JPH05252670A - 車載用発電装置 - Google Patents
車載用発電装置Info
- Publication number
- JPH05252670A JPH05252670A JP4049226A JP4922692A JPH05252670A JP H05252670 A JPH05252670 A JP H05252670A JP 4049226 A JP4049226 A JP 4049226A JP 4922692 A JP4922692 A JP 4922692A JP H05252670 A JPH05252670 A JP H05252670A
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- JP
- Japan
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- generator
- capacitor
- current
- signal
- voltage
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
- Protection Of Generators And Motors (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 進相コンデンサが他の回路部材と共振した時
にコンデンサ電流を遮断する手段を備えている車載用発
電装置において、発電機が異常な高速になった時に上記
電流遮断手段が破壊されることを防止する。 【構成】 複数の交流出力端子5を有する交流発電機4
と、交流出力端子5間に接続されたコンデンサ10と、
信号S1またはS2を受けてコンデンサ電流を遮断する
手段11と、コンデンサ10の電圧または電流が他の回
路部材と共振した時に信号S1を発する異常検出手段1
2と、発電機4の回転数が所定の値より高い時に信号S
2を発する回転数検出手段13とを備えている。
にコンデンサ電流を遮断する手段を備えている車載用発
電装置において、発電機が異常な高速になった時に上記
電流遮断手段が破壊されることを防止する。 【構成】 複数の交流出力端子5を有する交流発電機4
と、交流出力端子5間に接続されたコンデンサ10と、
信号S1またはS2を受けてコンデンサ電流を遮断する
手段11と、コンデンサ10の電圧または電流が他の回
路部材と共振した時に信号S1を発する異常検出手段1
2と、発電機4の回転数が所定の値より高い時に信号S
2を発する回転数検出手段13とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、性能向上および安全性
向上をはかった車載用発電装置に関する。
向上をはかった車載用発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の自動車用発電機の電気回路
である。図2において1は界磁極で外部動力(図示せ
ず)に駆動されて回転する。2は回転する界磁極1に励
磁電流を供給するためのブラシおよびスリップリング、
3は3相電機子巻線で電機子鉄心(図示せず)に巻かれ
ており、界磁極1の回転にともなって発電電圧を発生す
る。4は交流発電機(以下、発電機と言う)で上記1,
2,3の部材で主要部を構成している。5は交流出力端
子で発電機4の発電電圧を出力する端子である。6は整
流器、7はバッテリー、8は直流出力端子、9は電圧調
整器、Vは電機子巻線3の発電電圧、ILは電機子巻線
3に流れる出力電流である。
である。図2において1は界磁極で外部動力(図示せ
ず)に駆動されて回転する。2は回転する界磁極1に励
磁電流を供給するためのブラシおよびスリップリング、
3は3相電機子巻線で電機子鉄心(図示せず)に巻かれ
ており、界磁極1の回転にともなって発電電圧を発生す
る。4は交流発電機(以下、発電機と言う)で上記1,
2,3の部材で主要部を構成している。5は交流出力端
子で発電機4の発電電圧を出力する端子である。6は整
流器、7はバッテリー、8は直流出力端子、9は電圧調
整器、Vは電機子巻線3の発電電圧、ILは電機子巻線
3に流れる出力電流である。
【0003】界磁極1はバッテリー7からブラシ・スリ
ップリングを介して励磁電流が供給され界磁束を作る。
界磁束は電機子巻線3に鎖交するので界磁極1が回転す
ると電機子巻線3に発電電圧Vが誘起する。この電圧V
を整流器6で整流して直流とした後バッテリー7を充電
し、直流出力端子8から車内の機器に直流電力を供給す
る。
ップリングを介して励磁電流が供給され界磁束を作る。
界磁束は電機子巻線3に鎖交するので界磁極1が回転す
ると電機子巻線3に発電電圧Vが誘起する。この電圧V
を整流器6で整流して直流とした後バッテリー7を充電
し、直流出力端子8から車内の機器に直流電力を供給す
る。
【0004】なお、車速に関せず発電電圧を一定にする
ため、界磁極1に供給される励磁電流は電圧調整器7で
制御されている。車内の機器に直流電力を供給すると電
機子巻線3には3相正弦波交流に近似の電流が流れる。
このために、電機子反作用を生ずる。
ため、界磁極1に供給される励磁電流は電圧調整器7で
制御されている。車内の機器に直流電力を供給すると電
機子巻線3には3相正弦波交流に近似の電流が流れる。
このために、電機子反作用を生ずる。
【0005】すなわち、図3に示すように界磁極1と電
機子鉄心の間の空隙には界磁極1が作る磁界Foのほか
に出力電流ILによる磁界Faが生じ、FoとFaの両者の
合成によってできる磁界Fが発電に有効な磁界となる。
機子鉄心の間の空隙には界磁極1が作る磁界Foのほか
に出力電流ILによる磁界Faが生じ、FoとFaの両者の
合成によってできる磁界Fが発電に有効な磁界となる。
【0006】図3でわかるように磁界Fは磁界Foより
小さいので結果的に発電機の出力が減ることになり、必
要出力を出すために発電機を大型にする必要がある。
小さいので結果的に発電機の出力が減ることになり、必
要出力を出すために発電機を大型にする必要がある。
【0007】この問題を解決するために、図4に示すよ
うにコンデンサ10を交流出力端子5に接続している。
これは、図5に示すようにコンデンサ10に流れる進み
電流Icを出力電流ILに重畳させて磁界Faのベクトル
を進ませることにより、磁界Fを大きくするもので、こ
のことにより、発電機の出力を増大させることができ
る。
うにコンデンサ10を交流出力端子5に接続している。
これは、図5に示すようにコンデンサ10に流れる進み
電流Icを出力電流ILに重畳させて磁界Faのベクトル
を進ませることにより、磁界Fを大きくするもので、こ
のことにより、発電機の出力を増大させることができ
る。
【0008】また、電機子巻線3とコンデンサ10と使
用される機器のそれぞれのインピーダンスが発電電圧V
の周波数と共振して発電電圧が不安定になった場合など
に、異常を検出してコンデンサ10の電流を遮断する手
段も併用されている。
用される機器のそれぞれのインピーダンスが発電電圧V
の周波数と共振して発電電圧が不安定になった場合など
に、異常を検出してコンデンサ10の電流を遮断する手
段も併用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造の車載用
発電装置では、たとえばアクセルの異常な空ふかしなど
で発電機の回転数が急激に高くなった場合、コンデンサ
電流を遮断する手段が故障することが考えられる。たと
えばリレー接点を使用した場合、発電機回転数が急激に
高回転になるとコンデンサへの充電電流が過渡的に流れ
接点が溶着することが考えられる。また、トライアッ
ク、サイリスタ等の半導体素子を使用した場合には、発
電機が急激に高回転になるとdi/dt,dv/dt定
格以上のスイッチング周波数となって素子が破壊される
ことが考えられる。このような故障があると異常時にお
いてコンデンサ電流を遮断することが出来なくなり、発
電装置が破壊されたり接続されている機器類が破壊され
たりすることが考えられ、安全性の確保および性能確保
ができなくなる。
発電装置では、たとえばアクセルの異常な空ふかしなど
で発電機の回転数が急激に高くなった場合、コンデンサ
電流を遮断する手段が故障することが考えられる。たと
えばリレー接点を使用した場合、発電機回転数が急激に
高回転になるとコンデンサへの充電電流が過渡的に流れ
接点が溶着することが考えられる。また、トライアッ
ク、サイリスタ等の半導体素子を使用した場合には、発
電機が急激に高回転になるとdi/dt,dv/dt定
格以上のスイッチング周波数となって素子が破壊される
ことが考えられる。このような故障があると異常時にお
いてコンデンサ電流を遮断することが出来なくなり、発
電装置が破壊されたり接続されている機器類が破壊され
たりすることが考えられ、安全性の確保および性能確保
ができなくなる。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決し、コンデ
ンサ電流を遮断する手段が発電機の回転数が高い時に故
障しないようにした車載用発電装置を提供することを目
的とする。
ンサ電流を遮断する手段が発電機の回転数が高い時に故
障しないようにした車載用発電装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車載用発電装置は、信号S1またはS2を
受けてコンデンサ電流を遮断する手段と、コンデンサの
電圧または電流が他の回路部材と共振した時に信号S1
を発する異常検出手段と、発電機の回転数が所定の値よ
り高い時に信号S2を発する回転数検出手段とを備えて
いる。
に、本発明の車載用発電装置は、信号S1またはS2を
受けてコンデンサ電流を遮断する手段と、コンデンサの
電圧または電流が他の回路部材と共振した時に信号S1
を発する異常検出手段と、発電機の回転数が所定の値よ
り高い時に信号S2を発する回転数検出手段とを備えて
いる。
【0012】
【作用】上記手段により、発電機が所定の回転数をこえ
た時にコンデンサ電流は遮断されるので、発電機の回転
数がそれよりも高くなってもコンデンサ電流を遮断する
手段の、たとえばリレー接点、たまはトライアック、サ
イリスタ等の半導体素子の破壊は防止される。
た時にコンデンサ電流は遮断されるので、発電機の回転
数がそれよりも高くなってもコンデンサ電流を遮断する
手段の、たとえばリレー接点、たまはトライアック、サ
イリスタ等の半導体素子の破壊は防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1により
説明する。なお、従来例と共通する部材は同番号を付し
説明は省略する。11はスイッチ群でコンデンサ10に
直列に挿入されており、後記する信号S1またはS2を
受けてコンデンサ電流を遮断する手段である。
説明する。なお、従来例と共通する部材は同番号を付し
説明は省略する。11はスイッチ群でコンデンサ10に
直列に挿入されており、後記する信号S1またはS2を
受けてコンデンサ電流を遮断する手段である。
【0014】12は異常検出手段で、電機子巻線3とコ
ンデンサ10と接続されている機器(図示しない)など
他の回路部材のそれぞれのインピーダンスが発電電圧の
周波数と共振した場合などに、コンデンサ10の電流や
電圧が異常に増大して発電装置を破壊したり、接続され
ている機器を破壊する恐れがあるので、このような異常
を検出してたとえばリレー、またはトラスアック、サイ
リスタ等で構成されたスイッチ群11に信号S1を入力
しコンデンサ10の電流を遮断する。
ンデンサ10と接続されている機器(図示しない)など
他の回路部材のそれぞれのインピーダンスが発電電圧の
周波数と共振した場合などに、コンデンサ10の電流や
電圧が異常に増大して発電装置を破壊したり、接続され
ている機器を破壊する恐れがあるので、このような異常
を検出してたとえばリレー、またはトラスアック、サイ
リスタ等で構成されたスイッチ群11に信号S1を入力
しコンデンサ10の電流を遮断する。
【0015】13は回転数検出手段で、発電機が高回転
になったとき前記スイッチ群11の誤動作や破壊を防ぐ
ため、あらかじめ設定された所定の回転数より発電機の
回転数が高くなったときスイッチ群11に信号S2を入
力しコンデンサ電流を遮断する。
になったとき前記スイッチ群11の誤動作や破壊を防ぐ
ため、あらかじめ設定された所定の回転数より発電機の
回転数が高くなったときスイッチ群11に信号S2を入
力しコンデンサ電流を遮断する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明であきらかなように、本発明
の車載用発電装置は、発電機の回転数があらかじめ設定
された所定の回転数より高くなったときコンデンサ電流
を遮断する信号S2を発する回転数検出手段を設けてコ
ンデンサ電流を遮断することにより、前記スイッチ群1
1が発電機の高速回転時に破壊されることを防ぎ、異常
時における発電装置の安全性確保、性能確保を可能とし
ている。
の車載用発電装置は、発電機の回転数があらかじめ設定
された所定の回転数より高くなったときコンデンサ電流
を遮断する信号S2を発する回転数検出手段を設けてコ
ンデンサ電流を遮断することにより、前記スイッチ群1
1が発電機の高速回転時に破壊されることを防ぎ、異常
時における発電装置の安全性確保、性能確保を可能とし
ている。
【図1】本発明の車載用発電装置の電気回路の構成を示
す図
す図
【図2】従来の車載用発電装置の電気回路の構成を示す
図
図
【図3】図2の電圧、電流、磁界の関係を表した簡易ベ
クトル図
クトル図
【図4】従来の車載用発電装置の他の例の電気回路の構
成を示す図
成を示す図
【図5】図4の電圧、電流、磁界の関係を表した簡易ベ
クトル図
クトル図
1 界磁極 2 ブラシおよびスリップリング 3 電機子巻線 4 交流発電機 5 交流出力端子 6 整流器 7 バッテリー 8 直流出力端子 9 電圧調整器 10 コンデンサ 11 スイッチ群(コンデンサ電流を遮断する手段) 12 異常検出手段 13 回転数検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】複数の交流出力端子を有する交流発電機
と、上記交流出力端子間に接続されたコンデンサと、信
号S1またはS2を受けてコンデンサ電流を遮断する手
段と、コンデンサの電圧または電流が他の回路部材と共
振した時に信号S1を発する異常検出手段と、発電機の
回転数が所定の値より高い時に信号S2を発する回転数
検出手段とを備えた車載用発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04922692A JP3191384B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 車載用発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04922692A JP3191384B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 車載用発電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252670A true JPH05252670A (ja) | 1993-09-28 |
JP3191384B2 JP3191384B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=12825012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04922692A Expired - Fee Related JP3191384B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 車載用発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191384B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016205714A1 (de) | 2015-04-08 | 2016-10-13 | Suzuki Motor Corporation | Rotierende elektrische Maschine |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP04922692A patent/JP3191384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016205714A1 (de) | 2015-04-08 | 2016-10-13 | Suzuki Motor Corporation | Rotierende elektrische Maschine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3191384B2 (ja) | 2001-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |