JPH0525628U - 軽荷重動作スイツチ - Google Patents

軽荷重動作スイツチ

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Publication number
JPH0525628U
JPH0525628U JP8382291U JP8382291U JPH0525628U JP H0525628 U JPH0525628 U JP H0525628U JP 8382291 U JP8382291 U JP 8382291U JP 8382291 U JP8382291 U JP 8382291U JP H0525628 U JPH0525628 U JP H0525628U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light load
operation switch
load operation
electrode plates
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8382291U
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English (en)
Inventor
進 上総
進 長安
圭二 森上
俊通 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP8382291U priority Critical patent/JPH0525628U/ja
Publication of JPH0525628U publication Critical patent/JPH0525628U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽荷重で作動し、なおかつ絶縁性抵抗性が高
くて高湿度下で使用できる軽荷重動作スイッチを提供す
る。 【構成】 相対向した2枚の電極板2、3を間隙を有す
る状態で配置し、それを包囲する被覆体7とからなる軽
荷重動作スイッチ1であり、上記電極板2、3の相対向
した端部の少なくとも一方が絶縁材4、5でシールされ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高湿度下でも使用出来る軽荷重動作スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチ1は、図3に示すように、2枚の表面平滑な薄板の電極板2、 3をスペーサ6を介して設置し、これを被覆材7で包囲したものが知られている 。このようなスイッチ1は構造が極めて簡単で故障の少ないのが特長であるが、 この種のスイッチ1をコンパクトな構造にし、且つ軽荷重で作動させるために電 極板2、3を出来るだけ薄く、接点間ギャップを短くしていた。また、被覆材7 も可能な限り薄く、しかも柔らかいエラストマーを使用する必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここに使用していた可撓性のあるエラストマー被覆材の殆どは、水蒸気を透過 する性質があり、またエラストマー被覆材の厚みが薄いので、かかるスイッチを 高湿度雰囲気下に長時間設置すると、スイッチ内部の湿度が外部の湿度近くまで 上昇することは避けられなかった。特に、このような平板電極を対向させてスペ ーサを薄くしたギャップの小さい構造のスイッチは、絶縁破壊を起こすことがあ った。これは、電極端部が空気中の水分子を介し電子の授受を行うことによって スイッチ機能を破壊することである。
【0004】 この絶縁破壊電圧は、接点間の平滑性が極めて高ければ、接点間ギャップが1 0mμ位までは急激な低下を示さないことが知られている。しかし、この種のス イッチのように平板電極が向かい合った電極は、端部より非常に放電しやすい。 また、スイッチを高湿度の環境下に置くと、空気中の水分子を通じて電子の移動 が非常に容易となって絶縁性の低下が顕著である。 本考案はこのような問題を改善するものであり、軽荷重で作動し、なおかつ絶 縁抵抗性の高い軽荷重動作スイッチを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
スイッチを構成する上、下2枚の電極板の少なくとも一方の端部を取り巻く ように絶縁シール材又はシールテープのような絶縁材でシールし、端部が直接空 気に触れないようにし、これを被覆材で全体を包囲する。 ここに使用する絶縁材は、電極板間に必要なギャップを設けるためのスペーサ を兼ねることも可であるし、別にスペーサを設けてもよい。
【0006】
【作用】
上記軽荷重動作スイッチでは、上下2枚の電極板の相対向する端部の少なくと も一方を絶縁材でシールすることにより、たとえスイッチ内部の湿度が上昇して も電子の移動の媒介をなす、水の分子移動を抑制し、極めて高い絶縁性を保こと が出来る。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る軽荷重動作スイッチの断面図であり、これによると軽荷重 動作スイッチ1は弾性と導電性を持つリン青銅等の上電極板2と下電極板3とを スペーサ6を介して配置して上下電極板2、3に空間部を形成し、これを被覆体 7で包囲したものである。そして、前記上下電極板2、3のすべての端部が絶縁 材4、5によって完全にシールされ、電子の移動の媒体となる水の分子移動を抑 制している。 尚、上記被覆体7は屋根部の内側に突出部8があり、上電極板2と当接するよ うになっている。
【0008】 図2は、本考案の別の実施例である。このスイッチの基本的な作用効果は同じ であるが、上下電極板2、3のすべての端部をシールしたテープ状の絶縁材4、 5がスペーサを兼ねたものである。これは、シール性を持つ片面粘着テープ等で 上下電極板2、3の端部を被覆すると共に、絶縁材4、5の厚み合計が所定のギ ャップ厚みとなっている。
【0009】 図1、図2にかかわらず上下電極板2、3の端部をシールする絶縁材4、5は 、電極板と接着又は粘接着している必要があり、単に挟んだだけでは空気のシー ルが出来ないために充分に耐絶縁性の向上は望めない。
【0010】 上記スペーサ6はポリエステルやポリイミドなどの絶縁性樹脂フィルムが用い られ、その厚みは上電極板2と、下電極板3との間隔になる厚みであって、0. 025〜0.5mmの範囲が好ましい。0.025mm未満であると上電極2と 下電極板3との間の間隔が小さくなりすぎてスイッチの誤動作につながることが ある。また、0.5mmを超えると上電極板2の撓わみ量が大きくなってスイッ チの作動荷重が大きくなる。
【0011】 上記被覆材7はゴム、ウレタン、軟質塩ビ等のエラストマーである。また、上 記絶縁材4、5は、エポキシ樹脂接着剤、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤 等の接着剤、あるいは片面粘着層付ポリエステルテープ等のテープである。
【0012】 以下に本考案のスイッチの耐絶縁性の効果を確認する。このスイッチは図2に 示す構造と基本的に同一であり、8×50×0.1mmのリン青銅板からなる上 、下電極板2、3に、絶縁材4、5として12×54×0.05mmの片面粘着 層付ポリエステルテープを張り合わせてすべての端面を折り返したものを互いに 向かい合わせに並べて、電極板2、3の端部を接合したスイッチ本体である。 一方、比較例としては図3に示すように、上下電極板2、3は図2と同じで8 ×50×0.1mmのリン青銅板をスペーサ6に1.5×50×0.1mmの片 面粘着層付ポリエステルテープを使用したものである。
【0013】 これらのスイッチの耐絶縁抵抗性効果をより明確にするためにいずれのスイッ チも被覆材7に挿入せず、スイッチ本体のみを湿度約95%の雰囲気中で30分 間調整した後、JIS C1302に規定する絶縁抵抗計でJIS C0704 に規定する絶縁抵抗試験を行った。
【0014】
【表1】
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案の軽荷重動作スイッチによれば、絶縁破壊が生ずる電圧を 高水準にすることが出来るので、軽荷重動作スイッチでありながら高湿度下で使 用出来るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軽荷重動作スイッチの断面図であ
る。
【図2】本考案に係る他の軽荷重動作スイッチの断面図
である。
【図3】従来の軽荷重動作スイッチの断面図である。
【符号の説明】
1 軽荷重動作スイッチ 2 上電極 3 下電極 4 絶縁材 5 絶縁材 6 スペーサ 7 被覆材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高田 俊通 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向した2枚の電極板を間隙を有する
    状態で配置し、それを包囲する被覆体とからなる軽荷重
    動作スイッチにおいて、上記電極板の相対向した端部の
    少なくとも一方が絶縁材でシールされていることを特徴
    とする軽荷重動作スイッチ。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の電極板の端部のみが絶
    縁材でシールされている請求項1記載の軽荷重動作スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 相対向した2枚の電極板の少なくとも端
    部がテープ状の絶縁材でシールされ、該絶縁材がスペー
    サを兼ねている請求項1記載の軽荷重動作スイッチ。
JP8382291U 1991-09-17 1991-09-17 軽荷重動作スイツチ Pending JPH0525628U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4115095Y1 (ja) * 1964-04-25 1966-07-14
JPS4818386U (ja) * 1971-07-14 1973-03-01
JPH0478743A (ja) * 1990-07-17 1992-03-12 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置のパッド

Patent Citations (3)

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