JPH0525619Y2 - - Google Patents

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JPH0525619Y2
JPH0525619Y2 JP1988115950U JP11595088U JPH0525619Y2 JP H0525619 Y2 JPH0525619 Y2 JP H0525619Y2 JP 1988115950 U JP1988115950 U JP 1988115950U JP 11595088 U JP11595088 U JP 11595088U JP H0525619 Y2 JPH0525619 Y2 JP H0525619Y2
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nipple
bulge
cut
flange
bottle
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JP1988115950U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、哺乳器用乳首に関し、特にミルクの
吸飲量に対応して瓶内への空気の導入が適切に行
える空気弁構造に係る。
[従来の技術] 従来の、この種の哺乳器用乳首としては、例え
ば第5図及び第6図に示すようなものがある。
このものは、乳首フランジ20の下面に、哺乳
瓶の瓶口の端面より内側の位置で下方へ膨出して
下端を当該フランジの下面より下方へ突出させた
円形の膨出部21を設け、この膨出部に一文字形
の切口22を設けて空気弁23を形成している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来の哺乳器用乳首にあ
つては、膨出部21がフランジ20の下面から下
方へ突出して形成されているため、平らな面に置
くと膨出部21の存在によつて全体が傾いてしま
い、上記切口22を機械加工で形成することに不
都合があることから、従来では人手によりハサミ
で切口をカツトしており、従つて、生産性が悪い
という課題があつた。
また、乳首の全体がゴム状弾性体により形成さ
れていて、その空気弁23の切口22が一文字形
をなしていたため、その切口22の端面がくつつ
き易く、空気弁23としての作動が不安定である
という課題もあつた。
本考案は、かかる従来の課題に鑑みてなされた
ものであり、膨出部をフランジの下面より上方に
引つ込めると共に、当該膨出部を長円形又は楕円
形とすることにより、上記課題を解決することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における哺
乳器用乳首は、哺乳瓶の瓶口と締付キヤツプとで
締め付け固定される乳首のフランジに、前記瓶口
の端面より内側の位置で下方へ膨出して下端を当
該フランジの下面とほぼ等しくした長円形又は楕
円形の膨出部を設け、この膨出部の下端中央に十
字形又はY字形の切口を設けて空気弁を形成した
ことを特徴としている。
[作用] 膨出部がフランジの内側に引つ込んでいるた
め、切口の機械加工を容易に行うことができると
共に、当該膨出部が長円形又は楕円形をなしてい
るため、切口が十文字形又はY字形をなす作動の
確実な空気弁構造を容易に得ることができる。
[実施例] 次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の一実施例を示す
図である。
まず、構成を説明すると、第1図に示す1は、
哺乳瓶の瓶口、2は締付キヤツプ、3は乳首であ
る。
哺乳瓶は透明なプラスチツク製又はガラス製で
あつて、その瓶口1の外周には雄ネジ4を形成し
ている。
締付キヤツプ2は硬質合成樹脂により形成され
た上面片2aと筒体片2bとからなり、上面片2
aの中央には乳首3を緩く保持する乳首取付用の
貫通穴5を設けている。そして、筒体片2bの内
側には、瓶口1の雄ネジ4と螺合する雌ネジ6を
形成している。
乳首3は、特殊人造ゴム又は天然ゴムにより形
成された乳頭部3aと頸部3bと胴部3cとフラ
ンジ3dとからなり、乳頭部3aの先端中央の薄
肉部分には吸孔7が形成されている。乳頭部3a
の肉厚は頸部3bよりやや厚く、頸部3bから胴
部3cの開口側に向かつて順次厚肉となるように
形成されており、その胴部3cの開口端に外向き
のフランジ3dが形成されている。
フランジ3dの上面外周縁には、周方向に連続
する環状突縁8が形成され、また下面の一部には
凹陥部9が形成されていて、第2〜4図に拡大し
て示すように、その凹陥部9内には下方へ膨出す
る膨出部10を形成している。膨出部10は周方
向へ延びる長円形をなしていて、その下端はフラ
ンジ3dの下面と等しく設定している。そして、
膨出部10の下端中央には、その肉厚部分を上下
に貫通する十文字形をなす切口11を設け、これ
により空気弁12を形成している。
次に、作用について説明する。
上記構成を有する乳首3は、第1図に示すよう
に、哺乳瓶の瓶口1に締付キヤツプ2により取り
付けられる。
哺乳瓶にミルクを充填して締付キヤツプ2を装
着した状態で授乳させると、吸飲によつて哺乳瓶
内が減圧されると共に、胴部3cと貫通穴5との
間に隙間が生じ、その隙間を通つて大気圧が空気
弁12の外側に作用する。そのため、哺乳瓶の内
外の圧力差によつて空気弁12が開かれ、切口1
1を通じて瓶内に空気が導入され、これにより、
正常な吸飲が行われる。
この場合、空気弁12の切口11が十文字形を
なしているため、切断面のくつつきを防止するこ
とができ、これにより、瓶内外の圧力差に応じた
空気弁12の確実な作動を確保することができ
る。特に、膨出部10が長円形をなしているた
め、切口11の十文字カツトに必要な面積を広く
とることができると共に、量産時のカツト作業に
おける位置決めのバラツキを吸収して、空気弁1
2の品質のバラツキを少なくすることができる。
また、膨出部10の下端がフランジ3dの下面
と等しい高さとなつており、水平に置くことがで
きることから、切口11の機械加工を容易に行う
ことができ、この種乳首3の生産性の向上に寄与
することができる。
なお、上記実施例では、膨出部10の形状を長
円形とした例について説明したが、本考案はこれ
に限定されるものではなく、楕円形としても同様
の効果を得ることができ、また、切口11の形状
をY字形とすることによつても上記実施例と同様
の効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、乳
首のフランジに、長円形又は楕円形の膨出部を設
けると共に、その膨出部の下端中央に十字形又は
Y字形の切口を設けて空気弁を形成する構造とし
たため、切口の機械加工を容易に行うことができ
て生産性の向上を図ることができると共に、切口
がくつつき難くて作動の確実な空気弁を有する実
用性に富んだ哺乳器用乳首を提供することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の要部を拡大して示す断面図、第3
図は同じく拡大底面図、第4図は第2図の−
線断面図、第5図は従来の乳首の縦断面図、第6
図は同じく従来の乳首の底面図である。 1……瓶口、2……締付キヤツプ、3……乳
首、3d……フランジ、5……貫通穴、9……凹
陥部、10……膨出部、11……切口、12……
空気弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 哺乳瓶の瓶口と締付キヤツプとで締め付け固定
    される乳首のフランジに、前記瓶口の端面より内
    側の位置で下方へ膨出して下端を当該フランジの
    下面とほぼ等しくした長円形又は楕円形の膨出部
    を設け、この膨出部の下端中央に十字形又はY字
    形の切口を設けて空気弁を形成したことを特徴と
    する哺乳器用乳首。
JP1988115950U 1988-09-05 1988-09-05 Expired - Lifetime JPH0525619Y2 (ja)

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JPH0237640U JPH0237640U (ja) 1990-03-13
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JP2012245185A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Yutaka Mizushima 哺乳瓶の乳首とペットボトルの飲み口を連結する連結器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182949A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 ジエクス株式会社 乳首

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