JPH05254142A - インク残量検知装置 - Google Patents

インク残量検知装置

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JPH05254142A
JPH05254142A JP4053199A JP5319992A JPH05254142A JP H05254142 A JPH05254142 A JP H05254142A JP 4053199 A JP4053199 A JP 4053199A JP 5319992 A JP5319992 A JP 5319992A JP H05254142 A JPH05254142 A JP H05254142A
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JP
Japan
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ink
tension
remaining amount
detecting device
tank
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Application number
JP4053199A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Endo
光治 遠藤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンク内の液体のインクの残量を検知
するインク残量検知装置において、簡易な構造で実用的
なインク残量検知装置を実現する。 【構成】 インクタンク48内に弾発的に変位自在でイ
ンク7の液面の表面張力が作用する張力検知端子50,
51を設け、この張力検知端子50,51の変位を検知
するインクセンサを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクタンク内のイン
クの残量を検知するインク残量検知装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、静粛に高密度印刷が可能なプリン
タ装置として、オリフィスからインク滴を吐出させて印
刷用紙に定着させるインクジェットプリンタなどが実用
化されている。このようなインクジェットプリンタで
は、多数のオリフィスが連設されたプリンタヘッドのイ
ンク吐出面を記録媒体に対向配置した構造などとなって
おり、印刷画像に対応した駆動電力でプリンタヘッドか
らインク滴を吐出させて記録媒体に画像印刷を行なうよ
うになっている。
【0003】このようなインクジェットプリンタでは、
液体からなるインクをインクタンク内に格納しておき、
このインクタンクからプリンタヘッドにフレキシブルチ
ューブ等でインクを供給するようになっているが、その
インクタンク内のインクが枯渇すると、インクタンク内
へのインクの補給や、カートリッジ式のインクタンクの
交換などを行なう必要がある。そこで、このようなイン
クタンク内のインクの残量を検知する各種の機構が、特
開昭63-247044号公報、特開昭63-247045号公報、特開昭
63-247046号公報、特開昭63-296956号公報、特開昭64-2
0148号公報、特開昭64-64854号公報、特開昭63-3957号
公報、特開昭63-252747号公報等に開示されている。
【0004】例えば、特開昭63-247044号公報に開示さ
れたインク残量検知装置1は、図8に例示するように、
インクタンク2の上部に弾力性を有する被膜3を張設
し、この被膜3上に設けた電極板4と対向する位置に一
対の電極5,6を設けた構造となっている。
【0005】このような構成において、このインク残量
検知装置1では、インクタンク2内の被膜3下に液体か
らなるインク7を格納するようになっており、このイン
ク7の残量に対応して被膜3が上下することで電極板4
が電極5,6に接離するようになっている。そこで、こ
のインク残量検知装置1では、一対の電極5,6間の導
通が検知される場合にはインク7が多量であると検知
し、一対の電極5,6間の導通が中断されるとインク7
が微量になったと検知するようになっている。
【0006】また、特開昭63-296956号公報に開示され
たインク残量検知装置8は、図9に例示するように、予
めインク7が充填された柔軟なインクパック9がインク
タンク10の底部に載置されており、このインクタンク
10内に上下方向に移動自在に配置された平板状のウエ
イト部材11が前記インクパック9上に積載されてい
る。そして、このインク残量検知装置8では、前記ウエ
イト部材11の一端から下方に突起12が突設されてお
り、この突起12の先端部に下方から対向する位置にオ
ンオフスイッチ13の検知端子14が配置されている。
【0007】このような構成において、このインク残量
検知装置8では、インクパック9内のインク7が微量に
なるとウエイト部材11が降下して突起12がオンオフ
スイッチ13の検知端子を押圧するので、このオンオフ
スイッチ13のオンオフ状態で残存するインク7が多量
か微量かを検知するようになっている。
【0008】さらに、特開昭63-3957号公報に開示され
たインク残量検知装置15は、図10に例示するよう
に、予めインク7が充填された柔軟なインクパック16
がインクタンク17の枠体18内に設けられており、そ
の長手方向で着色濃度が順次変化するカラーリボン19
の一端が前記インクパック16の表面に固定されてい
る。そして、このインクパック16に装着された前記カ
ラーリボン19は前記枠体18上に巻回されており、こ
の枠体18上で前記インクタンク17に形成された開口
窓20内に一部が位置するようになっている。
【0009】このような構成において、このインク残量
検知装置15では、インク7が微量になるとインクパッ
ク16の表面が変位してカラーリボン19が引込まれる
ので、このカラーリボン19の変位によって開口窓20
内に出現する色が変化することになる。そこで、この開
口窓20内の色を利用者が視認することで、インク7の
残量が多量か微量かを識別することができる。
【0010】また、特開昭63-252747号公報に開示され
たインク残量検知装置21では、図11に例示するよう
に、プリンタヘッド22に直結されたインクタンク23
の凸部24内にフロート25が浮遊しており、このフロ
ート25内に細長い透光孔が傾斜した矩形の遮光板(図
示せず)が設けられている。そして、前記インクタンク
23の凸部24に向かって接離自在にセンサユニット2
6が配置されており、このセンサユニット26には前記
フロート25を介して対向するように赤外線ランプ27
と赤外線センサ28とが設けられている。
【0011】このような構成において、このインク残量
検知装置21では、インクタンク23内のインク7が微
量になるとフロート25が上下するようになっており、
センサユニット26を一定速度で水平移動させた際の赤
外線ランプ27の透過光を赤外線センサ28で検知する
ことでフロート25の上下位置を検出するようになって
いる。つまり、このインク残量検知装置21では、フロ
ート25内の矩形の遮光板に傾斜した細長い透光孔が形
成されているので、この遮光板の前縁部と透光孔と後縁
部との間隔を水平移動する赤外線センサ28の検知出力
から算定することで、この算定結果からフロート25の
上下位置を検出してインク7の残量を測定するようにな
っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したインク残量検
知装置1,8,15,21では、各種の方式でインク7
の減少を検知して報知するようになっている。
【0013】しかし、特開昭63-247044号公報に開示さ
れたインク残量検知装置1は、インクタンク2内に弾力
性を有する被膜3を張設し、この被膜3とインクタンク
2の内面とに電極4〜6を設けた構造となっているの
で、その構造が複雑で生産性が低下している。さらに、
このインク残量検知装置1では、弾力性を有する被膜3
が降下することでインク7の減少を検知するので、被膜
3の耐久性が問題となって信頼性が低下しがちである。
【0014】また、特開昭63-296956号公報に開示され
たインク残量検知装置8では、柔軟なインクパック9上
にウエイト部材11を配置しているので、インクタンク
10の占有容積に比較して格納できるインク7の容量が
少なくなっており、全体の小型軽量化が阻害されてい
る。また、インク残量検知装置8では、ウエイト部材1
1でインク7を常時加圧することになるので、このイン
ク7がオリフィス(図示せず)等から漏出する可能性が増
大して好ましくない。さらに、このインク残量検知装置
8では、ウエイト部材11が積載されているインクパッ
ク9にインク7を補充することは困難であるので、この
インクパック9を交換式にする必要が生じる懸念があ
る。
【0015】さらに、特開昭63-3957号公報に開示され
たインク残量検知装置15は、インクパック16の縮小
でカラーリボン19を変位させて開口窓20内に露出し
た色でインク7の容量を視認するようになっており、イ
ンク7の減少を電気的に検知しないので、パイロットラ
ンプやブザー等での警告は実現不能であり、バブルジェ
ットプリンタのようにインク7が枯渇するとプリンタヘ
ッドが破壊されるような装置には利用不能である。ま
た、このインク残量検知装置15では、インク7の残量
を視認する開口窓20が必然的にインクパック16の近
傍に形成されるので、これをインクジェットプリンタ等
に利用する場合にはインクタンク17の位置や開口窓2
0の方向が構造的に制限されることになり、インク7の
残量確認が困難となりがちで実用性が低い。
【0016】また、特開昭63-252747号公報に開示され
たインク残量検知装置21では、細長い透光孔が傾斜し
た矩形の遮光板をフロート25内に設け、センサユニッ
ト26を水平移動させてオンオフタイミングからインク
7の残量を測定するようになっているが、これではセン
サユニット26をスライド移動させる可動部も必要であ
り、その構造が極めて複雑で小型軽量化や生産性が阻害
されることになる。
【0017】本発明は、簡易な構造で実用的なインク残
量検知装置を得るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】液体からなるインクを保
持するインクタンクを設け、このインクタンク内に弾発
的に変位自在で前記インクの液面の表面張力が作用する
張力検知端子を設け、この張力検知端子の変位を検知す
るインクセンサを設けた。
【0019】
【作用】表面張力による張力検知端子の変位でインクの
減少を検知するので構造が極めて簡易で小型軽量化が容
易であり、表面張力による張力検知端子の変位は微少な
ので耐久性も良好であり、張力検知端子は占有容積が極
めて微小なのでインクタンクの占有容積と保持するイン
クの容量とを同等にすることができ、インクの減少を電
気的に検知できるので警告報知等の処理を自動的に実行
することもでき、簡易な構造で実用的なインク残量検知
装置を得ることができる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。まず、本実施例のインク残量検知装置
29はインクジェットプリンタ30の一部として形成さ
れており、このインクジェットプリンタ30は、構造的
には図2に例示するように、バブルジェット方式のライ
ンヘッド31を主走査方向と平行な回動軸32で回動自
在に軸支してプラテンローラ33の外周面に対向配置し
た構造となっている。ここで、このインクジェットプリ
ンタ30では、前記ラインヘッド31の下方にはヘッド
カバー34が上下方向に移動自在に配置されており、前
記プラテンローラ33の外周面と連通する位置には多数
の印刷用紙35を積層状態で格納した給紙カセット36
が設けられている。
【0021】また、このインクジェットプリンタ30
は、回路的には図3に例示するように、前記ラインヘッ
ド31、前記プラテンローラ33の駆動機構37、表示
LED(Light Emitting Diode)38等の各々がド
ライバ39〜41を介してCPU(Central Processi
ng Unit)42に接続されており、このCPU42に
は、ROM(Read Only Memory)43、RAM(Ran
dom Access Memory)44、インターフェイス45、
残量検知回路46等が接続されている。
【0022】そして、このインクジェットプリンタ30
では、前記ラインヘッド31に配管されたフレキシブル
チューブ47が前記インク残量検知装置29のインクタ
ンク48の前面下方に配管されており、このインクタン
ク48の後面上方にはインク7の補給口(図示せず)に連
通したフレキシブルチューブ49が配管されている。そ
して、このインク残量検知装置29では、図1に例示す
るように、平行に近接配置された一対の弾性板で張力検
知端子50,51が形成されており、これらの張力検知
端子50,51が前記インクタンク48の底部に立設さ
れている。ここで、このインク残量検知装置29では、
前記インクタンク48内のインク7が多量の場合は張力
検知端子50,51は全体が液面下に位置するようにな
っており、インク7が減少すると液面から突出するよう
になっている。そして、このインク残量検知装置29で
は、前記張力検知端子50,51の一方の表面に貼付さ
れた歪ゲージ(図示せず)でインクセンサ52が形成され
ており、図3に例示したように、このインクセンサ52
が前記インク残量検知回路46を介して前記CPU42
に接続されている。
【0023】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタ30では、画像印刷を実行する場合、図2
(a)に例示したように、ラインヘッド31はプラテンロ
ーラ33に対向配置され、この状態で給紙カセット36
から給送される印刷用紙35がプラテンローラ33で副
走査方向に搬送されるので、この搬送に同期してライン
ヘッド31がインク滴を吐出することで印刷用紙35に
画像が印刷される。また、このインクジェットプリンタ
30では、上述のような画像印刷の完了後に休止状態と
なる場合、同図(b)に例示したように、ラインヘッド3
1は下方に回動してヘッドカバー34に対向配置される
ので、この状態でヘッドカバー34が上昇することでラ
インヘッド31が密閉される。
【0024】そして、このインクジェットプリンタ30
では、ラインヘッド31にフレキシブルチューブ47で
インクタンク48からインク7が供給されるようになっ
ているので、このインクタンク48内のインク7は徐々
に減少することになる。すると、このインク7の液面下
に位置していた張力検知端子50,51が液面から突出
することになるので、これらの張力検知端子50,51
にはインク7の表面張力が作用することになる。より具
体的には、近接配置された一対の張力検知端子50,5
1は表面張力によって互いに近接する方向に付勢される
ので、これらの張力検知端子50,51の湾曲に従って
歪ゲージからなるインクセンサ52の検出が変化するこ
とで残量検知回路46がインク7の減少を検知すること
になる。そこで、このようにして残量検知回路46がイ
ンク7の減少を検知すると、この検知出力を受信したC
PU42は、表示LED38を点灯させて利用者の注意
を喚起すると共に、ラインヘッド31や駆動機構37の
駆動を停止してインク7の補給に対して待機することに
なる。
【0025】このようにすることで、このインク残量検
知装置29では、上述のように表面張力による張力検知
端子50,51の変位でインク7の減少を検知するよう
になっているので、その構造が極めて簡易で小型軽量化
が容易であり、弾性板からなる張力検知端子50,51
は微小に湾曲するだけなので、その耐久性が良好で信頼
性が向上している。さらに、このインク残量検知装置2
9では、インクタンク48内には占有容積が極めて微小
な薄板状の一対の張力検知端子50,51だけが配置さ
れているので、そのインクタンク48の占有容積と保持
できるインク7の容量とが同等であり、全体の小型軽量
化が実現されている。また、このインク残量検知装置2
9では、インクタンク48内に交換式のインクパックを
配置するようなことを要せず、インク7の補充も容易な
のでランニングコストも軽減されている。さらに、この
インク残量検知装置29では、インク7の減少をインク
センサ52で電気的に検知しているので、表示LED3
8の点灯などで警告を効果的に報知することや、自動的
にラインヘッド31の駆動を停止して故障を防止するこ
となどができる。
【0026】なお、本実施例のインク残量検知装置29
では、ラインヘッド31に供給されるインク7がインク
タンク48から流出する際、この流動によって張力検知
端子50,51が変動すると誤動作が発生するので、こ
こでは張力検知端子50,51をフレキシブルチューブ
47の開口から離反させると共に、張力検知端子50,
51の表面方向をインク7の流通方向と平行にしてい
る。
【0027】また、本実施例のインクジェットプリンタ
30では、インク7の表面張力が良好に作用するように
張力検知端子50,51を平板で形成することを例示し
たが、例えば、このような張力検知端子50,51をシ
ャフト等で形成することも実施可能である。さらに、本
実施例のインクジェットプリンタ30では、インク残量
検知装置29のインクタンク48をメインタンクとする
ことを想定したが、例えば、このようなインク残量検知
装置29のインクタンク48を予備タンクとすること
や、インク残量検知装置29のインクタンク48をイン
ク7の供給路中に設けてインク7の流通量をフィードバ
ック制御することなども実施可能である。
【0028】さらに、本実施例のインク残量検知装置2
9では、弾性板からなる一対の張力検知端子50,51
の表面に歪ゲージからなるインクセンサ52を設けるこ
とを例示したが、図4(a)に例示するように、一方の上
縁部を曲折した一対の電極板で張力検知端子53,54
を形成し、これらの張力検知端子53,54の導通を検
知するインクセンサ(図示せず)を設けることなども実施
可能である。さらに、同図(b)に例示するように、上縁
部を曲折した一個の電極板からなる張力検知端子55に
一対の電極56,57を対向配置し、これらの電極5
6,57の導通を検知するインクセンサ58を設けるこ
となども実施可能である。
【0029】また、本実施例のインク残量検知装置29
では、インク7の表面張力が作用するように一対の張力
検知端子50,51を平行に近接配置することを例示し
たが、図5(a)に例示するように、垂直に立設した一個
の張力検知端子59をインクタンク48の内壁面に近接
配置して構造を簡略化したインク残量検知装置60など
も実施可能である。さらに、同図(b)に例示するよう
に、長短の張力検知端子61,62の各々をインクタン
ク48の内壁面に近接配置することで、インク7の残量
を二段階に検知するインク残量検知装置63なども実施
可能である。また、同図(c)に例示するように、長短の
張力検知端子61,62をインクタンク48の天井面か
ら下方に立設したインク残量検知装置64なども実施可
能であり、この場合は張力検知端子61,62に作用す
る表面張力が消失したタイミングでインク7の残量が検
知される。さらに、同図(d)に例示するように、短い対
向板65が近接配置された長い張力検知端子66の上部
を弾性被膜67で弾発保持し、この弾性被膜67上に突
出した張力検知端子66の先端部と対向する位置に電極
68を設けたインク残量検知装置69なども実施可能で
ある。この場合、このインク残量検知装置69では、高
剛性の張力検知端子66を末端部で回動自在に支持する
ようなことも実施可能であり、電極68と張力検知端子
66の先端部とをインク7の液面より上方に配置して腐
蝕等による導通不良を防止できる。また、同図(e)に例
示するように、このような張力検知端子66に近接配置
される対向板70の作用部71,72を貫通孔73で高
低の二個に分割することで、インク7の残量を二段階に
検知するインク残量検知装置74が実施可能である。な
お、このようなインク残量検知装置74において、表面
処理による親液性や撥液性の設定で対向板70の作用部
71,72を分割することも実施可能である。さらに、
同図(f)に例示するように、インクタンク48の内壁面
に近接配置した細長い張力検知端子75の作用部76〜
78を二つの貫通孔79,80で三個に分割し、張力検
知端子75の上部を弾性被膜67で弾発保持して先端部
に電極68を対向配置し、インク7の残量を三段階に検
知するインク残量検知装置81なども実施可能である。
【0030】つぎに、本発明の第二の実施例を図6及び
図7に基づいて説明する。まず、このインク残量検知装
置82は、図6に例示するように、弾性板からなる一個
の張力検知端子83がインクタンク48の内側面下方か
ら水平に突設されており、前記張力検知端子83の先端
部が下方に曲折されてインクタンク48の底部に位置す
る圧電素子からなるインクセンサ84と対向している。
なお、この他の各種構造等は前述したインク残量検知装
置29と同様になっている。
【0031】このような構成において、このインク残量
検知装置82では、インク7が多量の場合は張力検知端
子83は液面下に位置しているが、インク7の残量が減
少すると張力検知端子83は液面の表面張力によってイ
ンクタンク48の底面に向かって付勢されるので、この
張力検知端子83は湾曲して先端部がインクセンサ84
を押圧することになる。そこで、このインクセンサ84
の検知出力からインク7の減少を検知することができる
ので、例えば、パイロットランプの点灯による警告報知
やプリンタ装置の駆動停止等を行なうことができる。
【0032】そして、このインク残量検知装置82で
は、張力検知端子83が水平に位置しているので、この
張力検知端子83に表面張力が作用するインク7の残量
を極めて高精度に管理することができる。なお、このイ
ンク残量検知装置82では、インクタンク48の底面と
張力検知端子83との間に作用する表面張力でインク7
の減少を検知するようになっているが、例えば、このよ
うな張力検知端子83をインクタンク48の中央部に配
置してインク7の液面の表面張力で変位させることも実
施可能である。
【0033】また、本実施例のインク残量検知装置82
では、インクタンク48の底面近傍に張力検知端子83
を水平に配置してインク7の残量が微量であることを検
知することを例示したが、図7(a)に例示するように、
インクタンク85の底面に突設した段部86上に張力検
知端子87を水平に配置し、インク7の減少を中央で検
知するインク残量検知装置88なども実施可能である。
同様に、同図(b)に例示するように、インクタンク48
の中央部に一対の張力検知端子89,90を水平に配置
し、インク7の減少を中央で検知するインク残量検知装
置91なども実施可能である。さらに、同図(c)に例示
するように、インクタンク48の底面近傍に長短の張力
検知端子92,93を水平に順次配置し、インク7の減
少を二段階に検知するインク残量検知装置94なども実
施可能である。この場合、減少するインク7の液面が上
方の張力検知端子93の位置よりも低下すると張力検知
端子92,93が表面張力で接触し、さらにインク7が
減少して液面が下方の張力検知端子92の位置よりも低
下すると張力検知端子92は張力検知端子93から離反
してインクタンク48の底面に表面張力で接触すること
になる。また、同図(d)に例示するように、インクタン
ク48の底面近傍に水平に位置する張力検知端子95の
先端部を上方に曲折して弾性被膜67で弾発保持し、こ
の弾性被膜67上に突出した張力検知端子95の先端部
を水平に曲折して電極68上に対向配置したインク残量
検知装置96なども実施可能である。この場合、このイ
ンク残量検知装置96では、電極68と張力検知端子9
5の先端部とをインク7の液面より上方に配置して腐蝕
等による導通不良を防止できる。
【0034】また、上述した各種のインク残量検知装置
29等では、張力検知端子50等はインク7に対する親
液性が良好で表面張力が引力として作用することを想定
したが、残量や表面処理等によってインク7の表面張力
が斥力として作用する張力検知端子97も実施可能であ
る。そこで、同図(e)に例示するように、このような張
力検知端子97をインクタンク48の底面近傍に水平に
配置し、この先端部に上方から対向する位置にオンオフ
スイッチ等のインクセンサ98を配置したインク残量検
知装置99なども実施可能である。なお、このようなイ
ンク残量検知装置99において、高剛性の張力検知端子
97を弾性材(図示せず)で回動自在に支持して末端部を
インクタンク48の外部に突出させ、ここに下方から対
向する位置にインクセンサ98を配置することなども実
施可能である。
【0035】さらに、上述した各種のインク残量検知装
置29,82等では、張力検知端子50,83等を垂直
や水平に配置することを例示したが、同図(f)に例示す
るように、底面の一部が傾斜したインクタンク100を
形成し、このインクタンク100の傾斜した底面の近傍
に傾斜した張力検知端子101を配置したインク残量検
知装置102なども実施可能である。このインク残量検
知装置102では、インクタンク100の全体が傾斜し
てもインク7の残量を高精度に検知することができる。
【0036】なお、上述したインク残量検知装置29等
では、張力検知端子50等の変位を検知するインクセン
サ52等として、歪ゲージ、圧電素子、オンオフスイッ
チ等を利用することを例示したが、これは張力検知端子
50等の変位を検知できれば良いので、光学センサや検
磁素子等のように各種の装置が利用可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のように、液体からなるイ
ンクを保持するインクタンクを設け、このインクタンク
内に弾発的に変位自在で前記インクの液面の表面張力が
作用する張力検知端子を設け、この張力検知端子の変位
を検知するインクセンサを設けたことにより、表面張力
による張力検知端子の変位でインクの減少を検知するの
で構造が極めて簡易で小型軽量化が容易であり、表面張
力による張力検知端子の変位は微少なので耐久性も良好
であり、張力検知端子は占有容積が極めて微小なのでイ
ンクタンクの占有容積と保持するインクの容量とを同等
にすることができ、インクの減少を電気的に検知できる
ので警告報知等の処理を自動的に実行することもでき、
簡易な構造で実用的なインク残量検知装置を得ることが
できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す縦断斜視図であ
る。
【図2】全体の動作工程を示す側面図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】要部の変形例を示す斜視図である。
【図5】各種の変形例を示す縦断側面図である。
【図6】第二の実施例を示す縦断斜視図である。
【図7】各種の変形例を示す縦断側面図である。
【図8】第一の従来例を示す縦断側面図である。
【図9】第二の従来例を示す縦断側面図である。
【図10】第三の従来例を示す斜視図である。
【図11】第四の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
7 インク 29,60,63,64,69,74,81,82,8
8,91,94,96,99,102 インク残量
検知装置 48,85,100 インクタンク 50,51,53〜55,59,61,62,66,7
5,83,87,89,90,92,93,95,9
7,101 張力検知端子 52,58,84,98 インクセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体からなるインクを保持するインクタ
    ンクを設け、このインクタンク内に弾発的に変位自在で
    前記インクの液面の表面張力が作用する張力検知端子を
    設け、この張力検知端子の変位を検知するインクセンサ
    を設けたことを特徴とするインク残量検知装置。
JP4053199A 1992-03-12 1992-03-12 インク残量検知装置 Pending JPH05254142A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074106A (ja) * 2000-11-21 2008-04-03 Seiko Epson Corp 液体消費状態検出器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074106A (ja) * 2000-11-21 2008-04-03 Seiko Epson Corp 液体消費状態検出器

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