JPH0526042Y2 - - Google Patents

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JPH0526042Y2
JPH0526042Y2 JP6710390U JP6710390U JPH0526042Y2 JP H0526042 Y2 JPH0526042 Y2 JP H0526042Y2 JP 6710390 U JP6710390 U JP 6710390U JP 6710390 U JP6710390 U JP 6710390U JP H0526042 Y2 JPH0526042 Y2 JP H0526042Y2
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fish
bag
opening
vacuum
tail
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、魚を躍動する姿態に保持して真空パ
ツクする包装用袋に関するものである。
(従来技術とその問題点) 祝膳などに供せられる鯛等の焼魚や蒸し魚は、
縁起物として、通常は、昇魚の姿態、即ち、魚が
あたかも水中を飛び跳ねているかのような姿態を
とらせることが多い。魚をこうした昇魚の姿態に
するために、従来は、調理に際して目串し打ちが
行われる。
ところで、このようにして目串し打ちして手間
暇をかけて調理した魚も、そのままでは、運搬の
際に身崩れを生じたり、風味が半減したりするば
かりでなく、保存性にも欠ける。このために、目
串し打ちして調理された魚は、通常、第8図に示
すような包装袋Aに内装されて真空パツクされ
る。
しかしながら、この包装袋Aは、透明な合成樹
脂フイルム材によつて単なる矩形の袋状に形成さ
れているにすぎず、その一側端に設けた開口Cか
ら上記調理魚Bを挿入し、同開口Cから真空引き
を行うと同時にこの開口Cをシールすることによ
り、魚Bを密封するものである。したがつて、上
記包装袋Aでは、目串し打ちによつて魚体の湾曲
した魚Bは上記側端の開口Cから挿入しにくい。
また、同図矢印で示すように、袋内に挿入後、真
空引きをするときに袋内の空気が魚Bをその体長
方向に引つ張る方向に吸引され、しかも調理魚B
の体幅方向全体にわたつて吸引されるために、上
記した昇魚の形態が伸び崩れ、この種商品の価値
を減少させる。更に、包装用の袋全体が単なる矩
形状を成しているにすぎないために、袋の周囲、
殊に四角部分Dが魚Bの外形線より突出してしま
い、見映えも悪くなる。
目串し打ちを行うことなく、内臓を除去して単
に味付け処理したにすぎない生魚、例えばボイル
等に食される味付き魚を、上記した包装袋Aに真
空パツクした場合には、当然のことながら収納さ
れた魚は平たくのびた形態を保持するのみで、躍
動する姿態を生じ得ない。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑み、
目串し打ちされていない魚であつても真空パツク
時に自然と昇魚の姿態を生じさせることができ、
また目串し打ちして調理された魚の場合には容易
に挿入できるばかりでなく真空パツク時にその躍
動した姿態を崩すことのない、新規な魚の包装用
袋を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術の問題点を解決す
るために、合成樹脂フイルム材によつて一端に魚
挿入用の開口を有する袋本体を形成し、上記開口
より内装した魚を、内部の空気を抜きつつ当該開
口をシールすることによつて真空パツクするよう
にした、魚の真空包装用袋において、 上記袋本体の外形を、包装される魚の体長より
も短い長さの略魚形状に形成し、 魚の腹部に相当する下辺に上記開口を設け、袋
本体の長さ方向両端部のうち、少なくとも一方の
端部の内側に魚の頭部あるいは尾部を保持する保
持部を設けた点に特徴を有する。
(考案の作用) 例えば上記した生魚は、この包装用袋の下辺開
口から、端部内側の保持部に頭部もしくは尾部を
先入させ、体部全体を躍動状態に湾曲させながら
魚体を挿入した後、もう一方の保持部もしくは保
持部を有しない端部内に尾部もしくは頭部を内装
される。既に目串し打ちして躍動する姿態に焼き
上げ等された魚の場合には、袋下辺の広い開口か
ら、その姿態のまま、頭部と尾部のうち少なくと
も一方を保持部内に保持させるようにして挿入さ
れる。
真空包装機内において上記開口から袋内の空気
を吸引すると、魚は頭部と尾部の少なくともどち
らかが保持部に保持されているために袋内で移動
することなく、内部の空気のみが開口に向けて流
れる。この流れによつて、袋の上記保持部の形成
されている長さ方向端部が中央に向けて引つ張ら
れ、袋の対向面がしわを寄せつつ魚の表面に密着
して、魚体の湾曲した躍動する姿態をそのままに
保持し、あるいは躍動状態を一層助長させながら
これを真空パツクするものである。
(実施例) 以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳細
に説明する。
第2図は本考案の一実施例に係る包装用袋の平
面図を示している。
図中符号1は袋本体で、この袋本体1は、第2
図に示すような略魚形状に裁断された合成樹脂製
の透明なフイルムシート2,3を対面、重合さ
せ、下辺に位置する魚挿入用開口端2a,3aを
残して所定箇所を溶着することにより袋状に形成
れている。袋本体の長さは内部に挿入される魚4
の体長よりも短めに設定される。魚4の大きさに
応じて予め大中小の3種類の大きさのものを形成
すると良い。
5は上記開口端2a,3aによつて形成された
魚挿入用の開口部で、袋本体1の魚形状の腹部に
位置する。
6は上記袋本体1の後端部に設けられた尾保持
部、7は袋本体1の前端部に設けられた頭部保持
部で、これら両保持部6,7は、魚挿入用の開口
部5から真空引きが行われた際、袋本体1内に収
納された魚4が吸引空気に引つ張られて移動しな
いように、その尾部と頭部を引つ掛け保持するた
めのものである。
両保持部6,7は、第3図イ,ロ乃至第6図に
示すように一方の上記フイルムシート2の頭部及
び尾部側の端部をある程度の幅をもつて折り返し
て重ね、必要箇所を溶着するなどして内袋2b、
2cとして形成しても良いが、魚挿入用開口端2
a,3aをフイルムシート2,3の下辺の前後両
端部より若干内側に入り込んだ位置とし、2枚の
合同のフイルムシート2,3の周縁部を上記開口
端部分を除いて溶着することにより、開口部5の
前後端より外方に突出する袋状とすれば、より簡
単に形成できる。
このようにして構成された袋本体1には、目串
し打ちして躍動する姿態に焼上げられた調理魚あ
るいは味付け魚がその頭と尾を左右に位置させ、
袋本体下端の開口部5を広げるようにして、体幅
方向に挿入され、開口部5より真空引きが行われ
て真空パツクされる。真空引きの際、袋本体1内
から吸引される空気は第1図の矢印方向に流れ
る。袋内の魚は、頭部と尾部の両端部が保持部
6,7に保持されているので、体幅方向に流れる
吸引空気によつては袋本体1内を移動することが
なく、むしろ、袋前後方向両端から開口に向けて
吸引される空気によつて頭部と尾部とが魚体の中
心方向に引つ張られるようにして真空包装され
る。
この結果、目串し打ちして既に躍動姿態を維持
している調理魚はその姿態を保持し、また味付け
された生魚は湾曲して挿入された、あたかも上記
躍動姿態と同じ姿態のまま真空パツクされるもの
である。真空パツク後は、冷凍保存れ、必要に応
じて解凍あるいはボイルされて、そのままの形態
で祝膳に供せられる。
本考案では、袋本体を内装される魚の体長より
も短くし、下辺の広口の開口から脱気するので、
上記した保持部は袋本体の一方に設ければ、他方
の端部の内面には魚の他方の端部が当接して真空
引きの際の空気の流れに対して前記実施例とほぼ
同様な抵抗を示し、同様な結果を得られるもので
ある。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、外形が略魚
形状を成し、下辺、即ち魚の腹部に相当する位置
に所要長さの挿入用開口を設けるようにしたの
で、真空包装をする際に調理魚の挿入作業を容易
に行うことができる。
また、袋の長さを、収納される魚の体長よりも
短めとしてあり、上記開口を介して真空引きをす
るときに袋内の空気が魚の体幅方向に沿つて流
れ、しかも魚の頭部と尾部の少なくとも一方が端
部内の保持部に保持されているので、味付けした
生魚の場合には体長方向に湾曲挿入された魚を真
空引きによつてそのまま躍動する姿態に保ちなが
ら包装でき、また串焼き等して躍動する姿態に調
理された魚の場合にはその姿態を崩すことなく真
空パツクすることができるものである。
更に、本考案によれば、全体の外形が上記した
ように略魚形状をしているので、調理魚を収納し
て真空パツクしたときに魚の外形をそのまま表出
することとなり、魚の見栄えを低下させることが
なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る包装用袋に魚
を収納して真空引きした状態の斜視図、第2図は
その平面図、第3図はイ,ロは包装用袋本体を構
成する左右のフイルムシートの平面図、第4図乃
至第6図は第2図の−線、−線、及び
−線断面図、第7図は第1図の底面図、第8図
は従来の魚包装用袋の例を示す説明図である。 A……従来の包装袋、B……調理魚、C……開
口、D……角部、1……袋本体、2,3……フイ
ルムシート、2a,3a……開口端、4……魚、
5……開口部、6……尾部保持部、7……頭部保
持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂フイルム材によつて一端に魚挿入用の
    開口を有する袋本体を形成し、上記開口より内装
    した魚を、内部の空気を抜きつつ当該開口をシー
    ルすることによつて真空パツクするようにした、
    魚の真空包装用袋において、 上記袋本体の外形を、包装される魚の体長より
    も短い長さの略魚形状に形成し、 魚の腹部に相
    当する下辺に上記開口を設け、 袋本体の長さ方向両端部のうち、少なくとも一
    方の端部の内側に魚の頭部あるいは尾部を保持す
    る保持部を設けた ことを特徴とする魚の真空包装用袋。
JP6710390U 1990-06-25 1990-06-25 Expired - Lifetime JPH0526042Y2 (ja)

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JPH0315353U JPH0315353U (ja) 1991-02-15
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