JPH05249069A - 酸素センサ - Google Patents

酸素センサ

Info

Publication number
JPH05249069A
JPH05249069A JP4050196A JP5019692A JPH05249069A JP H05249069 A JPH05249069 A JP H05249069A JP 4050196 A JP4050196 A JP 4050196A JP 5019692 A JP5019692 A JP 5019692A JP H05249069 A JPH05249069 A JP H05249069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
communication hole
oxygen sensor
sensor
sensor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4050196A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Matsuda
篤士 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
Priority to JP4050196A priority Critical patent/JPH05249069A/ja
Publication of JPH05249069A publication Critical patent/JPH05249069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒コンバータ下流に酸素センサを配置する
に際して、排気中の水滴がセンサ素子に付着して急冷さ
れ、割れを生じるのを防止する。 【構成】 セラミックス製センサ素子を覆うプロテクタ
15が、有底円筒状をなすインナプロテクタ16と円筒
状のアウタプロテクタ17との二重構造となっている。
それぞれに開口形成された連通孔19,21は、周方向
に45°づつずれており、互いに重ならない。両者間に
形成される間隙22の下端は、外部へ水を排出するよう
に開放されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用内燃
機関の排気中の酸素濃度の検出などに用いられる酸素セ
ンサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば内燃機関の空燃比フィードバック
制御システムにおいては、排気系の触媒コンバータ上流
側に酸素センサが配設され、排気中の残存酸素濃度の検
出を行っている。この酸素センサは、センサ素子とし
て、先端が封止されたチューブ状をなすジルコニア等の
セラミックス製素子を用いたもので、その内周面に大気
が、外周面に排気ガスがそれぞれ接触するようになって
いる。そして、ホルダに支持されたセンサ素子の先端部
を覆うように有底円筒状をなす金属製のプロテクタが設
けられており、脆いセラミックス製センサ素子を保護し
ている。尚、このプロテクタには、排気ガスを通流させ
るために例えばスリット状をなす連通孔が設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、内燃
機関の空燃比フィードバック制御システムの制御精度向
上を図るために、触媒コンバータ上流側のほかに触媒コ
ンバータ下流側にも酸素センサを設けたシステムが一部
で提案されている。
【0004】しかしながら、排気管の触媒コンバータ下
流側においては、触媒コンバータで凝縮した水分が排気
ガスとともに飛散したり、あるいは配管レイアウトによ
っては排気管底部に凝縮水が溜まってしまったりするこ
とがある。従って、上記従来の構成の酸素センサをその
まま触媒コンバータ下流に配置したとすると、プロテク
タに衝突した水滴が連通孔から侵入してセンサ素子にか
かり、高温状態のセンサ素子を急冷させて割れを生じる
虞れがあった。また排気管底部に水が溜まっている場合
には、プロテクタ内部に多量の水が侵入し、センサ出力
が異常になることがある。
【0005】尚、実開昭63−132353号公報に
は、プロテクタを二重にした酸素センサが示されている
が、これは保温性向上を意図したものであり、水分の侵
入防止は考慮されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る酸素セン
サは、ホルダに支持されたセラミックス製センサ素子を
覆うように有底円筒状のプロテクタを設けた酸素センサ
において、上記プロテクタを、基端が上記ホルダに固定
された有底円筒状のインナプロテクタと、その外側を囲
む有底円筒状もしくは円筒状のアウタプロテクタとから
なる二重構造とし、かつ両者間の間隙の下部を外部に開
放するとともに、インナプロテクタの連通孔とアウタプ
ロテクタの連通孔とを、互いに重ならない位置に開口形
成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】排気ガスはアウタプロテクタの連通孔およびイ
ンナプロテクタの連通孔を通してセンサ素子の外周面に
到達する。
【0008】一方、排気管内を飛散する水滴は、その一
部がアウタプロテクタの連通孔を通過するが、インナプ
ロテクタの連通孔が重なっていないので、センサ素子ま
で達することはない。この水分は、アウタプロテクタと
インナプロテクタの間の間隙を通り、開放された下部か
ら外部へ排出される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図4は、この発明に係る酸素センサ1の全
体の構成を示している。この酸素センサ1は、図5に示
したように排気管2の上部壁面に装着される形式のもの
であって、センサ素子3は、ジルコニア等のセラミック
スからなり、先端が閉塞されたチューブ状をなしてい
る。このセンサ素子3は、金属製のホルダ4中央部に嵌
合して保持されており、かつ基端がセラミックス製の中
間絶縁材5によって押さえつけられている。尚、センサ
素子3基端と中間絶縁材5との間には、出力信号取り出
しのためのコンタクトプレート6が挾持されており、該
コンタクトプレート6に出力端子7が導通している。中
間絶縁材5の基端には、更に基端側絶縁材8が連接され
ており、これらを一体として皿ばね9がホルダ4に押さ
えつけている。センサ素子3中心部には、セラミックス
ヒータ10が配設され、その基端部にヒータ用端子11
が導通している。また、12は上記絶縁材5,8の外周
を覆うようにホルダ4に溶接された円筒状のインナキャ
ップ、13は該インナキャップ12の基端に更に溶接さ
れたアウタキャップ、14はアウタキャップ13内に固
定された合成樹脂製のシールキャップである。
【0011】またホルダ4の先端部には、該ホルダ4か
ら突出したセンサ素子3を覆うようにプロテクタ15が
設けられている。
【0012】図1,図2は、上記プロテクタ15の詳細
を示すもので、このプロテクタ15は、図示するよう
に、インナプロテクタ16とアウタプロテクタ17との
二重構造をなしている。インナプロテクタ16は、図3
にも示すように、有底円筒状をなし、かつ開口端に設け
たフランジ部16aがホルダ4にかしめ止めされるよう
になっている。また基部に、僅かに大径に膨らんだ大径
部16bを有し、かつその周方向の一部に、ボス部18
が膨出形成されている。そして、このインナプロテクタ
16には、その先端部寄りの位置に、90°毎に計4個
の円形の連通孔19が開口形成されている。
【0013】上記インナプロテクタ16の外周を覆うア
ウタプロテクタ17は、両端が開口した円筒状をなし、
その基部が上記インナプロテクタ16の大径部16bに
嵌合して固定されている。また周方向の一部に矩形の切
欠部20を有し、これが上記ボス部18に係合すること
で回転方向の位置決めを行っている。そして、上記アウ
タプロテクタ17には、その先端部寄りの位置に90°
毎に4個、基部寄りの位置に180°毎に2個、計6個
の円形の連通孔21が開口形成されている。ここで、こ
のアウタプロテクタ17の連通孔21の形成位置は、図
2に明らかなように、インナプロテクタ16の連通孔1
9の形成位置に対し周方向に45°づつずれており、互
いに重ならないようになっている。尚、アウタプロテク
タ17とインナプロテクタ16との間に生じる間隙22
の下部は、アウタプロテクタ17の端部開口を通して外
部に開放されている。
【0014】上記の構成によれば、排気管2内を飛散し
てくる水滴がアウタプロテクタ17に衝突して、その一
部が連通孔21に流入したとしても、インナプロテクタ
16の連通孔19が重ならない位置にあるため、インナ
プロテクタ16内部へ飛び込むことがなく、センサ素子
3への付着が防止される。従って、水滴の付着による急
冷によってセンサ素子3が割れてしまうようなことがな
い。また、連通孔21を通して間隙22に入った水滴
は、下端が開放されていることから速やかに排出され
る。
【0015】次に、図6は、排気管2の底部に酸素セン
サ1を取り付ける場合(図7参照)のプロテクタ15の
実施例を示している。この場合には、アウタプロテクタ
17として、上端が閉塞された有底円筒状のものが用い
られ、インナプロテクタ16の外側を覆っている。また
アウタプロテクタ17の連通孔21は、やはり先端部寄
りおよび基部寄りの双方に計6個設けられているが、基
部寄りの2個の連通孔21が間隙22の最下部に連通し
ており、該連通孔21を介して間隙22下部が開放され
ている。
【0016】従って、この実施例においては、アウタプ
ロテクタ17の連通孔21を通って間隙22内に侵入し
た水滴が、下部の連通孔21を介して外部へ排出され
る。尚、排気管2底部に酸素センサ1を取り付ける場合
には、排気管2内部に水が溜まることが問題となるが、
上記構成では、インナプロテクタ16の連通孔19が比
較的先端寄りつまり高い位置にあるので、多少水が溜ま
ったとしても内部に水が侵入することはない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る酸素センサによれば、二重構造としたアウタプロ
テクタおよびインナプロテクタによってセンサ素子への
水滴の付着が防止され、急冷によるセンサ素子の割れな
どを回避できる。従って、排気管の触媒コンバータ下流
側への装着が可能となり、その耐久性,信頼性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すプロテクタの一部切
欠断面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】インナプロテクタのみを示す断面図。
【図4】この実施例の酸素センサ全体の断面図。
【図5】この酸素センサの取付状態を示す説明図。
【図6】この発明の異なる実施例を示すプロテクタの一
部切欠断面図。
【図7】この実施例の酸素センサの取付状態を示す説明
図。
【符号の説明】
3…センサ素子 4…ホルダ 15…プロテクタ 16…インナプロテクタ 17…アウタプロテクタ 19…連通孔 21…連通孔 22…間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに支持されたセラミックス製セン
    サ素子を覆うように有底円筒状のプロテクタを設けた酸
    素センサにおいて、上記プロテクタを、基端が上記ホル
    ダに固定された有底円筒状のインナプロテクタと、その
    外側を囲む有底円筒状もしくは円筒状のアウタプロテク
    タとからなる二重構造とし、かつ両者間の間隙の下部を
    外部に開放するとともに、インナプロテクタの連通孔と
    アウタプロテクタの連通孔とを、互いに重ならない位置
    に開口形成したことを特徴とする酸素センサ。
JP4050196A 1992-03-09 1992-03-09 酸素センサ Pending JPH05249069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050196A JPH05249069A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 酸素センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050196A JPH05249069A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 酸素センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05249069A true JPH05249069A (ja) 1993-09-28

Family

ID=12852395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4050196A Pending JPH05249069A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 酸素センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05249069A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5707504A (en) * 1995-01-19 1998-01-13 Nippondenso Co., Ltd. Oxygen concentration detector
US5762771A (en) * 1996-02-06 1998-06-09 Denso Corporation Air-fuel ratio sensor
US6214186B1 (en) 1998-07-13 2001-04-10 Denso Corporation Gas sensor having improved structure for installation of protective cover
ES2541081A1 (es) * 2015-04-07 2015-07-15 Francisco Albero S.A.U. Sensor de gas de combustión de diésel
WO2016009929A1 (ja) * 2014-07-17 2016-01-21 株式会社デンソー ガスセンサ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5707504A (en) * 1995-01-19 1998-01-13 Nippondenso Co., Ltd. Oxygen concentration detector
US5762771A (en) * 1996-02-06 1998-06-09 Denso Corporation Air-fuel ratio sensor
US6214186B1 (en) 1998-07-13 2001-04-10 Denso Corporation Gas sensor having improved structure for installation of protective cover
EP0974836A3 (en) * 1998-07-13 2004-12-22 Denso Corporation Gas sensor having improved structure for installation of protective cover
WO2016009929A1 (ja) * 2014-07-17 2016-01-21 株式会社デンソー ガスセンサ
JP2016023985A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社デンソー ガスセンサ
US10429339B2 (en) 2014-07-17 2019-10-01 Denso Corporation Gas sensor
ES2541081A1 (es) * 2015-04-07 2015-07-15 Francisco Albero S.A.U. Sensor de gas de combustión de diésel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3629786B2 (ja) 酸素濃度検出器
US6279376B1 (en) Gas sensor for vehicle engine having a double-pipe cover
US7810375B2 (en) Sensor
US7053425B2 (en) Gas sensor device
JP4170391B2 (ja) ガスセンサ
JP6276662B2 (ja) ガスセンサ
US6726819B2 (en) Gas sensor
JP5993782B2 (ja) ガスセンサ
JP4124135B2 (ja) ガスセンサ
JP4030351B2 (ja) ガスセンサ
JP2004245828A (ja) ガスセンサ
US20060032744A1 (en) Lambda probe
US6206377B1 (en) Seal arrangement for a sensing element of a gas sensor
JPH05249069A (ja) 酸素センサ
US7927475B2 (en) Gas sensor
US6202469B1 (en) Gas concentration detecting device
JP4565760B2 (ja) 通気構造を有するセンサ
JP3424433B2 (ja) 酸素センサの二重プロテクタ構造
US5615551A (en) Fuel control system
JP3932881B2 (ja) ガスセンサ
JP3769357B2 (ja) 車両用排気装置
EP3078966B1 (en) Diesel exhaust gas sensor
JP4355622B2 (ja) ガスセンサ
JP5767271B2 (ja) ガスセンサ
JP2003113727A (ja) 排気ガスセンサのプロテクタ構造