JPH0525536A - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

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Publication number
JPH0525536A
JPH0525536A JP19842991A JP19842991A JPH0525536A JP H0525536 A JPH0525536 A JP H0525536A JP 19842991 A JP19842991 A JP 19842991A JP 19842991 A JP19842991 A JP 19842991A JP H0525536 A JPH0525536 A JP H0525536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
furnace
radiant tube
gas flow
straight pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP19842991A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Matsumura
一郎 松村
Takashi Ishimoto
崇 石本
Kenji Kawate
賢治 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP19842991A priority Critical patent/JPH0525536A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体流路中においてラジアントチユ−ブによ
つて加熱される気体の加熱温度の均一化をはかる。 【構成】 複数本の直管部7a,7aをベント部7bで
連結したU形のラジアントチユ−ブ7を、熱風循環炉の
気体流路である熱風循環路6を横切る形で設ける。そし
て各直管部7a,7aの中心線7c,7cを含む平面P
を、熱風循環路6内の熱風流通方向Qに対して、角度θ
だけ傾斜させた状態で、ラジアントチユ−ブ7を炉体1
の側壁に固設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被処理物の加熱または
熱処理をおこなう加熱炉に関し、さらに詳しくは加熱源
としてラジアントチユ−ブをそなえた加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば長尺のアルミ型材の時効焼鈍処
理をおこなう熱風循環炉(時効処理炉)としては、図4
に示すように炉体41内に被処理物Wを収容する被処理
物収容室42と、この被処理物収容室42に対して平行
に延びる熱風循環路43とを設け、炉体41の一端部に
循環用の送風機44を設置して、ラジアントチユ−ブ4
5により加熱した熱風の循環をおこなう形式のものが一
般に用いられている。図中、46は被処理物Wの装入
口、47は同じく抽出口である。
【0003】そして上記構成の熱風循環炉40において
は、被処理物Wが長尺であるので、その均熱化をはかる
ために、炉操業中に送風機44の回転方向を切替えて熱
風循環方向の切替えをおこなつている。しかし均熱化は
これだけでは不充分であり、炉端部において熱風循環路
43側から流通方向を反転して被処理物収容室42内へ
流入する熱風も、その流入部の上下各位置における風量
分布を均一化して被処理物Wの均熱化をはかる必要があ
り、このため図示のように炉壁部に揺動可能に支持した
一対のア−ム48a,48a間に整流板48bを並設固
着した揺動式の整流装置48が用いられている。また4
9は、被処理物Wの積載台車の端部に整流板49aを固
設した台車式の整流装置で、必要に応じて用いるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の熱風循
環炉40においては、熱風循環路43に設けたU字形の
ラジアントチユ−ブ45は、その各直管部45a,45
aの中心線が同一水平面上にくるように配設した、いわ
ゆる横置き形の配置であるため、流通する熱風に対して
下流側の直管部45aが陰になり熱風への伝熱効率がわ
るく、ラジアントチユ−ブの熱放射が充分に有効に伝わ
らない欠点があり、温度分布も図中曲線50で示すよう
に、流通する熱風の温度Tの分布が均一性を欠き、ラジ
アントチユ−ブ45の近傍を通過する熱風は高温となる
が、熱風循環路43の上下部付近では昇温不足となる。
このため、整流装置48による整流後の熱風の温度分布
も不均一で、被処理物の均熱性が劣るという問題があつ
た。
【0005】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、気体流路中においてラジアントチユ−ブによつて
加熱される気体の均熱化をはかることができる加熱炉を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の加熱炉は、複
数本の直管部をベント部で連結して成るラジアントチユ
−ブを、炉体内に形成した気体流路を横切る形で設けた
加熱炉において、前記複数本の直管部の中心線を含む平
面を、前記気体流路内の気体の流通方向に対して傾斜さ
せた状態で、前記ラジアントチユ−ブを配設したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】この発明の加熱炉においては、傾斜状に配設し
たラジアントチユ−ブを構成する各直管部が、気体の流
通方向に直交する方向に、分散して並列配置されるの
で、気体流はこれらの並列状の複数本の直管部によつ
て、横置き形のラジアントチユ−ブに比べ、均一に加熱
され、熱風の温度分布が均一化される。また気体の流通
方向のラジアントチユ−ブ設置スペ−スは短くて済む。
【0008】
【実施例】以下図1乃至図3によつてこの発明の一実施
例を説明する。図中、1は炉体で、2は被処理物Wの装
入口、3は抽出口、4は被処理物W搬送用のハ−スロ−
ルである。5は被処理物収容室、6はこの被処理物収容
室5と平行に延びる熱風循環路(気体流通路)、7は加
熱用のラジアントチユ−ブである。装入口2および抽出
口3は、被処理物収容室5と熱風循環路6の双方の各端
部が開口する大きさ、すなわち炉体1の内法寸法に近い
大きさで開口している。
【0009】ラジアントチユ−ブ7は、図2に示すよう
に2本の直管部7a,7aをベント部7bで連結したU
形のラジアントチユ−ブである。そして両直管部7aの
中心線7c,7cを含む平面Pが熱風循環路6内の熱風
流通方向Q(熱風循環路6の長手方向)に対して角度θ
で交わるように、各ラジアントチユ−ブ7は傾斜状態で
その基部を炉体1の側壁部に固設してある。この傾斜角
θは、両直管部7a,7a間に、熱風流通方向Qに対す
る直交方向(この実施例では上下方向)に間隔hがあく
ように、角度を設定するものとするが、一般的にはθ=
30〜45度とするのがよい。
【0010】また熱風循環路6の炉長方向中間部には、
両方向吐出形送風機20(以下単に送風機20と称す
る)が挿入設置されている。送風機20のケ−シング2
1は、熱風循環路6の巾(炉巾方向寸法)と同一巾を有
し、一方の吐出口23は炉入口側から送風機20に至る
熱風循環路6の開口端部6aに、他方の吐出口24は炉
出口側から送風機20に至る熱風循環路6の開口端部6
bに、それぞれダクト8,9を介して接続されている。
10は前記両開口端部6a,6bを連通する吸気ダクト
で、送風機20の吸込口22がこの吸気ダクト10中に
開口している。11および12は循環方向切替ダンパ
で、送風機20の吐出口23,24の下縁部に沿つて炉
巾方向に延びる回動軸13,14に基部を固着され、こ
れらの回動軸13,14は図示しないエアシリンダによ
り回動駆動されるようになつている。送風機20は、図
3に示すように扁平なダクト状のケ−シング21内を渦
巻状に湾曲成形した側壁25により区画して、羽根車2
6の中心のまわりに180°位相をずらせて2個の渦巻
室27,28を配設した両方向吐出形の遠心送風機であ
り、シロツコフアン形式の羽根車26は、モ−タ29に
よりチエ−ン駆動される。
【0011】一方31は装入口2を開閉する扉、32は
抽出口3を開閉する扉で、いずれも炉内に向つて開口す
る箱状を呈する。33は炉巾方向に延びる複数枚の湾曲
板から成る整流板で、両端部を箱状の扉31,32の側
壁部に固着されている。扉31,32は、いずれも図示
しないガイドレ−ルによつて昇降自在にガイドされ、公
知の巻上式の開閉駆動装置34,35によつて開閉駆動
されるようになつている。
【0012】上記構成の熱風循環炉36の操業時には、
扉31,32は通常の炉と同様に開閉して被処理物Wの
装入,抽出をおこなう。炉操業中には、循環方向切替ダ
ンパ(以下単にダンパと称する)11および12を開閉
操作して熱風循環方向を切替える。すなわち図1に実線
図示のようにダンパ11により吐出口23を開き該吐出
口下部の吸気ダクト10の開口部を閉鎖するとともに、
ダンパ12により吐出口24を閉鎖し該吐出口下部の吸
気ダクト10の開口部を開けば、熱風は実線矢印方向に
吸込口22から吐出口23側へと流れ、被処理物収容室
5内を矢印X方向に流通して被処理物Wを加熱する。
【0013】このとき熱風循環路6内においては、循環
風が各ラジアントチユ−ブ7の設置部を通過する際に、
上下に離間した2本の直管部7a,7aによつて加熱さ
れるので、図2に曲線37で示すように、熱風の温度T
の上下方向各位置における温度の分布が均一化される。
このようにして均熱された熱風は、循環路6の装入口2
側の端部を流出し反転して被処理物収容室5内へ流入す
る際に、箱状の扉31内の整流板33によりガイドさ
れ、被処理物収容室5の流入口各部における流量分布が
均一化されるので、被処理物Wの上下位置による昇温差
が少量に抑制される。
【0014】羽根車26を同一方向に回転中にダンパ1
1および12を上記と反対方向に回動操作して鎖線図示
の開閉状態に切替えれば、熱風循環方向が切替わり、熱
風は被処理物収容室5内を矢印Y方向に流通する。そし
て熱風循環路6内において上記と同様にラジアントチユ
−ブ7による循環風の均一加熱がおこなわれるのであ
る。
【0015】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえばラジアントチユ−ブ7としては、上記
実施例におけるU形のほかに、W形あるいはT形など、
3本以上の直管部をそなえたラジアントチユ−ブを用い
ることもできる。またこの発明は、上記実施例以外の各
種炉内構造を有する各種材料処理用の加熱炉にも広く適
用できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
傾斜状に配置したラジアントチユ−ブを構成する各直管
部によつて気体流が広範囲に加熱され、気体流の温度分
布を均一化できるとともに、気体流通方向のラジアント
チユ−ブ設置スペ−スを短縮化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す熱風循環炉の縦断面
図である。
【図2】図1におけるA部拡大(縦断面)図である。
【図3】図1における両方向吐出形送風機の水平断面図
である。
【図4】従来の熱風循環炉の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…炉体、5…被処理物収容室、6…熱風循環路(気体
流通路)、7…ラジアントチユ−ブ、7a…直管部、7
b…ベント部、7c…中心線、20…両方向吐出形送風
機、36…熱風循環炉、P…平面、Q…熱風流通方向

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数本の直管部をベント部で連結して成
    るラジアントチユ−ブを、炉体内に形成した気体流路を
    横切る形で設けた加熱炉において、前記複数本の直管部
    の中心線を含む平面を、前記気体流路内の気体の流通方
    向に対して傾斜させた状態で、前記ラジアントチユ−ブ
    を配設したことを特徴とする加熱炉。
JP19842991A 1991-07-13 1991-07-13 加熱炉 Pending JPH0525536A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19842991A JPH0525536A (ja) 1991-07-13 1991-07-13 加熱炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP19842991A JPH0525536A (ja) 1991-07-13 1991-07-13 加熱炉

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JPH0525536A true JPH0525536A (ja) 1993-02-02

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JP19842991A Pending JPH0525536A (ja) 1991-07-13 1991-07-13 加熱炉

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