JPH05260587A - アーク発音変調方法 - Google Patents
アーク発音変調方法Info
- Publication number
- JPH05260587A JPH05260587A JP5809092A JP5809092A JPH05260587A JP H05260587 A JPH05260587 A JP H05260587A JP 5809092 A JP5809092 A JP 5809092A JP 5809092 A JP5809092 A JP 5809092A JP H05260587 A JPH05260587 A JP H05260587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- current
- amplitude
- amplifier
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音源に忠実なアーク音を得る方法。
【構成】 アーク電流に音源06からの音声周波電流を
制御装置05を介して重畳してアーク柱03部でアーク
発音させるアーク発音変調方法において、音声周波電流
を、デエンフアシス増幅器7を経て、成分周波数が大き
くなるに従いその振幅をしだいに減少させた後重畳す
る。
制御装置05を介して重畳してアーク柱03部でアーク
発音させるアーク発音変調方法において、音声周波電流
を、デエンフアシス増幅器7を経て、成分周波数が大き
くなるに従いその振幅をしだいに減少させた後重畳す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イベント等の照明及び
スピーカーに適用されるアーク発音器におけるアーク発
音変調方法に関する。
スピーカーに適用されるアーク発音器におけるアーク発
音変調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】直流TIGアーク電流に音声周波電流を
重畳し、アーク柱より発音させる従来技術の一例を図8
〜図11によって説明する。
重畳し、アーク柱より発音させる従来技術の一例を図8
〜図11によって説明する。
【0003】図8において、TIGトーチ01は、母板
02に対向して設けられる。母板02は水冷銅板等で作
られる。また母板02とトーチ01間にはTIG直流電
源04がつながれる。
02に対向して設けられる。母板02は水冷銅板等で作
られる。また母板02とトーチ01間にはTIG直流電
源04がつながれる。
【0004】TIG直流電源04はテープレコーダ,マ
イク,その他の音声周波信号源06の信号を受ける制御
装置05から制御信号を受ける。
イク,その他の音声周波信号源06の信号を受ける制御
装置05から制御信号を受ける。
【0005】以上において、電源04よりTIGトーチ
01に電力を供給し、母板02との間にアーク03を発
生させる。このときのアーク電流は、図9(左端部)に
示す電流io (直流)である。つまりバイアス電流値で
ある。
01に電力を供給し、母板02との間にアーク03を発
生させる。このときのアーク電流は、図9(左端部)に
示す電流io (直流)である。つまりバイアス電流値で
ある。
【0006】次に制御装置05にテープレコーダー等0
6から音声周波を入力し、制御装置05の出力で電源0
4の電流を変調する。このときの波形を図9に示す。
6から音声周波を入力し、制御装置05の出力で電源0
4の電流を変調する。このときの波形を図9に示す。
【0007】このように一定の直流アーク電流io のバ
イアスを与えたものに、音声周波電流ia を重畳する。
すなわちアーク発音変調すると、与えられた音声周波に
従いアーク電流が変化し、それに伴いアーク柱03が振
動し空間に音波として伝播する。
イアスを与えたものに、音声周波電流ia を重畳する。
すなわちアーク発音変調すると、与えられた音声周波に
従いアーク電流が変化し、それに伴いアーク柱03が振
動し空間に音波として伝播する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置のアーク
柱03部の発音周波数特性は図10に示すように、高音
域において約30dB上昇している。この図はバイアス
電流100A、音声周波数電流(ピークツピーク)12
0Aの例で、このように、一定振幅の音声周波電流を重
畳したとき、高周波数になるに従い音声出力が大きくな
っている。
柱03部の発音周波数特性は図10に示すように、高音
域において約30dB上昇している。この図はバイアス
電流100A、音声周波数電流(ピークツピーク)12
0Aの例で、このように、一定振幅の音声周波電流を重
畳したとき、高周波数になるに従い音声出力が大きくな
っている。
【0009】これは、アーク柱の周囲の空気に対する整
合性が低周波数では悪化するためであって、音楽等では
忠実な再現は困難となっていた。
合性が低周波数では悪化するためであって、音楽等では
忠実な再現は困難となっていた。
【0010】また、図11に示すように、音声周波数電
流ia が大きくなり過ぎると(図中a部)、アーク柱0
3が消弧してしまうという問題点があった。
流ia が大きくなり過ぎると(図中a部)、アーク柱0
3が消弧してしまうという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。 (1) アーク電流に音声周波電流を重畳してアーク発
音させるアーク発音変調方法において、上記音声周波電
流をその成分周波数が大きくなるに従いその振幅をしだ
いに減少させた後重畳する。 (2) アーク電流に音声周波電流を重畳してアーク発
音させるアーク発音変調方法において、上記音声周波電
流の振幅をほぼ一定にした後重畳する。
するため次の手段を講ずる。 (1) アーク電流に音声周波電流を重畳してアーク発
音させるアーク発音変調方法において、上記音声周波電
流をその成分周波数が大きくなるに従いその振幅をしだ
いに減少させた後重畳する。 (2) アーク電流に音声周波電流を重畳してアーク発
音させるアーク発音変調方法において、上記音声周波電
流の振幅をほぼ一定にした後重畳する。
【0012】
【作用】(1) 上記手段において、音声周波電流はそ
の成分周波数が大きい程、振幅が小さくなる波形の電流
に変えられた後、アーク電流に重畳される。すなわち、
アーク発音周波数特性を補償するよう、予め高周波成分
が抑えられた音声周波電流でアーク発音変調が行われ
る。
の成分周波数が大きい程、振幅が小さくなる波形の電流
に変えられた後、アーク電流に重畳される。すなわち、
アーク発音周波数特性を補償するよう、予め高周波成分
が抑えられた音声周波電流でアーク発音変調が行われ
る。
【0013】このようにして、源音声により忠実なアー
ク発音がえられるようになる。 (2) 上記手段において、強弱のある音声周波電流
は、その振幅がほぼ一定な波形の電流に変えられた後、
アーク電流に重畳される。すなわち常にほぼ一定振幅の
音声周波電流でアーク発音変調が行われる。
ク発音がえられるようになる。 (2) 上記手段において、強弱のある音声周波電流
は、その振幅がほぼ一定な波形の電流に変えられた後、
アーク電流に重畳される。すなわち常にほぼ一定振幅の
音声周波電流でアーク発音変調が行われる。
【0014】このようにして、音声周波電流の強弱にか
かわらず、常にほぼ一定の変調度でアーク発音変調が行
われるようになる。
かわらず、常にほぼ一定の変調度でアーク発音変調が行
われるようになる。
【0015】
【実施例】(1) 請求項1の発明の一実施例を図1〜
図3により説明する。なお、従来例で説明した部分は同
一の番号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を
主体に説明する。
図3により説明する。なお、従来例で説明した部分は同
一の番号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を
主体に説明する。
【0016】図1にて信号源06の出力は、デエンフア
シス増幅器7を経て制御装置05へ送られる。
シス増幅器7を経て制御装置05へ送られる。
【0017】またデエンフアシス増幅器7の詳細は図2
に示すように、バッファー9,デエンフアシス回路1
0,増幅器11が、順次接続されたものである。
に示すように、バッファー9,デエンフアシス回路1
0,増幅器11が、順次接続されたものである。
【0018】以上において、テープレコーダー、マイク
等の音声信号源06から音声周波は、図3に示すような
周波数特性のデエンフアシス増幅器7によって、音声信
号の高周波数成分ほど振幅が減少され、制御装置05に
入れられる。このため、アーク柱3は低周波数ほど大き
い振幅で変調されるためアークからは音源と同様な音波
が発生される。
等の音声信号源06から音声周波は、図3に示すような
周波数特性のデエンフアシス増幅器7によって、音声信
号の高周波数成分ほど振幅が減少され、制御装置05に
入れられる。このため、アーク柱3は低周波数ほど大き
い振幅で変調されるためアークからは音源と同様な音波
が発生される。
【0019】図に示したデエンフアシス回路10は、一
例として最も簡単な回路を示したが、希望する特性によ
ってCR定数および回路網を選定することができる。
例として最も簡単な回路を示したが、希望する特性によ
ってCR定数および回路網を選定することができる。
【0020】このようにして、音源により忠実なアーク
音を発生させることができる。 (2) 請求項2の発明の一実施例を図4〜図7,図1
1により説明する。 なお、従来例で説明した部分は同一の番号をつけ説明を
省略し、この発明に関する部分を主体に説明する。
音を発生させることができる。 (2) 請求項2の発明の一実施例を図4〜図7,図1
1により説明する。 なお、従来例で説明した部分は同一の番号をつけ説明を
省略し、この発明に関する部分を主体に説明する。
【0021】図4にて、信号源06の出力は圧縮増幅器
8を経て制御装置05へ送られる。
8を経て制御装置05へ送られる。
【0022】また圧縮増幅器8の詳細は図5に示すよう
に、バッファー9,増幅器11,可変減衰器13,制限
器14,フィルター15,増幅器16,可変減衰器17
が順次接続されたものである。
に、バッファー9,増幅器11,可変減衰器13,制限
器14,フィルター15,増幅器16,可変減衰器17
が順次接続されたものである。
【0023】以上において、信号源06の出力,例えば
図11のia のような強弱変化の大きい波形の信号は、
バッファー9,増幅器11で増幅され、可変減衰器13
で振幅調整される。この信号は制限器14で振幅制限さ
れ、フィルター15で、前段で生じた歪がとられ、増幅
器16,可変減衰器17を経て出力される。従ってこの
出力は図6のia に示すように振幅の揃った波形とな
る。
図11のia のような強弱変化の大きい波形の信号は、
バッファー9,増幅器11で増幅され、可変減衰器13
で振幅調整される。この信号は制限器14で振幅制限さ
れ、フィルター15で、前段で生じた歪がとられ、増幅
器16,可変減衰器17を経て出力される。従ってこの
出力は図6のia に示すように振幅の揃った波形とな
る。
【0024】マイク入力によるこの圧縮増幅器8の特性
を図7に示す。
を図7に示す。
【0025】圧縮増幅器8の出力が、制御装置05に送
られて、アーク発音変調される。
られて、アーク発音変調される。
【0026】このようにして、音声信号の強弱(振幅の
大小)によらずアーク発音変調が常に一定となる。すな
わち小信号時でもアークの発声出力が大きくなり、大信
号時でも過変調とならずアークの安定が得られる。また
平均変調度が高くなりアーク電力に対して効率よく発音
できる。
大小)によらずアーク発音変調が常に一定となる。すな
わち小信号時でもアークの発声出力が大きくなり、大信
号時でも過変調とならずアークの安定が得られる。また
平均変調度が高くなりアーク電力に対して効率よく発音
できる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
次の効果が得られる。 (1) 請求項1の発明では、音声信号により忠実な音
波発声出力がえられる。 (2) 請求項2の発明では、音声信号の強弱(振幅の
大小)によらずアーク発音変調が常に一定となる。つま
り小信号時でもアークの発声出力が大きくなり、大信号
時でも過変調とならずアークの安定が得られる。
次の効果が得られる。 (1) 請求項1の発明では、音声信号により忠実な音
波発声出力がえられる。 (2) 請求項2の発明では、音声信号の強弱(振幅の
大小)によらずアーク発音変調が常に一定となる。つま
り小信号時でもアークの発声出力が大きくなり、大信号
時でも過変調とならずアークの安定が得られる。
【図1】請求項1の発明の一実施例の構成ブロック図で
ある。
ある。
【図2】同実施例のデエンフアシス増幅器の詳細ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】同実施例のデエンフアシス回路の周波数特性図
である。
である。
【図4】請求項2の発明の一実施例の構成ブロック図で
ある。
ある。
【図5】同実施例の圧縮増幅器の詳細ブロック図であ
る。
る。
【図6】同実施例の作用説明図である。
【図7】同実施例の圧縮増幅器の特性図である。
【図8】従来例の構成ブロック図である。
【図9】同従来例の作用説明図である。
【図10】同従来例のアーク柱部の周波数特性図であ
る。
る。
【図11】同従来例の作用説明図である。
01 TIGトーチ 02 母板 03 アーク柱 04 直流電源 05 制御装置 06 音声信号源 7 デエンフアシス増幅器 8 圧縮増幅器 9 バッファー 10 デエンフアシス回路 11 増幅器 13,17 可変減衰器 14,16 制限器 15 フィルター
Claims (2)
- 【請求項1】 アーク電流に音声周波電流を重畳してア
ーク発音させるアーク発音変調方法において、上記音声
周波電流をその成分周波数が大きくなるに従いその振幅
をしだいに減少させた後重畳することを特徴とするアー
ク発音変調方法。 - 【請求項2】 アーク電流に音声周波電流を重畳してア
ーク発音させるアーク発音変調方法において、上記音声
周波電流の振幅をほぼ一定にした後重畳することを特徴
とするアーク発音変調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5809092A JPH05260587A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | アーク発音変調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5809092A JPH05260587A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | アーク発音変調方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260587A true JPH05260587A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13074249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5809092A Pending JPH05260587A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | アーク発音変調方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05260587A (ja) |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP5809092A patent/JPH05260587A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7596229B2 (en) | Parametric audio system for operation in a saturated air medium | |
JP2005204288A (ja) | 指向性スピーカーの駆動方法および指向性スピーカー | |
JP5074115B2 (ja) | 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 | |
US20080049950A1 (en) | Nonlinear Processor for Audio Signals | |
US5268527A (en) | Audio power amplifier with reactance simulation | |
JP3386618B2 (ja) | 音響再生装置 | |
JPH08149592A (ja) | パラメトリックスピーカ制御装置 | |
JPH05260587A (ja) | アーク発音変調方法 | |
KR20020035003A (ko) | 울트라 배스 2 | |
CN112929795A (zh) | 一种基于电子分频的有源降噪发声装置 | |
JPS63314099A (ja) | 音響機器の騒音補償装置 | |
JPH07131881A (ja) | スピーカ駆動装置 | |
JPH01186008A (ja) | 低音強調回路 | |
JP3585647B2 (ja) | 効果装置 | |
JP4494902B2 (ja) | 音響再生装置 | |
JP2543458B2 (ja) | 音響再生装置 | |
US5083311A (en) | Sound field producing apparatus | |
JP2615155B2 (ja) | アーク電流変調装置 | |
RU2098923C1 (ru) | Звуковоспроизводящий агрегат | |
RU6294U1 (ru) | Звуковоспроизводящий агрегат | |
JPH03284099A (ja) | 重低音再生装置 | |
JPH11220793A (ja) | 低音増強回路 | |
JPS62232298A (ja) | 重低音再生装置 | |
KR20000001172A (ko) | 초음파 스피커 | |
JP2008304670A (ja) | 電子音源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000704 |