JPH05259548A - レーザダイオード電流監視回路の温度補償方法 - Google Patents

レーザダイオード電流監視回路の温度補償方法

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JPH05259548A
JPH05259548A JP4051529A JP5152992A JPH05259548A JP H05259548 A JPH05259548 A JP H05259548A JP 4051529 A JP4051529 A JP 4051529A JP 5152992 A JP5152992 A JP 5152992A JP H05259548 A JPH05259548 A JP H05259548A
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JP
Japan
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temperature
laser diode
current
circuit
approximate expression
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4051529A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nagayama
彰 永山
Kazuyoshi Shimizu
和義 清水
Naoki Aramaki
直希 荒牧
Masahiko Hirao
昌彦 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はレーザダイオード電流監視回路の温
度補償方法に関し、比較的少ない温度対電流の測定値よ
り広範囲の温度補償を行なわせるよう改良したレーザダ
イオード電流監視回路の温度補償方法を提供することを
目的とする。 【構成】 レーザダイオードの電流を監視する回路の温
度補償方法であって、レーザダイオードの温度対電流特
性をn項以下のn次の多項式で近似し、近似した近似式
の項数に等しい温度に対するレーザダイオードの電流を
測定し、測定値を近似式に代入して各項の係数を算出し
て近似式を決定し、決定された近似式に対して誤差が最
小になるよう温度を補償する回路の回路定数を算出して
設定するようにしたことを特徴とするレーザダイオード
電流監視回路の温度補償方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザダイオードの劣化
などを監視するためのレーザダイオード電流監視回路の
温度補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日においては、レーザダイオードは、
光ファイバーを使用したディジタル信号の伝送などの搬
送波源として広く使用されている。このようにレーザダ
イオードを搬送波源として使用した場合のレーザダイオ
ードの劣化を検出する方法として、レーザダイオードの
電流を監視する方法が用いられている。
【0003】しかし、レーザダイオードに流れる電流
は、図2に示すように、温度によって大きく変化する。
したがって、レーザダイオードの劣化を検出するには、
温度によって電流が変化しても、一定の電流が出力され
るよう変化分を補償し、補償後の電流値の変化でダイオ
ード劣化度合を判定させている。
【0004】このようなダイオード劣化度合を判定させ
るためのレーザダイオード電流監視回路の温度補償方法
としては、従来は、レーザダイオードの電流と温度との
関係を直線的に変化するものとして、電流監視回路の回
路定数を調整して温度補償を行なわせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のレーザダイオード電流監視回路の温度補償方法として
は、ダイオードの電流と温度との関係が直線的に変化す
るものとして電流監視回路の回路定数を調整していた。
【0006】しかし、この方法では、例えば、図2に示
すように、温度が0℃〜40℃の比較的温度変化が少な
い場合は誤差が少なく良い補償値が得られるが、例えば
−30℃〜70℃の温度変化が生じる場合では誤差が非
常に多くなり、ダイオードの劣化判定を行なわせること
が不可能となる。
【0007】本発明は比較的少ない温度に対応するレー
ザダイオードの電流値の測定結果より広範囲の温度補償
を行なわせるよう改良したレーザダイオード電流監視回
路の温度補償方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を、図1の原理図を参照して
説明する。レーザダイオードの温度対電流特性は、一般
に、 Id =An n +An-1 n-1 +…+A1t+A ……(1) ただし、Id : 電流 t : 温度 An ,An-1 ,A1 ,A: 係数 で示されるn次項より定数項の合計n+1項の和のn次
の多項式で近似することができる。
【0009】しかし、本発明の原理は、近似式(1)
を、更にn次の項An n を除く他の項のいずれかを無
視した合計n項以下の多項式で近似させる。このように
n次の多項式をn項以下の多項式で近似させるようにす
ることにより、n次の多項式の係数の数がn+1個であ
ったのに対して無視した項の数だけ少なくなる。したが
って、近似式の係数を算出するために必要なレーザダイ
オードの温度を変化させた時の電流値の測定回数を少な
くすることがてきる。
【0010】本発明は上記原理にもとずくものであり、
レーザダイオードの電流を監視する回路の温度補償方法
であって、(a)レーザダイオードの温度対電流特性を
n項以下のn次の多項式で近似し、(b)近似した近似
式の項数に等しい温度に対するレーザダイオードの電流
を測定し、(c)測定値を近似式に代入して各項の係数
を算出して近似式を決定し、(d)決定された近似式に
対して誤差が最小になるよう温度を補償する回路の回路
定数を算出して設定する。
【0011】
【作用】まず最初に、レーザダイオードの温度対電流特
性の近似式の次数n;および、式(1)で示されるn次
の多項式の中から無視する項を従来の経験から除去して
n項以下のn次の多項式で近似する。
【0012】次に、近似した項数(n項以下)と等し回
数、レーザダイオードの温度を変化させて電流値を測定
する。測定値を近似式に代入して各項の係数を算出して
近似式を決定する。最後に、決定された近似式に対して
誤差が最小となるよう電流監視回路の温度を補償する回
路の回路定数を算出して設定する。
【0013】以上のように、レーザダイオードの温度対
電流特性をn項以下のn次の多項式で近似させるように
したので、近似式を得るためのダイオードの温度に対す
る電流値の測定回数を少なくして良い精度の近似を得る
ことができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図3を参照して説明す
る。何本ものレーザダイオードの温度対電流特性の近似
においては、例えば−30℃〜70℃の範囲を Id =at4 +bt+c ……(2) で近似させても、非常に良い近似が得られている。
【0015】式(2)の係数a,bおよびcの値を決め
るには、3組の温度を変化させた時のレーザダイオード
の電流値が必要であり、この3組の値を測定する。測定
値を式(2)に代入して連立方程式の解よりa,bおよ
びcが求まり、近似式は決定される。
【0016】図3は電流監視回路の具体例を示したもの
であり、1は差動増幅器、2はサーミスタ、3は可変抵
抗、4は固定抵抗であり、差動増幅器1の出力からサー
ミスタ2、可変抵抗器3および固定抵抗4の帰還回路を
構成して入力に帰還して利得の調整を行っている。また
1 〜r4 は抵抗である。
【0017】このような電流監視回路を構成する差動増
幅器や抵抗は温度が−30℃〜70℃の範囲内において
は特性の変化は無く、唯一、サーミスタ2のみが変化す
る。サーミスタ2の抵抗値の温度特性は、 R1 =R2 exp {B(1/T1 −1/T2 )} ……(3) ただし、R1 :温度T1 (°K)の抵抗値 R2 :温度T2 (°K)の抵抗値 B: サーミスタによって決まる定数で表わされる。
【0018】したがって、式(2)で近似した温度tな
るときの電流Id が抵抗r1 に流れたものとして、差動
増幅器1の出力に表われる電圧は計算によって求めるこ
とができる。そこで、近似式(2)のtを変化させてI
d を求め、このId に対応する差動増幅器1の出力値を
算出し、算出された値が、tを変化しても一定値が得ら
れる可変抵抗器3の抵抗値を変化させて繰返し計算を行
い、最適値を決定する。
【0019】このようにして決定された抵抗値となるよ
う、可変抵抗器3の抵抗値を設定する。なお、実施例で
の近似は4次式で近似したが、 Id =at3 +bt+c または Id =at5 +bt+c で近似させた場合も、良い近似が得られ、一般にn次の
近似式で近似することも可能である。
【0020】また、電流監視回路の具体例を図3で示し
たが、電流監視回路はこの具体例に限定されるものでは
なく、各種変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。レーザダイオードの温度対電流特性
をn項以下のn次の多項式で近似させるようにしたの
で、近似式を得るためのダイオードの温度に対する電流
値の測定回数を少なくして良い精度の近似を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】レーザダイオードの温度対電流の関係説明図で
ある。
【図3】電流監視回路の具体例である。
【符号の説明】
1 差動増幅器 2 サーミスタ 3 可変抵抗器 4 固定抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 昌彦 北海道札幌市中央区北一条西2−1 富士 通北海道デジタルテクノロジ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードの電流を監視する回路
    の温度補償方法であって、 (a)レーザダイオードの温度対電流特性をn項以下の
    n次の多項式で近似し、 (b)近似した近似式の項数に等しい温度に対するレー
    ザダイオードの電流を測定し、 (c)測定値を近似式に代入して各項の係数を算出して
    近似式を決定し、 (d)決定された近似式に対して誤差が最小になるよう
    温度を補償する回路の回路定数を算出して設定する ようにしたことを特徴とするレーザダイオード電流監視
    回路の温度補償方法。
JP4051529A 1992-03-10 1992-03-10 レーザダイオード電流監視回路の温度補償方法 Withdrawn JPH05259548A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100765361B1 (ko) * 2004-09-14 2007-10-09 한국정보통신대학교 산학협력단 자동 온도 보상기능을 갖는 레이저 다이오드 구동회로 및구동 방법
WO2008152752A1 (ja) * 2007-06-15 2008-12-18 Sokkia Co., Ltd. ロータリエンコーダの角度補正方法
JP6704534B1 (ja) * 2019-04-24 2020-06-03 三菱電機株式会社 劣化診断装置および光トランシーバの劣化診断方法

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Effective date: 19990518