JPH05254672A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH05254672A
JPH05254672A JP8759592A JP8759592A JPH05254672A JP H05254672 A JPH05254672 A JP H05254672A JP 8759592 A JP8759592 A JP 8759592A JP 8759592 A JP8759592 A JP 8759592A JP H05254672 A JPH05254672 A JP H05254672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
feeding
sheets
support plate
separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8759592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2942056B2 (ja
Inventor
Hideaki Kawakami
英明 川上
Hiroyuki Kinoshita
啓之 木下
Satoshi Saikawa
悟志 才川
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Hiroyuki Saito
広行 斉藤
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
Masahiro Taniguro
昌宏 谷黒
Takashi Nojima
隆司 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8759592A priority Critical patent/JP2942056B2/ja
Priority to US08/028,818 priority patent/US5437444A/en
Publication of JPH05254672A publication Critical patent/JPH05254672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2942056B2 publication Critical patent/JP2942056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シートを逆搬送する際のジャムを防止するこ
と。 【構成】シート規制ガイド6a,6b上であって、分離
シート16a,16bよりシート搬送方向下流側には、突起
17a,17bが形成されている。この突起17a,17bの高
さは、分離シート16a,16bに比べて低いので、通常の
給送状態でシートが突起17a,17bに引っ掛かることは
ない。また上記突起17a,17bの傾斜線の延長は、分離
シート16a,16bより高い位置に導かれているので、シ
ートをバックフィードしても、シートの後端が分離シー
ト16a,16bに引っ掛かることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンター,電子タイプ
ライター等の記録装置に適用される積載されたシートを
一枚ずつ分離して記録部等に給送するシート給送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
オフィス等においてはプリンタ,電子タイプライター等
の記録装置が使用されている。上記記録装置において
は、シートとして普通紙や葉書,封筒等の厚紙が使用さ
れており、給送方法も自動給送装置によって自動的に記
録部に送り込む他、手差しにより1枚ずつ給送する方法
が採用されている。このため、上記記録装置には自動給
送装置用の給送口と、手差し用の給送口を夫々設けられ
ている。
【0003】また上記記録装置において、シートを1枚
ずつ分離する方法としては、一般に爪分離法と傾斜板分
離法の2種類が用いられる。何れの分離方法も給送ロー
ラとシートとの摩擦係数が、シートどうしの摩擦係数よ
りも大きいことを利用してシートを1枚ずつ分離するも
のである。またシートを積載する加圧板に給送ローラと
対向する位置に分離シートが設けられている場合、シー
トどうしの摩擦係数は、シートと分離シート間の摩擦係
数にほぼ等しいため、加圧板上のシートが少なくなって
も分離給送することができるように構成されている。
【0004】更に前記自動給送装置にあっては、一般的
に安価に構成できることから、爪分離方法が採用されて
おり、シートの安定した分離給送を行うためには、普通
紙に限定されてしまい、葉書や封筒等の厚紙を給送する
ためには、別の分離方式、例えば摩擦分離方式を用いた
専用の自動給送装置を用いて給送を行うように構成され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、分離シートが加圧板上より出っ張っ
ているため、シートの枚数が少ないとき、シートをバッ
クフィード(逆搬送)すると、シートの後端が上記分離
シートに引っ掛かってジャム(紙詰まり)を生ずるおそ
れがあった。
【0006】またシートとして普通紙と葉書,封筒等の
厚紙を使い分ける際に、その度ごとに自動給送装置を記
録装置につけ変える操作が必要となり、操作性が悪い上
に、取り外した自動給送装置を置いておく場所が必要と
なる。また普通紙用の自動給送装置を装置本体に内蔵し
て、厚紙用の自動給送装置を着脱するように構成して
も、別々自動給送装置を必要とするためコストアップに
つながり、更には手差しによる給送口を別に設ける必要
があり、装置が大型化して設置面積が大きくなるおそれ
があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決しシートを逆搬送した際にジャムを生じないシート給
送装置を提供することにある。
【0008】またシートの種類に係わらず、装置を使い
分けることなく、小型・低コストでシートを給送可能な
シート給送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、シートを積載支持するためのシート支持手段と、前
記シート支持手段に支持されたシートを給送するための
給送手段と、前記給送手段で給送されたシートを分離す
るための分離部材とを有し、前記シート支持手段におい
て支持しているシートのシート搬送方向下流側に突起を
設けたことを特徴とする。
【0010】またシートを積載支持するためのシート支
持手段と、前記シート支持手段に支持されたシートを給
送するための給送手段と、前記シート支持手段に積載さ
れたシートの端部を規制して1枚ずつ分離するための分
離部材と、前記分離部材を前記シート支持手段に当接す
る位置と離間する位置とを選択的に切り換えるための切
換手段とを有し、前記分離部材が前記シート支持手段に
当接する位置より、シート搬送方向上流側に突起を設け
たことを特徴とするシート給送装置。
【0011】
【作用】前記構成によれば、分離部材のシート搬送方向
下流側に突起を設けたことにより、シートをバックフィ
ードした場合に、後端が分離部材に引っ掛かるのを防止
することができる。
【0012】また分離部材がシート支持手段に当接する
位置より、シート搬送方向上流側に突起を設けたことに
より、切換手段により分離部材をシート支持手段に当接
させた場合に、その分離部材の抵抗を受けることなく分
離部材の上側にシートをセットすることができるので、
葉書や封筒等の厚紙を給送することができる。また前記
切換手段により分離部材をシート支持手段より離間させ
るとシートを分離部材の下側にセットすることができる
ので、普通紙を給送することができる。
【0013】
【実施例】
〔第1実施例〕−以下、図面を参照して本発明を適用し
たシート給送装置の一実施例について説明する。図1は
シート給送装置の概略構成を示す斜視図、図2はその断
面説明図、図3は他例のシート給送装置の斜視図であ
る。
【0014】先ず図1を参照してシート給送装置の概略
構成について説明する。1は給送機構を支持するための
フレームであって、このフレーム1には、給送軸2が回
転可能に支持されている。上記給送軸2には、給送回転
体である給送ローラ3a,3bが軸方向にスライド可能
に取り付けられている。また上記給送軸2の所定位置に
は、溝4a,4bを形成したガイドリング5a,5bが
スライド可能に取り付けられている。このガイドリング
5a,5bは、シートを幅方向にガイドするシート規制
ガイド6a,6bのU溝部7a,7bに溝4a,4bを
係合することにより、上記シート規制ガイド6a,6b
と一緒に軸方向にスライド可能に構成されている。更に
上記給送軸2の一端には、図示しない駆動源より駆動力
を伝達するための駆動ギヤ8が一体的に取り付けられて
いる。
【0015】9はシート支持手段である支持板であっ
て、シートを積載して給送ローラ3a,3bに圧接させ
るものである。この支持板9は、フレーム1の両側面に
回転支点9aを中心に回動可能に取り付けられており、
図2に示すように加圧バネ10によって裏面側より付勢さ
れて、給送ローラ3a,3b側に加圧するように構成さ
れている。上記支持板9上には、上述したシート規制ガ
イド6a,6bが幅方向にスライド可能に取り付けられ
ている。また上記シート規制ガイド6a,6b上には、
後述する圧接解除カム11a,11bが回転した際に当接す
るカム受け部6c,6dが形成されており、シート規制
ガイド6a,6bと共に支持板9が給送ローラ3a,3
bより押し下げられるように構成されている。
【0016】12a,12bは分離爪であって、シート給送
方向側の角部に配置された爪部12c,12dによってシー
トを押さえるものである。上記分離爪12a,12bは、シ
ート規制ガイド6a,6bの側面に回転支点12e,12f
を中心に回動可能に取り付けられており、通常は自重に
より支持板9上に当接するように構成されている。尚、
本実施例では自重で当接させているが、シート給送装置
を傾けて使用する場合には、バネ等により積極的に支持
板9側に付勢するように構成しても良い。
【0017】また上記分離爪12a,12bの爪部12c,12
dと反対側端部には、圧接解除カム11a,11bに形成さ
れている爪オープンカム11c,11dに当接する押し下げ
部12g,12hが形成されている。上記圧接解除カム11
a,11bを回転させて爪オープンカム11c,11dによっ
て押し下げ部12g,12hが押し下げられると、分離爪12
a,12bは回転支点12e,12fを中心に図2に示す時計
回り方向に回転して、爪部12c,12dは、支持板9より
離間するように構成されている。
【0018】上述した圧接解除カム11a,11bは支持板
9によるシートの給送ローラ3a,3bに対する圧接を
解除するものである。上記圧接解除カム11a,11bは、
両端部をフレーム1に回動可能に支持されたカム軸13に
一体的に取り付けられている。また上記カム軸13の一端
には、切換手段である圧接解除レバー14が取り付けられ
ており、この圧接解除レバー14を操作することにより回
転力がカム軸13を介して圧接解除カム11a,11bに伝達
される。また上記圧接解除カム11a,11bは、シート規
制ガイド6a,6bに設けられたカム受け部6c,6d
によって挟まれているため、上記シート規制ガイド6
a,6bのスライド動作に連動してカム軸13に沿ってス
ライドするように構成されている。
【0019】15a,15bは葉書,封筒等の厚紙を分離給
送するための傾斜板である。図2(a)に示すように、
前記分離爪12a,12bの爪部12c,12dが支持板9に当
接した状態で、分離爪12a,12bの上側に積載した葉
書,封筒等の厚紙を給送ローラ3a,3bにより送り出
すと、傾斜板15a,15bの傾斜面15c,15dに厚紙の先
端があたって、そこで生ずる紙のこしによる抵抗によっ
て給送ローラ3a,3bに圧接する最上側の1枚のみが
給送される。上記傾斜板15a,15bは、アーム15e,15
fによって給送軸2に係合しており、給送軸2に取り付
けられたガイドリング5a,5bに挟持されてシート規
制ガイド6a,6bのスライド動作に連動してスライド
するように構成されている。
【0020】16a,16bは分離部材である分離シートで
あって、シート規制ガイド6a,6上の給送ローラ3
a,3bに対向する位置に設けられており、支持板9が
加圧バネ10に付勢されされたとき、給送ローラ3a,3
bと圧接するものである。上記給送ローラ3a,3bと
シートとの摩擦係数が、シートどうしの摩擦係数よりも
大きいので、シートは給送ローラ3a,3bより1枚ず
つ分離することかできる。またシートと分離シート16
a,16bとの摩擦係数はほぼシートどうしの摩擦係数に
等しいので、支持板9上に積載されたシートを最後の1
枚まで給送することかできる。
【0021】17a,17bは突起であって、上記分離シー
ト16a,16bよりシート搬送方向下流側のシート規制ガ
イド6a,6b上に形成されている。この突起17a,17
bは、給送されたシートが、記録途中でバックフィード
した場合に、シートの後端が分離シート16a,16bに引
っ掛かるのを防止するものである。
【0022】上記突起17a,17b周辺の拡大図を図2
(b)に示す。突起17a,17bの高さは分離シート16
a,16bに比べて低いので、通常の給送状態でシートが
突起17a,17bに引っ掛かることはない。また上記突起
17a,17bの傾斜の延長線は、分離シート16a,16bよ
り高い位置に導くように形成されているため、シートが
バックフィードした場合に、シートの後端が分離シート
16a,16bに引っ掛かることはない。
【0023】上記構成によれば、分離シート16a,16b
よりシート搬送方向下流側のシート規制ガイド6a,6
b上に突起17a,17bを形成したことにより、シートの
通常の給送には影響することがなく、給送されたシート
がバックフィードされた場合に、シートの後端が分離シ
ート16a,16bに引っ掛かるのを防止することかでき
る。
【0024】〔第2実施例〕次に図3を参照してシート
給送装置の他の実施例について説明する。本実施例は、
片爪分離によるシート給送装置を用いている。図3にお
いて、18はシートを給送する給送ローラであり、19はシ
ートを積載して給送ローラ18に加圧するための支持板で
ある。この支持板19は、回転支点19aを中心に回動可能
に取り付けられており、図示しない加圧バネによって裏
面側より給送ローラ18側に付勢されている。
【0025】上記支持板19の一側面には、後述する圧接
解除カム20が回転した際に当接する凸部19bが形成され
ており、この凸部19bは上記圧接解除カム20のカム面20
b,20cの何れかに当接して給送ローラ18より押し下げ
られるように構成されている。
【0026】21は分離爪であって、支持板19上に積載さ
れたシートの給送方向の角を爪部21bにより押さえるも
のである。上記分離爪21は、図示しないシート規制ガイ
ドに回転支点21aを中心に回動可能に取り付けられてお
り、通常は自重により支持板19側に当接するように構成
されている。尚、本実施例では自重で当接させている
が、前記第1実施例と同様にシート給送装置を傾けて使
用する場合には、バネ等により積極的に支持板19側に付
勢するように構成しても良い。
【0027】上記分離爪21の爪部21bの反対側端部には
圧接解除カム20のカム面20bのみが当接する押し下げ部
21cが形成されており、上記圧接解除カム20により押し
下げ部21cが押し下げられた場合に、回転支点21aを中
心に時計回り方向に回転するために、爪部21bは支持板
19より離間した状態になる。
【0028】上述した圧接解除カム20は、前記支持板19
によるシートの給送ローラ18に対する圧接を解除するも
のであり、両端部を図示しないフレームに回動可能に支
持されたカム軸に一体的に取り付けられている。上記圧
接解除カム20は、支持板19と分離爪21とを同時に回動さ
せるカム面20bと、支持板19のみ回動させるカム面20c
を有しており、回転支点20aを中心に回動するものであ
る。この回動支点20aの周辺にはカムギヤ20dが形成さ
れており、圧接解除レバー22に一体的に取り付けられた
レバーギヤ22aと噛合するように構成されている。上記
圧接解除レバー22は、支持板19の側面にレバー支点22b
を中心に回動可能に取り付けられており、この圧接解除
レバー22を操作することにより回転力がレバーギヤ22
a,カムギヤ20dを介して圧接解除カム20に伝達され
る。
【0029】23は分離シートであって、支持板19上の給
送ローラ18に対向する位置に設けられており、支持板19
が裏面側より加圧バネに付勢されたとき、給送ローラ18
と圧接するものである。前述したようにシートと分離シ
ート23との摩擦係数はほぼシートどうしの摩擦係数に等
しいので、支持板19上に積載されたシートを最後の1枚
まで給送することかできる。
【0030】24はリブであって、上記分離シート23より
シート搬送方向下流側の支持板19上に形成されている。
このリブ24は、給送されたシートが、記録途中でバック
フィードした場合に、シートの後端が分離シート23に引
っ掛かるのを防止するものである。尚、上記リブ24はシ
ートを通常通り給送する場合には分離シートより低く形
成されているので妨げとなることはない。
【0031】〔第3実施例〕前記第1実施例に示すシー
ト給送装置の他例について図4及び図5を参照して説明
する。尚、第1実施例と同一部材には、同一符号を付し
て説明を省略する。本実施例は、図4に示すように分離
部材として支持板9上に積載されたシートの端部を規制
する分離爪12a,12bを用いており、分離シート16a,
16bは省略されている。また図5に示すように、上記分
離爪12a,12bが上記支持板9に当接する位置より、シ
ート搬送方向上流側に突起25a,25bが設けられてい
る。
【0032】上記分離爪12a,12bの爪部12c,12dが
支持板9に当接した状態では、爪部12c,12dが通紙面
より出っ張ることがないように、突起25a,25bが設け
られているため、シートをセットしても分離爪12a,12
bの爪部12c,12dにシートの角が引っ掛かることはな
い。
【0033】次に上記構成において、シートとして普通
紙を用いた場合と、葉書,封筒等の厚紙を用いた場合の
給送動作について図6乃至図10を参照して説明する。普
通紙を給送する場合には、図6に示すように、圧接解除
レバー14は給送位置にあるため、圧接解除カム11a,11
bのカム面はシート規制ガイド6a,6bのカム受け部
6c,6dに当接せず、爪オープンカム11c,11dは分
離爪12a,12bの押し下げ部12g,12hに当接していな
いので、支持板9はシートSを給送ローラ3a,3bに
圧接させており、分離爪12a,12bの爪部12c,12dは
シートSの給送方向側の角部を押さえている。よって、
給送ローラ3a,3bを図の矢印方向に回転させると、
最上側のシートSを1枚ずつ給送することができる。
【0034】次にシートSを支持板9上にセットする動
作について説明すると、図7に示すように、圧接解除レ
バー14を図の矢印方向(反時計回り方向)に回転操作す
る。このときカム軸13に取り付けられた圧接解除カム11
a,11bも同方向に回転して、カム面が支持板9に当接
してこれを押し下げ、かつ爪オープンカム11c,11dが
押し下げ部12g,12hに当接してこれを押し下げ、爪部
12c,12dは支持板9側より離間して給送ローラ3a,
3b側に退避する。この状態で、シートSを支持板9上
に積載して、シート規制ガイド6a,6bをシートSの
幅に合わせてスライドさせると、給送ローラ3a,3
b、分離爪12a,12b、圧接解除カム11a,11b、傾斜
板15a,15bは夫々同軸若しくは係合しているため、上
記シート規制ガイド6a,6bと連動してスライドし、
様々なシート幅に対応させることが可能となる。そし
て、前記圧接解除レバー14を逆方向(時計回り方向)に
回転させて再度給送位置に戻すと、支持板9はシートS
を給送ローラ3a,3bに圧接され、分離爪12a,12b
の爪部12c,12dは自重により回転してシートSの給送
方向側の角部を押さえて給送可能な状態になる。
【0035】次に葉書,封筒等の厚紙を給送する場合に
ついて説明する。図8に示すように、圧接解除レバー14
を図の矢印方向(時計回り方向)に回転操作すると、カ
ム軸13に取り付けられた圧接解除カム11a,11bも同方
向に回転して、カム面が支持板9に当接してこれを押し
下げるが、爪オープンカム11c,11dは押し下げ部12
g,12hに当接しないので爪部12c,12dは支持板9に
自重により当接した状態にある。この状態で葉書,封筒
等の厚紙を支持板9上に積載すると、分離爪12a,12b
の爪部12c,12dは、シート規制ガイド6a,6b上に
設けられた突起17a,17bより下流側の低い位置にある
ため、爪部12c,12dに引っ掛かることなく突起17a,
17bに沿ってスムーズに積載して、先端部が傾斜板15
a,15bの傾斜面15c,15dに当接させてセットする。
そして、前記圧接解除レバー14を逆方向(反時計回り方
向)に回転させて再度給送位置に戻すと、支持板9はシ
ートSを給送ローラ3a,3bに圧接させるが、分離爪
12a,12bの爪部12c,12dにより角部を押さえこまれ
ない。この状態で給送ローラ3a,3bを回転させる
と、傾斜板15a,15bにより分離給送が行われる。
【0036】次にシートを手差し給送を行う場合の動作
について説明する。図9に示すように、支持板9上にシ
ートSを積載した状態で、圧接解除レバー14を矢印方向
(時計回り方向)に回転操作すると、圧接解除カム11
a,11bによって支持板9は給送ローラ3a,3bより
押し下げられる。また分離爪12a,12bの爪部12c,12
dは自重により回転してシートSの給送方向側の角部を
押さえた状態になっている。この状態で別のシートS′
をシートSの上にセットすると、セットされたシート
S′は、分離爪12a,12bの上側に載るため前記圧接解
除レバー14を逆方向(反時計回り方向)に回転させて給
送位置に戻すと、支持板9はシートS′を給送ローラ3
a,3bに圧接させて、給送ローラ3a,3bを回転さ
せてシートS′のみを給送することができる。
【0037】上記構成によれば、分離爪12a,12bが支
持板9に当接する位置より、シート搬送方向上流側に突
起17a,17bを設けたことにより、圧接解除レバー14を
操作して分離爪12a,12bを支持板9に当接させた場合
に、その分離爪12a,12bの抵抗を受けることなく分離
爪12a,12bの上側にシートをセットすることができる
ので、葉書や封筒等の厚紙を給送することができる。ま
た前記圧接解除レバー14を操作して分離爪12a,12bを
支持板9より離間させるとシートを分離爪12a,12bの
下側にセットすることができるので、普通紙を給送する
ことができる。更に前記圧接解除レバー14を操作して分
離爪12a,12bを支持板9に当接する位置と、支持板9
より離間する位置とに切り換えることにより、自動給紙
と手差し給紙とを切り換えることができる。従って、装
置を小型化、低コスト化を実現して、使い勝手に優れた
シート給送装置を得ることができる。
【0038】〔第4実施例〕前記第2実施例に示すシー
ト給送装置の他例について図10を参照して説明する。
尚、第2実施例と同一部材には、同一符号を付して説明
を省略する。本実施例は、片爪分離によるシート給送装
置であって、図10に示すように分離部材として支持板19
上に積載されたシートの端部を規制する分離爪21を用い
ており、分離シート23は省略されている。また上記分離
爪21が上記支持板19に当接する位置より、シート搬送方
向上流側に突起ではなくリブ26が設けられている。
【0039】上記リブ26は、分離爪21の爪部21bが支持
板19に当接した状態では、爪部21bが支持板19の通紙面
より出っ張らない高さに形成されている。従って、分離
爪21が支持板19に当接した状態では、シートを支持板19
上に積載しても分離爪21の爪部21bに引っ掛かることは
なくセットすることができる。
【0040】次に上記構成において、シートとして普通
紙を用いた場合と、葉書,封筒等の厚紙を用いた場合の
給送動作について図11乃至図14を参照して説明する。普
通紙を給送する場合には、図11に示すように、圧接解除
レバー22は給送位置にあるため、圧接解除カム20のカム
面20b,20cはいずれも支持板19の凸部19b及び分離爪
21の押し下げ部21cに当接していないので、支持板19は
はシートSを給送ローラ18に圧接させており、分離爪21
の爪部21bはシートSの給送方向側の角部を押さえてい
る。よって、給送ローラ18を図の矢印方向に回転させる
と、最上側のシートSを1枚ずつ給送することができ
る。
【0041】次にシートSを支持板19上にセットする動
作について説明すると、図12に示すように、圧接解除レ
バー22を図の矢印a方向(時計回り方向)に回転操作す
る。このときレバーギヤ22aに噛合するカムギヤ20dが
回転して、圧接解除カム20が逆方向(反時計回り方向)
に回転してカム面20bが支持板19に当接して押し下げ、
分離爪21の押し下げ部21cが押し下げられるため、爪部
21bが給送ローラ18側に離間する。この状態でシートS
を支持板19上に積載して、圧接解除レバー22を再度給送
位置に戻すと、支持板19によってシートSは給送ローラ
18に圧接され、分離爪21がシートSの給送方向の角部を
押さえて、普通紙給送が可能となる。
【0042】次に葉書,封筒等の厚紙を給送する場合に
ついて説明する。図13に示すように、圧接解除レバー22
を図の矢印b方向(反時計回り方向)に回転操作する
と、レバーギヤ22aに噛合するカムギヤ20dを介して圧
接解除カム20は逆方向(時計回り方向)に回転して、カ
ム面20cのみが作用するため、圧接解除カム20は支持板
19のみにこれを押し下げるが、押し下げ部21cには当接
しないので、分離爪21の爪部21bは自重により回転して
支持板19に当接した状態になる。この状態で葉書,封筒
等の厚紙を支持板19上に積載すると、リブ26により分離
爪21の爪部21bの上側に導かれて載置されるため、圧接
解除レバー22を給送位置に戻しても厚紙は分離爪21によ
って押さえられることがない。従って、この場合給送ロ
ーラ18を回転させた場合、爪分離ではなく摩擦分離によ
り厚紙を給送可能となる。
【0043】次にシートを手差し給送を行う場合の動作
について説明する。図14に示すように、支持板19上にシ
ートSを積載した状態で、圧接解除レバー22を矢印b方
向(反時計回り方向)に回転操作すると、圧接解除カム
20のカム面20bによって、分離爪21の爪部21bは自重に
より回転してシートSの給送方向側の角部を押さえたま
ま、支持板19が押し下げられた状態になっている。この
状態で別のシートS′をシートSの上にセットすると、
セットされたシートS′は、分離爪21の爪部21bの上側
に載るため、前記圧接解除レバー22を逆方向(時計回り
方向)に回転させて給送位置に戻すと、支持板19はシー
トS′を給送ローラ18に圧接させて、シートS′のみを
手差し給送することができる。従って、別に給送口を設
ける必要がなく自動給送装置と兼用してシートを手差し
給送することができるので、装置の小型化、低コスト化
を実現することができる。
【0044】また図15は前記実施例に示すシート給送装
置を装備した画像形成装置の一例を示すものである。こ
の画像形成装置の画像形成手段は、インクジェット方式
を採用しており、このインクジェット方式は電気熱変換
体による膜沸騰を越える加熱によって生ずる気泡の成長
によって、インクを吐出口より吐出して画像の形成を行
うものである。
【0045】図15において、27は記録ヘッドであって、
画像情報に応じて吐出口よりシートに対してインクを吐
出して像を形成するものである。上記記録ヘッド27は、
ガイドレール28に沿って水平方向(紙面に垂直な方向)
に往復移動可能なキャリッジ29に支持されている。
【0046】上記記録ヘッド27に対向する位置にはプラ
テン30が設けられており、前述したシート給送装置より
送られてくるシートSは、搬送ローラ対31により上記プ
ラテン30上に間欠的に搬送され、上記記録ヘッド27を走
査して画像が順次形成される。画像形成後のシートS
は、排出ローラ対32によって排出トレイ33上に送り出さ
れる。
【0047】このようにして、シート給送装置から送ら
れてくる普通紙,葉書,封筒等の各種シートに画像を形
成することができ、装置の汎用性を向上させることがで
きる。尚、画像形成手段としては、インクジェット方式
に限定されるものではなく、他のどのような形式のもの
であってもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明は、前述したように、分離部材の
シート搬送方向下流側に突起を設けたことにより、シー
トをバックフィードした場合に、後端が分離部材に引っ
掛かるのを防止することができ、装置の信頼性を向上さ
せることができる。
【0049】また分離部材がシート支持手段に当接する
位置より、シート搬送方向上流側に突起を設けたことに
より、切換手段により分離部材をシート支持手段に当接
させた場合に、その分離部材の抵抗を受けることなく分
離部材の上側にシートをセットすることができるので、
葉書や封筒等の厚紙を給送することができる。
【0050】また前記切換手段により分離部材をシート
支持手段より離間させると、シートを分離部材の下側に
セットすることができるので、普通紙を給送することが
できる。
【0051】更に前記切換手段により分離部材をシート
支持手段に当接する位置と、シート支持手段より離間す
る位置とに切り換えることにより、同一の給送口より自
動給紙と手差し給紙とを切り換えて行うことができ、装
置の小型化、低コスト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るシート給送装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】前記シート給送装置の断面説明図である。
【図3】第2実施例に係るシート給送装置の斜視図であ
る。
【図4】第3実施例に係るシート給送装置の斜視図であ
る。
【図5】前記シート給送装置の一部拡大説明図である。
【図6】シートとして普通紙を用いた場合の給送動作の
説明図である。
【図7】前記シートのセット動作を示す説明図である。
【図8】シートとして厚紙を用いた場合の給送動作の説
明図である。
【図9】手差しによる給送動作の説明図である。
【図10】第4実施例に係るシート給送装置の斜視図で
ある。
【図11】シートとして普通紙を用いた場合の給送動作
の説明図である。
【図12】前記シートのセット動作を示す説明図であ
る。
【図13】シートとして厚紙を用いた場合の給送動作の
説明図である。
【図14】手差しによる給送動作の説明図である。
【図15】前記シート給送装置を適用した画像形成装置
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…フレーム 2…給送軸 3a,3b,18…給送ローラ 4a,4b…溝 5a、5b…ガイドリング 6a,6b…シート規制ガイド 6c,6d…カム受け部 7a,7b…U溝部 8…駆動ギヤ 9,19…支持板 10…加圧バネ 11a,11b,20…圧接解除カム 11c,11d…爪オープンカム 12a,12b,21…分離爪 12c,12d,21b…爪部 12e,12f,19a,20a,21a…回転支点 12g,12h,21c…押し下げ部 13…カム軸 14,22…圧接解除レバー 15a,15b…傾斜板 15c,15d…傾斜面 15e,15f…アーム 16a,16b,23…分離シート 17a,17b,25a,25b…突起 19b…凸部 20b,20c…カム面 20d…カムギヤ 22a…レバーギヤ 22b…レバー支点 24,26…リブ 27…記録ヘッド 28…ガイドレール 29…キャリッジ 30…プラテン 31…搬送ローラ対 32…排出ローラ対 33…排出トレイ
フロントページの続き (72)発明者 平松 壮一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 柳 治幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斉藤 広行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 谷黒 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 野島 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載支持するためのシート支持
    手段と、 前記シート支持手段に支持されたシートを給送するため
    の給送手段と、 前記給送手段で給送されたシートを分離するための分離
    部材とを有し、 前記シート支持手段において支持しているシートのシー
    ト搬送方向下流側に突起を設けたことを特徴とするシー
    ト給送装置。
  2. 【請求項2】 前記突起はリブであることを特徴とする
    請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置より給送されたシートに画像情報に
    応じて像を形成するための画像形成手段と、 を有する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 シートを積載支持するためのシート支持
    手段と、 前記シート支持手段に支持されたシートを給送するため
    の給送手段と、 前記シート支持手段に積載されたシートの端部を規制し
    て1枚ずつ分離するための分離部材と、 前記分離部材を前記シート支持手段に当接する位置と離
    間する位置とを選択的に切り換えるための切換手段とを
    有し、 前記分離部材が前記シート支持手段に当接する位置よ
    り、シート搬送方向上流側に突起を設けたことを特徴と
    するシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記突起はリブであることを特徴とする
    請求項3記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置より給送されたシートに画像情報に
    応じて像を形成するための画像形成手段と、 を有する画像形成装置。
JP8759592A 1992-03-12 1992-03-12 シート給送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP2942056B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8759592A JP2942056B2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 シート給送装置及び画像形成装置
US08/028,818 US5437444A (en) 1992-03-12 1993-03-10 Sheet supplying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8759592A JP2942056B2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 シート給送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05254672A true JPH05254672A (ja) 1993-10-05
JP2942056B2 JP2942056B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=13919354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8759592A Expired - Fee Related JP2942056B2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 シート給送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2942056B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323913C (zh) * 2002-09-13 2007-07-04 三星电子株式会社 成像装置的馈纸装置
JP2010208837A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 給紙装置および画像形成装置
US7976015B2 (en) * 2008-08-20 2011-07-12 Seiko Epson Corporation Feed device and recording device with gate member

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323913C (zh) * 2002-09-13 2007-07-04 三星电子株式会社 成像装置的馈纸装置
US7347415B2 (en) * 2002-09-13 2008-03-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Paper feeding apparatus of image forming apparatus
US7976015B2 (en) * 2008-08-20 2011-07-12 Seiko Epson Corporation Feed device and recording device with gate member
JP2010208837A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 給紙装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2942056B2 (ja) 1999-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2925368B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US6824132B2 (en) Sheet feeding apparatus and recording apparatus
US6305682B1 (en) Sheet supplying apparatus
US6547237B2 (en) Sheet feeder
US6252683B1 (en) Video printer
JP2942056B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3656001B2 (ja) プリンタの給紙装置
JP4035369B2 (ja) シート材給送装置および記録装置
JP3583654B2 (ja) 給紙装置
JPH10120221A (ja) 給紙装置およびそれを備えた印字装置
JP2801438B2 (ja) 自動給紙装置及び記録装置
JPH0235701Y2 (ja)
JP2001072271A (ja) 自動給紙装置及び記録装置
JP2002037463A (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3650010B2 (ja) 給紙装置
JP2801439B2 (ja) 自動給紙装置及び記録装置
JP3311887B2 (ja) 給紙装置
JP3646397B2 (ja) 給紙装置及びこれを用いた印刷装置
JP2585012B2 (ja) ハガキフィ−ダ−内蔵型記録装置
JP2002037478A (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3045192B2 (ja) プリンタの紙送り機構
JP3702555B2 (ja) 給紙装置およびそれを備えた印字装置
JPH11334917A (ja) プリンタの給紙装置
JP2004026479A (ja) シート材給送装置および記録装置
JP3679282B2 (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees