JPH05249231A - ドップラーレーダ装置 - Google Patents
ドップラーレーダ装置Info
- Publication number
- JPH05249231A JPH05249231A JP8141192A JP8141192A JPH05249231A JP H05249231 A JPH05249231 A JP H05249231A JP 8141192 A JP8141192 A JP 8141192A JP 8141192 A JP8141192 A JP 8141192A JP H05249231 A JPH05249231 A JP H05249231A
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- Japan
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- correlator
- output
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 相対速度の検出に誤りが発生しにくいドップ
ラーレーダ装置を提供すること。 【構成】 発振器１から出力されるキャリアを拡散符号
発生器９から出力される拡散符号によってスペクトル拡
散変調する変調器２と、遅延回路１０を介した拡散符号
発生器９からの拡散符号と受信信号との相関をとる相関
器５と、ローパスフィルタ７を介した相関器出力の所定
レベル以上の出力の周波数を計数する周波数カウンタ８
とを備えた。
ラーレーダ装置を提供すること。 【構成】 発振器１から出力されるキャリアを拡散符号
発生器９から出力される拡散符号によってスペクトル拡
散変調する変調器２と、遅延回路１０を介した拡散符号
発生器９からの拡散符号と受信信号との相関をとる相関
器５と、ローパスフィルタ７を介した相関器出力の所定
レベル以上の出力の周波数を計数する周波数カウンタ８
とを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車速など物体との相対速
度を測定するドップラーレーダ装置に関し、さらに詳細
にはスペクトラム拡散を用いたドップラーレーダ装置に
関する。
度を測定するドップラーレーダ装置に関し、さらに詳細
にはスペクトラム拡散を用いたドップラーレーダ装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のドップラーレーダ装置は図４に示
すよう発振器１から出力されるキャリアを送受信アンテ
ナ１１から送信し、物体によリ反射した電波を送受信ア
ンテナ１１によって受信し、コンバータ６において送受
信アンテナ１１からの出力を発振器１の出力によって周
波数変換し、所定レベル以上の周波数変換出力を周波数
カウンタ８によって計数していた。
すよう発振器１から出力されるキャリアを送受信アンテ
ナ１１から送信し、物体によリ反射した電波を送受信ア
ンテナ１１によって受信し、コンバータ６において送受
信アンテナ１１からの出力を発振器１の出力によって周
波数変換し、所定レベル以上の周波数変換出力を周波数
カウンタ８によって計数していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のドップラーレーダ装置では、電波の多重反射に
よって何波もの反射波が受信されて対象物が判らなくな
って、相対速度の検出に誤りが生ずるという問題点があ
った。
な従来のドップラーレーダ装置では、電波の多重反射に
よって何波もの反射波が受信されて対象物が判らなくな
って、相対速度の検出に誤りが生ずるという問題点があ
った。
【０００４】本発明は相対速度の検出に誤りが発生しに
くいドップラーレーダ装置を提供することを目的とす
る。
くいドップラーレーダ装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のドップラーレー
ダ装置は、送信部で送信キャリアをスペクトル拡散変調
する変調手段と、受信部で送信部と同じ系列の拡散符号
に零を含む所定の遅延をもたせて受信信号と相関をとる
相関器と、相関器出力からドップラー周波数を測定する
周波数測定手段とを備えたことを特徴とする。
ダ装置は、送信部で送信キャリアをスペクトル拡散変調
する変調手段と、受信部で送信部と同じ系列の拡散符号
に零を含む所定の遅延をもたせて受信信号と相関をとる
相関器と、相関器出力からドップラー周波数を測定する
周波数測定手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明のドップラーレーダ装置によれば、送信
部で送信キャリアがスペクトル拡散変調されて送信さ
れ、受信部では送信部と同じ系列でかつ零を含む所定の
遅延をもたせた拡散符号と受信信号との相関がとられ、
相関器出力からドップラー周波数が測定される。したが
って、物体との相対速度を測定する場合、物体との距離
が特定の距離の前後の場合でしか測定することができな
くなる。その結果多重反射による誤測定が避けられる。
部で送信キャリアがスペクトル拡散変調されて送信さ
れ、受信部では送信部と同じ系列でかつ零を含む所定の
遅延をもたせた拡散符号と受信信号との相関がとられ、
相関器出力からドップラー周波数が測定される。したが
って、物体との相対速度を測定する場合、物体との距離
が特定の距離の前後の場合でしか測定することができな
くなる。その結果多重反射による誤測定が避けられる。
【０００７】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明する。図１
は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【０００８】本実施例のドップラーレーダ装置は、発振
器１から出力されたキャリアは拡散符号発生器（ＰＮ
Ｇ）９から出力された拡散符号によって変調器２におい
て変調のうえ、送信アンテナ３から送信される。送信さ
れた電波は物体によって反射されて、受信アンテナ４に
よって受信される。受信アンテナ４からの受信信号は、
遅延回路１０によって遅延された拡散符号発生器９から
の拡散符号によって相関器５において逆拡散され、相関
器５からの逆拡散出力は発振器１の出力を受けたコンバ
ータ６においてホモダイン検波され、検波出力はローパ
スフィルタ７を通って、所定レベル以上の検波出力が周
波数カウンタ８で計数される。
器１から出力されたキャリアは拡散符号発生器（ＰＮ
Ｇ）９から出力された拡散符号によって変調器２におい
て変調のうえ、送信アンテナ３から送信される。送信さ
れた電波は物体によって反射されて、受信アンテナ４に
よって受信される。受信アンテナ４からの受信信号は、
遅延回路１０によって遅延された拡散符号発生器９から
の拡散符号によって相関器５において逆拡散され、相関
器５からの逆拡散出力は発振器１の出力を受けたコンバ
ータ６においてホモダイン検波され、検波出力はローパ
スフィルタ７を通って、所定レベル以上の検波出力が周
波数カウンタ８で計数される。
【０００９】上記した本実施例において、発振器１から
出力されたキャリアは拡散符号発生器９から出力された
拡散符号、例えばＭ系列によって変調器２によって変調
されて送信アンテナ３から送信される。
出力されたキャリアは拡散符号発生器９から出力された
拡散符号、例えばＭ系列によって変調器２によって変調
されて送信アンテナ３から送信される。
【００１０】物体で反射した電波は受信アンテナ４によ
って受信されて、受信信号は相関器５によって、遅延回
路１０によって遅延された拡散符号発生器９からの出力
拡散符号により逆拡散される。ここで、送信アンテナ３
から送信され、送信電波が物体で反射されて受信アンテ
ナ４で受信されるまでの遅延時間が遅延回路１０による
拡散符号の遅延時間と一致したときに相関が最大とな
り、一致する前後の場合に、遅延時間の差が拡散符号の
１チップ内のときには相関が生ずるが、１チップ以上の
遅延時間の差では相関がほぼ零となる。
って受信されて、受信信号は相関器５によって、遅延回
路１０によって遅延された拡散符号発生器９からの出力
拡散符号により逆拡散される。ここで、送信アンテナ３
から送信され、送信電波が物体で反射されて受信アンテ
ナ４で受信されるまでの遅延時間が遅延回路１０による
拡散符号の遅延時間と一致したときに相関が最大とな
り、一致する前後の場合に、遅延時間の差が拡散符号の
１チップ内のときには相関が生ずるが、１チップ以上の
遅延時間の差では相関がほぼ零となる。
【００１１】すなわち、電波を受けてそれを反射させる
物体が遅延回路１０の遅延時間および拡散符号速度に対
応した距離の範囲内にある場合に相関が生ずる。したが
って、電波を反射させる物体が前記距離の範囲内を通過
した場合は、その相対速度によりドップラー効果が生
じ、ローパスフィルタ７を通過した波形は図２に示すよ
うに相関値を包絡線にもつドップラー周波数の信号とな
る。この信号を所定レベル以上の範囲内で周波数カウン
タ８でカウントすることによって、物体との相対速度が
求められる。
物体が遅延回路１０の遅延時間および拡散符号速度に対
応した距離の範囲内にある場合に相関が生ずる。したが
って、電波を反射させる物体が前記距離の範囲内を通過
した場合は、その相対速度によりドップラー効果が生
じ、ローパスフィルタ７を通過した波形は図２に示すよ
うに相関値を包絡線にもつドップラー周波数の信号とな
る。この信号を所定レベル以上の範囲内で周波数カウン
タ８でカウントすることによって、物体との相対速度が
求められる。
【００１２】また、相関が生ずる距離の範囲外で反射し
た電波は、相関出力がないため、測定にはほとんど影響
がない。この結果、多重反射による電波が受信されても
距離が異なれば影響されにくいため、誤った測定がなさ
れる確率は減少する。
た電波は、相関出力がないため、測定にはほとんど影響
がない。この結果、多重反射による電波が受信されても
距離が異なれば影響されにくいため、誤った測定がなさ
れる確率は減少する。
【００１３】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図３は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
る。図３は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
【００１４】本他の実施例は発振器１から出力されたキ
ャリアはサーキュレータ１２を介して変調、相関器１３
に供給して拡散符号発生器（ＰＮＧ）９から出力された
拡散符号によって変調のうえ、送受信アンテナ１１から
送信される。反射電波は送受信アンテナ１１によって受
信し、受信出力は変調、相関器１３に供給して拡散符号
発生器９からの拡散符号によって逆拡散し、サーキュレ
ータ１２を介してコンバータ６に供給し、コンバータ６
によって逆拡散出力を発振器１の出力によって周波数変
換し、ローパスフィルタ７を介して周波数カウンタ８に
供給し、所定レベル以上の周波数変換出力を周波数カウ
ンタ８によって計数する。
ャリアはサーキュレータ１２を介して変調、相関器１３
に供給して拡散符号発生器（ＰＮＧ）９から出力された
拡散符号によって変調のうえ、送受信アンテナ１１から
送信される。反射電波は送受信アンテナ１１によって受
信し、受信出力は変調、相関器１３に供給して拡散符号
発生器９からの拡散符号によって逆拡散し、サーキュレ
ータ１２を介してコンバータ６に供給し、コンバータ６
によって逆拡散出力を発振器１の出力によって周波数変
換し、ローパスフィルタ７を介して周波数カウンタ８に
供給し、所定レベル以上の周波数変換出力を周波数カウ
ンタ８によって計数する。
【００１５】本他の実施例の作用も前記一実施例の場合
と同様であるが、、受信用の拡散符号の遅延はなく、遅
延時間は零であるため相関のピークは反射物までの距離
が零の点になって、拡散符号の１チップに対応した距離
まで相関出力があり、ほぼこの点までの物体との相対速
度は測定できる。前記距離より遠い点の物体からの反射
波にたいしては相関出力がなくなり、測定はできない。
と同様であるが、、受信用の拡散符号の遅延はなく、遅
延時間は零であるため相関のピークは反射物までの距離
が零の点になって、拡散符号の１チップに対応した距離
まで相関出力があり、ほぼこの点までの物体との相対速
度は測定できる。前記距離より遠い点の物体からの反射
波にたいしては相関出力がなくなり、測定はできない。
【００１６】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、送信
部で送信キャリアをスペクトル拡散変調して送信し、受
信部で送信部と同じ系列でかつ零を含む所定の遅延をも
たせた拡散符号と受信信号との相関をとり、相関器出力
からドップラー周波数を測定するようにしたため、物体
との相対速度を測定する場合、物体との距離が特定の距
離の前後の場合でしか測定することができなくなり、多
重反射による誤測定をすることが少なくなる効果があ
る。
部で送信キャリアをスペクトル拡散変調して送信し、受
信部で送信部と同じ系列でかつ零を含む所定の遅延をも
たせた拡散符号と受信信号との相関をとり、相関器出力
からドップラー周波数を測定するようにしたため、物体
との相対速度を測定する場合、物体との距離が特定の距
離の前後の場合でしか測定することができなくなり、多
重反射による誤測定をすることが少なくなる効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例の作用の説明に供する波形図
である。
である。
【図３】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図４】従来例の構成を示すブロック図である。
１ 発振器 ２ 変調器 ３ 送信アンテナ ４ 受信アンテナ ５ 相関器 ８ 周波数カウンタ ９ 拡散符号発生器 １０ 遅延回路 １１ 送受信アンテナ １２ サーキュレータ １３ 変調、相関器
Claims (1)
- 【請求項１】 送信部で送信キャリアをスペクトル拡散
変調する変調手段と、受信部で送信部と同じ系列の拡散
符号に零を含む所定の遅延をもたせて受信信号と相関を
とる相関器と、相関器出力からドップラー周波数を測定
する周波数測定手段とを備えたことを特徴とするドップ
ラーレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8141192A JPH05249231A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドップラーレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8141192A JPH05249231A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドップラーレーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05249231A true JPH05249231A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=13745599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8141192A Pending JPH05249231A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドップラーレーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05249231A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0686856A1 (en) * | 1994-06-09 | 1995-12-13 | Mitsubishi Precision Co., Ltd. | Non-contact speed measuring apparatus for railroad vehicle |
| EP0714035A1 (en) * | 1994-11-24 | 1996-05-29 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Radar device |
| JP2013011582A (ja) * | 2011-05-30 | 2013-01-17 | Jfe Steel Corp | 遠隔ガス流速計測方法及び遠隔ガス流速計測装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56168575A (en) * | 1980-04-28 | 1981-12-24 | Honeywell Inc | Pulse doppler radar system |
| JPS6469981A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | Proximity fuse |
| JPH0593776A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Japan Radio Co Ltd | 自動車用衝突予防レーダ装置 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP8141192A patent/JPH05249231A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56168575A (en) * | 1980-04-28 | 1981-12-24 | Honeywell Inc | Pulse doppler radar system |
| JPS6469981A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | Proximity fuse |
| JPH0593776A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Japan Radio Co Ltd | 自動車用衝突予防レーダ装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0686856A1 (en) * | 1994-06-09 | 1995-12-13 | Mitsubishi Precision Co., Ltd. | Non-contact speed measuring apparatus for railroad vehicle |
| EP0714035A1 (en) * | 1994-11-24 | 1996-05-29 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Radar device |
| US5724041A (en) * | 1994-11-24 | 1998-03-03 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Spread spectrum radar device using pseudorandom noise signal for detection of an object |
| JP2013011582A (ja) * | 2011-05-30 | 2013-01-17 | Jfe Steel Corp | 遠隔ガス流速計測方法及び遠隔ガス流速計測装置 |
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