JPH05258127A - 情報カード - Google Patents

情報カード

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Publication number
JPH05258127A
JPH05258127A JP4088086A JP8808692A JPH05258127A JP H05258127 A JPH05258127 A JP H05258127A JP 4088086 A JP4088086 A JP 4088086A JP 8808692 A JP8808692 A JP 8808692A JP H05258127 A JPH05258127 A JP H05258127A
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JP
Japan
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voltage
remote
clock
antenna
clock signal
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Application number
JP4088086A
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English (en)
Inventor
Shigeru Furuta
茂 古田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH05258127A publication Critical patent/JPH05258127A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚の非接触ICカードで遠隔用及び近接用
双方の用途に使用できるようにする。 【構成】 遠隔用アンテナ1または近接用アンテナでリ
ーダ・ライタ装置からの電波をとらえると、交流電圧を
発生する。この交流電圧は、整流・クロック回路31ま
たは32で電源電圧またはクロック信号に変換され、そ
の電源電圧がマイコン8等に供給される。判別回路5
は、電源電圧が供給されているほうの整流・クロック回
路31または32を判別し、クロック・リセット回路で
整流・クロック31または32からの動作クロック信号
をマイコン8に供給する。 【効果】 近接用,遠隔用の双方の利点を兼ね備えた非
接触カードを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置本体と
してのリーダ・ライタ装置からの電磁波により、内部の
制御手段駆動用の電源電力及びクロックを生成する機能
を有する情報カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による情報カードとしての非
接触ICカードを大別すると、情報処理装置本体として
のリーダ・ライタ装置との通信距離が数mm〜数cmと
短かくそのリーダ・ライタ装置の所定の位置に挿入して
使用する近接形の非接触ICカードと、通信距離が数十
cm,数mmにおよび、リーダ・ライタ装置周辺に形成
される通信可能エリアに進入するカードをそのリーダ・
ライタ装置にかざすことでデータ送信(受信)を行う遠
隔形非接触カードとに分類される。使用者は、リーダ・
ライタ装置が近接形である場合は、近接形の非接触IC
カードを使用し、リーダ・ライタ装置が遠隔形である場
合は、遠隔形の非接触ICカードを使用して、カードを
単一機能でのみ使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触ICカー
ドは、以上のように構成されているので、例えば近接形
のカードは入室管理等のID照合等の用途で使用される
場合、いちいちリーダ・ライタ装置に挿入しなければな
らなくて不便であり、この様な用途には遠隔形のカード
が適している。また遠隔形のカードは、その通信位置に
自由度があるため、リーダ・ライタ装置との間に障害物
が入ったり、また、外部環境による電波障害の危険性が
高く大量のデータ(特に金銭の取引データ)を伝送する
場合には、その信頼性に問題がある。しかも、第三者に
傍受される危険性もある。この様な用途には遠隔形が適
している。したがって、これらの用途を同時に実現する
には、近接用,遠隔用の2枚のカードを用意しなければ
ならなかった。
【0004】この発明は、上記の問題を解消するために
なされたもので、1枚のカードで遠隔形,近接形それぞ
れの機能を実現することを目的としており、遠隔形の利
点である取扱いの簡便さや処理時間の速さ、及び近接形
の利点である大量や、貴重なデータを依頼性よく伝達で
きるという双方の利点を兼ね備えた情報カードを得るこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る情
報カードは、図2で示すように、クロック信号で動作す
る制御手段(マイコン8)を有し、情報処理装置本体に
対して近接した位置又は遠隔の位置の両位置で、上記情
報処理装置本体とデータを交信する情報カードにおい
て、上記情報処理装置本体からの電波を受信して交流電
圧を誘起する遠隔用アンテナ1及び近接用アンテナ2
と、これらのそれぞれのアンテナに誘起された交流電圧
から内部素子用の電力及びクロック信号を生成する第
1,第2変換手段(整流クロック回路31,32)と、
この第1又は第2変換手段のどちらかから上記電力が出
力されているかを判別する判別手段(判別回路5等)
と、上記第1又は第2変換手段から出力されたクロック
信号を上記判別手段の出力結果をもとに選択して上記制
御手段に供給する動作クロック選択手段(クロック・リ
セット回路7)とを備えた。この第2の発明に係る情報
カードは、図8で示すように、クロック信号で動作する
制御手段(マイコン8)を有し、情報処理装置本体に対
して近接した位置又は遠隔の位置の両位置で、上記情報
処理装置本体とデータを交信する情報カードにおいて、
上記情報処理装置本体からの電波を受信して交流電圧を
誘起する遠隔用アンテナ1及び近接用アンテナ2と、上
記遠隔用アンテナに誘起された交流電圧から内部素子用
の電力を生成する第1変換手段(整流クロック回路3
1)と、上記近接用アンテナに誘起された交流電圧か
ら、内部素子用の電力及び第2クロック信号を生成する
第2交換手段(整流クロック回路32)と、第1クロッ
ク信号を出力する発振回路11と、上記第1又は第2変
換手段のどちらかから上記電力が出力されているかを判
別する判別手段(判別回路5等)と、上記第2変換手段
から出力された第2クロック信号又は上記発振回路の第
1クロック信号を上記判別手段の出力結果をもとに選択
して動作クロックとして上記制御手段に供給する動作ク
ロック選択手段(クロック・リセット回路7)とを備え
た。この第3の発明に係る情報カードは、図9で示すよ
うに、クロック信号で動作する制御手段(マイコン8)
を有し、情報処理装置本体に対して近接した位置又は遠
隔の位置の両位置で上記情報処理装置本体とデータを交
信する情報カードにおいて、上記情報処理装置本体から
の電波を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテナ1
及び近接用アンテナ2と、これらのそれぞれのアンテナ
に誘起された交流電圧から、内部素子用の電力及びクロ
ック信号を生成する第1,第2変換手段(整流クロック
回路31,32)と、第1,第2クロック信号を出力す
る第1,第2発振回路11a,11bと、上記第1又は
第2変換手段のどちらかから上記電力が出力されている
かを判別する判別手段(判別回路5等)と、上記第1又
は第2発振回路から出力された第1,第2クロック信号
を上記判別手段の出力結果をもとに選択して動作クロッ
クとして上記制御手段に供給する動作クロック選択手段
(クロック・リセット回路7)とを備えた。この第4の
発明に係る情報カードは、図10で示すように、上記第
1,第2発振回路を1つの発振回路と分周器とで構成し
た。この第5の発明に係る情報カードは、図11で示す
ように、クロック信号で動作し、かつ搬送波による変・
復調する制御手段(マイコン8)を有し、情報処理装置
本体に対して近接した位置又は遠隔の位置の両位置で、
上記情報処理装置本体とデータを電波を介して交信する
情報カードにおいて、上記情報処理装置本体からの電波
を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテナ1及び近
接用アンテナ2と、これらのそれぞれのアンテナに誘起
された交流電圧から、内部素子用の電力及びクロック信
号を生成する第1,第2の変換手段(整流クロック回路
31,32)と、この第1又は第2の変換手段のどちら
かから上記電力が出力されているかを判別する判別手段
(判別回路5等)と、上記第1又は第2変換手段から出
力されたクロック信号を上記判別手段の出力結果をもと
に選択して上記制御手段の搬送波入力として供給する動
作クロック選択手段(クロック・リセット回路71)
と、上記制御手段に動作クロック信号を供給する発振回
路11dとを備えた。この第6の発明に係る情報カード
は、図12で示すように、クロック信号で動作する制御
手段(マイコン8)を有し、情報処理装置本体に対して
近接した位置又は遠隔の位置の両位置で、上記情報処理
装置本体とデータを電波を交信する情報カードにおい
て、上記情報処理装置本体からの電波を受信して交流電
圧を誘起する遠隔用アンテナ1及び近接用アンテナ2
と、直流電圧電源(電池17)と、上記近接用アンテナ
に誘起された交流電圧を電力及びクロック信号に変換す
る変換手段(整流・クロック回路32)と、この変換手
段からの電力の電圧値が上記直流電圧電源の電圧値より
も高いのを検出する電圧検出手段(起動回路12)と、
発振回路11eと、上記電圧検出手段の出力結果によ
り、上記変換手段又は上記発振回路からクロック信号を
上記制御手段に動作クロックとして供給する動作クロッ
ク選択手段(クロック・リセット回路13)を備え、上
記制御手段は、当該情報カードが遠隔位置で使用される
場合には、上記直流電圧電源から電源電力の供給を受け
るとともに、上記動作クロック選択手段からの上記発振
回路によるクロック信号にもとづき遠隔の送受機能で動
作し、当該情報カードが近接位置で使用される場合に
は、上記変換手段から直流電圧による電源電力の供給を
受けるとともに、上記動作クロック選択手段からの上記
動作変換手段によるクロック信号にもとづき、近接用の
送受機能で動作することを特徴とする情報カード。この
第7の発明に係る情報カードは、図17で示すように、
上記遠隔用アンテナ1を情報カードの外周に沿って配置
し、上記遠隔用アンテナの内側に近接用アンテナ2を含
む全ての回路101及び手段を配置した。
【0006】
【作用】この第1の発明による情報カードでは、情報処
理装置本体に対して遠隔した位置で使用する場合には、
上記遠隔用アンテナに電波を受信して交流電圧を誘起
し、また近接した位置で使用する場合には、上記近接用
アンテナ電波を受信して交流電圧を誘起する。この遠隔
用アンテナ又は近接用アンテナに誘起された交流電圧
は、それぞれのアンテナに対応する第1又は第2変換手
段で内部素子用の電力及びクロック信号に変換される。
上記制御手段が、上記第1変換手段又は第2変換手段か
ら電力の供給を受けると、判別手段は制御手段が第1変
換手段又は第2変換手段のどちらから電力を出力してい
るかを判別して、制御手段と上記動作クロック選択手段
に伝える。動作クロック選択手段は、電力を出力してい
るほうの変換手段(第1又は第2変換手段)からのクロ
ック信号を制御手段に動作クロックとして出力する。制
御手段は、そのクロック信号と判別手段からの判別結果
とをもとに動作し、情報処理装置本体に対して近接した
位置又は遠隔の位置で、データの送受信の制御を行う。
この第2の発明による情報カードでは、上記第1変換手
段から出力する第1クロック信号を供給するための発振
回路を設け、情報処理装置本体に対して遠隔の位置で
は、第1変換手段から制御手段に電力を出力するととも
に、上記判別手段の判別結果により、発振回路から上記
動作クロック選択手段を介して制御手段に動作クロック
としてのクロック信号を供給する。この第3の発明によ
る情報カードでは、上記第1又は第2変換手段から出力
する第1,第2クロック信号を供給するための第1,第
2発振回路を設け、第1又は第2変換手段から制御手段
に電力が出力されると、これを上記判別手段で判別し、
この判別結果に従った動作クロック選択手段により、上
記制御手段に第1又は第2発振回路から(第1,第2変
換手段からではない)選択されたクロック信号が供給さ
れる。この第4の発明による情報カードでは、上記第3
の発明の第1,第2発振回路の代わりに、1つの発振器
と分周器とを設け、この発振器からの出力周波数を分周
器で分周してクロック信号を制御手段に供給する。この
第5の発明による情報カードでは、制御手段に供給する
クロック信号については上記第4の発明と同様の方法で
行い、上記第1又は第2変換手段からのクロック信号
は、上記判別手段の判別結果に従い、上記動作クロック
選択手段から制御手段に供給するようにした。ただし、
第1又は第2変換手段から出力されるクロック信号は制
御手段の搬送波入力として使用する。この第6の発明に
よる情報カードでは、情報処理装置本体に対してその情
報カードが遠隔又は近接した位置で、遠隔用アンテナ又
は近接用アンテナに交流電圧が誘起する。情報カードが
近接の位置では、近接用アンテナで誘起された交流電圧
が変換手段で電力及びクロック信号に変換される。ま
た、電圧検知手段は、その変換手段からの電力の電圧値
が上記直流電圧電源の電圧値よりも高い場合に検出す
る。制御手段は、当該情報カードが遠隔位置で使用され
る場合には、上記直流電圧電源から電源電力の供給を受
けるとともに、上記動作クロック選択手段からの上記発
振回路によるクロック信号にもとづき遠隔の送受機能で
動作し、当該情報カードが近接位置で使用される場合に
は、上記変換手段から直流電圧による電源電力の供給を
受けるとともに、上記動作クロック選択手段からの上記
動作変換手段によるクロック信号にもとづき、近接用の
送受機能で動作する。この第7の発明による情報カード
は、遠隔用アンテナと近接用アンテナ及びその他の部品
との配置を受信感度の上げられる構成とした。以上のよ
うにこの発明による情報カードは、遠隔用アンテナと近
接用アンテナとを備え、情報カードが近接用情報処理装
置本体に挿入された場合は近接用アンテナに電圧を発生
し、情報カードが遠隔用情報処理装置本体に接近した場
合は遠隔用アンテナに電圧を発生する。これを利用し
て、どちらのアンテナに電圧が発生しているかを判別し
て、遠隔/近接動作モードの分岐を行う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の基本概要を示す概略構成図であ
る。図1において、Aは情報処理装置本体としてのリー
ダ・ライタ装置、A1,A2は電磁波発生部であって、
リーダ・ライタ装置Aには、電磁波発生部A1,A2が
設けられている。Cはリーダ・ライタ装置Aとデータの
送受を行う情報カード、1は遠隔用アンテナ、2は近接
用アンテナであって、情報カードCには、遠隔用アンテ
ナ1及び近接用アンテナ2が設けられている。情報処理
装置本体Aの電磁波発生部A1からは、情報処理装置本
体Aに対して比較的遠い位置B1に情報カードCが位置
されたときに、この情報カードCに向けて電力及びクロ
ック供給用の発生した電磁波が出力される。この電磁波
は情報カードC内のコイル素子及びコンデンサから成る
遠隔用アンテナ1に誘導されて交流電圧が誘起される。
また、電磁波発生部A2からは、情報処理装置本体Aの
投入口A3に挿入された情報カードCの比較的近い位置
に位置されたときに、この情報カードCに向けて電力及
び動作クロック供給用の発生した電磁波が出力される。
この電磁波は情報カードC内のコイル素子からなる近接
用アンテナ2に誘導されて交流電圧が誘起される。情報
カードCは、遠隔用アンテナ1または近接用アンテナ2
を介して電力,動作クロックを得て動作し、電波あるい
は光通信で情報処理装置本体Aを交信する。
【0008】図2は、この第1の発明の一実施例(第1
実施例)による情報カードとしての非接触ICカードの
構成を示すブロック図である。図1において、1は遠隔
用コイルアンテナであり、コイル1aとコンデンサ1b
より成る並列共振回路、2はコイル2aより成る近接用
コイルアンテナ、31,32は第1,第2変換手段とし
ての整流平滑回路及びクロック取出し回路であり、(以
下、整流クロック回路という)端子31c,32cから
直流電力を、端子31d,32dから動作クロック信号
を出力する。4a,4bはダイオードであり、端子31
c,32cの出力の電圧の高い方を能動素子の電源線で
あるL201に出力する。30はコンデンサであって、
コンデンサ30は電源線L201の電圧を安定させるも
のであり、また、電源線L201はすべての能動素子に
給電する。6は電源線L201の電圧検知回路であり、
第1の所定電圧(能動素子の動作可能電圧)になった場
合、端子6eより“H”信号を出力する。この電圧検知
回路6は、判別回路5が正確に動作することを保証し、
更に、マイコンの初期化信号.クロック信号の送出タイ
ミングを規定する。5は遠隔用アンテナ1または近接用
アンテナ2のどちらが受電しているかを判別する回路
(以下、判別回路という)であり、端子5eに与えられ
る信号の立上がりで端子5a,5cに与えられる信号を
センスしてとり込み保持し、端子5b,5dにそれぞれ
出力する。この端子5b,5dの出力信号は、電圧検知
回路6の端子6a,6bにも与えられ、内蔵される遠隔
用又は近接用の電圧検知回路6の出力信号を端子6c,
6dから出力する。7は動作クロック信号およびリセッ
ト信号を発生する回路(以下、クロック・リセット回路
という)であり、電圧検知回路6より端子7a,7bに
与えられた信号により、それぞれの整流クロック回路3
1,32の端子31d,32dより出力される動作クロ
ック信号のどちらか一方を選択して、端子7cから出力
する。また端子7dは端子7cから所定数のクロックが
送出される間“L”を出力した後、“H”にされる。端
子7c,7dの出力は情報処理・記憶装置8(以下、マ
イコンという)のCLK端子(クロック端子),RST
(反転)端子(リセット端子)に入力される。
【0009】次にクロック・リセット回路7のリセット
信号の生成動作について説明する。遠隔使用,近接使用
の場合とも、電源が動作可能電圧となった場合に端子7
aまたは端子7bに“H”信号が入力されるので、この
時点でカウンタ74のR端子(リセット端子)を“H”
に立上げてカウンタの動作を開始させる。このとき、端
子7dには“L”が出力されている。また、動作クロッ
ク信号も同じタイミングで供給開始されるので、カウン
タ74はクロックを所定数カウントするまで端子7dに
“L”を出力し、所定カウント値になった場合に、
“H”信号を出力してカウントを停止する。そして以
後、“H”の信号を出力し続ける。それぞれの検知回路
は端子6fに印加される電源電圧(インバータ素子63
a,63bの他にも印加されている)が所定のレベル以
上になると、インバータ63a,63bの出力が“L”
から“H”に立ち上がる。
【0010】マイコン8は、CLK端子に印加される動
作クロック信号を、分周せずまたは分周して動作クロッ
クとするとともに、送受信データを変調・復調するため
の搬送波源として使用する。また、マイコン8は書込み
可能な不揮発性メモリを有しており、電源遮断後もデー
タを保持できる。マイコン8のポートP1,P2には判
別回路5の出力の端子5b,5dに接続されており、マ
イコン8はポートP1,P2の値を読み込むことによ
り、遠隔用のプログラムを実行するか近接用のプログラ
ムを実行するかを判別する。さらにマイコン8にシリア
ル入出力端子I/Oを有し、送受信データを送受信回路
9,10に転送するとともに、送受信回路9,10の選
択を行うため、端子SELから選択信号を出力する。送
受信回路9,10はシリアル入出力端子I/Oより与え
られる信号により、アンテナを駆動する機能及びアンテ
ナで受信した信号を増幅して“1”,“0”のデジタル
信号に変換して、I/O端子に与える機能を有してお
り、また変調・復調機能はマイコン8に内蔵される。こ
れらの送受信回路9,10は、それぞれ遠隔用,近接用
であり、マイコン8のSEL端子の出力により、一方が
動作する。また、送受信回路9,10はそれぞれ図示し
ないアンテナに接続されており、アンテナはそれぞれ別
に設けてもよく、また、遠隔用アンテナ1または近接用
アンテナ2と共用してもよい。
【0011】次に各ブロック図の回路を詳細に説明す
る。図3は図2の整流クロック回路31,32の詳細な
回路図である(ただし整流クロック回路32の各端子の
番号は( )内に示している)。図3において、33は
ダイオード、34,35はコンデンサ、37は抵抗、3
8はツェナーダイオードまたは負荷抵抗であり、36は
インバータ素子である。端子31a(32a)と31b
(32b)よりアンテナに誘起された交流電圧が入力さ
れると、これを4つのダイオード33で全波整流し、コ
ンデンサ34で平滑して端子31c(32c)に出力す
る。また、電圧制限をする必要がある場合は38の位置
にツェナーダイオードや負荷抵抗を接続し、また、コン
デンサ35,抵抗37,インバータ素子36により動作
クロック信号を取出し、端子31d(32d)に出力す
る。
【0012】図4は図2の判別回路5の詳細な回路図で
ある。図4において、51a,51b,53a,53
b,56,58a,58bはインバータ素子、52a,
52bはDフリップフロップ(以下、D−FFとい
う)、54bは抵抗、55bはコンデンサ、57は排他
的論理和回路(以下、EX−ORという)である。また
インバータ53aと抵抗54bとコンデンサ55bとが
遅延回路を構成し、インバータ素子53bと抵抗54b
とコンデンサ55bとインバータ素子56とEX−OR
とがパルス発生回路を構成している。この判別回路5の
端子5eには電圧検知回路6の出力が接続され、電源線
L201が能動素子の動作可能電圧になると“H”に立
上がる。この端子5eへの信号により、D−F/F52
a,52bのリセットを解除するとともに(Rはリセッ
ト端子)上記遅延回路で、その信号を遅らせた後、上記
パルス発生回路でパルスを発生し、D−F/F52a,
52bのトリガ端子Tに入力し、このタイミングでデー
タ端子Dへの入力をとり込み保持し、それぞれの端子5
b,5dに出力する。また遠隔用で使用されている場合
には、コイル1が受電しており、インバータ素子51a
の入力電圧は電源電圧より高くなるので、インバータ素
子58aを介してD−F/F52aのD端子に”H”の
信号を出力する。このときコイル2a共振周波数が異な
るので誘起電力は非常に小さく、インバータ素子51b
の入力電圧は低くなり、インバータ素子58bを介して
D−F/F52aのD端子に“L”信号を出力する。ま
た、近接形で使用されている場合には、上記の逆とな
る。
【0013】図5は図2の電圧検知回路6を詳細に示す
回路図である。図5において、61a,61bはPチャ
ネルMOS形電界効果トランジスタ、62a,62bは
nチャネルMOS形電界効果トランジスタ、63a,6
3bはインバータ素子、64a,64bはAND素子で
ある。図中、PチャネルMOS形電界効果トランジスタ
61a(以下、P−MOSという)、nチャネル形電界
効果トランジスタ(以下、n−MOSという)62a及
びインバータ素子63aにより第1の電圧を検知する第
1の電圧検知回路が形成され、P−MOS61b及びn
−MOS62b,インバータ素子63bにより第2の電
圧を検知する第2の電圧検知回路が形成される。
【0014】次に、図2〜図5の回路図を参照して、こ
れらの回路の動作を説明する。例えば、第1の電圧を
1.5V,第2の電圧を3.0Vとし、第1の電圧を遠
隔形として動作する必要最小電圧、第2の電圧を近接形
として動作するための必要最小電圧とし、能動素子の動
作可能電圧も1.5Vと以上とする。電源線L201の
電圧が1.5Vを越えると、上記第1の電圧検知回路の
出力(インバータ63aの出力)が“H”となり端子6
eより出力され判別回路5の端子5eに入力される。こ
のとき、判別回路5は、遠隔用アンテナ1,近接用アン
テナ2のコイル1a,コイル2aに誘起される電力に応
じて、整流クロック回路31,32より出力される直流
電圧に対応して、内部のD−F/Fをセットして端子5
b,5dにそれぞれ“H”,“L”または“L”,
“H”の信号を出力する。(遠隔形使用の場合は
“H”,“L”、近接形は“L”,“H”)この信号は
電圧検知回路6の端子6a,6bに入力され、AND素
子64a,64bにそれぞれ入力され、第1の電圧検知
回路の出力を有効にするか第2の電圧検知回路の出力を
有効にするかが決定される。例えば、近接形使用の場合
は、端子6aには“L”,端子6bには“H”が与えら
れ、第1の電圧検知回路の出力はマスクされ、端子6d
には“L”が出力され続けここで電源電圧が3.0Vを
越えると、インバータ素子63bの出力が“H”となり
端子6cに“H”が出力される。すなわち、近接形使用
と判別された場合は、電源電圧が3.0V以上になる
と、端子6cに“H”が出力され、(端子6dは
“L”)、遠隔使用と判別された場合は、電源電圧1.
5V以上で端子6dに“H”(6cは“L”)が出力さ
れることとなる。
【0015】図6は図2のクロック・リセット回路7の
詳細な回路図である。図6において、71a,71bは
インバータ素子、72a,72bはAND素子、73,
75,76はOR素子、74はカウンタである。電圧検
知回路6の端子6c,6dの出力信号を端子7a,7b
に受け、整流クロック回路31,32の端子31d,3
2dからのクロック出力をクロック・リセット回路7の
端子7e,7fで受ける。また、端子7a,7bに入力
される信号により端子7e,7fの入力を選択的に端子
7cに接続し、クロックを出力する。すなわち、遠隔用
の使用の場合は、コイル1aにて受信されたクロック
(端子7fに印加される)を動作可能となった時点で、
端子7cに出力開始し、近接形使用の場合は、コイル2
aで受信されたクロック(端子7eに印加される)を動
作可能となった時点で端子7cに出力する。
【0016】次にクロック・リセット回路7のリセット
信号の生成動作について説明する。遠隔使用,近接使用
の場合とも、電源が動作可能電圧となった場合に端子7
aまたは端子7bに“H”信号が入力されるので、この
時点でカウンタ74のR端子(リセット端子)を“H”
に立上げてカウンタの動作を開始させる。このとき、端
子7dには“L”が出力されている。また、動作クロッ
ク信号も同じタイミングで供給開始されるので、カウン
タ74はクロックを所定数カウントするまで端子7dに
“L”を出力し、所定カウント値になった場合に、
“H”信号を出力してカウントを停止する。そして以
後、“H”の信号を出力し続ける。それぞれの検知回路
は端子6fに印加される電源電圧(インバータ素子63
a,63bの他にも印加されている)が所定のレベル以
上になると、インバータ63a,63bの出力が“L”
から“H”に立ち上がる。
【0017】次に、図1のマイコン8の動作について、
図7のフローチャート図を用いて説明する。上述の様
に、遠隔で使用にせよ、近接で使用にせよという動作可
能電圧に達してから動作クロック信号がマイコン8のC
LK端子供給され所定時間RST(反転)端子(リセッ
ト端子)にリセット信号(“L”信号)が印加された
後、“H”レベルに立ち上げられリセット解除されるた
め、マイコン8は安定に動作を開始する。先ず、マイコ
ン8の内部の初期化を行い(ステップS1)、次にポー
トP1,P2の値を読み込む(ステップS2)。その値
が(P1,P2)=(1,0)の場合は、ステップS3
に分岐して遠隔用プログラムを実行し、(P1,P)=
(0,1)の場合は、ステップS4に分岐して、近接用
プログラムを実行、また、遠隔用,近接用プログラム実
行の場合は、それぞれ送受信回路8,9へのSEL端子
(選択端子)より“H”,“L”を出力して一方を選択
し、I/O端子,送受信回路及びアンテナを介して、外
部のリーダ・ライタ装置と、データ送受信を行う。これ
ら一連の動作の終了は、最終的にはリーダ・ライタ装置
からの給電を停止することで行われる。
【0018】この第1の発明では、マイコン8の動作ク
ロック源として近接用・遠隔用ともアンテナコイルで受
波された信号を使用していたが、特に遠隔形の場合に
は、リーダライタ装置との間に障害物等による電波障害
の確立が高く正確な動作クロック信号を得ることが困難
な場合がある。次に、この第2の発明は、この問題を解
決するためになされたもので、遠隔用使用の場合にも安
定した動作クロック信号を得るために内部発振回路を設
けた。
【0019】図8はこの第2の発明の実施例(第2実施
例)による非接触ICカードの構成を示すブロック図で
ある。図8において、11は発振回路であり、発振回路
1以外の構成及び機能は、第1実施例(図2)と同一で
あるため省略する。発振回路11は、例えば、CR発振
器,水晶振動子またはセラミック振動子等を用いた発振
回路で実現できる。この非接触ICカードの動作シーケ
ンスは、第1実施例で説明したものと同一であるため省
略する。ただし、発振回路11は、電源電圧が誘起され
発振開始電圧を越えると、自動的に発振を開始し、クロ
ック・リセット回路7の入力端子7fにクロックを供給
する。
【0020】この第2の発明では、送受信用アンテナと
して、それぞれコイル1a,コイル2aを兼用して変調
方式として位相変調を採用した場合、コイル1a,コイ
ル2aより動作クロック信号を得ることは不可能にな
る。この第3の発明は、上記不具合を解消するためにな
されたもので、遠隔用,近接用とも独立にそれぞれ発振
回路を内蔵し動作クロック源とした。
【0021】図9は第3の発明の実施例(第3実施例)
による非接触ICカードの構成を示すブロック図であ
る。図9において、11a,11bはそれぞれ発振回路
であり、発振回路11a,発振回路11bの出力が、ク
ロック・リセット回路7の入力の端子7f,7eに接続
されている。これ以外の回路については第1実施例(図
2)と同一であるため省略する。また、発振回路11
a,11bの動作は第2実施例で説明したものと同じで
あるため省略する。また、第3実施例による非接触IC
カードの動作は第1実施例で説明したものと同一である
ため、この説明も省略する。ただし動作クロック源は、
整流クロック回路31,32の出力ではなく、内蔵発振
回路である。
【0022】上述した第3の発明では、発振回路11
a,11bの2つを内蔵させたが、例えば、遠隔用のデ
ータ送受信に必要とされるクロック周波数(搬送波の周
波数)が近接形のそれを分周することによって得られる
場合には、発振回路は1つでよい。図10はこの第4の
発明の実施例(第4実施例)による非接触ICカードの
ブロック図である。この第4実施例では、発振回路11
cの1つのみ内蔵し、その出力は、クロック・リセット
回路7の入力の端子7e,7fに双方に接続される。分
周器は図示していないが、クロックリセット回路7に内
蔵されている。この場合も上記実施例と同様に電源電圧
が遠隔用,近接用のそれぞれの所定動作電圧以上になっ
てからクロック及びリセット信号がマイコン8に供給さ
れ、動作を開始する。
【0023】また、上記までの実施例では、電圧検知回
路6において遠隔用使用の場合の所定の電圧検知回路と
能動素子の動作可能電圧検知回路を兼用してP−MOS
61aとn−MOS62a及びインバータ63aより成
る電圧検知回路1つとしたが、2つに分けてもよい。例
えば、遠隔用の電圧検知回路、同様にP−MOS61b
とn−MOS6b及びインバータ6で成形する。ただし
この場合n−MOS62bは例えば3個直列に接続す
る。この場合、この出力はAND素子64aの入力に接
続され、P−MOS61a,n−MOS62a,インバ
ータ63aより成る能動素子動作可能電圧の検知回路の
出力は端子6eのみに接続される。この場合も上述の実
施例と同様の効果が得られる。
【0024】図11は第5の発明の実施例(第5実施
例)による非接触ICカードのブロック図である。図1
1において、8aはマイコン、11dは発振回路、7
1,72はクロック・リセット回路である。この第5実
施例によるマイコン8aはさらに送受信データを変調・
復調するための搬送波信号を受入れるための端子CAR
を有しており、マイコン8の動作クロック源として、発
振回路11dを内蔵している。次に、この第5実施例の
動作について説明する。まず、この非接触ICカードを
近接用または遠隔用のリーダ・ライタ装置に挿入または
接近すると、アンテナ1または近接用アンテナ2に変流
電力が誘起され、整流・クロック回路31,32が直流
電力及び動作クロック信号を発生する。この直流電力に
より、電源線L201の電圧が上昇し、所定の能動素子
動作可能電圧を越えると、電圧検知回路6より信号が出
力される。判別回路5は、電圧検知回路6の信号により
付勢され、整流クロック回路31,32の直流電圧の有
無を検出し、その出力(端子5b,5c)を設定する。
この出力の設定により電圧検知回路6は、遠隔用または
近接用のどちらの電圧検知回路の出力を有効にするかを
選択し電源線L201が所定の電圧に達した場合、クロ
ック・リセット回路71及び72に選択信号を出力す
る。(それぞれの端子7a,7bに入力される)。この
選択信号により、クロック・リセット回路71は整流・
クロック回路31または32からのクロック動作信号の
どちらかを選択し、マイコン8aの搬送波入力端子CA
Rに入力する。また、同時にクロック・リセット回路7
2は、内蔵発振回路11dの出力をマイコン8aに動作
クロックを与えるCLK端子に入力するとともに、リセ
ット信号を発生して初期化を行う。この後、マイコン8
は動作を開始する。なお、クロック・リセット回路7
1,72は、図6のクロック・リセット回路7と同一で
あり、またマイコン8aの処理シーケンスは、図7のフ
ローチャートと同一であるため、説明は省略する。
【0025】第1〜第5の発明では、遠隔用,近接用の
どちらで動作する場合もリーダ・ライタ装置より送信さ
れる電磁波より動作電力を得ていたが、遠隔形の場合、
通信距離を長くすること十分な電力を得ることが難かし
くなる。この第6の発明は、この様な不具合を解消する
ためになされたもので遠隔形で動作する場合に電力を供
給する電池を内蔵させた。この場合、マイコンには常に
電圧が印加されているので、リーダ・ライタ装置と通信
していない時は動作を停止し、低電流消費モード(以
下、スタンバイモードという)となっている。ここでス
タンバイモードに移行するには、STOP命令を実行
し、再び起動するには、リセット信号(“L”のパル
ス)をRST(反転)端子に入力することでなされるも
のとする。なお、リセット信号が入力され内部初期化を
行う際に、マイコン8に内蔵されるRAM(スタティッ
ク型)のデータ領域は初期化しないとする。また、この
第6の発明では近接用プログラム実行の場合は、マイコ
ン内蔵される不揮発性メモリ(例えばEEPROM)を
データメモリとしてデータ書換えを行うものとし、遠隔
形プログラム実行の場合は、上記RAMをデータメモリ
として書換えを行うものとする。
【0026】図12はこの第6の発明の実施例(第6実
施例)による非接触ICカードの機能ブロック図であ
る。図12において、4b,4cはダイオード、8bは
マイコン、12は起動回路、13はクロック・リセット
回路、11eは発振回路、15はインバータ素子、16
はカウンタ、17は電池、18はOR素子である。電池
17(例えば、リチウム電池)は電源を供給し、起動回
路12は起動タイミングを検出する。クロック・リセッ
ト回路13は上記クロック・リセット7とは異なり、こ
の起動回路12の出力によって制御されるマイコン8b
にクロック・リセット信号を供給する。発振回路11e
は、起動回路12の出力に制御され、発振を開始および
停止し(EN端子を“H”レベルにすると発振開始し、
“L”レベルで停止する)、発振回路11eのオン・オ
フを制御するOR素子14,インバータ15,Dカウン
タ16を有する。なお図12のその他のブロックの機能
については、第1〜第5実施例と同じであるため、説明
を省略する。
【0027】図13,図14は、第6実施例による起動
回路12・クロックリセット回路13の詳細な回路図で
ある。図13において、121は増幅器、122a,1
22b,127はインバータ素子、123a,123b
は抵抗、124a,124bはコンデンサ、125はO
R素子、126はD−FF、128はP−MOS、12
9はn−MOSである。ここで、インバータ素子123
aと抵抗124aとコンデンサ124aとが積分回路を
構成しており、同じくインバータ素子123bと抵抗1
24bとコンデンサ124bとが積分回路を構成してい
る。また、図14において、131a,131b,13
2,139はインバータ素子、133a,133bはA
ND素子、134,135はOR素子、137はD−F
F、138はカウンタである。
【0028】次に、図12、図13,図14を用いてこ
の第6実施例の動作説明を行う。遠隔用コイルアンテナ
1に交流電力が誘起されると、起動回路端子12aに印
加され、増幅器121で“1”,“0”のデジタル信号
に変換されて、インバータ素子123a,抵抗123
a,コンデンサ124a及びインバータ素子123b,
抵抗124b,コンデンサ124bより成る積分回路で
平滑されOR素子125に入力される。この積分回路は
信号線L203の電位が遠隔用アンテナに誘起される交
流信号が、例えば数周期間とぎれても“L”レベルに立
ち下がらない様にしている。また、近接用アンテナ2に
交流電力が誘起されると、整流クロック回路32で直流
電力に変換され、その端子32cに出力される。この端
子32cの電圧が電池17の電圧を越えると、ダイオー
ド4bを介して、電源線L201aの電圧を上昇させる
とともに起動回路12の端子12bに入力される。近接
用アンテナ2が電力発生しない時は、その端子12bに
はダイオード4cを介して電池17による電圧が印加さ
れている。(L201aも同じ)。このとき、P−MO
S128及びn−MOS129より成る電圧検知回路に
は電流が流れず、インバータ127は“L”信号を出力
している。近接用アンテナに電力を発生して電源線L2
01aの電圧が上昇すると、上記電圧検知回路に電流が
流れ出し、電圧検知回路の基準電圧をインバータ127
に入力する。さらに電源線L201aの電圧が上昇する
とこれにともないインバータ素子127のしきい値が上
昇して、基準電圧を越えてインバータ素子127の出力
が反転し、“L”レベルから“H”レベルに立上がる。
このインバータ素子127の出力信号は出力端子12d
に接続されるとともに、ORゲート125にも入力され
る。すなわち、遠隔用アンテナ1に増幅器121のしき
い値を越える信号が誘起されるか、または近接用アンテ
ナ2に電力が誘起され、電源線L201aの電圧が所定
電位以上になると、OR素子125は、D−F/F12
6のT端子(トリガ端子)に“H”レベルの信号を出力
し、D−F/F126は、この信号の立上がりで、D端
子(データ端子)に与えられる“H”信号をとり込み、
端子Qおよび出力端子12cに出す。この出力の端子1
2cに出される信号が起動信号であり、カウンタ16を
リセットして、インバータ素子15を介して発振回路1
1eのEN端子(イネーブル端子)に“H”信号を入力
して発振開始させるとともに、クロック・リセット回路
13の端子13eに“H”を入力する。
【0029】ここで、OR素子18はカウンタ16がカ
ウントアップした時点で(“H”を出力した時点で)停
止させるためにある。クロック・リセット回路13の端
子13eに“H”信号が入力されると、端子13fに入
力される信号によって、端子13aまたは13bに入力
される動作クロック信号のどちらかを端子13cに選択
して出力する。すなわち、端子13fに入力される信号
が“H”信号の場合は、近接用使用の場合であり、整流
・クロック回路32より与えられるクロック信号をマイ
コン8bのクロック端子CLKに接続する。また、端子
13fに入力される信号が“L”の場合は、遠隔用使用
の場合であり、内蔵発振回路11eの出力をマイコン8
bに接続する。また端子13eに入力される信号が
“H”レベルに立上がると、図14のカウンタ138が
リセット解除され、OR素子135を介して動作クロッ
ク信号が入力されカウントを開始する。この後、カウン
タ138の出力は、“L”から“H”に立上がり、端子
13dには、インバータ139で反転されて“H”から
“L”に立下がる信号が出力される。そしてマイコン8
bのRST(反転)端子(リセット端子)に入力され、
マイコン8にリセットをかける。さらに、この後、カウ
ンタ16はクロックをカウントして、出力を“H”レベ
ルから“L”レベルに立下げる。この時、図14のD−
F/F137は出力端子Qに“H”を出力して、OR素
子135を介してカウンタの動作を停止し、カウンタ1
38は、“L”信号を出力して停止する。したがって、
端子13dには“H”信号が出力されマイコン8bのリ
セットが解除され動作が、開始される。
【0030】次に図12のマイコン8bの動作を図15
のフローチャートを用いて説明する。まず、リセットが
解除されると、内部の初期化が行われる(ステップS1
1)。ただし、この時上述のように、データ領域として
使用されているRAMの領域は初期化されない。次に、
ポートP1の値を読み込み、P1=“0”ならばステッ
プS31の遠隔用プログラムの実行に分岐し、P1=
“1”ならばステップS41の近接用プログラムの実行
に分岐する。この時、それぞれのプログラム実行中に
は、送受信回路9,10を選択し、リーダ・ライタ装置
と通信を行う。ただし、図12中のアンテナは、特に規
定しない。別途送信用アンテナ,受信用アンテナを近接
用,遠隔用にそれぞれ設けてもよい。また、例えば、近
接形用にはデータ送受信用のコイルをもう一つ設け、遠
隔形用は、コイルアンテナ1bを送受信用アンテナとす
ることも可能である。また送受信回路9,10と2つ設
けたが、兼用できる場合は1つでもよい。
【0031】それぞれのリーダ・ライタ装置との通信を
終了すると、ステップS15に進み、ポートP2から
“L”信号パルスを出力する。ここで、ポートP2の出
力は、この時以外は常に“H”信号を出力しているもの
とする。この後、ステップS16に移り、STOP命令
を実行して、マイコン8bはスタンバイ状態に入り一連
の動作を完了する。ここでポートP2に“L”信号を出
力した時の各ハードウェアの動作について説明すると、
起動回路12内のD−F/F126をリセットして端子
12cの出力を“L”レベルに立下げ再び起動信号受付
け状態となり、信号線L203またはL204の立上り
を監視する。ここで近接用使用の場合は、マイコン8b
が図15のステップS16までプログラムを実行しなけ
ればならないので、クロックを供給しなければならな
い。そのためステップS13の近接用プログラムの実行
で終了応答した後も所定時間近接用アンテナ2に給電し
ており、電源線L204は“H”レベルのままである。
そして、所定時間後、マイコン8bがスタンバイにはい
った後、リーダ・ライタ装置は給電をストップし、電源
線L204のレベルは立下がる。したがって、次回リー
ダ・ライタ装置に挿入するまで起動しない。ここで、非
接触ICカードは完全にスタンバイ状態となる。また、
遠隔用の場合は、ステップS13での終了応答後、カー
ド所持者がリーダライタとの交信エリア外に出るまでの
所定時間、リーダ・ライタ装置は送信を停止する。遠隔
用では内蔵の発振回路11eを使用するのでステップS
15でポートP2に“L”信号を出力した後、“H”レ
ベルに戻し、ステップS16でSTOP命令を実行しな
ければならない。このためステップS15で起動回路1
2の電源線L205の起動信号を“L”レベルにした
後、発振回路11eを所定クロック数動作させなければ
ならない。この所定クロック数を与えるのがカウンタ1
6であり、電源線L205を“L”にすると、カウンタ
16はカウント開始し、所定数カウントした後、“H”
信号を出力し、OR素子18に“H”信号を入力して、
カウンタ16の入力を停止するとともに、インバータ素
子15を介して、発振回路11eのイネーブル端子に
“L”を入力し、発振停止させる。さらにクロック・リ
セット回路13の端子13eに“L”信号を入力して、
マイコン8bへのクロック供給を停止する。ここで非接
触ICカードは完全にスタンバイ状態となる。
【0032】図16は第6実施例の応用例を示すブロッ
ク図である。この応用例では、近接遠隔双方ともデータ
送受信には、遠隔用コイルアンテナ1を用いる。この応
用例ではデータ送受信回路21を一つのみ備える。ここ
で、20は受信器121と同一の受信器であり、19は
アンテナを駆動する送信器である。また、発振回路11
eの出力は、クロック・リセット回路13の入力の端子
13a,13bに共通に接続されており、遠隔用,近接
用のどちらで起動しても、内蔵の発振回路11eの出力
がクロックとしてマイコン8bに供給される。その他の
構成及び動作は第6実施例と同じである。また、受信器
20は除いてもよく、図13の増幅器121の出力信号
線L202をマイコン8bの入出力端子I/Oに接続し
てもよい。
【0033】図17は、第7の発明の実施例(第7実施
例)を示す非接触ICカードのコイルレイアウトを示す
図である。使用される部品は第1〜第6の発明のものと
同じである。遠隔用コイル1aをカード外周にそって配
置し、その内側に近接用コイル2a及びその他部品10
1を配置する。この様なレイアウトにすることにより近
接用コイル1bに比べて遠隔用コイル1aのインダクタ
ンスを大幅に増大でき受信感度を上げられるとともに、
近接用,遠隔用それぞれの使用方法(リーダ・ライタ装
置の電波の供給形態の違い)によって遠隔用・近接用そ
れぞれのアンテナのコイルに誘起する電力を大きくかえ
られる。
【0034】
【発明の効果】以上の様にこの第1の発明では、その情
報カードが、近接用のリーダ・ライタ装置で処理されて
いるか又は遠隔用のリーダ・ライタで処理されているか
どうかを判別して近接形として動作するか遠隔用として
動作するかを切換える構成としたので、1枚のカードを
近接用,遠隔用の双方のリーダ・ライタ装置で処理で
き、双方の利点を備えた適用用途の幅広いカードを得る
ことができる効果がある。この第2の発明では、上記の
第1の発明の効果に加えて、特に情報処理装置本体に対
して遠隔の位置の場合に、障害物等による電波障害の影
響を受けにくい効果がある。この第3の発明では、上記
第1の発明の効果に加えて、特に遠隔用アンテナと近接
用アンテナを兼用して使用し、位相変調方式を採用した
場合に有効である効果がある。この第4の発明では、上
記第1,第3の発明の効果に加えて、構成を簡単にでき
る効果がある。この第5の発明では、上記第1の発明の
効果に加えて、特に制御手段が変復調機能をもつ場合に
有効である効果がある。この第6の発明では、上記第1
の発明の効果に加えて、遠隔の位置を長くする。すなわ
ち通信距離が長い場合でも、十分な電力を制御手段等に
供給できる効果がある。この第7の発明では、上記第1
の発明の効果に加えて、受信感度を高めることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本概要を示す概略構成図である。
【図2】この第1の発明の実施例による非接触ICカー
ドの機能ブロック図である。
【図3】図2の非接触ICカードの整流・クロック回路
を詳細に示す回路図である。
【図4】図2の非接触ICカードの判別回路を詳細に示
す回路図である。
【図5】図2の非接触ICカードの電圧検知回路を詳細
に示す回路図である。
【図6】図2の非接触ICカードのクロック・リセット
回路を詳細に示す回路図である。
【図7】この第1の発明に使用されるマイコンの動作を
示すフローチャートである。
【図8】この第2の発明の実施例による非接触ICカー
ドの機能ブロック図である。
【図9】この第3の発明の実施例による非接触ICカー
ドの機能ブロック図である。
【図10】この第4の発明の実施例による非接触ICカ
ードの機能ブロック図である。
【図11】この第5の発明の実施例による非接触ICカ
ードの機能ブロック図である。
【図12】この第6の発明の実施例による非接触ICカ
ードの機能ブロック図である。
【図13】図12の非接触ICカードの起動回路を詳細
に示す図である。
【図14】図12の非接触ICカードのクロック・リセ
ット回路を詳細に示す図である。
【図15】図12の非接触ICカードのマイコンの動作
を示すフローチャートである。
【図16】この第6の発明の応用例による非接触ICカ
ードの機能ブロック図である。
【図17】この第7の発明による非接触ICカードのパ
ターンレイアウトの図である。
【符号の説明】 1 遠隔用アンテナ 2 近接用アンテナ 5 判別回路 6 電圧検知回路 7,72 クロック・リセット回路 8,8a,8b マイコン 9,10 送受信回路 11a〜11e 発振回路 31,32 整流・クロック回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の技術による情報カードとしての非
接触ICカードを大別すると、情報処理装置本体として
のリーダ・ライタ装置との通信距離が数mm〜数cmと
短かくそのリーダ・ライタ装置の所定の位置に挿入して
使用する近接形の非接触ICカードと、通信距離が数十
cm数mmにおよび、リーダ・ライタ装置周辺に形成
される通信可能エリアに進入するカードをそのリーダ・
ライタ装置にかざすことでデータ送信(受信)を行う遠
隔形非接触カードとに分類される。使用者は、リーダ・
ライタ装置が近接形である場合は、近接形の非接触IC
カードを使用し、リーダ・ライタ装置が遠隔形である場
合は、遠隔形の非接触ICカードを使用して、カードを
単一機能でのみ使用していた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触ICカー
ドは、以上のように構成されているので、例えば近接形
のカードは入室管理等のID照合等の用途で使用される
場合、いちいちリーダ・ライタ装置に挿入しなければな
らなくて不便であり、この様な用途には遠隔形のカード
が適している。また遠隔形のカードは、その通信位置に
自由度があるため、リーダ・ライタ装置との間に障害物
が入ったり、また、外部環境による電波障害の危険性が
高く大量のデータ(特に金銭の取引データ)を伝送する
場合には、その信頼性に問題がある。しかも、第三者に
傍受される危険性もある。この様な用途には近接形が適
している。したがって、これらの用途を同時に実現する
には、近接用,遠隔用の2枚のカードを用意しなければ
ならなかった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この発明は、上記の問題を解消するために
なされたもので、1枚のカードで遠隔形,近接形それぞ
れの機能を実現することを目的としており、遠隔形の利
点である取扱いの簡便さや処理時間の速さ、及び近接形
の利点である大量、貴重なデータを信頼性よく伝達で
きるという双方の利点を兼ね備えた情報カードを得るこ
とにある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号で動作する制御手段を有
    し、情報処理装置本体に対して近接した位置又は遠隔の
    位置の両位置で、上記情報処理装置本体とデータを交信
    する情報カードにおいて、上記情報処理装置本体からの
    電波を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテナ及び
    近接用アンテナと、これらのそれぞれのアンテナに誘起
    された交流電圧から内部素子用の電力及びクロック信号
    を生成する第1,第2変換手段と、この第1又は第2変
    換手段のどちらかから上記電力が出力されているかを判
    別する判別手段と、上記第1又は第2変換手段から出力
    されたクロック信号を上記判別手段の出力結果をもとに
    選択して上記制御手段に供給する動作クロック選択手段
    とを備えたことを特徴とする情報カード。
  2. 【請求項2】 クロック信号で動作する制御手段を有
    し、情報処理装置本体に対して近接した位置又は遠隔の
    位置の両位置で、上記情報処理装置本体とデータを交信
    する情報カードにおいて、上記情報処理装置本体からの
    電波を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテナ及び
    近接用アンテナと、上記遠隔用アンテナに誘起された交
    流電圧から内部素子用の電力を生成する第1変換手段
    と、上記近接用アンテナに誘起された交流電圧から、内
    部素子用の電力及び第2クロック信号を生成する第2交
    換手段と、第1クロック信号を出力する発振回路と、上
    記第1又は第2変換手段のどちらかから上記電力が出力
    されているかを判別する判別手段と、上記第2変換手段
    から出力された第2クロック信号又は発振回路の第1ク
    ロック信号を上記判別手段の出力結果をもとに選択して
    動作クロックとして上記制御手段に供給する動作クロッ
    ク選択手段とを備えたことを特徴とする情報カード。
  3. 【請求項3】 クロック信号で動作する制御手段を有
    し、情報処理装置本体に対して近接した位置又は遠隔の
    位置の両位置で、上記情報処理装置本体とデータを交信
    する情報カードにおいて、上記情報処理装置本体からの
    電波を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテナ及び
    近接用アンテナと、これらそれぞれのアンテナに誘起さ
    れた交流電圧から、内部素子用の電力及びクロッ信号を
    生成する第1,第2変換手段と、第1,第2クロック信
    号を出力する第1,第2発振回路と、上記第1又は第2
    変換手段のどちらかから上記電力が出力されているかを
    判別する判別手段と、上記第1又は第2発振回路から出
    力された第1,第2クロック信号を上記判別手段の出力
    結果をもとに選択して動作クロックとして上記制御手段
    に供給する動作クロック選択手段とを備えたことを特徴
    とする情報カード。
  4. 【請求項4】 上記第1,第2発振回路を1つの発振回
    路と分周器とで構成した請求項第3項記載の情報カー
    ド。
  5. 【請求項5】 クロックで動作し、かつ搬送波を変・復
    調する制御手段を有し、情報処理装置本体に対して近接
    した位置又は遠隔の位置の両位置で、上記情報処理装置
    本体とデータを電波を介して交信する情報カードにおい
    て、上記情報処理装置本体からの電波を受信して交流電
    圧を誘起する遠隔用アンテナ及び近接用アンテナと、こ
    れらのそれぞれのアンテナに誘起された交流電圧から、
    内部素子用の電力及びクロック信号を生成する第1,第
    2の変換手段と、この第1又は第2の変換手段のどちら
    かから上記電力が出力されているかを判別する判別手段
    と、上記第1又は第2変換手段から出力されたクロック
    信号を上記判別手段の出力結果をもとに選択して上記制
    御手段の搬送波入力として供給する動作クロック選択手
    段と、上記制御手段に動作クロック信号を供給する発振
    回路とを備えたことを特徴とする情報カード。
  6. 【請求項6】 クロック信号で動作する制御手段を有
    し、情報処理装置本体に対して近接した位置又は遠隔の
    位置の両位置で、上記情報処理装置本体とデータを電波
    を交信する情報カードにおいて、上記情報処理装置本体
    からの電波を受信して交流電圧を誘起する遠隔用アンテ
    ナ及び近接用アンテナと、直流電圧電源と、上記近接用
    アンテナに誘起された交流電圧を電力及びクロック信号
    に変換する変換手段と、この変換手段からの電力の電圧
    値が上記直流電圧電源の電圧値よりも高いのを検出する
    電圧検出手段と、発振回路と、上記電圧検出手段の出力
    結果により、上記変換手段又は上記発振回路からクロッ
    ク信号を上記制御手段に動作クロックとして供給する動
    作クロック選択手段を備え、上記制御手段は、当該情報
    カードが遠隔位置で使用される場合には、上記直流電圧
    電源から電源電力の供給を受けるとともに、上記動作ク
    ロック選択手段からの上記発振回路によるクロック信号
    にもとづき遠隔の送受機能で動作し、当該情報カードが
    近接位置で使用される場合には、上記変換手段から直流
    電圧による電源電圧による電源電力の供給を受けるとと
    もに、上記動作クロック選択手段からの上記動作変換手
    段によるクロック信号にもとづき、近接用の送受機能で
    動作することを特徴とする情報カード。
  7. 【請求項7】 上記遠隔用アンテナを情報カードの外周
    に沿って配置し、上記遠隔用アンテナの内側に近接用ア
    ンテナを含む全ての回路及び手段を配置したことを特徴
    とする請求項第1項,第2項,第3項,第4項,第5項
    又は第6項記載の情報カード。
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