JPH05252640A - 避雷装置およびこの装置を備えた屋外用構造物 - Google Patents
避雷装置およびこの装置を備えた屋外用構造物Info
- Publication number
- JPH05252640A JPH05252640A JP3030050A JP3005091A JPH05252640A JP H05252640 A JPH05252640 A JP H05252640A JP 3030050 A JP3030050 A JP 3030050A JP 3005091 A JP3005091 A JP 3005091A JP H05252640 A JPH05252640 A JP H05252640A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning
- conductor
- receiving unit
- lamp body
- stroke
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】避雷効果を向上させた避雷装置およびこの装置
を備えた構造物を提供する。 【構成】屋外に設置される構造物の頂部上方に設けたこ
の構造物の略全長に沿う長さの受雷部と、この受雷部に
生じた雷電流を大地に通流させる導体とを設けている。 【効果】多方向からの雷を上記受雷部がキャッチし、こ
れによって、屋外構造物の避雷を確実に行うことができ
る。
を備えた構造物を提供する。 【構成】屋外に設置される構造物の頂部上方に設けたこ
の構造物の略全長に沿う長さの受雷部と、この受雷部に
生じた雷電流を大地に通流させる導体とを設けている。 【効果】多方向からの雷を上記受雷部がキャッチし、こ
れによって、屋外構造物の避雷を確実に行うことができ
る。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は避雷効果を向上させた避
雷装置およびこの避雷装置を備えた構造物に関する。
雷装置およびこの避雷装置を備えた構造物に関する。
【0003】
【従来の技術】建物あるいは屋外に設置される機器等の
構造物の避雷のために避雷針を設けることが一般に行わ
れている。たとえば、ナトリウム灯具において避雷針を
設けている。すなわち、ナトリウム灯具は一般に横長で
あり、この灯具の頂部に避雷針を設けている。
構造物の避雷のために避雷針を設けることが一般に行わ
れている。たとえば、ナトリウム灯具において避雷針を
設けている。すなわち、ナトリウム灯具は一般に横長で
あり、この灯具の頂部に避雷針を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これによって、かなり
避雷できるが、必ずしも充分ではない。受雷によって、
甚だしいときには、ラツチ部分の焼損、反射板の黒変、
端子台、ソケット回りの焼損等の損傷を招くことがあっ
た。
避雷できるが、必ずしも充分ではない。受雷によって、
甚だしいときには、ラツチ部分の焼損、反射板の黒変、
端子台、ソケット回りの焼損等の損傷を招くことがあっ
た。
【0005】[発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、屋
外に設置される構造物の頂部上方に設けられ、この構造
物の略全長に沿う長さに形成された受雷部と、受雷に伴
って上記受雷部に生じた雷電流を大地に通流させる導体
とを具備したことを特徴とする。
外に設置される構造物の頂部上方に設けられ、この構造
物の略全長に沿う長さに形成された受雷部と、受雷に伴
って上記受雷部に生じた雷電流を大地に通流させる導体
とを具備したことを特徴とする。
【0007】請求項2の本発明は、請求項1記載の避雷
装置を備えたことを特徴とする屋外用構造物。
装置を備えたことを特徴とする屋外用構造物。
【0008】請求項3記載の本発明は、上記構造物の頂
部にこの構造物の略全長に沿って金属体が埋設され、こ
の金属体を上記導体に電気的に接続することを特徴とす
る請求項2記載の屋外用構造物。
部にこの構造物の略全長に沿って金属体が埋設され、こ
の金属体を上記導体に電気的に接続することを特徴とす
る請求項2記載の屋外用構造物。
【0009】
【作用】構造物の略全長に沿う長さの受雷部をこの構造
物の頂部上方に設けたので構造物が横長であっても、多
方向からの雷をこの受雷部がキャッチし、確実に避雷す
ることが可能となる。また、このような避雷装置を構造
物に設けたことにより、この構造物が横長であっても、
この構造物を確実に落雷から保護することが可能とな
る。また、仮に受雷部からそれて構造物に直接雷が達し
た場合でも、この構造物に埋設した金属体を介して避雷
でき、構造物を一層確実に落雷から保護することが可能
となる。
物の頂部上方に設けたので構造物が横長であっても、多
方向からの雷をこの受雷部がキャッチし、確実に避雷す
ることが可能となる。また、このような避雷装置を構造
物に設けたことにより、この構造物が横長であっても、
この構造物を確実に落雷から保護することが可能とな
る。また、仮に受雷部からそれて構造物に直接雷が達し
た場合でも、この構造物に埋設した金属体を介して避雷
でき、構造物を一層確実に落雷から保護することが可能
となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照して説明す
る。1は受雷部で、この受雷部1は屋外に設置される構
造物2の上方に設けられ、この構造物2の略全長に沿う
長さに形成されている。3 は、受雷に伴って受雷部1
に生じた雷電流を大地に通流せる導体である。構造物2
は、本実施例ではナトリウム灯具である。
る。1は受雷部で、この受雷部1は屋外に設置される構
造物2の上方に設けられ、この構造物2の略全長に沿う
長さに形成されている。3 は、受雷に伴って受雷部1
に生じた雷電流を大地に通流せる導体である。構造物2
は、本実施例ではナトリウム灯具である。
【0011】つぎに上記実施例についてさらに詳述する
と、ナトリウム灯具すなわち構造物2は灯体5有し、こ
の灯体5は上記導体3を兼ねるポールに支持されてい
る。図示しないが、灯体5は内部にナトリウムランプを
収納している。6は上記ランプに対向して設けられた透
光性カバーである。受雷部1はJIS H4040等の
規格に基づく材質の棒状体をL字状に折曲形成したもの
で、基部を、上記導体3を兼ねるポールの先端部に固着
具7によって、機械的かつ電気的に接続されている。
と、ナトリウム灯具すなわち構造物2は灯体5有し、こ
の灯体5は上記導体3を兼ねるポールに支持されてい
る。図示しないが、灯体5は内部にナトリウムランプを
収納している。6は上記ランプに対向して設けられた透
光性カバーである。受雷部1はJIS H4040等の
規格に基づく材質の棒状体をL字状に折曲形成したもの
で、基部を、上記導体3を兼ねるポールの先端部に固着
具7によって、機械的かつ電気的に接続されている。
【0012】図2〜4は第3の本発明に対応する実施例
であり、この実施例において、10は金属体であり、灯体
5内に埋設されている。この灯体5は例えばFRP製で
あって、金属体10はたとえばSUS製の金網であり、灯
体5成形時、FRPの複数層11間に一層または複数層を
一層づつ順次挟むことにより、灯体5内に埋設するもの
である。そうして、金属体10の一端からリード線12を取
り出し、これを仕切り壁13を貫通させ、灯体5の端部に
設けた端子部14に接続している。15は図示しないが、導
体3を兼ねるポールの端部に適宜の手段で電気的に接続
された端子部で、この端子部15と上記端子部14との間を
他の導体16で接続している。これによって、金属体10は
導体3と電気的に接続される。つぎに上記実施例の作用
を説明する。市販の避雷針を設けた場合と本発明の避雷
装置を設けた場合とについて落雷実験によって評価を行
った。市販の避雷針は直線状のものを用い、これを上記
本発明の場合と同様に、基部をポール先端部に固着具に
よって地面に対して垂直に固着した(従来装置)。この
従来装置および本発明装置に対して灯体5上方1.5m
の位置に放電用電極を位置させた。なお、上記灯体 を
1.2mのミニポールに固定するとともに、このポール
を介して接地した。インパルス電圧発生装置を用いて約
1000KVの電圧を印加した。電気エネルギーはおよ
そ100KJ、接地抵抗は10Kオーム以下とした。実
験結果は、従来装置の場合は、灯体5の基部側に落雷し
た場合には問題なかったが、灯体の先端の上方や、側面
上方から受雷した場合には灯体5に落雷した。本発明装
置の場合には、放電用電極を上記従来装置の場合と同じ
位置、あるいはあらゆる方向に位置させて落雷を発生さ
せた。この結果はいずれの位置に放電用電極を位置させ
ても、灯体に対して落雷せず、充分な避雷効果が確認で
きた。
であり、この実施例において、10は金属体であり、灯体
5内に埋設されている。この灯体5は例えばFRP製で
あって、金属体10はたとえばSUS製の金網であり、灯
体5成形時、FRPの複数層11間に一層または複数層を
一層づつ順次挟むことにより、灯体5内に埋設するもの
である。そうして、金属体10の一端からリード線12を取
り出し、これを仕切り壁13を貫通させ、灯体5の端部に
設けた端子部14に接続している。15は図示しないが、導
体3を兼ねるポールの端部に適宜の手段で電気的に接続
された端子部で、この端子部15と上記端子部14との間を
他の導体16で接続している。これによって、金属体10は
導体3と電気的に接続される。つぎに上記実施例の作用
を説明する。市販の避雷針を設けた場合と本発明の避雷
装置を設けた場合とについて落雷実験によって評価を行
った。市販の避雷針は直線状のものを用い、これを上記
本発明の場合と同様に、基部をポール先端部に固着具に
よって地面に対して垂直に固着した(従来装置)。この
従来装置および本発明装置に対して灯体5上方1.5m
の位置に放電用電極を位置させた。なお、上記灯体 を
1.2mのミニポールに固定するとともに、このポール
を介して接地した。インパルス電圧発生装置を用いて約
1000KVの電圧を印加した。電気エネルギーはおよ
そ100KJ、接地抵抗は10Kオーム以下とした。実
験結果は、従来装置の場合は、灯体5の基部側に落雷し
た場合には問題なかったが、灯体の先端の上方や、側面
上方から受雷した場合には灯体5に落雷した。本発明装
置の場合には、放電用電極を上記従来装置の場合と同じ
位置、あるいはあらゆる方向に位置させて落雷を発生さ
せた。この結果はいずれの位置に放電用電極を位置させ
ても、灯体に対して落雷せず、充分な避雷効果が確認で
きた。
【0013】そして、上記避雷装置を備えた上記構造
物、すなわち灯体5は確実に落雷から保護される。
物、すなわち灯体5は確実に落雷から保護される。
【0014】また、万一雷が受雷部1からそれ、灯体5
に直接達した場合、この灯体5内の金属体 が雷をキャ
ッチし、この雷電流はポールすなわち導体3を介して大
地に通流し、これによって確実な避雷効果が得られる。
に直接達した場合、この灯体5内の金属体 が雷をキャ
ッチし、この雷電流はポールすなわち導体3を介して大
地に通流し、これによって確実な避雷効果が得られる。
【0015】なお、導体3としては、上記実施例ではポ
ールが兼ねていたが、これに限定されけることなく、電
線を用いてもよい。構造物としては、灯具の他に建物あ
るい屋外広告塔あるいはその他任意のものでよく、これ
ら構造物が横長である場合に有効である。
ールが兼ねていたが、これに限定されけることなく、電
線を用いてもよい。構造物としては、灯具の他に建物あ
るい屋外広告塔あるいはその他任意のものでよく、これ
ら構造物が横長である場合に有効である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の本発明
は、屋外に設置される構造物の頂部上方に設けられ、こ
の構造物の略全長に沿う長さに形成された受雷部と、受
雷に伴って上記受雷部に生じた雷電流を大地に通流させ
る導体とを設けたものであるから、多方向からの雷を上
記受雷部がキャッチし、確実に避雷することが可能とな
る。また、請求項2の本発明は、請求項1記載の避雷装
置を構造物に設けたものであるから、この構造物が横長
であっても、この構造物を確実に落雷から保護すること
が可能となる。また、請求項3の本発明は、構造物の頂
部にこの構造物の略全長に沿って金属体が埋設され、こ
の金属体を上記導体に電気的に接続したものであるか
ら、万一受雷部からそれて構造物に直接雷が達した場合
でも、上記金属体を介して避雷でき、構造物を一層確実
に落雷から保護することができるものである。
は、屋外に設置される構造物の頂部上方に設けられ、こ
の構造物の略全長に沿う長さに形成された受雷部と、受
雷に伴って上記受雷部に生じた雷電流を大地に通流させ
る導体とを設けたものであるから、多方向からの雷を上
記受雷部がキャッチし、確実に避雷することが可能とな
る。また、請求項2の本発明は、請求項1記載の避雷装
置を構造物に設けたものであるから、この構造物が横長
であっても、この構造物を確実に落雷から保護すること
が可能となる。また、請求項3の本発明は、構造物の頂
部にこの構造物の略全長に沿って金属体が埋設され、こ
の金属体を上記導体に電気的に接続したものであるか
ら、万一受雷部からそれて構造物に直接雷が達した場合
でも、上記金属体を介して避雷でき、構造物を一層確実
に落雷から保護することができるものである。
【図1】本発明の一実施例の一部切欠正面図
【図2】本発明の他の実施例の一部切欠正面図
【図3】同じく要部正面図
【図4】図3のさらに要部の側面図
1・・・受雷部、2・・・構造物、3・・・導体、10・
・・金属体
・・金属体
Claims (3)
- 【請求項1】屋外に設置される構造物の頂部上方に設け
られ、この構造物の略全長に沿う長さに形成された受雷
部と;受雷に伴ってこの受雷部に生じた雷電流を大地に
通流させる導体とを具備したことを特徴とする避雷装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の避雷装置を備えていること
を特徴とする屋外用構造物。 - 【請求項3】上記構造物の頂部にはこの構造物の略全長
に沿って金属体が埋設され、この金属体は上記導体に電
気的に接続されていることを特徴とする請求項2記載の
屋外用構造物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40459390A JPH06247543A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 振分け搬送装置 |
JP2-404593 | 1990-12-04 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252640A true JPH05252640A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=18514257
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40459390A Pending JPH06247543A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 振分け搬送装置 |
JP3030050A Pending JPH05252640A (ja) | 1990-12-04 | 1991-02-25 | 避雷装置およびこの装置を備えた屋外用構造物 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40459390A Pending JPH06247543A (ja) | 1990-12-04 | 1990-12-04 | 振分け搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPH06247543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102324701A (zh) * | 2011-06-02 | 2012-01-18 | 天津市国土资源和房地产执法监察总队 | 一种避雷装置 |
-
1990
- 1990-12-04 JP JP40459390A patent/JPH06247543A/ja active Pending
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3030050A patent/JPH05252640A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102324701A (zh) * | 2011-06-02 | 2012-01-18 | 天津市国土资源和房地产执法监察总队 | 一种避雷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06247543A (ja) | 1994-09-06 |
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