JPH0525372A - ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤及びポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤及びポリエステル樹脂組成物Info
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- JPH0525372A JPH0525372A JP3184513A JP18451391A JPH0525372A JP H0525372 A JPH0525372 A JP H0525372A JP 3184513 A JP3184513 A JP 3184513A JP 18451391 A JP18451391 A JP 18451391A JP H0525372 A JPH0525372 A JP H0525372A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエステル樹脂の重合度を本質的に低下さ
せずにその溶融粘度を低下させるような溶融粘度低下剤
を見出し、重合度が大きく高強度なポリエステル繊維が
得られるポリエステル樹脂組成物を提供する。 【構成】ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤として、一
般式(1) 【化1】 で表される化合物を使用し、ポリエステル樹脂に添加し
てポリエステル樹脂組成物を得る。かかるポリエステル
樹脂組成物を紡糸することによりポリエステル繊維が得
られる。
せずにその溶融粘度を低下させるような溶融粘度低下剤
を見出し、重合度が大きく高強度なポリエステル繊維が
得られるポリエステル樹脂組成物を提供する。 【構成】ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤として、一
般式(1) 【化1】 で表される化合物を使用し、ポリエステル樹脂に添加し
てポリエステル樹脂組成物を得る。かかるポリエステル
樹脂組成物を紡糸することによりポリエステル繊維が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステル樹脂用の溶
融粘度低下剤、及びこれを添加してなることを特徴とす
るポリエステル樹脂組成物、及びこのポリエステル樹脂
組成物を紡糸して得られるポリエステル繊維に関するも
のである。
融粘度低下剤、及びこれを添加してなることを特徴とす
るポリエステル樹脂組成物、及びこのポリエステル樹脂
組成物を紡糸して得られるポリエステル繊維に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル樹脂は成形品または
合成繊維の製造に広く使用されているが、成形品、合成
繊維の強度を増すにはポリマーの重合度を大きくすれば
良いとされている。しかしながらポリマーの重合度を上
げると当然溶融粘度が上昇し加工性が悪くなり、生産性
が低下する。溶融粘度を低下させるには、溶融温度を高
くすることも一つの方法であるが、樹脂の分解が促進さ
れるため、ポリマー重合度を低下させ、重合度の大きな
高強度成形品、繊維を得るという目的を達し得ない。
合成繊維の製造に広く使用されているが、成形品、合成
繊維の強度を増すにはポリマーの重合度を大きくすれば
良いとされている。しかしながらポリマーの重合度を上
げると当然溶融粘度が上昇し加工性が悪くなり、生産性
が低下する。溶融粘度を低下させるには、溶融温度を高
くすることも一つの方法であるが、樹脂の分解が促進さ
れるため、ポリマー重合度を低下させ、重合度の大きな
高強度成形品、繊維を得るという目的を達し得ない。
【0003】またポリエステルは多くの優れた特性を有
するので広く用いられているが、染色性が低く、特に分
散染料以外の染料には染色困難である。この染色性を改
良するために種々の提案がなされている。その一つとし
て従来からスルホン酸塩を含有するイソフタル酸成分を
ポリエステルに共重合することによりカチオン染料で染
色可能にすることが知られている(以後このようなカチ
オン染料で染色可能であるポリエステルをカチオン可染
型ポリエステルと呼ぶ)。しかしながら、この方法では
スルホン酸塩を含有するイソフタル酸成分の増粘作用の
ため重合反応物の溶融粘度が著しく増大し、成形性低下
のために重合度を高くすることが困難で充分高い強度を
持つ繊維を得ることが困難である。
するので広く用いられているが、染色性が低く、特に分
散染料以外の染料には染色困難である。この染色性を改
良するために種々の提案がなされている。その一つとし
て従来からスルホン酸塩を含有するイソフタル酸成分を
ポリエステルに共重合することによりカチオン染料で染
色可能にすることが知られている(以後このようなカチ
オン染料で染色可能であるポリエステルをカチオン可染
型ポリエステルと呼ぶ)。しかしながら、この方法では
スルホン酸塩を含有するイソフタル酸成分の増粘作用の
ため重合反応物の溶融粘度が著しく増大し、成形性低下
のために重合度を高くすることが困難で充分高い強度を
持つ繊維を得ることが困難である。
【0004】これらの問題を解決するために、滑剤の添
加が考えられたが、例えばエチレンビスステアリン酸ア
ミド、ステアリン酸、ステアリルアルコール等を樹脂に
添加すると、溶融粘度は下がるが同時に樹脂の重合度も
低下させることがわかっている。
加が考えられたが、例えばエチレンビスステアリン酸ア
ミド、ステアリン酸、ステアリルアルコール等を樹脂に
添加すると、溶融粘度は下がるが同時に樹脂の重合度も
低下させることがわかっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題はポリエステル樹脂の重合度を本質的に低下さ
せずにその溶融粘度を低下させ得る溶融粘度低下剤を見
いだすこと、並びにこの溶融粘度低下剤を添加すること
により、溶融粘度の低い高分子量ポリエステル樹脂組成
物を得、重合度の大きな高強度ポリエステル成形品また
は繊維、或いは充分な強度を持ったカチオン可染型ポリ
エステル繊維を得ることである。
する課題はポリエステル樹脂の重合度を本質的に低下さ
せずにその溶融粘度を低下させ得る溶融粘度低下剤を見
いだすこと、並びにこの溶融粘度低下剤を添加すること
により、溶融粘度の低い高分子量ポリエステル樹脂組成
物を得、重合度の大きな高強度ポリエステル成形品また
は繊維、或いは充分な強度を持ったカチオン可染型ポリ
エステル繊維を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の化
合物が上記の課題に対し優れた効果を発揮し、これをポ
リエステル樹脂に添加した場合にその樹脂の重合度を低
下させることなく溶融粘度を大きく減少させ、溶融粘度
の低い高分子量ポリエステル樹脂組成物を得ることがで
き、更には重合度の大きな高強度ポリエステル成形品ま
たは繊維或いは充分な強度を持ったカチオン可染型ポリ
エステル繊維を得ることができることを見いだし、本発
明に到った。
合物が上記の課題に対し優れた効果を発揮し、これをポ
リエステル樹脂に添加した場合にその樹脂の重合度を低
下させることなく溶融粘度を大きく減少させ、溶融粘度
の低い高分子量ポリエステル樹脂組成物を得ることがで
き、更には重合度の大きな高強度ポリエステル成形品ま
たは繊維或いは充分な強度を持ったカチオン可染型ポリ
エステル繊維を得ることができることを見いだし、本発
明に到った。
【0007】即ち本発明は、一般式(1)
【0008】
【化3】
【0009】で表される化合物、好ましくは一般式
(1) においてB1、B2が5〜21のアルキル基である化
合物よりなるポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤、及び
ポリエステルにこの溶融粘度低下剤を添加してなること
を特徴とするポリエステル樹脂組成物、更にこのポリエ
ステル樹脂組成物を溶融紡糸して得られるポリエステル
繊維を提供するものである。
(1) においてB1、B2が5〜21のアルキル基である化
合物よりなるポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤、及び
ポリエステルにこの溶融粘度低下剤を添加してなること
を特徴とするポリエステル樹脂組成物、更にこのポリエ
ステル樹脂組成物を溶融紡糸して得られるポリエステル
繊維を提供するものである。
【0010】本発明に係る式(1) で表される化合物にお
いてB1、B2は炭化水素基であるが、その炭素数は上記範
囲内において任意に選ぶことができる。B1、B2の炭素数
が5未満では分子量が低すぎてポリエステル溶融温度で
沸騰し気泡を生じたり、発煙によって口金を汚染したり
する場合がある。また、B1、B2の炭素数が21を越えると
樹脂との相溶性が悪くなるため効果が不十分である。
B1、B2は具体的にはn−ペンチル基、n−ヘプチル基、
n−ノニル基、n−ウンデシル基、n−トリデシル基、
n−ペンタデシル基、n−ヘプタデシル基、n−ノナデ
シル基、n−ヘンエイコシル基等の直鎖アルキル基や、
1−ヘキシルノニル基、1−ブチルペンチル基、メチル
分岐ヘプタデシル基等の分岐アルキル基、シクロヘキシ
ル基等の環状アルキル基などの飽和アルキル基や8−ヘ
プタデセニル基、9−デセニル基、ベンジル基、2−フ
ェニルエチル基等を挙げることができる。
いてB1、B2は炭化水素基であるが、その炭素数は上記範
囲内において任意に選ぶことができる。B1、B2の炭素数
が5未満では分子量が低すぎてポリエステル溶融温度で
沸騰し気泡を生じたり、発煙によって口金を汚染したり
する場合がある。また、B1、B2の炭素数が21を越えると
樹脂との相溶性が悪くなるため効果が不十分である。
B1、B2は具体的にはn−ペンチル基、n−ヘプチル基、
n−ノニル基、n−ウンデシル基、n−トリデシル基、
n−ペンタデシル基、n−ヘプタデシル基、n−ノナデ
シル基、n−ヘンエイコシル基等の直鎖アルキル基や、
1−ヘキシルノニル基、1−ブチルペンチル基、メチル
分岐ヘプタデシル基等の分岐アルキル基、シクロヘキシ
ル基等の環状アルキル基などの飽和アルキル基や8−ヘ
プタデセニル基、9−デセニル基、ベンジル基、2−フ
ェニルエチル基等を挙げることができる。
【0011】本発明に係る一般式(1) で表される化合物
は公知の方法、即ち対応する芳香族化合物
は公知の方法、即ち対応する芳香族化合物
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、X 及びm は前記と同じ意味であ
る。〕と、カルボン酸、カルボン酸無水物、又はカルボ
ン酸塩化物とを用いた酸触媒下のフリーデルクラフツ反
応より容易に得ることができる。例えばビフェニル、ビ
スフェニルエーテル、ジフェニルスルフィド等にAlCl3
などのルイス酸を触媒として用い酸塩化物をフリーデル
クラフツ反応でアシル化することで得られる。
る。〕と、カルボン酸、カルボン酸無水物、又はカルボ
ン酸塩化物とを用いた酸触媒下のフリーデルクラフツ反
応より容易に得ることができる。例えばビフェニル、ビ
スフェニルエーテル、ジフェニルスルフィド等にAlCl3
などのルイス酸を触媒として用い酸塩化物をフリーデル
クラフツ反応でアシル化することで得られる。
【0014】本発明に係る一般式(1) で表される化合物
の具体例は次のようなものである。
の具体例は次のようなものである。
【0015】
【化5】
【0016】本発明に係る一般式(1) の化合物のポリエ
ステル樹脂への添加時期は、溶融紡糸以前の任意の段階
で、樹脂製造時或いは製造後適当な工程で添加しても良
いし、また紡糸時に樹脂ペレットまたは溶融した樹脂に
溶融混合しても良い。
ステル樹脂への添加時期は、溶融紡糸以前の任意の段階
で、樹脂製造時或いは製造後適当な工程で添加しても良
いし、また紡糸時に樹脂ペレットまたは溶融した樹脂に
溶融混合しても良い。
【0017】本発明に係る溶融粘度低下剤の対象となる
ポリエステル樹脂としては、テレフタル酸を主たる成分
とし、少なくとも1種のグリコール好ましくはエチレン
グリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレン
グリコールから選ばれる少なくとも1種のアルキレング
リコールを主たるグリコール成分とするポリエステルが
挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、テレフタル酸を主たる成分
とし、少なくとも1種のグリコール好ましくはエチレン
グリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレン
グリコールから選ばれる少なくとも1種のアルキレング
リコールを主たるグリコール成分とするポリエステルが
挙げられる。
【0018】また、テレフタル酸の一部を他の二官能性
カルボン酸成分で置き換えたポリエステルであっても良
く、またはグリコール成分の一部を上記グリコールもし
くは他のジオール成分で置き換えたポリエステルであっ
ても良い。上記グリコール以外のジオール化合物として
は、例えばシクロヘキサン−1,4 −ジメタノール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノー
ルSの如き芳香族、脂肪族、脂環族のジオール化合物及
びポリオキシアルキレングリコールなどを挙げる事がで
きる。
カルボン酸成分で置き換えたポリエステルであっても良
く、またはグリコール成分の一部を上記グリコールもし
くは他のジオール成分で置き換えたポリエステルであっ
ても良い。上記グリコール以外のジオール化合物として
は、例えばシクロヘキサン−1,4 −ジメタノール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノー
ルSの如き芳香族、脂肪族、脂環族のジオール化合物及
びポリオキシアルキレングリコールなどを挙げる事がで
きる。
【0019】また、ここで使用されるテレフタル酸以外
の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、
ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香
族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸を挙げること
ができる。
の二官能性カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、
ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香
族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸を挙げること
ができる。
【0020】更にエチレンテレフタレートを主たる繰り
返し単位とするポリエステルは、そのテレフタル酸の一
部が一般式(2)
返し単位とするポリエステルは、そのテレフタル酸の一
部が一般式(2)
【0021】
【化6】
【0022】で表されるスルホン酸塩で置き変わってい
ても良い。一般式(2)中、A は芳香族基または脂肪族
基であり、中でも芳香族基が好ましい。X1はエステル形
成官能基を示し、具体例として、
ても良い。一般式(2)中、A は芳香族基または脂肪族
基であり、中でも芳香族基が好ましい。X1はエステル形
成官能基を示し、具体例として、
【0023】
【化7】
【0024】(但し、R'は低級アルキル基またはフェニ
ル基、m は1以上の整数である。)等を挙げることがで
きる。X2はX1と同一もしくは異なるエステル形成官能基
または水素原子を示し、中でもエステル形成官能基が望
ましい。M はアルカリ金属、アルカリ土類金属、オニウ
ム、n は1または2を示す。
ル基、m は1以上の整数である。)等を挙げることがで
きる。X2はX1と同一もしくは異なるエステル形成官能基
または水素原子を示し、中でもエステル形成官能基が望
ましい。M はアルカリ金属、アルカリ土類金属、オニウ
ム、n は1または2を示す。
【0025】一般式(2) で表される化合物として5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、ジメチル5−ナトリウム
スルホイソフタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)
5−ナトリウムスルホイソフタレート、ビス(4−ヒド
ロキシブチル)5−ナトリウムスルホイソフタレート、
3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸テトラブチルホ
スホニウム塩、 3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸
エチルトリブチルホスホニウム塩、 3,5−ジカルボキシ
ベンゼンスルホン酸ベンジルホスホニウム塩等が挙げら
れる。上記スルホン酸塩は1種のみ単独で使用しても2
種以上併用しても良い。スルホン酸塩をポリエステルに
共重合させる割合は 0.1から10モル%が好ましい。
トリウムスルホイソフタル酸、ジメチル5−ナトリウム
スルホイソフタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)
5−ナトリウムスルホイソフタレート、ビス(4−ヒド
ロキシブチル)5−ナトリウムスルホイソフタレート、
3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸テトラブチルホ
スホニウム塩、 3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸
エチルトリブチルホスホニウム塩、 3,5−ジカルボキシ
ベンゼンスルホン酸ベンジルホスホニウム塩等が挙げら
れる。上記スルホン酸塩は1種のみ単独で使用しても2
種以上併用しても良い。スルホン酸塩をポリエステルに
共重合させる割合は 0.1から10モル%が好ましい。
【0026】本発明に係る一般式(1) で表される化合物
の目的とする性能を発揮させるためには、原料のポリエ
ステル樹脂 100部 (重量基準、以下同じ) に対して 0.5
部から10部、好ましくは1部から5部、更に好ましくは
2部から5部添加する事が必要である。添加量が 0.5部
未満ではその効果が殆ど期待できないし、10部を越える
と樹脂物性に悪影響が現れる。
の目的とする性能を発揮させるためには、原料のポリエ
ステル樹脂 100部 (重量基準、以下同じ) に対して 0.5
部から10部、好ましくは1部から5部、更に好ましくは
2部から5部添加する事が必要である。添加量が 0.5部
未満ではその効果が殆ど期待できないし、10部を越える
と樹脂物性に悪影響が現れる。
【0027】また、本発明に係る一般式(1) の化合物
は、溶融紡糸時の高温にさらされても分解して発煙した
り、着色したりすることは殆どなく、耐熱性に優れてい
る。そのためポリエステル樹脂の分子量低下を招くこと
はない。
は、溶融紡糸時の高温にさらされても分解して発煙した
り、着色したりすることは殆どなく、耐熱性に優れてい
る。そのためポリエステル樹脂の分子量低下を招くこと
はない。
【0028】本発明に係る一般式(1) の化合物を添加し
た高分子量ポリエステル樹脂組成物からは、高強度のポ
リエステル繊維を得ることができる。強度の高いポリエ
ステル繊維は、高分子量のポリエステル樹脂に一般式
(1) で表される化合物を均一に混合し、溶融状態で紡出
し、冷却後延伸、熱処理を施すことにより得られる。紡
出された糸は冷却後一旦未延伸糸として巻き取った後に
予熱延伸し、引き続き緊張化に熱処理しても良いし、紡
出糸を巻き取らずに引き取りローラーで引き取り、引き
続き加熱ローラー上で延伸、熱処理しても良い。延伸、
熱処理は通常のポリエステル繊維と変わりなく行うこと
ができる。延伸時の好ましい予熱温度は60℃から100
℃、熱処理の好ましい温度は150℃から250℃である。高
強力繊維を得るための延伸倍率は4倍以上にすることが
望ましい。
た高分子量ポリエステル樹脂組成物からは、高強度のポ
リエステル繊維を得ることができる。強度の高いポリエ
ステル繊維は、高分子量のポリエステル樹脂に一般式
(1) で表される化合物を均一に混合し、溶融状態で紡出
し、冷却後延伸、熱処理を施すことにより得られる。紡
出された糸は冷却後一旦未延伸糸として巻き取った後に
予熱延伸し、引き続き緊張化に熱処理しても良いし、紡
出糸を巻き取らずに引き取りローラーで引き取り、引き
続き加熱ローラー上で延伸、熱処理しても良い。延伸、
熱処理は通常のポリエステル繊維と変わりなく行うこと
ができる。延伸時の好ましい予熱温度は60℃から100
℃、熱処理の好ましい温度は150℃から250℃である。高
強力繊維を得るための延伸倍率は4倍以上にすることが
望ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明の溶融粘度低下剤は、熱可塑性ポ
リエステル樹脂の溶融粘度の低下に有効である。したが
って高重合度でのポリエステル樹脂の溶融成形加工及び
溶融紡糸を容易にし、高強度のポリエステル成形品又は
ポリエステル繊維を容易に得ることを可能にした。
リエステル樹脂の溶融粘度の低下に有効である。したが
って高重合度でのポリエステル樹脂の溶融成形加工及び
溶融紡糸を容易にし、高強度のポリエステル成形品又は
ポリエステル繊維を容易に得ることを可能にした。
【0030】
【実施例】以下実施例をもって本発明を具体的に説明す
るが本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
るが本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0031】実施例1
ポリエチレンテレフタレート樹脂 100重量部に表1に示
す化合物を5重量部の割合で添加後押し出し機にて溶融
混合し、得られたストランドを水冷後カッテングし試料
とした。この樹脂組成物の溶融粘度をフローテスターを
用い 280℃、荷重10kgf 、ダイ直径 1.0mm、長さ10mm、
プランジャー面積1.0cm2の条件で測定した。フローテス
ター測定後の試料をフェノール/テトラクロロエタン
(60/40、重量比) 混合溶液に溶解し、25℃における極
限粘度〔η〕を測定した。〔η〕が添加剤無添加と同じ
ものは本質的に樹脂重合度の低下がないといえる。結果
を表1に示す。
す化合物を5重量部の割合で添加後押し出し機にて溶融
混合し、得られたストランドを水冷後カッテングし試料
とした。この樹脂組成物の溶融粘度をフローテスターを
用い 280℃、荷重10kgf 、ダイ直径 1.0mm、長さ10mm、
プランジャー面積1.0cm2の条件で測定した。フローテス
ター測定後の試料をフェノール/テトラクロロエタン
(60/40、重量比) 混合溶液に溶解し、25℃における極
限粘度〔η〕を測定した。〔η〕が添加剤無添加と同じ
ものは本質的に樹脂重合度の低下がないといえる。結果
を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】〔結果〕本発明の化合物は本質的に極限粘
度の低下なくポリエステル樹脂の溶融粘度を低下させる
ことを可能にし、ポリエステル樹脂の紡出圧の低下、紡
出速度の向上に有効である。
度の低下なくポリエステル樹脂の溶融粘度を低下させる
ことを可能にし、ポリエステル樹脂の紡出圧の低下、紡
出速度の向上に有効である。
【0034】実施例2
本発明化合物、及びこれらとはB1, B2のアルキル基
の長さの異なる化合物A,Bを溶融粘度添加剤としてポ
リエチレンテレフタレート樹脂に添加して実施例1と同
様な実験を行った。結果を表2に示す。
の長さの異なる化合物A,Bを溶融粘度添加剤としてポ
リエチレンテレフタレート樹脂に添加して実施例1と同
様な実験を行った。結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2中、溶融粘度、極限粘度の単位は表1
と同じ。
と同じ。
【0037】実施例3
ポリエステル樹脂 100重量部に溶融粘度低下剤として本
発明化合物を添加後、押し出し機にて溶融混合し、得
られたストランドを水冷後カッティングし、チップ化し
た。このチップをエクストルーダー型溶融紡糸機に投入
し紡出部の温度を 300℃として直径 0.5mmの紡出ノズル
から2.5mの位置で1000m /分で巻き取った。巻き取られ
た未延伸糸を油浴中で80℃で延伸倍率を変えて延伸し、
170℃で定長条件下30分熱処理した。添加量、ポリエス
テル樹脂、チップ、未延伸糸の極限粘度、ノズル部圧
力、最大延伸倍率、延伸糸の強度を表3に示す。
発明化合物を添加後、押し出し機にて溶融混合し、得
られたストランドを水冷後カッティングし、チップ化し
た。このチップをエクストルーダー型溶融紡糸機に投入
し紡出部の温度を 300℃として直径 0.5mmの紡出ノズル
から2.5mの位置で1000m /分で巻き取った。巻き取られ
た未延伸糸を油浴中で80℃で延伸倍率を変えて延伸し、
170℃で定長条件下30分熱処理した。添加量、ポリエス
テル樹脂、チップ、未延伸糸の極限粘度、ノズル部圧
力、最大延伸倍率、延伸糸の強度を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】添加量は 100重量部の樹脂に添加した溶融
粘度低下剤の重量部数、極限粘度の単位はdl/g、ノズ
ル部圧力の単位は kgf/cm2 延伸糸の強度の単位はg/
dである。表中の−は曳糸性が悪いために糸切れが起こ
り糸が採取できなかったものである。
粘度低下剤の重量部数、極限粘度の単位はdl/g、ノズ
ル部圧力の単位は kgf/cm2 延伸糸の強度の単位はg/
dである。表中の−は曳糸性が悪いために糸切れが起こ
り糸が採取できなかったものである。
【0040】実施例4
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5モル%を含む極
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂に表4に示す化合物を添加後、押し出し機に
て溶融混合し、得られたストランドを水冷後カッティン
グし試料とした。この樹脂組成物の溶融粘度をフローテ
スターを用い 260℃、荷重10kgf 、ダイ直径1.0mm 、長
さ10mm、プランジャー面積1.0cm2の条件で測定した。フ
ローテスター測定後の試料をフェノール/テトラクロロ
エタン(60/40、重量比) 溶液に溶解し、25℃における
極限粘度〔η〕を測定した。〔η〕が添加剤無添加と同
じ物は、本質的に樹脂重合度の低下がないといえる。結
果を表4に示す。
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂に表4に示す化合物を添加後、押し出し機に
て溶融混合し、得られたストランドを水冷後カッティン
グし試料とした。この樹脂組成物の溶融粘度をフローテ
スターを用い 260℃、荷重10kgf 、ダイ直径1.0mm 、長
さ10mm、プランジャー面積1.0cm2の条件で測定した。フ
ローテスター測定後の試料をフェノール/テトラクロロ
エタン(60/40、重量比) 溶液に溶解し、25℃における
極限粘度〔η〕を測定した。〔η〕が添加剤無添加と同
じ物は、本質的に樹脂重合度の低下がないといえる。結
果を表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】実施例5
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5モル%を含む極
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂 100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本
発明化合物を5重量部添加し混合した。エクストルー
ダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡糸温度 280
℃で直径0.5mm の紡糸ノズルから3g/分の割合で吐出
した。紡出糸をノズルの直下2.5mの位置で 1000m/分で
巻き取った。巻き取られた未延伸糸を最終的に得られる
延伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で、30℃の供給ロー
ラーと 180℃のプレートヒーターを使って延伸、熱処理
して延伸糸を得た。その結果紡出糸のノズル部圧力は12
2kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は0.58、延伸糸の強度
は5.1g/dであった。
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂 100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本
発明化合物を5重量部添加し混合した。エクストルー
ダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡糸温度 280
℃で直径0.5mm の紡糸ノズルから3g/分の割合で吐出
した。紡出糸をノズルの直下2.5mの位置で 1000m/分で
巻き取った。巻き取られた未延伸糸を最終的に得られる
延伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で、30℃の供給ロー
ラーと 180℃のプレートヒーターを使って延伸、熱処理
して延伸糸を得た。その結果紡出糸のノズル部圧力は12
2kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は0.58、延伸糸の強度
は5.1g/dであった。
【0043】比較例1
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5モル%を含む極
限粘度0.55のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂本発明化合物を添加せずに実施例5と同様な
実験を行った。その結果ノズル部の圧力は127kgf/c
m2 、未延伸糸の極限粘度は0.51、延伸糸の強度は 4.0
g/dであった。
限粘度0.55のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂本発明化合物を添加せずに実施例5と同様な
実験を行った。その結果ノズル部の圧力は127kgf/c
m2 、未延伸糸の極限粘度は0.51、延伸糸の強度は 4.0
g/dであった。
【0044】比較例2
実施例5と同様な実験を〔η〕=0.68のカチオン染料可
染型ポリエチレンテレフタレートに溶融粘度低下剤を加
えずに行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力は17
2kgf/cm2 に達し、曳糸性悪化のため糸切れがみられ
た。
染型ポリエチレンテレフタレートに溶融粘度低下剤を加
えずに行った。その結果、紡出時のノズル部の圧力は17
2kgf/cm2 に達し、曳糸性悪化のため糸切れがみられ
た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】実施例5
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5モル%を含む極
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂 100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本
発明化合物を5重量部添加し混合した。エクストルー
ダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡糸温度 280
℃で直径0.5mm の紡糸ノズルから3g/分の割合で吐出
した。紡出糸をノズルの直下2.5mの位置で 1000m/分で
巻き取った。巻き取られた未延伸糸を最終的に得られる
延伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で、80℃の供給ロー
ラーと 180℃のプレートヒーターを使って延伸、熱処理
して延伸糸を得た。その結果紡出糸のノズル部圧力は12
2kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は0.58、延伸糸の強度
は 5.1g/dであった。
限粘度0.68のカチオン染料可染型ポリエチレンテレフタ
レート樹脂 100重量部に対し、溶融粘度低下剤として本
発明化合物を5重量部添加し混合した。エクストルー
ダー型溶融紡糸機にブレンド物を投入し、紡糸温度 280
℃で直径0.5mm の紡糸ノズルから3g/分の割合で吐出
した。紡出糸をノズルの直下2.5mの位置で 1000m/分で
巻き取った。巻き取られた未延伸糸を最終的に得られる
延伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で、80℃の供給ロー
ラーと 180℃のプレートヒーターを使って延伸、熱処理
して延伸糸を得た。その結果紡出糸のノズル部圧力は12
2kgf/cm2 、未延伸糸の極限粘度は0.58、延伸糸の強度
は 5.1g/dであった。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 で表される化合物よりなるポリエステル樹脂用溶融粘度
低下剤。 - 【請求項2】 一般式(1) 中のB1、B2が炭素数5〜21の
アルキル基である請求項1記載のポリエステル樹脂用溶
融粘度低下剤。 - 【請求項3】 原料ポリエステル樹脂に請求項1または
2記載の溶融粘度低下剤を添加してなることを特徴とす
るポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項4】 原料ポリエステル樹脂がエチレンテレフ
タレートを主たる繰り返し単位とするポリエステル、ま
たはそのテレフタル酸の一部が一般式(2) 【化2】 (式中、A は芳香族基または脂肪族基、X1はエステル形
成官能基、X2はX1と同一または異なるエステル形成官能
基または水素原子、M はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、オニウム、n は1または2を示す)で表されるスル
ホン酸塩で置き換わっているポリエステルである請求項
3記載のポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項5】 一般式(1) で表される化合物の添加量
が、ポリエステル樹脂100 重量部に対し 0.5〜10重量部
である請求項3又は4記載のポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項3〜5の何れか1項記載のポリエ
ステル樹脂組成物を溶融紡糸して得られるポリエステル
繊維。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184513A JPH0525372A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤及びポリエステル樹脂組成物 |
TW081105755A TW200508B (ja) | 1991-07-24 | 1992-07-21 | |
US07/917,378 US5340521A (en) | 1991-07-24 | 1992-07-23 | Melt viscosity depressant for polyester resin and polyester resin composition comprising the same |
KR1019920013118A KR930002435A (ko) | 1991-07-24 | 1992-07-23 | 폴리에스테르 수지용 용융 점도 억제제 및 이를 포함하는 폴리에스테르 수지 조성물 |
EP92112733A EP0525683A1 (en) | 1991-07-24 | 1992-07-24 | Melt viscosity depressant for polyester resin and polyester resin composition comprising the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184513A JPH0525372A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤及びポリエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525372A true JPH0525372A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16154514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3184513A Pending JPH0525372A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂用溶融粘度低下剤及びポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525372A (ja) |
KR (1) | KR930002435A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017078162A (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 花王株式会社 | ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物 |
JP2018021129A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 花王株式会社 | ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP3184513A patent/JPH0525372A/ja active Pending
-
1992
- 1992-07-23 KR KR1019920013118A patent/KR930002435A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017078162A (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 花王株式会社 | ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物 |
JP2018021129A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 花王株式会社 | ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930002435A (ko) | 1993-02-23 |
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