JPH0526023A - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

エンジンの潤滑装置

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JPH0526023A
JPH0526023A JP20323791A JP20323791A JPH0526023A JP H0526023 A JPH0526023 A JP H0526023A JP 20323791 A JP20323791 A JP 20323791A JP 20323791 A JP20323791 A JP 20323791A JP H0526023 A JPH0526023 A JP H0526023A
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oil
relief
engine
oil passage
passage
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JP20323791A
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Naoyuki Noguchi
直幸 野口
Taku Fuse
卓 布施
Hiroshi Shimoyama
弘志 下山
Shunei Kajiyama
俊英 梶山
Hironobu Washimi
浩信 鷲見
Manabu Mukai
学 向井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/16Controlling lubricant pressure or quantity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N2250/00Measuring
    • F16N2250/16Number of revolutions, RPM
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N2270/00Controlling
    • F16N2270/60Pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16N2270/60Pressure
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンの運転状況に応じ適切な量の潤滑油を
供給することができ、低回転・低負荷時に於るエネルギ
ーロスと、潤滑油の過剰供給に起因する過冷却を防ぐこ
とのできるエンジンの潤滑装置。 【構成】オイルパン10に収容された潤滑油をエンジン
20によって回転駆動されるオイルポンプ30によりエ
ンジン20各部に圧送供給する供給油路41に、リリー
フ設定圧力が5kg/cm2のリリーフ弁52とオイルフィル
タ51が介設されると共に、該供給油路41のリリーフ
弁52の下流側から、オイルパン10に戻る第二リリー
フ通路44が分岐し、該第二リリーフ通路44に当該第
二リリーフ通路44を開閉可能な開閉弁53と、リリー
フ設定圧力が1kg/cm2の第二リリーフ弁54が介設され
ている。開閉弁53は、制御装置によって低回転・低負
荷時には、開弁操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって駆動
されるオイルポンプで当該エンジンの各部に潤滑オイル
を圧送するエンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関エンジンに於るエンジン各部の
潤滑は、オイルパン内に収容された潤滑オイルを当該エ
ンジンによって駆動されるオイルポンプで潤滑部位に向
けて圧送するように構成され、潤滑に供された後の潤滑
オイルはオイルパンに還流するようになっている。(実
開昭61−94216号公報等参照) 潤滑油は、その主な作用である摺動部位の潤滑の他、冷
却や防錆・防食・清浄等の作用も行なう。このような潤
滑構成では、オイルポンプから潤滑すべきエンジン各部
に至る油路には、そのリリーフ設定圧力が必要十分な潤
滑油圧送量となる油圧に設定されたリリーフ弁が介設さ
れており、所定油圧となるとこのリリーフ弁が作用して
当該油圧(潤滑油圧送量)を維持し、余剰の潤滑油はオ
イルパンに戻されて所定量以上に潤滑油圧送量が増大す
ることはないようになっている。
【0003】
【従来技術の課題】ところで、エンジンに於る潤滑油の
要求量は、低回転・低負荷時に於ては少なく、高回転・
高負荷になるに従って増大するものであるが、上記の如
き従来構成では、潤滑油は当該エンジンによって駆動さ
れるオイルポンプによって圧送されるものである為、そ
の供給量(オイルポンプの吐出量=圧力)はリリーフ弁
のリリーフ設定圧力となるまではエンジンの回転数に比
例して増大し、運転状況に適切に対応しているとは言い
難いものであった。即ち、リリーフ弁のリリーフ設定圧
力までは負荷とは拘りなくエンジン回転数に単純に比例
して供給量が増大するものである為、低回転域では当該
回転域に於る最大負荷時を考慮して潤滑油供給量(供給
量の変化率)を設定する必要があり、その結果、低回転
・低負荷時には必要以上の潤滑油の供給が行なわれ、こ
のオイルポンプの駆動がエンジンの回転負荷となってエ
ネルギーロスとなると共に、潤滑油が過剰に供給される
ことから過冷却となる虞があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、エン
ジンの運転状況に応じ適切な量の潤滑油を供給すること
ができ、低回転・低負荷時に於るエネルギーロスと、潤
滑油の過剰供給に起因する過冷却を防ぐことのできるエ
ンジンの潤滑装置の提供、を目的とする。
【0005】
【発明の構成】このため、本発明に係るエンジンの潤滑
装置は、エンジンによって駆動されるオイルポンプによ
って当該エンジンの各部に潤滑オイルを圧送する潤滑機
構であって、オイルポンプから被潤滑部位に至る油路
に、所定エンジン回転数迄はエンジンの回転数の上昇に
伴ってリリーフ量が増大すると共に、該所定回転数で一
旦リリーフが停止され、更にそれ以上の回転数の上昇に
伴ってリリーフ量が増大するリリーフ手段が備えられて
構成されている。上記の如き構成により、エンジンの回
転数の上昇に伴ってオイルポンプからの潤滑油吐出量は
増大するが、所定エンジン回転数迄は被潤滑部位への潤
滑油供給量を制限でき、又、所定エンジン回転数以上で
必要以上の潤滑油供給を制限できる。又、そのリリーフ
手段が、オイルポンプから被潤滑部位に至る油路に介設
された所定リリーフ設定圧力の第一リリーフ弁と、油路
の第一リリーフ弁の下流側から分岐されてオイルパンに
戻る分岐油路と、油路と分岐油路とを切換る切換手段
と、分岐油路に介設された第一リリーフ弁より低いリリ
ーフ設定圧力の第二リリーフ弁と、を備えて構成されて
いるものである。又、リリーフ手段の他の構成として、
オイルポンプから被潤滑部位に至る油路に介設された所
定リリーフ設定圧力のリリーフ弁と、油路のリリーフ弁
の上流側から分岐されてオイルパンに戻るリターン油路
と、油路のリリーフ弁の上流側とオイルパンとを接続
し、第二オイルポンプが介設された第二油路と、油路切
換弁と第二オイルポンプを切換乃至駆動制御する制御手
段と、を備えて構成され、これに加えて、オイルパン内
を上下に領域分けすると共に、油路の導入口が下部領域
に、第二油路の導入口が上部領域に、夫々配設されると
共に、被潤滑部位から戻るオイルの還流口が上部領域に
配設されて構成されている。これにより、オイルパン内
の上部領域の潤滑油が第二油路及び第二オイルポンプを
介して潤滑に供されると共にオイルパン内の上部領域に
戻され、油温が迅速に上昇する。
【0006】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて
説明する。図1は、本発明に係るエンジンの潤滑装置の
一実施例の概念構成図である。図示エンジンの潤滑装置
は、オイルパン10に収容された潤滑油を、エンジン2
0によって駆動されるオイルポンプ30により、途中オ
イルフィルタ51が介設された供給油路41を介してエ
ンジン20の各部に圧送供給するようになっており、
又、潤滑に供された後の潤滑油はリターン油路42を介
してオイルパン10に戻るようになっている。供給油路
41のオイルポンプ30より上流側には、所定のリリー
フ設定圧力のリリーフ弁52が設けられ、該リリーフ弁
52によって逃がされる潤滑油はリリーフ通路43を介
してオイルパン10に戻るようになっている。又、供給
油路41のリリーフ弁52の下流側から、オイルパン1
0に戻る第二リリーフ通路44が分岐し、該第二リリー
フ通路44には、当該第二リリーフ通路44を開閉可能
な開閉弁53と、該開閉弁53の下流に前述の供給油路
41に介設されたリリーフ弁52より低いリリーフ設定
圧力の第二リリーフ弁54が介設されて構成されてい
る。リリーフ弁52及び第二リリーフ弁54のリリーフ
設定圧力は、本実施例では、リリーフ弁52が5kg/cm
2,第二リリーフ弁54が1kg/cm2として設定されてい
るものである。
【0007】上記構成によれば、開閉弁53が閉じられ
ている状態では、エンジン20により回転駆動されるオ
イルポンプ30によってオイルパン10内の潤滑油が供
給油路41を介してエンジン20の各部に供給されるこ
ととなり、供給圧力(供給油路41内圧力)は、リリー
フ弁52のリリーフ設定圧力に至る迄はエンジン20回
転数に比例して上昇し、リリーフ弁52のリリーフ設定
圧力に至ると当該リリーフ弁52の作用によって該圧力
(5kg/cm2)に維持される。一方、開閉弁53が開かれ
ている状態では、リリーフ弁52よりリリーフ設定圧力
の低い第二リリーフ弁54が作用して供給油路41内の
潤滑油を第二リリーフ通路44を介してオイルパン10
に逃し、供給圧力(供給油路41内圧力)は第二リリー
フ弁54のリリーフ設定圧力(1kg/cm2)となる。
【0008】開閉弁53は、制御装置60によって開閉
操作されるものであり、制御装置60には、エンジン回
転数センサ71からのエンジン回転数情報,吸気管に備
えられた吸気圧センサ72からの吸気負圧情報,オイル
パン10に備えられた油温センサ73からの油温情報が
入力され、当該制御装置60はこれら入力情報に基いて
開閉弁53を開閉操作する。即ち、図2の制御フローチ
ャートに示す如く、まず、エンジン回転数情報,吸気負
圧情報,油温情報を読み込み(S1)、夫々予め定めら
れた基準値と比較し(S2,S3,S4)て全ての条件
に合致した時、開閉弁53を開弁操作(S5)し、前記
条件に一つでも合致しない場合には、開閉弁53を閉弁
操作する(S6)ものである。ここで、本実施例では、
夫々の判定基準は、エンジン回転数:2500rpm 以下,吸
気負圧:300mmHg 以下,油温:60°C 以上として設定さ
れている。
【0009】而して、上記の如く構成されたエンジンの
潤滑装置では、上記エンジン回転数,吸気負圧,油温の
各基準に適合する低回転・低負荷時には、第二リリーフ
弁54のリリーフ設定圧力で潤滑油が供給油路41を介
してエンジン20の各部に供給される。つまり、潤滑油
は、図3に吸気負圧及び油温が条件内にある場合に於る
エンジン回転数に対する油圧変化を示す如く、2500rpm
以下の低回転・低負荷(当該時には吸気負圧も基準値以
上である為)時には第二リリーフ弁54のリリーフ設定
圧力で供給され、2500rpm を越えるとリリーフ弁52の
リリーフ設定圧力で供給されることとなる。その結果、
低回転・低負荷時には、潤滑油供給量を必要最低限とす
ることができ、オイルポンプ30を駆動する為に要する
エンジン20のパワーロスを低減することができると共
に、潤滑油を必要とする低回転・高負荷時,高回転時,
及び高回転・高負荷時には、リリーフ弁52のリリーフ
設定圧力で十分な量の潤滑油を供給することができる。
【0010】次に、図4に示す本願の別の実施例を説明
する。尚、図中前述の実施例と同様に部位には同符号を
付してある。図示エンジンの潤滑装置は、オイルパン1
0に収容された潤滑油を、エンジン20によって回転駆
動されるオイルポンプ30により、途中オイルフィルタ
51が介設された供給油路41を介してエンジン20各
部に圧送供給するようになっており、又、潤滑に供され
た後の潤滑油はリターン油路42を介してオイルパン1
0に戻るようになっている。供給油路41のオイルポン
プ30より上流側には、3ポート2位置の切換弁55を
介してオイルパン10に戻るバイパス油路45が接続さ
れており、又、切換弁55より上流側には所定のリリー
フ設定圧力(例えば5kg/cm2)のリリーフ弁52が設け
られ、該リリーフ弁52によって逃がされる潤滑油はリ
リーフ通路43を介し、途中でバイパス油路45に合流
してオイルパン10に戻るようになっている。
【0011】更に、供給油路41のリリーフ弁52の下
流側にオイルパン10とが、第二供給油路46によって
接続され、該第二供給油路46には、電動オイルポンプ
31が設けられている。電動オイルポンプ31の容量
(吐出量)は、前述のオイルポンプ30より小さく、当
該電動オイルポンプ31の吐出圧は例えば1kg/cm2に設
定されているものである。オイルパン10は、その内部
が潤滑油の流通は可能ではあるが自由な流通は規制する
例えば複数の開口部が形成された仕切板11によって上
部域12と下部域13とに仕切られている。供給油路4
1のオイルパン10側端部(吸入口)は上部域12に、
第二供給油路46のオイルパン10側端部(吸入口)は
下部域13に、夫々配設され、又、リターン油路42の
吐出口は上部域12に、バイパス油路45の吐出口は下
部域13に、夫々配設されている。
【0012】上記構成によれば、切換弁55を図中Aで
示す如く供給油路41側に切換ることにより、エンジン
20によって駆動されるオイルポンプ30によってオイ
ルパン10内の潤滑油が供給油路41を介してエンジン
20各部に供給されることとなり、供給圧力(供給油路
41内圧力)は、リリーフ弁52のリリーフ設定圧力に
達する迄はエンジン回転数に比例して上昇し、リリーフ
弁52のリリーフ設定圧力に達すると当該リリーフ弁5
2の作用によって該圧力に維持される。一方、切換弁5
5を図中Bで示す如くバイパス油路45側に切換ると共
に電動オイルポンプ31を駆動することにより、オイル
ポンプ30による潤滑油は全量がバイパス油路45を介
してオイルパン10に戻り、電動オイルポンプ31によ
って潤滑油が供給油路41を介してエンジン20の各部
に供給されることとなり、油圧は電動オイルポンプ31
の吐出圧力に依存することとなる。
【0013】切換弁55及び電動オイルポンプ31は制
御装置60によって切換乃至駆動操作されるものであ
り、制御装置60には、エンジン回転数センサ71から
のエンジン回転数情報,吸気管に備えられた吸気圧セン
サ72からの吸気負圧情報,オイルパン10の上部域1
2に備えられた油温センサ73からの油温情報が入力さ
れ、該制御装置60はこれら入力情報に基いて、当該制
御装置60内に備えられた判定回路61でエンジン20
の運転状況を判定すると共に、オイルポンプ駆動回路6
2及び切換弁制御回路63を介して切換弁55及び電動
オイルポンプ31を切換乃至駆動操作する。即ち、図5
の制御フローチャートに示す如く、まず、エンジン回転
数情報,吸気負圧情報,油温情報を読み込み(S1
1)、夫々予め定められた基準値と比較し(S12,S
13,S14)て全ての条件に合致した時、切換弁55
を図中Bで示す如くバイパス油路43側に切換る(S1
5)と共に電動オイルポンプ31を駆動(S16)し、
前記条件に一つでも合致しない場合には、切換弁55を
図中Aで示す如く供給油路側に切換る(S17)と共に
電動オイルポンプ31の駆動を停止させる(S18)も
のである。ここで、本実施例に於る夫々の判定基準は、
前述の実施例と同様であって、エンジン回転数:2500rp
m 以下,吸気負圧:300mmHg 以上,油温:60°C 以上と
して設定されている。
【0014】而して、上記の如く構成されたエンジン2
0の潤滑装置では、上記エンジン回転数,吸気負圧,油
温の各基準に適合する低回転・低負荷時には、電動オイ
ルポンプ31の吐出圧力で潤滑油が油路を介してエンジ
ン20各部に供給される。つまり、潤滑油は、前述の実
施例の説明に用いた図3と同様の圧力特性を示し、2500
rpm 以下の低回転・低負荷(当該時には吸気負圧も基準
値以上である為)時には電動オイルポンプ31の吐出圧
力で供給され、2500rpm を越えるとリリーフ弁52のリ
リーフ設定圧力で供給されることとなる。その結果、低
回転・低負荷時には、潤滑油供給量は必要最低限とする
ことができ、オイルポンプ30を駆動する為のパワーロ
スを低減することができると共に、潤滑油を必要とする
低回転・高負荷時,高回転時,及び高回転・高負荷時に
は、リリーフ弁52のリリーフ設定圧力で十分な潤滑油
を供給することができる。又、低回転・低負荷時には、
専らオイルパン10の上部域12の潤滑油が循環供給さ
れることとなり、油温の早期上昇を図ることができ、低
温の潤滑油が多量に供給されることによる過冷却が防止
されるものである。
【0015】
【発明の効果】上記の如き、本発明に係るエンジンの潤
滑装置によれば、エンジンの運転状況に応じてその必要
とする量の潤滑油を供給することができ、低回転・低負
荷時に於るオイルポンプの駆動によるエネルギーロスが
抑制され、又、過剰な潤滑油が供給されないことから、
過冷却を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの潤滑装置の一実施例の
概念構成図。
【図2】その制御装置による制御フローチャート。
【図3】吸気負圧及び油温が条件内にある場合に於るエ
ンジン回転数に対する油圧変化を示すブラフ。
【図4】本発明に係るエンジンの潤滑装置の別の実施例
の概念構成図。
【図5】その制御装置による制御フローチャート。
【符号の説明】
10…オイルパン 11…仕切板 12…上部域 13…下部域 20…エンジン 30…オイルポンプ 31…電動オイルポンプ(第二オイルポンプ) 41…供給油路 43…リリーフ通路 44…第二リリーフ通路(分岐油路) 52…リリーフ弁(第一リリーフ弁) 53…開閉弁(油路切換弁) 54…第二リリーフ弁 60…制御装置
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 エンジンの潤滑装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって駆動
されるオイルポンプで当該エンジンの各部に潤滑を圧
送するエンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関エンジンに於るエンジン各部の
潤滑は、オイルパン内に収容された潤滑を当該エンジ
ンによって駆動されるオイルポンプで潤滑部位に向けて
圧送するように構成され、潤滑に供された後の潤滑
オイルパンに還流するようになっている。(実開昭61
−94216号公報等参照) 潤滑油は、その主な作用である摺動部位の潤滑の他、冷
却や防錆・防食・清浄等の作用も行なう。このような潤
滑構成では、オイルポンプから潤滑すべきエンジン各部
に至る油路には、そのリリーフ設定圧力が必要十分な潤
滑油圧送量となる油圧に設定されたリリーフ弁が介設さ
れており、所定油圧となるとこのリリーフ弁が作用して
当該油圧(潤滑油圧送量)を維持し、余剰の潤滑油はオ
イルパンに戻されて所定量以上に潤滑油送量が増大する
ことはないようになっている。
【0003】
【従来技術の課題】ところで、エンジンに於る潤滑油の
要求量は、低回転・低負荷時に於ては少なく、高回転・
高負荷になるに従って増大するものであるが、上記の如
き従来構成では、潤滑油は当該エンジンによって駆動さ
れるオイルポンプによって圧送されるものである為、そ
の供給量(油圧)はリリーフ弁のリリーフ設定圧力とな
るまではエンジンの回転数に比例して増大し、運転状況
に適切に対応しているとは言い難いものであった。即
ち、リリーフ弁のリリーフ設定圧力までは負荷とは拘り
なくエンジン回転数に単純に比例して供給量が増大する
ものである為、低回転域では当該回転域に於る最大負荷
時を考慮して潤滑油供給量(供給量の変化率)を設定す
る必要があり、その結果、低回転・低負荷時には必要以
上の潤滑油の供給が行なわれ、このオイルポンプの駆動
がエンジンの回転負荷となってエネルギーロスとなると
共に、潤滑油が過剰に供給されることから過冷却となる
虞があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、エン
ジンの運転状況に応じ適切な量の潤滑油を供給すること
ができ、低回転・低負荷時に於るエネルギーロスと、潤
滑油の過剰供給に起因する過冷却を防ぐことのできるエ
ンジンの潤滑装置の提供、を目的とする。
【0005】
【発明の構成】このため、本発明に係るエンジンの潤滑
装置は、エンジンによって駆動されるオイルポンプによ
って当該エンジンの各部に潤滑を圧送する潤滑機構で
あって、オイルポンプから被潤滑部位に至る供給油路
に、所定エンジン回転数迄はエンジンの回転数の上昇に
伴ってリリーフ量が増大、該所定回転数で一旦リリー
フが停止され、更にそれ以上の回転数の上昇に伴ってリ
リーフ量が増大するリリーフ手段が備えられて構成され
ている。上記の如き構成により、エンジンの回転数の上
昇に伴ってオイルポンプからの潤滑油吐出量は増大する
が、所定エンジン回転数迄は被潤滑部位への潤滑油供給
量を制限でき、又、所定エンジン回転数以上で必要以上
の潤滑油供給を制限できる。又、そのリリーフ手段が、
オイルポンプから被潤滑部位に至る供給油路に介設され
た所定リリーフ設定圧力の第一リリーフ弁と、供給油路
の第一リリーフ弁の下流側から分岐されてオイルパンに
戻る分岐油路と、供給油路と分岐油路とを切換る切換手
段と、分岐油路に介設された第一リリーフ弁より低いリ
リーフ設定圧力の第二リリーフ弁と、を備えて構成され
ているものである。又、リリーフ手段の他の構成とし
て、オイルポンプから被潤滑部位に至る供給油路に介設
された所定リリーフ設定圧力のリリーフ弁と、供給油路
のリリーフ弁の上流側から分岐されてオイルパンに戻る
バイパス油路と、供給油路とバイパス油路とを切換可能
な油路切換弁と、供給油路のリリーフ弁の上流側とオイ
ルパンとを接続し第二オイルポンプが介設された第二油
路と、油路切換弁と第二オイルポンプを切換乃至駆動制
御する制御手段と、を備えて構成され、これに加えて、
オイルパン内を上下に領域分けされ、供給油路の入口
が下部領域に、第二油路の入口が上部領域に、夫々配
設されると共に、被潤滑部位から戻るオイルの還流口が
上部領域に配設されて構成されている。これにより、オ
イルパン内の上部領域の潤滑油が第二油路及び第二オイ
ルポンプを介して潤滑に供されると共にオイルパン内の
上部領域に戻され、潤滑油温が迅速に上昇する。
【0006】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて
説明する。図1は、本発明に係るエンジンの潤滑装置の
一実施例の概念構成図である。図示エンジンの潤滑装置
は、オイルパン10に収容された潤滑油を、エンジン2
0によって駆動されるオイルポンプ30により、途中オ
イルフィルタ51が介設された供給油路41を介してエ
ンジン20の各部に圧送供給するようになっており、
又、潤滑に供された後の潤滑油はリターン油路42を介
してオイルパン10に戻るようになっている。供給油路
41のオイルポンプ30より上流側には、所定のリリー
フ設定圧力のリリーフ弁52が設けられ、該リリーフ弁
52によって逃がされる潤滑油はリリーフ通路43を介
してオイルパン10に戻るようになっている。又、供給
油路41のリリーフ弁52より下流側から、オイルパン
10に戻る第二リリーフ通路44が分岐し、該第二リリ
ーフ通路44には、当該第二リリーフ通路44を開閉可
能な開閉弁53と、該開閉弁53の下流に前述の供給油
路41に介設されたリリーフ弁52より低いリリーフ設
定圧力の第二リリーフ弁54が介設されて構成されてい
る。リリーフ弁52及び第二リリーフ弁54のリリーフ
設定圧力は、本実施例では、リリーフ弁52が5kg/
cm2,第二リリーフ弁54が1kg/cm2として設
定されているものである。
【0007】上記構成によれば、開閉弁53が閉じられ
ている状態では、エンジン20により回転駆動されるオ
イルポンプ30によってオイルパン10内の潤滑油が供
給油路41を介してエンジン20の各部に供給されるこ
ととなり、供給圧力(供給油路41内圧力)は、リリー
フ弁52のリリーフ設定圧力に至る迄はエンジン20
回転数に比例して上昇し、リリーフ弁52のリリーフ設
定圧力に至ると当該リリーフ弁52の作用によって該圧
力(5kg/cm2)に維持される。一方、開閉弁53
が開かれている状態では、リリーフ弁52よりリリーフ
設定圧力の低い第二リリーフ弁54が作用して供給油路
41内の潤滑油を第二リリーフ通路44を介してオイル
パン10に逃し、供給圧力(供給油路41内圧力)は第
二リリーフ弁54のリリーフ設定圧力(1kg/cm
2)となる。
【0008】開閉弁53は、制御装置60によって開閉
操作されるものであり、制御装置60には、エンジン回
転数センサ71からのエンジン回転数情報,吸気管に備
えられた吸気圧センサ72からの吸気負圧情報,オイル
パン10に備えられた油温センサ73からの潤滑油温
情報が入力され、当該制御装置60はこれら入力情報に
基いて開閉弁53を開閉操作する。即ち、図2の制御フ
ローチャートに示す如く、まず、エンジン回転数情報,
吸気負圧情報,油温情報を読み込み(S1)、夫々予め
定められた基準値と比較し(S2,S3,S4)て全て
の条件に合致した時、開閉弁53を開弁操作(S5)
し、前記条件に一つでも合致しない場合には、開閉弁5
3を閉弁操作する(S6)ものである。ここで、本実施
例では、夫々の判定基準は、エンジン回転数:2500
rpm以下,吸気負圧:300mmHg以下,潤滑油温
度:60°C以上として設定されている。
【0009】而して、上記の如く構成されたエンジンの
潤滑装置では、上記エンジン回転数,吸気負圧,油温の
各基準に適合する低回転・低負荷時であって潤滑油温度
が所定値以上の時には、第二リリーフ弁54のリリーフ
設定圧力で潤滑油が供給油路41を介してエンジン20
の各部に供給される。つまり、潤滑油は、図3に吸気負
圧及び潤滑油温度が条件内にある場合に於るエンジン回
転数に対する油圧変化を示す如く、2500rpm以下
の低回転・低負荷(当該時には吸気負圧も基準値以上で
ある為)時には第二リリーフ弁54のリリーフ設定圧力
で供給され、2500rpmを越えるとリリーフ弁52
のリリーフ設定圧力で供給されることとなる。これは、
換言すれば、エンジン20の回転数の上昇に伴ってオイ
ルポンブ30からの潤滑油吐出圧は上昇するが、250
0rpmまでは第二リリーフ弁54によってその上昇分
がリリーフされることとなってリリーフ量が増大するこ
とによって所定値に保たれ、2500rpmで開閉弁5
3が閉弁されると、リリーフ弁52のリリーフ設定圧力
となるまではリリーフが行なわれないということであ
り、これにより、第二リリーフ弁54のリリーフ設定圧
力を前述の判定基準によって判定される低回転・低負荷
時に於て必要最少限の油圧に設定しておくことにより、
当該低回転・低負荷時には、潤滑油供給量を必要最低限
とすることができ、オイルポンプ30を駆動する為に要
するエンジン20のパワーロスを低減することができる
と共に、潤滑油を必要とする低回転・高負荷時,高回転
時,及び高回転・高負荷時には、リリーフ弁52のリリ
ーフ設定圧力で十分な量の潤滑油を供給することができ
る。
【0010】次に、図4に示す本願の別の実施例を説明
する。尚、図中前述の実施例と同様部位には同符号を
付してある。図示エンジンの潤滑装置は、オイルパン1
0に収容された潤滑油を、エンジン20によって回転駆
動されるオイルポンブ30により、途中オイルフィルタ
51が介設された供給油路41を介してエンジン20各
部に圧送供給するようになっており、又、潤滑に供され
た後の潤滑油はリターン油路42を介してオイルパン1
0に戻るようになっている。供給油路41のオイルボン
プ30より上流側には、3ポート2位置の切換弁55を
介してオイルパン10に戻るバイパス油路45が接続さ
れており、又、切換弁55より上流側には所定のリリー
フ設定圧力(例えば5kg/cm2)のリリーフ弁52
が設けられ、該リリーフ弁52によって逃がされる潤滑
油はリリーフ通路43を介し、途中でバイパス油路45
に合流してオイルパン10に戻るようになっている。
【0011】更に、供給油路41のリリーフ弁52より
下流側オイルパン10とが、第二供給油路46によっ
て接続され、該第二供給油路46には、電動オイルポン
プ31が設けられている。電動オイルポンプ31の容量
(吐出量)は、前述のオイルポンプ30より小さく、当
該電動オイルポンプ31の吐出圧は例えば1kg/cm
2に設定されているものである。オイルパン10は、そ
の内部が潤滑油の流通は可能ではあるが自由な流通は規
制する例えば複数の開口部が形成された仕切板11によ
って上部域12と下部域13とに仕切られている。供給
油路41のオイルパン10側端部(吸入口)は上部域1
2に、第二供給油路46のオイルパン10側端部(吸入
口)は下部域13に、夫々配設され、又、リターン油路
42の吐出口は上部域12に、バイパス油路45の吐出
口は下部域13に、夫々配設されている。
【0012】上記構成によれば、切換弁55を図中Aで
示す如く供給油路41側に切換ることにより、エンジン
20によって駆動されるオイルポンプ30によってオイ
ルパン10内の潤滑油が供給油路41を介してエンジン
20各部に供給されることとなり、供給圧力(供給油路
41内圧力)は、リリーフ弁52のリリーフ設定圧力に
達する迄はエンジン回転数に比例して上昇し、リリーフ
弁52のリリーフ設定圧力に達すると当該リリーフ弁5
2の作用によって該圧力に維持される。一方、切換弁5
5を図中Bで示す如くバイパス油路45側に切換ると共
に電動オイルポンプ31を駆動することにより、オイル
ポンプ30による潤滑油は全量がバイパス油路45を介
してオイルパン10に戻り、電動オイルポンプ31によ
って潤滑油が供給油路41を介してエンジン20の各部
に供給されることとなり、油圧は電動オイルポンプ31
の吐出圧力に依存することとなる。
【0013】切換弁55及び電動オイルポンプ31は制
御装置60によって切換乃至駆動操作されるものであ
り、制御装置60には、エンジン回転数センサ71から
のエンジン回転数情報,吸気管に備えられた吸気圧セン
サ72からの吸気負圧情報,オイルパン10の上部域1
2に備えられた油温センサ73からの油温情報が入力さ
れ、該制御装置60はこれら入力情報に基いて、当該制
御装置60内に備えられた判定回路61でエンジン20
の運転状況を判定すると共に、オイルポンプ駆動回路6
2及び切換弁制御回路63を介して切換弁55及び電動
オイルポンプ31を切換乃至駆動操作する。即ち、図5
の制御フローチャートに示す如く、まず、エンジン回転
数情報,吸気負圧情報,油温情報を読み込み(S1
1)、夫々予め定められた基準値と比較し(S12,S
13,S14)て全ての条件に合致した時、切換弁55
を図中Bで示す如くバイパス油路43側に切換る(S1
5)と共に電動オイルポンプ31を駆動(S16)し、
前記条件に一つでも合致しない場合には、切換弁55を
図中Aで示す如く供給油路側に切換る(S17)と共に
電動オイルポンプ31の駆動を停止させる(S18)も
のである。ここで、本実施例に於る夫々の判定基準は、
前述の実施例と同様であって、エンジン回転数:250
0rpm以下,吸気負圧:300mmHg以下,油温:
60°C以上として設定されている。
【0014】而して、上記の如く構成されたエンジン2
0の潤滑装置では、上記エンジン回転数,吸気負圧,油
温の各基準に適合する低回転・低負荷時には、電動オイ
ルポンプ31の吐出圧力で潤滑油が第二供給油路46
介してエンジン20各部に供給される。つまり、潤滑油
は、前述の実施例の説明に用いた図3と同様の圧力特性
を示し、2500rpm以下の低回転・低負荷(当該時
には吸気負圧も基準値以上である為)時には電動オイル
ポンプ31の吐出圧力で供給され、2500rpmを越
えるとリリーフ弁52のリリーフ設定圧力で供給される
こととなる。その結果、低回転・低負荷時には、潤滑油
供給量は必要最低限とすることができ、オイルポンプ3
0を駆動する為のパワーロスを低減することができると
共に、潤滑油を必要とする低回転・高負荷時,高回転
時,及び高回転・高負荷時には、リリーフ弁52のリリ
ーフ設定圧力で十分な潤滑油を供給することができる。
又、低回転・低負荷時には、専らオイルパン10の上部
域12の潤滑油が循環供給されることとなり、潤滑油温
の早期上昇を図ることができ、低温の潤滑油が多量に
供給されることによる過冷却が防止されるものである。
【0015】
【発明の効果】上記の如き、本発明に係るエンジンの潤
滑装置によれば、エンジンの運転状況に応じてその必要
とする量の潤滑油を供給することができ、低回転・低負
荷時に於るオイルポンプの駆動によるエネルギーロスが
抑制され、又、過剰な潤滑油が供給されないことから、
過冷却を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの潤滑装置の一実施例の
概念構成図。
【図2】その制御装置による制御フローチャート。
【図3】吸気負圧及び油温が条件内にある場合に於るエ
ンジン回転数に対する油圧変化を示すブラフ。
【図4】本発明に係るエンジンの潤滑装置の別の実施例
の概念構成図。
【図5】その制御装置による制御フローチャート。
【符号の説明】 10…オイルパン 11…仕切板 12…上部域 13…下部域 20…エンジン 30…オイルポンブ 31…電動オイルポンプ(第二オイルポンプ) 41…供給油路 43…リリーフ通路 44…第二リリーフ通路(分岐油路) 45…バイパス油路 52…リリーフ弁(第一リリーフ弁) 53…開閉弁(油路切換手段) 54…第二リリーフ弁55…切換弁(油路切換弁) 60…制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶山 俊英 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 鷲見 浩信 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 向井 学 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンによって駆動されるオイルポンプ
    によって当該エンジンの各部に潤滑オイルを圧送する潤
    滑機構であって、 オイルポンプから被潤滑部位に至る油路に、所定エンジ
    ン回転数迄はエンジンの回転数の上昇に伴ってリリーフ
    量が増大すると共に、該所定回転数で一旦リリーフが停
    止され、更にそれ以上の回転数の上昇に伴ってリリーフ
    量が増大するリリーフ手段が備えられて構成されている
    こと、を特徴とするエンジンの潤滑装置。
  2. 【請求項2】上記リリーフ手段が、 上記オイルポンプから被潤滑部位に至る油路に介設され
    た、所定リリーフ設定圧力の第一リリーフ弁と、 前記油路の前記第一リリーフ弁より下流側から分岐され
    てオイルパンに戻る分岐油路と、 前記油路と分岐油路とを切換る切換手段と、 前記分岐油路に介設された前記第一リリーフ弁より低い
    リリーフ設定圧力の第二リリーフ弁と、 を備えて構成されていること、を特徴とする請求項1記
    載のエンジンの潤滑装置。
  3. 【請求項3】上記リリーフ手段が、 上記オイルポンプから被潤滑部位に至る油路に介設され
    た所定リリーフ設定圧力のリリーフ弁と、 前記油路の前記リリーフ弁の上流側から分岐されてオイ
    ルパンに戻るリターン油路と、 前記油路の前記リリーフ弁の上流側とオイルパンとを接
    続し、第二オイルポンプが介設された第二油路と、 前記油路切換弁と第二オイルポンプを切換乃至駆動制御
    する制御手段と、 を備えて構成されていること、を特徴とする請求項1記
    載のエンジンの潤滑装置。
  4. 【請求項4】上記オイルパン内が上下に領域分けされる
    と共に、上記油路の導入口が下部領域に、上記第二油路
    の導入口が上部領域に、夫々配設されると共に、被潤滑
    部位から戻るオイルの還流口が上部領域に配設されて構
    成されていること、を特徴とする請求項3記載のエンジ
    ンの潤滑装置。
JP20323791A 1991-07-19 1991-07-19 エンジンの潤滑装置 Pending JPH0526023A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024926A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Toyota Motor Corp 潤滑油供給装置および内燃機関の潤滑システム
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WO2021065817A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 いすゞ自動車株式会社 内燃機関のオイル供給装置

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