JPH05249717A - 高感度の可視及び赤外感光体 - Google Patents

高感度の可視及び赤外感光体

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JPH05249717A
JPH05249717A JP4328013A JP32801392A JPH05249717A JP H05249717 A JPH05249717 A JP H05249717A JP 4328013 A JP4328013 A JP 4328013A JP 32801392 A JP32801392 A JP 32801392A JP H05249717 A JPH05249717 A JP H05249717A
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Santokh S Badesha
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エフ ヤヌス ジョン
Michael J Rice
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持基体、随意の電荷ブロッキング層、随意
の粘着剤層、バインダー中に分散された結晶性チタンフ
タロシアニン化合物を含む電荷発生層、及び重合体の主
鎖中に組み込まれた活性部分を有する造膜性電荷輸送重
合体を含む電荷輸送層を含む電子写真画像形成部材。 【効果】 本発明の画像形成部材は可視光及び赤外光に
対して高感度である。また、本発明の画像形成部材は、
10,000回の帯電、露光及び消去工程サイクルにお
いて、帯電工程中、露光工程後及び消去工程後に安定な
電位を有する。又、本発明の画像形成部材を液体現像液
中の典型的なキャリヤであるIsopar中に25℃において
24時間浸漬しても、感度及びサイクル安定性は不変で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、チタニルフタ
ロシアニン及び電荷輸送重合体成分を含む画像形成部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの通常のタイプの電子写真画像形成
部材又は感光体は、導電性層、随意の電荷ブロッキング
層、粘着剤層、電荷発生層及び電荷輸送層を含む多層デ
バイスである。電荷発生層又は電荷輸送層のどちらかを
導電性層に隣接して置くことができる。電荷輸送層は、
例えばUS−A4,265,990に記載されているよ
うに、造膜性バインダー中に溶解又は分子状に分散され
た活性芳香族ジアミン小分子電荷輸送化合物を含むこと
ができる。かかる多層感光体によって優れたトナー画像
が得られるが、造膜性バインダー中に高濃度の活性芳香
族ジアミン小分子電荷輸送化合物が溶解又は分子状に分
散される時、該小分子は、高い機械作動温度、機械的応
力又は薬品蒸気への暴露のような条件下で、時間と共に
結晶化する傾向があることがわかった。かかる結晶化
は、サイクル・アップ(Cycle−up)を引き起こ
すことがある残留電位増加のような電気・光学的性質の
望ましくない変化を引き起こす可能性がある。更に、電
荷輸送層のために高濃度の小分子が求められる場合に
は、コーティング作業中に用いるために有効なバインダ
ー及びバインダー溶媒タイプの範囲が限定される。例え
ば、活性芳香族ジアミン小分子はポリウレタンバインダ
ー中に分散しない。限定されたバインダー及びバインダ
ー溶媒の選択は、長期サイクル条件下での感光体の寿命
及び安定性に影響する可能性がある。更に、かかる限定
された選択は、次に適用される層中に用いられるバイン
ダー及び溶媒の選択にも影響する。例えば、次に適用さ
れる層に用いられる溶媒は、下にある層のいずれにも悪
影響を及ぼしてはならない。この溶媒浸食問題は、浸漬
コーティングプロセスにおいて特に深刻である。更に、
通常用いられる溶媒の中には、塩化メチレンのように環
境毒性の観点から限界ぎりぎりの溶媒であるものもあ
る。
【0003】乾式現像剤粉末又はトナーを用いる機械で
は多層感光体で優れたトナー画像を現像することができ
るが、同じ感光体が液体現像システムで用いられる時に
は不安定になることがわかった。これらの感光体は、液
体現像システムを用いる機械中で有機キャリヤ流体との
接触によって亀裂、クレージング、電荷輸送活性化合物
の抽出、相分離及び結晶化を受ける。液体現像システム
で通常用いられる有機キャリヤ流体は、イソパラフィン
系炭化水素、例えば、Exxon Chemicals International,
Inc.から市販されている Isopar(登録商標) である。電
荷輸送活性化合物の浸出及び結晶化は、感光体の機械的
一体性及び電気・光学的性能を著しく劣化する。特に、
液体現像剤の有機キャリヤ流体は、電荷輸送層中に典型
的に用いられるアリールアミン含有化合物のような活性
小分子を浸出する。
【0004】浸出プロセスは、前述のアリールアミン化
合物のような電荷輸送活性小分子の感光体表面上への結
晶化及びその後のアリールアミンの液体現像剤インク中
への移動をもたらす。更に、インクビヒクル、典型的に
はC10−C14分枝鎖炭化水素は、感光体中の亀裂及びク
レーズの生成を引き起こし、コピー欠陥の開始及び感光
体の短寿命をもたらす。8時間未満の使用で十分な劣化
が起こり、これらの感光体の液体現像剤を用いる機械中
での使用を不適にしてしまう可能性がある。
【0005】電荷輸送重合体を用いるもう1つのタイプ
の電荷輸送層が開発されている。このタイプの電荷輸送
重合体には、ポリN−ビニルカルバゾール、ポリシリレ
ン、及びUS−A4,806,443、US−A4,8
06,444、US−A4,818,650、US−A
4,935,487、及びUS−A4,956,440
に記載されているものを含む他の電荷輸送重合体のよう
な物質が含まれる。他の電荷輸送物質には、US−A
4,801,517、US−A4,806,444、U
S−A4,818,650、US−A4,808,44
3、及びUS−A5,030,532に記載されている
アリールアミン重合体化合物及び関連重合体が含まれ
る。電荷輸送重合体の中には、比較的低い電荷キャリヤ
ー移動度を有するものもある。ポリN−ビニルカルバゾ
ール及びポリスチリルアントラセンのようなペンダント
型重合体の機械的性質は、感光体ベルト製造及び作動の
ために十分ではない。その上、重合体連鎖中に高濃度の
電荷輸送部分を有する電荷輸送重合体は非常に高価にな
る可能性がある。更に、耐久性、硬さ及びクレーズ抵抗
のような、電荷輸送重合体の機械的性質は、連鎖中の電
荷輸送部分の相対濃度が増加する時減少する。
【0006】フタロシアニンは、可視線及び赤外線の両
方の露光機械に用いるための光生成物質として用いられ
ている。半導体レーザを露光源として用いる場合には、
赤外感度は必要条件である。吸収スペクトル及び光感度
は、中心金属原子に依存する。数多くの金属フタロシア
ニンが報告されている。これらのフタロシアニンには、
オキシバナジウムフタロシアニン、クロロアルミニウム
フタロシアニン、銅フタロシアニン、オキシチタンフタ
ロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、マグネシ
ウムフタロシアニン及び無金属フタロシアニンが含まれ
る。これらのフタロシアニンの中には、数多くの結晶形
で存在するものがある。同じ中心金属原子でも、吸収ス
ペクトル及び感度は結晶構造及び形態によって異なるこ
とがある。
【0007】光生成層は、二発色団( bichromophoric
)光生成化合物、例えば、フタロシアニン顔料化合
物、又は2種以上のフタロシアニン顔料化合物の混合物
を含む。一般に、この層は、約0.05〜約10μm又
はそれ以上の厚さを有し、好ましくは約0.1〜約3μ
mの厚さを有する。しかし、この層の厚さは、一般に約
5重量%から100重量%まで変わり得る、層中の光生
成物質の濃度に主として依存する。光生成物質がバイン
ダー物質中に存在する時、バインダーは、好ましくは約
30〜約95重量%の光生成物質、より好ましくは約8
0重量%の光生成物質を含む。一般に、この層を、像様
又はプリンティング露光工程においてこの層に向けられ
る入射放射線の約90%以上を吸収するのに十分な厚さ
で与えることが望ましい。この層の最大厚さは、選ばれ
る特別な光生成化合物、他の層の厚さ及び可撓性の光導
電性画像形成部材が所望であるかどうかのような機械的
考慮のような因子に主として依存する。
【0008】層状デバイスの感度は、幾つかの因子、
(1)吸収される光の分率(fraction)、(2)顔料結晶
内における光生成の効率、(3)光生成された正孔の輸
送層中への注入の効率及び(4)注入されたキャリヤー
が露光工程と現像工程との間に輸送層中を走行する距離
に依存する。吸収される光の分率は、光生成層中におけ
る十分な濃度の顔料の使用及び光生成層の厚さによって
最大にすることができる。キャリヤーが輸送層中を走行
する距離は、輸送物質の選択及び非輸送性不活性バイン
ダー中の輸送活性分子の分散体からなる輸送層の場合に
おける電荷輸送活性分子の濃度によって最適にすること
ができる。しかし、光生成及び注入の効率は、両プロセ
スが共に顔料及び輸送物質に依存する点で相互作用的で
ある可能性がある。この相互作用的依存性には、少なく
とも2つの理由がある。いくつかの顔料の光生成効率
は、顔料の表面上の輸送物質の存在に依存する。これら
の顔料を用いて作られたデバイスは、不活性バインダー
物質中に分散された活性分子を用いる輸送層の場合には
感度が良いが、電荷輸送重合体からなる輸送層と共に用
いられる時には感度が非常に低くなる可能性がある。こ
の依存性は、輸送層が不活性バインダー中に分散された
活性分子からなる場合(本明細書中では小分子輸送層と
称す)に、輸送層の作製中に光生成層に浸透する活性分
子から生ずる。これは、輸送層が電荷輸送重合体からな
る場合には生じない。従って、小分子輸送層を用いるデ
バイス中で感度が良いと思われる顔料が電荷輸送重合体
と共に用いられる時に良好な感度を有するという確実性
はない。注入効率の相互作用的依存性は、成分電荷輸送
分子と電荷発生顔料とのイオン化電位の調和( matchin
g )にも関係があり得る。正孔光生成及び輸送を用いる
層状デバイスでは、最大注入効率を確実にするために電
荷輸送層物質のイオン化電位(IPCTL )は、電荷発生顔
料のイオン化電位(IPCGP )より小さくなければならな
い。即ち、IPCTL <IP CGP である。
【0009】かくして、輸送層中に或る種の顔料を用い
る光生成層と輸送層中の電荷輸送重合体とを含む多層感
光体を用いる画像形成システムにおいては、活性輸送種
が光生成層中に物理的に浸透しないことから、或いはイ
オン化電位が調和しない( mismatch )結果として感度
の低下が起こり得る。感度の低下は、高速度電子写真複
写機、デュープリケーター及びプリンターに用いるため
の多層感光体の実際的価値を低下させ得る。
【0010】本発明の関連技術は、US−A4,66
4,997、US−A4,725,519、US−A
4,882,427、US−A4,898,799、U
S−A4,842,970、US−A4,847,17
5、US−A4,806,443、US−A4,81
8,650、US−A4,806,444、US−A
4,935,487、US−A4,956,440、U
S−A4,801,517、US−A5,028,68
7及びUS−A5,030,532にも記載されてい
る。
【0011】電荷発生層がオキシチタンフタロシアニン
の種々の多形体を含み且つ輸送層が不活性バインダー中
に分散された活性分子を含む多層感光体によって、非常
に高い感度及び優れたトナー画像が得られる。しかし、
これらの感光体を液体現像システムを用いる機械中で作
動させるならば、液体キャリヤビヒクルによって画像形
成部材から活性分子が浸出されて、相分離、結晶化並び
に画像形成部材の機械的及び電気的性質の一般的な劣化
をもたらす。コピー品質が悪影響を受け、それによって
デバイスの寿命が限定される。一方、先行技術の輸送重
合体を用いる層状デバイスは、固体半導体ダイオードを
用いる高速度プリンター中で作動させるのに十分な感度
がない。又、先行技術のデバイスは、摩耗抵抗が非常に
低く、従って、研磨的現像剤及びクリーニングシステム
との相互作用から実質的な摩耗が生ずる。かくして、改
良された感度と液体トナービヒクルの影響に対する抵抗
とを有する電子写真画像形成部材が依然として要望され
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の1つ
の目的は、上記欠点をなくする改良された電子写真画像
形成部材を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的及び他の目的
は、本発明によって、オキシチタンフタロシアニンの1
つの多形体又はその構造的誘導体を含む電荷発生層と、
電荷が電荷輸送重合体の主鎖中に組み込まれた活性部分
を通して輸送される電荷輸送重合体を含む電荷輸送層と
を含む電子写真画像形成部材を提供することによって達
成される。この画像形成部材は電子写真画像形成プロセ
スに用いられる。
【0014】電子写真画像形成部材は、技術上周知であ
る。電子写真画像形成部材は、種々の適当な方法で製造
することができる。典型的には、導電性表面を有する可
撓性又は剛性基体を用意する。次に、この導電性表面へ
電荷発生層を適用する。電荷発生層の適用前に、導電性
表面へ電荷ブロッキング層を適用することもできる。所
望ならば、電荷ブロッキング層と電荷発生層との間に粘
着剤層を用いることもできる。通常、電荷発生層はブロ
ッキング層上へ適用され、電荷発生層上に電荷輸送層が
形成される。しかし、幾つかの実施態様においては、電
荷発生層の前に電荷輸送層が適用される。
【0015】基体は、不透明であっても、或いは実質的
に透明であってもよく且つ所要の機械的性質を有する数
多くの適当な物質を含むことができる。従って、基体
は、無機又は有機組成物のような不導電性又は導電性物
質の層を含むことができる。電気絶縁性又は導電性基体
は、可撓性エンドレスベルト、ウエブ、剛性円筒、シー
ト等の形であることができる。
【0016】基体層の厚さは、所望の強さ及び経済的考
慮を含む数多くの因子に依存する。かくして、可撓性ベ
ルトのためのこの層は、最終の電子写真デバイスに悪影
響がないならば、実質的な厚さ、例えば約125μmで
あることができ、或いは50μm未満の最小の厚さであ
ってもよい。
【0017】導電性層の厚さは,電子写真部材として所
望される光学的透明性及び可撓性の程度によって実質的
に広範囲にわたることができる。従って、可撓性光感応
性画像形成デバイスのためには、導電性層の厚さは、電
気伝導度、可撓性及び光透過率の最適な組み合わせのた
め、約20〜約750オングストローム単位、より好ま
しくは約100〜約200オングストローム単位である
ことができる。可撓性導電性層は、導電性金属層である
ことができる。低速複写機中の電子写真画像形成部材用
の典型的な電気伝導度は約102 〜103 オーム/cm2
である。
【0018】導電性表面の形成後、この表面へ、感光体
のための随意の電荷ブロッキング層又はバリアー層を適
用することができる。隣接の光導電性層と下にある導電
性層との間の正孔に対する電気的バリアーを形成するこ
とができる任意の適当なブロッキング層を用いることが
できる。ブロッキング層は、US−A4,338,38
7、4,286,033及び4,291,110中に記
載されているような物質を含むことができる。ブロッキ
ング層は連続でなければならず且つより厚いと望ましく
ない高い残留電圧をもたらす可能性があるので約0.2
μm未満の厚さでなければならない。電荷輸送層が基体
と電荷発生層との間にある時には、電荷ブロッキング層
は通常用いられない。
【0019】正孔ブロッキング層又は導電性層へ随意の
粘着剤層を適用することができる。技術上良く知られて
いる任意の適当な粘着剤層を用いることができる。約
0.05〜約0.3μm(約500〜3,000オング
ストローム)の粘着剤層厚さで満足な結果を得ることが
できる。
【0020】発生層中の顔料は、主として、その構造が
下記式(1)で表される結晶性オキシチタンフタロシア
ニンの多形体又はその構造的誘導体を含む。
【0021】
【化1】
【0022】上記式(1)中、R1,2,3,及びR
4 は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、
スルホン酸、アルキル又はアリールスルホン酸エステ
ル、及びアルキル又はアリールスルホンアミドからなる
群から独立に選ばれる。特に好ましいチタニルフタロシ
アニン多形体はタイプI及びタイプIVであり、これらは
それぞれβ形及びY形とも呼ばれる。
【0023】光導電性層が光生成層の性質を増強又は減
少する場合には、マルチ- 光生成層組成物を用いること
ができる。このタイプの配置の例はUS−A4,41
5,639に記載されている。任意の適当な造膜性重合
体バインダー物質を、光生成バインダー層中のマトリッ
クスとして用いることができる。典型的な造膜性重合体
バインダー物質には、例えば、US−A3,121,0
06に記載されている物質が含まれる。かくして、典型
的な有機造膜性重合体バインダーには、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリス
チレン、ポリアリールエーテル、ポリアリールスルホ
ン、ポリブタジエン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポ
リメチルペンテン、ポリフェニレンスルフィド、ポリ酢
酸ビニル、ポリシロキサン、ポリアクリレート、ポリビ
ニルアセタール、ポリアミド、ポリイミド、アミノ樹
脂、フェニレンオキシド樹脂、テレフタル酸樹脂、フェ
ノキシ樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリスチ
レン及びアクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル及び酢酸ビニル共重合体、アクリレート共重
合体、アルキド樹脂、セルロース系造膜剤、ポリ(アミ
ドイミド)、スチレン- ブタジエン共重合体、塩化ビニ
リデン- 塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル- 塩化ビニリ
デン共重合体、スチレン- アルキド樹脂、ポリビニルカ
ルバゾール等のような熱可塑性及び熱硬化性樹脂が含ま
れる。これらの重合体は、ブロック、ランダム又は交互
共重合体であることができる。特に好ましい有機造膜性
重合体バインダーには、電荷輸送重合体、例えば、US
−A4,801,517、4,806,443、4,8
06,444、4,818,650及び5,030,5
32に記載されているポリエーテルカーボネート及び例
えばUS−A4,839,451及びUS−A4,61
8,551に記載されているポリシリレンが含まれる。
【0024】光生成組成物又は顔料は、樹脂バインダー
組成物中に種々の量で存在するが、一般に約10〜約9
0容量%の光生成顔料が約90〜約10容量%の樹脂バ
インダー中に分散され、好ましくは約20〜約40容量
%の光生成顔料が約80〜約60容量%の樹脂バインダ
ー組成物中に分散される。
【0025】光導電性顔料及び樹脂バインダー物質を含
む光生成層は、厚さが一般に約0.1〜約5μmの範囲
であり、好ましくは約0.2〜約1μmの厚さを有す
る。光生成層の厚さはバインダー含量に関係がある。高
バインダー含量組成物は、一般に厚い光生成層を必要と
する。本発明の目的が達成されるならば、これらの範囲
外の厚さを選ぶことができる。
【0026】オキシチタンフタロシアニンとバインダー
重合体との間の混合比には特別な制限はないが、バイン
ダー重合体は、オキシチタンフタロシアニン化合物10
0重量部に対して一般に5〜500重量部、好ましくは
10〜50重量部の量で用いられる。
【0027】光生成層コーティング混合物を混合し且つ
その後で適用するためには、任意の適当な、通常の方法
を用いることができる。
【0028】重合体の主鎖中に組み込まれた活性部分を
有し、それによって電荷が重合体の主鎖中に組み込まれ
た活性部分を通して輸送される、任意の適当な電荷輸送
重合体を用いることができる。好ましくは、重合体の主
鎖中に組み込まれた活性部分を有する2つの異なるクラ
スの電荷輸送重合体が本発明の電荷輸送層中に用いられ
る。第一のクラスは、主鎖中に組み込まれたアリールア
ミン化合物を含む縮合重合体であり、第二のクラスはポ
リシリレンである。これらの電気的に活性な電荷輸送重
合体物質は、電荷発生物質から光生成された正孔の注入
を支持することができ且つこれらの正孔を輸送層中を通
して輸送させることができなければならない。これらの
両方のクラスの重合体中で、電荷は重合体の主鎖を通し
て輸送される。特に好ましい電荷輸送重合体は、ポリ
(アリールアミンカーボネート)化合物及びポリシリレ
ンである。本明細書中で用いられる造膜性電荷輸送重合
体の“電荷輸送部分”という表現は、電荷輸送を支持す
る“活性”単位又はセグメントと定義される。主鎖中に
組み込まれたアリールアミン化合物を含む縮合重合体の
第一のクラスの典型的な電荷輸送重合体には、次式によ
って表されるアリールアミン化合物が含まれる。
【0029】
【化2】
【0030】上記式中、nは約5〜約5,000であ
り、Zは
【0031】
【化3】
【0032】からなる群から選ばれ、nは0又は1であ
り、Arは
【0033】
【化4】
【0034】からなる群から選ばれ、Rは2〜10個の
炭素原子を含むアルキレン及びイソ- アルキレンからな
る群から選ばれるアルキレン基であり、Ar' は
【0035】
【化5】
【0036】からなる群から選ばれ、Xは
【0037】
【化6】
【0038】からなる群から選ばれ、sは0,1又は2
であり、且つXは2〜10個の炭素原子を含むアルキル
及びイソ- アルキルからなる群から選ばれるアルキル基
である。
【0039】上記式で表される典型的な電荷輸送重合体
は下記式で表される重合体である。
【0040】
【化7】
【0041】上記式中、nの値は約10〜約1,000
である。この重合体及び上記一般式で表される他の電荷
輸送重合体はUS−A4,806,443に記載されて
いる。
【0042】他の典型的な電荷輸送重合体には、次式で
表されるアリールアミン化合物が含まれる。 R−〔−O−A−O−CH2 −CH(OR)−CH2
O−B−O−CH2 −CH(OR)−CH2 −〕m − 上記式中、Rは−H、−CH3 及び−C2 5 からなる
群から選ばれ、mは約4〜約1,000であり、且つA
は次式 −Ar−N(Ar' )−〔−Z−〕−〔−N(Ar' )
−Ar−〕m'− (上記式中、m’は0又は1であり、Zは
【0043】
【化8】
【0044】からなる群から選ばれ、上記式中、nは0
又は1であり、Arは
【0045】
【化9】
【0046】からなる群から選ばれ、R’はーCH3
ーC2 5 、ーC3 7 及びーC4 9 からなる群から
選ばれ、Ar' は
【0047】
【化10】
【0048】からなる群から選ばれ、Xは
【0049】
【化11】
【0050】からなる群から選ばれる)で表されるアリ
ールアミン基からなる群から選ばれ、BはAについて定
義されたアリールアミン基及び −Ar−(V)n −Ar− (上記式中、Arは上で定義された通りであり、Vは
【0051】
【化12】
【0052】からなる群から選ばれ、且つnは0又は1
である)からなる群から選ばれる。
【0053】特別な例には、m’の値が約18〜約19
であり且つm”の値が約4〜約5であった
【0054】
【化13】
【0055】が含まれる。上記一般式で表されるこれら
の電荷輸送重合体及び他の電荷輸送重合体はUS−A
4,818,650及びUS−A4,956,440に
記載されている。
【0056】更に他の典型的な電荷輸送重合体は次式で
表される重合体である。
【0057】
【化14】
【0058】上記式中、m’の値は約10〜約50であ
った。これらの及び他の関連する電荷輸送重合体はUS
−A4,806,444及びUS−A4,956,48
7に記載されている。
【0059】典型的な電荷輸送重合体の他の例は、m’
が約10〜約10,000である
【0060】
【化15】
【0061】及びm’が約10〜約1,000である
【0062】
【化16】
【0063】である。関連電荷輸送重合体には、コポリ
〔3,3’−ビス(ヒドロキシエチル)トリフェニルア
ミン/ビスフェノールA〕カーボネート、コポリ〔3,
3’−ビス(ヒドロキシエチル)テトラフェニルベンジ
ジン/ビスフェノールA〕カーボネート、ポリ〔3,
3’−ビス(ヒドロキシエチル)テトラフェニルベンジ
ジン〕カーボネート、ポリ〔3,3’−ビス(ヒドロキ
シエチル)トリフェニルアミン〕カーボネート等が含ま
れる。これらの電荷輸送重合体はUS−A4,401,
517に記載されている。
【0064】典型的な電荷輸送重合体のその他の例に
は、nが約5〜約5,000である
【0065】
【化17】
【0066】、nが約20,000〜約500,000
の重量平均分子量を得るために十分な数を示す
【0067】
【化18】
【0068】、nが約20,000〜約500,000
の重量平均分子量を得るために十分な数を示す
【0069】
【化19】
【0070】、nが約20,000〜約500,000
の重量平均分子量を得るために十分な数を示す
【0071】
【化20】
【0072】が含まれる。これらの電荷輸送重合体及び
他の関連電荷輸送重合体はUS−A5,030,532
に記載されている。
【0073】主鎖中に組み込まれたアリールアミン化合
物を含む縮合重合体の第一のクラスの更に他の典型的な
電荷輸送重合体には、次式で表されるポリアリールアミ
ン重合体が含まれる。
【0074】
【化21】
【0075】上記式中、nは約5〜約5,000であ
り、pは約5〜約5,000であり、X’及びX”は2
官能性結合を有する基から独立に選ばれ、且つQは或る
種のヒドロキシ末端アリールアミン反応体から誘導され
る2価の基である。
【0076】主鎖中に組み込まれたアリールアミン化合
物を含む縮合重合体の第一のクラスのもう1つの典型的
な電荷輸送重合体には、次式で表されるポリアリールア
ミン重合体が含まれる。
【0077】
【化22】
【0078】上記式中、nは約5〜約5,000であ
り、pは約5〜約5,000であり、X’及びX”は2
官能性結合を有する基から独立に選ばれ、Qは或る種の
ヒドロキシ末端アリールアミン反応体から誘導される2
価の基であり、且つQ’はヒドロキシ末端基から誘導さ
れる2価の基である。
【0079】主鎖中に組み込まれたアリールアミン化合
物を含む縮合重合体の第一のクラスのもう1つの典型的
な電荷輸送重合体は、US−A5,030,532に記
載されており且つ次式で表される。
【0080】
【化23】
【0081】上記式中、nは約5〜約5,000である
か、或いはp>0ならば0であり、oは約0〜約5,0
00であるか,或いはp>0又はn=0ならば0であ
り、pは約2〜約100であるか、或いはn>0ならば
0であり、X’及びX”は2官能性結合を有する基から
独立に選ばれ、Qは或る種のヒドロキシ末端アリールア
ミン反応体から誘導される2価の基であり、且つQ’は
Qについて定義された基を含むヒドロキシ末端ポリアリ
ールアミンから誘導され且つ約1000〜約80,00
0の重量平均分子量を有する2価の基であり、且つポリ
アリールアミン重合体の重量平均分子量は約10,00
0〜約1,000,000である。
【0082】電荷輸送重合体の第二のクラスは次式で表
される。
【0083】
【化24】
【0084】上記式中、R1,R2,R3,R4,R5,及びR6
はアルキル、アリール、置換アルキル、置換アリール、
及びアルコキシからなる群から独立に選ばれ、且つm,
n及びpはm+n+pの和が100% に等しい全重合
体組成物中の特別な単量体単位の百分率を反映する数で
ある。詳細には、かくして、例えば、nは0%以上であ
り且つnは100%以下であり、且つmは0%以上であ
り且つmは100%以下であり、且つpは0%以上であ
り且つpは100%以下である。ポリシリレンの単量体
単位のいずれもが重合体中にランダムに分布されること
ができ、或いは異なる長さのブロックであることができ
る。
【0085】ポリシリレン輸送層の幾つかの説明のため
の例には、ポリ(メチルフェニルシリレン)、ポリ(メ
チルフェニルシリレン−コ−ジメチルシリレン)、ポリ
(シクロヘキシルメチルシリレン)、ポリ(第三ブチル
メチルシリレン)、ポリ(フェニルエチルシリレン)、
ポリ(n−プロピルメチルシリレン)、ポリ(p−トリ
ルメチルシリレン)、ポリ(シクロトリメチレンシリレ
ン)、ポリ(シクロテトラメチレンシリレン)、ポリ
(シクロペンタメチレンシリレン)、ポリ(ジ−t−ブ
チルシリレン−コ−ジメチルシリレン)、ポリ(ジフェ
ニルシリレン−コ−フェニルメチルシリレン)、ポリ
(シアノエチルメチルシリレン)が含まれ、且つポリシ
リレンは、一般に、約100,000〜約2,000,
000の重量平均分子量を有する。
【0086】重合体輸送層は、全層の重量の10重量%
ぐらい多くの可塑化用又は酸化防止用添加剤を有するこ
とができる。
【0087】電荷輸送層コーティング混合物を混合し且
つその後で電荷発生層へ適用するためには、任意の適当
な、通常の方法を用いることができる。
【0088】一般に、正孔輸送層の厚さは、約10〜約
50μmであるが、この範囲外の厚さも用いることがで
きる。正孔輸送層は、正孔輸送層上に置かれた静電荷が
照明の不在下において該層上での静電潜像の形成及び保
持を阻止するのに十分な速度で伝導しない程度に絶縁体
でなければならない。一般に、正孔輸送層の電荷発生層
に対する厚さの比は、好ましくは約2:1〜約200:
1、ある場合には400:1ぐらい迄に保たれる。換言
すると、電荷輸送層は、可視光又は所期使用の領域の放
射線に対しては実質的に非吸収性であるが、光導電性層
即ち電荷発生層からの光生成された正孔の注入を可能に
し、且つこれらの正孔を活性電荷輸送層中を輸送して活
性層の表面上の表面電荷を選択的に放電させる点で“活
性”である。
【0089】本発明の感光体は、例えば、導電性表面と
上述したような電荷輸送層との間にサンドイッチされた
電荷発生層又は導電性表面と電荷発生層との間にサンド
イッチされた電荷輸送層を含むことができる。この構造
は、通常、帯電、活性放射線露光、現像、転写、クリー
ニング及び再サイクルを含む通常のゼログラフィー方法
で画像形成されることができる。
【0090】感光体の導電性層の接地又は電気的バイア
スへの接触を容易にするため、導電性層、ブロッキング
層、粘着剤層又は電気発生層と接触してベルト又はドラ
ムの一方の縁部に沿った通常の導電性接地ストリップの
ような他の層をも用いることができる。
【0091】随意に、摩耗抵抗を増強するため、オーバ
ーコート層をも用いることができる。ある場合には、感
光体の反対側にカーリング防止裏引き層を適用して、平
坦さ及び(又は)摩耗抵抗を与えることができる。これ
らのオーバーコート層及びカーリング防止裏引き層は技
術上公知である。
【0092】電荷発生層と本発明の重合体輸送層との組
み合わせを用いるデバイスは、極度に高い感度のような
数多くの利益を示す。更に、液体現像システムを用いる
機械でサイクル中、高感度が保持される。先行技術のオ
キシチタン電荷発生顔料を含むデバイスは、上述した理
由で液体インク環境中では一般に有用ではない。
【0093】本発明のこの画像形成部材は、(a)支持
基体、随意のブロッキングバリアー層、随意の粘着剤
層、バインダーが随意に電荷輸送重合体であるバインダ
ー中に分散された上記式(I)で表される結晶性チタン
フタロシアニン化合物を含む電荷発生層、及び上記式
(II)で表されるポリシリレン及びポリアリールアミン
誘導体からなる群から選ばれる造膜性電荷輸送重合体を
含む電荷輸送層を含む電子写真画像形成部材を用意する
工程、(b)画像形成部材上に一様な静電電荷を付着さ
せる工程、(c)画像形成部材を像形状の活性放射線で
露光して画像形成部材上に静電潜像を形成させる工程、
(d)静電潜像を静電的に引きつけられる顕像性粒子で
現像してトナー画像を形成する工程、(e)トナー画像
を受取り部材へ転写する工程、(f)クリーニング工
程、及び(g)電荷付着、露光、現像、転写及びクリー
ニング工程を繰り返す工程を含む電子写真画像形成プロ
セスで使用することができる。
【0094】
【実施例 1】ポリエチレンテレフタレートフィルム〔 M
elinex (登録商標) 、ICI 製〕上の真空蒸着されたチタ
ン層を含む基体上に通常のコーティング方法を用いてコ
ーティングを形成することによって電子写真画像形成部
材を製造した。第一のコーティングは、0.005μm
(50オングストローム)の厚さを有する加水分解γ−
アミノプロピルトリエトキシシランから形成されたシロ
キサンバリアー層であった。このフィルムは下記のよう
にしてコーティングされた。3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン( FloridaのPCR Research Chemicals製)
を、エタノール中で1:50の容量比で混合した。この
フィルムは、多間隙フィルムアプリケーターで0.01
27mm(0.5ミル)の湿潤厚さに適用された。この層
を、次に、室温において5分間乾燥させた後、強制通風
オーブン中で110℃において10分間硬化させた。第
二のコーティングは、0.005μm(50オングスト
ローム)の厚さを有するポリエステル樹脂(49,00
0、E.I.duPont de Nemours & Co. 製)の粘着剤層であ
り、次のようにしてコーティングされた。0.5gの4
9,000ポリエステル樹脂を70gのテトラヒドロフ
ラン及び29.5gのシクロヘキサノンに溶解した。こ
のフィルムを0.5ミルのバーでコーティングし、強制
通風オーブン中で10分間硬化させた。
【0095】次のコーティングは、前記同時係属出願の
方法によってえられたタイプIVオキシチタンフタロシア
ニン粒子75重量%と約150,000の分子量を有す
るポリビニルブチラール樹脂(BMS、積水化学製)2
5重量%とを含む電荷発生層であった。この層は次のよ
うにして作られた。0.56gのオキシチタンフタロシ
アニン粒子と0.18gのポリビニルブチラールとを2
0mlの酢酸ブチルと共に、鋼散弾が入っているガラスジ
ャー中で24時間粉砕した。0.00635mm(0.2
5ミル)の Bird バーを用いて0.2μmのフィルムを
コーティングし、100℃において10分間硬化させ
た。トップコーティングは、厚さ20μmのポリエーテ
ルカーボネートの輸送層であった。この層は、 Bird コ
ーティングアプリケーターを用いて、11.5gの塩化
メチレン溶媒中に溶解された1gの電荷輸送ポリエーテ
ルカーボネート樹脂を含む溶液でコーティングされた。
ポリエーテルカーボネート樹脂は、US−A4,80
6,443の実施例 III中に記載されているようにして
製造された。このポリエーテルカーボネート樹脂は、電
気的に活性な電荷輸送造膜性バインダーであり、次式に
よって表される。
【0096】
【化25】
【0097】上記式中、nは、重合体の分子量が約20
0,000になるように約300である。このフィルム
は、強制通風オーブン中で100℃において20分間乾
燥された。このデバイスを、シャフト上で回転される円
筒形アルミニウムドラムに取り付けた。フィルムを、ド
ラムの周囲に沿って取り付けられたコロトロンで帯電さ
せた。シャフトの周りの種々の位置に置かれた幾つかの
容量結合プローブで、表面電位を時間の関数として測定
した。プローブは、ドラム基体へ既知の電位を印加する
ことによって較正された。ドラムの周りの適当な位置に
置かれた光源によって、ドラム上のフィルムを露光し且
つ消去した。
【0098】測定は、定電流又は定電圧方式で光導電性
デバイスを帯電させることからなっていた。ドラムが回
転した時、初期帯電電位がプローブ1で測定された。更
に回転して露光ステーションに達し、そこで光導電体デ
バイスは既知の強度の単色放射線で露光された。露光後
の表面電位がプローブ2及び3で測定された。このデバ
イスは、適当な強度の消去ランプで最終的に露光され、
残留電位がプローブ4で測定された。このプロセスを、
次のサイクル中露光の大きさを自動的に変化させて繰り
返した。プローブ2及び3の電位を露光の関数としてプ
ロットすることによって、光誘起放電特性曲線を得た。
可視範囲(400〜650 nm )及び赤外範囲(700
〜780 nm )の両方において極めて高い感度が観察さ
れた。1.0中性濃度(neutral density)のための60
0ボルトの最大コントラストを生ずるために所要な最適
の光エネルギーは、可視範囲では4エルグ/cm2 、赤外
範囲では2.5エルグ/cm2 であることがわかった。こ
のデバイスを、10,000回の帯電、露光及び消去工
程サイクルで連続使用し、帯電工程中、露光工程後及び
消去工程後に安定な電位を有することがわかった。
【0099】
【実施例2】ポリエチレンテレフタレートフィルム〔 M
elinex (登録商標) 、ICI 製〕上の真空蒸着されたチタ
ン層を含む基体上に通常のコーティング方法を用いてコ
ーティングを形成することによって層状感光体を製造し
た。シロキサンバリアー層の第一コーティング、ポリエ
ステルの第二コーティング及びオキシチタンフタロシア
ニン電荷発生層の第三コーティングを実施例1に記載さ
れているようにして作った。輸送層は、下記構造で表さ
れるポリメチルフェニルシリレンからなっていた。
【0100】
【化26】
【0101】上記構造中、R1,R3 及びR5 はメチル基
であり、R2,R4 及びR6 はフェニル基である。この輸
送層は、2重量%のポリ(メチルフェニルシリレン)の
トルエン溶液からコーティングされた。このデバイス
を、80℃に保たれた真空オーブン中で加熱して20μ
mの厚さを有する乾燥コーティングを形成させた。この
デバイスの可視及び赤外の両方における感度を、実施例
1に記載の方法によって試験した。1.0中性濃度画像
のための600ボルトの最大コントラストを生ずるため
に所要な最適の光エネルギーは、可視範囲では4エルグ
/cm2 、赤外範囲では2.5エルグ/cm2 であることが
わかった。このデバイスを、10,000回の帯電、露
光及び消去工程サイクルで連続使用し、帯電工程中、露
光工程後及び消去工程後に安定な電位を有することがわ
かった。
【0102】
【比較実施例3】ポリエチレンテレフタレートフィルム
〔 Melinex (登録商標) 、ICI 製〕上の真空蒸着された
チタン層を含む基体上に通常のコーティング方法を用い
てコーティングを形成することによって層状感光体を製
造した。シロキサンバリアー層の第一コーティング、ポ
リエステルの第二コーティング及びオキシチタンフタロ
シアニン電荷発生層の第三コーティングを実施例1に記
載されているようにして作った。11.5gの塩化メチ
レン溶媒中に溶解された1gのN,N'-ジフェニル-
N,N'-ビス(3- メチル- フェニル)-( 1,1'-ビフ
ェニル)-4,4'-ジアミンと1gの、Farbenfabricken
Bayer A.G.からMakrolon (登録商標) の商標で市販され
ているポリカーボネート樹脂, ポリ( 4,4'-イソプロ
ピリデンジフェニレンカーボネート),とを含む溶液で、
Bird コーティングアプリケーターを用いて厚さ20μ
mの輸送層をコーティングした。N,N'-ジフェニル-
N,N'-ビス(3- メチル- フェニル)-( 1,1'-ビフ
ェニル)-4,4'-ジアミンは電気的に活性な芳香族ジア
ミン電荷輸送小分子であるが、ポリカーボネート樹脂は
電気的に不活性な造膜性バインダーである。N,N'-ジ
フェニル- N,N'-ビス(3- メチル- フェニル)-(
1,1'-ビフェニル)-4,4'-ジアミンは下記の式を有
する。
【0103】
【化27】
【0104】このフィルムを、強制通風オーブン中で1
00℃において20分間乾燥した。このデバイスの可視
及び赤外の両方における感度を、実施例1に記載の方法
によって試験した。1.0中性濃度画像のための600
ボルトの最大コントラストを生ずるために所要な最適の
光エネルギーは、可視範囲では4エルグ/cm2 、赤外範
囲では2.5エルグ/cm2 であることがわかった。この
デバイスを、10,000回の帯電、露光及び消去工程
サイクルで連続使用し、帯電工程中、露光工程後及び消
去工程後に安定な電位を有することがわかった。
【0105】
【実施例4】実施例1、2及び3に記載されているデバ
イスと本質的に同一の3個のデバイスを製造した。但
し、タイプIVオキシチタンフタロシアニン粒子の代わり
に多形体タイプIオキシチタンフタロシアニンを用い
た。実施例1に記載されている方法と同じ方法で試験し
た所、可視スペクトルにおける感度(1.0の中性濃度
のための600ボルトコントラスト)は、3個のデバイ
スの全てについて15エルグ/cm2 であった。
【0106】
【実施例5】実施例1、2及び3の感光体デバイスを、
Isopar中に、25℃において24時間浸漬した。この浸
漬は、液体インクを用いる機械中における感光体の抵抗
を測定するために行われた。1gのN,N'-ジフェニル
- N,N'-ビス(3- メチル- フェニル)-( 1,1'-ビ
フェニル)-4,4'-ジアミと1gのポリカーボネート樹
脂とを含む溶液でコーティングされた厚さ20μmの輸
送層を含む実施例3のデバイスは、活性分子N,N'-ジ
フェニル- N,N'-ビス(3- メチル- フェニル)-(
1,1'-ビフェニル)-4,4'-ジアミの浸出及び結晶化
から生ずる白色残留物を生じた。実施例1及び2のデバ
イスは、物理的に影響されなかった。実施例1に記載さ
れているようにして再試験した時、実施例1及び2のデ
バイスは、Isopar中の浸漬の結果として感度及びサイク
ル安定性が変化しないことを示した。しかし、実施例3
のデバイスは、Isopar浸漬の結果として高い残留電荷を
示した。
【0107】
【実施例6】ポリエチレンテレフタレートフィルム〔 M
elinex (登録商標) 、ICI 製〕上の真空蒸着されたチタ
ン層を含む基体上に通常のコーティング方法を用いてコ
ーティングを形成することによって、2個の電子写真画
像形成部材を製造した。両デバイス共に、同じ基体、導
電性層、ブロッキング層、粘着剤層及び発生層を有して
いた。この2個のデバイスは、異なる電荷輸送層を有し
ていた。両デバイスについて、第一コーティングは、
0.005μm(50オングストローム)の厚さを有す
る、加水分解γ−アミノプロピルトリエトキシシランか
ら得られたシロキサンバリアー層であった。このフィル
ムは次のようにしてコーティングされた。3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン( FloridaのPCR Research C
hemicals製)をエタノール中に、1:50の容量比で混
合した。このフィルムは、多間隙フィルムアプリケータ
ーで0.0127mm(0.5ミル)の湿潤厚さに適用さ
れた。この層を、次に、室温において5分間乾燥させた
後、強制通風オーブン中で110℃において10分間硬
化させた。両デバイスについて、第二コーティングは、
0.005μm(50オングストローム)の厚さを有す
るポリエステル樹脂(49,000、E.I.duPont de Ne
mours & Co. 製)の粘着剤層であり、次のようにしてコ
ーティングされた。0.5gの49,000ポリエステ
ル樹脂を70gのテトラヒドロフラン及び29.5gの
シクロヘキサノンに溶解した。両デバイスについて、次
のコーティングは、ベンズアミダゾールペリレン粒子8
5重量%とポリカーボネート樹脂〔Farbenfabricken Ba
yer A.G.からMakrolon (登録商標) の商標で市販されて
いるポリ( 4,4'-イソプロピリデン−ジフェニレン)
カーボネート〕15重量%とを含む電荷発生層であり、
次のようにして作られた。3.175mm(1/8イン
チ)粒径の鋼散弾100gが入っている2オンスのガラ
スジャー中で、0.32gのベンズアミダゾールペリレ
ン粒子と0.06gのポリカーボネート樹脂とを19ml
の塩化メチレンと共に96時間粉砕した。0.0127
mm(0.5ミル)の Bird バーを用いて厚さ約0.4μ
mのフィルムをコーティングし、135℃において5分
間硬化させた。
【0108】ベンズアミダゾールペリレンの第一の発生
層フィルムを、11.5gの塩化メチレン溶媒中に溶解
された1gのN,N'-ジフェニル- N,N'-ビス(3-
メチル- フェニル)-( 1,1'-ビフェニル)-4,4'-ジ
アミン(実施例3に示されている構造を有する)と1g
のポリカーボネート樹脂〔Farbenfabricken Bayer A.G.
からMakrolon (登録商標) の商標で市販されているポリ
( 4,4'-イソプロピリデン−ジフェニレン)カーボネ
ート〕とを含む溶液から、 Bird コーティングアプリケ
ーターを用いて厚さ20μmの輸送層でコーティングし
た。N,N'-ジフェニル- N,N'-ビス(3- メチル-
フェニル)-( 1,1'-ビフェニル)-4,4'-ジアミンは
電気的に活性な芳香族ジアミン電荷輸送小分子である
が、ポリカーボネート樹脂は電気的に不活性な造膜性バ
インダーである。このフィルムを、強制通風オーブン中
で100℃において20分間乾燥した。
【0109】ベンズアミダゾールペリレンの第二の発生
層フィルムを、ポリエーテルカーボネート(実施例1に
示されている構造を有する)の厚さ20μmの輸送層で
コーティングした。この層は、 Bird コーティングアプ
リケーターを用いて、11.5gの塩化メチレン溶媒中
に溶解された1gのポリエーテルカーボネート樹脂を含
む溶液でコーティングされた。このフィルムを、強制通
風オーブン中で100℃において20分間乾燥した。
【0110】両デバイスの可視領域における感度を実施
例1に記載されている方法で試験した。分子状分散され
た輸送層を含む第一デバイスの放電形、すなわち電位−
露光曲線は、重合体輸送層を含む第二デバイスよりもず
っと高感度かつ急勾配であった。理論によって限定され
たくはないが、ベンズアミダゾールペリレン顔料では、
ドナー分子の輸送層から発生層中への浸透が非常に高感
度のデバイスを得るための必要条件であると思われる。
第二デバイスの輸送層の重合体性は感度の低下をもたら
す。本実施例は、小分子型(不活性マトリックス、ポリ
カーボネート中の分散単量体)では良く働く顔料が電荷
輸送重合体からなる輸送層と共には必ずしも良く働かな
いことを示している。
【0111】以下の比較実施例は、発生層光生成顔料が
本発明のチタニルフタロシアニンではなくバナジルフタ
ロシアニンであること以外は全く同様に製造された画像
形成部材と比べて本発明の電子写真画像形成部材が増強
された光感度を有することを示す。
【0112】
【比較実施例7】ポリエチレンテレフタレートフィルム
〔 Melinex (登録商標) 、ICI 製〕上に真空蒸着金属チ
タン層を含む基体上に、実施例1に記載されている方法
を用いてコーティングを形成することによって電子写真
画像形成部材を製造した。第一のコーティングは、10
nm (100オングストローム)の最終厚さを有する加
水分解γ−アミノプロピルトリエトキシシランから形成
されたシロキサンバリアー層であった。第二のコーティ
ングは、5 nm (50オングストローム)の最終厚さを
有するポリエステル樹脂(49,000、E.I.duPont d
e Nemours & Co. 製)の粘着剤層であった。次のコーテ
ィングは、ポリエステル樹脂( Vitel PE100、Goodyear
Tire and Rubber Co.製)中に分散された、US−A
4,771,133(D/87041)に記載の方法で
得られたバナジルフタロシアニン粒子35重量%を含
む、厚さ1μmの電荷発生層であった。トップコーティ
ングは、実施例1に記載されている構造を有するポリエ
ーテルカーボネートの電荷輸送層であった。輸送層コー
ティングの方法は実施例1に記載されている。同じく実
施例1に記載されている方法で、感度を測定した。1.
0中性濃度画像のための600ボルトの最大コントラス
トを生ずるために所要な最適の光エネルギーは、可視範
囲では18エルグ/cm2 、赤外範囲では10エルグ/cm
2 であることがわかった。このデバイスは、実施例1に
記載されているデバイスよりも感度がかなり低い。
【0113】
【比較実施例8】ポリエチレンテレフタレートフィルム
〔 Melinex (登録商標) 、ICI 製〕上に真空蒸着金属チ
タン層を含む基体上に、実施例1に記載されている方法
を用いてコーティングを形成することによって電子写真
画像形成部材を製造した。第一のコーティングは、10
nm (100オングストローム)の厚さを有する加水分
解γ−アミノプロピルトリエトキシシランから形成され
たシロキサンバリアー層であった。第二のコーティング
は、5 nm (50オングストローム)の厚さを有するポ
リエステル樹脂(49,000、E.I.duPont de Nemour
s & Co. 製)の粘着剤層であった。次のコーティング
は、ポリエステル樹脂( Vitel PE100、Goodyear Tire
and Rubber Co.製)中に分散された、US−A4,77
1,133(D/87041)に記載の方法で得られた
バナジルフタロシアニン粒子35重量%を含む、厚さ1
μmの電荷発生層であった。トップコーティングは、実
施例2に記載されている構造を有するポリメチルフェニ
ルシリレンの電荷輸送層であった。輸送層コーティング
の方法は実施例2に記載されている。実施例1に記載さ
れている方法で、感度を測定した。1.0中性濃度画像
のための600ボルトの最大コントラストを生ずるため
に所要な最適の光エネルギーは、可視範囲では18エル
グ/cm2 、赤外範囲では10エルグ/cm2 であることが
わかった。このデバイスは、実施例2に記載されている
デバイスよりも感度がかなり低い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サントク エス バーデシャ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード ブロンムリー ロード 48 (72)発明者 ジョン エフ ヤヌス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター リトル バードフィール ド ロード 924 (72)発明者 マイケル ジェイ ライス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター ガラーズ クロス 1213

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基体、随意の電荷ブロッキング層、
    随意の粘着剤層、バインダー中に分散された結晶性チタ
    ンフタロシアニン化合物を含む電荷発生層、及び重合体
    の主鎖中に組み込まれた活性部分を有する造膜性電荷輸
    送重合体を含む電荷輸送層を含む電子写真画像形成部
    材。
JP4328013A 1991-12-16 1992-12-08 高感度の可視及び赤外感光体 Withdrawn JPH05249717A (ja)

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US07/808,391 US5310613A (en) 1991-12-16 1991-12-16 High sensitivity visible and infrared photoreceptor

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