JPH05260265A - 画像読取装置および画像記録装置 - Google Patents

画像読取装置および画像記録装置

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JPH05260265A
JPH05260265A JP4053778A JP5377892A JPH05260265A JP H05260265 A JPH05260265 A JP H05260265A JP 4053778 A JP4053778 A JP 4053778A JP 5377892 A JP5377892 A JP 5377892A JP H05260265 A JPH05260265 A JP H05260265A
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JP
Japan
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scanning
image
light
main scanning
semiconductor laser
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JP4053778A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yasuda
裕昭 安田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光走査方式の画像読取装置あるいは画像記録
装置において、走査光源として縦シングルモードの半導
体レーザを用いた場合に、そのモードホッピングにより
読取画像あるいは記録画像に濃度ムラが生じることを防
止する。 【構成】 回転多面鏡14とシート搬送手段11とからなる
光ビーム走査手段を、蓄積性蛍光体シート10上の1画素
ラインをN回(2≦N)主走査するように構成した上
で、このN回の主走査において半導体レーザ12の駆動電
流Iを、駆動制御回路29により、同一主走査位置の走査
光量が各回の主走査毎に異なり、かつ蓄積性蛍光体シー
ト10上各画素の走査光量和が一定となるように制御す
る。そして各画素についてN通り得られる読取画像信号
Sdを加算部22により加算して、各画素に関する画像信
号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録材料を光ビームで
走査してそこに記録されている画像を読み取る装置およ
び、記録材料を画像信号に基づいて変調された光ビーム
で走査してそこに画像を記録する装置に関し、特に詳細
には、走査光としてシングルモードの半導体レーザから
発せられたレーザビームを用いる画像読取装置および画
像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像が記録されている記録材
料を光ビームで走査し、それによりこの記録材料から生
じた発光光、透過光あるいは反射光を光電的に検出し
て、記録画像を読み取るようにした画像読取装置が種々
知られている。また、画像信号に基づいて変調された光
ビームを感光材料等の記録材料上において走査させるこ
とにより、上記画像信号が担持する画像をこの記録材料
に記録する画像記録装置も種々公知となっている。
【0003】ところで、以上述べたような画像読取装置
あるいは画像記録装置においては、走査光源として半導
体レーザを使用することも考えられている。この半導体
レーザは、ガスレーザ等に比べると小型、安価で消費電
力も少なく、画像読取装置や画像記録装置をコンパクト
に形成する上で有利なものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが縦シングルモ
ードの半導体レーザにおいては、周囲温度の変化、駆動
電流の変化等によってモードホッピングという現象が起
こることが知られている。このモードホッピングが起こ
ると、光量が変動したり、発振波長が変動したりする。
【0005】上記画像読取装置の読取光源として用いら
れた半導体レーザにおいてこのモードホッピングが起き
ると、読み取られた画像に濃度ムラが生じることがあ
る。すなわち、読取対象が例えば特開昭55-12492号公報
等に示される蓄積性蛍光体シートである場合、該シート
の感度(これは一定光量の励起光に対する輝尽発光光量
で規定される)は、例えば図8に示すように波長依存性
を有するので、読取光としての励起光の波長が変動する
と、励起光量が一定であっても輝尽発光光量が変動して
しまうのである。また、モードホッピングによって半導
体レーザの発光量が変動すれば、この場合は励起光量自
体が変動することになる。
【0006】他方、画像記録装置の記録光源として用い
られた半導体レーザにおいてモードホッピングが起きる
と、この場合も上記と同様に記録光量の変動、および記
録材料の感度の波長依存性の2点から、記録画像に濃度
ムラが生じる恐れが多分にある。
【0007】このモードホッピング対策として従来よ
り、例えば特開昭59-9086 号公報等に示されるように、
半導体レーザの駆動電流に高周波電流を重畳して、縦シ
ングルモード半導体レーザを多重縦モード発振させるこ
とが考えられている。
【0008】しかしそのようにする場合、高周波電流の
周波数は通常50MHz 以上程度と、極めて高いものに
しなければならない。そのように周波数が著しく高い高
周波電流を発生させる回路は、コストもかなり高いもの
となるので、この従来の高周波重畳の技術を前述の画像
読取装置や画像記録装置に適用すると、装置が少なから
ずコストアップすることになる。
【0009】また上記のような高周波電流を扱うと、高
レベルの放射ノイズを生じるので、それの影響を回避す
るために各種の強力な電磁シールドを施す必要があり、
それによる画像読取装置や画像記録装置のコスト上昇も
かなりのものとなる。
【0010】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、読取用走査光源として縦シングルモード
の半導体レーザを用いても、読取画像に濃度ムラが生じ
ることがなく、そしてこの濃度ムラ対策のために大幅な
コストアップを招くことのない画像読取装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】また本発明は、記録用走査光源として縦シ
ングルモードの半導体レーザを用いても、記録画像に濃
度ムラが生じることがなく、そしてこの濃度ムラ対策の
ために大幅なコストアップを招くことのない画像記録装
置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による画像読取装
置は、前述したように画像が記録された記録材料を半導
体レーザから発せられた光ビームにより2次元走査し、
それによりこの記録材料から生じた発光光、透過光ある
いは反射光を光電的に検出して、記録画像を読み取る画
像読取装置において、光ビーム走査手段が、記録材料上
の1画素ラインをN回(2≦N)主走査するように構成
された上で、このN回の主走査において半導体レーザの
駆動電流を、同一主走査位置の走査光量が各回の主走査
毎に異なり、かつ記録材料上各画素の走査光量和が一定
となるように制御する手段と、各画素についてN通り得
られる光量検出信号を加算して各画素に関する画像信号
とする信号加算手段とが設けられたことを特徴とするも
のである。
【0013】なお、上述のように「同一主走査位置の走
査光量が各回の主走査毎に異なる」ということは、1主
走査内では走査光量が終始一定で各主走査毎に走査光量
が変化するということであってもよいし、あるいは、1
主走査内で走査光量が周期的に変化し、各主走査間でこ
の変化の周期が共通でかつ位相がずれているということ
であってもよい。この点は、以下に述べる画像記録装置
においても同様である。
【0014】一方本発明による画像記録装置は、前述し
たように半導体レーザから発せられた光ビームを画像信
号に基づいて変調させ、この光ビームにより記録材料を
2次元走査して、該記録材料に上記画像信号が担う画像
を記録する画像記録装置において、光ビーム走査手段
が、記録材料上の1画素ラインをN回(2≦N)主走査
するように構成された上で、このN回の主走査において
半導体レーザの駆動電流を、上記変調がなされない状態
下で、同一主走査位置の走査光量が各回の主走査毎に異
なり、かつ記録材料上各画素の走査光量和が一定となる
ように制御する手段と、各画素に関する画像信号に対応
する走査光量が、各画素についてのN回の走査で得られ
るように上記光ビームの変調を制御する手段とが設けら
れたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用および発明の効果】本発明者等の研究によると、
前述した従来の画像読取装置や画像記録装置において
は、光ビームがある特定の主走査位置(1箇所あるいは
複数箇所)を照射しているときにモードホッピングが起
きる確率が高いことが分かった。これは、半導体レーザ
から記録材料までの光路長がある特定の値になると、半
導体レーザへの戻り光等の条件がモードホッピングを誘
発しやすい特定条件になるためと考えられる。このよう
に、半導体レーザがモードホッピングを起こすタイミン
グが各主走査間で揃っているため、特定の主走査位置に
おいて読取あるいは記録画像の濃度段差が生じ、それが
副走査方向に連なって濃度ムラとして視認されやすくな
っているのである。
【0016】それに対して、本発明におけるように半導
体レーザの駆動電流を、同一主走査位置の走査光量が
(つまり光ビームが同一主走査位置に有る時の駆動電流
値が)各回の主走査毎に異なるように制御すると、半導
体レーザのモードホッピングを誘発する特定条件が形成
されることになる主走査位置が、各主走査毎に変わるよ
うになる。つまりこの場合は、半導体レーザがモードホ
ッピングを起こすタイミングが各主走査間で揃わなくな
るので、このモードホッピングによる読取あるいは記録
画像の濃度段差が副走査方向に連なるということがなく
なり、濃度ムラが目立ち難くなる。
【0017】そして、N回の主走査の各々における走査
光量を上述のように変化させても、N回全体で記録材料
上各画素の走査光量(前述の通り、画像記録装置にあっ
ては変調前のものである)の和が一定となっていれば、
この走査光量変化が読取画像あるいは記録画像の濃度変
化となって現れることはない。
【0018】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例による画像読
取装置を示すものである。この画像読取装置は一例とし
て、前述の蓄積性蛍光体シートに記録された放射線画像
情報を読み取るものである。例えばX線等の放射線が人
体等の被写体を介して照射されることによりこの被写体
の透過放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シー
ト10は、エンドレスベルト等のシート搬送手段11によ
り、副走査のために矢印Y方向に搬送される。縦シング
ルモードの半導体レーザ12から射出された励起光(読取
光)としてのレーザビーム13は、高速回転する回転多面
鏡14によって反射偏向され、通常f・θレンズからなる
走査レンズ18によって集束され、ミラー19で反射して蓄
積性蛍光体シート10上を上記副走査方向Yと略直角な矢
印X方向に主走査する。
【0019】こうしてレーザビーム13が照射されたシー
ト10の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光
光15は集光体16によって集光され、光検出器としてのフ
ォトマルチプライヤー(光電子増倍管)17によって光電
的に検出される。
【0020】上記集光体16はアクリル板等の導光性材料
を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面
16aが蓄積性蛍光体シート10上のビーム走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された出射端面16b
に上記フォトマルチプライヤー17の受光面が結合されて
いる。上記入射端面16aから集光体16内に入射した輝尽
発光光15は、該集光体16の内部を全反射を繰り返して進
み、出射端面16bから出射してフォトマルチプライヤー
17に受光され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光
光15の光量がこのフォトマルチプライヤー17によって検
出される。
【0021】フォトマルチプライヤー17のアナログ出力
信号(画像信号)Sは対数増幅器20によって増幅され、
A/D変換器21において所定の収録スケールファクター
でデジタル化される。こうして得られたデジタルの画像
信号Sdは加算部22に入力され、この加算部22において
加算処理される。以下、この加算処理について詳しく説
明する。
【0022】図2に示されるようにレーザビーム13は、
蓄積性蛍光体シート10上で画素Pのサイズよりも十分に
ビーム径が小さくなるように集束されている。そしてこ
のレーザビーム13の主走査速度と副走査速度が適切に設
定されることにより、該ビーム13は1つの画素Pを3回
に分けて主走査する(つまり各主走査で1画素Pの約1
/3の部分を走査する)ようになっている。したがって
上記デジタルの画像信号Sdは、主走査方向に沿った1
列の画素ラインPa 、Pb 、Pc …Pn について、例え
ば(a1 、b1 、c1 …n1 )と(a2 、b2 、c2
2 )と(a3 、b3 、c3 …n3 )というように3組
の信号からなるものとなっている(図3参照)。前記加
算部22は、これらの信号のうち、共通の画素についての
信号どうしを (a1 +a2 +a3 )、 (b1 +b2 +b3 )、 (c1 +c2 +c3 )、 : (n1 +n2 +n3 ) と加算する。
【0023】なおこの加算部22による加算は、それぞれ
レーザビーム13の主走査、副走査と同期するX―クロッ
クCx、Y―クロックCyを受けるアドレス作成部24が
画素のアドレスを作り、このアドレス毎にラインメモリ
25に記憶されている各信号に対し、遅れて入力される各
信号を上記アドレスの下に対応させ、対応する信号どう
しを加算することによってなされる。この加算は、まず
ラインメモリ25に記憶された信号 (a1 、b1 、c1 …n1 ) に対して次の主走査による信号 (a2 、b2 、b2 …n2 ) を加算して加算信号 (a1 +a2 )、 (b1 +b2 )、 (c1 +c2 ) : (n1 +n2 ) を得、これらの加算信号を再度ラインメモリ25に記憶さ
せておき、これらの加算信号に次の主走査による信号
(a3 、b3 、c3 …n3 )を加算するようにしてもよ
いし、あるいは主走査3回分の信号(a1 、b1 、c1
…n1 )、(a2 、b2 、c2 …n2 )、(a3
3 、c3 …n3 )を一たんラインメモリ25に記憶さ
せ、この3回の主走査が終了したところで一度に加算す
るようにしてもよい。なおラインメモリ25の代わりに、
蓄積性蛍光体シート10の全面についての画像信号を記憶
しうるフレームメモリを用いてもよいが、上述のように
主走査が1回なされる毎に各信号を加算するようにすれ
ば、1ライン分あるいは2ライン分程度の小容量のライ
ンメモリを用いることができる。
【0024】上述の加算信号 (a1 +a2 +a3 )、 (b1 +b2 +b3 )、 (c1 +c2 +c3 ) : (n1 +n2 +n3 ) は前記アドレスに基づき、それぞれ画素Pa 、Pb 、P
c …Pn についての読取画像信号Spとして、例えば光
ディスク、磁気ディスク等の大容量メモリ26に記憶され
る。同様にして画素列Pa 、Pb 、Pc …Pn に続く画
素列の加算信号も次々とメモリ26に記憶され、該メモリ
26には蓄積性蛍光体シート10の全面についての読取画像
信号Spが記憶されることになる。
【0025】蓄積性蛍光体シート10に記録されていた放
射線画像を再生する場合には、上記大容量メモリ26から
読み出された読取画像信号Spが画像処理装置27を通し
て例えばCRT表示装置、光走査記録装置等の画像再生
装置28に入力され、該画像再生装置28において、蓄積性
蛍光体シート10が蓄積記録していた放射線画像が再生さ
れる。
【0026】上述の通り本装置においては1画素ライン
当り3回の主走査がなされるが、半導体レーザ12の駆動
制御回路29は半導体レーザ駆動電流Iを、第1回目、第
2回目および第3回目の主走査においてそれぞれ、図4
の(1) 、(2) および(3) に示すように正弦波状に変調す
る。この変調の周期は3回の主走査において互いに等し
くされ、そして変調の位相は互いに2π/3ずらされて
いる。
【0027】したがって、レーザビーム13の光量はこの
駆動電流Iと同じ波形で変化し、蓄積性蛍光体シート10
上の同一主走査位置におけるレーザビーム13の光量は3
回の主走査で互いに異なるようになる。そうであれば、
先に述べたように、半導体レーザ12のモードホッピング
を誘発する特定条件が形成されることになる主走査位置
が、各主走査毎に変わるようになる。つまり、半導体レ
ーザ12がモードホッピングを起こすタイミングが3回の
主走査間で揃わなくなるので、このモードホッピングに
よる読取放射線画像の濃度段差が副走査方向に連なると
いうことがなくなり、濃度ムラが目立ち難くなる。
【0028】また、3回の主走査においてレーザビーム
13の光量が上記の波形で変化すれば、各画素毎の3回分
の走査光量和はどの画素でも等しくなる。そうであれ
ば、各回の主走査において走査光量を上述のように変化
させても、この走査光量変化が読取放射線画像の濃度変
化となって現れることはない。
【0029】なお半導体レーザ駆動電流Iは、上述した
ように変化させる他、第1回目、第2回目および第3回
目の主走査においてそれぞれ、図5の(1) 、(2) および
(3)に示すように変化させてもよい。つまりこの場合、
駆動電流Iは各回の主走査において終始一定で、各回毎
にその大きさが変えられる。具体的には、例えば第1回
目の主走査時の駆動電流IをAとしたとき、第2回目お
よび第3回目の主走査時の駆動電流Iをそれぞれ0.9
A、0.8 A等の値に設定すればよい。
【0030】このように半導体レーザ駆動電流Iを変化
させても、蓄積性蛍光体シート10上の同一主走査位置に
おけるレーザビーム13の光量は3回の主走査で互いに異
なり、各画素毎の3回分の走査光量和はどの画素でも等
しくなる。そうなっていれば、上記の実施例におけるの
と同様に、半導体レーザ12のモードホッピングによる読
取放射線画像の濃度ムラが目立ち難くなる。
【0031】また、1画素ライン当りの光ビーム走査回
数は上記実施例における3回に限られるものではなく、
2回、あるいは4回以上であってもよい。そして走査光
ビームの形状も図2に示すようなものに限らず、例えば
図6に示すように主走査方向に偏平な形状とされてもよ
い。またこの走査光ビームの径は、図7に示すように、
隣り合う主走査において一部同じ箇所を重ねて走査する
ような大きさに設定されてもよい。
【0032】次に図9を参照して、本発明の画像記録装
置の実施例を説明する。図示のように半導体レーザ50か
ら発せられたレーザビーム51は、コリメータレンズ52で
平行光化された上でAOM(音響光学光変調器)53に通
され、このAOM53で後述のように変調された後、主走
査手段としての回転多面鏡54に入射する。レーザビーム
51はこの回転多面鏡54により矢印Aで示す方向に反射偏
向され、fθレンズからなる走査レンズ55を通過して、
例えば銀塩写真フィルム等の感光材料56上を矢印X方向
に主走査する。
【0033】この感光材料56は副走査手段としてのエン
ドレスベルト等のシート搬送手段57により、上記主走査
方向Xと直角な矢印Y方向に定速で移送される。このよ
うにして感光材料56は、レーザビーム51によって主、副
走査される。そしてこの場合も、レーザビーム51の主走
査速度と副走査速度が適切に設定されることにより、該
ビーム51は1つの画素ラインを3回に分けて主走査する
ようになっている。
【0034】次にレーザビーム51の変調について説明す
る。画像を担持するデジタルの画像データDは、階調補
正装置60において階調補正テーブルに基づいて階調補正
処理を受けてから、信号処理部61に入力される。画像デ
ータDはこの信号処理部61において、各画素に関する画
像データD0 を3つの画像データD1 、D2 、D3 に変
換する処理を受ける。これらの画像データD1 、D2
3 は互いに等しく、それらの各々に基づいてレーザビ
ーム51をAOM53により変調して合計3回感光材料56を
照射すると、画像データD0 に対応する露光量が得られ
るようになるデータである。この変換処理は、例えば信
号処理部61が有する所定の変換テーブルに従ってなされ
る。
【0035】以上のようにして画像データDは、3倍の
量の画像データD’に変換される。この画像データD’
は、記録すべき1画素ライン当り3ライン分のデータが
得られるように並べられる。つまり、記録すべき1画素
ラインがn個の画素からなり、それらの画素についての
画像データを D10 、D20 、D30 、D40 、……Dn0 と示すと、これらの画像データから、 D11 、D21 、D31 、D41 、……Dn1 D12 、D22 、D32 、D42 、……Dn2 D13 、D23 、D33 、D43 、……Dn3 の3組の画像データが作成され、画像データD’はこの
ような3組の画像データの集合となる。
【0036】この画像データD’はD/A変換器62に入
力され、そこでアナログ画像信号Sに変換される。この
画像信号Sはアンプ63により増幅された上で、変調回路
64に入力される。前述したAOM53はこの変調回路64に
よって駆動制御され、レーザビーム51を上記画像信号S
に基づいて、つまり画像データD’に基づいて変調す
る。
【0037】一方半導体レーザ50の駆動は、図1の装置
におけるものと同様の駆動制御回路29によって制御され
る。上述の通り本装置においては1画素ライン当り3回
の主走査がなされるが、駆動制御回路29は半導体レーザ
駆動電流Iを、第1回目、第2回目および第3回目の主
走査においてそれぞれ、図4の(1) 、(2) および(3)に
示すように変調する。それによりこの場合も、半導体レ
ーザ50がモードホッピングを起こすタイミングが3回の
主走査間で揃わなくなるので、このモードホッピングに
よる記録画像の濃度段差が副走査方向に連なるというこ
とがなくなり、濃度ムラが目立ち難くなる。
【0038】また、3回の主走査において、変調前のレ
ーザビーム51の光量が上記の波形で変化すれば各画素毎
の3回分の走査光量(変調前のもの)の和はどの画素で
も等しくなる。そうであれば、各回の主走査において走
査光量を上述のように変化させても、この走査光量変化
が記録画像の濃度変化となって現れることはない。
【0039】なお、上記画像記録装置の半導体レーザ駆
動電流Iを、第1回目、第2回目および第3回目の主走
査においてそれぞれ、図5の(1) 、(2) および(3) に示
すように変化させてもよい。そのようにしても、半導体
レーザ50がモードホッピングを起こすタイミングが3回
の主走査間で揃わなくなるので、そのモードホッピング
による記録画像の濃度ムラを目立ち難くする効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像読取装置を示す概
略図
【図2】図1の装置における走査光ビームの断面形状を
示す概略図
【図3】図1の装置における信号加算を説明する説明図
【図4】図1の装置における半導体レーザ駆動電流の波
形を示すグラフ
【図5】本発明における半導体レーザ駆動電流の別の例
を示すグラフ
【図6】本発明における走査光ビームの別の断面形状例
を示す概略図
【図7】本発明における走査光ビームのさらに別の断面
形状例を示す概略図
【図8】蓄積性蛍光体シートの分光感度特性を示すグラ
【図9】本発明の一実施例による画像記録装置を示す概
略図
【符号の説明】
10 蓄積性蛍光体シート 11、57 シート搬送手段 12、50 半導体レーザ 13、51 レーザビーム 14、54 回転多面鏡 17 フォトマルチプライヤー 22 加算部 24 アドレス作成部 25 ラインメモリ 29 半導体レーザの駆動制御回路 53 AOM 56 感光材料 61 信号処理部 64 変調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 G 9068−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録された記録材料を半導体レー
    ザから発せられた光ビームにより2次元走査し、 それによりこの記録材料から生じた発光光、透過光ある
    いは反射光を光電的に検出して、記録画像を読み取る画
    像読取装置において、 光ビーム走査手段が、記録材料上の1画素ラインをN回
    (2≦N)主走査するように構成された上で、 このN回の主走査において前記半導体レーザの駆動電流
    を、同一主走査位置の走査光量が各回の主走査毎に異な
    り、かつ記録材料上各画素の走査光量和が一定となるよ
    うに制御する手段と、 各画素についてN通り得られる光量検出信号を加算して
    各画素に関する画像信号とする信号加算手段とが設けら
    れたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザから発せられた光ビームを
    画像信号に基づいて変調させ、 この光ビームにより記録材料を2次元走査して、該記録
    材料に前記画像信号が担う画像を記録する画像記録装置
    において、 光ビーム走査手段が、記録材料上の1画素ラインをN回
    (2≦N)主走査するように構成された上で、 このN回の主走査において前記半導体レーザの駆動電流
    を、前記変調がなされない状態下で、同一主走査位置の
    走査光量が各回の主走査毎に異なり、かつ記録材料上各
    画素の走査光量和が一定となるように制御する手段と、 各画素に関する画像信号に対応する走査光量が、各画素
    についてのN回の走査で得られるように前記光ビームの
    変調を制御する手段とが設けられたことを特徴とする画
    像記録装置。
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