JPH0525371A - ポリエステル樹脂着色用組成物 - Google Patents
ポリエステル樹脂着色用組成物Info
- Publication number
- JPH0525371A JPH0525371A JP20608691A JP20608691A JPH0525371A JP H0525371 A JPH0525371 A JP H0525371A JP 20608691 A JP20608691 A JP 20608691A JP 20608691 A JP20608691 A JP 20608691A JP H0525371 A JPH0525371 A JP H0525371A
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- JP
- Japan
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- polyester resin
- parts
- colorant
- bottle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエステル樹脂成形用着色において分散
性、透明性、延伸性が優れ、３２０ｎｍ以下の紫外部を
遮蔽する高濃度褐色着色物を提供する。 【構成】 平均粒径０．０３〜０．０９μｍの透明球状
酸化第二鉄を着色剤キャリアに分散せしめてなることを
特徴とするポリエステル樹脂着色用組成物。
性、透明性、延伸性が優れ、３２０ｎｍ以下の紫外部を
遮蔽する高濃度褐色着色物を提供する。 【構成】 平均粒径０．０３〜０．０９μｍの透明球状
酸化第二鉄を着色剤キャリアに分散せしめてなることを
特徴とするポリエステル樹脂着色用組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は成形ポリエステル用着色
剤に関する。さらに詳しくは、ポリエステル樹脂成形用
の高濃度固形着色剤、粉状着色剤および液状着色剤に関
する。
剤に関する。さらに詳しくは、ポリエステル樹脂成形用
の高濃度固形着色剤、粉状着色剤および液状着色剤に関
する。
【０００２】
【従来技術】ポリエチレンテレフタレートに代表される
芳香族ポリエステルは耐熱性、耐候性に優れコスト的も
安価あため、フィルム、ボトル等の各種成形品に使用さ
れている。特に、ポリエステル樹脂の透明性、ガスバリ
ア性、軽量性等の有利な特性を生かしてガラス瓶に変わ
って食品包装用、化粧品包装用容器等への用途が増加し
ている。ガラス瓶は、ビール用、酒類用等のボトルは褐
色系の色相を有するが、製品への溶出性、耐熱性を考慮
して一般に透明ベンガラと称されている平均粒径０．１
μｍ以下の二三酸化鉄が使用されている。このような平
均粒子径の小さい透明酸化鉄を配合したポリエステル樹
脂成形品は特開昭６３−２６１３９号公報に記載されて
いる。しかし、従来の透明酸化鉄は針状結晶であるの
で、粒径が細かいと添加量によっては凝集性が大きく、
又、高濃度に分散するには金属石鹸等の分散剤とともに
ボールミル等の分散機で２４時間以上の分散が必要で、
高価な分散費用が必要となる。又、分散剤の配合量を多
くすると、ポリエステル樹脂の核剤となるので、ポリエ
ステル樹脂の結晶化温度を低下させ、ボトルが偏肉する
ことがあった。このため、用途により使用する分散剤を
製品毎に変更する等問題点を有していた。
芳香族ポリエステルは耐熱性、耐候性に優れコスト的も
安価あため、フィルム、ボトル等の各種成形品に使用さ
れている。特に、ポリエステル樹脂の透明性、ガスバリ
ア性、軽量性等の有利な特性を生かしてガラス瓶に変わ
って食品包装用、化粧品包装用容器等への用途が増加し
ている。ガラス瓶は、ビール用、酒類用等のボトルは褐
色系の色相を有するが、製品への溶出性、耐熱性を考慮
して一般に透明ベンガラと称されている平均粒径０．１
μｍ以下の二三酸化鉄が使用されている。このような平
均粒子径の小さい透明酸化鉄を配合したポリエステル樹
脂成形品は特開昭６３−２６１３９号公報に記載されて
いる。しかし、従来の透明酸化鉄は針状結晶であるの
で、粒径が細かいと添加量によっては凝集性が大きく、
又、高濃度に分散するには金属石鹸等の分散剤とともに
ボールミル等の分散機で２４時間以上の分散が必要で、
高価な分散費用が必要となる。又、分散剤の配合量を多
くすると、ポリエステル樹脂の核剤となるので、ポリエ
ステル樹脂の結晶化温度を低下させ、ボトルが偏肉する
ことがあった。このため、用途により使用する分散剤を
製品毎に変更する等問題点を有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の粒子
径より大きい０．０３〜０．０９μｍの平均粒子径であ
っても針状結晶の透明酸化鉄と同等以上の透明性（ヘイ
ズ）を有するポリエチレンテレフタレート用着色物を提
供する。
径より大きい０．０３〜０．０９μｍの平均粒子径であ
っても針状結晶の透明酸化鉄と同等以上の透明性（ヘイ
ズ）を有するポリエチレンテレフタレート用着色物を提
供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、平
均粒径０．０３〜０．０９μｍの透明球状酸化第二鉄を
着色剤キャリアに分散せしめてなることを特徴とするポ
リエステル樹脂着色用組成物に関する。
均粒径０．０３〜０．０９μｍの透明球状酸化第二鉄を
着色剤キャリアに分散せしめてなることを特徴とするポ
リエステル樹脂着色用組成物に関する。
【０００５】本発明の透明球状酸化第二鉄は特開平２−
２７１９２５号公報に開示されている方法により得るこ
とができる。本発明の透明球状酸化第二鉄の形状は、粒
子の長短径比が０．７以上であり、平均粒径は０．０３
〜０．０９μｍである。本発明の着色剤キャリアとして
使用できる顔料分散剤は、金属石鹸、エチレンビスステ
アリン酸アミド、共重合ポリエステル樹脂、平均粒径は
０．０１〜０．３ｍｍの粉末状芳香族ポリエステル樹
脂、ポリエチレン・ポリプロピレン系ワックス類、液状
ポリエステル樹脂、非イオン界面活性剤、エポキシ化大
豆油等が使用出来る。金属石鹸は、ステアリン酸マグネ
シウム、カルシウムが好ましい。
２７１９２５号公報に開示されている方法により得るこ
とができる。本発明の透明球状酸化第二鉄の形状は、粒
子の長短径比が０．７以上であり、平均粒径は０．０３
〜０．０９μｍである。本発明の着色剤キャリアとして
使用できる顔料分散剤は、金属石鹸、エチレンビスステ
アリン酸アミド、共重合ポリエステル樹脂、平均粒径は
０．０１〜０．３ｍｍの粉末状芳香族ポリエステル樹
脂、ポリエチレン・ポリプロピレン系ワックス類、液状
ポリエステル樹脂、非イオン界面活性剤、エポキシ化大
豆油等が使用出来る。金属石鹸は、ステアリン酸マグネ
シウム、カルシウムが好ましい。
【０００６】本発明の着色剤組成物には顔料又は染料を
併用できる。このような顔料又は染料としては、例えば
アンスラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、キナクリ
ドン系、フタロシアニン系等の有機顔料、酸化チタン、
群青、カーボンブラック、チタン黄等の有色無機顔料、
硫酸バリウム、カオリン、タルク等の体質顔料、アンス
ラキノン系、ペリレン系、ペリノン系等の油溶性染料、
分散染料が使用できる。
併用できる。このような顔料又は染料としては、例えば
アンスラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、キナクリ
ドン系、フタロシアニン系等の有機顔料、酸化チタン、
群青、カーボンブラック、チタン黄等の有色無機顔料、
硫酸バリウム、カオリン、タルク等の体質顔料、アンス
ラキノン系、ペリレン系、ペリノン系等の油溶性染料、
分散染料が使用できる。
【０００７】本発明の着色剤には、通常ポリエステル成
形物に使用される酸化防止剤、紫外線防止剤、減粘剤お
よび安定剤等の添加剤を配合することができる。酸化防
止剤としてはヒンダードフェノン系、ホスファイト系が
使用できる。紫外線防止剤としてはベンゾトリアゾール
系、ヒンダードアミン系等が使用できる。
形物に使用される酸化防止剤、紫外線防止剤、減粘剤お
よび安定剤等の添加剤を配合することができる。酸化防
止剤としてはヒンダードフェノン系、ホスファイト系が
使用できる。紫外線防止剤としてはベンゾトリアゾール
系、ヒンダードアミン系等が使用できる。
【０００８】本発明のポリエステル樹脂着色用組成物の
形状は、一般にマスターバッチと称されるペレット状で
あってもよいし、又、粉体状、顆粒状もしくは液状であ
ってもよい。本発明を着色組成物のマスターバッチを得
るには、芳香族ポリエステル樹脂１００重量部に対し、
透明球状二酸化鉄２〜３０重量部、分散剤１．５〜２０
重量部および添加剤０〜２重量部を配合し、単軸押出機
または二軸押出機にて着色剤のストランドを押出し、こ
れを切断して得られる。
形状は、一般にマスターバッチと称されるペレット状で
あってもよいし、又、粉体状、顆粒状もしくは液状であ
ってもよい。本発明を着色組成物のマスターバッチを得
るには、芳香族ポリエステル樹脂１００重量部に対し、
透明球状二酸化鉄２〜３０重量部、分散剤１．５〜２０
重量部および添加剤０〜２重量部を配合し、単軸押出機
または二軸押出機にて着色剤のストランドを押出し、こ
れを切断して得られる。
【０００９】粉状および顆粒状着色剤を得るには、透明
球状二酸化鉄１００重量部に対し、分散剤１０〜４００
重量部と添加剤０〜１００重量部とを配合し、ヘンシェ
ルミキサー、加圧ニーダーまたは３ロールミルにて混
合、分散、粉砕して得られる。
球状二酸化鉄１００重量部に対し、分散剤１０〜４００
重量部と添加剤０〜１００重量部とを配合し、ヘンシェ
ルミキサー、加圧ニーダーまたは３ロールミルにて混
合、分散、粉砕して得られる。
【００１０】液状着色剤を得るには、透明球状二酸化鉄
１００重量部に対し、分散ビヒクル１００〜９００重量
部と添加剤０〜２００重量部とを配合し、ホモミキサ
ー、ディスパーミル等の混合機を使用した後、３ロール
ミル、サンドミル等の一般の混練機を使用して得られ
る。本発明の着色用組成物は、極限粘度０．４〜２．０
の成形用芳香族ポリエステル樹脂に使用することができ
る。着色用着色剤の添加量は透明球状二酸化鉄換算重量
パーセントで０．０１〜１０重量％、好ましくは、０．
０５〜３重量％である。以下、実施例により説明する。
尚例中の部および％はすべて重量基準である。
１００重量部に対し、分散ビヒクル１００〜９００重量
部と添加剤０〜２００重量部とを配合し、ホモミキサ
ー、ディスパーミル等の混合機を使用した後、３ロール
ミル、サンドミル等の一般の混練機を使用して得られ
る。本発明の着色用組成物は、極限粘度０．４〜２．０
の成形用芳香族ポリエステル樹脂に使用することができ
る。着色用着色剤の添加量は透明球状二酸化鉄換算重量
パーセントで０．０１〜１０重量％、好ましくは、０．
０５〜３重量％である。以下、実施例により説明する。
尚例中の部および％はすべて重量基準である。
【００１１】
【実施例１】平均粒径０．０６μｍの球形透明酸化第二
鉄ナノタイト（昭和電工株式会社製商品名）５０部とア
ルフローＨ５０Ｔ（日本油脂株式会社製エチレンビスス
テアリン酸アミド）５０部を加圧ニーダーにて混合後、
表面温度１１５℃の３ロールにて２パス、粉砕してマス
ターバッチ用中間物を作製する。ユニペットＲＴ−５４
３ペレット（日本ユニペット製ポリエステル樹脂、極限
粘度０．７２）４５．０部、ユニペットＲＴ−５４３パ
ウダー（ポリエステル樹脂粉砕品、平均粒径０．０５ｍ
ｍ）１５部と上記中間物４０部を１６０℃６時間乾燥
後、ヘンシェル型ミキサーにて混合し、６５ｍｍ単軸押
出機にて押出、冷却、ペレット化して着色剤を得た。上
記着色剤を１４０℃で３時間結晶化し、１６５℃で４時
間乾燥したもの０．５部とユニペットＲＴ−５４３ペレ
ット（絶乾品）９９．５部をタンブリングし、日精ＳＴ
ＲＥＹＣＨ−ＢＬＵＷを使用して２８０℃にて二延伸ボ
トルを作製した。得られたボトルは、偏肉性、分散性、
光沢良好で厚さも均一なボトルであった。瓶の中央部を
４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定
した結果を表１に示した。なお、測色機は日本電色工業
社製ＮＨＤ−１００１ＤＰを使用し、光源はＣ光源を使
用した。ＵＶカット率は島津製作所製ＵＶ−２６５ＦＷ
を使用して測定した。
鉄ナノタイト（昭和電工株式会社製商品名）５０部とア
ルフローＨ５０Ｔ（日本油脂株式会社製エチレンビスス
テアリン酸アミド）５０部を加圧ニーダーにて混合後、
表面温度１１５℃の３ロールにて２パス、粉砕してマス
ターバッチ用中間物を作製する。ユニペットＲＴ−５４
３ペレット（日本ユニペット製ポリエステル樹脂、極限
粘度０．７２）４５．０部、ユニペットＲＴ−５４３パ
ウダー（ポリエステル樹脂粉砕品、平均粒径０．０５ｍ
ｍ）１５部と上記中間物４０部を１６０℃６時間乾燥
後、ヘンシェル型ミキサーにて混合し、６５ｍｍ単軸押
出機にて押出、冷却、ペレット化して着色剤を得た。上
記着色剤を１４０℃で３時間結晶化し、１６５℃で４時
間乾燥したもの０．５部とユニペットＲＴ−５４３ペレ
ット（絶乾品）９９．５部をタンブリングし、日精ＳＴ
ＲＥＹＣＨ−ＢＬＵＷを使用して２８０℃にて二延伸ボ
トルを作製した。得られたボトルは、偏肉性、分散性、
光沢良好で厚さも均一なボトルであった。瓶の中央部を
４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定
した結果を表１に示した。なお、測色機は日本電色工業
社製ＮＨＤ−１００１ＤＰを使用し、光源はＣ光源を使
用した。ＵＶカット率は島津製作所製ＵＶ−２６５ＦＷ
を使用して測定した。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【実施例２】実施例１で使用したナノタイト５０部とス
テアリン酸マグネシウム（タンナン化学社製）５０部を
タンブリングし、粉末状着色剤を得た。この粉末状着色
剤を１２０℃で３時間乾燥したもの０．２部と実施例１
で使用したポリエステル樹脂９９．５部を混合後、実施
例１と同操作で二延伸ボトルを作製した。得られたボト
ルは、偏肉性、分散性、透過性良好で厚さも均一なボト
ルであった。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘ
イズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示した。
テアリン酸マグネシウム（タンナン化学社製）５０部を
タンブリングし、粉末状着色剤を得た。この粉末状着色
剤を１２０℃で３時間乾燥したもの０．２部と実施例１
で使用したポリエステル樹脂９９．５部を混合後、実施
例１と同操作で二延伸ボトルを作製した。得られたボト
ルは、偏肉性、分散性、透過性良好で厚さも均一なボト
ルであった。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘ
イズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示した。
【００１４】
【実施例３】実施例１で使用したナノタイト２０部、ア
デカサイザーＯ−１３０Ｐ（旭電化株式会社製液状ポリ
エステル樹脂）７５部およびレシチン５部をバタフライ
ミキサーにて混合後、３ロールミルにて常温分散２パ
ス、８０℃で加熱分散１パスにより液状着色剤を得た。
得られた着色剤は、粘度は１２５ポイズ（２５℃）、水
分８５０ｐｐｍであった。この液状着色剤０．５部と実
施例１で使用したポリエステル樹脂９９．５部を混合
後、実施例１と同操作で二延伸ボトルを作製した。得ら
れたボトルは、偏肉性、分散性、光沢良好で厚さも均一
なボトルであった。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、厚
み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示し
た。
デカサイザーＯ−１３０Ｐ（旭電化株式会社製液状ポリ
エステル樹脂）７５部およびレシチン５部をバタフライ
ミキサーにて混合後、３ロールミルにて常温分散２パ
ス、８０℃で加熱分散１パスにより液状着色剤を得た。
得られた着色剤は、粘度は１２５ポイズ（２５℃）、水
分８５０ｐｐｍであった。この液状着色剤０．５部と実
施例１で使用したポリエステル樹脂９９．５部を混合
後、実施例１と同操作で二延伸ボトルを作製した。得ら
れたボトルは、偏肉性、分散性、光沢良好で厚さも均一
なボトルであった。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、厚
み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示し
た。
【００１５】
【比較例１】実施例１で使用した球形透明酸化第二鉄に
代えてシコトランスレッドＫ２８１９（ＢＡＳＦ製透明
ベンガラ商品名、平均粒径０．０１４μｍ）を使用した
他は実施例と同様にして二延伸ボトルを作製した。得ら
れたボトルは、偏肉はあまり大きく無かったが、分散性
が著しく劣り目視で１００μｍ以上の粗粒子が散見さ
れ、透明性も劣った。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、
厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示
した。
代えてシコトランスレッドＫ２８１９（ＢＡＳＦ製透明
ベンガラ商品名、平均粒径０．０１４μｍ）を使用した
他は実施例と同様にして二延伸ボトルを作製した。得ら
れたボトルは、偏肉はあまり大きく無かったが、分散性
が著しく劣り目視で１００μｍ以上の粗粒子が散見さ
れ、透明性も劣った。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取り、
厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１に示
した。
【００１６】
【比較例２】シコトランスレッドＫ２８１９ＮＫ（ＢＡ
ＳＦ製透明ベンガラ、ステアリン酸マグネシウム５０％
分散処理品）を１２０℃で３時間乾燥後したもの０．１
部と実施例１で使用したポリエステル樹脂９９．５部を
タンブリング後、実施例１と同様にして二延伸ボトルを
作製した。得られたボトルは偏肉性、分散性は良好であ
ったが、透過性にてやや劣るボトルであった。瓶の中央
部を４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を
測定した結果を表１に示した。
ＳＦ製透明ベンガラ、ステアリン酸マグネシウム５０％
分散処理品）を１２０℃で３時間乾燥後したもの０．１
部と実施例１で使用したポリエステル樹脂９９．５部を
タンブリング後、実施例１と同様にして二延伸ボトルを
作製した。得られたボトルは偏肉性、分散性は良好であ
ったが、透過性にてやや劣るボトルであった。瓶の中央
部を４×５ｃｍ切取り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を
測定した結果を表１に示した。
【００１７】
【比較例３】実施例３で使用した球形透明酸化第二鉄に
かえて比較例１の透明ベンガラを使用した他は実施例３
と同様にして液状着色剤を得た。得られた着色剤は、粘
度は３５０ポイズ（２５℃）、水分２５６０ｐｐｍであ
った。この液状着色剤を用いて実施例３と同様にして二
延伸ボトルを作製した。得られたボトルは、偏肉性、分
散性、共劣り、マスターバッチ法程著しくはないが、茶
色の粗粒子が散見された。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取
り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１
に示した。
かえて比較例１の透明ベンガラを使用した他は実施例３
と同様にして液状着色剤を得た。得られた着色剤は、粘
度は３５０ポイズ（２５℃）、水分２５６０ｐｐｍであ
った。この液状着色剤を用いて実施例３と同様にして二
延伸ボトルを作製した。得られたボトルは、偏肉性、分
散性、共劣り、マスターバッチ法程著しくはないが、茶
色の粗粒子が散見された。瓶の中央部を４×５ｃｍ切取
り、厚み、ヘイズ、紫外線透過率を測定した結果を表１
に示した。
【００１８】
【発明の効果】本発明により従来使用されてきた透明ベ
ンガラの粒子径より大きい０．０３〜０．０９μｍの平
均粒子径であっても針状結晶の透明酸化鉄と同等以上の
透明性（ヘイズ）を有するポリエチレンテレフタレート
用着色物が得られるようになった。
ンガラの粒子径より大きい０．０３〜０．０９μｍの平
均粒子径であっても針状結晶の透明酸化鉄と同等以上の
透明性（ヘイズ）を有するポリエチレンテレフタレート
用着色物が得られるようになった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 平均粒径０．０３〜０．０９μｍの透明
球状酸化第二鉄を着色剤キャリアに分散せしめてなるこ
とを特徴とするポリエステル樹脂着色用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20608691A JPH0525371A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂着色用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20608691A JPH0525371A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂着色用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525371A true JPH0525371A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16517588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20608691A Pending JPH0525371A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル樹脂着色用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525371A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5919848A (en) * | 1997-10-03 | 1999-07-06 | Eastman Chemical Company | Magnetic polyester compositions |
| US6660793B1 (en) | 2000-06-15 | 2003-12-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aqueous coating compositions having improved transparency |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP20608691A patent/JPH0525371A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5919848A (en) * | 1997-10-03 | 1999-07-06 | Eastman Chemical Company | Magnetic polyester compositions |
| US6660793B1 (en) | 2000-06-15 | 2003-12-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aqueous coating compositions having improved transparency |
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