JPH0525992U - 超音波モータ支持構造 - Google Patents

超音波モータ支持構造

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JPH0525992U
JPH0525992U JP6367291U JP6367291U JPH0525992U JP H0525992 U JPH0525992 U JP H0525992U JP 6367291 U JP6367291 U JP 6367291U JP 6367291 U JP6367291 U JP 6367291U JP H0525992 U JPH0525992 U JP H0525992U
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JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic motor
pipe
holder
support structure
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP6367291U
Other languages
English (en)
Inventor
幹雄 梅田
徹 中澤
利男 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 超音波モータの振動特性に影響を与えること
なく、安定して、かつ省スペースな超音波モータ支持構
造。 【構成】 円柱状のステータとロータ28が中心軸30
で連設されてなる超音波モータ16とパイプ12とホル
ダ14を有し、超音波モータ16をパイプ12の内部に
格納し、パイプ12の端部をホルダ14に回転自在に装
着してなる超音波モータ支持構造10であって、支持体
36が、中心軸30の一端からねじり振動モードの節部
にまで穿孔された中空部に遊挿され、支持体36の先端
が中空部の底部に固着され、支持体36のもう一方の端
面がホルダ14の内側面に取り付けられ、ロータがパイ
プの内面に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
回転駆動力を発生する超音波モータを使用する際の超音波モータ支持構造であ って、超音波モータの振動モードの特性に影響を与えることなく、回転駆動力の 低下を招くこともなく、超音波モータを安定して格納する超音波モータ支持構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超音波モータは電気−機械変換効率が大変高く、定電圧で、しかも低速であっ ても大きな駆動トルクを発生させることのできるものである。中でも、低速であ っても安定して回転トルクを発生し、しかも制御が容易な複合振動子形超音波モ ータは様々な分野での使用が期待されている。 この複合振動子形超音波モータを格納する超音波モータ支持構造の一従来例を 図2に示す。 円柱状の複合振動子形超音波モータ56は、ステータボトム18とねじり振動 素子20とホールドブロック22と縦振動素子24とステータヘッド26が中心 軸60で順に連設されたステータと、ステータヘッド26と摺動するロータ28 から概略構成されている。ロータ28も中心軸60でステータと連設されている 。 ねじり振動素子20と縦振動素子24は、チタン酸ジルコン酸鉛等のような圧 電材料からなる積層圧電体であり、ねじり振動素子20は回転駆動力を発生し、 縦振動素子54は、作動時にはクラッチとして作用する。 ロータ28はスプリング42でステータに一定圧力で押圧されている。
【0003】 この構成の複合振動子形超音波モータ56において、ねじれ振動素子20の共 振振動数の印加電圧をねじれ振動素子20と縦振動素子24とにそれぞれ印加す る。すると、ねじれ振動素子20にねじれ振動が発生すると共に、縦振動素子2 4が伸縮する。これらの振動の組み合わせによって、ロータ28を一方向に連続 回転させることができる。
【0004】 また、図2に示す超音波モータ支持構造は、超音波モータ56の他に、ホルダ 54とパイプ52から概略構成されている。 超音波モータ56のロータ28とパイプ52の間にはスポーク44,44が設 けられ、ロータ28の回転力はこのスポーク44,44を介してパイプ52に伝 えられる。
【0005】 さらに、超音波モータ56のねじり振動モードの節部にはフランジ58が設け られている。フランジ58はホルダ54に固定され、超音波モータ56を支持し ている。 この超音波モータ56を支持するフランジ58はねじり振動モードの節部に設 けられることが必須であり、この節部に設けることで、ねじれ振動素子20のね じれ振動モードの特性に悪影響を与えることなく、超音波モータ56を支持でき る。また、ねじり振動モードの節部は、一般にホールドブロック22のねじれ振 動素子20側の縁に生じる。
【0006】 上記構成の超音波モータ支持構造においては、超音波モータ56のロータ28 が回転すると、その回転駆動力がスポーク44を介してパイプ52に伝わり、パ イプ52が回転する。 従って、動力を供給する対象体をパイプ52に取り付けることで超音波モータ 56の回転駆動力を有効に使用することができる。例えば、この超音波モータ支 持構造体を窓枠の上端に設け、ブラインド巻上げ機として使用する場合には、ブ ラインドの一端をパイプ52に取り付けておけば、パイプ52の回転と共に、ブ ラインドの巻き上げを行なうことができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の超音波モータ支持構造では、フランジ58で超音波モータ56を支 持しているので、このフランジ58を設けた分だけホルダ54がその径方向に大 型化してしまう。 さらに、フランジ58は超音波モータ56の振動モードの節部に設ける必要が あるために、ねじれ振動素子20やステータボトム18を格納するために、やは りホルダ54が長さ方向に大型化してしまうものであった。 こうしたホルダ54の大型化は超音波モータを取り付けた際の見栄えが悪いば かりでなく、特別に超音波モータの設置場所を必要とし、取り付け自体も困難で 、非常に不都合なものであった。特に、ブラインド巻上げ機として使用する際に は、窓枠と比してブラインドの側端に隙間ができてしまうものであった。
【0008】 本考案は前記課題を解決するためになされたもので、中心軸に中空部を穿孔し 、中空部の底部とホルダを支持体で連結することで、超音波モータの振動モード の特性に悪影響を与えることなく、安定して超音波モータを支持するものである 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の超音波モータ支持構造は、円柱状のステータとロータが中心軸で連設 されてなる超音波モータとパイプとホルダを有し、超音波モータをパイプの内部 に格納し、パイプの端部をホルダに回転自在に装着してなる超音波モータ支持構 造であって、 中心軸のホルダ側の一端に、その一端からねじり振動モードの節部にまで達 する中空部が形成されている。 中空部の底部とホルダとが中空部に遊挿された支持体により連結されている 。 ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案の超音波モータ支持構造では、中心軸に中空部を穿孔し、ねじり振動モ ードの節部にあたる中空部の底部に支持体の先端を固着し、支持体をホルダに固 定することで、超音波モータを安定して支持できる。 その際、支持体に小径部を形成することで、超音波モータの振動モードの特性 に与える影響をより小さくできる。 さらに、支持体はねじり振動モードの節部でのみ超音波モータ本体に接触する ので、振動モードの特性に与える影響を格段に排除できる。 従って、超音波モータを、その振動モードの特性に悪影響を与えることなく、 安定して、パイプ内に格納することができる。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例を図1を参照して説明する。 本実施例における円柱状の複合振動子形超音波モータ16は、円環状のステー タボトム18とねじり振動素子20とホールドブロック22と縦振動素子24と ステータヘッド26が中心軸30で順に連設されたステータと、ステータヘッド 26と摺動するロータ28から概略構成されている。ロータ28もステータと中 心軸30で回転自在に連設されている。 ねじり振動素子20と縦振動素子24は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等 のような圧電材料からなる積層圧電体であり、ねじり振動素子20は回転駆動力 を発生し、縦振動素子28は、作動時にはクラッチとして作用する。 ロータ28はスプリング42でステータに一定圧力で押圧されている。
【0012】 この構成の複合振動子形超音波モータ16において、ねじり振動素子20の共 振振動数の印加電圧をねじれ振動素子20と縦振動素子24とにそれぞれ印加す る。すると、ねじれ振動素子20にねじれ振動が発生すると共に、縦振動素子2 4が伸縮する。これらの振動の組み合わせによって生じる楕円運動によって、ロ ータ28を一方向に連続回転させることができる。
【0013】 また、図1に示すように、本実施例の超音波モータ支持構造10は、超音波モ ータ16の他に、ホルダ14とパイプ12から概略構成されている。 パイプ12は円筒状で、その内部に超音波モータ16を格納し、かつパイプ1 2自体が超音波モータ16の回転力を受けて回転する。 ホルダ14はパイプ12の端部に設けられるもので、このホルダ14が超音波 モータを設置する場所の建材等に固定される。 また、パイプ12とホルダ14は摺動部13,13で摺動し、ここはオイレス メタル等から構成されている。 超音波モータ16のロータ28とパイプ12の間にはスポーク44,44が設 けられ、ロータ28の回転力はこのスポーク44,44を介してパイプ12に伝 えられる。 尚、スポーク44,44はロータ28を中心とした放射線状のものの他、円環 状のものであっても当然かまわない。
【0014】 また、本実施例の超音波モータ支持構造では、超音波モータ16をパイプ12 内に支持格納するために、中心軸30のホルダ14側の端面に中空部37が穿孔 され、さらに支持体36が設けられている。 中空部37の深さは、中空部37の底部38がねじり振動モードの節部にあた る位置にあるように設定される。 ねじり振動モードの節部とは、超音波モータが作動した時に生じるねじり振動 のモードにおいて、振幅しない位置である。従って、中空部37の底部38はホ ールドブロック22のねじり振動素子20側の縁付近に位置する。 中空部37の径は特に限定はされないが、支持体36の小径部34を挿入した 場合に、小径部34が中心軸30に接触しないことが必須である。 支持体36は、円柱状の小径部34と小径部34よりも太い円柱状の台柱32 を有している。 支持体36の形成材料には、ステンレス鋼等を使用することができる。 そして、小径部34の先端は中空部37の底部38に固着されている。 さらに、支持体36の台柱32の端面はホルダ14の内側面40の中央部に接 着されている。 こうして超音波モータ16はホルダ14に支持体36を介して強固に取り付け られる。 尚、本実施例では、別体である支持体36と中心軸30を固着して形成してい るが、中心軸30と支持体36は一体に成形されたものであっても、また底部3 8の中央に形成したねじ孔にねじ込む構造であっても勿論かまわない。 さらに、ホルダ14と台柱32及び支持体36は、それぞれ別体であっても、 また一体に成形されているものであってもかまわない。
【0015】 超音波モータ16をパイプ内に支持格納するのに、小径部34を有する支持体 36を介する本実施例の構成では、支持体36をホルダ14に固定しても振動モ ードの特性に与える悪影響が極めて小さい。特に、支持体36においては、台柱 32は大きい程、小径部34は細くて長いほど、超音波モータ16の振動モード の特性への影響を低減できることが判明した。 さらに、支持体36は、そもそものねじり振動モードの節部でのみ超音波モー タ16本体と接触することになるので、より超音波モータ16の振動モードに与 える影響が少ない。 従って、振動モードの特性に悪影響を及ぼすことがないので、回転駆動力の低 下を招くこともなく安定して超音波モータ16を支持することができる。
【0016】 本実施例の超音波モータ支持構造においては、超音波モータ16のロータ28 が回転すると、その回転駆動力がスポーク44,44を介してパイプ12に伝わ り、パイプ12が回転する。 従って、動力を供給する対象体をパイプ12に取り付けることで超音波モータ 16の回転駆動力を有効に使用することができる。例えば、この超音波モータ支 持構造体を窓枠の上端に設置し、ブラインド巻上げ機として使用する場合には、 ブラインドの一端をパイプ12に取り付けておけば、パイプ12の回転と共に、 ブラインドの巻き上げを行なうことができる。
【0017】 本実施例の超音波モータ支持構造では、従来例の超音波モータ支持構造のよう に、ホールドブロック付近に生じる振動モードの節部の外側部にフランジを設け ていないので、ホルダ14が不要に大型化することがない。即ち、超音波モータ 16の大部分をパイプ12の内部に格納することができる上、ホルダ14を小型 化することができる。 よって、本実施例の超音波モータ支持構造は、取り付けが容易で、超音波モー タの設置による隙間等が生じることがなく、また、見栄えも改善されるものであ る。
【0018】 尚、本考案は超音波モータの支持構造であって、超音波モータは本実施例のよ うな複合振動子形超音波モータに限られるものではなく、例えば、進行波形超音 波モータ等に適用できるのは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
本考案の超音波モータ支持構造は、円柱状のステータとロータが中心軸で連設 されてなる超音波モータとパイプとホルダを有し、超音波モータをパイプの内部 に格納し、パイプの端部をホルダに回転自在に装着してなる超音波モータ支持構 造であって、支持体を、中心軸に形成された中空部に遊挿し、支持体の先端を中 空部の底部に固着し、さらに支持体のもう一方の端面をホルダに取り付け、そし てロータをパイプの内面に固定するものである。
【0020】 この超音波モータの内部であって、かつねじり振動モードの節部を接点として 、支持体を介してホルダに取り付けて超音波モータを支持する構造では、超音波 モータの振動モードの特性に与える影響を極力小さくした状態で超音波モータを 安定して支持できる。 特に、超音波モータの外側部にフランジ等の支持部材を設ける必要がなく、超 音波モータの大部分をパイプ内に格納することができるので、超音波モータの支 持構造体自体の大きさを小さくすることができる。 従って、取り付けの際の設置場所を小さくすることができるばかりでなく、取 り付け自体も容易となる。また、見栄えも格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の超音波モータ支持構造の側断面図で
ある。
【図2】従来例の超音波モータ支持構造の側面図であ
る。
【符号の説明】
10 超音波モータ支持構造 12 パイプ 14 ホルダ 16 超音波モータ 20 ねじり振動素子 24 縦振動素子 28 ロータ 30 中心軸 32 台柱 34 小径部 36 支持体 37 中空部 38 底部 40 内側面 50 超音波モータ支持構造 52 パイプ 54 ホルダ 56 超音波モータ 60 中心軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のステータとロータが中心軸で連
    設されてなる超音波モータとパイプとホルダを有し、超
    音波モータをパイプの内部に格納し、パイプの端部をホ
    ルダに回転自在に装着してなる超音波モータ支持構造で
    あって、 中心軸のホルダ側の一端に、その一端からねじり振動モ
    ードの節部にまで達する中空部が形成され、この中空部
    の底部とホルダとが中空部に遊挿された支持体により連
    結されてなることを特徴とする超音波モータ支持構造。
JP6367291U 1991-08-12 1991-08-12 超音波モータ支持構造 Pending JPH0525992U (ja)

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