JPH05260091A - マルチメディア多重化方式 - Google Patents

マルチメディア多重化方式

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Publication number
JPH05260091A
JPH05260091A JP5561092A JP5561092A JPH05260091A JP H05260091 A JPH05260091 A JP H05260091A JP 5561092 A JP5561092 A JP 5561092A JP 5561092 A JP5561092 A JP 5561092A JP H05260091 A JPH05260091 A JP H05260091A
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real
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time
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Withdrawn
Application number
JP5561092A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sakai
潔 酒井
Takashi Hamano
崇 浜野
Kiichi Matsuda
喜一 松田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05260091A publication Critical patent/JPH05260091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマルチメディア多重化方式に関し、
伝送レートに制限を設けるパケット網に整合し、該網を
ローコストで効率良く利用するマルチメディア多重化方
式の提供を目的とする。 【構成】 伝送レートに制限を設けるパケット網に対し
て可変レートでデータを出力するマルチメディア多重化
方式において、実時間メディア3及び又は非実時間メデ
ィア4のデータを多重化する多重化部7と、多重化部7
の時分割多重制御を行う制御部2とを備え、制御部2は
多重出力の伝送レートがパケット網の規定レートを越え
ないように実時間メディア3のデータを優先的に多重制
御する。好ましくは、制御部2は多重出力についての呼
を宣言し、実時間メディアの平均レートの合計を網の平
均レート、又は実時間メディアのピークレートの合計を
網のピークレート、又は実時間メディアのピークレート
の合計以下を網の平均レートとして申告する。さらに、
制御部2は多重出力の伝送レートとパケット網の規定レ
ートとを比較し、差が所定以上の場合は実時間メディア
3の符号化レートを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア多重化方
式に関し、更に詳しくは伝送レートに制限を設けるパケ
ット網に対して可変レートでデータを出力するマルチメ
ディア多重化方式に関する。将来の広帯域ISDN(Br
oadband-Integrated Services Digital Network )にお
いては固定長パケットの一種であるセルを非同期転送す
る所謂ATM(Asynchronous Transfer Mode)の採用が
合意されている。ATM網では画像、音声、データ等の
異種メディアを統一化して扱うことができ、新しいマル
チメディアサービスの実現が期待される。またATM網
では従来の固定レートのみならず可変レートの伝送が可
能であり、動画像情報のような本来バースト性を有する
情報源を効率的に収容できる可能性がある。
【0002】しかるに、このATM網は蓄積形の網であ
り、統計的な多重化効果、即ち、可変レートの情報源を
多数多重化する大群化効果により網の高効率利用を実現
することを想定している。従って、全情報源が同時に最
大レートで出力した場合の伝送容量の確保は保証されな
い。即ち、網の輻輳時にはバッファオーバフロー等によ
りセル廃棄が生じることは避けられない。
【0003】このために、網側では、呼受付時にセルト
ラヒックの平均レート、ピークレート等を端末に申告さ
せ、その呼を受け付けるか否かを判定し、呼を受け付け
た場合にはそのトラヒック申告値(規定周期T,規定セ
ル数X)に基づいてセルの流量を制限する所謂ポリシン
グ制御(又はUPC:Usage Parameter Control )を行
うことが考えられている。
【0004】また、かかる可変レート伝送の場合は、従
量制課金(使用した帯域に応じた課金)をベースとし
て、申告した平均レート又はピークレート等に応じて基
本料金を設定することも考えられている。そこで、マル
チメディアを収容する端末装置側においても、このよう
な網に整合し、該網をローコストで効率良く利用するマ
ルチメディア多重化方式の提供が要望される。
【0005】
【従来の技術】図9は従来の一例のポリシング制御を説
明する図で、図はT−X法によるポリシング制御を示し
ている。T−X法は、規定周期Tの間に規定セル数Xま
でのセルを通過させるものであり、これを越えたセルに
ついてはマーキングされ又は廃棄される。トラヒックの
申告方法としては、規定周期Tp の間に規定セル数Xp
までのセルを通過させるピークレートの申告及び又は規
定周期Ta の間に規定セル数Xa までのセルを通過させ
る平均レートの申告等が考えられる。以下に、Tp
4,Xp =3及びT a =8,Xa =4の場合のポリシン
グ制御を具体的に説明する。
【0006】平均値制御の1番目の周期Ta に注目する
と、Ta =8の区間の到着セル数x a =2であるから、
これは申告した平均レートを越えていない。また同じ区
間をピーク値制御で見ると、Tp =4夫々の区間の到着
セル数xp =1であるから、これらは申告したピークレ
ートを越えていない。従って、セルr1 ,r2 は共に廃
棄されない。平均値制御の2番目の周期Ta についても
同様である。
【0007】次に平均値制御の3番目の周期Ta に注目
すると、Ta =8の区間の到着セル数xa =4であるか
ら、これは平均レートを越えていない。しかし、同じ区
間をピーク値制御で見ると、1番目のTp =4の区間の
到着セル数xa =4であるから、これは申告したピーク
レートを越えている。従って、セルr10はピーク値制御
により廃棄される。
【0008】更に平均値制御の4番目の周期Ta に注目
すると、この区間をピーク値制御で見た場合は、夫々T
p =4の区間の到着セル数xp =3であるから、これら
はピークレートを越えていない。しかし、この区間を平
均値制御で見ると、Ta =8の区間の到着セル数xa
6であるから、これは平均レートを越えている。従っ
て、セルr15,r16は平均値制御により廃棄される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ATM網に
おける大群化効果のメリットは、網が大規模化し、多重
化情報源の数が非常に大きくなり、各情報源の平均レー
トのみで網管理が可能な場合に効果が大きくなるものと
考えられている。従って、小規模な網や、大規模化する
途上の比較的小規模な網等においては、大群化効果によ
るメリットは少なく、様々な伝送レートの異種メディア
を網に収容し、かつ網の品質を維持するためには、網側
では比較的短い周期Tによりセルのトラヒックを監視す
る必要があり、厳しいポリシング制御を行わなくてはな
らない。
【0010】しかるに、従来は、このような網に整合
し、しかも該網をローコストで効率良く利用するような
マルチメディア多重化方式が無かった。なお、従来のS
TM(Synchronous Transfer Mode )を基本にして作ら
れたマルチメディアを単に切り替えて、メディア毎に呼
を形成する方法も考えられるが、画像、音声、データ等
の異種メディア間ではピークレートや平均レートの申告
が著しく異なるので、これを網側から見ると、このよう
なマルチメディア端末装置は出力レートを大幅に変化さ
せる装置に見えてしまい、網内制御が煩雑になるばかり
か、ATM網を効率良く利用できない。
【0011】本発明の目的は、伝送レートに制限を設け
るパケット網に整合し、該網をローコストで効率良く利
用するマルチメディア多重化方式を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のマルチメディア多重
化方式は、伝送レートに制限を設けるパケット網に対し
て可変レートでデータを出力するマルチメディア多重化
方式において、実時間メディア3及び又は非実時間メデ
ィア4のデータを多重化する多重化部7と、多重化部7
の時分割多重制御を行う制御部2とを備え、制御部2は
多重出力の伝送レートがパケット網の規定レートを越え
ないように実時間メディア3のデータを優先的に多重制
御するものである。
【0013】
【作用】本発明のマルチメディア多重化方式において
は、多重化部7は実時間メディア3及び又は非実時間メ
ディア4のデータを多重化し、制御部2は多重化部7の
時分割多重制御を行う。この場合に、実時間メディア3
のデータは実時間性を要求されるから、その発生レート
に従って速やかに伝送されなくてはならない。一方、非
実時間メディア4のデータについては実時間性を要求さ
れないから、任意の時間に任意のレートで伝送できる。
そこで、制御部2は多重出力の伝送レートがパケット網
の規定レートを越えないように実時間メディア3のデー
タを優先的に多重制御する。従って、実時間メディアを
犠牲にすることなくパケット網の規定レート内でのデー
タ伝送が安全に行える。
【0014】好ましくは、制御部2は多重出力について
の呼を宣言する。多重出力についての呼を形成すれば、
メディア毎の呼と異なり、申告レートの均一化が図れる
から、網内制御を容易にすると共に、網を効率的に利用
できる。また好ましくは、制御部2は呼の宣言時に実時
間メディア3の平均レートの合計を網の平均レートとし
て申告する。従って、網の平均値制御に対して実時間メ
ディア3のデータ伝送をローコストかつ安全に行える。
【0015】また好ましくは、制御部2は呼の宣言時に
実時間メディア3のピークレートの合計を網のピークレ
ートとして申告する。従って、網のピーク値制御に対し
て実時間メディア3のデータ伝送をローコストかつ安全
に行える。また好ましくは、制御部2は呼の宣言時に実
時間メディア3のピークレートの合計以下を網の平均レ
ートとして申告する。従って、網の平均値制御に対して
実時間メディア3のデータ伝送をローコストかつ安全に
行えると共に、非実時間メディア4のデータを遅滞無く
伝送できる。
【0016】また好ましくは、制御部2は、多重出力の
伝送レートとパケット網の規定レートとを比較し、差が
所定以上の場合は実時間メディア3の符号化レートを抑
制する。従って、実時間性を要求されるようなデータが
例えばバッファ回路に溜まってしまい、これによりデー
タ伝送に遅滞が生じるような障害を未然に防ぐことが可
能になる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のマルチ
メディア端末装置のブロック図で、図において1はマル
チメディア端末装置、2は制御部、21はCPU、22
はCPU21が実行する図4〜図6の制御プログラムを
記憶しているメモリ(MEM)、23はシリアルインタ
フェース(SIF)、24はアドレスラッチ(AL)、
25はダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
C)、26はコマンドラッチ(CL)、27はCPU2
1の共通バス、3は実時間メディアであるTV電話機、
31は画像符号器、32は音声符号器、33,34はO
Rゲート回路、4はファクシミリやパーソナルコンピュ
ータ等の非実時間メディアであるデータ処理装置、50
〜5 2 はバッファ回路、6はデコーダ(DEC)、7は
多重化部、71はデータセレクタ(SEL)、8は伝送
データのパケット(セル)化部、9はB−ISDNの網
終端装置(B−NT)である。
【0018】動作の概要を説明すると、通信開始時に
は、制御部2とATM網間で平均レート及び又はピーク
レートについての交渉が行われ、合意が得られると通信
が開始される。そして、制御部2は多重化部7の時分割
多重制御を行うと共に多重出力の伝送レートがパケット
網に申告したレートを越えないように実時間メディアで
あるTV電話機3のデータを優先的に多重制御する。
【0019】画像符号器31、音声符号器32及びデー
タ処理装置4は、夫々バッファ回路50 〜52 に接続さ
れており、該バッファ回路50 〜52 よりバッファオー
バーフローしそうな旨の警告信号BFULを受けると、
データの出力(符号化)レートを下げるような制御を行
う。例えば、画像符号器31では量子化器の制御やこま
落とし制御等を行い、音声符号器32では量子化器の制
御等を行う。またデータ処理装置4ではファクシミリ原
稿の読取休止やディスク装置の読取休止等の制御を行
う。
【0020】画像符号器31及び音声符号器32の各デ
ータは、実時間性を要求されるので、そのデータの多重
化制御は優先的に行われる。従って、バッファ回路
0 ,5 1 は基本的には空の状態で動作することにな
る。一方、データ処理装置4のデータについては、一般
に実時間性が要求されないので、TV電話機3の合計出
力レートの余りのレートが割当てられるようにデータ多
重化制御される。
【0021】この場合に、制御部2は、例えばセレクタ
71の入力を0,1,2の順で選択すると共に、バッフ
ァ回路50 ,51 ,52 の順でそのデータレディー信号
DRDYを調べ、バッファ回路50 ,51 については、
ATM網への申告レートを越えない範囲で、夫々のバッ
ファが空になるまでデータを優先的に読み出す。そし
て、パケット化部8は、多重化部7の選択に連動して動
作し、該多重化部7の出力データをパケット(セル)化
し、これに予めCPU21より知らされた伝送先等の情
報を含むヘッダ情報を付してATM網に出力する。
【0022】図3は実施例のバッファ回路のブロック図
で、図において50 はバッファ回路、51はデュアルポ
ートRAM等から成るエラスチックメモリ(EM)、5
2は書込カウンタ(WC)、53は読出カウンタ(R
C)、54はコンパレータ(CMP)、55はANDゲ
ート回路、56は加算回路、57は減算回路、58,5
9はコンパレータ(CMP)、60,61はANDゲー
ト回路である。バッファ回路51 ,52 についても同様
である。
【0023】バッファ回路50 が多重化の対象である場
合にはデコーダ6からのデバイスアドレス信号DAによ
りバッファ回路50 が付勢される。書込カウンタ52は
EM51の書込アドレスWAを出力しており、外部より
書込パルスWPが入力すると、その時点の書込データW
DをEM51に書き込み、書込カウンタ52はインクリ
メントする。一方、読出カウンタ53はEM51の読出
アドレスRAを出力している。
【0024】減算回路57はD=WA−RAの演算を行
うとにより、バッファ回路50 の蓄積データ数Dを求
め、コンパレータ59は求めた蓄積データ数Dと所定数
TH1(例えば1セル分のデータ数)とを比較してい
る。そして、もしD≧TH1 の場合は、EM51に1セ
ル分以上のデータが記憶されているから、ANDゲート
回路60を介してデータレディ信号DRDYを出力す
る。これにより、DMAC25からの一連の読出パルス
RPが入力し、読出カウンタ53はインクリメントす
る。こうして、読出カウンタ53は書込カウンタ52を
追うようにしてEM51の書込データWDを読み出す。
【0025】なお、書込カウンタ52はEM51のバッ
ファサイズBLを計数してしまうと「0」に戻る。コン
パレータ54はこの状態を検出しており、もしWA<R
Aの状態を検出するとANDゲート回路55を付勢す
る。これにより加算回路56はWA+BLの演算を行
い、その結果、減算回路57はD=(WA+BL)−R
Aの演算により蓄積データ数Dを求めることになる。
【0026】一方、コンパレータ58は求めた蓄積デー
タ数Dと所定数TH2 (例えばバッファサイズBLから
数セル分のデータ数を引いた数)とを比較している。そ
して、もしD≧TH2 の場合は、やがてEM51はオー
バフローしてしまうから、ANDゲート回路60を介し
てバッファフルの警告信号BFULを出力する。図4は
制御部における通信制御処理のフローチャートである。
実施例のマルチメディア端末装置1に電源投入するとこ
の処理に入力する。
【0027】ステップS1では所定の初期設定を行う。
例えばセル数カウンタxa 及びxpに夫々「0」以外の
数をセットしておく。ステップS2ではシリアルインタ
フェース23を介して発呼処理を行う。即ち、ATM網
との間で平均レート及び又はピークレートの交渉を行
い、合意が得られると通信を開始する。ステップS3で
は図5及び図6の割込処理を可とする。
【0028】図5は実施例の外部割込処理のフローチャ
ートである。シリアルインタフェース23は、例えばA
TM網からのピーク値制御の規定周期Tp 毎に発生する
タイミング信号Tp を受信すると、割込要求信号IRQ
−Tp を出力する。CPU21はこれを受け付けると図
5の(A)のTp −INT処理に入力する。ステップS
21では規定周期Tp 内の経過時間を計数する時間カウ
ンタtp をリセットし、ステップS22では規定周期T
p 内の出力セル数を計数するセル数カウンタxp をリセ
ットする。そして、ステップS23ではタイミング信号
pを受信したことを示すフラグFに「1」をセット
し、割込前の処理に戻る。
【0029】同様にして、シリアルインタフェース23
は、例えばATM網からの平均値制御の規定周期Ta
に発生するタイミング信号Ta を受信すると、割込要求
信号IRQ−Ta を出力する。CPU21はこれを受け
付けると図5の(B)のTa−INT処理に入力する。
ステップS31では規定周期Ta 内の経過時間を計数す
る時間カウンタta をリセットし、ステップS32では
規定周期Ta 内の出力セル数を計数するセル数カウンタ
a をリセットする。そして、ステップS33ではタイ
ミング信号Taを受信したことを示すフラグFに「1」
をセットし、割込前の処理に戻る。
【0030】図4に戻り、ステップS4ではxa =0に
なるのを待つ。シリアルインタフェース23がタイミン
グ信号Ta を受信するとxa =0になるから、これによ
り図4の制御とタイミング信号Ta の同期がとれたこと
になる。ステップS5ではx p =0になるのを待つ。同
様にしてxp =0になるとタイミング信号Tp との間の
同期がとれたことになる。
【0031】これにより、フローはステップS6に進
み、デバイスアドレスを表すレジスタDAに「0」をセ
ットし、これをアドレスラッチ24にロードする。そし
てこれにより、データ多重化の対象はDA=0の画像符
号器31になる。ステップS7ではタイミング信号Ta
又はTp を受信したことを表すフラグFを「0」にして
おく。ステップS8ではバッファ回路50 がデータレデ
ィーDRDYか否かを判別する。DRDYでない場合
は、ステップS9に進み、レジスタDAをインクリメン
トすると共にこれをアドレスラッチ24にロードする。
【0032】これにより、データ多重化の対象はDA=
1の音声符号器32になる。ステップS10ではフラグ
F=1か否かを調べ、次のタイミング信号Ta 又はTp
をまだ受信していなければF=0であるから、ステップ
S8に戻る。ステップS8ではバッファ回路51 がデー
タレディーDRDYか否かを判別する。もしDRDYの
場合は、ステップS11に進み、DMAC25をスター
トする。ステップS12ではDMAC25の1ブロック
転送終了の信号ENDを待ち、やがてENDになると、
ステップS13でセル数カウンタxp ,xa 夫々をイン
クリメントする。ステップS14ではxp =Xp (ピー
ク値制御の規定セル数)か否かを判別し、xp =Xp
ない場合はステップS15でxa =Xa (平均値制御の
規定セル数)か否かを判別する。xa =Xa でもない場
合はステップS10に進む。ステップS10ではフラグ
F=1か否かを調べ、次のタイミング信号Ta 又はTp
をまだ受信していなければF=0であるから、ステップ
S8に戻る。
【0033】ステップS8では再びバッファ回路51
データレディーDRDYか否かを判別し、もしDRDY
ならステップS11に進み、引き続き1セル分のデータ
をバッファ回路51 から読み出す。こうして、バッファ
回路50 ,51 のデータについては優先的に読み出さ
れ、これらのバッファ回路50 ,51 は基本的には空の
状態で動作することになる。
【0034】更に、ステップS14の判別でxp =Xp
でなく、かつステップS15の判別でxa =Xa でもな
い場合はステップS10に進む。ステップS10ではフ
ラグF=1か否かを調べ、次のタイミング信号Ta 又は
p をまだ受信していなければF=0であるから、ステ
ップS8に戻る。ステップS8ではバッファ回路51
データレディーDRDYか否かを判別する。もしDRD
Yでない場合は、バッファ回路51 の全データが読み出
されたのであるから、ステップS9に進み、レジスタD
Aをインクリメントすると共にこれをアドレスラッチ2
4にロードする。これにより、データ多重化の対象はD
A=2のデータ処理装置4になる。ステップS10では
フラグF=1か否かを調べ、次のタイミング信号Ta
はTp をまだ受信していなければF=0であるから、ス
テップS8に戻る。
【0035】ステップS8ではバッファ回路52 がデー
タレディーDRDYか否かを判別し、もしDRDYなら
ステップS11に進み、1セル分のデータをバッファ回
路5 2 から読み出す。こうして、実時間性を要求されな
いデータ処理装置4のデータに対しては、TV電話機3
の合計出力レートの余りのレートが割当てられる。そし
て、もしステップS14の判別でxp =Xp になると、
このピーク値制御の規定周期TP 内においては、もはや
これ以上のセルは出力できないから、ステップS5に戻
り、次のタイミング信号Tp の受信を待つ。また同様に
して、もしステップS15の判別でxa =Xa になる
と、この平均値制御の規定周期Ta 内においては、もは
やこれ以上のセルは出力できないから、ステップS4に
戻り、次のタイミング信号Ta の受信を待つ。こうし
て、多重出力の伝送レートがATM網への申告レートを
越えないように制御される。
【0036】なお、マルチメディア端末装置1の全体と
してのデータ量が少なく、その結果xp =Xp 又はxa
=Xa にないらない間に次のタイミング信号Ta 又はT
p を受信したような場合には、ステップS10の判別で
F=1となるから、フローはステップS6に戻る。これ
により、タイミング信号Ta 又はTp の受信後は、デー
タ多重化の対象は画像符号器31となるように優先制御
される。
【0037】かかる制御を背景に、制御部2は、呼の宣
言時に、例えば画像符号器31及び音声符号器32の各
平均レートの合計を網の平均レートとして申告する。従
って、網の平均値制御に対してはTV電話機3のデータ
伝送をローコストかつ安全に行える。あるいは、呼の宣
言時に、画像符号器31及び音声符号器32の各ピーク
レートの合計を網のピークレートとして申告する。従っ
て、網のピーク値制御に対してはTV電話機3のデータ
伝送をローコストかつ安全に行える。あるいは、呼の宣
言時に、画像符号器31及び音声符号器32の各ピーク
レートの合計又は該合計以下を網の平均レートとして申
告する。従って、網の平均値制御に対してはTV電話機
3のデータ伝送をローコストかつ安全に行えると共に、
その余裕のレートに従ってデータ伝送装置4のデータを
遅滞無く伝送できる。
【0038】更に、制御部2は、多重出力の伝送レート
とパケット網の規定レートとを比較し、差が所定以上の
場合はTV電話機3の符号化レートを抑制するような制
御を行う。従って、実時間性を要求されるデータがバッ
ファ回路50 又は51 に溜まってしまい、これによりデ
ータ伝送に遅滞が生じるような障害を未然に防ぐことが
可能になる。以下、これを具体的に説明する。
【0039】図7は実施例の符号化抑制制御のタイミン
グチャートで、図は平均値制御の例を示している。な
お、ピーク値制御につても同様である。例えばTVカメ
ラを比較的長い時間パンニングすると、画像符号器31
は通常よりも過大な画像データを出力する。一方、制御
部2としてはこのような実時間性を要求される画像デー
タを遅滞無しで伝送しなくてはならない。しかるに、こ
の申告の例では平均値制御の規定周期Ta =8の間に送
れるセル数Xa =4である。従って、制御部2は1番目
の周期Ta の区間にバッファ回路50 の画像データを優
先的に多重化してセルr1 〜r4 を出力するが、残りの
画像データについては2番目の規定周期Ta が開始する
までセルを出力できない。そして、このような状態を放
置するとバッファ回路50 にデータが溜まり、画像デー
タの伝送遅滞が生じてしまう。
【0040】そこで、制御部2は、例えば1セル伝送時
間Δt毎に、申告レートに基づく標準の出力セル数の推
移を表すカーブAと現実の出力セル数xa の推移との差
分D Xaを、例えばDXa=xa −(Xa /Ta )ta の演
算により求め、該差分DXaと所定閾値THa とを比較す
ることにより、該差分DXaが所定閾値THa を越える場
合には、画像符号器31に対して符号化抑制の制御信号
C=1を送る。これにより、画像符号器31は例えばビ
デオ信号の量子化ステップを粗くしたり、あるいはこま
落とし制御を行ったりして符号化レートを抑制する。
【0041】そして、これにより、2番目の周期Ta
後半においては、上記抑制制御の効果が現れており、バ
ッファ回路50 に対して画像データが間欠的に送られる
ようになっている。これにより、出力セル数xa の推移
は標準のカーブAに沿うものとなっており、画像データ
の伝送遅滞を未然に防ぐことができた。図6は実施例の
符号化抑制制御のフローチャートである。例えばCPU
21の内蔵タイマ(不図示)が略1セル伝送時間Δtの
経過毎にタイムアウトすると、このT−INT処理に入
力する。
【0042】ステップS41では規定周期Tp 内の経過
時間を計数する時間カウンタtp をインクリメントし、
ステップS42では規定周期Ta 内の経過時間を計数す
る時間カウンタta をインクリメントする。ステップS
43では差分DXPをDXP=x p −(Xp /Tp )tp
演算により求め、ステップS44では同様にして差分D
XaをDXa=xa −(Xa /Ta )ta の演算により求め
る。ステップS45ではピーク値制御についてDXP>T
p か否かの判別を行い、もしDXP>THp ならステッ
プS48に進み、符号化抑制のための制御信号Cを
「1」にする。またDXP>THp でないなら、ステップ
S46で平均値制御についてDXa>THa か否かの判別
を行い、もしDXa>THa ならステップS48に進み、
制御信号Cを「1」にする。またDXa>THa でもない
ならステップS47に進み、制御信号Cを「0」にす
る。そして、割込前の処理に戻る。
【0043】図8は実施例のマルチメディア端末装置の
動作を説明する図で、図はATM網によるピーク値制御
(Tp =4,Xp =3)及び平均値制御(Ta =8,X
a =4)の下でマルチメディアを多重化する場合を示し
ている。平均値制御の1番目の周期Ta に注目すると、
a =8の区間の出力セル数x a =4であるから、これ
は申告した平均レートを満足している。また、同じ区間
をピーク値制御で見ると、最初のTp =4の区間では実
時間セルr1 を多重化しており、さらに余裕があったの
で、非実時間セルd1 ,d2 を出力している。次のTp
=4の区間では実時間セルr2 を多重化しており、これ
で平均レートいっぱいである。
【0044】次に平均値制御の2番目の周期Ta に注目
すると、Ta =8の区間の出力セル数xa =4であるか
ら、これは申告した平均レートを満足している。そし
て、同じ区間をピーク値制御で見ると、実時間データが
間欠的に発生しており、これに応じて実時間セルr3
6 を遅滞無く出力している。更に平均値制御の3番目
の周期Ta に注目すると、Ta =8の区間の出力セル数
a =4であるから、これは申告した平均レートを満足
している。そして、同じ区間をピーク値制御で見ると、
この区間では実時間データが連続的に発生しており、こ
れに応じて実時間セルr7 〜r9 及びr10を遅滞無く出
力している。この場合に、実時間セルr10は申告した平
均レート及びピークレートを満足しているので、図9の
場合のように廃棄されることはない。平均値制御の4番
目の周期Ta についても同様である。
【0045】なお、上記実施例では多重出力の伝送レー
トをATM網に申告したが、予め既知であれば申告しな
くても良い。また、上記実施例ではT−X法による例を
述べたがこれに限らない。例えば、DB(Dangerous Br
idge)法は、1セル通過時間Δtづづ位相をずらした各
規定時間Tの間に到着するセル数xを規定セル数Xと比
較することで流量の判定を行うものであるが、本発明に
よるマルチメディア多重化方式にDB法に基づく多重化
の監視制御を採用しても良い。この場合は、1セル通過
時間Δtづづ位相をずらした全位相で各申告レートを満
たさなくてはならないから、DB法に基づく出力レート
の監視は端末装置内で独自に行え、ATM網からタイミ
ング信号Tp ,Ta を受信する必要はない。
【0046】また、CAT−M法は、到着セル数xが規
定セル数Xに1を加えた数になるまでの時間間隔tを1
セル到着毎に位相をづらして測定し、これらと規定時間
Tとを比較することで流量の判定を行うものであるが、
本発明によるマルチメディア多重化方式にCAT−M法
に基づく多重化の監視制御を採用しても良い。この場合
も、1セル出力毎に位相をずらした全位相で各申告レー
トを満たさなくてはならないから、ATM網からタイミ
ング信号を受信する必要はない。
【0047】また、各セルが到着する時間間隔tを測定
し、これらと規定時間Tとを比較することで流量の判定
を行う時間間隔法も適用可能である。この場合もATM
網からタイミング信号を受信する必要はない。また、多
重化部7における時分割多重化の方法も、実時間メディ
ア3のデータを優先的に多重制御するものであれば何で
も良く、具体的方法は問わない。
【0048】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、実時間
メディア3及び又は非実時間メディア4のデータを多重
化する多重化部7と、多重化部7の時分割多重制御を行
う制御部2とを備え、制御部2は多重出力の伝送レート
がパケット網の規定レートを越えないように実時間メデ
ィア3のデータを優先的に多重制御するので、実時間メ
ディアを犠牲にすることなくパケット網の規定レート内
でのデータ伝送が安全に行え、網内制御を容易にすると
共に、網を効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のマルチメディア端末装置のブロ
ック図である。
【図3】図3は実施例のバッファ回路のブロック図であ
る。
【図4】図4は制御部における通信制御処理のフローチ
ャートである。
【図5】図5は実施例の外部割込処理のフローチャート
である。
【図6】図6は実施例の符号化抑制制御のフローチャー
トである。
【図7】図7は実施例の符号化抑制制御のタイミングチ
ャートである。
【図8】図8は実施例のマルチメディア端末装置の動作
を説明する図である。
【図9】図9は従来の一例のポリシング制御を説明する
図である。
【符号の説明】
2 制御部 31 〜3n 実時間メディア 41 〜3m 非実時間メディア 7 多重化部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送レートに制限を設けるパケット網に
    対して可変レートでデータを出力するマルチメディア多
    重化方式において、 実時間メディア(3)及び又は非実時間メディア(4)
    のデータを多重化する多重化部(7)と、 多重化部(7)の時分割多重制御を行う制御部(2)と
    を備え、 制御部(2)は多重出力の伝送レートがパケット網の規
    定レートを越えないように実時間メディア(3)のデー
    タを優先的に多重制御することを特徴とするマルチメデ
    ィア多重化方式。
  2. 【請求項2】 制御部(2)は多重出力についての呼を
    宣言することを特徴とする請求項1のマルチメディア多
    重化方式。
  3. 【請求項3】 制御部(2)は呼の宣言時に実時間メデ
    ィア(3)の平均レートの合計を網の平均レートとして
    申告することを特徴とする請求項2のマルチメディア多
    重化方式。
  4. 【請求項4】 制御部(2)は呼の宣言時に実時間メデ
    ィア(3)のピークレートの合計を網のピークレートと
    して申告することを特徴とする請求項2のマルチメディ
    ア多重化方式。
  5. 【請求項5】 制御部(2)は呼の宣言時に実時間メデ
    ィア(3)のピークレートの合計以下を網の平均レート
    として申告することを特徴とする請求項2のマルチメデ
    ィア多重化方式。
  6. 【請求項6】 制御部(2)は、多重出力の伝送レート
    とパケット網の規定レートとを比較し、差が所定以上の
    場合は実時間メディア(3)の符号化レートを抑制する
    ことを特徴とする請求項1のマルチメディア多重化方
    式。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236132A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Hitachi Ltd 映像蓄積配送装置及び映像蓄積配送システム
JPH08316992A (ja) * 1995-05-08 1996-11-29 At & T Ipm Corp ケーブル・テレビ・チャネルにより伝送されるデータに対する動的チャネル割当て
JPH11203224A (ja) * 1997-12-26 1999-07-30 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ通信装置およびその方法
JP2002057638A (ja) * 2001-04-26 2002-02-22 Mitsubishi Electric Corp 多重化装置および多重化方法
JP2012090039A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Mitsubishi Electric Corp データ多重化装置及びデータ多重化方法

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