JPH05257361A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05257361A
JPH05257361A JP4054038A JP5403892A JPH05257361A JP H05257361 A JPH05257361 A JP H05257361A JP 4054038 A JP4054038 A JP 4054038A JP 5403892 A JP5403892 A JP 5403892A JP H05257361 A JPH05257361 A JP H05257361A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
developing
unit
photoconductor
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP4054038A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kurousu
義男 黒臼
Yasumi Sugita
保巳 杉田
Michinori Matsui
道則 松井
Tsuneya Kajiura
恒也 梶浦
Yoshifumi Ozaki
善史 尾崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4054038A priority Critical patent/JPH05257361A/ja
Publication of JPH05257361A publication Critical patent/JPH05257361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類のトナー像を順次作成して2色記録を
行う装置で、2番目のトナー像を作成する際に1番目の
トナー像の細線部分の画像の乱れを軽減する。 【構成】 感光体ドラム11にはチャージコロトロン1
5でまず一様な帯電が行われ、第1のレーザ35によっ
て第1の静電潜像が形成されて第1の現像装置12でト
ナー像が作成される。この後、第2のレーザ36によっ
て第2の静電潜像が形成され第2の現像装置13による
2回目の現像が行われる。2色レーザプリンタが細線を
再現するモードに設定されているときには、第1のトナ
ー像が感光体ドラム11に強く静電吸着されるように第
2の現像装置13のバイアス設定、チャージコロトロン
15の帯電量の設定、第2のレーザビーム19の強度設
定が行われ、細線部分の画像の乱れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子複写機やプリンタ等
の画像形成装置に係わり、特に精細な画像の形成を行う
場合に有効な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザプリンタのよう
な画像形成装置の多くは、感光体に静電潜像を形成し
て、これをトナーで現像し画像の記録を行うようになっ
ている。このような装置は画像を1色で記録するように
なっているものが多いが、コンピュータのカラー画像処
理や印刷物の多色化の影響等によって画像形成装置でも
2色あるいは多色で記録を行うものが普及している。例
えばレーザプリンタでは、従来青色等で罫線やロゴをプ
レプリントした用紙に黒色でプリントしていた帳票等の
文書を、それぞれの色で色分けして印刷することが広く
行われるようになっており、用紙の管理の簡素化と印刷
経費の低減が図られている。
【0003】図10は、2色で画像の記録を行うことの
できる画像形成装置として従来から用いられているレー
ザプリンタの要部を表わしたものである。このレーザプ
リンタの感光体ドラム11の周囲には、第1の記録色で
現像を行う第1の現像装置12と、第2の記録色で現像
を行う第2の現像装置13の2つの現像装置が配置され
ている。この図で感光体ドラム11は矢印14方向(反
時計方向)に回転するものとする。第1の現像装置12
の上流側には感光体ドラム11の表面を初期的に一様に
帯電させるためのチャージコロトロン15が配置されて
いる。また、このチャージコロトロン15と第1の現像
装置12の間には、第1のレーザビーム走査機構16に
よって第1のレーザビーム17が走査されるようになっ
ている。また、第1の現像装置12と第2の現像装置1
3の間には、第2のレーザビーム走査機構18によって
第2のレーザビーム19が走査されるようになってい
る。
【0004】第1の現像装置12は第1のレーザビーム
17の走査によって形成された第1の静電潜像を例えば
黒色のトナーで現像し、感光体ドラム11の表面に黒色
のトナー像を作成する。第2の現像装置13は第1の現
像装置12と全く同一構造の現像装置であり、第2のレ
ーザビーム19の走査によって形成された第2の静電潜
像を第1の現像装置12で使用したトナーとは逆極性の
トナーで現像し、感光体ドラム11の表面に例えば赤色
のトナー像を追加する。このようにして2色のトナー像
がドラム表面に作成されることになる。
【0005】第2の現像装置13の下流側には、プリト
ランスファコロトロン21とトランスファコロトロン2
2がこの順に配置されている。プリトランスファコロト
ロン21は転写に際してトナーの極性を揃える役割を行
う。この後、トランスファコロトロン22が矢印24方
向に搬送される用紙25にトナー像を転写する。転写後
の感光体ドラム11はクリーニングブレード26によっ
て不要なトナーを除去された後、除電ランプ27で照射
され、不要電荷の除去が行われる。
【0006】図11は、このような画像形成装置におけ
る画像の形成されるプロセスの一例を表わしたものであ
る。図10図と共にこのプロセスを説明する。
【0007】まず図11(a)に示したようにチャージ
コロトロン15によって感光体ドラム11の表面を−7
50Vに一様に帯電する。図11(b)は、この状態で
第1のレーザビーム走査機構16によって第1のレーザ
ビーム17が走査された状態を表わしたものである。こ
の第1露光によって露光された部分の電荷が放電し、そ
の部分の電位は−100Vまで上昇する。この状態で第
1の現像装置12による第1現像が行われる。
【0008】図11(c)はこの第1現像の様子を表わ
したものである。現像時に第1の現像装置12の現像バ
イアスは−430Vに設定される。これにより、第1の
レーザビーム17が走査された第1画像電位(−100
V)の部分は相対的に+330Vとなる。したがって、
−に帯電された黒色のトナー31がこの第1画像電位の
部分に静電的に吸着される。
【0009】図11(d)は、この後に第2のレーザビ
ーム19が走査された状態を表わしたものである。この
第2のレーザビーム19は画像の背景部分に照射され、
その部分の電位が例えば−350Vまで上昇する。画像
部分は経時的変化により例えば−740Vとなってい
る。
【0010】図11(e)は、第2の現像装置13によ
る現像の様子を表わしたものである。このとき現像バイ
アスは−450Vに設定され、+に帯電された赤色のト
ナー32による第2画像の現像が行われる。赤色のトナ
ー32は画像部分に静電的に吸着する。このようにし
て、2色のトナー31、32がそれぞれ黒色あるいは赤
色の画像部分に吸着し、2色のトナー像が作成されるこ
とになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような画
像形成装置では、第1の現像装置12の現像によって得
られた黒色のトナー31によるトナー像(第1のトナー
像)が用紙25によって転写される前に、第2の現像装
置13による現像が行われる。このため、感光体ドラム
11上の第1のトナー像が第2の現像装置13の現像ロ
ールの穂立ちによって擦られる。この結果、比較的太い
線やソリッド領域は外観上なんらの影響も受けないが、
細い線はその幅が大きく狭められる等によって画像が乱
れてしまうといった問題があった。
【0012】そこで本発明の目的は、このような第1の
トナー像における細線の画像の乱れを軽減することので
きる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、感光体ドラムあるいは感光体ベルト等の感光体と、
この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段と、この
帯電手段によって帯電された感光体表面に第1の画像を
露光する第1の露光手段と、第1の露光手段により光の
照射された部位のみに第1のトナーを吸着させて第1の
画像の現像を行う第1の現像手段と、この第1の現像手
段の下流側に配置され感光体表面に第2の画像を露光す
る第2の露光手段と、この第2の露光手段によって光の
照射されなかった部位のみに第2のトナーを吸着させて
第2の画像の現像を行う第2の現像手段と、この第2の
現像手段の現像時にこれにバイアスを印加するバイアス
印加手段と、このバイアス印加手段の印加するバイアス
を第1の画像の内容に応じて少なくとも2段階に切り換
えるバイアス切換手段とを画像形成装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、第2の
現像手段が第2の画像の現像を行うときに第1のトナー
が静電的に感光体に吸着する程度をバイアス印加手段の
印加するバイアスによって少なくとも2段階に設定でき
るようにし、例えば細線の画像の乱れを防止しようとす
るときには第1のトナーが感光体により強力に吸着した
状態で第2の画像の現像を行うようにして、第1の画像
の乱れを軽減し、前記した目的を達成する。
【0015】請求項2記載の発明では、感光体ドラムあ
るいは感光体ベルト等の感光体と、この感光体上に一様
に電荷を付与する帯電手段と、この帯電手段によって帯
電された感光体表面に第1の画像を露光する第1の露光
手段と、第1の露光手段により光の照射された部位のみ
に第1のトナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第
1の現像手段と、この第1の現像手段の下流側に配置さ
れ感光体表面に第2の画像を露光する第2の露光手段
と、この第2の露光手段によって光の照射されなかった
部位のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像
を行う第2の現像手段と、この第2の現像手段の現像時
にこれにバイアスを印加するバイアス印加手段と、第2
の露光手段の露光量を第1の画像の内容に応じて少なく
とも2段階に切り換える露光量切換手段とを画像形成装
置に具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、第2の
現像手段が第2の画像の現像を行うときに第1のトナー
が静電的に感光体に吸着する程度を第2の露光手段の露
光量の程度によるバックグランド電位によって少なくと
も2段階に設定できるようにし、例えば細線の画像の乱
れを防止しようとするときには第1のトナーが感光体に
より強力に吸着した状態で第2の画像の現像を行うよう
にして、第1の画像の乱れを軽減し、前記した目的を達
成する。
【0017】請求項3記載の発明では、感光体ドラムあ
るいは感光体ベルト等の感光体と、この感光体上に一様
に電荷を付与する帯電手段と、この帯電手段によって帯
電された感光体表面に第1の画像を露光する第1の露光
手段と、第1の露光手段により光の照射された部位のみ
に第1のトナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第
1の現像手段と、この第1の現像手段の下流側に配置さ
れ感光体表面に第2の画像を露光する第2の露光手段
と、この第2の露光手段によって光の照射されなかった
部位のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像
を行う第2の現像手段と、この第2の現像手段の現像時
にこれにバイアスを印加するバイアス印加手段と、帯電
手段による感光体の帯電量を第1の画像の内容に応じて
少なくとも2段階に切り換える帯電量切換手段とを画像
形成装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、第2の
現像手段が第2の画像の現像を行うときに第1のトナー
が静電的に感光体に吸着する程度を帯電手段の帯電量の
程度による感光体上の電位の高さの相違によって少なく
とも2段階に設定できるようにし、例えば細線の画像の
乱れを防止しようとするときには第1のトナーが感光体
により強力に吸着した状態で第2の画像の現像を行うよ
うにして、第1の画像の乱れを軽減し、前記した目的を
達成する。
【0019】請求項4記載の発明では、2色の画像をそ
れぞれ第1の画像および第2の画像として読み取る読取
手段と、この読取手段によって読み取られた第1の画像
中に細線が含まれているかどうかを判別する細線有無判
別手段と、感光体ドラムあるいは感光体ベルト等の感光
体と、この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段
と、この帯電手段によって帯電された感光体表面に第1
の画像を露光する第1の露光手段と、第1の露光手段に
より光の照射された部位のみに第1のトナーを吸着させ
て第1の画像の現像を行う第1の現像手段と、この第1
の現像手段の下流側に配置され感光体表面に前記第2の
画像を露光する第2の露光手段と、この第2の露光手段
によって光の照射されなかった部位のみに第2のトナー
を吸着させて第2の画像の現像を行う第2の現像手段
と、この第2の現像手段の現像時に感光体に対する第1
のトナーの吸着の強さを制御するトナー吸着力制御手段
と、このトナー吸着力制御手段の制御を細線有無判別手
段の判別結果に応じて切り換える吸着力切換手段とを画
像形成装置に具備させる。
【0020】すなわち請求項2記載の発明では、読取手
段が第1の画像および第2の画像の読み取りを行った
後、細線有無判別手段で第1の画像に細線が含まれてい
るかどうかを判別し、細線が含まれていると判別された
場合には第2の現像手段による現像時に第1の画像の乱
れが少ないようにトナー吸着力制御手段によってトナー
の吸着力を適正な値に切り換えるようにして、前記した
目的を達成する。
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】第1の実施例
【0023】図1は本発明の第1の実施例における画像
形成装置としての2色レーザプリンタの概要を表わした
ものである。図10と同一部分には同一の符号を付して
おり、これらの説明を適宜省略する。本実施例の2色レ
ーザプリンタは、第1または第2のレーザビーム走査機
構16、18にレーザ光を射出する第1または第2のレ
ーザ35、36のうち第2のレーザ36のビームの強度
を制御するビーム調整装置37を備えている。このビー
ム調整装置37は次の図1で説明するCPU(中央処理
装置)が制御するようになっている。CPUは、また、
チャージコロトロン15等に高圧を供給する高圧電源回
路38についてもその出力電圧の制御を行うようになっ
ている。
【0024】図2はこの2色レーザプリンタの回路構成
の要部を表わしたものである。2色レーザプリンタは前
記したCPU41を搭載している。CPU41はデータ
バス等のバス42を通じて装置内の各部と接続されてお
り、画像の記録のための各種制御を行うようになってい
る。このうちROM43は2色レーザプリンタの各種制
御のためのプログラムを格納したリード・オンリ・メモ
リである。作業用メモリ44は、これらの制御を行う際
に一時的に必要とされるデータを格納するランダム・ア
クセス・メモリである。不揮発性メモリ(NVM)45
は図示しない電池によってバックアップされている。こ
こには、細線の有無に応じて幾つかのパラメータの切り
換えを行うためのテーブルが格納されている。入出力ポ
ート(I/O)46は操作パネル47を接続している。
操作パネル47には、図示しないが各種の操作用のキー
の他に、液晶ディスプレイも配置されている。
【0025】出力ポート48にはビーム調整装置37と
高圧電源回路(EHT)38が接続されている。ビーム
調整装置37は、第2のレーザ36の出力するレーザビ
ーム19の強度を電気的にまたは機械的に調整するよう
になっている。後者の機械的な手法としては、例えば所
定の濃度の光学フィルタを第2のレーザ36の出力側に
切換自在に配置する等の方法が考えられる。高圧電源回
路38は各種の高圧を発生させるための回路である。発
生された高圧は、チャージコロトロン15(図2)のコ
ロトロンワイヤ等のコロトロンワイヤや、第2の現像装
置13の現像バイアス電極等に印加されるようになって
いる。
【0026】このような構成の2色レーザプリンタで
は、図示しないホストコンピュータあるいは操作パネル
47から2色記録の指示が行われると、第1の現像装置
12と第2の現像装置13がそれぞれ黒色と赤色の現像
を行う。これによって作成された2色のトナー像はトラ
ンスファコロトロン22によって用紙25に転写され
る。用紙25はこの後、図示しない定着装置で熱定着さ
れ、図示しない排出トレイに排出されることになる。
【0027】次の表1は、図2に示した不揮発性メモリ
に格納された前記したテーブルの内容を表わしたもので
ある。
【0028】
【表1】
【0029】ここで通常モードとは、従来と同様に2色
の画像を記録するモードであり、本実施例で黒色画像で
ある第1の画像に細線が含まれていない場合や、この細
線の再現を特に問題としない場合に選択するモードであ
る。第1の細線モードおよび第2の細線モードは、第1
の画像に細線が含まれていている場合に良好に記録する
ためのモードである。第2の細線モードの方が第1の細
線モードよりも更に良好に画像の記録ができるようにな
っている。これらのモードの選択は、この2色レーザプ
リンタに記録データを供給するホスト側で行うようにな
っているが、装置によっては操作パネル47(図2)の
図示しないモード選択キーを操作することによっても選
択を可能にすることができる。
【0030】図3は本実施例の2色レーザプリンタの動
作の要部を表わしたものである。2色レーザプリンタの
CPU41(図2)は記録データの受信時期を監視して
おり(ステップS101)、記録データが受信されると
(Y)、その制御データを解析してそのページの記録が
通常モードで行われるか否かを判別する(ステップS1
02)。そして、通常モードで行われない場合には
(N)、実行されるモードが第1の細線モードであるか
どうかを判別する(ステップS103)。
【0031】そのページの2色記録が通常モードで行わ
れる場合には(ステップS102;Y)、表1に示した
テーブルから通常モードのデータ(表の1番右側の欄の
データ)を読み出して作業用メモリ44に格納する(ス
テップS104)。これに対して、第1の細線モードで
2色記録が行われる場合には(ステップS103;
Y)、表1に示したテーブルからこのモードのデータ
(表の真ん中の欄のデータ)を読み出して作業用メモリ
44に格納する(ステップS105)。また、第2の細
線モードで2色記録が行われる場合には(ステップS1
03;N)、表1に示したテーブルからこのモードのデ
ータ(表の1番左側のデータ)を読み出して作業用メモ
リ44に格納する(ステップS106)。
【0032】このようにして作業用メモリ44にデータ
の格納が終了したら、CPU41は記録作業開始と共に
(ステップS107;Y)、該当するデータをビーム調
整回路37と高圧電源回路38にそれぞれ供給して(ス
テップS108)、記録プロセスを実行させる(ステッ
プS109)。
【0033】ここでビーム調整回路37は、通常モード
のときに第2のレーザビーム19による第2の画像の背
景部分に相当する電位VBKG が−350Vになるように
そのビームの強さを設定する。これは、図11(d)で
示した電位と同じである。これに対して、ビーム調整回
路37は第1または第2の細線モードのとき、第2のレ
ーザ36の出力を上げ、第2の画像の背景部分に相当す
る電位VBKG が−400Vになるように第2のレーザビ
ーム19の強さを増加させる。
【0034】また、高圧電源回路51は通常モードおよ
び第1の細線モードで、図11(a)に示したようにチ
ャージコロトロン15による感光体ドラム11の表面電
位V H を−750Vに設定する。また、第2の細線モー
ドでは印加する電圧の絶対値を増加させて表面電位VH
を−800Vに設定する。更に高圧電源回路51は、通
常モードのときに図11(e)に示したように第2の現
像装置13のバイアス電極に印加するバイアス電圧V
Bias2 を−450Vに設定する。また、第1および第2
の細線モードではこのバイアス電圧VBias2 を−500
Vに設定する。
【0035】このような高圧電源回路51の出力電圧の
切り換えは、図2に示した出力ポート48から高圧電源
回路51に供給されるディジタル信号の切り換えによっ
て実現される。すなわち、高圧電源回路51内部には図
示しないディジタル・アナログ変換器が配置されてお
り、これが前記したディジタル信号をそれに応じた0〜
5Vの範囲のアナログ信号に変換する。そして、そのア
ナログ信号に所定の倍率を掛けた電圧値になるようにフ
ィードバックをかけながら、その電圧を該当するコロト
ロンあるいはバイアス電極に供給することになる。
【0036】図4は、第1の細線モードにおける第2の
現像装置内での各部の電位を表わしたものである。この
図で−100Vの電位VL は、第1の現像装置12の現
像によって黒色のトナー31が感光体ドラム11に付着
している状態の電位である。チャージコロトロン15に
よる感光体ドラム11の初期的な表面電位VH は通常モ
ードと同一であるが、この第1の細線モードでは図示の
ようにバイアス電圧V Bias2 および第2の画像の背景部
分に相当する電位VBKG の絶対値がそれぞれ上昇してい
るので、黒色のトナー31の位置する井戸(well)型ポ
テンシャルが大きくなり、第1の画像が感光体ドラム1
1に強く吸着されることになる。この結果、黒色の細線
部分であっても画像の乱れが少なくなる。
【0037】図5は、これに対して第2の細線モードに
おける第2の現像装置内での各部の電位を表わしたもの
である。図4と比べると、この第2の細線モードでは感
光体ドラム11の初期的な表面電位VH の絶対値が更に
高くなっている。したがって、第1の細線モードの場合
よりも第1の画像が感光体ドラム11により強く吸着さ
れることになる。この結果、黒色の細線部分の画像の乱
れが更に少なくなる。
【0038】このような記録プロセスが1ページ分の記
録に対して実行されたら(ステップS110;Y)、C
PU41は次のページが存在するかどうかを判別し(ス
テップS111)、存在する場合にはステップS101
に戻って同様の制御を行う。続ページがない場合には
(ステップS111;N)、2色の画像記録についての
制御を終了させることになる(エンド)。
【0039】第2の実施例
【0040】図6は本発明の第2の実施例における画像
形成装置としての2色複写機の回路構成の要部を表わし
たものである。なお、この第2の実施例における感光体
ドラムの周辺の構成は第1の実施例のそれと同一なの
で、これについては図1をそのまま使用することにす
る。また、図6で図2と同一部分には同一の符号を付し
ており、これらの説明を適宜省略する。
【0041】第2の実施例の2色複写機は、そのバス4
2にこの第2の実施例用の新たなプログラムを格納した
ROM61と、画像の読取処理用の第2のI/Oポート
62とを接続している。第2のI/Oポート62は、画
信号処理回路63を介して画像読取装置64を接続して
いる。画像読取装置64は2色読取用の1次元イメージ
センサを備えており、図示しない原稿の画情報をライン
単位で読み取り、これを画信号処理回路63に送出する
ようになっている。
【0042】画信号処理回路63は入力されたラインご
とのアナログレベルの画信号を2値化し、2色に分離す
る。そして、第2のI/Oポート62を介してCPU4
1から指示された第1の第1の画像に対応する色につい
ての画信号に細線に相当する画像が含まれているかどう
かをチェックする。ここでCPU41から指示された第
1の第1の画像に対応する色についてチェックすること
にしたのは、操作パネル47からの指示によって記録色
の反転を行う場合があるので、どの画情報を第1の画像
として記録するかを画信号処理回路63単独で決定する
ことができないからである。
【0043】図7は本実施例の画信号処理回路による細
線有無の判別作業の原理を説明するためのものである。
画信号処理回路63は図示しない専用のCPUと、Nラ
イン分のバッファメモリ71および細線検出のための判
別論理を書き込んだ直線判別用ROMを備えている。画
信号処理回路63は分離した第2の画像用の2値の画信
号をN(Nは乱れが生じた細線の幅に相当する画素の数
よりも大きい整数。)ライン分のバッファメモリ71に
1主走査ラインごとに書き込む。そして、これをN×N
のウィンドウ72で主走査方向にずらしながら順に読み
出す。
【0044】この読み出されたN×N個の画素分の画信
号は直線判別用ROMのアドレス情報となる。直線判別
用ROMには、ウィンドウ72内で想定される各傾きの
直線のデータが格納されており、検査中のウィンドウ7
2に細線が含まれているかどうかの判別結果を出力す
る。
【0045】図8は一例として読み取られたN×Nの画
信号の状態を表わしたものである。ここで信号“1”は
第1の画像における印字状態を示す画信号であり、信号
“0”はこの第1の画像における非印字状態を示す画信
号である。直線判別用ROMのこのようなアドレス情報
に対応するデータ格納箇所には“細線有り”を示すデー
タが格納されている。したがってこの場合には細線が含
まれているというデータが出力されることになる。
【0046】図9は細線が存在すると判別される他の例
における画信号の状態を表わしたものである。この場合
には、斜め方向に細線が存在している。この場合にも、
このようなアドレス情報に基づいて直線判別用ROMは
“細線有り”を示すデータを出力することになる。な
お、直線判別用ROMには孤立した点のようにノイズと
介されるパターンに対してはこれを直線の一部と判別し
ないような論理が組み込まれていてもよい。
【0047】画信号処理回路63はこのようにして細線
有無の判別作業を行い、一度でも“細線有り”を示すデ
ータが出力されたら細線有り信号を第2のI/Oポート
62を介してCPU41に送出する。そして、この細線
有無の判別作業を終了させる。CPU41は細線有り信
号を受信すると2色複写機を細線モードに設定する。こ
こで第1の細線モードを選択するか第2の細線モードを
選択するかの決定は、オペレータが操作パネル47を操
作することによって行うようになっている。装置によっ
てはサービスマンが機械の初期設定を行う段階で細線モ
ードのいずれかを設定するようにしてもよい。
【0048】なお、実施例ではチャージコロトロン15
の電圧や第2の現像装置13のバイアス電位ならびに第
2のレーザビーム19の強さを切り換えて細線の劣化を
防止したが、いずれか1つを使用しても細線の再現性を
高めることができることはもちろんである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第2の現像手段の現像時のバイアスを第1の
画像の内容に応じて切り換えることで細線が存在する場
合に感光体に対する第1のトナーの静電的な吸着力を高
めたので、細線の再現性を十分高めることができるばか
りでなく、切り換えを行う電圧がコロトロンに印加する
電圧と比べてかなり低く、構成部品に負担を強いること
が少ないという利点がある。
【0050】また、請求項2記載の発明によれば、第2
の露光手段の露光量を第1の画像の内容に応じて切り換
えることで細線が存在する場合に感光体に対する第1の
トナーの静電的な吸着力を高めたので、細線の再現性を
十分高めることができるばかりでなく、レーザビームの
強度そのものを調整することにしたので、電圧を切り換
える必要がなく、特に光学的なフィルタで強度を調整す
る場合には機構が簡単になるという利点がある。
【0051】更に請求項3記載の発明によれば、チャー
ジコロトロン等の帯電手段による感光体の帯電量を第1
の画像の内容に応じて切り換えることで細線が存在する
場合に感光体に対する第1のトナーの静電的な吸着力を
高めたので、細線の再現性を十分高めることができるば
かりでなく、第2の画像の現像についても十分な電位関
係を保持することができ、画質の低下を防止することが
できるという効果がある。
【0052】また、請求項4記載の発明によれば、第1
の画像中に細線が含まれているかどうかを判別する細線
有無判別手段を具備させたので、オペレータが不慣れで
あっても原稿中の細線の有無に応じて自動的にモードの
選択を行わせることができ、常に最良の状態で画像の再
現を行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における2色レーザプリン
タの概要を一部断面で表わした概略構成図である。
【図2】 本実施例における2色レーザプリンタの回路
構成の要部を表わしたブロック図である。
【図3】 本実施例の2色レーザプリンタの動作の要部
を表わした流れ図である。
【図4】 第1の細線モードにおける第2の現像装置内
での各部の電位を表わした説明図である。
【図5】 第2の細線モードにおける第2の現像装置内
での各部の電位を表わした説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施例における画像形成装置
としての2色複写機の回路構成の要部を表わしたブロッ
ク図である。
【図7】 第2の実施例でN×Nのウィンドウを用いた
細線有無の判別作業の原理を示す原理図である。
【図8】 第2の実施例で水平方向に細線が存在する場
合のN×Nの画信号の状態を表わした説明図である。
【図9】 第2の実施例で斜め方向に細線が存在する場
合のN×Nの画信号の状態を表わした説明図である。
【図10】 従来の画像形成装置の概要を一部断面で表
わした概略構成図である。
【図11】 従来の画像形成装置における画像の形成さ
れるプロセスの一例を表わした説明図である。
【符号の説明】
12…第1の現像装置、13…第2の現像装置、15…
チャージコロトロン、17…第1のレーザビーム、19
…第2のレーザビーム、36…第2のレーザ、37…ビ
ーム調整装置、38…高圧電源回路、41…CPU、4
3、61…ROM、44…作業用メモリ、45…不揮発
性メモリ、47…操作パネル、63…画信号処理回路、
64…画像読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/02 102 15/04 120 9122−2H 15/06 101 15/08 7810−2H H04N 1/29 F 9186−5C G 9186−5C (72)発明者 梶浦 恒也 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 尾崎 善史 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、 この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段と、 この帯電手段によって帯電された感光体表面に第1の画
    像を露光する第1の露光手段と、 第1の露光手段により光の照射された部位のみに第1の
    トナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第1の現像
    手段と、 この第1の現像手段の下流側に配置され前記感光体表面
    に第2の画像を露光する第2の露光手段と、 この第2の露光手段によって光の照射されなかった部位
    のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像を行
    う第2の現像手段と、 この第2の現像手段の現像時にこれにバイアスを印加す
    るバイアス印加手段と、 このバイアス印加手段の印加するバイアスを前記第1の
    画像の内容に応じて少なくとも2段階に切り換えるバイ
    アス切換手段とを具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 感光体と、 この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段と、 この帯電手段によって帯電された感光体表面に第1の画
    像を露光する第1の露光手段と、 第1の露光手段により光の照射された部位のみに第1の
    トナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第1の現像
    手段と、 この第1の現像手段の下流側に配置され前記感光体表面
    に第2の画像を露光する第2の露光手段と、 この第2の露光手段によって光の照射されなかった部位
    のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像を行
    う第2の現像手段と、 この第2の現像手段の現像時にこれにバイアスを印加す
    るバイアス印加手段と、 前記第2の露光手段の露光量を前記第1の画像の内容に
    応じて少なくとも2段階に切り換える露光量切換手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体と、 この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段と、 この帯電手段によって帯電された感光体表面に第1の画
    像を露光する第1の露光手段と、 第1の露光手段により光の照射された部位のみに第1の
    トナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第1の現像
    手段と、 この第1の現像手段の下流側に配置され前記感光体表面
    に第2の画像を露光する第2の露光手段と、 この第2の露光手段によって光の照射されなかった部位
    のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像を行
    う第2の現像手段と、 この第2の現像手段の現像時にこれにバイアスを印加す
    るバイアス印加手段と、 前記帯電手段による前記感光体の帯電量を前記第1の画
    像の内容に応じて少なくとも2段階に切り換える帯電量
    切換手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 2色の画像をそれぞれ第1の画像および
    第2の画像として読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた前記第1の画像中に
    細線が含まれているかどうかを判別する細線有無判別手
    段と、 感光体と、 この感光体上に一様に電荷を付与する帯電手段と、 この帯電手段によって帯電された感光体表面に前記第1
    の画像を露光する第1の露光手段と、 第1の露光手段により光の照射された部位のみに第1の
    トナーを吸着させて第1の画像の現像を行う第1の現像
    手段と、 この第1の現像手段の下流側に配置され前記感光体表面
    に前記第2の画像を露光する第2の露光手段と、 この第2の露光手段によって光の照射されなかった部位
    のみに第2のトナーを吸着させて第2の画像の現像を行
    う第2の現像手段と、 この第2の現像手段の現像時に前記感光体に対する前記
    第1のトナーの吸着の強さを制御するトナー吸着力制御
    手段と、 このトナー吸着力制御手段の制御を前記細線有無判別手
    段の判別結果に応じて切り換える吸着力切換手段とを具
    備することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0644465A2 (en) * 1993-09-16 1995-03-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color electrophotographic apparatus, and image forming unit
JP2007171783A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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