JPS5951500A - 避雷針装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 避雷針の尖端に優先的に雷が落ち易くするために放射線
源を用いるような種々な避雷針が提案されている。

避雷針の尖端付近に放射線源があると、避雷針の尖端付
近での空気のイオン化作用によって避雷針の尖端への落
雷を促進して保護効果を高めることが実験で立証されて
いる。このようなイオン化作用は、荒天状態の下で、荷
電された買と避雷針の尖端との間に優先的な導通路を形
成するように著しく促進し、これによυ、雷は雲から他
の場所ではなく避雷針の尖端に落ちる。

空気のイオン化が生じるところの距離を長くする目的で
、放射線源によシ形成された粒子に作用する大気電界を
用いることによって放射線型避雷針の効果を高めること
が提案されている（例えば、米国特許第２，０５２，３
３８号、及び−ｆ２，６４４゜０２６号、イタリー特許
オ６１０．（３６１号、オーストリア特許第１７７．１
７８号、英国特許第４２９゜００４号参照）。

然し乍ら、放射線源は有害であるので、放射線源の使用
について、利用者や当局からの反対が強くなってきてい
る。大部分の国々では、避雷針装置に放射線を使用する
ことが既に禁止されている。

本発明者は、避雷装置に放射線源を使用することを回避
し、１つ又は多数の電気アークによって避雷針の尖端付
近にイオン化作用を形成することにより、放射線源では
得られないような著しく高い効果をこのような装置に与
えることができるということをやや意外なやυ方で実験
的に確認した。

本発明の目的は、少なくとも１つの電力導体部品を具備
し、この部品は、避雷針の尖端の付近でこの尖端と、こ
の尖端を接地する導体とから電気的に絶縁されて固定さ
れ、上記部品は、これが大気電位をはぎとシできるよう
に少なくとも１つの尖端が終端接続された部分を呈する
と共に、電極を形成する第２の部分も呈し、上記電極は
、少なくとも荒天の状態において、上記導体と避雷針と
の間の電位差によシ、それ自体で避雷針の効果を高める
に足るような放電が上記電極と避雷針との間に生じるに
充分な程、上記避雷針に接近して配置されることを特徴
とする避雷針装置を提供することである。

以下、本発明の装置の実施例を示した添付図面を参照し
て詳細に説明する。

図中、１は避雷針を示し、その尖端２は雷を受けるよう
にされる。避雷針はケーブル３の上端と相互接続され、
ケーブルの下端（図示セｆ　）　ハ、良く知られたやシ
かたでアースされる。避雷針１は、標準手段（図示せず
）によυ、軸方向に対してクロスする電気絶縁本体４に
固定される。この部品４は、パイプ５と相互接続され、
このパイプは良く知られたやり方（図示せず）で、全部
品を地上又は海上の建物の上部に固定したシ、或いは雷
から保護さるべき構造体（例えば、テレビや無線通信用
のタワー）の上部に固定したシするようにされる。以上
の説明は公知である。本発明の新規性及び独創性は、避
雷針１及びアースケーブル６から適切に電気絶縁される
ように既知のやυかた（図示せず）で絶縁部品４に固定
された金属部品６にある。この部品６は、例えば１０な
いし２０ｃｒｎ或いはそれ以上の距離だけ絶縁部品４か
ら半径方向外方に延びる電気リードを形成する第１アー
ム７を備えている。この例では、アーム７は本体４に固
定されないほうの端に３本の鋭い金属尖端部８，９．１
０を有している。これらの尖端部８，９．１０をもった
部品７０機能は、これが置かれた領域の大気電位を部品
６で取シ上げることである。

部品６は第２アーム１１も備え、その自由端１２は鋭い
端であシ、避雷針１の上部付近でその尖端２に非常に接
近している。この端１２は後述するように電極を形成す
る。

別の態様においては、上記部品６のような多数の部品を
絶縁本体４のまわりで星形に分散配置させることができ
る。更に別の態様においては、部品７の尖端部８のみが
存在するようにし、尖端部９及び１０を省くことができ
る。

この装置は次のように作動する。

大気電位は地面から増加し、そして荒天状態の下では電
位勾配が地上からの高″：５１ｍ当たり数千ボルト或い
は敵方ボルトに達し得ることが分っている。部品６の部
分７はこれが置かれた領域の大気電位を取り上げるよう
に働く。尖端部８，９゜１０のいわゆる尖端の公知の電
気作用によ少部品６０大気電位のはぎ取シが加速される
。

荒天状態の下では、尖端部１２（避雷針の尖端が配置さ
れた領域の大気電位にある）と避雷針１との間の電位差
が高く、尖端部１２と避雷針１との間に放電が生じる。

この放電によ少部品７が瞬間的にゼロ電位にされ、放電
が停止する。

部品６は再び大気電位を取υ上げ、部分７と避雷針１と
の間に新たな放電が生じる。このようにして次りの放電
が非常に速い速度で生じ、従って荒天状態の下では、実
際に、連続放電が形成されるかのように全ての作用が生
じる。この放電は、尖端２の上の大気領域に、雷がケー
ブル６によって優先的にアースへと達するような導電路
、即ち実験的に立証されているいわゆる雷防護導体を形
成するように働く。

従って、強力な放射線源をもった装置に勝る非常に優れ
た効果を、このような放射線源を用いずに、果たしつ＼
、雷防護が達成される。更に、この装置の効率は、尖端
部１２と避雷針１との間の放電の強さと共に増加し、ひ
いては大気電位勾配の増加と共に増加し、即ち正確には
得られるべき肋膜について最も有用であると考えられる
状態の時に効率が増大する。

避雷針から下方に延びる導体の環境保安性に関する限シ
は、６のような裸導体よシ成る標準的な避雷針導体を使
用するのではなく、シールド導体よシ成る避雷針導体を
使用するのが便利であル、その金属シールド体は導体か
ら電気的に絶縁されそして導体自体と同様にアースされ
る。スイス特許第５２１．６７７号及びこれに対応する
他の国々での特許（即ち米国特許第３，９１９，９５６
号及びドイツ特許第２．２１２，１５６号）は２次的な
放電−七の危険性については良く知られている−を防止
する改良され九避雷針導体について開示している。

以上に述べた装置は、建物や海上構造物や遠隔通信ステ
ーションを保賎するだけでなく、アース線（ワイヤ又は
ケーブル）が設けられていたシ或いはいなかったシして
、６塔において好ましくはシールドケーブルによってア
ースされた避雷針の下部に電気的に接続されているよう
な高圧架空送電線も保譲するように利用できる。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明による装置の形状を一例として示すも
のであって、その上部の断面図である。 １・・・避雷針　　　　　　２・・・尖端３・・・ケー
ブル　　　　　４・・・電気絶縁本体５・・・パイプ　
　　　　　６・・・金属部品７・・・第１アーム Ｂ、９．１０・・・尖端部 １１・・・第２アーム １２・・・自由端 図面の浄也、（内容に変更なし） １、事件の表示　　　昭和５８年特１ｌＦ１ｊ！第９９
２９７号２１発明の名称　　　　避雷針装置 ３、補正をする者 事件との関係　　出願人 ４、代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　少なくとも１つの電力導体部品（６）を具備し、
   この部品は避雷針（１）の尖端（２）の付近で、この尖
   端と、この尖端を接地する導体（６）とから電気的に絶
   縁されて固定され、上記部品（６）は、これが大気電位
   をはぎとりできるように少なくとも１つの尖端（８，９
   ，１０）が終端接続された部分（７）を呈すると共に、
   電極（１２）を形成する第２の部分（１１）も呈し、上
   記電極（１２）は、少なくとも荒天の状態において、上
   記導体（６）と避雷針（１）との間の電位差によシ、そ
   れ自体で避雷針の効果を高めるに足るような放電が上記
   電極（１２）と避雷針（１）との間に生じるに充分な程
   、上記避雷針（１）に接近して配置されることを特徴と
   する避雷針装置。 ２、上記導体（６）の上記部分（７）それ自体は、上記
   避雷針（１）に対して一般的に半径方向に延びる特許請
   求の範囲第１項に記載の避雷針装置。 ３、　電極（１２）　ｔ−形成する上記部分（１１）は
   、上記避雷針に接近したその端において尖端が終端接続
   されていて、この電極と避雷針との間に上記放電を生じ
   させることができるようにされている特許請求の範囲第
   １項又は第２項に記載の避褐針装置。