JPH05254575A - 二重エアゾール容器 - Google Patents

二重エアゾール容器

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JPH05254575A
JPH05254575A JP4055200A JP5520092A JPH05254575A JP H05254575 A JPH05254575 A JP H05254575A JP 4055200 A JP4055200 A JP 4055200A JP 5520092 A JP5520092 A JP 5520092A JP H05254575 A JPH05254575 A JP H05254575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
aerosol container
aerosol
main body
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4055200A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Mekata
聡 目加多
Hiroshi Yanagihara
擴 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASIA KINZOKU KOGYO KK
Osaka Aerosol Industries Corp
Original Assignee
ASIA KINZOKU KOGYO KK
Osaka Aerosol Industries Corp
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Publication date
Application filed by ASIA KINZOKU KOGYO KK, Osaka Aerosol Industries Corp filed Critical ASIA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、すぐれた強度を有し、さらに
美麗な外観を呈する二重エアゾール容器の提供。 【構成】 筒状胴部10と底部9と肩部11とが合成樹脂か
ら一体に形成されてなる容器本体2と、容器本体2内
に、その軸心方向に摺動自在に設けられるフリーピスト
ンと、エアゾールバルブユニット4と、前記底部9に設
けられる逆止弁5とから構成されており、前記肩部11の
上端の開口部12の内径が胴部10の内径よりも小さくされ
ており、この開口部12に前記エアゾールバルブユニット
4が嵌着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2重構造エアゾール容器
に関する。さらに詳しくは、フリーピストンを内蔵する
と共に容器の底部、胴部および肩部が合成樹脂から一体
に形成されたエアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器内部がフリーピストンによっ
て上下2室に区画され、上部画室に整髪剤などの内容物
が充填され、下部画室に内容物を加圧するためのプロペ
ラント剤が充填された合成樹脂製のエアゾール容器が存
在している。
【0003】このものは、その製造時にフリーピストン
を容器の底部または頂部から挿入するため、いずれか一
方または両方を胴部内径と同一径の開口にしておく必要
がある。したがって、フリーピストン挿入後、底部に胴
部とほぼ同一直径の底蓋を嵌着して接着剤などで固着す
るか、または頂部に胴部とほぼ同一直径のマウンティン
グカップを嵌着し、同じく接着剤などで固着しなければ
ならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエア
ゾール容器では、その耐圧部を構成する部品点数が多く
なり、かつその部品を胴部へ固着させる工程も多くな
り、製造コストの高いものであった。また、底蓋やマウ
ンティングカップは胴部と実質的に同一径とするため、
それらの強度はもちろんのこと、固着強度にも充分な注
意を払う必要があり、さらに製造コストを上昇させてい
た。
【0005】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、製造が容易で、すぐれた強度を有し、
さらに美麗な外観を呈する二重エアゾール容器の提供を
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の二重エアゾール
容器は、筒状胴部と底部と肩部とが合成樹脂から一体に
形成されており、前記肩部の上端に胴部の内径より小さ
い内径の開口部が形成されてなる容器本体と、該容器本
体内に、その軸心方向に摺動自在に設けられるフリーピ
ストンと、前記開口部に気密に嵌着されるエアゾールバ
ルブユニットと、前記底部に設けられる逆止弁機構とか
ら構成されている。
【0007】前記容器本体が透光性を有する合成樹脂か
ら形成されているのが好ましい。
【0008】さらに、前記逆止弁機構が、その流体通路
に該機構を保護するための保護部材を有しているのが好
ましい。
【0009】
【作用】本発明の二重エアゾール容器においては、フリ
ーピストンに隔てられた両画室間の差圧に応じて、フリ
ーピストン下部のプロペラント剤がフリーピストン上部
の内容物を加圧して噴射させる。したがって内容物とプ
ロペラント剤とが混合することがなく、容器を逆さにし
ようが水平にしようがプロペラント剤が噴出してくるこ
とがない。
【0010】本発明の二重エアゾール容器に内容物を充
填するときはエアゾールバルブから加圧注入し、プロペ
ラント剤を充填するときは底部の逆止弁機構から加圧注
入する。
【0011】容器本体はその胴部、底部および肩部が一
体に形成されると共に、フリーピストンが内蔵された状
態で頂部の開口部の内径が胴部の内径より小さくされた
ものであるため、エアゾールバルブユニットを容器本体
頂部に容易にかつ強固に嵌着することができる。また、
エアゾール容器の耐圧強度が向上する。
【0012】
【実施例】つぎに添付図面を参照しながら本発明の二重
エアゾール容器を説明する。
【0013】図1は本発明の二重エアゾール容器の一実
施例を示す断面図、図2は図1の二重エアゾール容器に
おける逆止弁を示す断面図、図3は図2における保護部
材の一実施例を示す一部切欠斜視図、図4は図2におけ
る保護部材の他の実施例を示す一部切欠斜視図、図5〜
6はそれぞれ図1の二重エアゾール容器本体の一製造工
程を示す説明図である。
【0014】図1において、1が二重エアゾール容器で
あり、本体2、ピストン3、エアゾールバルブユニット
4および逆止弁5から構成されている。ピストン3は本
体2内部を上部画室6と下部画室7とに気密に区画する
と共に、自身は上下方向に摺動しうるようにされてい
る。上部画室6には整髪剤または塗料などの内容物が充
填され、下部画室7には内容物を加圧するためのプロペ
ラント剤が充填されている。ピストン3の外周面には、
その下端のシール部8を残して全周に軸方向のローレッ
ト加工が施されている(図中Kで示す)。本体2内面と
の接触面積を減少させることにより摩擦抵抗を抑えて摺
動性を向上させるためである。
【0015】本体2はその底部9、胴部10および肩部11
が透光性を有する合成樹脂から一体に形成されたもので
あり、耐圧部に継ぎ目や接続部を有していない。したが
って耐圧強度にすぐれており、外観も滑らかかつ美麗で
ある。しかも内容物の残量のみならず、液化ガスからな
るプロペラント剤の量をも容易に視認できるので便利で
ある。本体2の頂部に形成された開口部12の内径は、胴
部10の内径より小さくされている。したがって従来の二
重エアゾール容器のようにマウンティングカップを必要
とすることがなく、開口部12に直接エアゾールバルブユ
ニット4を取り付けることができる。
【0016】エアゾールバルブユニット4は、バルブス
テム13、スプリング14、ゴムパッキン15およびハウジン
グ16から構成される公知のものである。バルブステム13
をスプリング14をたわませるように下方へ押すと、ゴム
パッキン15がたわんでバルブステム13に形成された横孔
17が開口し、内容物が噴出する。
【0017】このエアゾールバルブユニット4は、その
鍔部18と本体2の上端縁19とでガススケット20を挟圧す
るように本体2の開口部12に嵌挿されている。そのうえ
で金属製キップ21が被せられ、本体2の上端縁19近辺の
係合溝22にかしめ付けられている。
【0018】一方、逆止弁5は本体2の底部の孔23に嵌
挿固着されており、弾性材料からなる弁箱24と、弁箱24
内に密に嵌合されたブッシュ25とから構成されている。
【0019】図2に逆止弁5が詳細に示されている。こ
こで、弁箱24は有底円筒状を呈し、その底部から前記本
体2の孔へ嵌挿されている。弁箱24内部の底面には、弁
箱24の周壁27との間に円筒状の溝28を形成しつつ円柱状
の凸部26が突設されている。弁箱24の開口端縁には、本
体2の孔23周辺に係止するための係止鍔29が形成されて
いる。そして底部外周には前記円筒状の溝28と弁箱24外
部と連通する連通孔30が形成されている。弁箱24外周の
中腹部には全周にわたって係合突条31が形成され、本体
2の孔23内全周にわたって形成された嵌合溝32に密に嵌
合されている。つぎにブッシュ25を説明する。ブッシュ
25は円筒状の部材であり、その一端の外周に前記弁箱24
の係止鍔29と係止するためのフランジ33が形成されたも
のである。そして他端側から弁箱24の前記円筒状の溝28
に密に嵌合される。ブッシュ25外周の中腹部には突条34
が全周にわたって形成されている。そして、ブッシュ25
が弁箱24に嵌合されたときにはちょうど前記弁箱24の係
合突条31の内側部分に突条34が食い込むため、本体2と
弁箱24との間および弁箱24とブッシュ25との間の気密性
が確保される。さらに、ブッシュ25の先端がクサビ状に
形成され、弁箱24の前記円筒状溝28の底部に食い込むた
め、弁箱24の前記連通孔30とブッシュ25内部との間も気
密に保たれるのである。
【0020】この逆止弁5を通してプロペラント剤を注
入するときは、ブッシュ25のフランジ33部にプロペラン
ト剤ボンベなどの出口を押し当てて圧入する。その時、
プロペラント剤の圧力により弁箱24の底部が図中の2点
鎖線で示されるような形状に伸び、かつたわむため、本
体2内へ連通するプロペラント剤の流路が構成され、プ
ロペラント剤が注入される。
【0021】ブッシュ25の内部には保護部材35が形成さ
れている。保護部材35はブッシュ25内部、すなわち流体
通路を通気性を有しつつ閉塞するものであり、外部から
棒などで弁箱24の凸部26が押されることを防止してい
る。保護部材35の形状は、図3に例示されるとおり、プ
ロペラント剤圧入時の通路36を構成しつつ連結部37が閉
塞部38とブッシュ25内面とを連結したものである。保護
部材35は通常は合成樹脂などからブッシュ25と一体に形
成されている。連結部37は閉塞部38より薄くされてお
り、力を加えて閉塞部38を引きちぎることができるよう
にされている。図4には他の形状を呈する保護部材39が
示されている。
【0022】なお、保護部材は図3〜4の形状に限定さ
れることはなく、要するに外部から棒などで逆止弁を操
作することができないように閉塞し、他方、プロペラン
ト剤の通路を確保し、必要なときに除去可能であってし
かも除去したばあいに再生が不可能かあるいは再生した
ことが明確に視認できるようなものであればよい。
【0023】かかる保護部材を設ける目的は、たとえ
ば、未使用や使用途中の2重エアゾール容器で、内容物
が存在しているにも拘わらずプロペラント剤が喪失ある
いは減量しているばあい、その原因が人為的な逆止弁操
作によるものか否かを判断するためである。さらに2重
エアゾール容器を廃棄するときに、容器の内圧を減圧す
るために逆止弁を操作する必要があるので除去可能な保
護部材としている。
【0024】本体の材料としては、充分な強度を有し、
耐薬品性にすぐれた合成樹脂であればとくに限定はな
く、たとえば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリブチレン
テレフタレート、ポリスルフォンなどが用いられる。一
方、逆止弁の弁箱材としてはブナN、ネオプレン、ブタ
ジエン、ブチルゴム、フッソゴムなどの弾力性に富んだ
材料が用いられる。逆止弁のブッシュには前記本体用と
してあげられた材料のほか、各種金属材料を用いること
もできる。
【0025】ここで前記本体2の製法を簡単に説明す
る。
【0026】まず、図5に示されるように、金型キャビ
ティに合成樹脂を射出して有底円筒状の容器40を成形し
ておく。成形の際、同時に底部9の逆止弁5取付用孔23
を形成しておく。つぎに開口からピストン3を挿入し、
その状態でたとえば図6に示されるように開口周辺に絞
り加工を施して肩部11を形成する。なお、ピストン3
は、その両側間の気密を保ちつつ胴部10内を摺動しうる
ようにされなければならない。したがって前記絞り加工
は、胴部10の内径を変化させないように行なう必要があ
るが、たとえば図6に示されるようなダイ41を用いて上
部からプレス加工を施すことにより開口部を所望の口径
に狭縮する。
【0027】図1における、エアゾールバルブユニット
4を固定するための係合溝22は前記本体2の成形時に形
成してもよく、あるいは本体2の成形後に切削加工によ
り形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の二重エアゾール容器は、耐圧部
分の部品点数が少なくかつ継ぎ目や接続部を有しないた
め、製造コストが低くさらに充分な強度を有している。
しかも外観がきわめて美麗に仕上がるため容器外観の装
飾処理などが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重エアゾール容器の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1の二重エアゾール容器における逆止弁を示
す断面図である。
【図3】図2における保護部材の一実施例を示す一部切
欠斜視図である。
【図4】図2における保護部材の他の実施例を示す一部
切欠斜視図である。
【図5】図1の二重エアゾール容器本体の一製造工程を
示す説明図である。
【図6】図1の二重エアゾール容器本体の他の製造工程
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 二重エアゾール容器 2 本体 3 ピストン 4 エアゾールバルブユニット 5 逆止弁 6 上部画室 7 下部画室 9 底部 10 胴部 11 肩部 12 開口部 35 保護部材 39 保護部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状胴部と底部と肩部とが合成樹脂から
    一体に形成されており、前記肩部の上端に胴部の内径よ
    り小さい内径の開口部が形成されてなる容器本体と、該
    容器本体内に、その軸心方向に摺動自在に設けられるフ
    リーピストンと、前記開口部に気密に嵌着されるエアゾ
    ールバルブユニットと、前記底部に設けられる逆止弁機
    構とからなる二重エアゾール容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体が透光性を有する合成樹脂
    から形成されてなる請求項1記載の二重エアゾール容
    器。
  3. 【請求項3】 前記逆止弁機構が、その流体通路に該機
    構を保護するための保護部材を有してなる請求項1記載
    の二重エアゾール容器。
JP4055200A 1992-03-13 1992-03-13 二重エアゾール容器 Pending JPH05254575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4055200A JPH05254575A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 二重エアゾール容器

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JP4055200A JPH05254575A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 二重エアゾール容器

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JPH05254575A true JPH05254575A (ja) 1993-10-05

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JP4055200A Pending JPH05254575A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 二重エアゾール容器

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JP (1) JPH05254575A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5522526A (en) * 1993-09-10 1996-06-04 L'oreal Method and device for dispensing and packaging a fluid product contained in a receptacle which is pressurized with the aid of a propellant gas
KR100899884B1 (ko) * 2008-09-01 2009-05-27 대한민국 검거를 위한 휴대 전용 최루액 분사장치
JP2012106789A (ja) * 2010-10-18 2012-06-07 Daizo:Kk 複数液吐出容器および複数液吐出製品

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