JPH05253500A - 穀類処理装置 - Google Patents

穀類処理装置

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JPH05253500A
JPH05253500A JP4053786A JP5378692A JPH05253500A JP H05253500 A JPH05253500 A JP H05253500A JP 4053786 A JP4053786 A JP 4053786A JP 5378692 A JP5378692 A JP 5378692A JP H05253500 A JPH05253500 A JP H05253500A
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washing
cooking
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祐治 金藤
Naoki Tokunaga
直樹 徳永
Motoyuki Kikuchi
基之 菊池
Kihachiro Hase
喜八郎 長谷
Takashi Monju
隆 文字
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Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ご飯の食味の安定化を図り、また炊飯作業の能
率の向上を図る。 【構成】複数の炊飯装置5,6を横方向に並設し、該炊
飯装置5,6の上方に洗米装置4を横方向に移動可能で
且つこれらの炊飯装置上に位置するべく設け、該炊飯装
置5,6の炊き上りを略々等間隔にし得ると共に略々同
時間に炊き上がる制御手段及び選択手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、米のような穀類を洗
浄して処理する穀類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−110314号公報で開示さ
れているように、洗米手段1個に対して炊飯手段を1個
設けている構成としている。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】しかしながら、前
記手段では作業能率が低い。そこで、作業能率を高める
ために洗米手段と炊飯手段で1組に構成した洗米炊飯装
置を複数台使用すればよいが、これではコストが高くな
って余り実用的でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、穀類の処理
能力を高めると共に作業性のよい穀類処理装置を提供す
るものであって、つぎの技術的手段を講じた。すなわ
ち、洗浄手段が1個に対して処理手段を複数個設け、該
洗浄手段で洗浄された穀類を各処理手段で処理する構成
とし、該各処理手段が処理を終える間隔をほぼ等しく構
成した制御手段を備え、また各処理手段による処理がほ
ぼ同時間に処理を終え又は所定時間置きに処理を終える
選択手段を設けてなる穀類処理装置とした。
【0005】
【作用】洗浄手段は適宜手段で供給された穀類を洗浄し
てある処理手段に供給する。そして、この穀類は処理手
段で所定の処理を受ける。また、処理手段に供給作業を
終えた洗浄手段は、つづいて供給された穀類を洗浄して
つぎの処理手段に供給する。以下、同様の作業を行なう
が、処理手段での処理は制御手段によってほぼ同じ間隔
で終える。
【0006】また、選択手段によって、処理手段による
処理がほぼ同時間に処理を終え又は所定時間置きに処理
を終える。
【0007】
【効果】処理手段が処理する時期をほぼ等間隔に設けて
いるので、作業者は処理手段の処理終了時間を予測し易
く又他の作業を平行して行なうことが出来作業の効率化
を図れる。また、処理手段による処理時期を選択手で選
択し得るので、穀類の処理能力の向上を図れる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、穀類(以
下米とする)を処理する洗米炊飯装置1はフレ−ム2と
上下方向に配設して一体に設け且つこのフレ−ム2に左
右方向に移動可能に設けた貯米庫3及び洗米装置4と、
フレ−ム2の下部に並設し前後方向に位置変更可能に設
けた炊飯装置5,6等を備えている。
【0009】そして、該フレ−ム2は前後方向に長い脚
7を左右方向に所定間隔置いて設けると共にこの両脚の
左右方向の中間部に設けている。そして、該脚7の前端
部を左右方向に長手の角形状の前連結体8に固定し、左
右両端に位置する脚7の後端部上面に縦方向に長い支柱
9を固定している。また、該両支柱9の上端部と中間部
と下端部に両支柱9を連結する後連結体10,11,1
2を設けている。なお、後連結体10は角形のパイプに
形成している。そして、左右両端に位置する脚7を後連
結体13で連結すると共にこの後連結体13に中間部に
位置する前記両脚7の後端を固定して連結している。
【0010】洗浄手段について説明すると、洗米装置4
はモ−タ等の駆動手段や伝動手段で回転可能に設けた中
空軸の外周に取り付けている洗米羽根14を内装すると
共に上下両端を開放して下部を先細に形成した中空状の
円筒形状の洗米タンク15を備えている。そして、該洗
米タンク15の下端部に、通常の大きさの米は通さない
小孔を多数有する網16を円筒状に形成して中央部に設
けて洗米タンク15と連通する米通路17を形成したジ
ャケット18を着脱自在に取り付けている。
【0011】つづいて、排出(排米)手段について説明
すると、ジャケット18の中央下端部には、上下方向に
移動し得る上下動軸19の下端部に着脱自在に取り付け
た排米弁20を設けている。そして、該上下動軸19を
上下する上下動手段は駆動源であるモ−タM,このモ−
タMのモ−タ軸に取り付けているカム等を備えており、
モ−タMが駆動するとカムもこれに関連して回転して上
下動軸19を上下方向に移動する構成である。すなわ
ち、カムが上下動軸19を上側の所定位置まで移動した
時に米通路17を閉じ、下側の所定位置まで移動した時
に米通路17を閉じる。なお、カムが上下動軸19を上
死点に停止している時、排米上限スイッチ97は「OF
F」であるがその位置から外れた直後に「ON」にな
り、また上下動軸19が下死点に位置している時、排米
下限スイッチ98が「ON」になる。従って、排米下限
スイッチ98は下死点に位置していない時「OFF」で
ある構成としている。
【0012】また、上下動軸19は外周面に洗米羽根1
4を有する中空軸の空間部に挿通している。そして、前
記網16の外側空間部を給・排水用の水路21に形成し
ている。なお、排水時において、モ−タ監視タイマがタ
イムアップした時に排米上限スイッチ97が「OFF」
にならない時、すなわち排米弁20が所定位置まで下側
に移動して排米したあとに元の位置に復帰しない時は異
常処理する構成としている。
【0013】そして、ジャケット18は洗米タンク15
の下端部に取り付けた上蓋22と、水路21と連通する
排水口23を有し上蓋22の下面に着脱自在に取り付け
た中間体24と、中央部に米通路17と連通する孔を有
し、中間体24に着脱自在に取り付けた下蓋25等を備
えている。また、該中間体24は左右方向において排水
口23に並設し且つ水路21と連通する水加減口26を
設けている。そして、水路21の一部を形成する下蓋2
5の上面は前後方向において前部よりも後部すなわち排
出口側を低くしていると共に左右方向において左側部よ
りも右側部を低くすなわち正面視において排水口23の
底面が水加減口26の底面より下側に位置した斜面に形
成している。なお、排水口23の口径は水加減口26の
口径より大きく形成し、両口23,26を開放した場合
に単位時間当りの排水量を排水口23が水加減口26よ
りも多くしている。
【0014】つぎに、水加減手段について説明すると、
排水箱27は洗米タンク15の後側空間部に位置し且つ
ジャケット18に着脱自在に取り付けている。28は排
水口23を開閉する排水用の弁、29は水加減口26を
開閉する水加減用の弁であり、両弁28,29で排水口
23、水加減口26を開放すると両口23,26が排水
箱27と連通する。そして、該両弁28,29の駆動手
段は先端部をこの弁28,29に着脱自在に取り付けて
軸芯を前後方向に有する弁軸30,31と、弁軸30,
31の後端部に取り付けた当板32,33に当接するリ
ンク34,35と下端部をリンク34,35に枢着し上
端部をソレノイド36,37に取り付けている縦軸3
8,39等で構成している。
【0015】40と41は弁軸30,31を摺動案内す
る弁軸案内体であって排水箱27の底壁上面に取り付け
ている。そして、該弁軸案内体40,41と当板32,
33との間には弁軸30,31に挿通しているバネ4
2,43を設けており、前記ソレノイド36,37は洗
米タンク15の上端のフランジ部を取り付けている天板
44の上面に設けたソレノイド取付板45に着脱自在に
取り付けている。
【0016】また、洗米タンク15の後側に、上端部を
洗米タンク15のオ−バ−フロ−口46に連通し、下端
部を排水箱27に連通したオ−バ−フロ−管47を設け
ており、排水箱27の下面に配水管48を連通してい
る。なお、前記上蓋22と中間体24は水路21及び水
加減口26に連通する給水路49を設けており、そして
上蓋22にはこの給水路49と連通する下側給水管50
を着脱自在に取り付けている。51は排水箱27の上面
を開閉する排水箱蓋である。
【0017】つづいて、洗米装置5を取り付けている天
板44の横移動手段について説明する。前記配水箱27
の後壁外面の上下両端部に取付板52を設け、この取付
板52に縦方向に軸芯を有する軸53を左右方向に所定
間隔置いて設けている。そして、該軸53の下端部に後
連結体11の前面を摺動し得る回転体54を回転可能に
設けている。
【0018】そして、天板44の後側中央部には正逆転
可能なモ−タ55を着脱自在に取り付け、さらにこのモ
−タ55の後方にも側断面逆U状に形成した回転体支持
カバ−56を着脱自在に取り付けている。天板44の回
転体支持カバ−56で覆われた所に左右方向に所定間隔
を置いて長孔を形成し、該長孔を通って後連結体10の
上面に当接する回転体57を前記回転体支持カバ−56
に回転可能に設けている。なお、回転体57の外周面に
ゴム等の摩擦体を一体に設けており、また一方の回転体
57の軸とモ−タ55のモ−タ軸との間に伝動カラ−5
8を嵌入して止め具59で各軸に固定している。
【0019】そして、左右方向を広幅に形成した矩形状
の回転体支持板60を後連結体10を挟んで前後に配設
して天板44の下面に着脱自在に取り付けていると共に
各々の左右両端部に縦方向に軸芯を有し下端部に後連結
体10の前面又は後面を摺動し得る回転体62を回転可
能に設けた軸61を取り付けている。また、各回転体支
持板60は前後方向に長孔を設けており、この回転体支
持板60を前後方向に移動調節することによって回転体
62が後連結体10の前面又は後面に遠近位置調節可能
に構成している。
【0020】貯米庫3は上壁及び下端部を内側に折り曲
げて取付部を形成した前後・左右壁を有し下部を開放し
て箱型に形成している。そして、該貯米庫3は取付部を
天板44に着脱自在に取り付けていると共に前後及び左
右壁を天板44とほぼ同幅に設けてモ−タ55や回転体
57等を覆っている。また、該貯米庫3は内壁に下部を
細く形成して上下両面を開放した漏斗63を取り付けて
いる。
【0021】つぎに計量手段について説明すると、計量
ロ−ル64は、天板44の左右中央部で且つ左右方向に
軸芯を有し側面視において上下動軸19よりも後方に位
置し、天板44に着脱自在に取り付けた計量ロ−ル受板
66(側面視において重なっているので一方を図示して
いない)に計量モ−タによって回転可能に設けている軸
65に取り付けている。また、該各計量ロ−ル受板66
の上端部を外方(左側又は右側)に折り曲げて折曲部を
形成していると共に計量ロ−ル64の外周面の一部を切
欠いて所定量の米を貯留し得る構成としている。従っ
て、この貯留米量をあらかじめ計量しておけば計量ロ−
ル64の回転数と貯留米量とを演算することにより、所
定の炊飯米量を得ることが出来る。
【0022】漏斗67は上下両面を開放して下端部に貯
留米量が所定以下になると検出するセンサ99を設ける
と共に上部よりも下部を細くして筒状に形成し、そして
上端部の内面が漏斗63の下端部の外面と重なり、下端
部が計量ロ−ル64の外周面の前部及び後部に沿わせた
各飛散防止板68の上端部と取付具69で着脱自在に設
けている。また、漏斗67は下端部外面に取付板70を
取り付け、この取付板70を計量ロ−ル受板66の折曲
部に着脱自在に取り付けている。そして、計量ロ−ル6
4の下側には、上下両面を開放して筒状に形成した案内
筒72を天板44に着脱自在に設け、該案内筒72の上
側の開口部が飛散防止板68の下部を覆い、下側の開口
部が天板44に切欠いて形成した投入口71に連通して
いる。
【0023】73は貯米庫3の上壁に開閉自在に設けた
開閉蓋、74は洗米タンク15の前部に開閉具75でも
って開閉自在に設けた洗米タンク蓋である。つぎに、給
水手段について説明すると、天板44の後端部に給水源
(例えは水道)と連通する給水管76と接続した基給水
管77を設け、この基給水管77から複数路に分岐した
給水管78を洗米タンク15にのぞむように天板44に
設けたノズル79,80,81に接続して流水路を形成
している。また、基給水管77は前記下側給水管50を
接続すると共に接続する給水管78及び下側給水管50
に電磁弁82,83を設けている。
【0024】オ−バ−フロ−感知センサ84は洗米タン
ク15のオ−バ−フロ−口46とほぼ同高さに位置し天
板44に着脱自在に設けている。86と87は後連結体
10の上面に設けたリミットスイッチであって、洗米装
置4が炊飯装置5又は炊飯装置6の中央部上方に位置し
た時に「ON」になる。そして、この時制御プログラム
に従って制御信号を出力するマイクロコンピュ−タがモ
−タ55に停止信号を出力する構成としている。なお、
該マイクロコンピュ−タに各種の監視タイマ機能を設け
ている。
【0025】炊飯装置5,6は左右方向に所定間隔を置
いて並設し、脚7との間に設けたスライドベアリング8
5を介して前後方向に移動可能に設けた炊飯台上にのせ
ている。そして、該炊飯装置5,6は各々外釜88、内
釜89、蓋90、内釜を加熱する加熱手段(図示せず)
等を備えている。91は正面から見て平面視において平
板を折り曲げて平面視U字状に形成したアクチュエ−タ
取付板であって後連結体12の後面に取り付けている。
そして、該アクチュエ−タ取付板91の先端部に左右方
向に軸芯を有する軸92を取り付け、該軸92に先端部
が内釜89に被せた蓋90と接触し基部がアクチュエ−
タ取付板91に設けたスイッチ93を「ON」「OF
F」する蓋感知アクチュエ−タ94を回動可能に設ける
と共に先端部が内釜89と接触し基部がアクチュエ−タ
取付板91に設けたスイッチ95を「ON」「OFF」
する内釜感知アクチュエ−タ96を回動可能に設けてい
る。
【0026】操作パネル100は制御回路等の制御部を
備え、前記貯米庫3の前壁に着脱及び開閉自在に設けて
いる。そして、該操作パネル100には1度押すと個々
の作業を行なわせることが出来(「ON」)、つづいて
押すと個々の作業を停止することが出来る(「OF
F」)オ−ルタネイト動作機能を有するスイッチのボタ
ンや作業状態を表示する表示灯等を設けている。
【0027】101は計量動作を行なわせる(図11参
照)計量ボタン、102は洗米動作を行なわせる(図1
2参照)洗米ボタン、103は電磁弁82を開閉する上
水ボタン、104は電磁弁83を開閉する下水ボタン、
105はソレノイド36,37を励磁・非励磁する排水
ボタン、106は洗米タンク15から米を排出する投下
ボタンである。107はスイッチやセンサ−等が正常に
機能するか否かを判断させる(図18参照)テストボタ
ン、108は停止ボタン、109は予約タイムをセット
するセットボタン、110は時間を入力する時・分ボタ
ン、111は予約有無をセットする予約ボタンである。
112は作業を開始するスタ−トボタン、113は計量
・洗米・浸漬・水加減・排米等の洗米処理工、浸漬・炊
飯・むらし等の炊飯工程(図16参照)を自動運転する
自動ボタン、114は予約釜数を増やす(図20参照)
予約釜数増ボタン、115は予約釜数を少なくする予約
釜数減ボタン、116は累計釜数をクリアする累計釜数
クリアボタンである。
【0028】表示灯について説明すると、117は背面
視において左側の釜の炊き上りを表示する表示ランプ、
118は左側の釜の炊飯中を表示する表示ランプ、11
9は左側の釜の浸し中(浸漬中)を表示する表示ランプ
である。また、120は右側の釜の炊き上りを表示する
炊き上りランプ、121は右側の釜の炊飯中を表示する
表示ランプ、122は右側の釜の浸し中(浸漬中)を表
示する表示ランプ、123は洗米中であることを表示す
る表示ランプ、124は点火待ちを表示する表示ラン
プ、125は釜に蓋がされていることを表示する表示ラ
ンプ、126は釜に蓋がされていないことを表示する表
示ランプ、127は貯米庫内の米が所定量以下になった
ことを表示する表示ランプ、128はスタ−ト待ちを表
示する表示ランプ、129は予約中であることを表示す
る表示ランプ、130は予約タイムあるいは予約されて
いない時は現在時刻を表示するタイム表示ランプ、13
1は予約釜数を表示する表示ランプ、132は累計釜数
を表示する表示ランプである。133は外釜88に設け
た点火スイッチである。
【0029】そして、134は洗米度(洗浄度)を選択
するロ−タリスイッチ、135は水加減(炊飯用の水)
を選択するロ−タリスイッチ、136は炊飯量(弁)を
選択するロ−タリスイッチ、137はむらし時間を選択
するロ−タリスイッチ、138は浸し(いわゆる浸漬時
間)を選択するロ−タリスイッチ、139は炊飯モ−ド
(まとめ炊き又は連続炊き)を選択するスイッチであ
る。なお、まとめ炊きとは、各釜が洗米した米を収容し
浸漬を終えてから点炊スイッチ133を「ON」にして
炊飯作業を開始することをいい、連続炊きとはある釜が
他の釜の作業に関係なく収容した米の浸漬を終えると点
炊スイッチ133を「ON」にして炊飯作業を開始する
ことをいう。すなわち、まとめ炊きではほぼ同時に複数
個の釜で炊飯を終了するが、連続炊きでは所定時間ごと
に1釜炊飯を終了する。140は貯米庫3の前壁に設け
た米不足や異常の場合に警報を発する報知用のブザ−で
ある。
【0030】つぎに、各チャ−トを併用してその作用に
ついて説明する。まず、各炊飯装置5,6の外釜88に
内釜89を入れ、蓋90を外釜88の前側に位置してか
ら(内釜89に蓋90を被せていない状態)炊飯台をス
ライドベアリング85を介して後側に移動して所定の位
置にセットする。この場合、蓋90と蓋感知アクチュエ
−タ94は接触していないのでスイッチ93は「OF
F」になり、内釜89と内釜感知アクチュエ−タ96は
接触しているのでスイッチ95は「ON」になり、炊飯
用の点火スイッチ105は「OFF」になっているの
で、釜セットOK信号が出力されている。この時、表示
ランプ124,126,127,128が点灯する。
【0031】つづいて、各ロ−タリスイッチ134,1
35,136,137,138,139を操作して、洗
米度、水加減、炊飯量、むらし時間、浸し時間、炊飯モ
−ドを選択する。なお、炊飯時間を予約する場合には、
セットボタン109を押し、炊飯タイムを時・分でセッ
トして予約ボタン111を押せばよい。この場合、表示
ランプ129が点灯して予約を表示し、130にはこの
予約時間が表示される。
【0032】つづいて、蓋73を開けて米を上方に持ち
上げ貯米庫3の漏斗63に供給する。この時、米量が所
定以下(不足)しているとセンサ99が検出した場合は
表示具127が作動してブザ−140追加の表示を発す
るので、貯米庫3の位置が高いときもこの状態を容易に
判断出来て対応することが可能である。所定量以上の米
に達するとブザ−140は報知を停止し、表示具127
は消灯する。
【0033】そして、作業者は自動運転する場合にはボ
タン113を「ON」にし、予約釜増ボタン114又は
予約釜減ボタン115を押して所望する炊飯釜数を入力
し、累計釜数クリアボタン116を押す。すると、予約
釜表示具131には、例えば5釜であれば「05」と表
示され、累計釜数表示具132には「00」と表示され
る。そして、スタ−トボタン112を「ON」にする。
【0034】つぎに、計量ロ−ル64は回転しながら米
を案内筒72に排出して所定の回転数に達したとき回転
を停止する。この場合、計量パルスカウントがアップし
ないのに、監視タイマ−がアップした場合には計量モ−
タを停止してブザ−140で警報を発する。この間、案
内筒72に送られて来た米は天板44に設けた投入口7
1を通って洗米99タンク15に入る。
【0035】また、操作パネル97の制御部から制御信
号を受けた洗米中の表示ランプ120が点灯し電磁弁8
2が開くので、水源(例えば水道)から給水管76・基
給水管77を通って送られて来た水圧の高い水は分流し
て各給水管78を介してノズル80から洗米タンク15
の中心部及び上部内壁に向けて噴出される。この時、ソ
レノイド36・37は通電されておらず非励磁状態にあ
るので、弁軸30・31及び弁28・29はバネ42・
43によって後側に移動して排水口23,水加減口26
を開放している。従って、洗米作業時に発生するゴミや
ヌカ等の異物を含む汚水は洗米タンク15からジャケッ
ト18の網16を通って水路21に入り、その後各口2
3,26を通って排水箱27から排水管48を経由して
所定の場所に排出される。そして、所定時間後に電磁弁
82への制御信号の送信を停止するので、これに関連し
て電磁弁82は閉じて給水を停止するが、依然回転して
いる洗米羽根14によって研米作業を所定時間(数十
秒)行なう。なお、この研米作業は洗米作業の中で複数
回行なう。
【0036】その後、ソレノド36,37に通電して励
磁すると、弁軸30・31は縦軸38・39,リンク3
4・35によってバネ42・43の力に抗して前側に移
動し排水口23,水加減口26を閉じる。また、電磁弁
83に通電して励磁すると、基給水管77に送られて来
た水は分流されて一部が下側給水管50を通って給水路
49に入り、その後水路21から網16を通って洗米タ
ンク内に入る。従って、洗米タンク内には各ノズル80
から供給される上側給水と下側給水管50から供給され
る下側給水により増水するので、洗米作業の終了際にお
いてオ−バ−フロ−させる水量に達するまでの給水時間
を短縮出来作業能率の向上を図れる。また、この時洗米
羽根14は回転しているので下側給水と相俟って米の中
に混入している異物を分離し易く洗浄効果を高め得る。
なお、オ−バ−フロ−する水はオ−バ−フロ−口46か
らオ−バ−フロ−管47に入って排水箱27に落下し、
その後排水管48を通って異物とともに所定の場所に排
出される。所定時間後、電磁弁83を閉じて下側給水の
停止と、両ソレノイド36,37への通電停止による排
水口23,水加減口26の開放と、洗米羽根14の回転
停止と、電磁弁82を閉じて上側給水の停止をその順に
行なう。従って、洗米タンク15に貯留されている水は
網16、水路21、排水口23そして排水箱27を通っ
て排水管48から所定場所に排出される。この時、水は
排水口23及び水加減口26の両口から排出するので排
水時間を短縮出来、作業能率の向上を図れると共に水路
21の下面すなわち下蓋25の上面を斜設しているので
水路21にある水の流れを円滑にし残水量を著しく減少
出来る。従って、異物の残留も大幅に減少出来る。
【0037】つぎに、両ソレノイド36・37に通電し
て励磁すると前記したように弁28は排水口23を閉
じ、弁29は水加減口26を閉じる。つづいて、電磁弁
83を開いて下側給水すなわち下側給水管50、給水路
49、水路21及び網16を通って洗米タンク15に水
を供給する。そして、水圧チェックタイマを作動し、所
定時間内にオ−バ−フロ−感知センサ84が「ON」に
なったかどうかを判断して、達していないと判断した場
合は電磁弁83を閉じると共にソレノイド36・37へ
の通電を停止して異常処理、すなわちブザ−140で警
報を発する。
【0038】一方、オ−バ−フロ−感知センサ84が感
知した場合には若干時間待ちして電磁弁83を閉じ、そ
の後若干時間待ちして両ソレノイド37への通電を停止
し非励磁状態にする。これに関連して、下側給水が停止
されると共に弁軸31及び弁29を後側に移動して洗米
タンク15の水を水路21、給水路49、水加減口26
及び排水箱27を通って排水管48に入り所定の場所に
排出する。この場合、水加減口26は排水口23の口径
よりも小さくしているので、単位時間当りで比較すると
排水口23からの排水量よりも少量で水加減の精度を高
めることが出来る。そして、作業者によって入力された
炊飯量から演算した炊飯用の水量に達する時間、すなわ
ち水加減チェックタイマによる水加減時間がタイムアッ
プした時にソレノイド37への通電を停止する。従っ
て、これに関連して弁29が水加減口26を閉じ水加減
作業を終える。
【0039】また、この水加減作業にオ−バ−フロ−感
知センサ84が「OFF」になったかどうかを判断し、
「OFF」になっていないのに水加減時間に達した場合
には異常と判断して報知ブザ−140で警報を発する。
つぎに、洗米羽根を回転する洗米モ−タを駆動して洗米
羽根14を回転してから排米用モ−タMを駆動する。す
ると、これに関連してカムは回転して上下動軸19を下
側に移動するので洗米弁20もこれと同方向に移動して
米通路17を開放するとともに排米上限スイッチ97を
「ON」にする。また、上下動軸19が所定の位置まで
下動した時に下限スイッチ98を「ON」にする。従っ
て、洗米タンク内の米と水は米通路17を通って炊飯装
置5の内釜89に落下するが、この時洗米羽根14も回
転しているので排米を円滑に行うことが出来、残米を防
止し得る。
【0040】そして、この排米作業を終えると、排米用
モ−タMが回転してカムを回転するので、上下動軸19
は上方に移動して(この時下限スイッチ98は「OF
F」になる)元の位置に復帰する(この時上限スイッチ
97は「OFF」になる)と共に、洗米羽根を回転する
洗米モ−タ、排米用のモ−タの駆動を停止し、両ソレノ
イド36・37への通電を停止して排水口23及び水加
減口26を各々開放する。また、電磁弁83を開いて水
を給水路49から水路21に供給するので、水路内に残
っている異物や砕米等を排水口23や水加減口26から
排水箱27に洗い流すことが出来る。この場合洗米中の
表示ランプ120を消灯する。なお、排米時に、排米上
限スイッチ97が「OFF」になっていないのに、監視
タイムに達した場合には排米モ−タMの駆動を停止して
ブザ−140で警報を発する異常処理工程に進む。
【0041】作業者は釜に蓋90をすると、この蓋90
は蓋感知アクチュエ−タ94に接触するのでスイッチ9
3を「ON」にする。そして、作業者は所定の浸漬時間
終了後(浸し中の表示ランプ123が点灯から消灯す
る)に点火スイッチ133を「ON」にして(この時表
示ランプ124は消灯する)炊飯作業を開始する(表示
ランプ122が点灯する)。この浸漬作業は、洗米タン
ク内で浸漬を終える場合と、洗米タンク内で終了しない
場合は釜内で残りの時間浸漬で引継れ、洗米タンク内で
浸漬を行なわない場合は釜内で行なう。なお、排米・排
水作業を終えると排米用モ−タMは駆動して上下動軸1
9を上側の所定位置に移動させ排米弁20で米通路17
を閉じ、つづいて米計量モ−タを駆動して計量ロ−ル6
4を回転し前記と同様の作業を行なって洗米タンク内に
所定量の米を供給する。以下、洗米作業まで前記と同様
の作業を行なう。
【0042】そして、洗米作業を終了すると真下の釜セ
ットOKか否かを判断するが、釜セットOKの条件であ
る「蓋無し」を備えていないので「NO」と判断する。
つぎに、他方の釜(この実施例では炊飯装置6側)をセ
ットOKか否かを判断するが、蓋90を内釜89に被せ
ていないので、スイッチ93は「OFF」になり、内釜
89と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているので
スイッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ
133は「OFF」になっているので釜セットOKの信
号が出力されている。これにより他方の釜セット「有
り」と判断してモ−タ55に駆動指令信号を送りモ−タ
55を駆動する。
【0043】すると、この回転動力はモ−タ軸、伝動カ
ラ−58、回転体57の軸を介して伝動されて回転体5
7を正面視において反時計方向に回転する。この時、回
転体57は外周面に設けた摩擦体と後連結体10の上面
との摩擦によって摺動しながら左側に移動し、貯米庫3
及び洗米装置4の中心部とリミットスイッチ87が上下
方向に重なったときにリミットスイッチ87が「ON」
になりモ−タ55への駆動指令信号の出力を停止する。
従って、洗米タンク15の米通路17が内釜89の中心
部上方に位置した所で停止している。つづいて、排米用
モ−タMを駆動して上下動軸19を下側に移動するので
排米弁20もこれと同方向に移動して米通路17を開放
する。これにより、洗米タンク内の米と水は回転する洗
米羽根14で撹拌されながら米通路17を通って炊飯装
置6の内釜89に落下する。そして、洗米作業を終える
と、洗米羽根回転モ−タ、排米用モ−タMの駆動を停止
し、両ソレノイド36・37への通電を停止して排水口
23及び水加減口26を開放する。また、電磁弁83を
開いて水を給水路49から水路21に供給するので、水
路内の残留物を洗い流すことが出来作業後の清掃を容易
にし得る。
【0044】そして、作業者は釜に蓋90をして所定時
間浸漬後に点火スイッチ133を「ON」にして(炊飯
中の表示ランプ118が点灯する)炊飯作業を開始す
る。つぎに、前記と同様に排米弁20を閉じてから計量
・洗米作業を行なう。つづいて、真下の釜セットOKか
否かを判断するが、釜セットOKの条件である「蓋無
し」を備えていないので「NO」と判断する。つぎに、
他方の釜(実施例では炊飯装置5側)をセットOKか否
かを判断するが、他方の釜で炊飯中であるので「NO」
と判断してその場で待機している。
【0045】なお、貯米庫3及び洗米装置4の横移動開
始から所定時間内に所定の位置まで達しない場合、すな
わち監視タイマがアップするとモ−タ55に駆動指令信
号の出力を停止して異常であるとしブザ−140で警報
を発する。一方、洗米したと判断した場合には予約釜数
表示具102で表示されている釜数を1づつ減じた数字
で表示していく。また、作業の途中で予約釜増ボタン9
9又は予約釜減ボタン100を操作した場合にはその都
度1づつ加算又は1づつ減じた数字で表示する。そし
て、累計釜数表示具103には洗米した場合1づつ加算
した数字を表示する。従って、作業者はこれらの数字か
ら残釜や累積釜数を把握出来るので、例えば米の準備が
必要か否か、作業終了時刻等を予測可能である。 前記
炊飯装置5又は6において、点火スイッチ133が「O
N」になっているのに釜がセットされていない場合は釜
なしの表示ランプ126を点灯し、ブザ−140で警報
を発する。また、点火スイッチ133が「OFF」にな
っていないのに炊飯の監視タイマがタイムアップすると
異常と判断してブザ−140で警報を発する等の異常処
理工程に進む。そして、炊飯を終了するとむらし工程に
入り、むらしが終了すると炊飯中の表示ランプ122を
消灯して炊き上りの表示ランプ121を点灯する。そし
て、ブザ−140で炊飯終了を報知する。
【0046】なお、スタ−トボタン112を「ON」に
すると、各ロ−タリスイッチ134,135の異常チェ
ック、オ−バ−フロ−感知スイッチ等のセンサの異常チ
ェック、計量モ−タの異常チェック、洗米作業時の水加
減の異常チェック、排米作業時の排米モ−タの異常チェ
ック、移動モ−タの異常チェック、炊飯作業時における
異常チェック等の機能チェックを自動で行なう(図17
参照)。
【0047】また、テストモ−ド処理はテストボタン1
07を「ON」にすることにより、メインの制御のフロ
−チャ−トとは別のル−チンで行なわれる。すなわち、
各表示ランプ117,118,119,120,12
1,122,123,124,125,126,12
7,128,129,130,131,132を順次点
灯して異常をチェックし、各ボタン101,102,1
03,104,105,106,107,108,10
9,110,111,112,113,114,11
5、センサ−84,99、リミットスイッチ86,87
等が「ON」になるかチェックし、そして所定の機能を
有しない場合にはブザ−140で報知する。テストを終
えるには、テストボタン107を再度押えばよい。従っ
て、作業前、作業中あるいは作業後に各機器類が正常に
機能するか調べることが出来る。
【0048】つぎに、計量用のボタン101を「ON」
にすると図11の計量フロ−の作業を行ない、洗米用の
ボタン102を「ON」にすると図12の洗米フロ−の
作業を行ない、投下のボタン106を「ON」にすると
図14の排米フロ−の作業を行なう。このように、作業
を独立して運転出来るので、異常を発生した場合におい
ても異常発生個所を見つけ易い。また、例えば洗浄作業
のみを行なうことが出来ることにより洗米タンク15の
洗浄を容易に行い得る。
【0049】つづいて、図26の炊飯作業(スイッチ1
39で炊飯モ−ドをまとめ炊きに選択した場合)のタイ
ムチャ−トについて説明する。炊飯作業は、計量,洗米
タンクの移動,洗米,浸漬,排米,炊飯,むらし,釜交
換等多くの工程を経るが、ここでは「計量」「移動」
「排米」等を考慮しないで炊飯作業を終了する迄に比較
的多くの時間を要する「洗米」と「浸漬」(以下洗米処
理と呼ぶ)、「炊飯」と「むらし」(以下炊飯処理と呼
ぶ)の全工程を1サイクルとしている。そして、この1
サイクル(洗米処理+炊飯処理)を90分とし、洗米時
間を5分としている。
【0050】工程1において、洗米処理を受けた米は炊
飯装置5の内釜89に落下してここで所定時間浸漬した
後に炊飯処理工程に入る。従って、炊飯装置5は工程1
における炊飯処理のむらしを終えた時にご飯の炊き上げ
を完了することになる。また、工程1で洗米作業を終え
て排米した後に次の米を洗米することが出来るので、工
程1の作業開始後5分経てから工程2の洗米作業を開始
する。従って、炊飯装置6は工程2における炊飯処理の
むらしを終えた時にご飯の炊き上げを完了する、すなわ
ち炊飯装置5の炊飯処理終了してから約5分後に炊き上
がる。
【0051】つぎに、工程3において、炊飯装置5によ
る炊飯処理終了の5分前から洗米を開始して工程1と同
様の作業を行い、工程4では工程3の洗米を終えてから
別の米の洗米作業を行なう。従って、炊飯装置5の2釜
目は炊飯装置6の炊き上ってから80分後に炊き上り、
炊飯装置6の2釜目は炊飯装置5の2釜目の炊き上って
から5分後に炊き上ることになる。以下、同様の作業を
繰り返す。
【0052】以上のように、この作業形態(いわゆるま
とめモ−ド)では、略同時間に複数釜を炊き上げること
が出来るので多量のご飯を必要とする場合に有利である
が、炊飯間隔が80分と長くなって1釜タイプと同様で
あるために作業能率が低い。従って、略同時期に多量の
ご飯を必要とする場合にはこのまとめモ−ドを選択する
と便利である。
【0053】一方、所定間隔置きにご飯を炊き上げて能
率の向上を図る必要がある場合は、スイッチ139で炊
飯モ−ドを連続炊きに選択する。以下、この作業形態を
図27から図28のタイムチャ−ト等に基づいて説明す
る。炊飯作業を開始するにあたって、作業者は洗米度
(洗米時間)、炊飯量、むらし時間、浸し(浸漬)時間
を選択するので、洗米処理時間が炊飯処理時間よりも長
くなり又短くなる場合がある。
【0054】図27の炊飯作業のタイムチャ−トにおい
て(洗米処理時間が炊飯処理時間よりも長い場合)、工
程1では、洗米処理を受けた米は炊飯装置5に回収され
ここで所定時間浸漬した後に炊飯処理工程に入る。従っ
て、炊飯装置5は工程1における炊飯処理のむらしを終
えた時にご飯の炊き上げを完了する。そして、工程1の
洗米開始から30分後に工程2の洗米作業を開始し、洗
米処理された米は炊飯装置6に回収されると共にここで
所定時間浸漬した後に炊飯処理工程に入る。従って、該
炊飯装置6の炊き上りは炊飯装置5の炊き上りから30
分後に完了する。
【0055】つぎに、工程3では、工程2の洗米開始か
ら30分後に洗米を開始しつづいて浸漬を行うが、この
時工程1での炊飯処理が終っていないので洗米タンク内
で浸漬している。そして、この炊飯処理が完了すると、
浸漬中の米は排出されて新しく釜をセットした炊飯装置
5に回収されると共にここで予め入力した浸漬時間から
洗米タンク内で浸漬した浸漬時間を減算した時間浸漬さ
れる。そして、この米はつづいて炊飯処理されて、洗米
開始から90分後、すなわち炊飯装置6による炊き上げ
完了から30分後に炊飯装置5の2釜目が炊き上げられ
る。
【0056】つづいて、工程4では、工程3の30分
後、すなわち工程3の洗米開始から30分後に洗米を開
始しつづいて浸漬を行うが、この時工程2での炊飯処理
が終っていないので洗米タンク内で浸漬している。そし
て、この炊飯処理が完了すると、浸漬中の米は排出され
て新しく釜をセットした炊飯装置6に回収されると共に
ここで予め入力した浸漬時間から洗米タンク内で浸漬し
た浸漬時間を減算した時間浸漬される。そして、この米
はつづいて炊飯処理されて、洗米開始から90分後、す
なわち炊飯装置5による炊き上げ完了から30分後に炊
飯装置6の2釜目が炊き上げられる。以下、同様の作業
を繰り返すので、炊飯装置5による第1番目の炊き上り
から30分間隔(炊飯作業工程の1/3間隔)でご飯が
炊き上ることになる。
【0057】つぎに、洗米処理時間が炊飯処理時間より
も短い場合を図28に基づいて説明する。炊飯装置5は
工程1における洗米処理の洗米開始から炊飯処理のむら
しを終了した時に炊飯作業を完了する。そして、該炊飯
装置5による炊き上りから30分後に炊飯装置6の炊き
上りが完了するとすると、この炊き上りから洗米処理と
炊飯処理の各時間を加算した時間さかのぼった時に洗米
を開始する(工程2)。そして、炊飯装置5の2釜目
は、1釜目の終了後に炊飯処理を開始すると炊飯装置6
の炊き上りから30分にα分を加算した時間(実施例で
は計40分)後に炊き上るので、この炊き上りから洗米
処理と炊飯処理の各時間を加算し、この加算時間にα分
を加算した時間さかのぼった時に洗米を開始する(工程
3)。従って、このα分は工程3において浸漬オ−バ時
間となる。そして、この炊飯装置5の2釜目の炊き上り
から30分後に炊飯装置6の2釜目が炊き上るようにす
ると、この炊き上りから炊飯処理時間さかのぼった時か
ら炊飯処理を開始する、すなわち炊飯装置6の炊飯完了
から炊飯処理工程に入ればよい。しかし、洗米処理は工
程3の洗米処理時間+α後から行うことが出来るので、
α分の浸漬オ−バ−時間を生じる。そのために、米の浸
漬時間が不揃いとなるために炊き上りご飯の硬さや食味
にバラツキを生じる。
【0058】図29において、炊飯装置5の1釜目は工
程1の洗米処理と炊飯処理を加算した時間後に炊き上
る。そして、炊飯装置6の1釜目は炊飯処理時間の1/
2(実施例では70÷2=35分)後に洗米を開始しつ
づいて所定時間浸漬を行い(洗米タンク及び/又は釜何
れでも可)炊飯処理工程に入り、炊飯装置5の1釜目が
炊き上って35分後に炊き上る(工程2)。つぎに、工
程2の洗米開始時から35分後に洗米を開始すると(工
程3)、炊飯装置5の2釜目は炊飯装置6の1釜目が炊
き上ってから35分に炊き上る。そして、工程3の洗米
開始時から35分後に洗米を開始すると(工程4)、炊
飯装置6の2釜目は炊飯装置5の1釜目が炊き上ってか
ら35分後に炊き上る。従って、この炊飯作業形態は図
27の炊飯作業形態と同様に浸漬オ−バ−を発生しない
ので、食味のバラツキの少ない品質の安定したご飯に炊
き上げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面図である。
【図2】 側面図である。
【図3】 一部破断した側面図である。
【図4】 洗米タンクの正面図である。
【図5】 一部破断した洗米タンクの右側面図である。
【図6】 一部破断した洗米タンクの左側面図である。
【図7】 天板の平面図である。
【図8】 一部切除した釜の平面図である。
【図9】 操作パネルの正面図である。
【図10】 炊飯全体の制御フロ−チャ−トである。
【図11】 計量作業のフロ−チャ−トである。
【図12】 洗米作業のフロ−チャ−トである。
【図13】 水加減作業のフロ−チャ−トである。
【図14】 排米作業のフロ−チャ−トである。
【図15】 浸漬作業のフロ−チャ−トである。
【図16】 炊飯作業のフロ−チャ−トである。
【図17】 異常処理のフロ−チャ−トである。
【図18】 テストモ−ド処理のフロ−チャ−トであ
る。
【図19】 横移動のフロ−チャ−トである。
【図20】 予約釜数のフロ−チャ−トである。
【図21】 累積釜数のフロ−チャ−トである。
【図22】 水圧チェックのフロ−チャ−トである。
【図23】 排米チェックのフロ−チャ−トである。
【図24】 工程管理セットフロ−チャ−トである。
【図25】 モ−ド制御フロ−チャ−トである。
【図26】 まとめ炊きのタイムチャ−トである。
【図27】 洗米処理時間が炊飯処理時間よりも長い場
合の連続炊きのタイムチャ−トである。
【図28】 洗米処理時間が炊飯処理時間よりも短い場
合の連続炊きのタイムチャ−トである。
【図29】 洗米処理時間が炊飯処理時間よりも短い場
合の改良した連続炊きのタイムチャ−トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 喜八郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 文字 隆 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄手段が1個に対して処理手段を複数
    個設け、該洗浄手段で洗浄された穀類を各処理手段で処
    理する構成とし、該各処理手段が処理を終える間隔をほ
    ぼ等しく構成した制御回路を備えてなる穀類処理装置。
  2. 【請求項2】 洗浄手段が1個に対して処理手段を複数
    個設け、該洗浄手段で洗浄された穀類を各処理手段で処
    理する構成とし、該各処理手段による処理がほぼ同時間
    に処理を終え又は所定時間置きに処理を終える選択手段
    を設けてなる穀類処理装置。
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