JPH0525087U - 湯水混合栓 - Google Patents
湯水混合栓Info
- Publication number
- JPH0525087U JPH0525087U JP7279991U JP7279991U JPH0525087U JP H0525087 U JPH0525087 U JP H0525087U JP 7279991 U JP7279991 U JP 7279991U JP 7279991 U JP7279991 U JP 7279991U JP H0525087 U JPH0525087 U JP H0525087U
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- cold water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水圧や湯圧が変ることによる吐出温の変化を
防止するとともに、冷水と熱湯の混合を良くする。 【構成】 円筒の温調弁2はサーモスタットにより左右
に進退し、冷水流入口3と熱湯流入口4を開閉する。サ
ーモスタット1の大径のガイド部1aとカラー6の円筒
部分6aとの間の狭い通路は、その下流の混合室11へ
の冷水流出口として機能する。カラー6には円周上に数
個の穴からなる熱湯流出口10が明けられている。熱湯
は矢印Aのように、冷水は矢印Bのように流れ、両者は
混合室11で混合される。
防止するとともに、冷水と熱湯の混合を良くする。 【構成】 円筒の温調弁2はサーモスタットにより左右
に進退し、冷水流入口3と熱湯流入口4を開閉する。サ
ーモスタット1の大径のガイド部1aとカラー6の円筒
部分6aとの間の狭い通路は、その下流の混合室11へ
の冷水流出口として機能する。カラー6には円周上に数
個の穴からなる熱湯流出口10が明けられている。熱湯
は矢印Aのように、冷水は矢印Bのように流れ、両者は
混合室11で混合される。
Description
【0001】
本考案は湯水混合栓に関する。
【0002】
この種の湯水混合栓は、実開昭61−152871号公報で周知で、図3、図 4に示すように、混合水温を検知して伸縮作動するサーモスタット1により温調 弁2を左右に進退させて冷水流入口3と,熱湯流入口4とを開閉し、冷水と熱湯 との混合割合を制御して混合水温を設定温度にする。
【0003】 そして、温調弁2を一方向に付勢するコイルスプリング5と、このコイルスプ リング5の一端(図の左端)を支持すると共にコイルスプリング5の内周に近接 した筒状部分6aを有するカラー6と、このカラーを支持する混合栓ボデー7と 、コイルスプリング5の他端(右端)を支持すると共にコイルスプリング5の内 周に近接した筒状部分8aを有し、かつ前記温調弁2に支持されるガイド8と熱 湯が流れる熱湯通路9と冷水が流れる冷水通路12とを具備している。
【0004】 熱湯は矢印Aに示すように熱湯通路9と熱湯流入口4を通過して流れ、カラー 6の先端(右端)とガイド8の先端(左端)との間のリング状の熱湯流出口10 を通って混合室11へ流入し、矢印Bに示すように冷水通路12と冷水流入口3 を通過して混合室11へ流入する冷水と混合される。
【0005】 温調弁2はコイルスプリング5の外周を囲む円筒部分2aを有し、この円筒部 分の右端部に冷水流入口3が、左端部に熱湯流入口4が設けられている。 カラー6はその右端小径部6bが混合栓ボデー7の隔壁7aに明けられた孔に ゆるく嵌挿され、その鍔部6cがコイルスプリング5により隔壁7aに押しつけ られている。
【0006】 ガイド8は筒状部分8aの右端に鍔部8bを有し、この鍔部8bがコイルスプ リング5により温調弁2の段部2bに押しつけられている。又鍔部8bはその外 周が温調弁2の円筒部分2aの内側にわずかの隙間をもって嵌合している。
【0007】 熱湯と冷水は上述のように混合室11で混合され、混合された混合水は、サー モスタット1の大径部分であるガイド部1aの外周とカラー6の円筒部分6aの 内周との間に形成された狭い通路である混合水流出口13を通過して下流左方に 流れる。
【0008】 そして、この混合水流出口13の通路面積S13は、湯流出口10の通路面積S 10 や、冷水流出口として機能する混合室11の通路面積S11と比較して次のよう な比率であった。
【0009】 S13:S10:S11=1:1.7:3 このように三つの通路面積の関係は S13<S10<S11 となっており、混合水流出口で通路が絞られていた。
【0010】
上記従来の技術では、混合水流出口13がサーモワックス1のガイド部1a とカラー6の円筒部6aによって絞られているため、冷水の圧力(水圧)や熱湯 の圧力(湯圧)が変ると吐出温が変化するという問題点があった。
【0011】 例えば、水圧が変ると混合室11の圧力が変り、その結果熱湯の流量が変って 吐出音の変化につながる。 又、熱湯流出口(10)が全周開口したリング状であるため、混合室(11) 内へ熱湯が均一に出なくて、冷水との混合が悪くなって、設定温度が得られにく いという問題点があった。
【0012】 そこで、本考案はこのような問題点を解消できる湯水混合栓を提供することを 目的とする。
【0013】
混合水温を検知して作動するサーモスタット(1)により温調弁(2)を進退 させて冷水流入口(3)と熱湯流入口(4)とを開閉し、冷水と熱湯との混合割 合を制御して混合水温を設定温度にするもので、温調弁(2)の円筒部分(2a )の内側に配設され温調弁(2)を一方向に付勢するコイルスプリング(5)と 、このコイルスプリング(5)の一端を支持すると共にコイルスプリング(5) の内側に配設されかつサーモスタット(1)の外周を囲む筒状部分(6a)を有 するカラー(6)と、コイルスプリング(5)の他端を支持すると共にコイルス プリング(5)の内側に配設した筒状部分(8a)を有するガイド(8)とを有 するとともに、サーモスタット(1)の大径のガイド部(1a)の外周とカラー (6)の筒状部分(6a)の内周との間に絞られた通路(13)を有する混合栓 において、通路(13)の下流に混合室(11)を設け、カラー(6)の筒状部 分(6a)とガイド(8)の筒状部分(8a)の対向する各端部を小さいクリア ランスで重合するよう形成し、通路(13)の上流側を前記冷水流入口(3)に 連通し、さらにカラー(6)にはその円周上複数箇所に前記熱湯流入口(4)と 混合室(11)に対向した穴で形成した熱湯流出口(10)を設けた。
【0014】
サーモスタット(1)のガイド部(1a)とカラー(6)の筒状部分(6a) との間に形成された狭い通路(13)が混合室(11)の上流側に位置し、この 狭い通路(13)を通って混合室(11)へ冷水が流出する。
【0015】 又、熱湯が熱湯流入口(4)に近い複数の穴で形成された熱湯流出口(10) を通って、筒状部分(6a)の円周上の数箇所から混合室に流出する。
【0016】
【実施例】 図1、図2は本考案の実施例で、混合水温を検知して伸縮作動するサーモスタ ット1により温調弁2を進退させて冷水流入口3と熱湯流入口4とを開閉し、冷 水と熱湯との混合割合を制御して混合水温を設定温度にする。
【0017】 そして、温調弁2を一方向に付勢するスプリング5の一端(図の左端)を支持 すると共にコイルスプリング5の内周に近接した筒状(円筒)部分6aを有する カラー6と、このカラーを支持する混合栓ボデー7と、コイルスプリング5の他 端(右端)を支持すると共にコイルスプリング5の内側に配設された筒状(円筒 )部分8aを有し、かつ前記温調弁2に支持されるガイド8と、熱湯が流れる熱 湯通路9と冷水が流れる冷水通路12とを具備している。
【0018】 サーモスタット1は大径のガイド部1aを有し、その外径とカラー6の筒状部 分6aの内周との間に絞られた通路13を有し。この通路13は、前記従来技術 における混合水流出口13に対応するが、その作用は全く異なり、混合水流出口 としては機能しなくて、後述するように混合室11へ冷水を流出する冷水流出口 として機能する。
【0019】 11は通路13の下流に位置する混合室、10は熱湯流出口で、カラー6の円 周上複数箇所に前記熱湯流入口4と混合室11に対向して明けた数個の穴で形成 されている。
【0020】 又、ガイド8の筒状部分8aの左端部は、カラー6の筒状部分6aの右端部と 小さいクリアランスで重なるように筒状部分6aよりも小径に形成されている。 図2で符号14はこの重なり部分を示す。カラー6はこの重なり部分ができるよ うに従来技術の場合より右方へ延長されて長くなっている。
【0021】 熱湯は矢印Aに示すように熱湯通路9と熱湯流入口4を通過して流れ、数個の 穴からなる熱湯流出口10を通って混合室11へ流出し、矢印Bに示すよすに冷 水流入口3と通路13で形成された冷水流出口とを通過して混合室11へ流入す る冷水と混合される。
【0022】 温調弁2はコイルスプリング5の外周を囲む円筒部分2aを有し、この円筒部 分の右端部に冷水流入口3が、左端部に熱湯流入口4が設けられている。 カラー6はその左端小径部6bが混合栓ボデー7の隔壁7aに明けられた孔に ゆるく嵌挿され、その鍔部6cがコイルスプリング5により隔壁7aに押しつけ られている。
【0023】 ガイド8は筒状部分8aの右端に鍔部8bを有し、この鍔部8bがコイルスプ リング5により温調弁2の段部2bに押しつけられている。又鍔部8bはその外 周が温調弁2の円筒部分2aの内側にわずかの隙間をもって嵌合している。
【0024】 そしてこの実施例では、カラー6の筒状部分6aの基部外径と、ガイド8の筒 状部分8aの基部外径とを、コイルスプリング5の自由形状での内径よりわずか に大きく定め、これらの基部6dと8dとにコイルスプリング5の右端と左端を 嵌合させてある。
【0025】 カラー6とガイド8の基部6d,8d以外の筒状部分6aと8aは従来と同じ 外径寸法であるが、コイルスプリング5との間の偏心がなくなるので、コイルス プリング5との隙間(クリアランス)の最小値が従来技術の場合より大きくなり 、熱湯の通過でコイルスプリング5が振動しても、当る恐れが少なくなる。温調 弁2の円筒部分2aの内周とコイルスプリング5との最小隙間も同様に大きくな り、熱湯の通過でコイルスプリングが振動したとき当る恐れが少なくなることは 容易に理解される。
【0026】 上記実施例では、サーモスタット1の大径のガイド部1aとカラー6の筒状( 円筒)部分6aとの間の狭い環状の通路13の下流に混合室11が設けられ、通 路13は矢印Bに沿って流れる冷水が混合室11に入る冷水流出口として機能す る。
【0027】 数個の穴からなる熱湯流出口10から混合室11へ入る熱湯は通路(冷水流出 口)13から混合室11へ入る冷水と混合されて、サーモスタット1とカラー6 の左端内径との間に形成された環状の混合室出口15を通って下流へ流出する。
【0028】 混合室流出口の通路面積S15と、熱湯流出口10の通路面積10と、冷水流出 口13の通路面積S13の比は、混合室流出口の通路面積S15を1として、 S15:S10:S13=1:0.4〜1:0.5〜1 の比率に定められていて、 S15≧S10≒S13 の関係になっている。
【0029】 そのため、熱湯流出口10や冷水流出口13から混合室11へ入った熱湯や冷 水は混合水流出口15で更に絞られることなく下流に流れる。
【0030】
本考案の湯水混合栓は上述のように構成されているので、 混合水の流出口部分(15)が絞られていないので、混合室(11)の圧力が 水圧で変化することが少ないため、吐出温が変化しない。
【0031】 又、熱湯がカラー(6)の円周上の数箇所から混合室へ流出するため、冷水と の混合も良い。
【図1】本考案の実施例の縦断面図。
【図2】本考案の実施例の一部分の正面図。
【図3】従来技術の縦断面図。
【図4】従来技術の一部分の正面図。
1 サーモスタット 1a ガイド部 2 温調弁 2a 円筒部分 3 冷水流入口 4 熱湯流入口 5 コイルスプリング 6 カラー 6a 筒状部分 8 ガイド 8a 筒状部分 10 熱湯流出口 11 混合室 13 通路(冷水流出口)
Claims (1)
- 【請求項1】 混合水温を検知して作動するサーモスタ
ット(1)により温調弁(2)を進退させて冷水流入口
(3)と熱湯流入口(4)とを開閉し、冷水と熱湯との
混合割合を制御して混合水温を設定温度にするもので、
温調弁(2)の円筒部分(2a)の内側に配設され温調
弁(2)を一方向に付勢するコイルスプリング(5)
と、このコイルスプリング(5)の一端を支持すると共
にコイルスプリング(5)の内側に配設されかつサーモ
スタット(1)の外周を囲む筒状部分(6a)を有する
カラー(6)と、コイルスプリング(5)の他端を支持
すると共にコイルスプリング(5)の内側に配設した筒
状部分(8a)を有するガイド(8)とを有するととも
に、サーモスタット(1)の大径のガイド部(1a)の
外周とカラー(6)の筒状部分(6a)の内周との間に
絞られた通路(13)を有する混合栓において、通路
(13)の下流に混合室(11)を設け、カラー(6)
の筒状部分(6a)とガイド(8)の筒状部分(8a)
の対向する各端部を小さいクリアランスで重合するよう
形成し、通路(13)の上流側を前記冷水流入口(3)
に連通し、さらにカラー(6)にはその円周上複数箇所
に前記熱湯流入口(4)と混合室(11)に対向した穴
で形成した熱湯流出口(10)を設けた湯水混合栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279991U JP2536035Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 湯水混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279991U JP2536035Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 湯水混合栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525087U true JPH0525087U (ja) | 1993-04-02 |
JP2536035Y2 JP2536035Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13499804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7279991U Expired - Lifetime JP2536035Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 湯水混合栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536035Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064301A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Toto Ltd | 湯水混合装置 |
CN112555463A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-03-26 | 路达(厦门)工业有限公司 | 一种调温模组及龙头 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP7279991U patent/JP2536035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064301A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Toto Ltd | 湯水混合装置 |
CN112555463A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-03-26 | 路达(厦门)工业有限公司 | 一种调温模组及龙头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536035Y2 (ja) | 1997-05-21 |
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