JPH05252664A - 電力制御装置 - Google Patents

電力制御装置

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JPH05252664A
JPH05252664A JP4049037A JP4903792A JPH05252664A JP H05252664 A JPH05252664 A JP H05252664A JP 4049037 A JP4049037 A JP 4049037A JP 4903792 A JP4903792 A JP 4903792A JP H05252664 A JPH05252664 A JP H05252664A
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JP
Japan
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power
sub
power supply
electric
controllers
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JP4049037A
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English (en)
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Kimiyasu Ishii
君育 石井
Hiroyuki Takahashi
弘行 高橋
Kiyoto Kozaiku
清人 小細工
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、電気機器の使用面での操作性を悪
くしたりブレーカを増設したりせずに無停電電源及び電
気機器を統一的に管理できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 この発明は、主電力供給端子と、無停電電源
と、複数の副電力供給端子と、この複数の副電力供給端
子から個々に電力が供給されると共に主電力供給端子か
ら電力が供給され無停電電源から供給される電力により
動作して電力を各電気機器へそれぞれ供給する複数のサ
ブコントローラと、無停電電源から供給される電力によ
り動作して複数のサブコントローラを制御するメインコ
ントローラとを有し、複数のサブコントローラ1は、回
路切替手段2、測定手段3、回路遮断手段4とをそれぞ
れ有し、メインコントローラ5は、全電力検出手段6、
データ記憶手段7と、主制御手段8とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の電気機器の電力を
制御する電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや複写機,クーラ,冷蔵
庫,テレビジョン受像機等の電気機器を複数個使用する
場合には、通常、1個のブレーカにその複数個の電気機
器を接続し、商用交流電源からブレーカを介して複数個
の電気機器に電力を供給している。この1個のブレーカ
に接続したクーラ,冷蔵庫,テレビジョン受像機等の電
気機器を使用しながら複写機のような大電流を使用する
電気機器を動作させると、ブレーカに過電流が流れてブ
レーカが作動することにより使用中の電気機器への供給
電力が遮断されてしまうことが多い。
【0003】このようなときに、コンピュータ等を使用
していると、コンピュータ等が異常状態で止まるので、
そのディスク等の記憶部分の情報が破壊してしまい、そ
の修復に多大の時間を要する。
【0004】そこで、従来は、過電流によりブレーカが
作動することを防止するために、ブレーカの容量を上げ
たり、複写機等のような大電流を使用する電気機器を動
作させる時には一時的にその他のクーラ等の電気機器の
使用を中止するというように電気機器の使用を制限した
り、別のブレーカを増設して電力容量を増やしたりして
いた。さらに、コンピュータやパソコンなどの電気機器
には無停電電源から電力を供給する場合もあり、また、
電気機器にはタイマ予約などを利用するものが増えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにブレーカ
の容量を上げる場合には、屋内配線のサイズによりブレ
ーカの容量に上限があり、ブレーカの容量を十分に上げ
ることができなくて効果的ではなかった。また、複写機
等のような大電流を使用する電気機器を動作させる時に
は一時的にその他のクーラ等の電気機器の使用を中止す
るというように電気機器の使用を制限する場合には、そ
の操作が煩わしく、電気機器の使用面での操作性が悪く
なるという短所がある。
【0006】また、ブレーカを増設する場合には、それ
に伴って屋内配線も増設する必要があり、コスト高にな
るという短所がある。また、コンピュータやパソコンな
どの電気機器に無停電電源から電力を供給する場合に
は、コンピュータやパソコンなどの電気機器に対する電
源遮断からの保護は十分になるが、各電気機器が分散し
て設置されるから、これらの電気機器に電力を供給する
無停電電源を統一的に管理することができず、どの電気
機器が無停電電源からのどの電源系統に接続されている
かを注意する必要がある。
【0007】さらに、タイマ予約などを利用する電気機
器は、電源遮断によりタイマ予約がクリアされてしまう
ものが多く、電源遮断からの保護を必要とする電気機器
が増加している。このため、各電気機器の使用電力を統
一的に制御する必要性が高まっている。
【0008】本発明は上記欠点を改善し、電気機器の使
用面での操作性を悪くしたりブレーカを増設したりせず
に無停電電源及び電気機器を統一的に管理することがで
きる電力制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、入力電力が供給される主電
力供給端子と、入力電力が供給される無停電電源と、こ
の無停電電源から電力が供給される複数の副電力供給端
子と、この複数の副電力供給端子から個々に電力が供給
されると共に前記主電力供給端子から電力が供給され前
記無停電電源から供給される電力により動作して電力を
各電気機器へそれぞれ供給する複数のサブコントローラ
と、前記無停電電源から供給される電力により動作して
前記複数のサブコントローラを制御するメインコントロ
ーラとを有する電力制御装置であって、図1に示すよう
に前記複数のサブコントローラ1は、前記メインコント
ローラにより制御され前記副電力供給端子から供給され
る電力と前記主電力供給端子から供給される電力とを切
替えて電気機器へ供給する回路切替手段2と、この回路
切替手段2から電気機器へ供給される電流を測定する測
定手段3と、前記メインコントローラにより制御され電
気機器へ供給される電力を遮断する回路遮断手段4とを
それぞれ有し、前記メインコントローラ5は、前記複数
のサブコントローラ1における前記測定手段3からの測
定値より前記主電力供給端子及び前記複数の副電力供給
端子から供給される全電力を検出する全電力検出手段6
と、前記複数のサブコントローラ1に接続された複数の
電気機器に関するデータを記憶するデータ記憶手段7
と、前記全電力検出手段6の検出した全電力が所定値を
超えたときに前記データ記憶手段7の記憶データに応じ
て前記複数のサブコントローラ1における前記回路切替
手段2及び前記回路遮断手段4を選択的に作動させる主
制御手段8とを有するものであり、請求項2記載の発明
は、図2に示すように請求項1記載の電力制御装置にお
いて、前記複数のサブコントローラ1における前記測定
手段9が各々前記回路切替手段2から電気機器へ供給さ
れる電力を測定し、前記全電力検出手段6が前記複数の
サブコントローラ1における前記測定手段9の測定した
電力値の合計値を算出するものであり、請求項3記載の
発明は、図3に示すように請求項1又は2記載の電力制
御装置において、前記メインコントローラ5と前記複数
のサブコントローラ1にそれぞれ通信制御手段10,1
1を設け、この通信制御手段10,11で前記メインコ
ントローラ5と前記複数のサブコントローラ1との各間
の信号の授受を行うものであり、請求項4記載の発明
は、図4(a)(b)に示すように請求項1又は2又は
3記載の電力制御装置において、前記データ記憶手段1
2は前記複数のサブコントローラ1から電気機器へ供給
される各電力を遮断するか前記無停電電源からの電力を
電気機器へ供給するかを選択する選択情報を記憶し、こ
の選択情報に応じて前記主制御手段13が前記複数のサ
ブコントローラ1における前記回路切替手段2及び前記
回路遮断手段4を選択的に作動させるものであり、請求
項5記載の発明は、図5(a)(b)に示すように請求
項1又は2又は3記載の電力制御装置において、前記デ
ータ記憶手段14が前記複数のサブコントローラ1に接
続された電気機器の優先順位を記憶し、この優先順位に
応じて前記主制御手段15が前記複数のサブコントロー
ラ1における前記回路切替手段2又は前記回路遮断手段
4を選択して作動させるものであり、請求項6記載の発
明は、図6(a)(b)に示すように請求項4又は5記
載の電力制御装置において、前記データ記憶手段16が
前記複数のサブコントローラ1に接続された電気機器の
最大電流と前記選択情報と前記優先順位を記憶し、前記
主制御手段17は前記主電力供給端子から前記複数のサ
ブコントローラに接続された電気機器へ電力を供給する
ときに前記データ記憶手段16に記憶している各電気機
器の最大電流から全電力を予測してこの予測値が所定値
を超えた場合に前記選択情報及び前記優先順位に応じて
前記複数のサブコントローラ1における前記回路切替手
段2及び前記回路遮断手段4を選択的に作動させるもの
であり、請求項7記載の発明は、図7(a)(b)に示
すように請求項4又は5又は6記載の電力制御装置にお
いて、前記データ記憶手段18が前記無停電電源より供
給できる最大電流値を記憶し、前記主制御手段19は前
記電力検出手段で検出した検出値のうち前記複数の副電
力供給端子より供給される全電力が前記データ記憶手段
18に記憶されている前記無停電電源より供給できる最
大電流値を超えたときに前記複数のサブコントローラ1
における前記回路切替手段2の作動を抑制するものであ
り、請求項8記載の発明は、図8(a)(b)に示すよ
うに請求項4又は5記載の電力制御装置において、前記
データ記憶手段20が前記無停電電源の電流容量と前記
複数のサブコントローラ1に接続された各電気機器の最
大電流を記憶し、前記主制御手段21は前記複数のサブ
コントローラ1における前記回路切替手段2を選択的に
作動させるときに前記データ記憶手段20に記憶されて
いる各電気機器の最大電流から前記複数の副電力供給端
子より供給される全電力を予測してこの予測値が前記デ
ータ記憶手段20に記憶されている前記無停電電源の電
流容量を超えた場合には前記複数のサブコントローラ1
における前記回路切替手段2の作動を抑制するものであ
り、請求項9記載の発明は、図9(a)(b)に示すよ
うに請求項4又は5又は6又は7又は8記載の電力制御
装置において、前記メインコントローラ5は前記複数の
副電力供給端子より供給される電力の積算値を検出する
電力積算手段22を有し、前記データ記憶手段12,1
4,16,18,20が前記無停電電源の電力容量を記
憶し、前記主制御手段13,15,17,19,21が
電力積算手段22が検出した電力積算値と前記データ記
憶手段12,14,16,18,20に記憶されている
前記無停電電源の電力容量を比較して前記無停電電源に
よる前記副電力供給端子の電力供給限界を検出するもの
である。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、入力電力が主電力供
給端子及び無停電電源に供給され、この無停電電源から
複数の副電力供給端子に電力が供給される。複数のサブ
コントローラ1は複数の副電力供給端子から個々に電力
が供給されると共に主電力供給端子から電力が供給さ
れ、無停電電源から供給される電力により動作して電力
を各電気機器へそれぞれ供給する。メインコントローラ
5は無停電電源から供給される電力により動作し、複数
のサブコントローラ1を制御する。
【0011】複数のサブコントローラ1においては、回
路切替手段2はメインコントローラ5により制御され、
副電力供給端子から供給される電力と主電力供給端子か
ら供給される電力とを切替えて電気機器へ供給する。回
路切替手段2から電気機器へ供給される電流が測定手段
3により測定され、回路遮断手段4がメインコントロー
ラ5により制御されて電気機器への供給電力を遮断す
る。
【0012】メインコントローラ5おいては、全電力検
出手段6が複数のサブコントローラ1における測定手段
3からの測定値より主電力供給端子及び複数の副電力供
給端子から供給される全電力を検出し、データ記憶手段
7は複数のサブコントローラ1に接続された複数の電気
機器に関するデータを記憶している。主制御手段8は全
電力検出手段6の検出した全電力が所定値を超えたとき
にデータ記憶手段7の記憶データに応じて複数のサブコ
ントローラ1における回路切替手段2及び回路遮断手段
4を選択的に作動させる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
電力制御装置において、複数のサブコントローラ1にお
ける測定手段9が各々回路切替手段2から電気機器へ供
給される電力を測定し、全電力検出手段6が複数のサブ
コントローラ1における測定手段9の測定した電力値の
合計値を算出する。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の電力制御装置において、通信制御手段10,11
でメインコントローラ5と複数のサブコントローラ1と
の各間の信号の授受を行う。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1又は2
又は3記載の電力制御装置において、データ記憶手段1
2は複数のサブコントローラ1から電気機器へ供給され
る各電力を遮断するか無停電電源からの電力を電気機器
へ供給するかを選択する選択情報を記憶し、この選択情
報に応じて主制御手段13が複数のサブコントローラ1
における回路切替手段2及び回路遮断手段4を選択的に
作動させる。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1又は2
又は3記載の電力制御装置において、データ記憶手段1
4が複数のサブコントローラ1に接続された電気機器の
優先順位を記憶し、この優先順位に応じて主制御手段1
5が前記複数のサブコントローラ1における回路切替手
段2又は回路遮断手段4を選択して作動させる。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項4又は5
記載の電力制御装置において、データ記憶手段16が複
数のサブコントローラ1に接続された電気機器の最大電
流と選択情報と優先順位を記憶し、主制御手段17は主
電力供給端子から複数のサブコントローラに接続された
電気機器へ電力を供給するときにデータ記憶手段16に
記憶している各電気機器の最大電流から全電力を予測し
てこの予測値が所定値を超えた場合に選択情報及び優先
順位に応じて複数のサブコントローラ1における回路切
替手段2及び回路遮断手段4を選択的に作動させる。
【0018】請求項7記載の発明では、請求項4又は5
又は6記載の電力制御装置において、データ記憶手段1
8が無停電電源より供給できる最大電流値を記憶し、主
制御手段19は電力検出手段で検出した検出値のうち複
数の副電力供給端子より供給される全電力がデータ記憶
手段18に記憶されている無停電電源より供給できる最
大電流値を超えたときに複数のサブコントローラ1にお
ける回路切替手段2の作動を抑制する。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項4又は5
記載の電力制御装置において、データ記憶手段20が無
停電電源の電流容量と複数のサブコントローラ1に接続
された各電気機器の最大電流を記憶し、主制御手段21
は複数のサブコントローラ1における回路切替手段2を
選択的に作動させるときにデータ記憶手段20に記憶さ
れている各電気機器の最大電流から複数の副電力供給端
子より供給される全電力を予測してこの予測値がデータ
記憶手段20に記憶されている無停電電源の電流容量を
超えた場合には複数のサブコントローラ1における回路
切替手段2の作動を抑制する。
【0020】請求項9記載の発明では、請求項4又は5
又は6又は7又は8記載の電力制御装置において、電力
積算手段22が複数の副電力供給端子より供給される電
力の積算値を検出し、データ記憶手段12,14,1
6,18,20が無停電電源の電力容量を記憶してい
る。主制御手段13,15,17,19,21は電力積
算手段22が検出した電力積算値とデータ記憶手段1
2,14,16,18,20に記憶されている無停電電
源の電力容量を比較して無停電電源による副電力供給端
子の電力供給限界を検出する。
【0021】
【実施例】図10は本発明の一実施例を示す。この実施
例の電力制御装置は、主電力供給端子31、副電力供給
端子32、無停電電源33、複数のサブブレーカ3
1,342,343・・・、メインコントローラ35、
複数のサブコントローラ361,362,363・・・を
有し、複数のサブコントローラ361,362,363
・・はそれぞれコンピュータ又はパソコン,複写機,ク
ーラ,冷蔵庫,テレビジョン受像機等の電気機器3
1,372,373・・・に接続される。
【0022】メインコントローラ35はサブコントロー
ラ361,362,363・・・と通信しながらサブコン
トローラ361,362,363・・・を制御して電気機
器371,372,373・・・への供給電力を制御する
ものであり、全電力検出手段38,主制御手段39,デ
ータ記憶手段40及び通信制御手段41を有する。サブ
コントローラ361,362,363・・・はそれぞれ主
電力供給端子31及び副電力供給端子32から複数のサ
ブブレーカ341,342,343・・・を介して供給さ
れた電力を制御して電気機器371,372,373・・
・へ供給するものであり、回路切替手段42,電流測定
手段43,回路遮断手段44,制御手段45及び通信制
御手段46をそれぞれ有する。この場合、各サブブレー
カ341,342,343・・・はサブブレーカ341,3
2,343・・・が1個又は複数個づつ接続される。
【0023】主電力供給端子31及び無停電電源33は
商用交流電源から電力が入力され、無停電電源33は副
電力供給端子32へ電力を供給する。メインコントロー
ラ35及びサブコントローラ361,362,363・・
・は無停電電源33から電力が供給されて動作し、商用
交流電源の停電時における動作が保証されている。複数
のサブコントローラ361,362,363・・・は主電
力供給端子31からそれぞれサブブレーカ341,3
2,343・・・を介して電力が供給され、かつ、副電
力供給端子32からそれぞれサブブレーカ341,3
2,343・・・を介して電力が供給される。
【0024】各サブコントローラ361,362,363
・・・においては、回路切替手段42は主電力供給端子
31からサブブレーカ341,342,343・・・を介
して供給された電力と,副電力供給端子32からサブブ
レーカ341,342,343・・・を介して供給された
電力とを切替えるが、通常は主電力供給端子31からサ
ブブレーカ341,342,343・・・を介して供給さ
れた電力を選択して出力する。電流測定手段43は回路
切替手段42から回路遮断手段44を介して電気機器3
1,372,373・・・へ通電したときに流れる電流
を測定し、回路遮ブブレーカ341,342,343・・
・を介して供給された電力を選択して出力する。電流測
定手段43は回路切替手段42から回路遮断手段44を
介して電気機器371,372,373・・・へ通電した
ときに流れる電流を測定し、回路遮断手段44は回路切
替手段42から電気機器371,372,373・・・へ
流れる電流をオン/オフさせる。通信制御手段46は制
御手段45の制御下でメインコントローラ35との通信
を行い、制御手段45からの指令に基づいて回路切替手
段42,電流測定手段43,回路遮断手段44及び通信
制御手段46を制御する。
【0025】メインコントローラ35においては、デー
タ記憶手段40はサブブレーカ341,342,343
・・の各電流容量値,電気機器371,372,373
・・の最大電流値や使用優先順位,無停電電源33の使
用要否,各電気機器371,372,373・・・の電力
遮断の要否等が記憶されている。
【0026】全電力検出手段38は各サブコントローラ
361,362,363・・・における電流測定手段43
から通信制御手段44,41を介して送られてくる電流
値の測定データから各サブブレーカ341,342,34
3・・・毎に消費電力を算出する。主制御手段39はデ
ータ記憶手段40に記憶されているデータ(サブブレー
カ341,342,343・・・の各電流容量値,電気機
器371,372,373・・・の各最大電流値(電流容
量)や使用優先順位,無停電電源33の使用要否の選択
情報等)を参照しながら各サブブレーカ341,342
343・・・毎に最適な電力の配分を計算し、各電気機
器371,372,373・・・の使用状態を決める。
【0027】そして、主制御手段39はその決めた各電
気機器371,372,373・・・の使用状態を示す指
令を各サブコントローラ361,362,363・・・に
おける制御手段45へ通信制御手段41,44を介して
送り、制御手段45はその指令に従って回路切替手段4
2,回路遮断手段44を制御する。
【0028】次に、各電気機器371,372,373
・・への供給電力を制御するときの動作をフローチャー
トに従って説明する。まず、図11に示すようにメイン
コントローラ35における主制御手段39はステップS
1で初期化処理を行った後に、ステップS2で各サブコ
ントローラ361,362,363・・・における制御手
段45へ通信制御手段41,44を介して電流値測定を
指示し、制御手段45がその指示に従って電流測定手段
43に電流を測定させてその結果を通信制御手段44,
41を介して主制御手段39へ送る。
【0029】主制御手段39はその電流測定手段43の
測定結果をデータ記憶手段40に記憶させる。全電力検
出手段38はデータ記憶手段40に記憶された電流測定
手段43の測定結果からサブブレーカ341,342,3
3・・・に流れる全使用電流を求め、主制御手段39
はステップS3で全電力検出手段38の検出したサブブ
レーカ341,342,343・・・の全使用電流とブブ
レーカ341,342,343・・・の全電流容量とを比
較して全使用電流が全電流容量を超過しているか否かを
調べる。
【0030】主制御手段39は全使用電流が全電流容量
を超過している場合には、ステップS4で図12の処理
に移行し、電力を遮断するか無停電電源33より電力を
供給する電気機器(電力制御すべき機器)を決定する。
【0031】主制御手段39は、図12の処理では、ま
ず、ステップS11で超過電流値(全使用電流の全電流
容量を超過している分)を算出する。続いて、主制御手
段39はステップS12にて現在使用中の電気機器の中
で、データ記憶手段40に記憶されている各電気機器の
電流容量を参照しながら電流容量が上記超過電流値以上
であって上記超過電流値に最も近い電気機器を求め(検
索し)、ステップS13でその電気機器が電力制御を行
って良いもの(電力遮断又は無停電電源33からの電力
供給をしてもよいもの)か否かをデータ記憶手段40に
記憶されている無停電電源33の使用要否,各電気機器
371,372,373・・・の電力遮断の要否のデータ
により調べる。
【0032】主制御手段39は電気機器が電力制御を行
って良いものである場合には、ステップS14〜S16
でデータ記憶手段40に記憶されている無停電電源33
の使用要否,各電気機器371,372,373・・・の
電力遮断の要否のデータに従って電力切替か回路遮断か
を選択するための選択情報を電力制御をすべき電気機器
に対応するサブコントローラの制御手段45へ通信制御
手段41,44を介して送り、制御手段45がその選択
情報に応じて回路切替手段42に回路切替を行わせるこ
とによって電気機器への供給電力を無停電電源33から
の電力に切替え、又は、回路遮断手段44を作動させて
電気機器への電流を遮断させる。
【0033】また、主制御手段39は電気機器が電力制
御を行えないものである場合には、ステップS13から
ステップS17に進んでデータ記憶手段40に記憶され
ている電気機器371,372,373・・・の使用優先
順位に基づいて現在動作中で最も使用優先順位が低い電
気機器を選択し、ステップS18でその電気機器が電力
制御を行って良いものか否かをデータ記憶手段40に記
憶されている無停電電源33の使用要否,各電気機器3
1,372,373・・・の電力遮断の要否のデータに
より調べる。
【0034】主制御手段39は電気機器が電力制御を行
って良いものである場合には、ステップS14に進んで
上述と同様にその電気機器への供給電力を無停電電源3
3からの電力に切替え、又は、回路遮断手段44を作動
させて電気機器への電流を遮断させる。また、主制御手
段39は電気機器が電力制御を行えないものである場合
には、ステップS19でデータ記憶手段40に記憶され
ている電気機器371,372,373・・・の使用優先
順位に基づいて現在動作中の電気機器の中で上記電力制
御を行えないものであると分かった電気機器を除外して
ステップS17へ進み、上述と同様にデータ記憶手段4
0に記憶されている電気機器371,372,373・・
・の使用優先順位に基づいて現在動作中で除外していな
い電気機器の中の最も使用優先順位が低い電気機器を選
択し、以下同様な動作を繰り返して行う。
【0035】また、主制御手段39は図11に示すよう
に全使用電流が全電流容量を超過していない場合には、
ステップS5に進んで電力制御をした電気機器が有るか
否かを調べ、電力制御をした電気機器が有る場合にはス
テップS6で全使用電流が全電流容量を超過しない範囲
で元の状態に復帰させる指令を電力制御をした電気機器
に対応するサブコントローラの制御手段45へ通信制御
手段41,44を介して送り、制御手段45がその指令
に応じて回路切替手段42に回路切替を行わせることに
よって電気機器への供給電力を主電力供給端子31から
の電力に戻させ、又は、回路遮断手段44を作動させて
電気機器への電流を回復させる。
【0036】このようにしてサブブレーカ341,3
2,343・・・に流れる電流が定格容量以下に抑えら
れる。なお、上記実施例において、サブブレーカ3
1,342,343・・・に流れる電流が定格容量以下
に抑えたが、別の実施例ではステップS11,S12の
処理を行わなくて超過電流値を算出せず、電気機器の使
用優先順位だけで電力制御すべき機器を選択するように
した。
【0037】また、上記実施例はサブブレーカ341
342,343・・・の電流値が電流容量を超過してしま
ってから電力の供給を制御するようにしているが、本発
明の他の実施例では、上記実施例において、電気機器3
1,372,373・・・の最大電流値をデータ記憶手
段40に記憶しておく。そして、主制御手段39はデー
タ記憶手段40に記憶されている電気機器371,3
2,373・・・の最大電流値から全供給電力を予測
し、その予測値が電力容量を超えるときにはデータ記憶
手段40に記憶されている電気機器371,372,37
3・・・の使用優先順位や無停電電源33の使用要否,
各電気機器371,372,373・・・の電力遮断の要
否のデータに応じて電力切替か回路遮断かを選択するた
めの選択情報を電力制御をすべき電気機器に対応するサ
ブコントローラの制御手段45へ通信制御手段41,4
4を介して送り、制御手段45がその選択情報に応じて
回路切替手段42に回路切替を行わせることによって電
気機器への供給電力を無停電電源33からの電力に切替
え、又は、回路遮断手段44を作動させて電気機器への
電流を遮断させる。
【0038】この実施例では、まだ動作していない電気
機器が作動することによつて全供給電力の予測値が電力
容量を超えるか否かを予測できるので、その電気機器に
対して予め回路遮断手段44で電力を遮断しておいたり
回路切替手段42で供給電力を無停電電源33からの電
力に切替えておいたりでき、安全性が増加する。また、
その予測は既に回路遮断手段44で電力を遮断していた
り回路切替手段42で供給電力を無停電電源33からの
電力に切替えていたりした場合にその復旧を行う際に
は、復旧をして良いかどうかを判断するのに有効であ
る。
【0039】また、上記実施例では、回路切替手段42
と回路遮断手段44の両方を有しているが、回路切替手
段42だけを用いるようにしてもよい。このように構成
すれば、小規模のコンピュータシステム用電源としても
適している。
【0040】無停電電源は元々、商用交流電源の停電時
にコンピュータ等の電気機器に電力を供給してデータの
破壊等から保護するものである。上記実施例もメインコ
ントローラ35、サブコントローラ361,362,36
3・・・に無停電電源33より電力を供給しており、商
用交流電源の停電時に回路切替手段42により無停電電
源33側に切替えることにより同様な用とにも用いられ
る。
【0041】無停電電源33はバッテリとインバータと
を主として構成されており、ここから取り出せる電流値
には上限がある。無停電電源33から上限を超えて電流
を取り出すと、電圧の低下やバッテリの劣化をひき起こ
す。これを防止するため、本発明の他の実施例では、上
記実施例において、無停電電源33より取り出せる電流
の上限値をデータ記憶手段40に記憶させておき、主制
御手段39が全電力検出手段38の検出した全使用電流
値のうち回路切替手段42により無停電電源33から給
電されている値、すなわち、無停電電源33より取り出
している電流値を求め、この電流値がデータ記憶手段4
0に記憶されている上限値を超えた場合に回路切替手段
42を復旧させて無停電電源33を保護する。
【0042】複数の電気機器が無停電電源33から給電
されている場合、主制御手段39が電気機器の使用優先
順位により復旧すべき電気機器を選択したり、最も使用
電流の多い電気機器を選択するようにしてもよい。ま
た、その復旧により再度サブブレーカの容量を上回る電
流が流れた場合には、主制御手段39が復旧した電気機
器に代って電力遮断できる電気機器を選択するような処
理を行う必要がある。
【0043】無停電電源33を過大電流から保護するた
め、上記実施例ではサブブレーカ341,342,343
・・・の電流値が電流容量を超過してしまってから回路
切替手段42の動作を抑制するようにしているが、本発
明の他の実施例では、電気機器の最大電流値をデータ記
憶手段40に記憶しておき、主制御手段39は回路切替
手段42により供給電力が無停電電源33からの電力に
切替えられている電気機器の最大電流値と,これから供
給電力を無停電電源33からの電力に切替えようとして
いる電気機器の最大電流値から無停電電源33より取り
出す全電流値を予測する。
【0044】そして、主制御手段39はその予測値がサ
ブブレーカ341,342,343・・・の電流容量を超
えるときには回路切替手段42を作動させず、これに替
えて上述のように回路遮断できる電気機器をデータ記憶
手段40に記憶されているデータから選択してその電気
機器に対する電力供給を遮断させる指令を通信制御手段
41,44を介して制御手段45へ送り、制御手段45
がその指令により回路遮断手段44を作動させてその電
気機器への電流を遮断させる。このような処理を行うこ
とにより保護動作がさらに確実に行われる。
【0045】無停電電源33は主にそのバッテリの容量
から、供給できる電力量(電力×時間)に制限があり、
これを無視すると、電圧の低下による電気機器の誤動作
や、過放電によるバッテリの劣化を招く。これを防止す
るために、本発明の他の実施例では、上記実施例におい
て、図13に示すようにメインコントローラ35にタイ
マー手段47及び電力積算手段48を設け、無停電電源
33の供給電力量を監視している。
【0046】すなわち、メインコントローラ35におい
ては、主制御手段39は全電力検出手段38の検出した
全使用電力のうち回路切替手段42により無停電電源3
3から供給している電力値、つまり、無停電電源33よ
り取り出している電力値を求め、この電力値とタイマー
手段47で計時した通電時間との積を無停電電源33の
使用電力量として求める。
【0047】一方、データ記憶手段40には無停電電源
33の許容電力量(電力×時間)を記憶させておく。そ
して、主制御手段39は上述のように求めた無停電電源
33の使用電力量をデータ記憶手段40に記憶されてい
る無停電電源33の許容電力量と比較し、使用電力量が
許容電力量を超過したら無停電電源33による副電力供
給端子32からの電力供給が限界に達したものとして検
出し、無停電電源33を保護する。
【0048】この場合、主制御手段39は無停電電源3
3からの電力供給を停止するにあって、新たに回路遮断
できる電気機器をデータ記憶手段40に記憶されている
データから選択してその電気機器に対する電力供給を遮
断させる指令を通信制御手段41,44を介して制御手
段45へ送ることによって、制御手段45に回路遮断手
段44を作動させてその電気機器への電流を遮断させ、
これにより回路切替手段42を復旧させてもよいだけの
電流の余裕を確保してから、回路切替手段42を復旧さ
せて無停電電源33を保護する。このため、無停電電源
33による給電を必要とするような電気機器の安全性を
確保することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明による
電力制御装置によれば、入力電力が供給される主電力供
給端子と、入力電力が供給される無停電電源と、この無
停電電源から電力が供給される複数の副電力供給端子
と、この複数の副電力供給端子から個々に電力が供給さ
れると共に前記主電力供給端子から電力が供給され前記
無停電電源から供給される電力により動作して電力を各
電気機器へそれぞれ供給する複数のサブコントローラ
と、前記無停電電源から供給される電力により動作して
前記複数のサブコントローラを制御するメインコントロ
ーラとを有する電力制御装置であって、前記複数のサブ
コントローラは、前記メインコントローラにより制御さ
れ前記副電力供給端子から供給される電力と前記主電力
供給端子から供給される電力とを切替えて電気機器へ供
給する回路切替手段と、この回路切替手段から電気機器
へ供給される電流を測定する測定手段と、前記メインコ
ントローラにより制御され電気機器へ供給される電力を
遮断する回路遮断手段とをそれぞれ有し、前記メインコ
ントローラは、前記複数のサブコントローラにおける前
記測定手段からの測定値より前記主電力供給端子及び前
記複数の副電力供給端子から供給される全電力を検出す
る全電力検出手段と、前記複数のサブコントローラに接
続された複数の電気機器に関するデータを記憶するデー
タ記憶手段と、前記全電力検出手段の検出した全電力が
所定値を超えたときに前記データ記憶手段の記憶データ
に応じて前記複数のサブコントローラにおける前記回路
切替手段及び前記回路遮断手段を選択的に作動させる主
制御手段とを有するので、電気機器の使用面での操作性
を悪くしたりブレーカを増設したりせずに無停電電源及
び電気機器を統一的に管理して過電流によりブレーカが
作動することを防止することができ、無停電電源による
給電でコンピュータ等の電気機器に給電を続行すること
ができて電気機器の安定した使用ができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の電力制御装置において、前記複数のサブコントロー
ラにおける前記測定手段が各々前記回路切替手段から電
気機器へ供給される電力を測定し、前記全電力検出手段
が前記複数のサブコントローラにおける前記測定手段の
測定した電力値の合計値を算出するので、複数の電気機
器が使用する電力を正確に、個別に得ることができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の電力制御装置において、前記メインコントロ
ーラと前記複数のサブコントローラにそれぞれ通信制御
手段を設け、この通信制御手段で前記メインコントロー
ラと前記複数のサブコントローラとの各間の信号の授受
を行うので、メインコントローラと前記複数のサブコン
トローラとの各間で簡単に信号の授受を行うことができ
る。
【0052】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2又は3記載の電力制御装置において、前記データ記
憶手段は前記複数のサブコントローラから電気機器へ供
給される各電力を遮断するか前記無停電電源からの電力
を電気機器へ供給するかを選択する選択情報を記憶し、
この選択情報に応じて前記主制御手段が前記複数のサブ
コントローラにおける前記回路切替手段及び前記回路遮
断手段を選択的に作動させるので、各電気機器に適した
電力制御方法を自動的に選択することができる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、請求項1又
は2又は3記載の電力制御装置において、前記データ記
憶手段が前記複数のサブコントローラに接続された電気
機器の優先順位を記憶し、この優先順位に応じて前記主
制御手段が前記複数のサブコントローラにおける前記回
路切替手段又は前記回路遮断手段を選択して作動させる
ので、回路遮断又は回路切替を行える電気機器を自動的
に選択することができる。
【0054】請求項6記載の発明によれば、請求項4又
は5記載の電力制御装置において、前記データ記憶手段
が前記複数のサブコントローラに接続された電気機器の
最大電流と前記選択情報と前記優先順位を記憶し、前記
主制御手段は前記主電力供給端子から前記複数のサブコ
ントローラに接続された電気機器へ電力を供給するとき
に前記データ記憶手段に記憶している各電気機器の最大
電流から全電力を予測してこの予測値が所定値を超えた
場合に前記選択情報及び前記優先順位に応じて前記複数
のサブコントローラにおける前記回路切替手段及び前記
回路遮断手段を選択的に作動させるので、予め回路を遮
断しておいたり無停電電源に切替えておいたりでき、安
全性が増加する。しかも、予測は既に遮断していたり切
替えられていたりする回路を復旧させる際に復旧させて
良いかどうかを判断するのに有効である。
【0055】請求項7記載の発明によれば、請求項4又
は5又は6記載の電力制御装置において、前記データ記
憶手段が前記無停電電源より供給できる最大電流値を記
憶し、前記主制御手段は前記電力検出手段で検出した検
出値のうち前記複数の副電力供給端子より供給される全
電力が前記データ記憶手段に記憶されている前記無停電
電源より供給できる最大電流値を超えたときに前記複数
のサブコントローラにおける前記回路切替手段の作動を
抑制するので、電圧の低下や無停電電源におけるバッテ
リの劣化を防止でき、信頼性の向上を計ることができ
る。
【0056】請求項8記載の発明によれば、請求項4又
は5記載の電力制御装置において、前記データ記憶手段
が前記無停電電源の電流容量と前記複数のサブコントロ
ーラに接続された各電気機器の最大電流を記憶し、前記
主制御手段は前記複数のサブコントローラにおける前記
回路切替手段を選択的に作動させるときに前記データ記
憶手段に記憶されている各電気機器の最大電流から前記
複数の副電力供給端子より供給される全電力を予測して
この予測値が前記データ記憶手段に記憶されている前記
無停電電源の電流容量を超えた場合には前記複数のサブ
コントローラにおける前記回路切替手段の作動を抑制す
るので、実際に使用電流値が無停電電源の電流容量を超
えてから使用電流を制御するよりも、より安全に、より
確実に電圧の低下や無停電電源におけるバッテリの劣化
を防止でき、さらに信頼性の向上を計ることができる。
【0057】請求項9記載の発明によれば、請求項4又
は5又は6又は7又は8記載の電力制御装置において、
前記メインコントローラは前記複数の副電力供給端子よ
り供給される電力の積算値を検出する電力積算手段を有
し、前記データ記憶手段が前記無停電電源の電力容量を
記憶し、前記主制御手段が電力積算手段が検出した電力
積算値と前記データ記憶手段に記憶されている前記無停
電電源の電力容量を比較して前記無停電電源による前記
副電力供給端子の電力供給限界を検出するので、正確に
電力強杞憂の限界を検出でき、電圧の低下による電気機
器の誤動作や過放電によるバッテリの劣化を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を示すブロック図である。
【図2】請求項2記載の発明を示すブロック図である。
【図3】請求項3記載の発明を示すブロック図である。
【図4】請求項4記載の発明を示すブロック図である。
【図5】請求項5記載の発明を示すブロック図である。
【図6】請求項6記載の発明を示すブロック図である。
【図7】請求項7記載の発明を示すブロック図である。
【図8】請求項8記載の発明を示すブロック図である。
【図9】請求項9記載の発明を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図11】同実施例の動作フローの一部を示すフローチ
ャートである。
【図12】同実施例の動作フローの他の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 サブコントローラ 2 回路切替手段 3,9 測定手段 4 回路遮断手段 5 メインコントローラ 6 全電力検出手段 7,12,14,16,18,20 データ記憶手
段 8,13,15,17,19,21 主制御手段 10,11 通信制御手段 22 電力積算手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電力が供給される主電力供給端子と、
    入力電力が供給される無停電電源と、この無停電電源か
    ら電力が供給される複数の副電力供給端子と、この複数
    の副電力供給端子から個別に電力が供給されると共に前
    記主電力供給端子から電力が供給され前記無停電電源か
    ら供給される電力により動作して電力を各電気機器へそ
    れぞれ供給する複数のサブコントローラと、前記無停電
    電源から供給される電力により動作して前記複数のサブ
    コントローラを制御するメインコントローラとを有する
    電力制御装置であって、 前記複数のサブコントローラは、前記メインコントロー
    ラにより制御され前記副電力供給端子から供給される電
    力と前記主電力供給端子から供給される電力とを切替え
    て電気機器へ供給する回路切替手段と、この回路切替手
    段から電気機器へ供給される電流を測定する測定手段
    と、前記メインコントローラにより制御され電気機器へ
    供給される電力を遮断する回路遮断手段とをそれぞれ有
    し、 前記メインコントローラは、前記複数のサブコントロー
    ラにおける前記測定手段からの測定値より前記主電力供
    給端子及び前記複数の副電力供給端子から供給される全
    電力を検出する全電力検出手段と、前記複数のサブコン
    トローラに接続された複数の電気機器に関するデータを
    記憶するデータ記憶手段と、前記全電力検出手段の検出
    した全電力が所定値を超えたときに前記データ記憶手段
    の記憶データに応じて前記複数のサブコントローラにお
    ける前記回路切替手段及び前記回路遮断手段を選択的に
    作動させる主制御手段とを有することを特徴とする電力
    制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電力制御装置において、前
    記複数のサブコントローラにおける前記測定手段が各々
    前記回路切替手段から電気機器へ供給される電力を測定
    し、前記全電力検出手段が前記複数のサブコントローラ
    における前記測定手段の測定した電力値の合計値を算出
    することを特徴とする電力制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電力制御装置におい
    て、前記メインコントローラと前記複数のサブコントロ
    ーラにそれぞれ通信制御手段を設け、この通信制御手段
    で前記メインコントローラと前記複数のサブコントロー
    ラとの各間の信号の授受を行うことを特徴とする電力制
    御装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3記載の電力制御装置
    において、前記データ記憶手段は前記複数のサブコント
    ローラから電気機器へ供給される各電力を遮断するか前
    記無停電電源からの電力を電気機器へ供給するかを選択
    する選択情報を記憶し、この選択情報に応じて前記主制
    御手段が前記複数のサブコントローラにおける前記回路
    切替手段及び前記回路遮断手段を選択的に作動させるこ
    とを特徴とする電力制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2又は3記載の電力制御装置
    において、前記データ記憶手段が前記複数のサブコント
    ローラに接続された電気機器の優先順位を記憶し、この
    優先順位に応じて前記主制御手段が前記複数のサブコン
    トローラにおける前記回路切替手段又は前記回路遮断手
    段を選択して作動させることを特徴とする電力制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の電力制御装置におい
    て、前記データ記憶手段が前記複数のサブコントローラ
    に接続された電気機器の最大電流と前記選択情報と前記
    優先順位を記憶し、前記主制御手段は前記主電力供給端
    子から前記複数のサブコントローラに接続された電気機
    器へ電力を供給するときに前記データ記憶手段に記憶し
    ている各電気機器の最大電流から全電力を予測してこの
    予測値が所定値を超えた場合に前記選択情報及び前記優
    先順位に応じて前記複数のサブコントローラにおける前
    記回路切替手段及び前記回路遮断手段を選択的に作動さ
    せることを特徴とする電力制御装置。
  7. 【請求項7】請求項4又は5又は6記載の電力制御装置
    において、前記データ記憶手段が前記無停電電源より供
    給できる最大電流値を記憶し、前記主制御手段は前記電
    力検出手段で検出した検出値のうち前記複数の副電力供
    給端子より供給される全電力が前記データ記憶手段に記
    憶されている前記無停電電源より供給できる最大電流値
    を超えたときに前記複数のサブコントローラにおける前
    記回路切替手段の作動を抑制することを特徴とする電力
    制御装置。
  8. 【請求項8】請求項4又は5記載の電力制御装置におい
    て、前記データ記憶手段が前記無停電電源の電流容量と
    前記複数のサブコントローラに接続された各電気機器の
    最大電流を記憶し、前記主制御手段は前記複数のサブコ
    ントローラにおける前記回路切替手段を選択的に作動さ
    せるときに前記データ記憶手段に記憶されている各電気
    機器の最大電流から前記複数の副電力供給端子より供給
    される全電力を予測してこの予測値が前記データ記憶手
    段に記憶されている前記無停電電源の電流容量を超えた
    場合には前記複数のサブコントローラにおける前記回路
    切替手段の作動を抑制することを特徴とする電力制御装
    置。
  9. 【請求項9】請求項4又は5又は6又は7又は8記載の
    電力制御装置において、前記メインコントローラは前記
    複数の副電力供給端子より供給される電力の積算値を検
    出する電力積算手段を有し、前記データ記憶手段が前記
    無停電電源の電力容量を記憶し、前記主制御手段が電力
    積算手段が検出した電力積算値と前記データ記憶手段に
    記憶されている前記無停電電源の電力容量を比較して前
    記無停電電源による前記副電力供給端子の電力供給限界
    を検出することを特徴とする電力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007236023A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Toyota Motor Corp 建物の電力供給システム

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