JPH05250758A - 磁気テープ使用回数警告装置 - Google Patents

磁気テープ使用回数警告装置

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JPH05250758A
JPH05250758A JP4046869A JP4686992A JPH05250758A JP H05250758 A JPH05250758 A JP H05250758A JP 4046869 A JP4046869 A JP 4046869A JP 4686992 A JP4686992 A JP 4686992A JP H05250758 A JPH05250758 A JP H05250758A
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JP
Japan
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magnetic tape
speed
consumption
tape
section
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Withdrawn
Application number
JP4046869A
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English (en)
Inventor
Shigeru Komiya
滋 小宮
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05250758A publication Critical patent/JPH05250758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気テープの走行速度が途中で変更
された場合に対しても、常に適切な消耗警告を行うこと
ができる磁気テープ使用回数警告装置を提供することを
目的としている。 【構成】 本発明において、位置検出装置1は録画又は
再生中の磁気テープの複数の区間のどの区間に対して現
在録画又は再生が行われているかを示す位置検出信号1
00を積算カウンタ3に出力する。速度制御装置2は前
記磁気テープの走行速度を示す速度信号200を積算カ
ウンタ3に出力する。積算カウンタ3は前記磁気テープ
の各区間の録画又は再生回数とその時のテープ速度の両
方から各区間毎のテープの消耗度を求める。限度設定装
置4は積算カウンタ3により求められた前記各区間のテ
ープの消耗度の中の1つが所定限度を越えると、警告装
置5を起動してテープの消耗を知らせる警告を発生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ
(VTR)で用いられる磁気テープの使用回数が所定回
数以上になると、これを警告する磁気テープ使用回数警
告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、VTRでは、磁気ヘッドが磁
気テープに接触しながらこれを走査することにより映像
信号の録画/再生が行われる。従って、1本の磁気テー
プに対して前記録画/再生を多数回行うと、前記磁気テ
ープの磁性体が剥がれたり、或いは前記磁性体をテープ
上に固定しているバインダが剥がれて、前記磁気ヘッド
に付着して、この磁気ヘッドに目づまりを生じさせると
いう不具合があった。このようなことが起きると、磁気
テープの劣化や磁気ヘッドの劣化のため、画質の劣化
や、最悪の場合は映像信号の記録/再生が行えなくなる
等の障害が発生した。
【0003】例えば、VHS方式のVTRは一定速度で
回転する円筒型のシリンダに磁気ヘッドを2個取り付
け、このシリンダに巻き付けた磁気テープをゆっくり走
行させることにより、前記2個の磁気ヘッドによって前
記磁気テープをヘリカルスキャンして、映像信号の記録
/再生を行う。従って、前記2個の磁気ヘッドは交互に
磁気テープに接触するが、磁気テープが走行しているた
め同じ位置に接触することはない。しかし、スロー再生
等で磁気テープの走行速度が遅くなると、前記磁気ヘッ
ドが接触するテープ部分が重複するので、磁気テープの
劣化は磁気テープの走行速度、即ち映像信号の記録/再
生速度に依存するといえる。
【0004】多くの監視用VTRでは、長時間記録を可
能にするため間欠録画を行っている。又、この監視用V
TRには1本の磁気テープの最初から終りまでに繰り返
して映像信号を録画する機能が付いている。この場合、
VTRの使用者は録画された映像の確認が必要となる事
態が発生するまで、常に繰り返し録画モードに前記VT
Rを設定しておく場合が多かった。このため、1本のテ
ープに長時間繰り返し録画された映像を後から確認のた
めに再生した場合、磁気テープの劣化や磁気ヘッドの劣
化が生じていると、再生画面が見辛くなったり、或いは
出画しなくなったりすることがあり、このような現象が
生じると、映像の細部の確認を必要とする監視用VTR
では、致命的な機能低下となり、是非避けなければなら
ないことであった。
【0005】上記のような磁気テープの劣化に対する保
護対策は、1本の磁気テープに対して行った記録/再生
の回数を記録しておき、この記録/再生回数を管理する
ことで行われる。従って、反復再生機能を持つVTRで
は反復再生の回数制御を行える機種がある。しかし、こ
のようなVTRでは再生速度に拘らず、反復再生の回数
が所定値以上になると自動的に停止するため、テープの
走行速度で変化する磁気テープの劣化速度に対応してい
ないという欠点があった。
【0006】又、監視用を含めた業務用のVTRでは、
積算使用時間計が取り付けられていることが多いが、こ
れは磁気テープの劣化を示すものではなく、磁気ヘッド
又はモータ等の交換時期を示すために用いられるもので
あった。この積算使用時間計を磁気テープの交換の目安
にしようとする場合、使用者は新しい磁気テープの使用
開始時に積算使用時間計の値を記録しておき、この値と
現在の積算使用時間計の値とを常に比較して、前記磁気
テープの使用時間を判断しなければならないと共に、前
記使用する磁気テープの長さをも考慮しなければなら
ず、磁気テープの管理をするには大変煩わしいという欠
点があった。
【0007】このような問題を解決するために、1本の
磁気テープに対する録画/再生の反復回数に前記磁気テ
ープの走行速度を加味することで、実際の磁気テープの
消耗に対応した磁気テープの使用回数を警告する装置が
提案されている。この使用回数警告装置は磁気テープの
特定の位置を検出する検出回路と、この検出位置を通過
した磁気テープの回数を警告する装置と、前記テープが
前記特定の位置を通過した時のテープ速度に従って通過
回数の限度を変化させる装置と、表示又は音によって警
告を発生する警告装置とによって構成されている。この
ような装置によれば、標準的なテープ速度で記録を行っ
た時の1本の磁気テープの使用限度を300回に仮定す
ると、前記磁気テープの特定の位置が標準的なテープ速
度で前記検出回路により300回検出された場合、この
300回目に前記警告装置により警告が発生される。
又、前記磁気テープの特定の位置が前記標準的なテープ
速度の1/3の速度で前記検出回路により100回検出
された場合、この1/3の速度では磁気テープの消耗が
標準的なテープ速度のそれよりも3倍あるため、前記1
00回目で警告が発せられ、実際の磁気テープの消耗に
あった警告が行われる。
【0008】しかし、上記した使用回数警告装置では、
1本の磁気テープに対する録画や再生が前記磁気テープ
の最初から最後まで一定のテープ走行速度で行われた場
合にのみ警告は有効であるが、途中で前記テープの走行
速度を変えた場合には実際のテープの消耗に合った警告
を行うことができないという欠点があった。例えば、検
出する磁気テープの特定の位置が前記磁気テープの前半
にあり、この磁気テープの前半を標準的なテープ速度
で、後半を1/3の速度で録画した場合、前記磁気テー
プの消耗を示す警告は300回目に行われるため、前記
テープの後半は前半の部分の3倍の消耗が生じているに
も拘らず、前記警告が300回目に行われるという欠点
があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、磁気テー
プの消耗を、その録画再生回数とその時の磁気テープの
速度に対応して管理することができる磁気テープの使用
回数警告装置が提案されている。しかし、この装置を使
用しても、1本の磁気テープに対する録画/再生がテー
プの最初から最後まで一定の速度で行われない場合、前
記テープのある部分は消耗限度を越えているにも拘ら
ず、他の部分が消耗限度を越えていない場合は消耗検出
の警告が発せられない場合があるという欠点があった。
【0010】そこで本発明は上記の欠点を除去し、1本
の磁気テープに対する録画/再生の反復回数及び前記磁
気テープの走行速度の両者を考慮して前記磁気テープの
消耗を警告する際に、前記磁気テープの走行速度が途中
で変更された場合でも、常に適切な消耗警告を行うこと
ができる磁気テープ使用回数警告装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ使用
回数警告装置は、録画又は再生中の磁気テープの複数の
区間の中のどの区間が現在録画又は再生されているかを
検出する位置検出手段と、前記磁気テープの走行速度を
検出する速度検出手段と、前記位置検出手段が示す区間
が何回録画又は再生されたかという回数情報を得る回数
検出手段と、この回数検出手段により検出された前記回
数情報及び前記速度検出手段から得られる速度情報に基
づいて前記磁気テープの各区間毎の消耗度を求める消耗
度測定手段と、この消耗度測定手段によって求められた
各区間の消耗度が所定値を越たか否かを判定する判定手
段と、この判定手段により前記消耗度が所定値を越えた
と判定された場合に警告を発生する警告手段とを具備し
た構成を有する。
【0012】
【作用】本発明の磁気テープ使用回数警告装置におい
て、位置検出手段は録画又は再生中の磁気テープの複数
の区間の中のどの区間が現在録画又は再生されているか
を検出する。速度検出手段は前記磁気テープの走行速度
を検出する。回数検出手段は前記位置検出手段が示す区
間が何回録画又は再生されたかという回数情報を得る。
消耗度測定手段は前記回数検出手段により検出された前
記回数情報及び前記速度検出手段から得られる速度情報
に基づいて前記磁気テープの各区間毎の消耗度を求め
る。判定手段は前記消耗度測定手段によって求められた
各区間の消耗度が所定値を越たか否かを判定する。警告
手段は前記判定手段により前記消耗度が所定値を越えた
と判定された場合に警告を発生する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の磁気テープ使用回数警告装置の
一実施例を示したブロック図である。1は磁気テープ
(図示せず)を巻き取るリール(図示せず)の回転数を
計測して磁気テープの位置を検出することにより、位置
検出信号100を出力する位置検出装置、2は録画又は
再生時に磁気テープの走行速度を制御して、その時のテ
ープ走行速度を示す速度信号200を出力する速度制御
装置、3は入力される位置検出信号100が示す磁気テ
ープ街頭区間の録画/再生回数と、この該当区間におけ
る速度信号200とから前記テープの消耗の度合いを積算
する積算カウンタ、4は積算カウンタ3から出力される
前記磁気テープの消耗度が磁気テープの限界を越たか否
かを判定する限度設定装置、5は限度設定装置4から警
告要求が入力されると、磁気テープの交換等をユーザに
勧告する警告を発生する警告装置である。尚、積算カウ
ンタ3は区間1、2、3、4用のカウンタ31、32、
33、34を有している。
【0014】次に本実施例の動作について説明する。ま
ず、磁気テープに対して標準の速度で一度録画又は再生
を行った場合、その時の前記磁気テープの消耗の度合い
を“1”とした時、この磁気テープの使用限界消耗度合
いを“300”に設定する。又、位置検出装置1は磁気
テープを4区間に分割した時に現在録画/再生している
区間がいずれの区間であるかを検出するものとし、従っ
て、積算カウンタ3は磁気テープの前記各区間毎に前記
消耗の度合いをカウントするものとし、最初の値は全区
間0とする。
【0015】例えば、磁気テープの最初から標準速度で
映像記録を行うと、位置検出装置1は前記磁気テープの
区間1を示す位置検出信号100aを積算カウンタ3に
出力すると共に、速度制御装置2は標準速度を示す速度
信号200Sを同積算カウンタ3に出力する。積算カウ
ンタ3は位置検出信号100aと速度信号200Sを入
力して、区間1用のカウンタ31を“1”インクリメン
トする。その後、前記磁気テープが進んで区間2に対し
て記録が行われると、位置検出装置1は区間2を示す位
置検出信号100bを積算カウンタ3に出力し、この時
も前記磁気テープの速度が標準速度であった場合は、速
度制御装置2は速度信号200Sを引き続き積算カウン
タ3に出力する。これにより、積算カウンタ3は区間2
用のカウンタ32を“1”インクリメントする。ところ
が、この磁気テープの区間2に対する録画中に、記録速
度が1/3の速度に途中で変わると、速度制御装置2は
これを検出して速度信号200Lを積算カウンタ3に出
力する。積算カウンタ3は速度信号200Lが入力され
ると、前記磁気テープの消耗の度合いが標準速度の3倍
になるため、前記カウンタ32のカウント値から“1”
をディクリメントした後、このカウンタ32の値を
“3”インクリメントする。
【0016】更に、前記磁気テープの録画が進んで区間
3に入ると、位置検出装置1は区間3を示す位置検出信
号100cを積算カウンタ3に出力し、この時も前記磁
気テープの速度が1/3速度であった場合、速度制御装
置2は速度信号200Lを引き続き積算カウンタ3に出
力する。これにより、積算カウンタ3は区間3用のカウ
ンタ33を“3”だけインクリメントする。この区間3
の録画中に前記磁気テープの走行速度が再び標準速度に
戻ったとすると、位置検出装置1はこれを検出して速度
信号200Sを積算カウンタ3に出力する。しかし、区
間3の途中までは速度が1/3であって前記テープの消
耗の度合いが“3”であったため、この場合、積算カウ
ンタ3は何もせずにカウンタ33には“3”がセットさ
れたままになる。更にテープの録画が進んで区間4に入
ると、位置検出装置1は区間4を示す位置検出信号10
0dを積算カウンタ3に出力し、速度制御装置2は磁気
テープの走行速度が標準速度を示す200Sを積算カウ
ンタ3に出力する。従って、積算カウンタ3は区間4用
のカウンタ34を“1”インクリメントする。こうし
て、磁気テープの録画が続行されて区間4が終了する
と、テープは巻き戻されて再び区間1に戻り、上記と同
様の速度変化をしながら繰り返し録画がなされるものと
する。尚、上記の如く磁気テープが1回録画された後の
積算カウンタ3の区間1、2、3、4用のカウンタ3
1、32、33、34の各カウント値は、図2の第4行
目に示す如く、1、3、3、1になっている。
【0017】こうして、前記磁気テープの録画が100
回行われた場合の終了時には、積算カウンタ3内の区間
1、2、3、4用のカウンタ31、32、33、34の
各カウント値は図2に示す如く100、300、30
0、100となっている。限界設定装置4は積算カウン
タ3内のカウンタ31〜34の各カウント値をサイクリ
ックに読み込み、これらカウント値の中で1つでもその
値が300を越えるものが出ると、警告要求信号300
を警告装置5に出力する。警告装置5は警告要求信号3
00が入力されると、テープの消耗をユーザに警告する
音声信号又は表示信号を発生する。
【0018】本実施例によれば、磁気テープの初めから
終りまでの間を4区間に分け、しかも各区間の録画又は
再生回数とその時のテープ走行速度の両方を考慮して前
記磁気テープの消耗度を計測し、前記各区間の中で1つ
でも設定された限界消耗度を越えたものが生じると、テ
ープの消耗を知らせる警告を発生するため、テープの録
画又は再生途中でテープの速度が変更された場合も、実
際の磁気テープの消耗に対応した消耗警告が行うことが
でき、常に適切なタイミングで磁気テープの交換時期や
劣化の度合いをユーザに知らせることができる。
【0019】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の磁気テープ使
用回数警告装置によれば、1本の磁気テープに対する録
画/再生の反復回数及びに前記磁気テープの走行速度の
両者を考慮して前記磁気テープの消耗を警告する際に、
前記磁気テープの走行速度が途中で変更された場合で
も、常に適切な消耗警告を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープ使用回数警告装置の一実施
例を示したブロック図。
【図2】図1に示した積算カウンタの各区間用のカウン
タが示す消耗度の一覧を示した図。
【符号の説明】
1…位置検出装置 2…速度制御装
置 3…積算カウンタ 4…限度設定装
置 5…警告装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画又は再生中の磁気テープの複数の区
    間の中のどの区間が現在録画又は再生されているかを検
    出する位置検出手段と、前記磁気テープの走行速度を検
    出する速度検出手段と、前記位置検出手段が示す区間が
    何回録画又は再生されたかという回数情報を得る回数検
    出手段と、この回数検出手段により検出された前記回数
    情報及び前記速度検出手段から得られる速度情報に基づ
    いて前記磁気テープの各区間毎の消耗度を求める消耗度
    測定手段と、この消耗度測定手段によって求められた各
    区間の消耗度が所定値を越たか否かを判定する判定手段
    と、この判定手段により前記消耗度が所定値を越えたと
    判定された場合に警告を発生する警告手段とを具備した
    ことを特徴とする磁気テープ使用回数警告装置。
JP4046869A 1992-03-04 1992-03-04 磁気テープ使用回数警告装置 Withdrawn JPH05250758A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4046869A JPH05250758A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 磁気テープ使用回数警告装置

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518