JP2012245185A - 哺乳瓶の乳首とペットボトルの飲み口を連結する連結器具 - Google Patents

Abstract

【課題】 成長過程で哺乳瓶からしか飲料を飲めない乳幼児がペットボトルの各種飲料を飲む場合はその内容物を哺乳瓶に移し替えなくてはならなかった。
【解決手段】 本連結器具４を使用し、市販の哺乳瓶の乳首部１とペットボトル８の飲み口を連結することにより乳児が簡単にペットボトル内の飲料を飲める。ただ乳幼児が内容物を吸引する際ペットボトル内の気圧調整が必要であり、この問題を解決すべく本連結器具４には気圧調整用気道５が備わっている。また本連結器具４と哺乳瓶の蓋部３とペットボトル８の三者相互間の着脱を容易にするための鍔７が本連結器具４に備わっている。通常使われている哺乳瓶の蓋部３と本連結器具４を携帯すれば、市販のペットボトルの飲料が直接飲める。
【選択図】図３

Description

この発明は市販のペットボトルの内容物を哺乳瓶の必要な乳幼児に飲ませるための連結器具に関するものである。

哺乳瓶が必要な乳幼児にペットボトルの内容物を飲ませる場合、内容物を哺乳瓶に移し換えている。

特開２００２−６５８１３ 特許第３４５１２３５号 米国公開特許和文抄録 ２００３/００２９８２９

内容物を哺乳瓶に移し換える場合、乗り物の中など揺れる場所での移し替えは困難を極める。こぼした場合は後での清掃という2次的な行動が必要になる。

内容物を哺乳瓶に移し替える場合、外出時には予備の哺乳瓶を用意する。母親の荷物が嵩張って行動に不自由が出る。これらに対処するために、前記の特許文献１にて提案されたものを用いると瓶内の気圧調整用の吸気口が外部に臨んで露出しているため不衛生になる。その一方、特許文献２又は３にて提案されたものを用いると乳首から吸引しても瓶内部の気圧調整がうまくいかず、乳幼児が吸い込めなくなるおそれもある。

上記の解決手段として哺乳瓶の乳首部とペットボトルを直接連結する連結器具で、その機能として乳幼児が順調に飲料を飲むための気圧調整用気道を有し、かつ、衛生状態を維持できる連結器具を提供することとした。

哺乳瓶からしか飲めない乳幼児に対し、ペットボトルの内容物を哺乳瓶に移しかえることなく、連結器具を哺乳瓶の乳頭部とペットボトルの間に装着することにより、乳幼児に素早く容易にペットボトルの内容物を飲ませることが可能になった。また親はペットボトルの内容物を哺乳瓶に移し替える必要が無くなり、また哺乳瓶の洗浄の必要も無くなり労力を軽減されることになった。その上、気圧調整を確実に行う事が出来るとともに、その気圧調整のための穴及び気道を内部に形成する事が出来て確実に良好な衛生状態を維持する事が出来る。

本発明の実施形態を用いて乳首部をペットボトルに装着する場合を示す分解正面図である。 図１の断面図である。 図１の連結器具を用いて乳首部をペットボトルに装着した状態の断面図である。

以下、この発明の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。

図1〜図３に示すように市販の哺乳瓶の乳首部は柔軟な乳首部１と哺乳瓶の蓋部３から構成されている。蓋部３の内側には雌ねじが形成されていて哺乳瓶の瓶部の雄ねじと接合される形状となっている。また図２に示す乳首部１の鍔部には瓶内の気圧調整用の穴２があいている。

本連結器具４の外面には哺乳瓶の蓋部３の雌ねじに適合する雄ねじ４３が施されており、連結器具４を哺乳瓶の蓋部３の内側に下からねじ込むことで両者は固定され連結される。

本連結器具４の上端面は周縁部４１と、この周辺部よりも低く形成された内周面部４２とで構成されている。これにより本連結器具４を蓋部３にねじ込んだ状態で乳首部１の鍔部１１と前記内周面部４２との間に気圧調整用気道５が区画形成されるようになっている。すなわち瓶内と乳首部１に有る気圧調整用穴２を連通することでボトル内の気圧調整を可能とし、飲料はボトル内外での気圧差で詰まることなく乳首部より乳幼児に供給される。

本連結器具４の下部内面にはペットボトル８の吸い口部にある雄ねじ８１に適合する雌ねじ４４が施されており、ペットボトル８を本連結器具４の下部内面の雌ねじ部４４に下からねじ込むことで本連結器具４とペットボトル８は結合し固定される。また本連結器具４の内側にはパッキング材６が施されペットボトル８の上端と本連結器具４は内面上部のパッキング材６を介して接合し、飲料の漏れ出しを防止する。

本連結器具４には哺乳瓶の蓋部３及びペットボトル８に着脱する時、本連結器具４を保持するための鍔７が形成されている。特に分解時、哺乳瓶の蓋部３、本連結器具４、ペットボトル８の三者を別々に分解する際、哺乳瓶の蓋部３と本連結器具４が結合状態でペットボトル８から外れた場合、哺乳瓶の蓋部３と本連結器具４の分解は保持する部分が無いと困難になる為、鍔７は絶対必要な部位となる。つまり鍔７を把持すれば、蓋部３を連結器具４から容易に外せるようになる。

１ 哺乳瓶の柔軟な乳頭部
１１ １の鍔部
２ 気圧調整用の穴
３ 哺乳瓶の蓋部
４ 連結器具
４１ 周縁部
４２ 内周面部
４３ ４の雄ねじ
４４ ４の雌ねじ
５ 気圧調整用気道
６ パッキング材
７ 鍔
８ ペットボトル
８１ ８の雄ねじ

Claims (2)

1. 飲料が収容された市販の飲料容器の飲み口部と、乳首部及びこの乳首部を保持する蓋部との間に介装されて、前記飲料容器の飲み口部と前記蓋部とを連結する連結器具であって、筒部と、この筒部の上端面を構成する鍔部とを備え、前記筒部の外面には前記蓋部を着脱可能に連結するねじ部が形成されるとともに前記筒部の内面には前記飲料容器の飲み口を着脱可能にする連結ねじが形成され、前記鍔部は前記蓋部に連結された状態で前記鍔部の内面との間に気圧調整気道となる凹みを構成する内周面部を備え、前記乳首部の鍔部に気圧調整用の穴が貫通形成される一方、前記鍔部に前記蓋部の内側に配置され、前記気圧調整用気道は前記気圧調整用の穴と連通するように形成されている事を特徴とする連結器具。
2. 請求項１において、前記筒部の下端には外周側に突出する鍔が一体に形成されている連結器具。

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