JPH05258832A - 電気接続端子の製造方法 - Google Patents
電気接続端子の製造方法Info
- Publication number
- JPH05258832A JPH05258832A JP8788592A JP8788592A JPH05258832A JP H05258832 A JPH05258832 A JP H05258832A JP 8788592 A JP8788592 A JP 8788592A JP 8788592 A JP8788592 A JP 8788592A JP H05258832 A JPH05258832 A JP H05258832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable contact
- contact piece
- connection terminal
- upper wall
- conductive metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動接触片を端子本体と別体にした接続端子
において加工を容易にする。 【構成】 導電金属板１５を打抜いた状態の上壁部８の
前端部には、可動接触片９を取り付けるための突起８ａ
を設ける。また、可動接触片９の前端には突起８ａに嵌
合するための孔部９ａを設ける。可動接触片９を導電金
属板１５の上壁部８上に載置し、孔部９ａを突起８ａに
圧入する。続いて、突起８ａを圧接することにより、可
動接触片９を上壁部８に固定する。次いで、各部を順次
に折曲することにより、接続端子を完成する。
において加工を容易にする。 【構成】 導電金属板１５を打抜いた状態の上壁部８の
前端部には、可動接触片９を取り付けるための突起８ａ
を設ける。また、可動接触片９の前端には突起８ａに嵌
合するための孔部９ａを設ける。可動接触片９を導電金
属板１５の上壁部８上に載置し、孔部９ａを突起８ａに
圧入する。続いて、突起８ａを圧接することにより、可
動接触片９を上壁部８に固定する。次いで、各部を順次
に折曲することにより、接続端子を完成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに用いら
れ、相手側の平刃状の雄型接続端子を受け入れる雌型の
電気接続端子の製造方法に関するものである。
れ、相手側の平刃状の雄型接続端子を受け入れる雌型の
電気接続端子の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の雌型接続端子には、その
内部に雄型接続端子が挿入された際に、接触圧を与える
板ばねから成る可動接触片を内蔵したものが広く用いら
れている。このような可動接触片を接続端子の内部に設
けるには、一般に金属板を打抜き・折曲して成る接続端
子の一部を折り返えするなどして構成しているが、弾発
性が不足することがある。そこで、端子本体と厚み、材
料などが異なる可動接触片を別部材にして折曲の段階で
組込む方法が、例えば特開昭６０−３８８４０号公報な
どで知られている。
内部に雄型接続端子が挿入された際に、接触圧を与える
板ばねから成る可動接触片を内蔵したものが広く用いら
れている。このような可動接触片を接続端子の内部に設
けるには、一般に金属板を打抜き・折曲して成る接続端
子の一部を折り返えするなどして構成しているが、弾発
性が不足することがある。そこで、端子本体と厚み、材
料などが異なる可動接触片を別部材にして折曲の段階で
組込む方法が、例えば特開昭６０−３８８４０号公報な
どで知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
式では、可動接触片を接続端子内の定められた個所に正
確に位置決めするために、複雑なフォーミング工程を必
要とし、組立時間も掛かり加工速度が遅くなるという問
題点がある。
式では、可動接触片を接続端子内の定められた個所に正
確に位置決めするために、複雑なフォーミング工程を必
要とし、組立時間も掛かり加工速度が遅くなるという問
題点がある。
【０００４】本発明の目的は、このような従来の問題点
を改善し、フォーミングが容易で加工時間も短くて済む
電気接続端子の製造方法を提供することにある。
を改善し、フォーミングが容易で加工時間も短くて済む
電気接続端子の製造方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る電気接続端子の製造方法は、＊もので
ある。
めの本発明に係る電気接続端子の製造方法は、＊もので
ある。
【０００６】
【作用】上述の構成を有する電気接続端子の製造方法
は、導電金属板を打抜いた状態で別体の可動接触片をそ
の一部において固定し、その後に前記可動接触片を内側
に折り込むように前記導電金属板の曲げ加工を行うこと
を特徴とする。
は、導電金属板を打抜いた状態で別体の可動接触片をそ
の一部において固定し、その後に前記可動接触片を内側
に折り込むように前記導電金属板の曲げ加工を行うこと
を特徴とする。
【０００７】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図１は完成した状態の接続端子の斜視図、図２は
電線を接続した状態の縦断面図である。導電性金属板を
打抜き折曲して造られた接続端子１は、後側から電線２
の被覆に対する圧着部３及び芯線に対する圧着部４に続
いて雄型接続端子が挿入される接続部４から成ってい
る。接続部５は底部６と、その両側から立ち上げられた
側壁部７ａ、７ｂと、これらの側壁部７ａ、７ｂを更に
内側に折曲させた上壁部８によって囲まれ、この内部に
別体の可動接触片９が収容されている。可動接触片９は
断面「く」の字状に屈曲され、その前端は上壁部８の前
端に固定されている。なお、底部５にはリブ９が設けら
れ、一方の側壁部７ａには上方に延在され、更に折り返
された位置決め部１０が設けられている。そして、１１
は電線２に周設されたシール材である。
する。図１は完成した状態の接続端子の斜視図、図２は
電線を接続した状態の縦断面図である。導電性金属板を
打抜き折曲して造られた接続端子１は、後側から電線２
の被覆に対する圧着部３及び芯線に対する圧着部４に続
いて雄型接続端子が挿入される接続部４から成ってい
る。接続部５は底部６と、その両側から立ち上げられた
側壁部７ａ、７ｂと、これらの側壁部７ａ、７ｂを更に
内側に折曲させた上壁部８によって囲まれ、この内部に
別体の可動接触片９が収容されている。可動接触片９は
断面「く」の字状に屈曲され、その前端は上壁部８の前
端に固定されている。なお、底部５にはリブ９が設けら
れ、一方の側壁部７ａには上方に延在され、更に折り返
された位置決め部１０が設けられている。そして、１１
は電線２に周設されたシール材である。
【０００８】この可動接触片９は底部６との間に相手側
の雄型接続端子が挿入されたときに弾性変形を起こし、
雄型接続端子を適切な弾発力により圧接することにな
る。
の雄型接続端子が挿入されたときに弾性変形を起こし、
雄型接続端子を適切な弾発力により圧接することにな
る。
【０００９】図３は導電金属板１５を打抜いた状態の平
面図であり、フォーミングのために連結片１６により連
結されており、１７はパイロット孔である。また、各符
号はそれぞれ先に説明した図１の各部分に相当してい
る。ここで、上壁部８の前端部には図４に示すような可
動接触片９を取り付けるための突起８ａを設ける。ま
た、図５は可動接触片９の平面図、図６は断面図を示
し、可動接触片９の前端には突起８ａに嵌合するための
孔部９ａを設ける。
面図であり、フォーミングのために連結片１６により連
結されており、１７はパイロット孔である。また、各符
号はそれぞれ先に説明した図１の各部分に相当してい
る。ここで、上壁部８の前端部には図４に示すような可
動接触片９を取り付けるための突起８ａを設ける。ま
た、図５は可動接触片９の平面図、図６は断面図を示
し、可動接触片９の前端には突起８ａに嵌合するための
孔部９ａを設ける。
【００１０】そして、図７に示すように可動接触片９を
導電金属板１５の上壁部８上に載置し、図８に示すよう
に孔部９ａを突起８ａに圧入する。なお、この段階にお
いては、上壁部８の可動接触片９の両側に位置する導電
金属板１５の一部は既に折曲されている。続いて、図９
の拡大断面図に示すように突起８ａを圧接することによ
り、可動接触片９を上壁部８に固定する。更に、図１０
に示すように上壁部８を、可動接触片９と共に折り曲
げ、次いで各部を順次に折曲することにより、図１に示
すような接続端子１を完成する。
導電金属板１５の上壁部８上に載置し、図８に示すよう
に孔部９ａを突起８ａに圧入する。なお、この段階にお
いては、上壁部８の可動接触片９の両側に位置する導電
金属板１５の一部は既に折曲されている。続いて、図９
の拡大断面図に示すように突起８ａを圧接することによ
り、可動接触片９を上壁部８に固定する。更に、図１０
に示すように上壁部８を、可動接触片９と共に折り曲
げ、次いで各部を順次に折曲することにより、図１に示
すような接続端子１を完成する。
【００１１】このように本実施例においては、導電金属
板１５を打抜いた状態において、可動接触片９を上壁部
８に固定するために、従来のように可動接触片を嵌め込
むためのフォーミング工程が複雑となることもなく、加
工時間も短縮される。また、可動接触片９は上壁部８の
後部に固定するようにしてもよいし、或いは底部６に固
定しても支障はなく、固定の手段は実施例に限らず、溶
接等によってもよい。
板１５を打抜いた状態において、可動接触片９を上壁部
８に固定するために、従来のように可動接触片を嵌め込
むためのフォーミング工程が複雑となることもなく、加
工時間も短縮される。また、可動接触片９は上壁部８の
後部に固定するようにしてもよいし、或いは底部６に固
定しても支障はなく、固定の手段は実施例に限らず、溶
接等によってもよい。
【００１２】かくすることにより、可動接触片９は任意
の厚み及び材質のものを選択できるため、接続端子１０
の本体を変えなくとも雄型接続端子の種々の平刃の厚み
に応じて、上壁部８との間に適切な間隔と圧接力を確保
することができる。
の厚み及び材質のものを選択できるため、接続端子１０
の本体を変えなくとも雄型接続端子の種々の平刃の厚み
に応じて、上壁部８との間に適切な間隔と圧接力を確保
することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電気接
続端子の製造方法は、可動接触片を打抜いた状態の導電
金属板に固定してから折曲するため、製造が容易であ
り、複雑な金型も要せず加工速度も早い。
続端子の製造方法は、可動接触片を打抜いた状態の導電
金属板に固定してから折曲するため、製造が容易であ
り、複雑な金型も要せず加工速度も早い。
【図１】完成した接続端子の斜視図である。
【図２】縦断面図である。
【図３】導電金属板を打ち抜いた状態の平面図である。
【図４】上壁部の断面図である。
【図５】可動接触片の平面図である。
【図６】可動接触片の断面図である。
【図７】可動接触片を取り付けた状態の平面図である。
【図８】可動接触片を取り付けた状態の平面図である。
【図９】固定部の拡大断面図である。
【図１０】上壁部を折曲した状態の平面図である。
【符号の説明】 １ 接続端子 ３、４ 圧着部 ５ 接続部 ６ 底部 ７ａ、７ｂ 側壁部 ８ 上壁部 ８ａ 突起 ９ 可動接触片 ９ａ 孔部
Claims (1)
- 【請求項１】 導電金属板を打抜いた状態で別体の可動
接触片をその一部において固定し、その後に前記可動接
触片を内側に折り込むように前記導電金属板の曲げ加工
を行うことを特徴とする電気接続端子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8788592A JPH05258832A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 電気接続端子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8788592A JPH05258832A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 電気接続端子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258832A true JPH05258832A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13927331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8788592A Pending JPH05258832A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 電気接続端子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7347747B2 (en) | 2005-12-26 | 2008-03-25 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd | Terminal fitting with a resilient reinforcing piece |
| US9190758B2 (en) | 2014-02-06 | 2015-11-17 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Connector terminal |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP8788592A patent/JPH05258832A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7347747B2 (en) | 2005-12-26 | 2008-03-25 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd | Terminal fitting with a resilient reinforcing piece |
| US9190758B2 (en) | 2014-02-06 | 2015-11-17 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Connector terminal |
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