JPH0525454A - 湿気硬化型ホツトメルト接着剤用組成物 - Google Patents

湿気硬化型ホツトメルト接着剤用組成物

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JPH0525454A
JPH0525454A JP18091991A JP18091991A JPH0525454A JP H0525454 A JPH0525454 A JP H0525454A JP 18091991 A JP18091991 A JP 18091991A JP 18091991 A JP18091991 A JP 18091991A JP H0525454 A JPH0525454 A JP H0525454A
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JP
Japan
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moisture
hot melt
melt adhesive
curable hot
urethane prepolymer
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Pending
Application number
JP18091991A
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English (en)
Inventor
Kazusuke Kudo
一輔 工藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着直後の初期耐クリープ性及び接着力に優
れた湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物を得る。 【構成】 末端にイソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーに、トリベンジリデンソルビトールを添加し
てなる湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタンプレポリマー
を用いた湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物に関
し、特に、接着後の初期耐クリープ性に優れた湿気硬化
型ホットメルト接着剤用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】末端にイソシアネート基を有するウレタ
ンプレポリマーを用いた湿気硬化型ホットメルト接着剤
が公知である。例えば、特開昭63−189486号公
報及び特開平1−284577号公報等には、接着後の
初期より接着性に優れた湿気硬化型ホットメルト接着剤
が開示されている。この種の湿気硬化型ホットメルト接
着剤は、常温でタックを示す非結晶タイプのものと、常
温では非粘着性の結晶性タイプのものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接着直後か
ら直ちに接着部分に外力が作用するような用途では、接
着剤には、接着力よりも、耐クリープ性に優れているこ
とが要求される。ところが、上述した従来の湿気硬化型
ホットメルト接着剤を用いた場合、常温で液状のものだ
けでなく、常温では結晶性固体のものにおいても、接着
に際し液状から固状に変化するまでに比較的長い時間を
要していた。従って、接着直後から接着部分に外力が作
用するような用途に用いた場合、接着剤が固化するまで
に接着部分にずれが生じることがあった。すなわち、従
来の湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物は、初期耐
クリープ性が充分でなかった。
【0004】上記のような問題を解決する方法として、
例えばプレポリマーの分子量を増大させて凝集力を高め
たり、高軟化点の樹脂等を添加することにより組成物の
軟化温度を高めたりする方法が試みられている。しかし
ながら、これらの方法では、初期耐クリープ性を充分に
高めることができないばかりでなく、接着剤の溶融粘度
を著しく上昇させてしまう等の他の問題を引き起こして
いた。
【0005】よって、本発明の目的は、接着直後の接着
力だけでなく、初期耐クリープ性においても優れてお
り、さらに最終的には充分な耐熱性を発揮し得る湿気硬
化型ホットメルト接着剤用組成物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、ウレタ
ンプレポリマーを用いた湿気硬化型ホットメルト接着剤
用組成物において、上記課題を達成すべく鋭意検討した
結果、特定の添加物をウレタンプレポリマーに添加すれ
ば上記課題を達成し得ることを見出し、本発明を成すに
至った。
【0007】すなわち、本発明は、末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマーと、添加物としての
トリベンジリデンソルビトールとを含有することを特徴
とする湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物である。
以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】ウレタンプレポリマー 本発明において用いられるウレタンプレポリマーとは、
分子末端に水酸基を有するポリオールと分子末端にイソ
シアネート基を有するポリイソシアネートとの反応によ
り得られる、末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーである。
【0009】上記ポリオールとしては、ポリウレタンの
製造に通常用いられている従来より公知のポリオールを
使用することができる。このようなポリオールとして
は、ポリエチレンアジペート、ポリジエチレンアジペー
ト、ポリテトラメチレンアジペート、ポリネオペンチル
アジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリメチ
ルペンタンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポ
リエチレンセバケート、ポリテトラメチレンセバケー
ト、ポリヘキサメチレンセバケート、ポリヘキサメチレ
ンドデカンジオエート、ポリ−ε−カプロラクトンオー
ル等のポリエステルポリオール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等のポリエーテルポリオール、ポリブタジエン
ポリオール及びその水素添加物等の炭化水素鎖ポリオー
ル等が挙げられ、これらのポリオールは単独で用いられ
てもよく、2種以上を混合して用いられてもよい。
【0010】また、上記ポリイソシアネートとしては、
分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有する化
合物であって、ポリウレタンの製造に従来より用いられ
ている公知のポリイソシアネートを使用することができ
る。このようなポリイソシアネートとしては、例えば、
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの液状変
性物、ヘキサメチレンジイソシアネートまたはキシリレ
ンジイソシアネート等が挙げられる。
【0011】トリベンジリデンソルビトール 本発明では、上記ウレタンプレポリマーに対し、添加物
としてトリベンジリデンソルビトールが加えられる。こ
のようなトリベンジリデンソルビトールは、新日本理化
社より商品名ゲルオールTのもとに有機核剤として市販
されている。上記トリベンジリデンソルビトールの添加
量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対し、0.
5〜5重量部の範囲である。0.5重量部未満では充分
な耐クリープ性が得られないからであり、5重量部を超
えると溶融しきれず分離することがあるため、好ましく
ないからである。
【0012】他の添加剤 本発明にかかる湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物
には、他の添加剤、例えばロジン系樹脂、テルペン系樹
脂または石油樹脂等のイソシアネート基に対して不活性
な粘着付与樹脂、パラフィンワックスもしくはマイクロ
クリスタリンワックス等のワックス類、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)、スチレン−ブタジエン−ス
チレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−ス
チレン共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレンブロック共重合体(SEBS)もしくは
アタクチックポリプロピレン(APP)等の熱可塑性ポ
リマー、有機金属化合物類及び三級アミン化合物等の触
媒、各種オイルまたは着色剤等が、本発明の目的が達成
される範囲内で適宜添加されていてもよい。
【0013】
【作用】本発明では、トリベンジリデンソルビトールが
ウレタンプレポリマーに対して添加されているため、該
トリベンジリデンソルビトールの揺変性付与作用及び結
晶核剤としての作用により、接着直後の接着力だけでな
く、初期耐クリープ性も高められる。
【0014】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げることによ
り、本発明を具体的に説明する。実施例 ポリオレフィンポリオール200重量部と、ジフェニル
メタンジイソシアネート52重量部とを100℃で混合
し、窒素雰囲気下で3時間攪拌し、ウレタンプレポリマ
ーを得た。得られたウレタンプレポリマー100重量部
と、下記の表1に示す割合のトリベンジリデンソルビト
ールと、脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川化学社製、商品
名:アルコンP−125)30重量部と、ポリエチレン
樹脂(住友化学工業社製、商品名:スミカセンG−80
6)10重量部とを、150℃で加熱溶融混合し、しか
る後減圧脱気することにより湿気硬化型ホットメルト接
着剤用組成物を得た。
【0015】なお、上記トリベンジリデンソルビトール
の配合量については表1に示すように変化させ、それぞ
れ、実施例1−a、1−b及び1−cの湿気硬化型ホッ
トメルト接着剤用組成物を得た。
【0016】比較例 トリベンジリデンソルビトールを配合しなかったことを
除いては、実施例と同様にして比較例の湿気硬化型ホッ
トメルト接着剤用組成物を得た。
【0017】
【表1】
【0018】実施例及び比較例の評価 上記のようにして得られた実施例1−a〜1−c及び比
較例の各湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物を、1
0cm×10cm×厚み0.2cmのアクリル板に塗布
量が50g/m2 となるようにスプレー塗布した。次
に、温度を80℃とし、接着剤を再活性させた後、直ち
に軟質塩化ビニルシートを積層したウレタンフォームを
該ウレタンフォーム側の面を上記接着剤の塗布された部
分に0.2kg/cm2 の圧力で20秒間圧着した。解
圧後直ちに200g/25mmの荷重下における180
℃剥離クリープ試験を行い、24時間経過後の剥離長さ
を測定し、耐クリープ性とした。結果を前述した表1に
示す。
【0019】表1から明らかなように、比較例の湿気硬
化型ホットメルト接着剤用組成物を用いた場合には、1
80℃剥離クリープ試験を行った後、2時間を経過した
時点で落下が起こり、初期耐クリープ性が非常に低いこ
とが分かる。これに対して、実施例1−a〜1−cの湿
気硬化型ホットメルト接着剤用組成物では、24時間経
過後においても、ずれ幅は4cm以下とかなり小さく、
従って優れた初期耐クリープ性を示した。また、実施例
1−a〜1−cの結果から、トリベンジリデンソルビト
ールの配合量が多くなるにつれて、耐クリープ性が高め
られることが分かる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ウレタ
ンプレポリマーに対しトリベンジリデンソルビトールが
添加されているため、接着直後の初期耐クリープ性が高
められ、かつ充分な接着力を有する湿気硬化型ホットメ
ルト接着剤を提供することが可能となる。従って、本発
明の湿気硬化型ホットメルト接着剤用組成物を用いるこ
とにより、接着直後から外力が接着部分に加わるような
用途における接着作業を確実に行うことが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 末端にイソシアネート基を有するウレタ
    ンプレポリマーと、トリベンジリデンソルビトールとを
    含有することを特徴とする、湿気硬化型ホットメルト接
    着剤用組成物
JP18091991A 1991-07-22 1991-07-22 湿気硬化型ホツトメルト接着剤用組成物 Pending JPH0525454A (ja)

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