JPH0525025U - 転がり軸受装置 - Google Patents
転がり軸受装置Info
- Publication number
- JPH0525025U JPH0525025U JP073548U JP7354891U JPH0525025U JP H0525025 U JPH0525025 U JP H0525025U JP 073548 U JP073548 U JP 073548U JP 7354891 U JP7354891 U JP 7354891U JP H0525025 U JPH0525025 U JP H0525025U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- ring
- housing
- heat conducting
- armature shaft
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C37/00—Cooling of bearings
- F16C37/007—Cooling of bearings of rolling bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2380/00—Electrical apparatus
- F16C2380/26—Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators
- F16C2380/27—Motor coupled with a gear, e.g. worm gears
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】主として、ハウジング内部の熱のこもりを防ぐ
こと。 【構成】内輪6の長く延びた部分の外周面に断面ほぼコ
字形の熱伝導リング11の内筒部12が外嵌されてい
る。熱伝導リング11の外筒部13および環状板部14
の外周面がハウジング1の張り出し部15に僅かな隙間
ができるように近接されている。ここの隙間には、グリ
ースにカーボン粉や銅粉を混ぜた熱伝導媒体16が充填
されている。これにより、アーマチャシャフト3の熱が
内輪6および熱伝導リング11から熱伝導媒体16を介
して外輪7およびハウジング1側へ効率良く伝導される
から、アーマチャシャフト3の昇温が抑制されるように
なる。
こと。 【構成】内輪6の長く延びた部分の外周面に断面ほぼコ
字形の熱伝導リング11の内筒部12が外嵌されてい
る。熱伝導リング11の外筒部13および環状板部14
の外周面がハウジング1の張り出し部15に僅かな隙間
ができるように近接されている。ここの隙間には、グリ
ースにカーボン粉や銅粉を混ぜた熱伝導媒体16が充填
されている。これにより、アーマチャシャフト3の熱が
内輪6および熱伝導リング11から熱伝導媒体16を介
して外輪7およびハウジング1側へ効率良く伝導される
から、アーマチャシャフト3の昇温が抑制されるように
なる。
Description
【0001】
本考案は、回転軸の持つ熱をハウジング側へ伝導させるのに適した転がり軸受 装置に関する。
【0002】
車両用のワイパー駆動装置においては、アーマチャシャフトをすべり軸受を介 してハウジングに支持させていたが、アーマチャ動力の伝達効率を改善するため アーマチャシャフトを転がり軸受を介してハウジングに支持させることが行われ ている。
【0003】
この種のワイパー駆動装置では、高負荷時にアーマチャが発熱すると、すべり 軸受を用いた場合、アーマチャシャフトからハウジングへの熱伝導が効率良く行 えるけれども、転がり軸受を用いた場合、アーマチャシャフトからハウジングへ の熱伝導が悪くなり、ハウジング内部に熱がこもってしまう。このような状況で は、ウォームホイールを合成樹脂で形成していると、アーマチャシャフトからの 伝導熱によってウォームホイールが熱変形することにもなりかねない。
【0004】 これに対して、本願考案者は、ハウジングの内壁の一部をアーマチャシャフト 周面に対して近接するよう延ばし、アーマチャシャフトの持つ熱をこれに近接す る張り出し部を介してハウジング側へ伝導させるようにすることを考えている。
【0005】 しかし、この場合、熱伝導を効率良くするには、張り出し部とアーマチャシャ フトとの間に形成する隙間寸法を可及的に小さく設定する必要があり、そのため に、ハウジング成形後に張り出し部の内周面を研磨するなどして、張り出し部の 内径寸法を高精度に管理せねばならなくなるなど、製造コストが高くついてしま う。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもので、ハウジング内部での熱 のこもりを防ぎながらも、その対策にかかるコストの低減を図ることを課題とす る。
【0007】
このような課題を達成するために、本考案は、次のような構成をとる。
【0008】 本考案の転がり軸受装置は、ハウジングに対して回転軸を回転自在に支持する ものであって、内輪に、外輪またはハウジングの内周面に近接する熱伝導部材が 設けられていることに特徴を有する。
【0009】 なお、前記熱伝導部材とその近接相手との間の隙間に熱伝導媒体を介入する構 造としてもよい。
【0010】
回転軸の持つ熱は、内輪から外輪側へ熱伝導部材を介して効率良く伝導される ことになり、回転軸の温度上昇が抑制されるようになる。
【0011】 また、熱伝導部材とその近接相手との間の隙間に熱伝導媒体を介入した場合、 内輪から外輪側への熱伝導がより良好に行われるようになる。
【0012】 そして、もともと高い面精度が要求される軌道輪に熱伝導部材を設けるように したから、ハウジングに張り出し部を設ける場合のように、張り出し部を精度良 く形成するのに必要な手間がなくなり、製作コストのアップ要素をなくせる。
【0013】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1および図2に本考案の一実施例を示している。図2に示すワイパー駆動装 置において、1はハウジング、2はアーマチャ、3はアーマチャシャフト、4は 合成樹脂製のウォームホイール、5は転がり軸受装置である。
【0015】 転がり軸受装置5は、図1に示すように、アーマチャシャフト3をハウジング 1に回転自在に支持する深みぞ玉軸受が用いられており、内輪6、外輪7、ボー ル8、保持器9、オイルシール10、および熱伝導リング11からなる。内輪6 は、一般的なものと異なり、軸方向一方が延長形成され、この長く延びた部分の 外周面に断面ほぼコ字形の熱伝導リング11の内筒部12が外嵌されている。こ の熱伝導リング11の外筒部13の自由端部は、外輪7の端面に僅かな隙間がで きるように近接されており、また、熱伝導リング11の外筒部13および環状板 部14の外周面がハウジング1の張り出し部15に対して僅かなL字形の隙間S (例えば0.5mm)ができるように近接されている。ここの隙間Sには、グリ ースにカーボン粉や銅粉を混ぜてなる熱伝導媒体16が充填されている。
【0016】 そして、熱伝導リング11は、熱伝導率の高い材料、例えば銅やアルミニウム などから形成されるとともに、表面積が大きくなるように設計される。
【0017】 このような転がり軸受装置5を用いた場合、アーマチャシャフト3の熱が内輪 6および熱伝導リング11から熱伝導媒体16を介して外輪7およびハウジング 1側へ効率良く伝導されることになり、アーマチャシャフト3の昇温が抑制され るようになる。したがって、ウォームホイール4が合成樹脂製であっても、アー マチャシャフト3の熱によって熱変形することがなくなり、ワイパーの動作不良 を防止できるようになる。
【0018】 なお、熱伝導リング11については上記実施例で説明したもののみに限定され ない。例えば、熱伝導媒体16を隙間Sに充填しない形態で実施することができ る。また、本考案は実施例の深みぞ玉軸受に適用するもの以外にも種々なタイプ の転がり軸受に適用できる。
【0019】 さらに、上記実施例では、内輪6を外輪7よりも軸方向に幅広にして、その延 長部に熱伝導リング11を設けているが、これに代え、通常の一般的な軸受を用 い、軸受に近接して、アーマチャシャフト3に直接、熱伝導リング11を設けて もよい。さらにはまた、外輪7とハウジング1との間に、例えば熱伝導率の高い 銅板製の熱伝導リングを嵌合し、その一端部をアーマチャシャフト3に延長させ 、さらにアーマチャシャフト3との間に熱のやりとりを行う近接熱伝導円筒部と した構成でもよい。この場合、熱伝導リングを外輪の延長部として一体的に形成 してもよい。
【0020】
以上説明したように、本考案によれば、回転軸(アーマチャシャフトに相当) の持つ熱を、内輪から熱伝導部材を介して外輪およびハウジング側へ効率良く伝 導させることができるので、回転軸(アーマチャシャフトに相当)の温度上昇を 抑制できるようになる。
【0021】 したがって、例えばワイパー駆動装置に本考案を適用した場合は、アーマチャ シャフトに噛合させられる合成樹脂製のウォームホイールがアーマチャシャフト からの伝導熱によって変形する、といった不具合の発生を防止することができる 。しかも、もともと高い面精度が要求される転がり軸受の軌道輪に熱伝導部材を 設けるようにしているから、ハウジングに張り出し部を設けてアーマチャシャフ トに近接させる従来のように、張り出し部を精度良く形成するのに必要な手間が なくなり、製作コストのアップ要素をなくせる。
【図1】図2に示す転がり軸受装置の部分断面図。
【図2】本考案の一実施例の転がり軸受装置を用いたワ
イパー駆動装置の断面図。
イパー駆動装置の断面図。
1 ハウジング 2 アーマチャ 3 アーマチャシャフト 5 転がり軸受装置 6 内輪 7 外輪 11 熱伝導リング 16 熱伝導媒体
Claims (2)
- 【請求項1】ハウジングに対して回転軸を回転自在に支
持する転がり軸受装置であって、 内輪に、外輪またはハウジングの内周面に近接する熱伝
導部材が設けられている、ことを特徴とする転がり軸受
装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の転がり軸受装置におい
て、前記熱伝導部材とその近接相手との間の隙間に熱伝
導媒体が介入されている、ことを特徴とする転がり軸受
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP073548U JPH0525025U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP073548U JPH0525025U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 転がり軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525025U true JPH0525025U (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=13521402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP073548U Pending JPH0525025U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 転がり軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525025U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014506981A (ja) * | 2011-02-16 | 2014-03-20 | オーリコン レイボルド バキューム ゲーエムベーハー | 真空ポンプの軸を高速に回転するための軸受構造 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP073548U patent/JPH0525025U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014506981A (ja) * | 2011-02-16 | 2014-03-20 | オーリコン レイボルド バキューム ゲーエムベーハー | 真空ポンプの軸を高速に回転するための軸受構造 |
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