JPH0526066U - 開閉補助ばね付き鋏 - Google Patents

開閉補助ばね付き鋏

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JPH0526066U
JPH0526066U JP7324591U JP7324591U JPH0526066U JP H0526066 U JPH0526066 U JP H0526066U JP 7324591 U JP7324591 U JP 7324591U JP 7324591 U JP7324591 U JP 7324591U JP H0526066 U JPH0526066 U JP H0526066U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
handle
handle portions
scissors
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP7324591U
Other languages
English (en)
Inventor
雅道 中山
Original Assignee
丸章工業株式会社
有限会社 ガド・インダストリアルデザイン事務所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の鋏片1,2が開閉中心軸部3により回
動可能に支持されて、同軸部3よりも基端側に両柄部
6,7が設けられ、両柄部6,7間にばね17が取付け
られてその弾性力により両柄部6,7が互いに押し広げ
られる。ばね17の両端には係止部材18が取着され、
両柄部6,7には両係止部材18が着脱可能に支持され
る2組の係止部13,14が設けられている。2組の係
止部13,14は開閉中心軸部3からの距離が異なる。
ばね17の両端は両柄部6,7に対し着脱可能に支持さ
れ、両柄部6,7にはばね17を挿入する収納部12が
設けられている。 【効果】 ばね17が不用意に抜け落ちるのを防止でき
る。又、両柄部6,7の最大開き角度をばね17により
規制できるとともに、ばね17の支持位置を変えて両柄
部6,7の最大開き角度を変えることができる。ばね1
7を必要としない場合には、ばね17を収納部12に保
管してその紛失を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は両柄部間にばねを設けてその開閉動作を行い易くした鋏に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の鋏としては、例えば実開昭53ー100190号公報に示すも のがある。この鋏においては、両柄部に支持突起が相対向して形成され、圧縮コ イルばねの両端にこの両支持突起が挿入されて両柄部がこのばね弾性力により互 いに押し広げられるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、例えばキッチン鋏においては、料理の種類により、このようなばね のないものが使い易い場合もある。そのためにはばねを両柄部に対し着脱可能に する必要がある。
【0004】 そこで、前述した従来技術のばね支持構造をキッチン鋏に応用した場合を想定 する。このばね支持構造においては、両柄部の支持突起が圧縮コイルばねの両端 に対し単に挿入されているだけであるため、両柄部を必要以上に大きく広げると 、ばねの両端が両支持突起から不用意に抜け落ちるおそれがあった。
【0005】 又、両柄部からばねを取り外した状態で鋏を使用する場合に、不注意でばねを 紛失するおそれもあった。 本考案の第一の目的は両柄部間に支持されたばねが不用意に抜け落ちるのを防 止することにある。第二に本考案は両柄部の開閉動作の補助としてばね力を利用 しない場合にあってもばねの紛失を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る鋏においては、後記する各実施例の図面に示すように、一対の鋏 片1,2が開閉中心軸部3により回動可能に支持されて、同軸部3よりも基端側 に両柄部6,7が設けられ、この両柄部6,7間にばね17が取り付けられてそ の弾性力により両柄部6,7が互いに押し広げられるようになっている。ばね1 7の両端には係止部材18が取着され、両柄部6,7にはこの両係止部材18が 着脱可能に支持される1組以上の係止部13,14,15が設けられている。
【0007】 第二実施例の図面(図7〜図12)に示すように、両柄部6,7には開閉中心 軸部3からの距離Lが異なる2組以上の係止部13,14を設けてもよい。 第一実施例の図面(図1〜図6)及び第二実施例の図面に示す考案においては 、ばね17の両端のうち少なくとも一端が一方の柄部6,7に対し着脱可能に支 持され、少なくとも他方の柄部6,7にはばね17を挿入する収納部12が設け られている。
【0008】
【作用】
本考案に係る鋏においては、図2,8,7,13に示すように、ばね17の両 端に取着された係止部材18が両柄部6,7の係止部13,14,15に係止さ れ、両柄部6,7の最大開き角度が規制されるとともに、ばね17が両柄部6, 7から不用意に抜け落ちない。
【0009】 図8,9に示すように、ばね17の支持位置を変えると、両柄部6,7間の最 大開き角度や弾性力が変わる。 又、料理の種類によってはばね17を必要としない場合もある。そのような場 合には、図4,10,11に示すようにばね17を収納部12に保管するか、図 6,12,14に示すようにばね17を両柄部6,7から完全に取り外す。
【0010】
【第一実施例】
まず、本考案の第一実施例に係るキッチン鋏を図1〜図6を参照して説明する 。
【0011】 図2に示すように、一対の鋏片1,2は開閉中心軸部3により回動可能に支持 され、同軸部3よりも先端側に刃部4,5が設けられているとともに、同軸部3 よりも基端側に柄部6,7が設けられている。両柄部6,7においては、両刃部 4,5に連続してプラスチック製の支持杆8,9が設けられているとともに、こ の両支持杆8,9にはプラスチック製の把持環10,11が一体的に成形されて 外側へ突設されている。
【0012】 図1に示すように、両柄部6,7の支持杆8,9の相対向する内面のうち、一 方の支持杆8の内面には収納凹部12が同支持杆8の長手方向に沿って延びるよ うに形成され、この収納凹部12の両端部が係止凹部13,14になっている。 他方の支持杆9の内面には係止凹部15が一方の支持杆8の両係止凹部13,1 4のうち一方の係止凹部13に対向して形成されている。各係止凹部13,14 ,15においてその両側にはそれぞれ鉤状の係止孔16が形成されている。
【0013】 圧縮コイルばね17は両柄部6,7に対し分離して設けられ、同ばね17の両 端にプラスチック製の係止部材18が取付けられている。この係止部材18は半 球状の頭部19と、この頭部19の端面から延設された軸部20と、この頭部1 9の球面両側から延設された係止腕21とからなり、この軸部20が圧縮コイル ばね17内に挿着されて同ばね17と係止部材18とが分離しないようになって いる。
【0014】 このような圧縮コイルばね17を両柄部6,7間に取付ける場合には、図2, 3に示すように、相対向する両柄部6,7の1組の係止凹部13,15において それらの両係止孔16に係止部材18の両係止腕21を係入して、圧縮コイルば ね17の両端及び両係止部材18を係止凹部13,15内に挿入する。この状態 では、圧縮コイルばね17の弾性力により両柄部6,7が互いに押し広げられる 。従って、不使用時には両柄部6,7を圧縮コイルばね17の弾性力に抗して互 いに閉じ、一方の柄部6の支持杆8に対し回動可能に支持された止め環22を他 方の柄部7の支持杆9に対し係止して両柄部6,7を互いに閉じた状態に保持す る。
【0015】 使用時に止め環22を外すと、両柄部6,7が圧縮コイルばね17の弾性力に より互いに広がる。そして、両柄部6,7を圧縮コイルばね17の弾性力に抗し て互いに閉じると、両刃部4,5も閉じる。一方、両柄部6,7に対する把持力 を緩めると、両柄部6,7が圧縮コイルばね17の弾性力により互いに広がり、 両刃部4,5も広がる。従って、圧縮コイルばね17により両柄部6,7の開閉 動作が行い易くなる。
【0016】 この開閉動作時、圧縮コイルばね17の両端にある係止部材18がその両係止 腕21で両柄部6,7の支持杆8,9に対し回動するため、同ばね17の曲がり を防止できる。
【0017】 特に、圧縮コイルばね17の両端に取着された係止部材18の両係止腕21が 両柄部6,7の係止凹部13,15でその各係止孔16に係止されているので、 両柄部6,7の最大開き角度が規制されるとともに、圧縮コイルばね17が両柄 部6,7から不用意に抜け落ちるおそれはなくなる。
【0018】 又、料理の種類によっては圧縮コイルばね17を必要としない場合もある。そ のような場合には、図1,4,5に示すように、柄部7の支持杆9の係止凹部1 5でその両係止孔16から係止部材18の両係止腕21を取り外して、この両係 止腕21を柄部6の支持杆8の係止凹部14でその両係止孔16に係入し、圧縮 コイルばね17及び両係止部材18を収納凹部12に挿入する。このような状態 で両柄部6,7を開閉させても圧縮コイルばね17の弾性力が両柄部6,7に対 し働かない。このようにして圧縮コイルばね17を一方の柄部6の収納凹部12 に保管することができるので、圧縮コイルばね17が紛失することはなくなる。
【0019】 一方、図6に示すように、圧縮コイルばね17を収納凹部12に必ずしも保管 する必要はなく、圧縮コイルばね17を両柄部6,7から完全に取り外した状態 で使用することもできる。
【0020】 なお、同ばね17を取り外して洗うことができるので、衛生的である。又、各 係止凹部13,14,15の内面は係止部材18の頭部19に合わせて曲面にな っているため、掃除がし易くなる。
【0021】
【第二実施例】
次に、本考案の第二実施例を前記第一実施例との相違点を中心に図7〜図12 を参照して説明する。
【0022】 前記第一実施例では一方の柄部6の支持杆8に一つの収納凹部12とその両端 にある係止凹部13,14とが形成されているとともに、他方の柄部7の支持杆 9に一つの係止凹部15が形成されているが、この第二実施例では図7に示すよ うに他方の柄部7の支持杆9に一方の柄部6の支持杆8と同様な収納凹部12及 び両係止凹部13,14が形成されている。
【0023】 圧縮コイルばね17を両柄部6,7間に取付ける際には、図7,8に示すよう に開閉中心軸部3からの距離Lが小さい1組の両係止凹部13,13間において 圧縮コイルばね17を第一実施例の場合と同様にして支持するか、又は図7,9 に示すように開閉中心軸部3からの距離Lが大きい1組の両係止凹部14,14 間において圧縮コイルばね17を支持する。圧縮コイルばね17の両端にある係 止部材18は両柄部6,7に係止されているため、図8に示す場合と図9に示す 場合とでは両柄部6,7間の最大開き角度や弾性力が変わる。従って、料理の種 類に応じて使い分けることができる。
【0024】 料理の種類により、圧縮コイルばね17を必要としない場合には、図10又は 図11に示すように、両柄部6,7の収納凹部12のうちいずれかのものに圧縮 コイルばね17及び両係止部材18を第一実施例の場合と同様にして保管する。 なお、図10に示すように圧縮コイルばね17を両柄部6,7から完全に取り外 した状態で使用することもできる。
【0025】
【第三実施例】
図13及び図14に示す第三実施例においては、前記第一実施例における収納 凹部12及びその一端の係止凹部14がなく、両柄部6,7に1組の係止凹部1 3,15が相対向して形成されているだけであり、その他の点は第一実施例の場 合と同様である。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係る鋏によれば、両柄部6,7間に支持されたばね17が不用意に抜 け落ちるのを防止することができる。又、両柄部6,7の最大開き角度をばね1 7により規制することができるとともに、ばね17の支持位置を変えて両柄部6 ,7の最大開き角度を変え、料理の種類に応じて使い分けることができる。
【0027】 ばね17を必要としない場合には、ばね17を収納部12に保管してその紛失 を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第一実施例に係る鋏の部分斜視図であ
り、(b)は圧縮コイルばねの一端にある係止部材を示
す部分断面図である。
【図2】第一実施例に係る鋏において圧縮コイルばねを
両柄部間に取り付けた状態を示す平面図である。
【図3】図2の部分拡大平断面図である。
【図4】同じく圧縮コイルばねを一方の柄部に保管した
状態を示す平面図である。
【図5】図4の部分拡大平断面図である。
【図6】同じく圧縮コイルばねを両柄部から完全に取り
外した状態を示す平面図である。
【図7】第二実施例に係る鋏の部分斜視図である。
【図8】第二実施例に係る鋏において開閉中心軸部に対
し近い位置で圧縮コイルばねを両柄部間に取付けた状態
を示す平面図である。
【図9】同じく開閉中心軸部に対し遠い位置で圧縮コイ
ルばねを両柄部間に取付けた状態を示す平面図である。
【図10】同じく圧縮コイルばねを一方の柄部に保管し
た状態を示す平面図である。
【図11】同じく圧縮コイルばねを他方の柄部に保管し
た状態を示す平面図である。
【図12】同じく圧縮コイルばねを両柄部から完全に取
り外した状態を示す平面図である。
【図13】第三実施例に係る鋏において圧縮コイルばね
を両柄部間に取り付けた状態を示す平面図である。
【図14】同じく圧縮コイルばねを両柄部から完全に取
り外した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 鋏片、2 鋏片、3 開閉中心軸部、4 刃部、5
刃部、6 柄部、7柄部、12 収納凹部、13 係
止凹部、14 係止凹部、15 係止凹部、16係止
孔、17 圧縮コイルばね、18 係止部材、19 頭
部、20 軸部、21 係止腕。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の鋏片(1,2)を開閉中心軸部
    (3)により回動可能に支持して、同軸部(3)よりも
    基端側に両柄部(6,7)を設け、この両柄部(6,
    7)間にはそれらを互いに押し広げる弾性力を有するば
    ね(17)を取り付けた鋏において、 前記ばね(17)の両端に係止部材(18)を取着し、
    両柄部(6,7)にはこの両係止部材(18)を着脱可
    能に支持する1組以上の係止部(13,14,15)を
    設けたことを特徴とする開閉補助ばね付き鋏。
  2. 【請求項2】 請求項1において、開閉中心軸部(3)
    からの距離(L)が異なる2組以上の係止部(13,1
    4)を設けたことを特徴とする開閉補助ばね付き鋏。
  3. 【請求項3】 一対の鋏片(1,2)を開閉中心軸部
    (3)により回動可能に支持して、同軸部(3)よりも
    基端側に両柄部(6,7)を設け、この両柄部(6,
    7)間にはそれらを互いに押し広げる弾性力を有するば
    ね(17)を取り付けた鋏において、 ばね(17)の両端のうち少なくとも一端を一方の柄部
    (6,7)に対し着脱可能に支持し、少なくとも他方の
    柄部(6,7)にはばね(17)を挿入する収納部(1
    2)を設けたことを特徴とする開閉補助ばね付き鋏。
JP7324591U 1991-09-11 1991-09-11 開閉補助ばね付き鋏 Pending JPH0526066U (ja)

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