JPH05253816A - 表面性状に優れたFe−Ni合金材及びその製造方法 - Google Patents

表面性状に優れたFe−Ni合金材及びその製造方法

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JPH05253816A
JPH05253816A JP2849092A JP2849092A JPH05253816A JP H05253816 A JPH05253816 A JP H05253816A JP 2849092 A JP2849092 A JP 2849092A JP 2849092 A JP2849092 A JP 2849092A JP H05253816 A JPH05253816 A JP H05253816A
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JP
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grinding
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ground
less
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JP2849092A
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English (en)
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Tomio Satsunoki
富美夫 札軒
Yoshio Uzuki
淑夫 卯月
Akifumi Takaira
昌文 高井良
Takahiro Fujiwara
隆広 藤原
Kazuyuki Takagi
和幸 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は研削仕上面におけるチャタマークの
発生を防止し、研削目を改善して、冷延仕上面において
光沢ムラが発生しない製造条件およびその製造方法を確
立し、表面光沢に優れたFe−Ni合金板材およびその
製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 Fe−Ni合金の熱間仕上板材の表面研削工
程において、該板材を円筒形研削工具によって研削する
に際し、該研削工具の軸心に対する回転中心の偏心量を
1.0mm以下として回転させると共に、研削部に供給す
る潤滑液の供給量を幅1cm当たり1.0リットル/分以
上とし、かつ最終研削スタンドの砥粒番手を#100以
上として研削するFe−Ni合金板材の製造法、及び研
削仕上面におけるチャタマークの高さが30μm以下、
かつ加工変質層の深さが3μm以下、最大表面粗さが5
0μm以下としたFe−Ni合金板材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた製品の表面性状
を有するFe−Ni合金材及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】Fe−Ni合金の薄板製品は、リードフ
レーム、シャドウマスク、磁気ヘッド等の電子機器に多
用されているが、製品表面に光沢ムラが発生しやすく、
表面品質上問題となることがしばしば発生していた。そ
のために、これらの製品には光沢ムラがなく表面性状が
優れていることが強く要望されている。このような要求
に対して、従来、冷間圧延前に熱延板材を焼鈍し酸洗し
た後、同板材の表裏面をベルトタイプ研削工具にて疵の
除去や表面の平滑化を実施する方法(以下、ベルト研削
工程と呼ぶ)等が採られていた。
【0003】しかしながら、ベルトタイプ研削工具には
研削性能の時間依存性、即ち砥粒が研削時間の経過とと
もに摩耗するため、研削後仕上材の表面性状が研削時間
とともに変動するという問題があった。更に、研削量も
研削時間の経過とともに急激に減少するため、少ない処
理量、例えば1コイル毎にベルト交換するという煩雑な
作業を短時間で繰返すことを余儀なくされていた。
【0004】本発明者等は、上記のベルト研削工程の代
わりに、高効率かつ高作業性を有するものとして円筒形
研削工具を用いて、光沢ムラのない表面性状が優れたF
e−Ni合金材を得ることができる製造プロセスについ
て検討を行った。前記円筒形研削工具は、自生作用によ
り摩耗した砥粒が脱落しその代わりに新しい砥粒が出て
来るため、研削性能の時間依存性が極めて小さく、高効
率な研削が可能である。また、研削工具を円筒形にする
ことにより、工具交換の自動化が可能となり、更にベル
トタイプに比べ長寿命化が図れるため、作業性が極めて
高い。
【0005】ここでの円筒形研削工具とは板の形状にな
じみやすくするためにある程度の弾性を持たせたロール
(円筒)状の砥石(研削時にはおよそ100μm程度以
下の弾性変形が発生する)であり、例えば砥粒が塗布さ
れた円盤を積層しロール状に成形したもの(積層型)、
フラップホイールを積層しロール状に成形したもの(フ
ラップ型)および砥粒入りナイロン樹脂をロール状に一
体成形したもの(一体型)等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】円筒形研削工具では、
研削ロール形状に起因すると思われるチャタマークと呼
ぶ表面プロフィールの欠陥が発生し易い。これは、研削
方向と直角にほぼ線状に発生し、かつ研削方向にあるピ
ッチを持ったうねりである。この凹凸状うねりの高さを
チャタマークの高さという。このマークが発生した場合
には、次の工程で冷間圧延および焼鈍を経て製品にする
と、圧延方向に周期的な光沢ムラが生じることがある。
【0007】また、Fe−Ni合金薄板材を円筒形研削
工具にて研削すると、表層に研削時の加工熱や塑性変形
等のために加工変質層が発生し易い。この変質層が深い
場合には、冷間圧延するとオイルピット状の微小欠陥が
形成され、圧延方向に線状の光沢ムラが生じることがあ
る。
【0008】更に、研削中には新しい砥粒が次々と自生
するために、同じ砥粒番手であれば研削面がベルト研削
に比べ粗くなり易い。特に、研削目が深い場合(例えば
50μm)には、80%以上の圧下率にて冷間圧延して
も研削目が残存し、圧延方向および幅方向に不規則的な
光沢ムラが生じることがある。
【0009】本発明は上記したような製品表面の品質低
下を防止するものであって、研削仕上面におけるチャタ
マークの発生を防止し、研削目を改善して、冷延仕上面
において光沢ムラが発生しない製造条件およびその製造
方法を確立し、表面性状、特に光沢に優れたFe−Ni
合金材およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を要旨とする。すなわち(1)F
e−Ni合金の熱間仕上材の表面研削工程において、該
合金材を円筒形研削工具によって研削するに際し、該研
削工具の軸心に対する回転中心の偏心量を1.0mm以下
として回転させると共に、研削部に供給する潤滑液の供
給量を幅1cm当たり1.0リットル/分以上とし、かつ
最終研削スタンドの砥粒番手を#100以上として研削
することを特徴とする表面性状に優れたFe−Ni合金
材の製造方法。及び(2)研削仕上面におけるチャタマー
クの高さが30μm以下、かつ加工変質層の深さが3μ
m以下、最大表面粗さRmax が50μm以下であること
を特徴とする表面性状に優れたFe−Ni合金材であ
る。
【0011】前記方法において、研削部に供給する潤滑
液は水溶性の潤滑液であることが好ましく、また前1項
記載の円筒形研削工具にて研削した後には、酸洗を行っ
てもよい。
【0012】
【作用】以下、本発明の限定理由について詳細に説明す
る。本発明者等は、研削仕上面の表面性状を種々検討し
た結果、図1に示すように、チャタマークの高さを30
μm以下にすることにより、冷間圧延仕上面の規則的な
光沢ムラが防止できることを確認した。そして、そのた
めの方法として図2に示すように円筒形研削工具の軸心
に対する回転中心の偏心量(以下、単に偏心量と称
す。)を1.0mm以下に抑える必要があることを見出し
た。
【0013】図1は、Fe−Ni合金の熱延板あるいは
薄鋳片(3mm厚)(以下Fe−Ni合金板材という。)
を円筒形研削工具によって図中に示した条件で表面研削
を行った時、研削仕上面のチャタマークの高さと、該研
削仕上材を圧下率50%にて冷間圧延した時に認められ
る圧延方向に規則的な光沢ムラとの関係を示す。ここ
で、光沢ムラは特AおよびA〜Eの6段階のランクにて
評価し、特A,AおよびBが合格ランクである。図から
明らかのように、チャタマークの高さが30μmを超え
ると、チャタマークのピッチに対応した圧延方向に規則
的な光沢ムラランクが下がり、製品表面として不合格レ
ベルとなる。従って、研削仕上面のチャタマークの高さ
は30μm以下にするとよいこよが分る。
【0014】図2は、円筒形研削工具の偏心量を種々変
化させた時に同研削工具によるFe−Ni合金板材のチ
ャタマークの高さを示したものである。ここでの偏心量
は、円筒形研削工具の回転時における動バランスにより
決定されるものであり、研削時の回転数で同研削工具を
回転させる時に研削点近傍での同研削工具の外周の振れ
に相当するものである。これは、シャフト中心と回転時
の重心との距離でもって表わされ、シャフト両端に設置
した振動計にて測定することができる。図2に示すよう
に、偏心量が1.0mmを超えると、チャタマークの高さ
が30μmを超えることが分る。従って、本発明では偏
心量を1.0mm以下とした。この偏心量は、工具軸両端
部へのバランス用ウェイト取付けや、オートバランサ
ー、更にはオンラインドレッシング等によって上記範囲
になるようにコントロールすることが好ましい。
【0015】冷間圧延仕上面に線状の光沢ムラが発生す
るのを防ぐためには、研削仕上面の加工変質層の深さを
3μm以下、好ましくは1μm以下にすることにより達
成され、そのためには円筒形研削工具による研削部に供
給する潤滑液の供給量が幅1cm当たり1.0リットル
(l)/分以上、好ましくは5l/分以上にする必要が
あることを確認した。
【0016】すなわち図3は、Fe−Ni合金板材を円
筒形研削工具によって表面研削を行った時、研削仕上面
の加工変質層の深さと該研削仕上材を圧下率50%にて
冷間圧延した時に認められる圧延方向の線状の光沢ムラ
(ランクで示す)との関係を示したものであるが、加工
変質層の深さが3μmを超えると、本発明の目標光沢ラ
ンクBに達しない。すなわち、ピット状の微小欠陥に対
応した圧延方向に線状の光沢ムラが多くなってランクが
下がり、製品表面として不合格レベルとなる。従って、
本発明では研削仕上面の加工変質層の深さを3μm以下
とした。
【0017】また円筒形研削工具による研削点への潤滑
液の供給量と、Fe−Ni合金板材の研削仕上面におけ
る加工変質層の深さとの関係を図示したものが図4であ
る。この図より、円筒形研削工具による研削部への潤滑
液の供給量を幅1cm当たり1.0l/分以上、好ましく
は5l/分以上とすれば、本発明が対象とする加工変質
層の深さを3μm以下できることが分る。さらに本発明
者等は、研削仕上面の幅方向の最大表面粗さを50μm
以下にすることにより、冷間圧延仕上面における圧延方
向およびその幅方向に不規則的な光沢ムラが防止可能な
ことを見出した。
【0018】すなわち図5に、Fe−Ni合金板材を円
筒形研削工具によって表面研削を行った時の研削仕上面
の幅方向の最大表面粗さ(Rmax)と、同研削仕上材を圧
下率70%にて冷間圧延した時に認められる圧延方向お
よびその幅方向に不規則的な光沢ムラ(ランク)との関
係を示す。前記最大表面粗さRmax が50μmを超える
と、圧延方向およびその幅方向に不規則的な光沢ムラが
多くなり、製品として不合格レベルとなる。従って、本
発明では研削仕上面における幅方向の最大表面粗さRma
x を50μm以下とした。
【0019】また最終研削スタンドでの砥粒番手を種々
変化させた時に、同研削工具によって仕上げたFe−N
i合金板材の研削仕上面における幅方向の最大表面粗さ
との関係を図示したものが図6である。この図から明ら
かのように、#100以上の砥粒番手にて最終研削を行
うと、研削仕上面の最大表面粗さRmax が30μm以下
に改善されることが分る。従って、本発明では最終研削
スタンドでの砥粒番手を#100以上とすることが好ま
しい。
【0020】本発明以上のような表面研削処理を実施す
るが、Fe−Ni板材を連続して処理する場合には、帯
状Fe−Ni板材をペイオフリールから捲き戻し、溶接
機によりリーダーを介して先行材と溶接してから、必要
に応じてトリマーまたはエッジグラインダーにてエッジ
部の疵や割れを除去した後、表面スケールが剥離し易く
するためにガス或いは電気等の手段で加熱し冷却してか
ら、乾式または湿式ショットブラスト処理を行うと、表
面に投射される鋼球の衝突力により酸化スケールの亀裂
や剥離が助長される。次いで、ブライドルロールにて張
力を付与しつつテンションレベラーに通すことにより、
前記亀裂や剥離が一層助長されると共に、均一研削を容
易にするための形状矯正がなされる。このような処理は
本発明の前処理であり、処理する板材の形状や表面性状
により必要に応じて実施する。
【0021】必要に応じた前処理を行った板材は研削装
置に導かれ、上記した条件で表面研削を行う。研削は板
材の形状やクラウンになじむ弾性砥石ロールにて、酸化
スケールを含む表層部を研削してデスケールと疵取りを
同時に行う。板材には、これを製造する熱間圧延あるい
はその後の工程の焼鈍や、薄肉鋳片連続鋳造工程で発生
するスケールの厚みや表面疵の深さが少なくとも5〜1
0μm程度あるため、素地を含む表層部を除去する研削
量が少なくとも10μm、望ましくは20μm以上にす
る必要があり、しかも研削後の表面粗さやチャタマー
ク、並びに加工変質層の発生をコントロールしなければ
ならない。
【0022】そのため本発明においては、押えロールと
対になる弾性砥石ロールを副数段に配置し、しかも最終
段(スタンド)のロール砥粒番手を#100以上として
研削後の表面粗さRmax が50μmを超えないように
し、また、各スタンドの研削部に供給する潤滑液を少な
くとも1リットル/分/1cm幅とすることにより加工変
質層の深さを3μm以下にすると共に弾性砥石ロールの
偏心量を1.0mm以下に調整してチャタマークが30μ
m以下になるように管理する。
【0023】研削部に供給する潤滑液としては水溶性あ
るいは油性のものを使用することができるが、水溶性の
潤滑油を用いれば均一な研削を可能とすると共に冷却効
果が向上し、研削熱起因の加工変質層が軽減されるため
より好ましい。ここでの水溶性潤滑液とは、水分を5%
以上含有した含水タイプの鉱油系研削液、水分を50%
以上含有したエマルジョンタイプ(鉱油添加)およびソ
リュブルタイプ(鉱油無添加)の水溶性研削液である。
【0024】また本発明においては、研削工程後に酸洗
処理を行ってもよく、この処理により研削目が平滑にな
り、表面光沢が向上する。酸洗には、硫酸、硝弗酸或い
は硝酸溶液を用いることができ、Fe−Ni合金板材の
表面を溶削する。研削設備と酸洗設備は連続ラインが好
ましい。酸洗処理されたFe−Ni合金板材は表面洗浄
を行った後に、圧下率70%以上で冷間圧延され、製品
となる。
【0025】
【実施例】表1に本発明例、比較例および従来例を示
す。供試材はFe−Ni合金の熱延板材または薄鋳片材
の熱間仕上板材である。処理条件と共にそれぞれの処理
結果を表1に併記した。研削量は処理前後の重量を測定
し、比重から除去厚みを算出した。表面粗さは各処理後
にサンプルを採取し板幅方向に粗度計にて測定し、最大
粗さRmax を用いた。また、デスケール評価は次のよう
にした。 ○:スケール残りおよび表面疵なし。 △:スケール残りが認められないが、表面疵は残存。 ×:スケールおよび表面疵残存。 冷延焼鈍製品の表面品質は光沢ムラの程度により特Aお
よびA〜Eの6ランクにて評価し、Bランク以上を合格
とした。光沢ムラにうち規則的(光沢ムラ)はチャタマ
ークに基づくもの、線状とは表面粗さに基づくもの、不
規則的とは研削変質層に基づく光沢ムラである。
【0026】本発明例No.1〜6は冷間焼鈍製品の表
面光沢ムラがBランク以上であり、少ないスタンド数で
もベルト研削と同等の研削量を確保しており、かつ研削
速度も増加していることが分る。また研削工具の平均寿
命でも本発明例ではベルト研削より格段に優れ、さらに
平均作業能率も高く、ベルト研削の2倍以上になってい
る。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】以上のことから明らかな如く、本発明に
よれば、チャタマークの発生を防止し、研削目を改善し
て、光沢ムラがない表面性状の優れたFe−Ni合金の
板材が得られると共に、円筒形研削工具を用いることに
より、研削工程においてベルト研削に比べ極めて高効率
かつ高作業性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Fe−Ni合金板材における研削仕上面のチャ
タマークの高さと、冷延仕上面の圧延方向における規則
的な光沢ムラランクとの関係を示す図。
【図2】円筒形研削工具の偏心量を種々変化させて研削
した時のFe−Ni合金板材の研削仕上面のチャタマー
クの高さを示す図。
【図3】Fe−Ni合金板材における研削仕上面の加工
変質層の深さと、冷延仕上面における圧延方向の線状の
光沢ムラランクとの関係を示す図。
【図4】円筒形研削工具による研削部への潤滑液の供給
量を種々変化させた時に同研削工具によるFe−Ni合
金板材の研削仕上面の加工変質層の深さを示す図。
【図5】Fe−Ni合金板材における研削仕上面の幅方
向の最大表面粗さと、冷延仕上面における圧延方向およ
びその幅方向に不規則的な光沢ムラランクとの関係を示
す図。
【図6】最終研削スタンドでの砥粒番手を種々変化させ
て研削した時のFe−Ni合金板材の研削仕上面の幅方
向の最大表面粗さを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 隆広 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 高木 和幸 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe−Ni合金の熱間仕上材の表面研削
    工程において、該合金材を円筒形研削工具によって研削
    するに際し、該研削工具の軸心に対する回転中心の偏心
    量を1.0mm以下として回転させると共に、研削部に供
    給する潤滑液の供給量を幅1cm当たり1.0リットル/
    分以上とし、かつ最終研削スタンドの砥粒番手を#10
    0以上として研削することを特徴とする表面性状に優れ
    たFe−Ni合金材の製造方法。
  2. 【請求項2】 研削部に供給する潤滑液が水溶性の潤滑
    液であることを特徴とする請求項1記載の表面性状に優
    れたFe−Ni材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の円筒形研削工具にて研削
    した後、酸洗を行うことを特徴とする表面性状に優れた
    チタン板及びチタン合金板の製造方法。
  4. 【請求項4】 研削仕上面におけるチャタマークの高さ
    が30μm以下、かつ加工変質層の深さが3μm以下、
    最大表面粗さRmax が50μm以下であることを特徴と
    する表面性状に優れたFe−Ni合金材。
JP2849092A 1992-02-14 1992-02-14 表面性状に優れたFe−Ni合金材及びその製造方法 Withdrawn JPH05253816A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037174A (ja) * 2018-08-29 2020-03-12 Jfeスチール株式会社 酸化スケールの除去方法および除去装置、ならびに鋼材の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037174A (ja) * 2018-08-29 2020-03-12 Jfeスチール株式会社 酸化スケールの除去方法および除去装置、ならびに鋼材の製造方法

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Effective date: 19990518