JPH0426106Y2 - - Google Patents

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JPH0426106Y2
JPH0426106Y2 JP1987072649U JP7264987U JPH0426106Y2 JP H0426106 Y2 JPH0426106 Y2 JP H0426106Y2 JP 1987072649 U JP1987072649 U JP 1987072649U JP 7264987 U JP7264987 U JP 7264987U JP H0426106 Y2 JPH0426106 Y2 JP H0426106Y2
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bottle
cap
nipple
flange
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は哺乳器にかかり、特に哺乳器内の圧力
と大気圧との差によつて開閉する通気孔を備えた
哺乳器に関する。
(従来の技術) 哺乳器に関する技術は古くから知られており、
従来から種々実用に供されているが、一般に広く
用いられているタイプとしては、乳首の鍔部を哺
乳壜の壜口にあてたのち、キヤツプにより締着す
るようにした哺乳器が多い。
この哺乳器は、壜内にミルクを充填した場合、
ネジキヤツプで緊締し、鍔の押圧力を附加して通
気孔を閉鎖し、空気の導入を断ち、哺乳器が転倒
しても内部のミルクが漏れたり吸飲孔から流れ出
ないようにしておき、授乳時にキヤツプを緩めて
吸飲させるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかして授乳の際に乳児がミルクを吸飲すると
壜内が負圧となつて吸飲できなくなるため、上記
のようにキヤツプを緩めてキヤツプと壜に設けら
れた締めつけ用のネジ部の間から外気を壜内に導
入して壜内が負圧となるのを防止しているが、緩
めの度合いが少ないと吸飲されるミルクの量が少
なくなつて吸飲できず、多いとミルクが壜外へ漏
出すなどの不具合が起きている。
したがつて緩める場合の緩め度合は非常に難か
しくそのため種々の対策がなされており、例えば
壜内が負圧のときに大気を通ずるようにした空気
弁などの作動によつて流出量を調節しているもの
もある。
この空気弁には竪孔、横孔を用いた空気式、あ
るいはカツト孔式などのものがあるが、空気式の
ものはミルク漏れなどの問題があり、またカツト
孔式のものは切口が長い間の使用中に乳首のゴム
とくつついてしまつて作動不良となるものが多か
つた。
本考案はこれに鑑み、哺乳壜の内圧が高いと
き、または大気圧と同じときは空気の流入を止め
てミルクを流れにくくし、内圧が低下し、すなわ
ち負圧になつたときに外気を導入してミルクが出
やすくなるようにする通気孔を備えた哺乳器を提
供することを目的としてなされたものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、乳首の鍔部
を哺乳壜の壜口に載置してキヤツプにより締付け
るようにした哺乳器において、前記乳首の鍔部の
一部の下面側を除肉して可撓性に富む肉薄部を形
成し、その肉薄部の上面側中央にキヤツプ締着時
にその内面に圧着する隆起部を設けるとともに、
その隆起部には内外面に連通する通気孔を設けて
なり、前記隆起部は常時キヤツプの内面に圧着し
て前記通気孔を閉鎖し、壜内が負圧になつたとき
前記肉薄部が下方に撓んでキヤツプ内面から離間
し、前記通気孔を開口して外気を壜内に流入させ
るようにしたことを特徴とする。
(作用) かかる構成をとることにより、まず授乳時に壜
の内圧が大気圧と同じであればキヤツプの締付け
を緩めることなく吸飲が可能となる。
つぎに吸飲の結果壜の内圧が負圧となつた場合
は、鍔部に設けられた肉薄部が大気圧によつて壜
の内方に撓み、これにより隆起部が下方に動き、
これまでキヤツプの内面に圧着により閉鎖されて
いた通気孔が内面を離れて開口する。この結果外
気は壜内に流入し、壜内は再び大気圧と同圧にな
り、ミルクの吸飲が可能になる。このように本考
案によれば空気量の調整が自動的な行なわれる。
(考案の実施例) 以下、本考案を第1図乃至第10図に示す実施
例を参照して説明する。
本考案にかかる哺乳器は、乳首1の鍔部2を哺
乳壜3の壜口4に載置してキヤツプ5により締付
けるようにした哺乳器において、前記乳首1の鍔
部2の一部の下面2A側を除肉して可撓性に富む
肉薄部6を形成し、その肉薄部6の上面2B側中
央にキヤツプ5の締着時にその内面5Aに圧着す
る隆起部7を設け、その隆起部7には内外面を連
通する通気孔8を設けたものにより構成される。
乳首1は、天然ゴムまたは特殊合成樹脂等より
なり、乳頭部1Aには吸飲孔9が設けられ、乳頭
部1Aより下方に向つて膨出部10が形成されて
いる。この膨出部10の下部周面には環状突部1
1が形成され、端縁には鍔部2が形成されてい
て、前記環状突部11との間には周溝12が形成
されている。そして鍔部2の上面2Bの周縁には
上向きに環状の縁部13が設けられている。
本考案の要部である肉薄部6は、前記周縁12
と縁部13との間の鍔部2の一部分に、下面2A
より上面2Bに向つて適宜深さおよび大きさ(実
施例では円周方向に長径を有する楕円状)の除肉
による凹部14を形成することにより形成されて
おり、これにより肉薄部6は鍔部2よりもさらに
可撓性に富む薄さに形成され、圧力を受けること
により上下に撓むことができるようになつてい
る。
そしてこの肉薄部6の上面2B側の中央に円形
の前記隆起部7が設けられ、この隆起部7の中心
には上下方向すなわち内外面2A,2Bに連通す
る小径の連通孔8が穿設されている。その隆起部
7は周りの肉薄部6が撓むとこれに伴なつて上下
に移動できるようになつている。
哺乳壜3は、ガラス、合成樹脂等よりなり、壜
頭部15の外周面には雄ネジ16が形成され、そ
の下方に玉縁17が形成されている。
キヤツプ5は合成樹脂により形成され、側壁1
8の内周面に前記雄ネジ16と螺合する雌ネジ1
9が形成され、そして上部の外面5Bに前記乳首
1を挿入する透孔20が形成されると共に、その
透孔20を形成する環状縁の下側の内面5Aは前
記隆起部7が圧着するシート面となつており、ま
た内面5Aの外側には環状突起22が設けられ、
さらに環状突起22の外側には同心状に環状の凹
部23が設けられている。
そしてこの凹部23には、乳首1のと組立時に
鍔部2の縁部13が入るようになつている。
またキヤツプ5の外周面下端部には、乳首1の
鍔部2と哺乳壜3の口端面に圧接するための環状
突起24が形成されている。
このような哺乳器を組立てる場合は、まずキヤ
ツプ5を乳首1に取付けるためにキヤツプ5の透
孔20に乳首1を下方から挿入して周溝12を透
孔20の口縁に遊嵌させた状態とし、ついでキヤ
ツプ5を壜頭部15にネジ込んで第8図の状態に
構成する。
したがつて乳首1の鍔部2に設けられた肉薄部
6の下面は壜1内に面し、隆起部7は常時キヤツ
プ5の内面5Aに圧接した状態に置かれる。
これにより壜1の内圧が大気圧に等しいかまた
は大きい場合は通気孔8がシート面である内面5
Aにより閉鎖される。
このように組立てられた哺乳器への空気の進入
経路は、乳首1の周溝12のキヤツプ5の透孔2
0との間隙25がそれに当る。
つぎに作用を説明する。
哺乳壜1内にミルクを充填してキヤツプ5を緊
締する。このときキヤツプ5を壜口に緊締する
と、鍔部2と壜口4端面は密接して哺乳壜1内と
外気の連気路は閉鎖され、哺乳器を転倒しても哺
乳壜1内のミルクの漏れはない。
しかして授乳の際に、壜1の内圧が大気圧と同
じであればキヤツプ5のネジを緩めることなく吸
飲でき、吸飲の結果壜1の内圧が負圧となつた場
合は鍔部2に設けられた肉薄部6が大気圧によつ
て壜1の内方に撓むので、これにより隆起部7が
下方に動き、これまでキヤツプ5の内面5Aに第
9図のように接して閉鎖されていた通気孔8が内
面2Aを離れ、第10図のようになる。
この結果、常時キヤツプ5と鍔部2の隙間25
へ導入されている大気は、通気孔8の開口に伴な
つて矢印のように壜1内に流入するので、壜1内
は再び大気圧と同圧になり、壜1内のミルクの吸
飲が可能になる。
そして壜1の内圧が大気圧と同じになると、再
び隆起部7は、肉薄部6の弾性によつて上昇し、
キヤツプ5の内面5Aに圧着するので通気孔8は
閉鎖される。したがつて通気孔8の開閉は自動的
に行なわれる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による哺乳器は、乳
首の鍔部を哺乳壜の壜口に載置してキヤツプによ
り締付けるようにした哺乳器において、前記乳首
の鍔部の一部の下面側を除肉して可撓性に富む肉
薄部を形成し、その肉薄部の上面側中央にキヤツ
プ締着時にその内面に圧着する隆起部を設けると
ともに、その隆起部には内外面に連通する通気孔
を設けてなり、前記隆起部は常時キヤツプの内面
に圧着して前記通気孔を閉鎖し、壜内が負圧にな
つたとき前記肉薄部が下方に撓んでキヤツプ内面
から離間し前記通気孔を開口して乳首の周溝とキ
ヤツプの透孔との間隙を通じて外気を壜内に流入
させるようにしたから、これまでのようにキヤツ
プの緩めの度合によりミルクの流出量が多くなつ
たり少なくなつたりすることがなく、常に一定の
流出量とすることができ、授乳を極めて良好な状
態で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における乳首の右半分を断面と
した正面図、第2図は第1図の矢印A部分の拡大
図、第3図は第2図の裏面図、第4図は本考案に
おけるキヤツプの右半分を断面とした正面図、第
5図は第4図の矢印部分の拡大図、第6図は本考
案における哺乳壜の右半分を断面とした正面図、
第7図は第6図の矢印部分の拡大図、第8図は本
考案における哺乳器の組立状態を示す要部の拡大
断面図、第9図、第10図は本考案の取付および
作動説明図である。 1……乳首、2……鍔部、2A……下面、2B
……上面、3……哺乳壜、4……壜口、5……キ
ヤツプ、5A……内面、6……肉薄部、7……隆
起部、8……通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乳首の鍔部を哺乳壜の壜口に載置してキヤツプ
    により締付けるようにした哺乳器において、前記
    乳首の鍔部の一部の下面側を除肉して可撓性に富
    む肉薄部を形成し、その肉薄部の上面側中央のキ
    ヤツプ締着時にその内面に圧着する隆起部を設け
    るとともに、その隆起部には内外面に連通する通
    気孔を設けてなり、前記隆起部は常時キヤツプの
    内面に圧着して前記通気孔を閉鎖し、壜内が負圧
    になつたとき前記肉薄部が下方に撓んでキヤツプ
    内面から離間し、前記通気孔を開口して乳首の周
    溝とキヤツプの透孔との間隙を通じて外気を壜内
    に流入させるようにしたことを特徴とする哺乳
    器。
JP1987072649U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0426106Y2 (ja)

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JPS63182751U JPS63182751U (ja) 1988-11-25
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JPS5221269U (ja) * 1975-08-04 1977-02-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993433U (ja) * 1982-12-08 1984-06-25 ピジヨン株式会社 哺乳器

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JPS5221269U (ja) * 1975-08-04 1977-02-15

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