3
9上方には均分器46が設けられるとともに、均分器4
6は各選別板39の供給口へ米粒を均等に供給するため
の供給路47に連絡される。
【0020】選別板39の開放辺側には排出流路を形成
するための排出カバーが設けられており、精選時の籾・
玄米選別装置23Aには、選別板39の傾斜高位端近傍
を移動する脱ぷ粒仕切板48と、傾斜低位端近傍を移動
する籾米仕切板49とを備えるとともに、脱ぷ粒仕切板
48よりも傾斜高位側の米粒、脱ぷ粒仕切板48と籾米
仕切板49との間の米粒及び籾米仕切板49よりも傾斜
低位側の米粒を各々別々に排出する脱ぷ粒排出ホッパー
50、混合粒排出ホッパー51及び籾米排出ホッパー5
2が形成された精選用カバー53が着脱自在に設けられ
(図2参照)、調製時の籾・玄米選別装置23Bには、
選別板39の傾斜高位端と傾斜低位端との中間を移動す
る玄米仕切板54と、傾斜下位端近傍を移動する籾米仕
切板55とを備えるとともに、玄米仕切板54よりも傾
斜高位側の米粒、玄米仕切板54と籾米仕切板55との
間の米粒及び籾米仕切板55よりも傾斜低位側の米粒を
各々別々に排出する玄米排出ホッパー56、混合粒排出
ホッパー57及び籾米排出ホッパー58が形成された調
製用カバー59が着脱自在に設けられ(図3参照)、揺
動式選別機22には、選別板39の傾斜高位端近傍を移
動する混合粒仕切板60と、傾斜低位端近傍を移動する
枝梗粒仕切板61とを備えるとともに、混合粒仕切板6
0よりも傾斜高位側の米粒、混合粒仕切板60と枝梗粒
仕切板61との間の米粒及び枝梗粒仕切板61よりも傾
斜低位側の米粒を各々別々に排出する混合粒排出ホッパ
ー62、籾米排出ホッパー63及び枝梗粒排出ホッパー
64が形成された一次精選用カバー65が固設されてい
る(図4参照)。
【0021】そして、籾・玄米選別装置23の精選用カ
バー53の各ホッパー50,51,52及び調製用カバ
ー59の各ホッパー56,57,58の下方には受樋6
6,67,68が各々配設されるとともに、受樋67と
連結して、受樋67からの米粒を再び選別板39上へ供
給するための揚穀機69及び供給ホッパー70が設けら
れ、揺動式選別機22の一次精選用カバー65の各ホッ
パー62,63,64の下方には、混合粒受樋71、籾
米受樋72及び枝梗粒受樋73が各々配設されている。
【0022】以下、上記実施例における具体的作動につ
いて説明する。荷受ホッパー2に投入された生籾は、揚
穀機4及びタンク5を介して粗選機3に供給されて夾雑
物や未熟籾が除去される。夾雑物や未熟籾が除去された
籾は、切換弁6を介して計量機7に供給されて計量され
た後、揚穀機8、切換弁9及び搬入用コンベア10を介
して貯蔵サイロ11内に振り分けられて投入される。籾
が適当量張込まれると、籾は貯蔵サイロ11から排出用
コンベア18に排出され、揚穀機19、切換弁20、揚
穀機8、切換弁9及び搬入用コンベア10を介して乾燥
装置13内へ投入される。乾燥装置13内を流下する籾
は、熱風発生装置14及び吸引ファン15による熱風を
浴びて表面の籾殻の水分を奪われる。乾燥装置13から
排出された籾は揚穀機16及び切換弁17を介して再び
乾燥装置13内へ投入される。そして、籾殻がある程度
乾燥した籾は揚穀機16、切換弁17および搬入用コン
ベア10を介してテンパリングタンク12内に投入され
る。テンパリングタンク12内で数時間放置される間
に、玄米の水分が籾殻に移行して平衡化し(調質)、こ
の時点でテンパリングタンク12から排出され再び乾燥
装置13に投入されて乾燥作用を施され、乾燥装置13
を通過した籾はテンパリングタンク12へ搬送される、
という工程を繰り返す。
【0023】こうして乾燥を行い、籾が変質しない水
分、例えば18%に至った時点で貯蔵サイロ11内へ投
入され、収穫期の荷受時間が終了するまで貯蔵される。
そして、荷受期間が終了すると、各貯蔵サイロ11内の
籾は順次排出され、再び乾燥装置13による乾燥作用及
びテンパリングタンク12による調質作用を繰り返し受
けて、例えば15%まで乾燥される。
【0024】乾燥が終了すると、仕上った籾は精選工程
を経て政府に売り渡されることになる。すなわち、必要
とする籾の入った貯蔵サイロ11から排出された籾は、
切換弁20、切換弁21及びタンク5を介して粗選機3
に供給されて風選された後、籾中に含まれる脱ぷ粒を除
去するため、揺動式選別機22及び籾・玄米選別機23
に供給される。
【0025】粗選機3から切換弁6、切換弁21及びタ
ンク33を介して揺動式選別機22に投入された籾は、
均分器46及び供給樋47によって均分され、各選別板
39に均等に供給される。一方、各選別板39は偏心輪
42、ロッド43及び揺動アーム41により揺動運動を
与えられているので、比較的比重の大きい脱ぷ粒は選別
板39の粗雑面によって傾斜高位端へ揺り寄せられ、比
較的比重の小さい枝梗粒は脱ぷ粒及び籾の上方へ浮上し
ながら傾斜低位側へ偏流し、大部分を占める籾はこれら
の中間を流れる層を形成し、傾斜高位端近傍の脱ぷ粒及
び籾は混合粒仕切板60によって仕切られて、混合粒排
出ホッパー62から混合粒受樋71内に排出され、傾斜
低位端近傍の枝梗粒は枝梗粒仕切板61によって仕切ら
れて、枝梗粒排出ホッパー64から枝梗粒受樋73内に
排出され、大部分の籾は混合粒仕切板60と枝梗粒仕切
板61との間から流出し、籾米排出ホッパー63から籾
米受樋72内に排出される。
【0026】そして、籾米受樋72内の籾は、揚穀機2
6を介して計量機7に投入されて計量されるとともに、
揚穀機8、切換弁9及び搬入用コンベア10を介して貯
蔵サイロ11内に政府売渡し米として貯蔵される。
【0027】枝梗粒受樋73内の枝梗粒は、揚穀機74
を介して脱芒機75に供給されて枝梗が除去された後、
風選及び計量されて貯蔵サイロ11に還元される。
【0028】混合粒受樋71内の脱ぷ粒の割合が多い混
合粒は、揚穀機76及びタンク27を介して精選用カバ
ー53が設けられた籾・玄米選別装置23Aの供給ホッ
パー70に供給される。籾・玄米選別装置23Aの供給
ホッパー70に投入された混合粒は、均分器46及び供
給樋47によって均分され、各選別板39に均等に供給
される。一方、各選別板39は偏心輪42、ロッド43
及び揺動アーム41により揺動運動を与えられているの
で、脱ぷ粒は選別板49の粗雑面によって傾斜高位側へ
揺り寄せられて脱ぷ粒層を形成し、籾は傾斜低位側へ偏
流して籾層を形成し、脱ぷ粒層と籾層との間に脱ぷ粒と
籾との混合粒層が形成される。そして、脱ぷ粒層と混合
粒層との境界線が傾斜高位端近傍に形成され、混合粒層
と籾層との境界線が傾斜低位端近傍に形成される。
【0029】脱ぷ粒層は脱ぷ粒仕切板48に仕切られ
て、脱ぷ粒排出ホッパー50から受樋66内へ排出さ
れ、揚穀機29、切換弁30及び屑米コンベア77を介
して屑米タンク78に投入される。
【0030】籾層は籾米仕切板49に仕切られて、籾排
出ホッパー52から受樋68内へ排出され、揚穀機2
4、切換弁25及び揚穀機26を介して計量機7に投入
されて計量された後、製品として貯蔵サイロ11へ還元
される。
【0031】混合粒層は脱ぷ粒仕切板48と籾米仕切板
49との間を流出し、混合粒排出ホッパー51から受樋
67内へ排出され、揚穀機69を介して再び供給ホッパ
ー70に供給される。
【0032】このようにして貯蔵サイロ11内に貯蔵さ
れた籾を、次に、調製工程を経て出荷する際は、貯蔵サ
イロ11内に貯蔵された籾を粗選機3に供給して風選す
るとともに計量機7で計量した後、揚穀機8、切換弁9
及びタンク27を介して籾摺機28に供給する。籾摺機
28の脱ぷロールによって80〜90%が脱ぷされた摺
米(混合粒)は揚穀機69を介して、調製用カバー59
が設けられた籾・玄米選別装置23Bの供給ホッパー7
0に投入される。そして、均分器46及び供給樋47に
よって各選別板39に均等に供給され、選別板39の傾
斜高位側に玄米層が形成され、傾斜低位側に籾層が形成
され、玄米層と籾層との間に混合粒層が形成される。そ
して、玄米層と混合粒層との境界線が、傾斜高位端と傾
斜低位端との中間に形成され、混合粒層と籾層との境界
線が傾斜低位端近傍に形成される。
【0033】玄米層は玄米仕切板54で仕切られて、玄
米排出ホッパー56から受樋66内へ排出され、揚穀機
29及び切換弁30を介して粒選別機31に供給されて
粒厚選別され、一定以上の粒厚を有する整粒は石抜機3
2を通して石が除去された後、揚穀機79及び切換弁3
4を介して計量機36で計量してフレコンバッグ35詰
めするか、又は計量機38で計量してミシン37による
袋口の縫製を行って出荷される。
【0034】籾米層は籾米仕切板55で仕切られて、籾
米排出ホッパー58から受樋68内へ排出され、揚穀機
24及び切換弁25を介して再び籾摺機28に供給され
る。
【0035】混合粒層は玄米仕切板54と籾米仕切板5
5との間を流出し、混合粒排出ホッパー57から受樋6
7内に排出され、揚穀機69を介して再び供給ホッパー
70に供給される。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明のカントリーエ
レベーターの脱ぷ米除去装置によれば、精選時には、籾
・玄米選別装置に、玄米層と混合層とを区分する仕切板
が選別板の傾斜高位端近傍を移動する精選工程用の排出
カバーを仮設するとともに、調製時には、籾・玄米精選
装置に、玄米層と混合層とを区分する仕切板が選別板の
傾斜高位端と傾斜低位端との中間を移動する調製工程用
の排出カバーを仮設することにより、精選工程と調製工
程との両工程において、籾・玄米選別装置に供給される
米粒を良好に区分することができるとともに、籾・玄米
選別装置に供給された米粒を3つの層に区分して、3つ
の受樋から次工程へ搬送するため、籾・玄米選別装置の
排出側の搬送工程路が複雑にならない。
【0037】また、籾・玄米選別装置の供給側の搬送工
程路に揺動式選別機を設けるとともに、精選時、籾・玄
米選別装置には、揺動式選別機の選別板の傾斜高位端近
傍の米粒(脱ぷ粒が多く含まれた米粒)のみを供給する
ことにより、籾・玄米選別装置の選別板上に脱ぷ粒と混
合粒との境界線が明確に形成されるため、精選工程にお
いて完全に脱ぷ粒のみを除去することきができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカントリーエレベーターのフ
ローチャートである。
【図2】精選用カバーを仮設した籾・玄米選別装置の正
面図である。
【図3】調製用カバーを仮設した籾・玄米選別装置の正
面図である。
【図4】揺動式選別機の正面図である。
【図5】従来の揺動選別装置の正面図である。
【符号の説明】
1 荷受工程 2 荷受ホッパー 3 粗選機 4 揚穀機 5 タンク 6 切換弁 7 計量機 8 揚穀機 9 切換弁 10 搬入用コンベア 11 貯蔵サイロ 12 テンパリングタンク 13 乾燥装置 14 熱風発生装置 15 吸引ファン 16 揚穀機 17 切換弁 18 排出用コンベア 19 揚穀機 20 切換弁 21 切換弁 22 揺動式選別機 23 籾・玄米選別装置 24 揚穀機 25 切換弁 26 揚穀機 27 タンク 28 籾摺機 29 揚穀機 30 切換弁 31 粒選別機 32 石抜機 33 タンク 34 切換弁 35 フレコンバッグ 36 計量機 37 ミシン 38 計量機 39 選別板 40 架台 41 揺動アーム 42 偏心輪 43 ロッド 44 電動機 45 変角装置 46 均分器 47 供給樋 48 脱ぷ粒仕切板 49 籾米仕切板 50 脱ぷ粒排出ホッパー 51 混合粒排出ホッパー 52 籾米排出ホッパー 53 精選用カバー 54 玄米仕切板 55 籾米仕切板 56 玄米排出ホッパー 57 混合粒排出ホッパー 58 籾米排出ホッパー 59 調製用カバー 60 混合粒仕切板 61 枝梗粒仕切板 62 混合粒排出ホッパー 63 籾米排出ホッパー 64 枝梗粒排出ホッパー 65 一次精選用カバー 66 受樋 67 受樋 68 受樋 69 揚穀機 70 供給ホッパー 71 混合粒受樋 72 籾米受樋 73 枝梗粒受樋 74 揚穀機 75 脱芒機 76 揚穀機 77 屑米コンベア 78 屑米タンク 79 揚穀機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷受工程、乾燥工程、精選工程、調製工
    程及び貯蔵サイロからなり、精選工程における脱ぷ米の
    除去を、粗雑面からなる選別板を傾斜して揺動させ、傾
    斜高位側から順に玄米層、混合層及び籾米層を形成させ
    るとともに、前記各層を区分するための移動可能な仕切
    板を有する排出カバーを備えた調製工程の籾・玄米選別
    装置で行うカントリーエレベーターの脱ぷ米除去装置に
    おいて、精選時には、前記籾・玄米選別装置23Aに、
    玄米層と混合層とを区分する前記仕切板が前記選別板3
    9の傾斜高位端近傍を移動する精選工程用の排出カバー
    53を着脱自在に設けるとともに、調製時には、前記籾
    ・玄米選別装置23Bに、玄米層と混合層とを区分する
    前記仕切板が前記選別板39の傾斜高位端と傾斜低位端
    との中間を移動する調製工程用の排出カバー59を着脱
    自在に設けたことを特徴とするカントリーエレベーター
    の脱ぷ米除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカントリーエレベーター
    の脱ぷ米除去装置であって、前記籾・玄米選別装置23
    の供給側の搬送工程路に揺動式選別機22を設けるとと
    もに、精選時、前記籾・玄米選別装置23には、前記揺
    動式選別機22の選別板39の傾斜高位端近傍の米粒の
    みを供給してなる請求項1記載のカントリーエレベータ
    ーの脱ぷ米除去装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017177009A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 井関農機株式会社 種籾選別出荷設備

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