JPH0525644U - 電磁接触器の接点装置 - Google Patents

電磁接触器の接点装置

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JPH0525644U JP7361791U JP7361791U JPH0525644U JP H0525644 U JPH0525644 U JP H0525644U JP 7361791 U JP7361791 U JP 7361791U JP 7361791 U JP7361791 U JP 7361791U JP H0525644 U JPH0525644 U JP H0525644U
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弘之 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接点圧ばねのばね力に基づく可動接点と固定接
点との接触圧を、可動接点に設けた割り溝を挟む両側部
分に均等に作用させる。 【構成】固定接点26との対向面の中心線上に割り溝2
5aを設けた可動接点25を可動接触板22に固着す
る。接点圧ばね23の一端と可動接触板22との間にば
ね受け板27を介装する。可動接触板22には割り溝2
5aの延長線上で突条22aを突設し、この突条22a
とばね受け板27とを線接触させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁石装置によって開閉され、可動接点の固定接点への接触時に、 コイルばねよりなる接点圧ばねによって接点圧を作用させるようにした電磁接触 器の接点装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図3および図4に示すように、電磁石装置1と接点装置2とを器体 3に納装した電磁接触器が提供されている。電磁石装置1は、器体3の底部に保 持ばね11によって取り付けられた固定鉄芯12と、固定鉄芯12に対して上下 方向に離接する可動鉄芯13と、可動鉄芯13が固定鉄芯12から離れるように 可動鉄芯13を上向きに付勢するC字形の復帰ばね14とを備え、固定鉄芯12 に巻装された励磁コイル15に通電することによって可動鉄芯13が固定鉄芯1 2に吸引されて下方に移動するようになっている。
【0003】 接点装置2は、可動鉄芯13に連結された可動枠21を備え、可動鉄芯13の 上下移動に伴って可動枠21が上下に移動するようになっている。可動枠21に は可動接触板22の中間部がコイルばねよりなる接点圧ばね23によって下向き に押し付けられた形で保持される。すなわち、可動枠21には、可動接触板22 の両端を結ぶ方向に貫通した窓孔21aが形成されていて、窓孔21aの内周面 のうちの上面に突設されたばね受け突起21bが接点圧ばね23の上端部に挿入 され、接点圧ばね23の下端と窓孔21aの内周面のうちの下面との間で可動接 触板22の中間部が挟持されるのである。したがって、可動接触板22は下方か らの押圧力を受けると、接点圧ばね23を圧縮して上方に移動する。可動接触板 22の両端部の下方には、一対の固定接触板24の一部が対向して配置される。 可動接触板22と固定接触板24との対向面において、可動接触板22には可動 接点25が固着され、固定接触板24には固定接点26が固着される。また、固 定接触板24において固定接点26とは異なる部位には、器体3の外部に露出し て端子ねじが螺合する端子部24aが設けられる。
【0004】 上述した構成によれば、電磁石装置1の励磁コイル15に通電して可動鉄芯1 3を下方に移動させると可動枠21が下方に移動して可動接点25が固定接点2 6に接触するのであって、このとき、両固定接触板24の間が可動接触板22を 介して導通し、両端子部24aの間の導電路を閉成できるのである。可動接点2 5が固定接点26に接触した状態では、接点圧ばね23が圧縮されて可動接点2 5と固定接点26との間に接点圧を与える。
【0005】 ところで、可動接点25としては、図5に示すように、固定接点26との対向 面を凸面状に形成したものがあるが、可動接点25と固定接点26との間には通 過電流の二乗に比例する大きさの反発力が作用するから、通過電流が大きくなる と、この反発力によって可動接点25が固定接点26から離れるという問題が生 じる。
【0006】 そこで、図6に示すように、可動接点25における固定接点26との対向面に 、可動接触板22の長手方向の中心線上で割り溝25aを形成することが考えら れている。すなわち、電流経路を二分することによって電流が集中するのを避け 、可動接点25と固定接点26との間に作用する反発力を半分にしているのであ る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図7に示すように、可動接触板22の幅方向において接点圧ばね 23の中心線C1 と可動接点25の中心線C2 とがずれている場合には、可動接 点25に対してモーメントが働くことになる。すなわち、図7の状態では、可動 接点25の固定接点26に対する接触圧は、割り溝25aを挟んで右側の部分が 左側の部分よりも大きくなるのである。可動接点25と固定接点26との間には 接触抵抗があるから、接触圧が低いと電流が流れにくくなるのであって、割り溝 25aを挟む両側で接触圧が異なると電流が均等に二分されず、反発力を低減す る効果を十分に発揮することができないという問題が生じる。
【0008】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、割り溝を設けた可動接点 を有する場合であって、接点圧ばねのばね力に基づく可動接点と固定接点との接 触圧が割り溝を挟む両側部分で均等になるようにした電磁接触器の接点装置を提 供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、両端部における厚み方向の一面に可 動接点がそれぞれ固着され電磁石装置により厚み方向に往復駆動される可動接触 板と、各可動接点が離接する固定接点がそれぞれ固着された一対の固定接触板と 、可動接点の固定接点への接触時に可動接触板が固定接触板に近付く向きの押圧 力を可動接触板の中間部に作用させて可動接点を固定接点に圧接させるコイルば ねよりなる接点圧ばねとを備え、各可動接点には固定接点との対向面であって可 動接触板の両端を結ぶ方向に走る中心線上に割り溝が形成され、接点圧ばねの一 端と可動接触板との間にはばね受け板が介装され、可動接触板の中間部であって 割り溝の延長線上に形成された突条の先端縁に、ばね受け板が揺動自在となるよ うに線接触するのである。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、接点圧ばねの一端と可動接触板との間にばね受け板を介装 し、かつ、可動接触板には可動接触板の両端を結ぶ方向に沿って突条を突設し、 この突条とばね受け板とを線接触させるので、ばね受け板が可動接触板に対して 揺動できることになり、割り溝の幅方向において可動接点の中心と接点圧ばねの 中心とがずれていても、ばね受け板に働くモーメントは可動接触板には働かない のである。すなわち、可動接点と固定接点との接触圧が、割り溝を挟む両側部分 でほぼ等しくなるのであって、可動接点と固定接点との間に流れる電流を、ほぼ 均等に二分することができるのである。その結果、割り溝を可動接点に設けた構 造のものにおいては、可動接点と固定接点との間に作用する反発力をもっとも低 減することができるのである。
【0011】
【実施例】
電磁接触器としての基本構成は、図3および図4に示した従来構成と同様であ るから、接点装置2についてのみ説明する。図1に示すように、可動接触板22 と接点圧ばね23と固定接触板24とを備え、また、ばね受け板27が設けられ ている。ばね受け板27は、コイルばねである接点圧ばね23の下端部に挿入さ れるばね受け突起27aが上面に突設され、下面中央部は平面状に形成されてい る。一方、可動接触板22の長手方向の中央部上面には、可動接触板22の長手 方向に走る突条22aが可動接点25に形成した割り溝25aを通る一直線上に 突設される。ばね受け板27の下面は、突条22aに当接することによって、接 点圧ばね23のばね力を可動接触板22に伝達する。ここに、突条22aは、上 端部が断面弧状であって、ばね受け板27との接触部が線接触となるように形成 されている。突条22aは、必ずしもこの形状とする必要はなく、ナイフエッジ 状など、ばね受け板27と線接触になる形状であればよい。
【0012】 上記構成によれば、可動接触板22に対してばね受け板27が揺動自在となる のであって、図2に示すように、可動接触板22の幅方向において、接点圧ばね 23の中心線C1 と可動接点25の中心線C2 とがずれていても、ばね受け板2 7が突条22aの回りに揺動することによって、可動接触板22にはモーメント が働かないのであって、結果的に、可動接点25における割り溝25aを挟む両 側部分に接点圧ばね23からのばね力が均等に作用することになり、可動接点2 5と固定接点26との間に流れる電流を、割り溝25aの両側に均等に二分する ことができるのである。すなわち、可動接点25と固定接点26との間に作用す る反発力を低減する効果が高くなるのである。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のように、接点圧ばねの一端と可動接触板との間にばね受け板を 介装し、かつ、可動接触板には可動接触板の両端を結ぶ方向に沿って突条を突設 し、この突条とばね受け板とを線接触させるので、ばね受け板が可動接触板に対 して揺動できることになり、割り溝の幅方向において可動接点の中心と接点圧ば ねの中心とがずれていても、ばね受け板に働くモーメントは可動接触板には働か ないという効果がある。すなわち、可動接点と固定接点との接触圧が、割り溝を 挟む両側部分でほぼ等しくなるのであって、可動接点と固定接点との間に流れる 電流を、ほぼ均等に二分することができるのである。その結果、割り溝を可動接 点に設けた構造のものにおいては、可動接点と固定接点との間に作用する反発力 をもっとも低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示し、(a)は要部分解斜視図、
(b)は要部断面図である。
【図2】実施例の動作説明図である。
【図3】本考案に係る電磁接触器を示す縦断面図であ
る。
【図4】本考案に係る電磁接触器を示す一部切欠側面図
である。
【図5】従来例を示す要部断面図である。
【図6】他の従来例を示す要部断面図である。
【図7】図6の従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 電磁石装置 2 接点装置 3 器体 22 可動接触板 22a 突条 23 接点圧ばね 24 固定接点板 25 可動接点 25a 割り溝 26 固定接点 27 ばね受け板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部における厚み方向の一面に可動接
    点がそれぞれ固着され電磁石装置により厚み方向に往復
    駆動される可動接触板と、各可動接点が離接する固定接
    点がそれぞれ固着された一対の固定接触板と、可動接点
    の固定接点への接触時に可動接触板が固定接触板に近付
    く向きの押圧力を可動接触板の中間部に作用させて可動
    接点を固定接点に圧接させるコイルばねよりなる接点圧
    ばねとを備え、各可動接点には固定接点との対向面であ
    って可動接触板の両端を結ぶ方向に走る中心線上に割り
    溝が形成され、接点圧ばねの一端と可動接触板との間に
    はばね受け板が介装され、可動接触板の中間部であって
    割り溝の延長線上に形成された突条の先端縁に、ばね受
    け板が揺動自在となるように線接触して成る電磁接触器
    の接点装置。
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